2008年07月02日
サッカー日本代表とスペイン代表の大きな違い
【関連記事】 by 徒然フットボール 五輪代表候補が発表については、こちらで書いてますが、こちらでは、サッカー日本代表とスペイン代表の大きな違いについて短めに。 某ライターの著書題名にある何年目のハーフタイムではないが、スペイン代表が44年目のハーフタイムで欧州選手権を制し、見事な優勝を飾った。趨勢では、あの小気味良いパスワークの賞賛が多く見受けられ、中には、(通用するかはさておき)あのスタイルが日本にも通ずるような見方もあるようだ。細かくショートパスを繋ぐメキシコ代表はもちろん、おそらく、今大会、ロシア代表、スペイン代表がやったような走る、パスで繋ぐフットボールが日本代表には一番馴染むのかもしれない。過去においても、コンフェデ05やw杯前のドイツ戦など、日本のパスワークが強豪を慌てさせたこともある。 しかし、パスを主体とする同じフットボールスタイルも、サッカー日本代表とスペイン代表のスタイルは大きく違う。それは、一言でいえば、安全な中でのパス回しと、リスクのある中でのパス回しになる。スペインは、常にトライしている。繋がらなくても、パスコースがなくても、動いて走って隙間を模索するが、日本は、繋がらず、パスコースがないと、あきらめてボールを下げてしまう。 もちろん、90分間継続して、あれが出来るわけではない(それは理想に過ぎない)。時には、崩れたり、守勢に回り、スタイルをかなぐり捨てる場面もある。あくまで、パスを繋ぐのは、パスを繋ぐためではなく、前へ進むための手段である。前へ進むため、何度もトライし、ボールは下げない。前へ進むために、全員が考え、感じあう。当然、リスクを背負う分、危険に陥った場面では、皆が、ケア、フォローに回る。今回のスペインは、セナ、マルチェナ、プジョルがフル回転だった。 日本の場合、リスクを背負わない分、いつまでも同じ場所に立っている印象が強い。それゆえ、有事のためにケアする面子はいつも余剰している。よしんば、パスが通ったとしても、それは相手の軽率なミスであったり、本当に意図した場合(ビンゴ)にのみに限られてしまう。それと、最後、繋がった時の決定力も大きな違いである。もっと最悪なのは、日本は、それ以前に繋がった段階で満足し、半ば目的を達成したような印象を受ける。ゴールしてナンボという認識が希薄だ。そして、最後は、「勝てなかったけど、良いサッカーだった」と片付ける。 日本の目指す方向性のひとつとして、あのパス主体のフットボールでも間違いないが、安全な中でのスタイルでは、意味はなく、なんの武器にもならないだろう。フィジカルで負けてしまうための言い訳、安心したいためにパス回しをしているようならば、やならいほうがいい。
posted by FOOTBALL NOTES |12:02 |
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