2008年05月16日

中田英寿 vs サッカー日本代表

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by 徒然フットボール

サッカー日本代表メンバー発表についての短観は、こちらで記述。こちらでは、映画「エイリアン対プレデター」ではないが、中田英寿 対 サッカー日本代表における集客力について短めに。

テニスの伊達が復活したから、中田英寿も…、とは思わないが、彼が引退後、初めてピッチに姿を現す。引退後は、ただでさえ露出が少なく、むしろ、逆に神秘なベールに包まれていた印象も手伝ってか、彼が主催する世界選抜戦「+1フットボールマッチ」のチケットは、すでに6万枚が捌けた模様。チャリティマッチ、引退試合などは、スタジアムの箱が大きければ、半分、埋まれば、御の字であろう。そういう意味では、桁外れの集客力といえよう。おそらく、外国人が聞いたら、かなり驚くのではないだろうか。


この驚くべき集客力を考えると、あれこれ訴求力はみつかる。第一に、中田英寿は、(引退の時点で)まだ、現役として、やれる力があったという事。そして、突然の引退だったから、皆、心の準備をして見納めをしていない。彼も、遊びではなく、きちんと(体調など)準備してゲームに望もうとしている。チケットの価格もバブル価格ではなく、上限3000円とお手ごろである。また、相手チームの監督がモウリーニョというのもすこし斬新だ。

日本のサッカー界において、集客が抜群なのは、天皇杯&ナビスコ杯の決勝、浦和の試合、日本代表の試合などが上げられるが、特にコンスタントに集客を保ってきた日本代表の試合も、ここのところは低調で、寂しい限り。満員、完売が当たり前ではなくなってきた。今では、平均動員でも浦和に抜かれ、あげく、世界選抜戦「+1フットボールマッチ」にすら、集客では、ほぼ完敗となった。

今の日本代表には、マンネリ感が漂っているかもしれない。すでに1998年のフランスワールドカップ初出場から10年が経過した。その間に時代も移り変わり、ゴルフ、女子マラソン、フィギュアといった新たなコンテンツの台頭もあった。日本代表は、スポンサーと長期契約しているものの、さすがに、これまでのようには行かないだろう。海外組を呼んだ所で、試合内容がテストのようにゆるゆるでは、見たいとは思わない。せめて、相手チームがイングランド、オランダだったり、タレントがいるようなチーム、たとえば、(今回は来日しないが)ドログバのいるコート・ジ・ボワール、クリロナのポルトガルなどでない限り、チケットの即日完売は難しいだろう。

もはや、日本代表の訴求力は、かっての力を失っている。なにより、サッカー日本代表がかってほど魅力ないものになっているのは、明らかだ。再び、光射す時代が来るのかは、代表の名前ではなく、代表の中身、内容そのものであろう。新しい選手、海外組云々ではなく、闘いや気持ちが伝わってこない限り、見るものを惹きつける事はない。





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2008年05月15日

フットボール観戦をダイジェストで済ます人

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by 徒然フットボール

サッカーのスタジアム観戦とテレビ観戦については、こちらで書いてますが、こちらでは、フットボール観戦をダイジェストで済ます人について簡単に。

ダイジェストは忙しくて時間のない人には、これほどありがたいものはないだろう。実際、欧州サッカーともなれば、プレミア、ブンデスリーガ、セリエA、リーガ・エスパニョーラ等々、あれだけのリーグがあり、週末だけで何十試合もあるのだから、全部見ていたら、それは人間業を超えているといえよう。現状では、好きなチーム、見たい試合以外は、ダイジェストで済ますのが一般的なようだ。

また、サッカーをあまり見ない人にも、このダイジェストは、内容も美味しい所取りで、会話レベルの情報を知ることが出来るツールになっている。実際、日本の民放各局でも、実際の試合放送は少ないものの、スーパーサッカーなど、ダイジェストを中心としたサッカー番組は長寿番組となっており、忙しい日本において、ダイジェストのニーズは高いのかもしれない。

こうなると、実際、スタジアムで観戦したり、スカパーで90分試合を見てしまう人は、すこし、重くなってしまうのではないか。特に、現地のゴール裏に陣取るサポーターともなると、世俗とは、まったくの異質の人になってしまうのかもしれない。事実、視聴率、集客数においても、サッカーはまだまだ数字が大きい訳ではない。

今の所、ダイジェストが、お手軽なツールが主力のようだ。いや、今のスピード社会、情報過多の時代だからこそ、ダイジェストがメインになっているのかもしれない。
 
 

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2008年05月14日

EURO2008の鍵を握るのはUEFAチャンピオンズリーグ決勝

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by 徒然フットボール

EURO2008、ポルトガル代表メンバー発表&短観については、こちらで書いてますが、こちらでは、EURO2008とUEFAチャンピオンズリーグ決勝の関係について短めに。

わたしがEURO2008のある年に必ず考えるのが、チャンピオンズリーグ決勝との関係である。特に、ファイナリスト・クラブの抱かえる代表選手の顔並には注視する。EURO2008に出場する代表選手がクラブに多ければ多いほど、チャンピオンズリーグ決勝の後は、いろいろな意味で気になるところである。

本来、大規模な大会になると、ワールドカップ開催年のように、チャンピオンズリーグ決勝と開幕は3週間ほどの間が設けられるが、EURO2008とチャンピオンズリーグ決勝の間隔は、わずか2週間とちょっとしかない。もし、チャンピオンズリーグ決勝で、なにかあれば、そのままEURO2008にも影響するだろう。当然、チャンピオンズリーグ決勝の舞台は、手の抜けない全力プレーになるため、たとえ軽微な怪我でも、アウトになりかねないし、決勝でピークに持っていった調子と気持ちをその後、いかように維持するかは意外と難しい。

今年のチャンピオンズリーグ決勝には、イングランドの2クラブ(マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー)が出場するが、あいにく、イングランド代表はEURO2008に出場しない。これはこれで、EURO2008にもチャンピオンズリーグ決勝にも追い風だ。(すでに怪我した)テリー、ジョー・コール、ランパード、リオ、ルーニーが決勝で怪我をしても、彼らがメンタル低下をしても、EURO2008にもイングランド代表にも影響はない。

ただし、チャンピオンズリーグ決勝に出場するクリスチャーノ・ロナウド、リカルド・カルバーリョ、(ナニ、パウロ・フェレイラ)のポルトガル代表勢は、それなりのリスクがかかるだろう。たとえ、怪我がなくても、コンディション、決勝の結果による切り替え、モチベーションなど、さまざまなクリアが必要になる。しかも、ポルトガル代表は、EURO2008大会初日の登場である。チームの合流による調整期間はわずかしかない。ただでさえ、ポルトガル代表は連携が課題とされるため、できれば、代表チームでの合宿は長く取りたいはずだ。

チャンピオンズリーグ決勝に出場する他国代表を見ても、次点ではマルダ、マケレレ、(アネルカ)のいるフランス代表が上げられるが、他では、オランダ代表のファン・デル・サール、チェコ代表のツェフ、ドイツ代表のバラックくらいだ。そういう意味では、ポルトガル代表、フランス代表が、やや割りを喰ってるかもしれない。ただ、その3カ国も、出場選手が代表のキープレイヤー、正GKのため、怪我という意味では、リスクは同じである。もし、本大会で欠けたら、かなりの痛手になる。

(経験ある一流選手なので大丈夫だと思うが)いずれにしても、怪我なく、試合を終え、燃え尽き症候群にならず、敗戦を引きずることなく、EURO2008本大会に向かってもらいたい。
  

posted by FOOTBALL NOTES | 11:37 | 欧州FOOTBALL | トラックバック(0)
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2008年05月13日

観戦チケットが切符になる欧州。

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by 徒然フットボール

ワールドカップ決勝チケットの高い理由のからくりを、こちらで書いてますが、こちらでは、観戦チケットが、そのまま交通機関の切符になってしまう欧州について短く。

欧州では、(国にもよるが)当日の観戦チケットが、そのまま交通機関の切符代わりになるのは常識である。今季のチャンピオンズリーグ決勝では、チケットがモスクワの滞在ヴィザ代わりになるというから、もはやチケットでありながら、チケット以上の効力を持つといえよう。観戦チケットが、身分証明、切符になるのはそれだけ、フットボール文化が生活と密接にリンクして、根付いている証拠ともいえよう。

正直、日本から見れば、羨ましい限りである。一部、日本でも、やっているような話も聞いたような気もするが、まだまだ文化として根付いていない。Jリーグでアウェイ観戦している人の出費も意外と馬鹿にならないし、(無理とは分かっていても)何かやってくれたら、かなり助かるのだが…。そもそも、地方のアウェイ側も、チケット所有者に何かしらのサービス提供をもっと積極的にアピールした方がいいだろう。アウェイサポーターが来ても、おそらく、金を落さずに彼らを帰してしまっているのではないか。(やっているところはやっていると聞くが)せっかく来たアウェイサポーターを日帰りで返さないサービスも深く全国で浸透してもらいたい。

また、観戦チケットが切符になる以外に、交通機関のフットボールに対する対応も、欧州は、ケースよってはスペシャルコーチを出したりするが、日本は、駅周辺の混雑の対応だけにとどまっていて、ダイヤの調整まで十分ではない。たとえば、2004年のチャンピオンシップ終了後、横浜のサポーターが埼玉スタジアムからの帰路、終電に間に合わなかったなど、日本にしては、そういったことまでのシュミレーションが甘い。

また、ワールドカップのあった2002年の日本でも、交通機関は、それなりに融通を利かせて、増便したり、ダイヤを変えたりしていたが、あれですら完全なものではなかった。特に、鹿島のドイツ対アイルランド戦から都内に帰ってきた際、私鉄の終電はほとんど終わっていたはず。(あの山手線の車内、緑のアイルランド人だらけの光景は異様だった)

なにはともあれ、まだまだ、フットボールが日本の生活に文化として密接に根付いていないのは確かだが、徐々にでもいいから進んでもらいたい。



  • くれぐれも観戦チケットを切符にしなさいという記事ではございません。

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2008年05月12日

鹿島アントラーズとガンバ大阪は弱いのか?

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by 徒然フットボール

J・LEAGUE第12節はこちらで書いているが、ここでは、鹿島と大阪におけるAFCチャンピオンズリーグとJリーグの兼ね合いについて


開幕からリーグ首位を快走してた鹿島が、ここに来て勝てないでいる。大阪も勝ったり、負けたり、引き分けたりと、安定感がない。特に大阪は、試合を見てるだけで、疲労感がそれと分かる。

それでも、大阪、鹿島はよくやっている方であろう。無事、大阪はAFCチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出を果たし、鹿島もほぼ当確である。当たり前の結果のように見えるが、なかなか難しいことだ。代表でもないのに、シーズン中に外国へ行くのだから、普通にリーグを闘っているクラブとは訳が違う。やはり、AFCチャンピオンズリーグの負荷は、思いのほか、大きいようだ。これが秋の決勝トーナメントのステージになると、中東まで遠征に行くのだから、ダメージはかなり大きくなる。

去年は、川崎、浦和がAFCチャンピオンズリーグのグループリーグを共に突破し、浦和は優勝までしたが、今年の鹿島、大阪の調子を見れば、いかにAFCチャンピオンズリーグが熾烈かがわかるであろう。ダメージは、後からじわじわ来るのである。また、去年の川崎、浦和のAFCチャンピオンズリーグにおける評価も、相対する材料がなかったため、今年からようやくできるというところではないだろうか。

とりわけ、AFCチャンピオンズリーグは長距離移動があり、コンディションを保つのが難しく、勝ち抜けるには、コンディション調整に尽きるといっていいだろう。おそらく、鹿島も大阪もリーグがなく、AFCチャンピオンズリーグだけに集中できれば、好成績を期待できるであろう。だが、ただでさえ日程が厳しく、GW期間ともなれば、リーグとの二股でのコンディション維持は難しい。

また、AFCチャンピオンズリーグとJリーグでは、闘い方がまるで違う。AFCチャンピオンズリーグは、決勝トーナメントともなると、対戦相手が確実に強く、スカウティングは欠かせない。また、アウェイゴール・ルールがあり、強ければ勝ち抜けるというわけではない。いかにホームで失点せず、アウェイで守れるかである。ようするに、守備から1-0というスコアを上手に作れるチームが有力になる。そういう意味では、大阪より浦和や鹿島の方がやや分があるかもしれない。

とりあえず、鹿島、大阪はリーグで不調にいるかもしれないが、勝ち点の数字は、さほど悲観するほどではない。彼らは弱いからこの位置にいるわけではない。

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2008年05月11日

イチローは野球少年だが、中田英寿はサッカー小僧ではない

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by 徒然フットボール

欧州の移籍における不具合はこちらで書いているが、ここでは、イチローと中田英寿について、短めに。


イチローと中田英寿。
この二人の共通点は、野球、サッカー、それぞれのジャンルにおいて日本の代表格であること。そして、国際舞台で活躍し、ある意味、メジャー世界で活躍する本格的な開拓者でもあり、名前も世界に売れている。そして、まぎれもなく日本をひっぱる(ひっぱってきた)存在。つまり、日本の大黒柱である。

イチローは2006年のWBCで日本代表チームを引っぱった。彼のプレーやインタビューに興奮した人も多かったのでは。嬉しいなら嬉しい、悔しいなら悔しい。局面、局面で、彼は感情を明確に剥き出しにした。そして、彼の喧嘩腰なプレーに、われわれは頼もしささえ感じたかもしれない。しかし、中田英寿はイチローほど熱くはなく、いたってクールだ。感情など見せず、インタビューでも淡々としていた。よって、反発を買い、変人のようにも見られたし、中田英寿がいるから大丈夫とい安心感を提供していた部分もあった。

そんな熱と氷のような二人には、明確な違いがある。

イチローは野球がすべてであり、野球がプライオリティの一位であり、野球研究家といえるくらいに野球を極めようとしている。イチローの打撃フォームなどは、バッターというより、止まっているボールを打つゴルファーにさえ見えてしまう。言い換えれば、グラウンドで臨床実験をしている学者ともいえる。それでいて、土壇場でも頼りになる。あれほど期待して、期待通りの結果を出すイチローは、まぎれもなく野球人としても一流である。この先も、ひたすら野球を愛し、一生、野球をやっていたいはずだ。だから、彼に(やれる力がありながら)引退するという選択肢はない。そして、彼の原点は、ひょっとすると、永遠の野球少年である事にあるのかもしれない。

かたや、現役時代の中田英寿は、サッカーがプライオリティの一位にはなかったはず。そもそも彼には天才的なドリブル、驚異的なスピード、正確無比なシュートがあるわけではない。あくまで豊富なスタミナ、ボディコンタクトの強さ、頭の良さ(脳回転やイメージ)が武器であり、二手三手先を読むプレー、状況把握の柔軟さに長がある。また、現役時代の中田英寿にとってサッカーは食べるためのツールでしかなく、いろいろな人に出会い、簿記の資格を取ったり、社外経営者など、サッカー以外のことにもチャレンジし、自分を高めていくことをすべてとしている。よって、引退という選択肢も彼には、ひとつの切り替えポイントでしかない。もちろん。現役引退後は、サッカーのプライオリティは上がったかもしれないが、中田英寿はサッカー選手である前に、ひとりの人間としてプロフェッショナルといえよう。ここにイチローとの本質な差がある。

つまるところ、イチローは野球少年だが、中田はサッカー小僧ではない。


  • 尚、イチローと中田英の競技実績を比較はしてません。比較したらイチローの方がはるかに上です。

posted by FOOTBALL NOTES | 20:05 | FOOTBALL・PAHNTOM | トラックバック(0)
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2008年05月10日

リーグを形成する種類は、一強、二強、三強、混戦とあるが

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by 徒然フットボール

五輪サッカーで、日本代表が活躍する可能性について、こちらで書いてますが、こちらでは、リーグを形成する種類について短めに。


ブンデスリーガは巨人のバイエルン・ミュンヘンが、リーガエスパニョーラはクラシコを待たずにレアル・マドリードが、英国プレミアリーグも、マンチェスター・ユナイテッドの優勝はほぼ間違いない。スコティッシュ・プレミアリーグのレンジャーズ、セリエAのインテルだけが、去年の浦和になる可能性は残しているものの、油断さえなければ、ほぼ優勝で間違いないだろう。

今季の欧州リーグは、ほぼ独走状態から、そのままゴール・テープを切る傾向のようだが、すくなくとも、泥沼の混戦になるような事はなかった。それだけ、リーグの構造がしっかりしているといもいえよう。Jリーグのように、毎年、最終節までもつれ、上位がめまぐるしく変わるということは滅多にない。

たとえば、競馬の馬券は一強、二強、三強、混戦で買い方が変わってるが、リーグも、一強、二強、三強、混戦で、楽しみ方、クラブの闘い方も変わってくるのではないだろうか。すくなくとも、見る側からすれば、Jリーグのような差のないリーグの方が楽しめるのかもしれない。一番つまらないのは1強のぶっちぎり独走状態。競馬なら、これほど安心な軸はないのだが、リーグとなると、独走状態は、当該クラブサポ以外はつまらない。

今の所、一強でのシーズン終了は、ブンデスリーガ、エールディビジ。リーグアン、リーガエスパニョーラもそれに近い。ここにきて、セリエA、プレミアリーグが分からなくなってきたが、それでも、首位クラブの逃げ切りになるであろう。やはり、見る側が見たいのは、去年のJリーグのような大逆転優勝ではないだろうか。そういう意味では、スコティッシュ・プレミアリーグからは目が離せないかもしれない。

最後に、余談になるが、ここにきて、後の祭りのアーセナルが、首位と勝ち点4差まで迫ってきていた。もちろん、彼らの優勝はないが、今シーズンを振り返ると、怪我人に悩まされた部分もあったが、落とした試合の中には、勝てた試合もいくつかあった。集中力を欠いてしまった取りこぼしが本当に悔やまれるが、それこそが長いリーグの闘いでもある。チームのメンタルコントロールがシーズン中に保てるようにならないと、リーグ優勝は難しい。来シーズン、アーセナルが今年のような活躍が出来るかは未知数である。

いずれにしても、来シーズンは、リーグが少しでも混戦になることを期待したい。おそらく、セリエA、プレミアリーグはそうなるのではないかと見ている。

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2008年05月09日

AFCチャンピオンズリーグにおける日本クラブの躍進

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by 徒然フットボール

AFCチャンピオンズリーグ 第5節はこちらで各グループリーグの星取りを書いたが、ここでは、今季のAFCチャンピオンズリーグにおける日本クラブの躍進について。

今季、プレミアリーグの2クラブがUEFAチャンピオンズリーグの決勝の舞台に立つ。また、二年連続でベスト4にプレミア勢が3クラブ、4年連続でプレミア・クラブのファイナル進出もあいまって、ここ最近は、イングランドプレミアの強さが際立っており、欧州市場においても強烈なアピールになっているが、今季、アジアにおいても、AFCチャンピオンズリーグのベスト4に日本クラブが3つ入る可能性は少なくない。

07-08のUEFAチャンピオンズリーグでは、バイエルンミュンヘン、ユベントスなどの常連が参加していなかった分、ややUEFAカップの面もあったが、今季のAFCチャンピオンズリーグも同様の匂いがある。韓国がプレーオフ優勝の浦項を出してきたため、本来、代表格にある城南一和が参加しなかった。中国もACL常連の上海申花、山東魯能 が出ず、優勝経験のあるアルアハリ、昨年度ファイナリストのセパハンなどといった中東の有力どころは、グループリーグで敗退した。アルカラマがグループリーグを敗退すれば、まさに日本勢には追い風となろう。

AFCチャンピオンズリーグが新設してから、日本のクラブ勢は、日本サッカー協会、Jリーグからのアシストもなく、決勝トーナメント敗退の連続でふがいない結果が続き、ほぼ罰ゲームの状態だったが、去年の浦和、川崎の健闘(&関係各位のバックアップ)で潮目が変わった。今季、参加した鹿島、大阪があぶなげなく決勝トーナメントに進むことで、去年、浦和、川崎が作った流れを崩さなかったのは大きい。今後、AFCチャンピオンズリーグに参加するクラブにも良いプレッシャーになるのではないだろうか。

AFCチャンピオンズリーグのベスト8に日本のクラブが3つ入ることで、優勝の確率は、単純計算で37%となる。今季の決勝が日本のクラブ同士の決勝になってもおかしくはないし、そう期待したい。国内クラブ同士の戦いになれば、移動が国内だけで済み、クラブにとっても負担が少なくなり、コンテンツとしても、(日本代表とは別の)新たな刺激を生んでいくであろう。


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2008年05月08日

監督解任劇は黄色信号ではなく、赤信号

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by 徒然フットボール

FIFAランキングはこちらで1位から100位まで掲載。


今季のJリーグ(J1)は、すでに三人の監督が辞任した。浦和のオジェック監督、川崎の関塚監督、千葉のクゼ監督。そのうち、関塚監督は、体調不良のため、無念の退任だったが、残りの二人は外国人で、チームの成績に対しての責任を取った形である。二人とも、Jリーグの監督は初めてではない。よって、日本の環境に馴染めなかった、Jリーグレベルが分からなかったということはない。

監督の解任劇自体、特に珍しくはないが、オジェック、クゼ両者の解任劇は好対照だ。浦和のオジェック監督は開幕から2試合での電撃解任だった。これは、傷口が浅いうちの処置で、結果的に、早めの損切りが功を奏したといえよう。ただし、千葉は、ずるずるここまで来て、ようやくの解任劇。すでに、傷口が広がってしまってしまい、手の施しようがない状態である。もちろん、解任時期がいつであれ、監督が変わったから上手く行くとは限らない。むしろ、悪くなるのが常である。監督が変わって、好転した例は、最近では、一昨年のJ2横浜の開幕直後の解任劇(足達監督→高木監督)くらいである。

浦和の場合、監督解任劇で大崩れしなかったのは、やはり、後任監督に就いたゲルト氏が何年も前からチームの縁の下に居て、チームを知り尽くし、かつ、コーチ昇格の初監督ではなく、Jリーグでの監督経験もあった事が大きいといえる。かたや、ここに来ての解任劇となった千葉の場合、これからが問われるが、フロントを含め、よほどの荒療治をしない限り、好転は難しいかもしれない。千葉の11戦勝ち星ゼロというのは、なにか原因があるからだが、まっさきに、上げられるのが、オフの戦力流出であろう。そして、チームとして、何をしたいのか、具体的な形がまったく見えず、ただ、なんとなく試行錯誤で来てしまい、やることなすこと裏目裏目で、蟻地獄に嵌って行った。

もちろん、現在の浦和にも鹿島や名古屋のような明確なチームの形はない。ただ、彼らは、なんとなくフットボールをしてはいない。彼らには、(攻撃の形はなんであれ)点が取りたいという、いたってシンプルな想いが中心にあり、ボールポゼションを支配されようが、カウンターを喰らおうが、リスクを賭けて攻め立てる。言葉は悪いが、今の浦和は、出来損ないのリバプールのようで、さしずめ、闘莉王はジェラードになろうとさえしている感すらある。あれが浦和の今季の形であるとは思えないし、とりあえずは、キープレイヤーのポンテが戻るまでの応急処置の形であるのは明白である。

話を戻すと、チームの成績に対して責任を取るのは監督の宿命である。与えられた環境、今ある現状で仕事をするのが監督業である。だが、そういう意味でも両者は好対照だった。オジェックは、(戦力流出に対して)これ以上ない補強をしてもらったのに対し、クゼ監督は、(大きな戦力流出に対して)十分な補強をしてもらえなかった。そして、結果は同じ解任だから、監督業はつくづく難しい。まさに結果がすべての世界である。

監督が交代したからといって、チームが好転するとは限らないが、何もしなければ、何も変わらない。浦和とて、この先は、どうなるか分からない。千葉も、新監督を向かえ、好転するかもしれないが、さらに悪くなる可能性も大いにある。やはり、監督が変わらずにチームが運営されている状態がクラブとしては理想といえよう。主力選手の離脱は、黄色信号になるが、監督が変わるという事は、黄色信号ではなく、明らかな赤信号である。


  

posted by FOOTBALL NOTES | 12:10 | J・」LEAGUE | トラックバック(0)
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2008年05月07日

セルティックを鹿島、レンジャーズを浦和に置き換えて 2

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by 徒然フットボール

Jリーグ第11節の短評はこちらで書いているが、現在のスコテッシュ・プレミアリーグを見て、去年のJリーグの終盤を思い出す人はいるであろうか。

以前、ここの4月22日の記事で、『セルティックを鹿島、レンジャーズを浦和に置き換えて』という記事を書いたが、去年のJリーグ終盤で起こった大逆転激が、どうやらスコテッシュ・プレミアリーグでも現実味が帯びてきた。スコテッシュ・プレミアリーグは4日に1試合が行われ、暫定2位のレンジャーズがハイバーニアンと0-0で引き分けてしまい、現在、暫定首位のセルティックに微かな3連覇の望みが浮上した。レンジャーズはセルティックより残り試合が3試合多いが、今回の引き分けで勝ち点差を1しか縮められず(7差)、かつ、14日にUEFA杯決勝、24日にスコットランド杯決勝があり、レンジャーズはここにきて、リーグ、UEFA杯、スコットランド杯の3つのタイトルを賭けて試合をこなさなければならないヘビーな過密日程を強いられている。

リーグ残り2試合だけに集中できるセルティックと比べると、レンジャーズの方が、あきらかに負荷が大きい。当然、レンジャーズが3つ獲る可能性はあるが、3つとも逃してしまう可能性もある。実際、レンジャーズはリーグ残りの試合でひとつでも星を落とし、セルティックが2戦全勝すると、セルティックの大逆転優勝になる可能性がある。去年の浦和と鹿島を思い出さずにはいられない。ちょうど、浦和がACLを獲った以降、それまでの過密日程、疲労、モチベーションのコントロールのズレにより、浦和は失速した。天皇杯はJ2愛媛に敗れて五回戦敗退、リーグでは、残り試合を一つも勝てず、逆に地力優勝のない無欲の鹿島が、目の前にある試合をひとつひとつ勝ち続け、見事、リーグ優勝を掻っ攫った。

今回、レンジャーズの状態は、昨年の浦和より、さらに厳しいかもしれない。残りは、全て負けられない試合であり、UEFA杯決勝、スコットランド杯決勝と天王山が二つもあり、集中力の持続と、モチベーションの強弱をつけるのは至難の業である。もちろん、UEFA杯決勝の結果に対する通過の仕方も難しい。勝てば、安堵、負ければ、落胆と、いずれの結果でも、モチベーションをコントロールするのは簡単ではない。もちろん、数字上では、自力のあるレンジャーズが有利に変わらないが、フットボールは何が起こるかわからない。

追うものと追われるもの。果たして、セルティック、レンジャーズ共にいかなる空気を読むのか、注目すべき2週間となりそうだ。

posted by FOOTBALL NOTES | 12:24 | 欧州FOOTBALL | トラックバック(0)
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2008年05月06日

この先、100年、浦和レッズにクラブとして期待すること

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by 徒然フットボール

日本のスタジアム経営については、こちらで書いてますが、こちらでは、クラブ経営について、将来、こうあってほしいことをについて、簡単に。

浦和レッズは、Jリーグで唯一、親会社から離れ、独立清算となっているクラブだが、クラブ経営として、将来、次の世紀までに果たしてほしいことを箇条書きにした。

・埼玉スタジアムを浦和レッズが借りる状態にする。
(野球の楽天のやり方で、維持費を余計に払う代わり、スタジアム内の広告、物販もクラブが完全に仕切る)
・大原にある練習場を埼玉スタジアム傍に持ってくる。敷設するクラブハウスは、ジム、寮込みのビル。
・ユースの拡充。ユース施設も埼玉スタジアム傍に持ってくる。
・選手を育てて、売るという移籍ビジネスをシステムとして構築し、軌道に乗せ、クラブ運営費の潤滑油にする。
・埼玉スタジアムの北ゴール裏に屋根をつける。
・埼玉高速鉄道の最終駅を浦和美園駅から埼玉スタジアム下まで伸ばす。
・東川口から浦和美園(埼玉スタジアム下駅)までの運賃を値下げする。一区間で往復420円は高い。
(試合のある日だけの浦和区→浦和美園駅(埼玉スタジアム下駅)の格安パス・年間定期の発行)
・レッズランドのコンテンツも埼玉スタジアム周辺に持ってくる。
・埼玉スタジアム近所にクラブ経営の賃貸マンション敷設
(安価、スタジアムの見える風景。埼玉スタジアムと直結させてもよい。)
・埼玉スタジアム至近にショッピングセンター(イーオンの移動・移転でもいい)
・埼玉スタジアム至近に米式立体駐車場、駐輪場を増やす。(安価にて)


本来ならば、埼玉スタジアム自体を浦和区のどこかに持ってこれたらいいのだが、不可能なので、あくまで、今、分散しているコンテンツを集約する、足りないものを補うという形で書いてみたが、かなり、ポジティヴ妄想が入ってます。


posted by FOOTBALL NOTES | 11:40 | J・」LEAGUE | トラックバック(0)
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2008年05月03日

五輪サッカーで、欧州勢が苦戦するであろう理由

 
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by 徒然フットボール

五輪のオーバーエイジ枠については、こちらで書いているが、こちらでは、五輪サッカーの欧州勢について、辛口に触れてます。

おそらく、今回の北京五輪のサッカーは、欧州勢には、極めて辛い大会になるであろう。地球の反対側にある酷暑の中国で、ベストコンディションを維持するのは難しい。纏わりつく湿気に汚い大気。移動も距離があり、日程もタイトだ。選手村に入れば、高級ホテルとは違い、簡易ベッド、ビッグクラブより劣るビュッヘ、そして、むさくるしい集団生活になる。緒戦はともかく、おそらく、日を追うごとにパフォーマンスは著しく落ちるであろう。彼らは生活面でプチ・カルチャーショックを受け、五輪に参加したことを後悔するかはさておき、それなりのアウェイを体験する。欧州からすれば、極東で行われるフットボールなど、罰ゲームのなにものでもない。特に、中国と対戦するベルギーは、中国のアウェイを心底、思い知るであろう。わたしは、最悪の場合、欧州の出場四カ国すべてが、グループリーグ敗退になると見ている。

もともと欧州では、アンダー代表(五輪サッカーなど)はレベルの低い大会と位置づけられており、クラブレベルで若手育成をしているため、(日本のように)代表のカテゴリーで若手育成をする必要はない。よって、代表ユースは、ある程度、クラブの若手育成の延長にあるのが一般的である。もし、欧州勢がアンダー世代代表の大会に本気で全力を注いでいるならば、ナスリ、ベンゼマのいるフランス、クリロナ、ナニ、ミゲウのいるポルトガルが五輪に出場しないわけがない。

今大会の勢力図は、そんな欧州を抜いた「アフリカ対南米」の構図になるのが有力だ。いかに疲弊した欧州をカモに出来るかが、各グループの国々にとってグループリーグ突破の鍵になるが、欧州と一緒にお付き合いして疲弊すれば、もちろん、彼らとて、パフォーマンスは著しく落ちるであろう。逆にそんな劣悪な環境で浮上してくるのが、アメリカ。彼らは国際舞台において、欧州開催の大会では冴えないが、日韓W杯、シドニー五輪など、欧州以外での開催で思いのほか強い。今回は、緒戦の日本に勝てば、波に乗るのではないだろうか(もちろん、日本に負ければ惨敗もありえる)。また、韓国もゴールデンエイジを揃え、メダルを狙える位置にはいる。準ホームも追い風だ。

最後に、今大会、最大のダークホースであり、目玉となる開催国・中国も、あらゆる手段を嵩じてベスト4に滑り込んでくるだろう。特に、中国は、北京五輪前には2010年ワールドカップ南アフリカ大会の敗退が決まっている分(推定)、面子を守るため、メダルは国家として必須になる。すでに、ドローでは、中国 ニュージーランド ブラジル ベルギーと、2勝を計算できる相手を抱きいれ、ブラジルとの対決で世界の目を集中させる裏工作?に出ている。おそらく、聖火のような茶番な様相も十分に考えられるのではないだろうか。
  


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2008年05月02日

UEFAチャンピオンズリーグは根性と運

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by 徒然フットボール


英国クラブ同士の対決によるUEFAチャンピオンズリーグ決勝実現は初のようである。ベスト4に3つの英国クラブが入ったことで、趨勢も決勝の英国対決には、さほど驚きはないようだが、来年は、バイエルン・ミュンヘン、ユベントスもUEFAチャンピオンズリーグの舞台に帰ってくる。はたして、この英国天下がいつまで続くのか。そんなUEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグの<雑評>については、こちらで書いているが、ここでは高いステージにおける勝敗のファクターについて短めに。

先日のUEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグの2試合は、意地と意地のぶつかり合い、強い気持ちの激突による激しいものだった。やはり、UEFAチャンピオンズリーグともなると、準決勝、決勝のステージまで来れば、強い弱いというより、別のファクターが勝敗を分けているかもしれない。もちろん、チームの出来、状況(怪我人の有無)も重要なファクターだが、勝敗を分けるものの中心は、意外と地味なものかもしれない。

それは一言で、格好つけずに古めかしく言えば、根性。

上手さ、高い技術、選手の身体能力といったモノは当然あって、その上で、勝つには、強いメンタル、つまり根性が必要になる事もある。その上で、さらに運まで必要になる。UEFAチャンピオンズリーグ決勝ともなれば、中立地における90分(+延長30分+PK)の一発勝負のため、かなり運や展開に左右される。かならずしも実力通りの展開や結果にはなるとは限らない。去年のミランにしても、リーグで不調ながら、UEFAチャンピオンズリーグでは、勢いと流れに乗って、まんまと優勝を掻っ攫った印象が強い。


運はいつの時代でも大きなファクターとして存在するが、根性なんてファクターは、今の趨勢では死語に近いかもしれない。だが、最終的には強いメンタル、強い意志、気持ち、闘志は、すべてそこへ帰結する。

かつて神戸製鋼、日本代表で活躍したラグビーの平尾氏が、過去のインタビューで試合で勝つ要素とは?という質問に対し、「まず、根性でっせ」と語っている。あのスマートで汗が似合わないイメージの平尾氏が、根性と言っているのだからというわけではないが、高いレベルまで昇華してしまうと、勝負を分ける要素も、シンプルに立ち返るのではないだろうか。

実際、サッカー日本代表でも、(根性とは言わないまでも)気持ちの入った試合を期待して見ているのだが、近年、そういったシーンに立ち会えるのは少なくなっている。技術も能力も日本より上である欧州の選手が、根性丸出しで勝負を勝ち取っているのを見ていると、技術や能力以前に、一番、基本的な部分で日本は負けているのだなと痛感する。それ以前の、持ってて当たり前の部分で負けているのである。

posted by FOOTBALL NOTES | 11:50 | 欧州FOOTBALL | トラックバック(0)
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2008年05月01日

Jリーグの「ビッグマッチ」について

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by 徒然フットボール

Jリーグの第9節の短評については、こちらで書いているが、ここではJリーグの「ビッグマッチ」について短めに。

Jリーグに100年の歴史がないとはいえ、数年前までは、二強を築いていた「鹿島対磐田」が黄金カードだった。J開幕時は「横浜対川崎V」がそうだったかもしれない。そんな黄金カードはビッグマッチと呼ばれる。現在のビッグマッチをひとつあげるとすると、「浦和対鹿島」のカードは、短い歴史的な背景や、現勢力を見ても、ひとつのビッグマッチなのではないか。

リーグがどこであれ、過去数年、直近で優勝しているクラブ同士でビッグマッチが形成されることが多い。Jリーグの過去三年では、「浦和対鹿島」、「浦和対大阪」、「鹿島対大阪」の三点ボックスになるが、たしかに、このカードは、チケットの売れ行きも(「鹿島対大阪」の鹿島ホーム以外)他カードとは多少は違うようだ。特に、浦和の場合は、時期やタイミングもあるが、大阪戦、鹿島戦は埼玉スタジアムの両アッパーまでだいたい埋まってしまう。観客が良く入るという点では、「ビッグマッチ」を演出する追い風になっているといえよう。

Jリーグには、清水対磐田、F東京対東京Vというダービーがあるが、ビッグマッチは、ダービーとは違うニュアンスになる。ダービーは地域、ライバルとして負けられない「闘い」がモチベーションであるのに対し、ビッグマッチは、「注目度」がモチベーションになるといえる。もちろん、世には、バルセロナ対レアル・マドリードのようにダービーとビッグマッチを兼ねる試合もあるが、おそらく、両チームに関係ないサポーターでも、ビッグマッチの結果は気にかかるだろう。また、ダービーは歴史や地理の根底からある不変のものだが、ビッグマッチは育つものであり、もちろん、消えたりもする。

もちろん、ビッグマッチは数が多ければいいというものではない。まるでないのもどうかと思うが、2つ、3つあれば、リーグ人気からみても、祭りのようなありがたい存在であろう。なにもないと、リーグの流れが凹凸のないフラットで味気ないものになる。節目、節目で、そういったビッグマッチがあることで、ひとつのヤマ、イベントを作れるのは大きい。また、最近では、カップ戦のナビスコ杯決勝、天皇杯決勝も、カード問わず、客入りは悪くない。盛り上がりや注目度を見ても、ひとつのビッグマッチの様相を呈している。

今後、優勝チームの変遷過程、降格や昇格、因縁や確執、あらゆる要因が渦巻き、何年かの時を経ながら、新たなビッグマッチが生まれるのか。そういった長期的な視点で見てみるのもリーグを楽しむひとつかもしれない。



posted by FOOTBALL NOTES | 11:30 | J・」LEAGUE | トラックバック(0)
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2008年04月30日

浦和が強いという錯覚

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by 徒然フットボール

浦和が強いと勘違いしないための記事はこちらで書いてるが、こちらでは、角度を変えて、浦和が強く感じる錯覚について短めに。

小野、長谷部が抜け、ポンテが怪我で居ない。ゲームメイカーがいない。唯一いた山田がトップ下では不調の極み。あげく闘莉王がへとへとになりまがらボランチで舵を切っている始末。正直、よく、これで勝てているなと思う。ピッチ外でも、鈴木がダウン、オジェック(前監督)、内舘が交通接触事故、と厄払いしたほうがいいと思うほど、踏んだり蹴ったりだ。

今のところ、内容がなくとも、形がなくとも、ただ、勢い任せで闘っているせいか、運が味方している部分もある。そんな中、唯一、要因があったとすれば、それは、やはり、監督の交代だろう。まるで損切りのような交代劇だったが、今は、これが結果的に功を奏している。

先発で答えを披露してゲームセットさせるオジェックは、メンバーを固定させ、交代をしない。(これはオシムもそうで)交代は疲労や怪我以外では特にしない。逆に、先発で半信半疑のままスタートし、ゲーム展開で選手交代をして、流れを変えたり、良い方向へ導こうとするゲルト。(これはジーコもそうで)交代によって、リズムや波を作ろうとする。ようするにハナから答えを持たない。

オジェックとゲルトの好対照さは、どちらが正しいというものではない。答えを持って押し通すか、答えを持たずに試合中に探すか。どちらも正しいのだが、時と運と流れから行くと、今はゲルトのやり方が、ハマっているといえよう。細貝、阿部が奮闘し、なんとか、屋根を崩さすに祠を守っているような状況だが、今の現状では、ゲルトの状況に合わせるやり方が適している。(途中就任のためこれしかできないというのもあるが)逆に、メンバーを固定して、良くなるまで待つやり方もある。しかし、時間は待ってくれないだろう。ゲルトは、未来の結果ではなく、今すぐそこにある結果を取りに行ったことになる。

ただ、この流れが一度崩れると、ガタガタと行く危険性はある。なにより実体がないため、崩れる時はナイアガラのように落ちるしかなくなる。今は、6月のブレイクまで、このまま行くしかないが、泥舟に乗っているのと変わりはない。これは、他所のサポーターやマスメディアより、なにより浦和サポーターが一番良く分かっているのではないか。いずれにせよ、趨勢が作り上げる浦和が強いという偶像は、今のところ、錯覚でしかない。
  

posted by FOOTBALL NOTES | 11:44 | J・」LEAGUE | トラックバック(0)
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