2008年08月30日
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UEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグ組合せ決定は、ここで書いてますが、こちらでは、派生的に08-09UEFAチャンピオンズリーグの決勝の地ローマにおける絡みついて短く。
08-09UEFAチャンピオンズリーグの決勝の地はローマ。ローマは、ぜがひでも勝ち進みたいところであろうが、もちろん、チャンスはゼロではない。ただ、最近のローマは、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードなどと当たり、あまりくじ運はよくない。仮にローマが勝ち上がって来たら来たで、今度は同じホームの仲違いしてるラツィオはいい思いはしないだろう。ラツィオサポとしては、死んでもローマが決勝などに来てほしくないはず。もし、来たら、ローマの相手を応援するのは間違いないが、それがインテル、ユーべだったら、どういった反応になるだろうか。(当然、ローマを応援はしないが)
ローマが決勝に来ないにしろ、同じイタリアのユーベ、インテルなどが勝ち上がってくる可能性もあり、また、それはそれで興味深い。デッレ・アルピ、サンシーロでなく、ローマの地でユーべ対インテルもオツなものかもしれない。ローマ、ラツィオサポとにも無視するか、傍観になるしかない。
逆に、イタリア勢がすべて敗退し、外国のクラブがやってくる場合、どのクラブがローマにやってくるのか。最近の決勝においても、モスクワがイングランド人に、マンチェスターがイタリア人に占拠された決勝の一日があったように、今回も、ローマが他国のクラブサポに占拠されるのだろうか。
いずれにしても、ローマが他国の外国人に、一日だけ貸し出される可能性のほうが高く、ローマにいるローマ、ラツィオサポにしてみたら、来年の5月27日は迷惑な来客のある一日になりそうだ。
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2008年08月20日
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アルゼンチン五輪代表 3-0 ブラジル五輪代表の選評は、こちらで書いてますが、こちらでは、派生的にブラジル五輪代表について短く。
残念ながら、北京五輪では、準決勝で敗戦したサッカーのブラジルだが、今大会は、ひょっとすると…。と思わせてくれる布陣で大会に臨んできた。欧州のクラブと喧嘩しながら、ジエゴ、ロニーを加え、監督は、フル代表と兼務しているドゥンガ監督で、大会前もシンガポールなどの近隣で調整し、万全の体制だったといえよう。
しかし、運が無かった。決勝ならまだしも、準決勝で、アルゼンチンと激突する不運。これはアルゼンチンから見ても対戦カードとしては不運なのだが、ブラジルにとっては、若い年代では、アルゼンチンにはあまり勝てていない。しかも不運はそれだけではなく、試合ではシュートがバーやポストに当たるなど、運がなかったともいえよう。しかも、ブラジルは気持ちがイラつき、退場者が二人出てしまう悪循環。
これで、ブラジルの男女のアベック優勝の線は消えてしまった。ブラジルは、つくづく金メダルに縁がないと見える。五輪のプロ解禁が遅れたというのもあるが、いまだサッカーが国技の彼らに金メダルがないのは、かなり不思議といえる。とはいえ、アルゼンチンも、前回のアテネ五輪が初制覇であることを考えると、まだ、余地はあるかもしれない。ただし、それも彼らのモチベーション次第であろう。
彼らも、心底、金メダルが欲しいというよりは、いまだに金メダルを取れてないから欲しい、取れてないのが許せないといった感情なのではないだろうか。日本の野球もそうだが、本当に、本気で五輪に取り組んでいるかとすると、限りなく99.9%には近づけても、100%ではないだろう。本気だったら、カカもオーバーエイジで強引に呼んでいるはずだ。黄色いサポーターもスタジアム全体を埋めてくるはずだ。すでに、ワールドカップで5回も優勝しておきながら、いまさら格下の大会である五輪の金メダルなんて…。という感情が、国民の心のどこかに0.0001%くらいはあるかもしれない。それがすこしでもあるうちは、金メダルは取れないだろう。
ワールドカップを5回も優勝している分、逆に、五輪へのモチベーションが100%になりにくいのが実情ではないだろうか。
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2008年08月01日
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日本のフットボール・スタジアムについては、こちらで書いてますが、こちらでは、欧州クラブのアジアツアーについて。
毎年、どこかしらの欧州のクラブが、夏の日本にやってくる。シーズン前は、どこかで合宿をして練習試合をするのだから、アジアツアー(や、アメリカツアー)を利用すれば、それなりに、小銭稼ぎは可能と欧州クラブは考えるようだ。
2002年ワールドカップ直後の数年は、バブルもあり、アジアツアーはそれなりに盛況で、特に、銀河系軍団のレアル・マドリードを中心に、どの試合もチケットの売れ行きは好調だった。さしてビッグクラブでなくとも、そこそこの知名度のクラブでも、呼べば、ウエルカムの状態だった。来日メンバーも、主力の誰かが欠けていたりして、決してベストメンバーではない中、それでも、客席は埋まった。特に、鹿島対バレンシアの国立競技場が満員になったというのは、バブルだったのだなと、いまさらながら思う。
また、日本人選手の所属する欧州クラブの来日も目立った。欧州クラブが、日本人選手を獲得する狙いが、そのままダイレクトにアジアツアーへ絡んでくる面を表しているといえよう。現在は、すこし前とは状況が変わり、欧州クラブが、日本人選手を獲得すれば、アジアツアーで金になると考えてるとしたら、それは、すこし滑稽だが、日本人選手獲得の費用を、アジアツアーでチャラにする思惑もすくなからずあるのではないか。
今尚、欧州クラブのアジアツアーは行われているが、満員盛況というわけにはいかない。中には、浦和対ハンブルガーSVのように、閑古鳥になる試合も出てきた。果たして、来日する欧州クラブは採算は取れているのだろうか。スポンサーをつけるなどのリスク回避はしてると思うが、おそらく、良くてとんとん、悪くてマイナス、テレビ放映があれば、回収という程度か。
もう、アジアツアーに旨みはないと判断した欧州クラブもあるであろう。事実、すでに、あれだけ来ていたビッグクラブの夏の来日は、すくなくなっている。日本人選手の海外移籍も、一時期に比べると、増えてはいない。アジアツアーの減少とともに、日本人選手の海外移籍が少なくなるというのも、すこし悲しい部分はあるものの、アジアツアーが減っても、日本人選手の海外移籍が増えてくる反比例の時代が待たれるところである。
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2008年07月26日
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メッシ召集ですったもんだしているサッカー五輪の本気度については、こちらで書いてますが、こちらでは、日本のお相手、サッカー五輪のオランダについて
オランダ代表。名前だけみれば強いであろう。もちろん、母国開催で、かつ低レベルの大会だったとはいえ、彼らはアンダーの欧州選手権を制している。日本のマスメディアが強豪と目するのも、別に間違いではないが、過剰に持ち上げるのもどうだろうか。本当に、今回のオランダは、日本が適わないほど強いのだろうか。
もちろん、オランダが、オーバーエイジでロッベン、スナイデル、デゼーウを召集し、23歳以下のアフェライ、(怪我してないと仮定する)バベルも召集し、大会前に、東アジアのどこかで長期合宿で3試合して調整すれば、優勝候補のはずだが、クラブの召集拒否権もあり、100%ベストメンバーは組めない。だが、それでも、メンバー発表を早め、国内の豊富な選手層を背景に、それなりのチームは作れる。100%でなかろうが、1.5軍だろうが、普通の国よりは強い。
だが、それでも、彼らも絶対的に強いのではなく、やってみないとわからないレベルなのである。彼らの場合、チームがまとまるかまとまらないかで、実力が大きく上下に振れる。しかも、今回は高温多湿の中、(決勝除き)二日の日程で5試合続く。そんな中、すべての試合を全開で戦っていたら、かならず失速するし、どこかで息を入れられる消化試合を作らなければならない(もしくは大勝の楽な試合を作る)。なるべく負担なく勝ち上がるのが優勝までのキーで、うまく、休みながら士気を上げられるかにかかってくる。そこへ行くと、オランダの緒戦は難敵ナイジェリアである。ほぼ、この緒戦の結果で決まるのではないだろうか。
オランダは、怪我明けのバベルを召集したが、それもどうだろう。名前でなく、調子のいい選手を招集したほうがいいのでは。特に、オランダの場合、どの大会も好不調の波が激しく、リズムに乗れないと、グループリーグ敗退もある。内紛がお家芸なのは周知で、守備がすこし覚束ないのは、どの世代のカテゴリーでも同じである。ただし、勢いに乗れば、前回大会のイタリアのようなこともある。よって、本当にやってみないとわからない。これは、今回、オーバーエイジですったもんだしている優勝候補・ブラジル、アルゼンチンにもいえるかもしれない。そういう面で、(勝ち上がるかは別として)一番状態良く大会に望めるのは、準ホームのアジア勢ということになる。特に中国の仕上がり具合には注目したい。
日本は、オランダと対するにあたり、(日本の)マスメディアが過剰に恐れているような先入観を持たない方がいい。普通に組めて勝ち負けできるだろう。出来れば、日本がオランダと対戦するまで、彼らが2連敗か2連勝していることを望む。日本がオランダに勝っても、驚く必要はないし、むしろ、日本は2連敗したあと、オランダに勝つのではないだろうか。(当たらない勝手な予想)
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2008年07月16日
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by 徒然フットボール
サッカー五輪から漏れた選手一覧については、こちらで書いてますが、こちらでは、南米次第のサッカー五輪について短く。
FIFAワールドカップでは最多5度の優勝を果たしているブラジルが、いまだ五輪の金メダルを取ってないのが、不思議ではあるが、唯一、サッカー五輪の持ちえる訴求力なのかもしれない。しかし、野球でも、日本はいまだ金メダルを取っていない。取れそうでとってない部分で、力も入るだろうし、それが見る者を魅きつけるのかもしれない。
もし、北京五輪でサッカー五輪ブラジル代表が金メダルを取れば、ある程度の満足を得てしまい、打ち止めになるのだろうか。すくなくとも、欧州クラブから召集拒否を突きつけられてしまう状況の中、本気でメダルを取りたいと思う国がサッカー強国ブラジル、アルゼンチンであるのは、五輪にとってはありがたいはずだ。それさえ保てれば、オーバーエイジ含め、中途半端なユース大会と揶揄されるサッカー五輪も、それなりに存続できるであろう。ただ、今後、もし、万が一、南米勢にそっぽを向かれてしまうようだと、サッカー五輪も下火になる可能性はある。欧州クラブの反発が今後も強まれば、各国サッカー協会も苦労は増え、参加意欲が萎えてしまっても不思議はない。
また、欧州勢がまとまりを見せて、もうすこし本気度を上げてくれればいいのだが、出てくる代表は単発でムラがあり、最近3年のサッカー五輪の構図はあくまで「南米対アフリカ」といっていいだろう。野球はすでに北京五輪で競技終了となる。W杯と競合にしたくないFIFAも、本気でIOCをケアするつもりはないようだ。この先、南米、アフリカ2大陸による凌ぎ合いだけで、どこまでサッカー五輪を引っ張っていけるであろうか。
アジアからすれば、サッカー五輪は、世界との力を図る絶好の機会ではある。現状でも、100%正真正銘の「世界」ではないが、今後、サッカー五輪がすくなからず世界を維持するには、南米次第というところか。
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2008年07月12日
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by 徒然フットボール
五輪召集において、「各クラブは23歳以下の選手が招集されれば拒否できない」と打ち出したFIFAについては、こちらで書いてますが、こちらでは欧州移籍事情について短めに。
今季は欧州移籍市場がめまぐるしい。去年は、アンリの移籍から玉突き事故のように移籍が活性化したが、今季は、監督の変わったバルセロナ、チェルシーを軸に、インテルの介入、ロシアンマネーが潤滑油になり、活況を呈しているようだ。バルセロナ、チェルシー両チームの抱えるデコ、ランパード、ロナウジーニョ、ドログバ、シェバなどがめまぐるしく動き、血栓が溶けるように、水面下での動きは滑らかで激しい。若手市場では、すでにナスリがアーセナルへ行き、そこにいるアデバヨールが出ようとしている。
そんな中、レアル・マドリードがファン・デル・ファールトと合意というニュースもあった。彼については、ようやくという印象。もともと、ビッグクラブでプレーしておかしくないタレントだったが、なぜか、干されてきたような印象も。ユーロ2004、2008ともに名前を売るチャンスだったが、さしたる活躍もなく、このまま並みの選手に落ち着いていくのかと思いきや、ここに来て、ビッグクラブとの契約にこぎつけた。年齢も年齢で、もう、25歳。ミドルの精度を上げれば、それなりの存在感は見せられるかもしれない。
とりあえず、2008-2009の欧州リーグは、主軸の入れ替わったクラブとそうでないクラブとの二極構造で明暗が分かれるかもしれない。移籍市場で大きく動いたクラブと、さして動かなかったクラブ。昨季、バイエルン・ミュンヘンのように大きく動いたクラブが思惑通りの結果を残せるか、アーセナルのような現状維持クラブが新風を巻き起こすのか。そういう意味でも楽しみな今季の欧州リーグではある。
尚、今季、新たな日本人の海外移籍はなさそうだ。
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2008年07月10日
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by 徒然フットボール
世界のサッカー界に変革を与える日本については、こちらで書いてますが、こちらでは、サッカー五輪について短めに。
例年に比べれば、サッカー五輪に対して、欧州のクラブも、比較的、主力選手の参加容認を緩和している印象だ。事実、イタリアはシーズン開幕を遅らせたり、イングランドのマンチェスター・ユナイテッドなどは、むしろ参加を推進しているように思える。朴智星などは、前回、(オーバーエイジでもないのに)参加できなかったが、今回は、マンチェスター・ユナイテッドからお墨付きをもらい、オーバーエイジで五輪に参加する。
ただし、それでも、五輪に「NO!」をつきつけるクラブは出てくる。特に、今回は、バルセロナをはじめ、ドイツのクラブも難色を示しているというが、クラブとしては、国際Aマッチデーでもなければ、オフ期間ではない時期の代表召集は迷惑であろう。特にサッカー五輪はシーズン開幕前にぶつかり、開幕前合宿の大事な時期に主力を取られるのは、不味い。また、売りに出そうとしている選手が怪我でもされたら、たまらない。むしろ、選手の参加を容認しているクラブは、よほど余裕があるのか、サッカー五輪に対する理解があるのかというところか。
現状、クラブによって、その参加における対応は十人十色だ。だが、そもそも十人十色になっている段階で、サッカー五輪に対する重要性、訴求力は、いまだ、(欧州では)低調だといわざるを得ない。今回は、代表主流の日本においても、大久保を所有する神戸が五輪参加にNOを突きつけた。
いずれにしても、日本では大いに盛り上がるサッカー五輪も、(オーバーエイジで)出場したい選手がクラブの思惑で出場できない大会であるという事である。見る側も参加する選手も、メダルが取れれば、うれしいが、たとえ、取れなくても、さほど落胆することはなく、すぐに切り替えられるというレベルなのかもしれない。特に欧州勢は。
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2008年07月03日
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ユーロ2008現地観戦記は、こちらで書いてますが、こちらでは、開催国が敗退した欧州選手権、特に共催と単独開催について短めに。
先日、終了したユーロ2008は、スイス、オーストリアの共催だったが、開催国がともにグループステージ敗退したこと以外、特に大きな事故もなく、収益も前回より上がり、一応の成功を収めた。もはや、共催も、単独開催に匹敵する選択カードとしての有効性は増したといえるだろう。今後も、共催による開催が増えるかもしれない。事実、次のユーロ2012年大会も、ポーランド、ウクライナの共催である。
その共催も、冷静に反芻すれば、妥協の産物であるのは間違いない。一カ国で開催できない、開催を二カ国が争っていて、どちらも引かないなど、あらゆる理由から、最後、落としどころとして共催で手打ちがなされてしまう。いわゆる政治的な道具、苦肉の策であることに本質は変わらない。先々、それが当たり前に摩り替わってしまうのは、いかがなものだろう。テレビで観戦する方にしてみれば、単独開催だろうと、共催だろうと、取るに足らないことであるが、やはり、取材するマスメディア、観戦者にとって共催は不便だ。
共催の不便をいくつかあげてみよう。
・旅行ガイドが2冊、必要になる。(荷物で重い)
・二つの通貨を用意しなければならない。
・言語が二つになる。
・開催国が敗退する可能性が増し、大会熱に影響。
・共催国間の食文化、習慣が微妙に違う場合がある。
・共催国間のコンセントが同じでない場合がある。コンセントを数種類用意も。
・鉄道の国境越えでパスポートコントロールがある。
・天気予報を二つチェックしなければならなくなる。
・共催国間の物価が違う場合がある。
もちろん、共催は(経済的に)弱小国でも開催できるなどのメリットはあり、一長一短ある。だからといって、どこの国でもいいわけではない。次回のポーランド、ウクライナ共催も、市販されている両国の旅行ガイドに、ポーランドの単独本は少なく、ウクライナに至ってはガイドそのものがない。情報が少なく、交通網などのインフラ未整備で、発展途上国であるのは否めない。共催のしわ寄せを食らうのは、なにもマスメディアや観戦者だけではない。共催は出場枠がホスト国として二つとられてしまうため、他国にとっても、あまり歓迎しないだろう。実際、今大会におけるスイス、オーストリアのグループリーグ敗退は、多少なりとも問題にすべき事例かもしれない。
はたして、今後、欧州選手権は共催による開催国のあっけない敗退を容認していくのであろうか。別に、開催国が勝たなければならないとは言わないが、開催国の成績は大会の盛り上がりに少なからず影響はする。いずれにしても、共催は開催国選定に行き詰った最後のカードとして抜き、あくまでも開催は単独開催を基本としてもらいたいものである。
最後に蛇足だが、2012年のユーロがスペインに代替しても、スペインのマドリードはサン・イシドロ祭の時期と重なり、宿不足は深刻になるだろう。
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2008年07月02日
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by 徒然フットボール
五輪代表候補が発表については、こちらで書いてますが、こちらでは、サッカー日本代表とスペイン代表の大きな違いについて短めに。
某ライターの著書題名にある何年目のハーフタイムではないが、スペイン代表が44年目のハーフタイムで欧州選手権を制し、見事な優勝を飾った。趨勢では、あの小気味良いパスワークの賞賛が多く見受けられ、中には、(通用するかはさておき)あのスタイルが日本にも通ずるような見方もあるようだ。細かくショートパスを繋ぐメキシコ代表はもちろん、おそらく、今大会、ロシア代表、スペイン代表がやったような走る、パスで繋ぐフットボールが日本代表には一番馴染むのかもしれない。過去においても、コンフェデ05やw杯前のドイツ戦など、日本のパスワークが強豪を慌てさせたこともある。
しかし、パスを主体とする同じフットボールスタイルも、サッカー日本代表とスペイン代表のスタイルは大きく違う。それは、一言でいえば、安全な中でのパス回しと、リスクのある中でのパス回しになる。スペインは、常にトライしている。繋がらなくても、パスコースがなくても、動いて走って隙間を模索するが、日本は、繋がらず、パスコースがないと、あきらめてボールを下げてしまう。
もちろん、90分間継続して、あれが出来るわけではない(それは理想に過ぎない)。時には、崩れたり、守勢に回り、スタイルをかなぐり捨てる場面もある。あくまで、パスを繋ぐのは、パスを繋ぐためではなく、前へ進むための手段である。前へ進むため、何度もトライし、ボールは下げない。前へ進むために、全員が考え、感じあう。当然、リスクを背負う分、危険に陥った場面では、皆が、ケア、フォローに回る。今回のスペインは、セナ、マルチェナ、プジョルがフル回転だった。
日本の場合、リスクを背負わない分、いつまでも同じ場所に立っている印象が強い。それゆえ、有事のためにケアする面子はいつも余剰している。よしんば、パスが通ったとしても、それは相手の軽率なミスであったり、本当に意図した場合(ビンゴ)にのみに限られてしまう。それと、最後、繋がった時の決定力も大きな違いである。もっと最悪なのは、日本は、それ以前に繋がった段階で満足し、半ば目的を達成したような印象を受ける。ゴールしてナンボという認識が希薄だ。そして、最後は、「勝てなかったけど、良いサッカーだった」と片付ける。
日本の目指す方向性のひとつとして、あのパス主体のフットボールでも間違いないが、安全な中でのスタイルでは、意味はなく、なんの武器にもならないだろう。フィジカルで負けてしまうための言い訳、安心したいためにパス回しをしているようならば、やならいほうがいい。
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2008年06月30日
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スペインの優勝で終わったEURO2008・決勝の選評については、こちらで書いてますが、こちらでは、増えるであろう欧州選手権の出場枠について短めに。
UEFAは、欧州選手権の出場枠を現行の16から24に増やす方向で検討しているという。早ければ、次回の2012年の大会で実施したい意向のようだ。主催するUEFAからすると、安くない放映権料やスポンサー料を考えた上でのビジネス判断になるが、大会自体はどのようになってしまうのだろうか。枠が増えることで、本大会の試合数も増え、強豪の早期敗退はなくなり、半ば出場を諦めていた中堅国のモチベーションもあがるであろう。その分、欧州選手権(加盟53ヶ国)の予選はやや弛緩してしまうかもしれない。
仮に、増枠した分を今大会の予選に照らすと、(もちろん、モチベーションの問題で一概には言えないが)瀬戸際で敗退したセルビア、フィンランド、スコットランド、ノルウェイ、アイルランド、イングランド、イスラエル、北アイルランド、デンマーク、ブルガリアあたりにチャンスがあったということになる。
欧州選手権は、出場枠を現行の16に増やした1996年以降、ハズレの少ない大会品質が売りのような気もしていたが、仮にセルビア、フィンランド、スコットランド、ノルウェイ、アイルランド、イングランド、北アイルランド、ブルガリアが参加していたら、どうなっていたであろうか。マイナーカードは増えて、若干、マンネリ感を引き起こすかもしれないが、強豪、とりわけ、今回でいえばイングランドにはアシストになる。とはいえ、イングランドが出られない大会という価値が欧州選手権のストロング・ポイントのような気もする。
また、開催期間も、五輪より長く、W杯より短い3週間というコンパクトな大会期日が特徴だったが、試合数が現行の31試合から51に伸びて、過密日程になると、W杯が抱かえるクラブとの折り合い、選手のコンディション面での懸念は増えるであろう。
ホスト国の開催能力のハードルも上がり、先進国の開催でないと、開催は難しくなるかもしれない。(だから、現行において、小国の共催を先取り推進しているのか?)。規模においても、W杯に比べ、(ブラジル、アルゼンチンがいないだけで)ややかぶってしまう部分も否めないだろう。
スペインの優勝で終わった今大会だが、枠が増えれば、限りなく本質は本丸のワールドカップに近づく。将来において、欧州選手権がワールドカップを凌ぐ大会になってしまう日も、ひょっとしたら、やってくるのかもしれない。
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2008年06月27日
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ユーロ2008現地観戦の雑感については、写真つきでこちらで書いてますが、こちらでは、EURO2008の現地にいて感じた日本サッカー界について短く。
今回に限らないのだが、欧州にいると、いつも思うことがある。それは、欧州に比べ、日本は(フットボール市場においては)遠く小さな国であるということ。当然のことであるが、欧州でJリーグ、サッカー日本代表の話題をしても、肌感覚では、まったく通用しない。それをあらためて感じる。頭でわかっているレベル差があるという以前に、完全に日本がスルーされているような疎外感さえある。極論すると、欧州では極東の情勢など無視に近い。こちらの空気を吸っていると、相対的に日本はちっぽけで、国内ではあれだけ支配的な日本代表のニュースがことさら取るに足らない瑣末なコンテンツに思えてくる。
たとえば、(わたしはnumberなどはめったに読まないが、暇つぶしで)欧州にいて、numberなど日本語で書かれたサッカー関連の内容物を読んだりすると、妙な違和感を覚える事がある。きっと、東京の地下鉄などで読んでいれば、しっくりくるのであろうが、現地で読んでいると、旅行ガイドに思えてくる。
また、浦和のゴール裏は世界に出しても恥ずかしくないというが、(たしかにそうだが)さらに突っ込んで、埼玉高速鉄道の東川口から浦和美園までの一区間の車内風景を世界に出すと、(乗客は騒ぐことなく、皆、朝の通勤電車のように押し黙っていて)奇妙である。マナーという点では最高だが、すくなくとも活気、熱は感じられない。
当然のことながら、日本だけで見ていると、絶対評価の鎖国になるし、欧州と相対的に見ても、情報過多により脳内部での解釈になり、どのみち、鎖国状態になる。日本では、日本代表だ、海外組だ、CWCだ、ACLだと騒いでいても、欧州では無風状態。唯一、欧州で通用してるのはキャプ翼くらいか。
これをなんとかしたいとは思っても、なにも手立てはない。時が経つのを待つしかない。ただ、欧州の真似をしたりする必要はない。観戦マナーという点では、唯一、日本が欧州に勝っているストロングポイントであり、日本らしいオリジナルを確立し、いつか、欧州にいても日本サッカー界に違和感を感じなくなれば…。
*あくまで個人的な願望ですのであしからず
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2008年06月05日
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by 徒然フットボール
EURO2008 ドイツ代表メンバー発表については、こちらで書いてますが、こちらでは、EURO2008全体の展望について短めに。
まもなく、EURO2008が開幕する。前回大会、スペイン、イタリア、ドイツの有力どころがグループリーグ敗退を喫している。前々回もイングランド、ドイツがグループリーグ敗退している。そして、今回は、オランダ、フランス、イタリアのうち、どこか一カ国のグループリーグ敗退が決まっている。やはり、このようにシビアであるゆえ、面白いのかもしれない。
一年の計は元旦にあるではないが、大会の計は、すべて開幕戦にあるのではないか。開幕戦で波乱が起きれば、大会も波乱に。開幕戦が順当なら、大会も順当に。という傾向があるようだが、今回の開幕戦はスイス対チェコで、すこし読みにくい。スイスが勝てば、大会自体の盛り上がりは高まるであろう。前回大会、開幕でポルトガルがコケるや、リスボンの街中は、ポルトガル代表の話題は禁句!のといった空気になったので、できれば、スイスに(最低でも)引き分けで、負けてもらいたくはない。
では、各組の展望をざっと掻い摘んで。
■A組 スイス、ポルトガル、チェコ、トルコ
おそらく、ここはポルトガルが頭抜けている印象だが、フリーでオープンな組といえよう。どこの国の組み合わせでグループルーグ突破しても、なんら不思議はない。タレント性ではポルトガル、チームのまとまり、完成度で言えば、スイスが一番かもしれない。チェコは主力が怪我で欠いて苦しいが、それでも、この相手なら…。トルコも、攻撃がハマれば…。それぞれ各国にチャンスがあるといっていい。そういう意味では、今大会で、一番面白いグループなのかもしれない。おそらく、グループステージ3回り目まで、いや、三戦目のロスタイムまで、行方はわからないのではないだろうか。
■B組 オーストリア、ドイツ、クロアチア、ポーランド
ドイツがほぼ勝ち抜け決定のような印象だが、それを裏切ってほしい願望はある。ポーランドは、次回ユーロ開催国として、ここで無様に敗退するわけにもいかないだろう。クロアチアもモドリッチのブレイクが期待される。オーストリアから取りこぼした国は、間違いなく、グループリーグ敗退となるが、ドイツ、クロアチア、ポーランドの各3チームが勝ち点はさほど開かないのではないだろうか。逆に、もし、ドイツが勝ち点9で一位突破となると、ほぼ大会のイニシアチヴを掴んでしてしまうかもしれない。
■C組 オランダ、フランス、イタリア、ルーマニア
あえて、順位をつけるとしたら、フランスが一番手、イタリアが二番手、オランダが三番手としておく。しかし、ここは強い弱いより、どれだけミスが少なく、自分たちのフットボールに集中できるかになるであろう。そういう意味では、ルーマニアにもチャンスはある。彼らは、(劇的だった)ユーロ2000の再来と行きたいところか。また、イタリアのカンナバーロの離脱は、イタリアのみならず、微妙にグループ全体にも、なにかしらの影響があるかもしれない。ここを勝ちあがる国が決勝へ行く向きもあるが、グループの消耗度にもよるだろう。ここで燃え尽きずに、決勝トーナメントへ行けるかが鍵になるだろう。
■D組 ギリシャ、スペイン、スウェーデン、ロシア
スペインがひとつ抜けている印象だが、D組の組み合わせは、前回大会のA組のポルトガルがスウェーデンに変わっただけで変わり映えはないが、4年の成長度を見る上で楽しいかもしれない。ここの台風の目は、ロシア。短期投資がどこまでというところだが、ハマれば、1位通過も。前回大会優勝のギリシャも、今大会で真価が問われるだろう。スウェーデンは、FW次第か。スペインは、すべて体の大きな相手になるため、かなり苦しいグループステージになるかもしれない。よって、ここも死の組に近いオープンな組ともいえよう。しかし、前回、ロシアのゴール裏はガラガラで、ロシア・サポーターがほとんどいなかったが、今回はどうだろうか。
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2008年05月23日
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by 徒然フットボール
UEFAチャンピオンズリーグ 決勝については、こちらで書いてますが、こちらでは、スコティシュ・プレミアの優勝についてついて短めに。
スコットランド・プレミアリーグでは、22日、中村俊輔の所属するセルティックが1‐0でダンディー・ユナイテッドを下し、3季連続42度目の優勝を飾った。セルティックはレンジャーズと勝ち点86で並んでいたが、レンジャーズは0-2でアバディーンに敗れた。前々から、こちらの記事でも、「セルティックを鹿島、レンジャーズを浦和に置き換えて」と書いてきたが、やはり、レンジャーズは浦和になり、セルティックは鹿島になった。
レンジャーズ、セルティックとの勝ち点差は、リーグ終盤に来て、絶望的な差まで広がっていたが、やはり、終盤のレンジャーズの過密日程が、優勝を阻んだといえよう。レンジャーズは4月、5月が計17試合だったが、4、5月で8試合だったセルティックとは、やはり対照的だった。特に5月に入って22日間で8戦の強行日程。UEFA杯決勝で敗れるメンタル・ダメージも否定は出来まい。
レンジャーズは3冠の可能性があったが、最近の9日間で2つのタイトルを失った。下手をすると、すべてのタイトルを逃す危険性さえある。最後に残されたスコットランドカップ決勝(5月24日)の行方にも注目が行く。相手がスコットランドリーグ2部(ディビジョン1)に所属するクイーン・オブ・ザ・サウスであるため、負けるのは考えにくいが、一発勝負だけに、わからないだろう。
一兎追うものは二兎なんとか・・・という諺ではないが、三兎逃すとなると、レンジャーズの来シーズンにまで影響するのではないだろうか。とりあえず、セルティックは最後まであきらめなかった。レンジャーズとの直接対決も二度制したのも大きかったが、ひとつも負けなかったのは見事としか言う他ない。まさに鹿島か。
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2008年05月22日
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by 徒然フットボール
UEFAチャンピオンズリーグ決勝の戦評は、こちらで書いてますが、こちらでは、「優勝したマンチェスター・ユナイテッドにあって、チェルシーにないもの」について短めに。
07-08のUEFAチャンピオンズリーグはマンチェスター・ユナイテッドが優勝した。しかし、共にリーグ、UEFAチャンピオンズリーグを争ったチェルシーとの差は、大差ではなく、わずかな差だったといえよう。リーグは最終戦まで勝ち点が並び、シーズン終盤の直接対決ではチェルシーが勝った。昨日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝も、決着はPKだった。5人目のテリーが蹴る前までは、チェルシーに優勝の目が広がっていた。試合内容もチェルシーが押していた。だが、結果は、マンチェスター・ユナイテッドが上回った。わずかな差のようで、両者には、大きな差があるのかもしれない。
結果論になるかもしれないが、やはり、こうなるべくしてなったとわたしは見ている。そもそも、チェルシーはシーズン序盤において監督の交代があった。監督が交代して好転したり、良い結果になる事は極めて異例であり、辞めた監督がモウリーニョであったのも影響は大きい。そんな序盤で躓いたチェルシーは、ボタンを掛け違えたまま、今季を戦うしかなかった。選手の怪我、大物選手のベンチなど、チームの状態も必ずしも安定はしていなかったのもマイナスだった。そういった不安定感は試合にも出るもので、昨日の決勝でも、最後の最後、ドログバの退場がチームの勢いに水を差してしまった。
すでにチェルシーは負けるべくして負けていたのかもしれない。ただ、簡単に負けなかっただけである。もし、チェルシーがリーグやUEFAチャンピオンズリーグを優勝するのであれば、安定感を求めず、思い切った賭け、ギャンブルに出るしかない。かたや、安定感あるマンチェスター・ユナイテッドは賭けに出る必要はない。自分達のフットボールをすればいいだけだ。もし、それで自分達が封じられたら、素直に負けを認めるだけ。その立場の差、余裕の差は思いのほか大きい。
実際、UEFAチャンピオンズリーグ決勝では、FKの欲しいマンチェスター・ユナイテッドに好位置でのFKはなく、チェルシーには何本か好位置からのFKがあった。また、チェルシーにはポスト、バーを叩く惜しいシュートが2本あった。運が良いのか悪いのかわからないが、やはり、今季のチェルシーを象徴していたのは、テリーのPK失敗であろう。あそこでテリーは、賭けに出られなかった。普通、PKでポストに当てる失敗は、PKやキックの上手い奴がやる失敗だが、止められてしまう恐怖を回避するため、ああいった難しいキックを余儀なくされ、結果、ポストに当ててしまう。雨で初芝であることを考えれば、双方の選手があまり助走を取らなかったように、難しいPKだったのは間違いない。ただし、あのような優勝を決めるような大きなキックにおいて、度胸のあるPKキッカーならば、コーナーギリギリに蹴るのではなく、ど真ん中に蹴るものだ。テリーは置きに行き過ぎて、最後、足元が滑ってしまった。
運がなかったというと、かわいそうだが、勝負の分かれ目は、ちょっとした所で目が表になったり、裏になる。マンチェスター・ユナイテッドにあって、チェルシーにないもの。それは賭けに出る、出ないの立場の違いと余裕の差、そして、ほんのわずかな運というほかない。
posted by FOOTBALL NOTES |19:49 |
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2008年05月19日
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by 徒然フットボール
騒動のあったJ・LEAGUE13節については、こちらで書いてますが、こちらでは、スコティッシュ・プレミアの優勝争いについて短く。
これまで、スコティッシュ・プレミアの優勝争いについては、レンジャーズが有利としながらも、「セルティックを鹿島、レンジャーズを浦和に置き換えて」という記事で過去にも、セルティックの優勝の可能性を探ってきた。だが、どうやら、それが現実味を帯びてきた。レンジャーズは、17日のマザーウェル戦で1‐1の引き分けで勝ち星を落とし、残り2試合で勝ち点は83。かたや、残り1試合のセルティックが勝ち点86。得失点差では、セルティックが+7上回っており、双方が残りの試合に全て勝ち、勝ち点が89で並んでも、得失点差でセルティックが優勝となる。
現在、レンジャーズは過密日程で闘っている。残り試合はすべてアウェイゲームで、15日のマザーウェル戦からセント・ミレン戦は中1日。しかも、先週、UEFA杯決勝で敗れてしまい、精神的な部分でも、かなりダウンしているのは否めない。疲労とモチベーションのダウンは、まさに去年終盤の浦和を髣髴とさせる。ひとつ勝てなくなると、蟻地獄に嵌ったように、勝てなくなる。ひょっとすると、レンジャーズは今夜、セント・ミレンにすら引き分ける可能性さえある。
とにもかくにも、自力優勝のなかったセルティックに優勝の芽が出てきた。これも、昨年終盤の鹿島を髣髴とさせてくれる。今は、残りの試合を全勝して終える事にのみ集中していればいい。くれぐれも変な空気を読んで、最終戦(ダンディー・ユナイテッド)で勝ち星を落とさないことである。
イタリアでは、インテルも浦和になる可能性はあったが、見事、逃げ切って優勝した。こちらはどうなるのか。今週はUEFAチャンピオンズリーグ決勝が水曜日に行われるが、スコティッシュ・プレミアの優勝争いからも目が離せないだろう。
posted by FOOTBALL NOTES |11:34 |
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