2007年11月14日

【ゴルフ】記憶に残る名ゴルファー~第ニ回 イアン・ウーズナム

私の記憶に残る名ゴルファーを書き記す第二回目はイアン・ウーズナムを取り上げようと思います。身長165cm、体重76kgと小柄ながらも世界ランキング1位を通算50週保持するなど、素晴らしい成績を世界で残しています。

小さな身体で飛距離を最大限にするための強烈なフックボールにはびっくりしたものです。特に驚いたのは、91年のマスターズです。

ウーズナムは最終日、トム・ワトソンと11アンダーで首位タイのまま最終18番を迎えました。オーガスタはフック系有利なホールレイアウトですが、18番は右ドッグレッグで右に折れる部分のフェアウェイ奥にはバンカーが待ち構え、フック系プレーヤーにとって不利なホールになっています。オナーであるトム・ワトソンは先にティショットを打ちましたが、刻みを選択。しかし右の林に打ち込んでしまいました。グリーンジャケットを争う相手のミス。ここでウーズナムがどういう選択を取るのか固唾を呑んで見守っていました。スプーンあたりでバンカー前に刻んでくるかと思いきや、ウーズナムはドライバーをチョイスしフルスイング!バンカーを超え、隣接するホール近くのラフまで打ち込みました。オーガスタはラフもそうきつくないので、ライとしては問題ありません。ウーズナムは下手に自分のプレースタイルを変えて刻みやフェードで攻めることよりも、いつものドライバー、いつもの持ち球で奥のラフから打った方がベターだと判断したのでしょう。一見、何も考えていないようなショットですが、ウーズナムのコースマネジメントが光ったショットだったと思います。2打目はまったくピンが見えない程の打ち上げでしたがグリーンエッジまで運びます。結果このホールパーとしたウーズナムが見事グリーンジャケットを手に入れました(ワトソンはダブルボギー)。ちなみに現在ではティーグラウンドがかなり後ろに下げられましたので、この作戦はもう使えないでしょう。

また01年の全英では久々に優勝争いに加わるものの、最終日規定で14本と決まっている使用クラブ本数ですが、15本キャディバッグに載せてプレーを始めてしまい2打罰を喰らうアクシデントに見舞われました。ルール違反に気づいた時のウーズナムの呆然とした表情が忘れられません。

最近これだけ特徴的な持ち球の選手がいませんが、スコアの追求についてはいろいろな方法論があると思います。ウーズナムのプレーを見ると、常識にとらわれていてはいけないと考えさせられます。

posted by dongking |17:40 | ゴルフ 名選手 | コメント(0) | トラックバック(1)
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