2010年03月05日
■「打倒鹿島」に挑む一番手
3月6日にいよいよ今季のJリーグが開幕します。 J1を戦うチームが優勝を目指す上で避けて通れない関門は、「鹿島」でしょう。3連覇を達成し黄金期を築く王者は、開幕前に行われたACLとゼロックススーパーカップでも勝利を収めるなど、今季も順調なスタートを切りました。それだけに、どのチームも「打倒鹿島」を胸に秘めているに違いありません。 その彼らと開幕戦で戦い「打倒鹿島」を目指す一番手となるのは、昨季と同様に浦和です。指揮官が志向するパスサッカーで変ぼうを遂げつつある浦和ですが、昨季は鹿島を相手に1節では0-2、34節では0-1と2回とも完封負けを喫しました。 そこで、昨季の1節と34節での直接対決のデータを基に、開幕戦の注目ポイントを挙げてみました。 ○ボールをキープしてゴール前に迫れるか 表1と表2は、昨季の直接対決時の支配率の推移と、昨季の直接対決時と年間の攻撃スタッツを比較したものです。表にはないですが、昨季のリーグ戦における34試合の中で、鹿島が支配率で相手を下回ったのは6試合しかありませんでした。さらに、直接対決で2試合とも彼らを上回ったのは浦和とG大阪のみ。変革の初年度であったとはいえ、これは特筆すべき点だといえるでしょう。それだけに、今回もボールを保持できるかには注目が集まります。 ただ、昨季の2試合ともに攻め込みながらもカウンターでやられた苦い記憶があるだけに、リスクマネジメントが重要なのは間違いありません。
一方、攻撃スタッツを見ると、パス数こそ減少しているものの、1節に比べシュート数とラストパス数が増えていることが分かります。さらに、ペナルティエリア進入回数や30メートル内に進入した回数も増えていることから、ゴールへの姿勢が顕著に表れていたといえそうです。それは、次のパスの内訳を見ても読み取れます。
全エリアを合計したパス数は減っていますが、アタッキングゾーンでのそれは増加。これを増やしていくことが、得点を挙げる1つの手段ではないでしょうか。 最後にシュート数について見てみましょう。
![]()
表4と表5は、ゴール枠の内外別のシュート数と、試合ごとのシュート数の上位選手です。 増加したシュート数はすべて枠内シュートでした。それだけに、枠内に飛ばしたシュートを決め切れるかはポイントの1つでしょう。 また、シュート数の上位選手に名を連ねていたのは、意外にもMFの阿部でした。彼が前へ飛び出してゴールを狙うシーンは多く見られるでしょうか。 浦和は、大黒柱であった闘莉王が移籍し柏木が加入しました。さらに、開幕前には多くの新戦力が躍動しているという話も聞こえてきます。それだけに、昨季とはメンバーもサッカーも一味違ったチームになっている可能性はあるでしょう。 王者を相手にいかなるプレーを見せるかは、自らのレベルを測る試金石となるはずです。果たして、「打倒鹿島」を開幕戦で達成できるでしょうか。 <使用データ> 2009年度J1リーグ
■データスタジアム株式会社|お問い合わせ http://www.datastadium.co.jp/contact.html
執筆担当: 山中 健太
posted by 山中 |22:00 |
Jリーグ |
コメント(1) |
トラックバック(0)

表にはないですが、昨季のリーグ戦における34試合の中で、鹿島が支配率で相手を下回ったのは6試合しかありませんでした。さらに、直接対決で2試合とも彼らを上回ったのは浦和とG大阪のみ。変革の初年度であったとはいえ、これは特筆すべき点だといえるでしょう。それだけに、今回もボールを保持できるかには注目が集まります。
ただ、昨季の2試合ともに攻め込みながらもカウンターでやられた苦い記憶があるだけに、リスクマネジメントが重要なのは間違いありません。
一方、攻撃スタッツを見ると、パス数こそ減少しているものの、1節に比べシュート数とラストパス数が増えていることが分かります。さらに、ペナルティエリア進入回数や30メートル内に進入した回数も増えていることから、ゴールへの姿勢が顕著に表れていたといえそうです。それは、次のパスの内訳を見ても読み取れます。
全エリアを合計したパス数は減っていますが、アタッキングゾーンでのそれは増加。これを増やしていくことが、得点を挙げる1つの手段ではないでしょうか。
最後にシュート数について見てみましょう。
表4と表5は、ゴール枠の内外別のシュート数と、試合ごとのシュート数の上位選手です。
増加したシュート数はすべて枠内シュートでした。それだけに、枠内に飛ばしたシュートを決め切れるかはポイントの1つでしょう。
また、シュート数の上位選手に名を連ねていたのは、意外にもMFの阿部でした。彼が前へ飛び出してゴールを狙うシーンは多く見られるでしょうか。
浦和は、大黒柱であった闘莉王が移籍し柏木が加入しました。さらに、開幕前には多くの新戦力が躍動しているという話も聞こえてきます。それだけに、昨季とはメンバーもサッカーも一味違ったチームになっている可能性はあるでしょう。
王者を相手にいかなるプレーを見せるかは、自らのレベルを測る試金石となるはずです。果たして、「打倒鹿島」を開幕戦で達成できるでしょうか。
<使用データ>
2009年度J1リーグ

