2008年04月15日
有終のアーセナルについて
【関連記事】 by 徒然フットボール イングランド・プレミアリーグの3位アーセナルは、第34節で首位マンチェスター・ユナイテッドに先制しながらリードを守れず1―2で逆転負け。優勝がほぼ絶望的になった。アーセン・ベンゲル監督は優勝争いからの脱落を認め、3季連続の無冠が事実上決まった。 首位を快走するマンチェスター・ユナイテットについては、その強さから学ぶべき点をこちらで書いてるが、今季のアーセナルには、それなりに魅きつけられる物があった。一時は首位を快走し、マンチェスター・ユナイテットには勝ち点で5差をつけ、ひょっとすると独走するのではとさえ思わせた。だが、この終盤にきての失速は、(レベル差はあれ)去年終盤に、疲労を重ねて輝きを失った浦和レッズそっくりだった。 もちろん、開幕前は、大黒柱のアンリが移籍してしまい、優勝争いさえ難しいような前評判だった。それが、蓋を開けてみれば、アデバヨールが大ブレイクし、フレブ、フラミニ、ファンペルシ、ファブレガス、ロシツキの作り出す展開フットボールは、流れるようなパスワークで、相手チームをたびたび翻弄した。たしかに、あれをイングランド人にやれといっても無理な話で、クラブの選手構成が外国人部隊ならではでもある。 シーズン途中での怪我による主力の離脱は、そんなアーセナルを苦境に追いやった。変わりに出てくる選手が奮闘したものの、選手層の薄いツケはどんどん溜まって、チームに軋みを生んでいく。そして、やはり、今季のターニングポイントは、あの2月23日のバーミンガム戦だろう。あの試合は、ウォルコットの2ゴールというブレイクがあった反面、試合序盤ではダ・シウバを失った。それだけではなく、あの試合終了直前の数秒で、アーセナルは、もう勝ったかのような油断から不用意なファウルでPKを相手に献上した。先週のリバプール戦のPK献上、週末のマンチェスター・ユナイテットのPK献上も、そういったものの繋がりから生まれたものかもしれない。 あのレベルでありながら、不運もあいまみえ、集中力が足りず、脱落してしまうのであるから、体力勝負のプレミアリーグを闘う難しさを象徴している。とにかく、今シーズンは、優勝の本命だったマンチェスター・ユナイテットに独走を許さなかっただけでも評価できるし、十分に台風の目の役割は全うした。すこしでもプレミアリーグを面白くさせた功績は来年に繋がること祈る。
posted by FOOTBALL NOTES |11:50 |
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