2008年04月08日

ジーコ監督は、母性監督であるゆえ

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by 徒然フットボール

UEFAチャンピオンズリーグ 準々決勝 2ndレグの展望は、こちらで書いてます。こちらでは、フェネルバフチェでUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト8(今夜、ベスト4になるやもしれない)ジーコ監督の本質について。

以前、サッカーの代表監督とクラブ監督の違いについて書いたが、監督には、もうひとつ父性と母性という違いがあり、これについて短めに。父性の監督、母性の監督を単刀直入に分けるとすれば、

父性監督は、叱る。
母性監督は、許す。

両者、おおむね、この解釈に落ち着くと思われるが、これはサッカーに限らず、他のスポーツにも共通しているかもしれない。母性監督には、野球では落合監督、星野監督、(次点で野村監督)があげられる。彼らは選手を信頼し、選手を守り、最終的に選手を許す。時として、自滅したり、選手に情が入リ、判断がブレて、結果的に試合に負けてしまうこともある。

かたや、父性監督は、家長といえよう。最近は少ないようだが、昔の星野監督、漫画「巨人の星」の星一徹?などがあげられる。ファイタータイプで情熱や激しさで周囲を引っ張る。よって、ゲンコツもあるし、選手を縛る場合もある。また、選手とは、そりの合う合わないがあり、有能な選手でも、排除する場合がある。その反面、見込んだ選手を不器用に愛したりもする。


ジーコ氏は、一貫して、母性監督といえるだろう。あれほど選手を信じる監督も珍しく、彼の人生哲学には、信じることが基盤になるようだ。(よって、ドイツW杯で体調のよくない中村俊輔を使い続けたのも、彼には必然だったのかもしれない)

日本代表監督をしていた頃より、現在、フェネルバフチェの監督において、その素質は、より開花しているのかもしれない。普段から、人生で一番に大事なのは、サッカーでなく家族であると公言しているように、そもそもファミリーを大事にするラテン社会の典型的な方でもある。チームをファミリーと見立てれば、代表監督より、クラブ監督のほうが一日の長があるだろう。なにより選手達と過ごしている時間が違うため、信頼関係はより厚いのではないか。彼が、このまま母性監督としている限り、大小の失敗を繰り返しながら、緩やかに成長していくのではないだろうか。

また、ジーコ氏には運がある。ドイツW杯では日本代表監督として敗れはしたものの、アジアカップ2004優勝、今回のチャンピオンズリーグの快進撃など、もともと勝ち運のある監督なのかもしれない。もちろん、この勝ち運は、その人が持って生まれたものであるが、能力のある監督でも、この勝ち運があるかないかで、結果も大きく変わってくる。

posted by FOOTBALL NOTES |11:49 | FOOTBALL・PAHNTOM | トラックバック(2)
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