2008年05月01日
Jリーグの「ビッグマッチ」について
【関連記事】 by 徒然フットボール Jリーグの第9節の短評については、こちらで書いているが、ここではJリーグの「ビッグマッチ」について短めに。 Jリーグに100年の歴史がないとはいえ、数年前までは、二強を築いていた「鹿島対磐田」が黄金カードだった。J開幕時は「横浜対川崎V」がそうだったかもしれない。そんな黄金カードはビッグマッチと呼ばれる。現在のビッグマッチをひとつあげるとすると、「浦和対鹿島」のカードは、短い歴史的な背景や、現勢力を見ても、ひとつのビッグマッチなのではないか。 リーグがどこであれ、過去数年、直近で優勝しているクラブ同士でビッグマッチが形成されることが多い。Jリーグの過去三年では、「浦和対鹿島」、「浦和対大阪」、「鹿島対大阪」の三点ボックスになるが、たしかに、このカードは、チケットの売れ行きも(「鹿島対大阪」の鹿島ホーム以外)他カードとは多少は違うようだ。特に、浦和の場合は、時期やタイミングもあるが、大阪戦、鹿島戦は埼玉スタジアムの両アッパーまでだいたい埋まってしまう。観客が良く入るという点では、「ビッグマッチ」を演出する追い風になっているといえよう。 Jリーグには、清水対磐田、F東京対東京Vというダービーがあるが、ビッグマッチは、ダービーとは違うニュアンスになる。ダービーは地域、ライバルとして負けられない「闘い」がモチベーションであるのに対し、ビッグマッチは、「注目度」がモチベーションになるといえる。もちろん、世には、バルセロナ対レアル・マドリードのようにダービーとビッグマッチを兼ねる試合もあるが、おそらく、両チームに関係ないサポーターでも、ビッグマッチの結果は気にかかるだろう。また、ダービーは歴史や地理の根底からある不変のものだが、ビッグマッチは育つものであり、もちろん、消えたりもする。 もちろん、ビッグマッチは数が多ければいいというものではない。まるでないのもどうかと思うが、2つ、3つあれば、リーグ人気からみても、祭りのようなありがたい存在であろう。なにもないと、リーグの流れが凹凸のないフラットで味気ないものになる。節目、節目で、そういったビッグマッチがあることで、ひとつのヤマ、イベントを作れるのは大きい。また、最近では、カップ戦のナビスコ杯決勝、天皇杯決勝も、カード問わず、客入りは悪くない。盛り上がりや注目度を見ても、ひとつのビッグマッチの様相を呈している。 今後、優勝チームの変遷過程、降格や昇格、因縁や確執、あらゆる要因が渦巻き、何年かの時を経ながら、新たなビッグマッチが生まれるのか。そういった長期的な視点で見てみるのもリーグを楽しむひとつかもしれない。
posted by FOOTBALL NOTES |11:30 |
J・」LEAGUE |
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