2009年01月09日

■連載企画~「決定力」とは(2)~

第二弾


● 決定力とは(2)~試合を決める得点~

 前週の第一弾では、チーム毎のシュート成功率についてのデータを紹介しました。
 今回は、決定力を「試合を決める能力」と仮定して、結果的に勝利をもたらしたゴールについてのデータを挙げます。


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 当然ながら、勝利を収めなければ決勝点は生まれません。したがって、上位チームのストライカーが多く顔を出しています。しかし逆にいうと、彼らの決定力があるからこそ、チームが勝てたともいえるでしょう。

 リーグ5位までに入りながらこの表に名前の無いクラブは、J史上に残る堅守を築いた大分のみであることからも、有能なFWは上位を目指す上で欠かせない存在といえるかもしれません。


 またランキングには岡崎、赤嶺、小川、大竹と今季でブレイクを果たした選手たちが名を連ねています。特に、大竹は今季挙げた4つのゴールが全て決勝弾になっており、特別な選手に成るための「何か」を持っていることを感じさせます。
 
 一方、そんな中で健闘が目立つのは京都の柳沢で、チームが勝利を挙げた11試合のうちほぼ半数の5試合で決勝点を記録し、まさにエースと呼ぶに相応しい活躍だったようです。


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 上の表では、各チームの勝利数と決勝点を挙げた人数を掲載しました。(オウンゴールは人数に数えない)

 左右の数字を見比べた際に差が際立つのは名古屋で、17勝をたった6人の決勝ゴールで記録しています(ヨンセン5、小川4、杉本3、玉田2、マギヌン2、吉村1)。前線の選手が決定機で得点することで、チームに勢いと信頼感が生まれ、今季の快進撃へとつながったのでしょう。

 一方で、最も“日替わりヒーロー”が誕生したのは横浜FMで、11人の選手が決勝点を挙げています。監督の交代で選手起用の方針が変わったこともありますが、美しささえ感じさせるプレスからのカウンターや、セットプレーにつなげるという意識が浸透していた全員サッカーの証明でしょう。リーグ終盤や天皇杯の試合で見せた彼らの戦い振りは、木村監督2年目となる来季での躍進の予感を与えるのに充分であっただけに、他チームはこの脅威に備える必要があるのではないでしょうか。

 「決勝得点者」や「決勝得点人数」を考慮して、戦い方を変えるチームが現れるかもしれませんね。



<使用データ>
2008年度J1リーグ





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執筆担当: 粟村 友輝


posted by 粟村 |16:24 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(1)
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