2008年03月24日

高原の蘇生は… by徒然フットボール

【補足記事】
■6年ぶりJ復帰の高原について
■浦和が強いという錯覚、そして、大型補強というイメージ
■予想通り、開幕ダッシュに失敗した浦和の重症度は…


  • 辛口で書いてますのであしからず

 
まだ、Jリーグが開幕して2節。すこし気は早いかもしれないが、ドイツ帰りの高原については、浦和のみならず、代表にもかかわるため、ここでチェックがてら、触れてみたいと思う。

今のところ、危惧していた通りになった。年明けの1月に、批判覚悟で『6年ぶりJ復帰の高原について…』にも懸念と不調予想を書いたが、まったくその通りのプロセスを踏んでいる。浦和では、周囲との連携すら取れておらず、孤立してしまうシーンについては同情を禁じえないが、彼のトップフォームからすれば、キレは完全には戻っておらず、不調であるのは間違いない。帰国後、ずっとホテル暮らしであるのも、プロである以上、言い訳には出来ない。正直、現在、代表に選ばれているのは不思議でならないし、浦和でも永井の方が、あきらかにチームに貢献している。

高原については、期待のハードルが高すぎる分、どうしても普通の結果では周囲が満足しない宿命にある。相手DFも、高原というビッグネームに対して、人一倍のエネルギーでぶつかってくる分、ドイツでプレーするよりJリーグの方が難しいのかもしれない。今後、(岡田監督が英断しない限り)日本代表ではレギュラーでも、浦和では控えになる現実味もあるにはある。

去年のアジアカップは高原がいてくれて、本当によかったと思った。それだけの動きと活躍をしてくれた。しかし、それはすでに過去のことである。どれだけすごい実績を積んでも、いつまでも賞賛されるのは、市場の小さなマイナースポーツの金メダリストかボクシングの世界チャンピオンくらいのものである。巨大市場は時の流れが激しく、厳しい淘汰もあり、すぐに忘却の彼方へ追いやられるサッカーの実績、野球の記録などはあってないようなものでさえある。たとえば、中田英など、引退して2年も経ってないにもかかわらず、(引退直後に比べると)もう、忘れている部分はあるし、思い出しても、大昔の選手のように感じることすらある。

おそらく、Jリーグ3節の新潟戦、今週のワールドカップ予選のバーレーン戦で高原がゴールでもすれば、すぐにマスメディアは「高原復活!」とか騒ぎ立て、趨勢の評価は180度変わるであろう。ただし、集中的にゴールを量産する時期はあったとしても、一過性のもので、すぐに元に戻ってしまうとわたしは見ている。基本的に、彼は反骨心がエネルギーになっている分、弛緩してしまうとすぐに萎えてしまうのだ。常に危機感を持てる環境にないと、彼は持続的に活躍は出来ない。

やはり、彼には彼に相応しい舞台がある。厳しい言い方だが、欧州の階段を下りた段階で、自らの成長を放棄したといってもいい。日本は平和で恵まれているため、厳しさを手に入れる方が難しい。結果、すぐに慣れてしまい、ぬるい空気に埋没してしまう。これは、(帰国した場合の)中村俊輔や松井にもいえる事であるし、逆に、今、ドイツでプレーしている小野を見ても明白であろう。

今後の高原については、トータルで見ると、ゴールより、フォアでアシストやチャンスメイクしてチームに貢献する事になるだろう。

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posted by FOOTBALL NOTES |15:47 | J・」LEAGUE | トラックバック(0)
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