2010年01月15日

■「2年連続得点王」はムズかしい?

 09年度のJ1リーグでは、7年振りに日本人が得点王になりました。栄冠に輝いた磐田の前田遼一は20得点を記録したものの、その数値は00年度の中山雅史と並んで歴代最少でした。

 では、彼らを含めて、歴代のトップスコアラーはどのような結果を残してきたのでしょうか。


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 表1は2ステージ制が廃止された05年からの得点王のスタッツです。

 この表を見ると、6人の中で前田は空中戦の勝ち数が多く、ドリブル数やシュート数は少ない傾向にあるようです。マルキーニョスは突出した値こそないですが、ジュニーニョはドリブル数が多く、マグノアウベスはシュート数とドリブル成功率が高くなっています。そして、ワシントンは1ゴールあたりの所要時間が最も短く、アラウージョはシュート成功率が最も高いという結果になりました。


●得点王の翌年

 非凡な才能を生かしてトップスコアラーに輝いた面々ですが、2年連続で得点王に君臨した選手はJリーグの発足時から見ても存在しません。それはなぜなのでしょうか。次の表から考察してみましょう。


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 表2は得点王を取った年と、その翌年のスタッツです。マルキーニョスの90分あたりのシュート数とドリブル数が微増したのを除き、他の選手のスタッツは前年より軒並み低下しています。ゴール数も、全員が8点以上減っています。何が原因なのでしょうか。


●利き足を封じられて


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 表3は部位別のゴール数、表4は最もゴール数の多かった利き足でのシュート成功率を、それぞれ得点王になった年とその翌年で比較したものです。

 前田を除く4人とも右足でのシュートの割合が高く、その最も得意としている右足でのシュート成功率が、得点王を取った翌シーズンは落ち込んでいるのが分かります。マークが厳しくなり、得意とする利き足を封じられたというのが、得点が減った一番の原因のようです。

 利き足は右足ながら、左足、頭でも満遍なく得点を積み上げた前田は、10年にどのような結果を残すのでしょうか。



<使用データ>
2005~2009年度J1リーグ




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執筆担当: 小松 暁義


posted by 小松 |18:38 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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