2008年10月29日
【関連記事】
by 徒然フットボール
リーグ「秋春シーズン構想」本格検討については、ここで書いてますが、こちらでは、高橋尚子の引退について。
女子マラソンの高橋尚子が現役引退を発表した。東京、大阪、名古屋の国内3大マラソンを走破するという計画もあったようだが、常にベストを出せるまでの高い維持には至らず、このたび、引退となった。果たして、彼女の引退が遅いか早いか。ビジネスで言えば遅いかもしれないが、アスリートとしては、妥当かもしれない。ひとまず、「お疲れさま」というところであろう。
昨今、女子ゴルフや女子フィギュアなど、若い女性アスリートがクローズアップされているが、金メダリスト・高橋尚子を語る場合、もう一人の女性アスリートが思い浮かぶ。女子柔道の谷亮子(旧姓:田村亮子)である。高橋尚子と谷亮子の二人ほどメダリストとして脚光の浴び、明暗を分けたアスリートはいないだろう。両者は共にシドニーで金メダルを取り、大会を終えた直後に国民栄誉賞の話が出た。まっさきに高橋尚子と谷亮子が候補に挙がった。結果は高橋尚子が国民栄誉賞を受賞し、谷には茶を濁すような総理大臣賞が贈られた。
国民栄誉賞は、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった方に対して、その栄誉を讃えることを目的とする」として福田赳夫内閣時代の1977年8月に創設された。歴代の受賞者を見ると、千代の富士、衣笠祥雄、王貞治、美空ひばり、長谷川町子、黒澤明と、蒼々たる顔ぶれである。それでも、なお、長島茂男、手塚治(手塚治虫)、藤子・F・不二雄、イチローは受賞していない。
国民栄誉賞は、授賞基準が曖昧だと指摘されることが多いが、こうしてみると、ひとつの傾向がある。すくなくとも、その道一本で最低で20年、平均で30年~40年、長いと50年~60年と、その世界で第一線(王者)を張ってきた者が受賞の対象となっている。高橋尚子の国民栄誉賞受賞については、そういう意味で、いまだに受賞は適当でなかったと考える。彼女は受賞時において、(陸上暦そのものは長いものの)第一線(王者)での活躍は、5年にも満たない。受賞年齢も28歳で、柔道の山下泰裕(27歳)に次ぐ二番目の若さで、女性としては最年少受賞である。
もちろん、陸上競技での初の金メダルという快挙とタイムリーで、安易に受賞者を出してしまった内閣側のミスであることは明白だが、受けてしまう高橋にも、思慮が足りなかったのではないか。少なくとも、小出監督が傍にいながら、まるで誕生日プレゼントを貰うように軽々と受け取ってしまった高橋の行動はすこし軽率だったといわざるを得ない。(おそらく、彼女自体はなにも深く、重く考えていないかもしれないが)。競技引退後ならまだしも、現役で脂の乗った時期に、功労賞のような賞を受けるのは、マイナスにはなってもプラスにはならない。生存中での受賞は衣笠祥雄が最初だが、受賞者15人のうち9人は没後の受賞である。古関裕而などは、(没後に)授与が内定していたが、親族が辞退をしている。
国民栄誉賞を受けてしまった高橋尚子に、あまり良い未来はないと思った。スポンサー獲得やビジネスという観点からは成功してるかもしれない。惜しまれながら、早期引退すれば、その後の第二の人生は順調だったであろう。しかし、その後、続けた競技生活では、ベルリンで世界新記録をたたき出した以外は、さして良い結果に恵まれていない。アテネ五輪、北京五輪は出場さえ逃した。もはや、国内レースで優勝しても、当たり前と見られてしまう彼女にとって、国民栄誉賞は(感謝はすれ)目に見えない重い十字架になったのかもしれない。
おそらく、国民栄誉賞が谷亮子であったら、何も問題なかったのではないだろうか。彼女は物心付く前から柔道の道に入り、ずっと負け知らずで第一線(王者)で闘ってきた。幼少期からマスメディアやプレッシャーに晒されてきた分、メディアの対応は日常生活レベルにあり、メンタルも強い。アトランタ、バルセロナでは本命視されながらいずれも決勝では、思わぬ伏兵に敗れ、惜しくも銀メダルに終わったが、生後から2000年までの戦跡で負けたのはその2度のみ。五輪はこれまでで銀、銀、金、金、銅とメダルを順調に獲得している。おそらく、国民栄誉賞が谷亮子であれば、高橋尚子の命運もすこしは変わっていたのではないだろうか。内閣の掛けたボタンが微妙に違っただけで、一人の選手の潮流が大きく変わったのかもしれない。
そもそも金メダリストに国民栄誉賞というレール自体がおかしい。すでに、アテネオリンピックでは大会前より内閣府において金メダリストには紫綬褒章を与えるという方針が既に決められており、どのような形であれ国民栄誉賞は与えないという方針が決められていたようだが、その方針は今後も貫いた方がいいだろう。いちいち、金メダルを取った者に国民栄誉賞を与えていたら、清水、北島、荒川にも与えなければおかしくなる。(清水、荒川は競技初となる金メダルで、北島は二大会連続金2枚獲得)。
また授賞については創設当初から「支持率低迷に悩む、時の内閣の人気取りの道具ではないか」との批判がなされていた。美空ひばりなど没後追贈者が多いことについても「なぜ生きているうちに授与しないのか」との批判は多い。そういう意味では、内閣側の受賞選定は、賭けに近い。高橋尚子の場合は、アテネ五輪で金を取っていれば、何も問題なかったが、完全に目論見ハズレだったといえよう。そして、その内閣(森内閣)はもう今は存在しないのである。さらに性質の悪いことに、マスメディアは「彼女は国民栄誉賞だから」という論調で祭りたて、完全な悪循環を生んでいる。
いずれにしても、国民栄誉賞は、商売道具としては便利だが、アスリートとしては、かならずしもありがたいものではない。イチローが、これまで国民栄誉賞を拒み続けているのも、そういったニュアンス、(満足から来る)モチベーション維持の難しさを物語っているのかもしれない。
posted by FOOTBALL NOTES |12:03 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月28日
【関連記事】
by 徒然フットボール
サッカー日本代表・カタール戦の懸念材料は、ここで書いてますが、こちらでは、WBCの原監督就任について。
WBCも、前回は優勝したからというのもあり、今回のWBC監督問題も、その部分で注目が行ってるのは否定できない。また、目標も、北京五輪の敗退によるリベンジなのか、連覇なのかも曖昧だ。そんな中、監督で問題になっている段階でアウトであろう。もちろん、やってみないとわからないが、大会の結果は見えているといえよう。本来、大会ごとに監督が変わるのではなく、ずっと代表監督が数年、固定されて一本化してるのがベストだが、野球の国際大会がサッカーほどワールドワイドに統一されているわけではないので、難しい部分はある。
とりあえず、国民も、心からWBC優勝を願っているという気運ではない。北京五輪は金メダルのアドバルーンがあったため、国民総期待となったが、今回のWBCは、いや、前回もそうだったが、良い結果になるなら、それに越したことは無いという程度の印象だ。特に、前回は、韓国に2連敗してしまったという屈辱感が、あの優勝を引き立てた部分も否定できない。まだ、産声を上げたばかりの野球版ワールドカップでしかなく、サッカーでもウルグアイがワールドカップで優勝したことがあるのも、大会の創世記だったいう部分であったのがある。もちろん、日本もそうならないとは限らない。
さて、今回のWBCの原監督就任は、フレッシュ感では良いかもしれないが、本気度で言えば、(前回もそうだったが)どこか100%とは言い切れない。なにより、本人がやりたいとうものではなく、上からの命令に従っているのが、日本らしいといえば日本らしい。現場における原さんの采配については、なにも言うまい。期待しなければいいだけだ。だが、好きなだけオールスターを集められる日本代表監督も、すでに巨人において巨大戦力慣れしているという点では、(その部分においてのみ)原さんは合致しているかもしれない。これだけの選手を集めたのだからという「奢り」は無いはず。
posted by FOOTBALL NOTES |11:35 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月27日
【関連記事】
by 徒然フットボール
J・LEAGUE★31節は、ここで書いてますが、こちらでは、日本シリーズの巨人優勝について。
これまで、セリーグは巨人で鉄板と書いてきた。ついでに…というわけではないが、日本シリーズも巨人で鉄板と書いておこう。しかも、緒戦を巨人が取ったら、そのまま4連勝で完全優勝する。西武相手には2002年から8連勝ということになる。
シーズンにおいて、巨人は開幕でコケて、最後、大逆転優勝という形にはなったが、最近のプロ野球球団を見ても、今の巨人ほど強いと思うチームは見当たらない。それこそ、石毛、清原、秋山、デストラーデ、辻、工藤、渡辺のいた西武黄金時代くらいまで遡らないと、記憶にない。もちろん、(チーム力で)あの西武には及ばないかもしれないが、今の巨人は、弱い相手に滅法強いだけでなく、一昔前の野球漫画のように強い。
最近では、地味でも投手力を背景に、地味な繋ぎでそつなく単打で勝つのが主流である。多少のミスがあっても、打棒で相手をねじ伏せてしまうチームは(86年阪神以外)少ない傾向にあった。それだけに、今の巨人は際立つ。常識やセオリーが通用せず、とにかく、投手が好投しない限り、巨人相手の3点、4点リードは、決してセーフティリードではなく、逆に、地味に勝負してくるチームには「やってられない」感を植えつけてしまう。
また、犠牲フライやタイムリーより、ホームランで決まるような馬鹿試合など、長いシーズンではあまり意味は無いのだが、日本シリーズのような短期決戦となると、話は別になる。CSでも中日のチェンはたった一球の失投に沈んだが、膠着した試合になれば、そういった一発という意味で、西武の投手陣は失投は許されない。(そのプレッシャーが、微妙に失投を誘う。)
おそらく、巨人にメンタルでなにか事故でも起きない限り、巨人の優勝に狂いは無い。西武が付け込むとしたら、巨人に気持ちよく試合させないことに尽きる。勢い、リズム、チームの空気で勝敗を分ける勝負に持ち込むしかないだろう。そういう意味でいえば、日本シリーズ7戦をすべてひっくるめて一試合なのかもしれない。
posted by FOOTBALL NOTES |11:37 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月25日
【関連記事】
by 徒然フットボール
2010年ワールドカップ・南アフリカ大会・アフリカ最終予選・組み合わせは、ここで書いてますが、こちらでは、巨人優勝の出来レースに抵抗することについて。
9月からセリーグは巨人の鉄板と書いてきたが、本当にそうなってもあまり面白くは無い。シーズン終盤に阪神が併走して粘ったように、現在、行われているクライマックスシリーズも、(どうせやっているのであれば)もうすこしもつれて欲しいというのもある。しかし、長期シーズン、短期決戦の両仕様になっている巨人に勝つというのは、至難の業であり、あれで主力の阿部がいないのだから、恐れいる。
とりあえず、ここまでの中日の1勝1敗1分はまずまずだし、3タテ喰らわないだけ、悪くないのかもしれない。とはいえ、巨人優勝の出来レースに強い抵抗をすればするほど、巨人の巨大戦力が批判の矢面には立たず、むしろ、頼れる補強ということになる。中日にも横浜、近鉄、西武の元クリーンナップがいるが、(松井退団後の)巨人の元クリーンアップ(ヤクルト、日本ハム、ロッテ、オリックス、近鉄、ソフトバンク *退団含む)に比べれば、その差は一目瞭然である。
さて、クライマックスシリーズだが、中日は緒戦となる2戦目をせっかく獲ったにもかかわらず、3戦目で大敗してしまい、あれで事実上、終焉した。相手がリズムに乗れていないうちにあれよあれよと勝つのが中日のしたたかさである。結果的に二桁安打で巨人を乗せてしまった。中日としては、ゲームをロースコアか接戦に持ち込み、ベンチの采配で差をつけたいところだが、いかんせん、ホームラン主体の乱打戦になると、分は良くない。加えて、3戦目のような大味な馬鹿試合になると、ベンチの采配はあまり関係なくなる。それでなくても、巨人の戦力ならば、逆に、ベンチは、特になにもしなくてもいいくらいで、投手交代起用さえ間違わなければ、磐石である。
だが、シーズンで10ゲーム以上離されていた中日が巨人に変わって日本シリーズに出場するというのも、どこか腑に落ちないというか、割り切れない部分はある。さすがに、ここは出来レースでいかないと、趨勢も納得しないか。順当に、日本シリーズが巨人対西武になっても、クライマックスシリーズに、さらなる改善(1位、2位にゲーム差ごとの勝利を与えるなど)が必要なのは言うまでもない。このあたりは釘を刺しておきたい。
巨人としては、残り3戦を1勝2敗でいいのだが、おそらく、明日か、早ければ今夜にも決めてしまうだろう。日本シリーズを見据えれば、最終戦まで行って、試合数をこなし、短期決戦のリズムに慣らしておくのも手ではあるのだが、(すでにシーズン開幕で投手温存したように)そこまで失敗できる余裕は無い。
posted by FOOTBALL NOTES |11:50 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月24日
【関連記事】
by 徒然フットボール
<雑評> UEFAチャンピオンズリーグ 第3節は、ここで書いてますが、こちらでは、WBC監督の人選について短く。
すったもんだしているWBC監督の人選だが、どうすれば、WBCで連覇が出来るかという視点が欠落していて、逆に、どういった人が監督だと、世間的に不評も無く妥当かに重きが行われているようだ。それならば、どんな名監督を据えようが、連覇は難しいといえよう。
何事も人選は大事である。監督で言えば、(プロ、アマの違いこそあれ))かって能代工業バスケット部の初代監督・加藤廣志が、後任に元教え子の加藤三彦を選んだのが好例だ。選んだ基準は、いたってシンプルで、「勝てる監督」であること。もっといえば、「いかに勝ちにこだわる」かであった。
そんな意味で言うと、WBCの場合、すでにスタートでコケているといってもいい。サッカー日本代表監督なら、やりたい人は引き手数多であろうが、野球の場合は、(層と歴史が長い分)どうしてもリーグ重視になり、成り手は積極的ではない。むしろ、ババ抜きというか、罰ゲームのような様相でもある。とにかく、今回のWBC監督選任は、とてもではないが、やりたくない仕事の押し付け合戦に見えて仕方が無い。
イチローの発した「とても本気で最強チームを作ろうとしていない」というメッセージは、代表監督が、現役監督か現場から離れているかではなく、日本野球界に対して、「本気で勝ちに行こうとしてるのですか?」とシンプルに問うものである。星野氏とか日本シリーズ制覇した監督とか、そういうことではない。むしろ、甲乙つけがたい監督候補がすでに2、3人いて、誰にしようか決められないくらいに悩んでいるくらいが普通なのだが。
これでは、総裁選や選挙と変わらない。
posted by FOOTBALL NOTES |12:00 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(1)
2008年10月22日
【関連記事】
by 徒然フットボール
AFCチャンピオンズリーグ 準決勝・「浦レッズ和対ガンバ大阪」の展望> は、ここで書いてますが、こちらでは、クライマックスシリーズをWBC監督決定に見立てて。
本日の水曜日は、スポーツで賑わいそうだ。日本勢クラブ同士のAFCチャンピオンズリーグ 準決勝が行われ、欧州でも本家チャンピオンズリーグをやっている。そして、セパ双方のクライマックスシリーズが行われる。フットボール、野球の2大スポーツが、他のマイナースポーツと同じテーブルに置かれている昨今、やはり、主力の戻りは欲しいところである。特に、AFCチャンピオンズリーグ 準決勝は、延長PKになれば、見ごたえある試合になるのは言うまでもない。
さて、ほぼ巨人のCS優勝で決まっているセリーグだが、ひとつ、注目の要素がある。来年行われるWBCの代表監督に落合か原監督の推挙がなされているようだ。今のところ、短期決戦の戦い方としては、落合監督が候補の一人として筆頭であろう。二度の日本シリーズ失敗、それから学んだものは大きく、去年、ついに日本シリーズを制した。とりあえず、戦力で巨人に劣る中日が、勝てないまでも、どこまで巨人を苦しめるかに注目が行く。
本来、短期決戦と長期シーズンは別物だが、今回の巨人の戦力は、長期シーズン、短期シーズン双方の仕様であり、一発のホームランでロースコアの試合を決めることも出来る。よって、監督の手腕はあまり関係ない。むしろ、オフに十分な補強をした読売フロントを評価すべきだろう。逆に、中日は、全体的に爆発力がなく、コツコツ型で、どちらかといえば、長期シーズン向きのチームである。阪神とあまり変わらない。そんなチーム仕様で、短期決戦に勝てば、それは、監督の手腕となる。すでに、クライマックスシリーズの(阪神との)第一ステージは、準備の良し悪しと監督の短期決戦の采配が大きく結果を分けた。(もちろん、選手の貢献もある。)
もし、クライマックスシリーズで巨人が3タテ快勝しても、落合監督の評価は変えるべきではない。巨人など、監督が誰でも、いや、むしろ、あの巨大戦力でシーズンをぶっちぎりできず、一時、首位から13ゲームも離され、逆転優勝をしなければならなかったのは、監督として、疑問視すべきかもしれない。特に、あの開幕投手のローテーションの温存は、監督としては甘い見方でしかなく、いただけない。
巨人ファン、中日ファン以外は、クライマックスシリーズに興味はないだろうが、WBCの代表監督としての評価試合として見るといいかもしれない。これまで、こちらで巨人鉄板とさんざん書いてきたが、中日の健闘度合いを見るクライマックスシリーズになるだろう。また、極論だが、日本を中日、キューバを巨人とした「日本対キューバ」と見立ててもいいかもしれない。
posted by FOOTBALL NOTES |11:27 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月21日
【関連記事】
by 徒然フットボール
2010年ワールドカップ・南アフリカ大会・欧州最終予選は、ここで書いてますが、こちらでは、リーグ3位同士の日本シリーズ実現の可能性について。
ここでも書いてきたが、予想通り、阪神はCSの第一ステージで敗退した。(すこしだけ期待した)岡田監督辞任もさしたる起爆剤にはならず、せめて通算連敗中だったCSで1勝したのが救いか。中日戦も、最後、(余裕さえあれば)ウッズは歩かせてもいいくらいでよかったが、投手の性か、カウント・ツースリーで気持ちが乗っかってしまった。それ以前に、(一安打零封していた)岩田を代えてしまい、(あの交代自体は間違いではないが)中日はラッキーと思ったであろう。阪神は、自分を貫くか、相手の嫌がることをするかだったが、前者で打って出て、結果、玉砕した。余所行きの戦いで負けるよりは、スッキリした負け方かもしれない。
さて、中日の勝ち上がりで雲行きがすこし違ってくるのが、巨人である。今も巨人の鉄板に変更は無いが、巨人としては、中日より阪神の方がよかったであろう。巨人は中日相手に、接戦ではなく、乱打戦、大味な試合展開にしないと、苦しむであろう。かたや、中日は、巨人戦で山本の先発が予想され、すでに川上、チェン、吉見と阪神戦で先発ローテをまわしており、特に阪神との3戦目で短期決戦特有の緊迫感を経験して、巨人戦を迎えられる。中日のすべきことは、緒戦をきっちり獲って勝敗をタイにして、あとは、つまらないミスやエラーをなくすことくらいか。逆に、巨人が緒戦を取ったら、そのまま巨人が4連勝してもおかしくはない。すべては緒戦にかかってくるであろう。
いずれにしても、セパ共に第二ステージは、リーグ1位対3位の戦いになっている。こうなると、ひとつの可能性として、3位同士の日本シリーズ実現もなきにしもあらずである。しかも、去年と同じ組み合わせばかりか、3年連続中日対日本ハムというのも、可能性はゼロではない。
もし、巨人が日本シリーズに出られなかったら…。そして、リーグ4位になっていたかもしれない中日が日本シリーズに出られるようになると、シーズンはまるで意味の無いものに感じられる人は少なくないのではないだろうか。シーズン優勝チームに1勝を与えるという対応だけでは、あまりにも単純すぎて、たとえ、西武、巨人が日本シリーズに出られたとしても、仔細な改善は必須のようだ。
今後の改善策としては、こちらにも書いてきたが、まず、1位、2位のゲーム差で、勝敗のアドバンテージを決め、一定の大差が出来たら、クライマックスシリーズをなくす。これは2位、3位も該当させる。(たとえば、3ゲーム、5ゲームごとに1勝のアドバンテージを課すなどして、順位決定後の調整試合を防止させる)。あくまで試案に過ぎないが、6球団しかない特殊上、さらなる1位、2位の上位陣に優遇措置は必要であろう。
シーズンで白黒決着をさせている以上、(当該ファン以外)誰も、下克上を楽しみにしているわけではない。あくまでプレーオフの発端は、パリーグの人気回復、プロ野球人気減速の抑止のためである。セ・パともに(10球団とか)球団数が多ければ、クライマックスシリーズもそれなりに意味を成すが、現在の6球団というのは、かなり無理がある。もっと、本質を見たほうがいいかもしれない。
posted by FOOTBALL NOTES |11:46 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月20日
【関連記事】
by 徒然フットボール
J・LEAGUE★第29節 <最後まで混戦>は、ここで書いてますが、こちらでは、WBC監督に就任するかもしれない星野監督について。
わたしは、たとえ、北京で日本が金メダルを獲っていたとしても、(短期決戦における)星野監督の評価は変わらない。基本的に、氏は短期決戦は上手ではない。すでに、中日監督時代、日本シリーズで郭や関川と心中したり、阪神監督時代にも、(ランナーにモーション盗まれて走られまくった)伊良部を再登板させたり、ブレーキの広沢を使ったりと、どちらかというと、人を信じ、座して死す的な、いわゆる典型的な大和侍である。おまけに、北京五輪では、7月に入院していた新井をモチベーションだけで強行召集し、結果的に阪神をはじめ、中日、ソフトバンクにダメージを与えた。(まあ、これも代表招集と割り切れば仕方は無い)
(国際舞台での短期決戦において)星野監督を評価しない点は、以下。
・短期決戦の成功経験が少ない。
国内の長期シーズンの戦い方しか知らない。短期決戦のノウハウが蓄積されてない。
・ミスした選手を再起用する。
長期的な人材育成としては良い選択だが、ワンマッチでは有効ではない。むしろ、実績ある選手には無効。
・地味な作戦を取らない。
つまるところ、(韓国のような)走る高校野球をしない。タイムリー待ちのプロ野球しかしない。
・選手の人選において、すっぱり断念することが出来ない。
モチベーションを大事にするのは否定しないが、選手の強行召集をする。
星野氏の人柄は嫌いではない。だが、もし、WBCで星野監督が誕生したら、本当に最悪の何物でもない。WBCをリベンジの舞台に設定したら、連覇という本筋を見失うも同然であろう。おそらく、要請があっても、就任しないとは思うが、仮に、星野監督でWBCを獲っても、それは氏の手腕ではなく、選手の力量という見方になるしかない。事実、前回WBCで日本を率いた王監督も、韓国に2敗し、代表監督としては求心力だけだったのも忘れてはならないし、結果的に日本は第一回大会を優勝したが、(アメリカ有利な)レギュレーションに助けられただけでしかない。現状、今のプロ野球界で向いているのは、(完全試合をしている投手を代えられる)落合監督くらいだろう。
posted by FOOTBALL NOTES |11:39 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(2)
2008年10月18日
【関連記事】
by 徒然フットボール
サッカー日本代表監督マラドーナ? は、ここで書いてますが、こちらでは、サッカーと野球の岡田監督について。
しかし、同じ年に二人の岡田監督が辞任する可能性はなくはない。すでに、阪神の岡田監督は辞任を表明し、すでに監督後任には、真弓氏で決まっている。かたや、サッカー日本代表の岡田監督も、(負けてはいけない試合で)ひとつでも負けたら辞任という腹積もりでやっているようだ。次のアウェイ・カタール戦に負ければ、予選グループでプレーオフ圏の3位に後退してしまう。代表監督としての精神的重圧を考えれば、辞任するのではないかと見ている。ちなみに、日本サッカー協会会長は予選期間中の更迭はないと牽制しているように、こちらは後任監督で、まったく候補が居ない。
さて、野球の岡田監督は、最後の戦いが今夜から始まる。あと、何試合出来るかは、阪神の選手の奮起次第であろう。今の阪神に巨人に勝てる要素はまるでない。前から書いているように、CSも巨人で鉄板だが、ひとつ、勝算があるとしたら、それは(辞任効果による)勢いを作った時しかない。中日に連勝し、巨人とのCS緒戦を制すれば、そのまま波に乗れる。もちろん、これは(連勝した場合の)中日にも言えることだ。
よって、(2勝1敗でもいいが)第一ステージを2連勝して、巨人とのCS緒戦を取れるかどうか、ほぼ直近の3、4試合で、CSは決まる。巨人に分がよく、CSなどの短期決戦を心得ている中日の方が、巨人を破る可能性はあるであろう。だが、試合巧者や勢いではなく、本当に強いかどうかが勝敗のポイントに現れるようだと、巨人で間違いない。逆に巨人がCS優勝を逃すと。13ゲーム差から逆転優勝した意味が無くなる。せめて、もつれるような展開を期待したいところだが、おそらく、あっさり巨人に決まってしまうであろう。ほぼ巨人の鉄板、出来レースと言っていい。
posted by FOOTBALL NOTES |12:32 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月13日
【関連記事】
by 徒然フットボール
U-16サッカー日本代表のU-17W杯出場決定 は、ここで書いてますが、こちらでは、阪神の起爆剤スイッチについて。
岡田監督が辞任した。サッカー日本代表監督の方ではない。阪神の方だ。CSを前に、この辞任劇は、サプライズかもしれない。すでに球団は、夏場に来季続投を要請していて、続投は規定路線だった。過去五年の采配期間で80勝3回(うち優勝一回)は、他球団の監督の実績を見ても、随一である。
最後の最後にジョーカーを切った阪神だが、これで潮目が変わるかは、阪神の選手の気持ち、モチベーション次第だろう。たしかに、いまの空気の悪さのままでは、CSで、巨人はおろか中日にすら勝てないだろう。これで、阪神の選手は奮起しなかったら、男じゃない。特に、岡田監督に重用された今岡、鳥谷、関本、藤川などは…。すくなくとも、中日とのCSで2連敗をしたら、それこそ、本当の敗者である。せめて3戦目まで行かなければ。とはいえ、内向的な選手の多い阪神には、無理な注文か。
史上最悪のV逸をした阪神タイガースも、調子云々でなく、気持ちひとつでしかない。まさに、容(勝ちパターン)もなく、気持ちと集中力だけで戦う浦和レッズと変わりは無い。おそらく、気持ちさえ前向きになれば、まだ、そこそこ戦えるかもしれない。今の阪神に必要なのは、繋ぐ野球以上に、高校野球のような集中力と気迫だ。もちろん、阪神は短期決戦が下手糞であるのは承知だが、シーズン最終戦に中日に勝ったのは、意外と大きいかもしれない。実力はさておき、中日との相性は悪くない。
もちろん、セリーグの優勝、日本シリーズ出場は巨人で決まりと何度も書いてきたし、今も、それに変更は無い。阪神は、実力で巨人に勝てない以上、勢いや流れを作るしかない。もちろん、中日にもそれはいえる。まさか、パ・リーグ、セ・リーグの2位同士、3位同士という史上稀な日本シリーズの誕生も、可能性としてはゼロではないが、そうなると、また、ひそかに面白いかなとは思わないでもない。
posted by FOOTBALL NOTES |11:51 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月12日
【関連記事】
by 徒然フットボール
マスメディアの使う「タイムリー欠乏症」、「決定力不足」という言葉は、ここで書いてますが、こちらでは、今年の巨人優勝の上手さについて。
小久保、ローズはすでに巨人を退団しているが、豊田、小笠原、イ・スンヨプに加え、今季の巨人はヤクルトの4番とエース、横浜のリリーフエースを加え、まさに磐石の布陣。本来なら、あの戦力を要する巨人がペナントレースをぶっちぎって、夏場過ぎには優勝を決めてもおかしくは無かった。そして、消化試合の秋には、あの巨大補強した戦力を皮肉られていたところだが、今季の巨人は開幕スタートに躓き、わざわざハンディを抱え、他球団にチャンスを与えるような展開になった。サッカーで言えば、去年のプレミアリーグで優勝候補のマンチェスター・ユナイテッドが開幕で躓き、(アンリが抜けて評価を下げた)アーセナルが開幕ダッシュに成功して首位快走した展開に似ている。
もし、これが巨人の計算だったら、政治的にも、将来的にも、かなりの策士ということになる。下振れしてから、大逆転優勝することで、あの巨大戦力への皮肉は包み隠され、むしろ、賞賛されてしまう。
生え抜きで正真正銘の4番松井が抜けてからの巨人は、4番探しに躍起である。ソフトバンクの4番(小久保)、近鉄の実質4番(ローズ)、日本ハム4番(小笠原)、ロッテの実質4番(イ・スンヨプ)、ヤクルト4番(ラミレス、ペタジーニ)と、他球団の4番がこぞって入団している。中日の和田、ウッズ、中村、阪神の金本、新井も、他球団のクリーンナップの選手だったが、巨人の場合は、度が過ぎている。今居る小笠原、イ・スンヨプ、ラミレスなど、年棒がネックなだけで、どこのチームでも(調子さえよければ)クリーンアップを打てるであろう。
巨人は、あれで優勝できなかったら、言い訳が立たないばかりか、世間から笑われてもおかしくはない。また、やらなくても、結果はわかっているようなシーズンほど(当該ファン以外)面白みのないものは無い。そこで、そうなせなかった他球団の奮闘や努力はすばらしいのだが、逆に、そういった当たり前の抵抗が巨人をアシストしていることにもなっている皮肉さを、今季は露呈してしまった。
前述したように、巨人の独走ぶっちぎり優勝になっていたら、おそらく、今回のような10月まで白熱した展開は望むべくも無かったし、むしろ、世論は巨人独走に興ざめしていたかもしれない。今回、歴史的な逆転優勝になったことで、来季、巨人がさらなる補強に動いたとしても、趨勢は何も言わないだろう。もちろん、巨大補強すれば必ず勝てるというわけではないというのを巨人自ら前半戦に見せた以上、オフに巨人が選手を(大枚はたいて)取り捲ったとしても、批判の出にくい下地を作ったとも言い換えられる。実は、巨人は、今オフの戦いも、すでに制しているのである。
posted by FOOTBALL NOTES |12:16 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月09日
【関連記事】
by 徒然フットボール
サッカーの国別ランキングは、ここで書いてますが、こちらでは、昨日の巨人・阪神戦について。ちなみに、野球の国別ランキングは日本が1位のようだ。サッカーは何位?
再確認ではないが、やはり、昨日の阪神巨人の試合は、正真正銘の天王山ではなく、消化試合だった。スコア以上に現時点での両者には力差があり、おそらく、何度やっても結果は同じであろう。すでにセ・リーグにおける勝負付けは済んでおり、巨人優勝で決まっていると、前々からこちらで書いていたが、それでも、クライマックスシリーズがなかったら、と思わないでもない。もし、これがクライマックスシリーズのない優勝を決める試合だったら、ワンマッチの緊迫感はもっと深かったではないか。とはいえ、、ワンサイドになる予想に反して、まずまずの好ゲームになった。これは阪神の地力なのかもしれない。すくなからず日本シリーズのような緊迫感があり、シーズンの、しかも10月にこういった試合が見られるのは、珍しい。
阪神は、残り3試合消化した後、クライマックスシリーズに入るが、それを待たずして、ほぼ昨日で事実上の終焉といえよう。おそらく、中日との相性の良さという材料はあるが、今の阪神は、まだ大底から抜け出しておらず、去年のJリーグの浦和のようなぼろぼろの痛い空気、疲労感を漂わせている。本質を見ても、前半の貯金を食い尽くした段階で、すでにガソリンはない。日程もきつく、ここまで緊張した試合を強いられたことは、決してプラスにはならない。もうすこし、決着が早く済んでいれば、主力を休めたり出来たが、もはや手遅れ。おそらく、クライマックスシリーズはあえなく敗れ、中日に挑戦権を譲ってしまう可能性は大きい。仮に、中日に勝ったとしても、(わずかな休みのある)巨人には、(甲子園3タテ含む)7連敗中の黒星を伸ばすことになるだろう。
昨日の記事にも書いたが、クライマックスシリーズの鍵は中日である。クライマックスシリーズがあってよかったと痛切に思っているのは、間違いなく中日で、すでに頭の中は切り替えられている。逆に、阪神は、クライマックスシリーズがあってよかったとは心底思えず、セ・リーグ優勝できたかもしれない未練たらたらでクライマックスシリーズへ臨むことになるだろう。おまけに甲子園は使えず、怪我人が多く、伸び白が無いとない。
かなり前にも書いたが、この阪神の優勝の逃し方は(鹿島の9連勝、巨人の12連勝含め)、去年のJリーグの浦和と被る。いや、それ以上かな。
とりあえず、クライマックスシリーズも巨人の鉄板で間違いないが、唯一、巨人の懸念材料があるとすれば、相手が阪神ではなく、中日になるということである。特に、中日が阪神に2連勝してきた場合、クライマックスシリーズ緒戦で流れが決まるかもしれない。勢いで決まる場合、1位チームの1勝のアドバンテージはあまり効果は無い。
posted by FOOTBALL NOTES |11:59 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月08日
【関連記事】
by 徒然フットボール
<展望> AFCチャンピオンズリーグ 準決勝1stレグ は、ここで書いてますが、こちらでは、巨人の敵について。
どのスポーツ・ジャンル問わず、内容度外視で勝たなければならないキモの試合は、シーズン年間で数試合しかないのだが、今夜の巨人阪神戦は、そういう試合である。
巨人阪神の天王山といわれるが、すでに両者の勝負付けは済んでおり、ゲーム内容も天王山に相応しくなるかはわからない。往々にして、こういう期待値の高い試合はワンサイドなゲームに傾きやすく、投手戦のロースコアにならないかぎり、巨人の圧勝が濃厚といえよう。おそらく、早い段階で、おそくとも3回、4回までには勝負はつくのではないだろうか。逆に早い段階で勝負がつかないと、阪神にも芽は出てくる。まさかの引き分けも想定しないが、そうなったら、ゲームは面白いということになる。そもそも、ここまで巨人と阪神が80勝以上して併走していること自体、かなり珍しいケースといえよう。クライマックスシリーズがなければ、それこそ、シビれる展開のはずだが、個人的には、最後まで併走していただきたい。とはいえ、今夜で差は出てしまう。
そんな中、虎視眈々と日本シリーズ出場を狙う中日がいる。すでに中日は主力は休ませ、残りの消火試合を使って、準備を進めている。10月からの日程も、巨人、阪神より有利である。阪神と戦う12日は、ほぼクライマックスシリーズの陣容で、阪神に立ち向かうはずである。よって、ここで中日が阪神に勝つと、そのまま勢い良くなだれ込んでくるかもしれない。短期決戦は、調子と勢いとリズムと運が重要であり、強い弱い、勝ちパターンがあるかないかは、あまり重要ではない。
昨日の記事と重複している点もあるが、いままで、セ・パのクライマックスシリーズで3位チームは、すべて敗退している。しかも、最初のステージ敗退である。このままずっと3位チームがおまけ程度の参加になるのか、それとも…。果たして、ここらへんで、すこし気の早い歴史が変わるのか。とはいえ、今のセ・リーグの異常な状況からすると、可能性はゼロではない。そもそも中日は、したたかさのあるチームである。おそらく、短期決戦のベンチワークは、巨人、阪神より上であろう。中日がクライマックスシリーズ緒戦に快勝すれば、去年の経験に加え、準備万端なだけに、そのまま勢いに乗れる可能性はある。
ともかく、日本シリーズへ向けての、セ・リーグの代表は巨人で決まっているが、もし、波乱があるとしたら、そういった見えない流れの歪から生まれてくるのかもしれない。巨人としても、相性の良くない中日とはやりたくないだろう。
posted by FOOTBALL NOTES |12:24 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月07日
【関連記事】
by 徒然フットボール
サッカー日本代表GKについては、ここで書いてますが、こちらでは、セ・リーグが同率優勝の可能性について短く。
8日の巨人阪神戦は、ある意味、強い弱いではなく、心が折れるかどうかという試合でしかない。ここで勝てば、ノリノリに。負ければ、それまで繋げていた何かがぷっつりと切れる。とはいえ、それは阪神に該当する。巨人はここで負けても、どのみちクライマックスシリーズでは巨人で決まりである。ただ、あまりもたつくとリズムが悪くなる可能性もある。よって、8日は快勝が求められるだろう。
巨人と阪神のゲーム差から見ても、8日の巨人阪神戦で「差」が出来るのは確かだが、おそらく、巨人は5連勝するであろう。あとは、阪神がということになるが、阪神は、よくここまで踏ん張ったといえる。むしろ、並ばれてからずるずる行かなかった点は、評価できるし、来年に繋がる。本当に弱いチームなら、今頃は巨人と4、5ゲーム差つけられている。冷静に考えて、阪神があの戦力で巨人と互角の80勝以上した事実は特筆すべきである。出来すぎともいえるが。
セ・リーグが楽しめる展開は、それこそ、最後の最後まで巨人阪神が併走し、同率優勝という展開であろう。阪神が8日に勝てば、可能性としては、なくはない。
いずれにしても、その先のクライマックスシリーズは巨人で鉄板だが、ひとつ、違う可能性を上げるとすると、それは(新井というカードを使ってしまった)阪神ではなく、(主力を温存・再調整できる)中日という事になる。すでに中日は3位を確定し、主力を休め、実質、すでにクライマックスシリーズの準備に入った。漁夫の利を得るではないが、巨人と阪神の1位、2位の決着が先に延びれば伸び、疲弊すれなするほど、日程的な疲労の面も影響し、中日には好都合となる。クライマックスシリーズは仕切りなおしで、シーズンの成績は目安にしかならない。なにより、中日には、去年、クライマックスシリーズを勝ち抜いた経験があり、その部分では、一縷の可能性があるといえよう。
ただし、それでも今年のクライマックスシリーズは優勝チームに1勝が与えられ、普通にやれば、優勝チーム有利になるが、今年に限って言うと、チームの浮揚力がダントツで巨人にあり、どうあがいても、巨人の鉄板に疑いは無い。
posted by FOOTBALL NOTES |10:56 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(0)
2008年10月04日
【関連記事】
by 徒然フットボール
ヤングサッカー日本代表は、ここで書いてますが、こちらでは、セ・リーグについて。
セ・リーグは、白熱しているようで、実は、もう結果は出ていると前々から書いているが、ここまで引っ張られると、なかなか驚かされる。
もちろん、阪神の粘りには敬服する。ゴール寸前でガス欠状態なのは明らかだが、それでも、喰らいついている。普通であれば、あっさり抜かれ、あっという間に4.5ゲーム差がつき、最終的に2.5ゲーム、3.5ゲームとかで終了するものだが、残り7試合で首位が同じというのは、かなり驚異的といえる。今後、阪神の気持ちが切れるか切れないかにかかっているが、0.5ゲームでも離されたら、またたくまに差は広がるだろう。個人的には最終まで残ってもらいたいが、ささやかな願望でしかない。
もちろん、今の阪神に(立ち直る)時間は無く、もはや死に体状態であるのは、最近の試合を見てもわかる。傷体に鞭を打ってるようで、見ていて痛々しい。一時の勝ちパターンもあるようでなく、いまのままだと、3位とのクライマックスシリーズ惨敗も可能性としてなくはない。
かたや巨人としては、クライマックスシリーズで苦手・中日や広島とはやりたくないだろう。イ・スンヨプの馬鹿あたりが期待できる阪神の方が、楽なはず。ともかく、今後の阪神の出来が、クライマックスシリーズ全体に影響するのは間違いない。よりによって10月から甲子園が使えないというのは、なにかを予兆するものなのか。
ともかく、クライマックスシリーズがなかったら、3位争いはともかく、首位争いは、それこそ白熱していたであろう。こういった展開のシーズンは、そうそうお目にかかれないため、もったいないといえばもったいない。
posted by FOOTBALL NOTES |11:04 |
FOOTBALL・PAHNTOM |
トラックバック(1)