2008年05月25日
サッカー日本代表は、われわれの職場風景のようだ
【関連記事】 by 徒然フットボール 日本対コートジ・ボ・ワールの戦評については、こちらで書いてますが、こちらでは、岡田監督について短めに。 昨日のサッカー日本代表を見て、つまらないと思った人は多いかと思う。当然であろう。uefaチャンピオンズリーグ決勝の激闘の後に、あの試合を見せられれば、コンテンツとしては物足りない。それでなくても、日本代表が、何かわくわくさせてくれるようなフットボールをしているかといわれれば、そうでもない。もちろん、日本が強いと思った人は少ないだろう。だが、まったく弱いと思った人も少ないはず。 一時期のバルセロナのように、面白さと強さが時として重なる場合もあるが、それは稀である。だいたい逆になる。面白いけど弱い、つまらないけど強い。たまに、弱くて面白くないケースもあるが、それは論外だろう。今の日本をこれに当てはめると、弱くはないが面白くない。というところで着地するのではないだろうか。 基本的に、岡田監督のフットボールは、勝つためのフットボールでもなければ、強者のフットボールでもない。もちろん、なにか主義や哲学のあるフットボールでもない。また、保守的に負けないフットボールというには、まだまだ距離がありすぎる。つまるところ、細かい指示は少なく、結局は選手頼みである(フットボールの原点でもあるが)。かろうじて、今の日本は、選手のクオリティが、チームを下支えしている。つまり、当たり障りのない、われわれの日常の職場とさして変わりないのである。あまり動かない上司を、部下が支えていく構図に似ているかもしれない。 そもそも代表チームは、家族的ではなく、職場的である。一時期にいつもと違うクラブの人が集まり、チームを組むのだから、チームコンセプトも複雑には出来ないし、代表監督は、いかにシンプルにまとめるかが鍵になり、代表チームが、魅力あるチームになることの方が珍しいのかもしれない。日本の場合、人材豊富なブラジルのようなケミストリーを発揮する訳にもいかない。 今後、日本の人材が豊富になるのか、廃れるのかはわからない。豊富になれば、面白さは出てくるかもしれない。廃れれば、弱くなるかもしれない。ただ、現状でひとついえるのは、職場的なのに、選手には平社員しかいないということである。中田という課長を失ってから、課長候補すら出てきていない。とりあえず、誰が監督をしても、日本が強い、面白いといわれるには、まだまだ時間がかかりそうだ。 言い換えれば、市井で職場が面白いと感じている人が、今の日本でどれだけいるかということでもある。
posted by FOOTBALL NOTES |11:49 |
サッカー日本代表 |
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