2008年08月11日
【プロ野球】巨人戦視聴率の低下を考える ~仮説検証
先のエントリーでは巨人戦視聴率の低下と巨人のリーグ順位の関連性は低いことを述べました。それでは視聴率低下の原因は何なのか、その仮定を4つ挙げましたが、今回はその仮定を一つ一つ検証して行きたいと思います。
■仮説検証1:巨人人気の低下 まず、巨人人気が低下しているかどうかを見るために「観客動員数」を見てみようと思います。実際の観客動員数の推移とセ・リーグ観客動員数に対して占める割合、両リーグ観客動員数に対して占める割合を調べてみると以下のようなグラフになりました。2005年からはより事実に近いであろう実数集計による数字になります(巨人だけではありませんが、いかに水増し発表していたかが分かります…)ので、観客動員数そのものよりも、比率を見ることで相対的に巨人の観客動員数を捉えた方が良いと考えます。比率はわずかではありますが減少傾向にあり、観客動員数比率から想定するに相対的に巨人の人気は微減していると言えます。 しかし、球場に足を運ぶファンはどちらかというとコア層に位置しています。ライトなファン層はどう変化しているのでしょうか。ここではアンケート結果を見てみます(参考:第16回「人気スポーツ」調査&第14回「人気スポーツ」調査&第13回「人気スポーツ」調査&第12回「人気スポーツ」調査&第9回「人気スポーツ」調査@上記全て中央調査社)![]()
「プロ野球で好きな球団」での一位は上記期間も巨人でしたが、その割合は年々減少していることがわかります。 観客動員数の割合や上記アンケートの結果を見る限り、ライト・コアなファン層に関わらず巨人の人気は低下傾向にあると考えてもいいのではないでしょうか(ただし、球場に足を運ぶコアなファンは微減に留まっています)。 ■仮説検証2:プロ野球人気の低下 先にあげた中央調査社の「好きなスポーツ」調査(第9回~第16回)に「好きなスポーツ」の項目があります。![]()
2003年をピークにプロ野球を好きな項目に挙げる比率は下がり続け、2008年には50%を切る結果になっています。好きなスポーツ1位ではありますがその支持率は相対的に減少しており、プロ野球人気は低下の傾向にあるといえるでしょう。 ■仮説検証3:他娯楽への移行 前回のエントリーではこの仮説について「巨人戦以外のTV番組を選択して見るようになった」「テレビそのものを見ない人が増えた」という風に分けて例を挙げました。まずは「テレビそのものを見ない人が増えた」かどうかを調べてみます。 1)テレビそのものを見ない人が増えたか ナイター中継時間帯のテレビ平均視聴時間量を調べてみると、ここ10年はだいたい2時間±6分で推移しています(参考:視聴時間量@総務省)。また「2005年国民生活時間調査報告書」(@NHK)を見てもそれほどテレビの視聴が減っているようには見えません。 先にあげた「人気スポーツ」調査@中央調査社によると高年齢層ほど「好きなスポーツ」として野球を挙げる率が高いのですが、その高年齢層の平日夜のテレビ視聴時間も多いことが分かります(参考:2005年国民生活時間調査報告書@NHK)。 ここから考えるに、「国民全体のテレビ離れは起こっていない」「野球好きな層のテレビ離れも起こっていない」といえると思います。 2)巨人戦以外のTV番組を選択して見るようになったか これが問題なのですが、ナイター中継時の他番組の視聴率の合計が一般に公開されていないため調べようがないのが実情です。ただし、「テレビそのものを見なくなった」訳ではないのに「野球中継の視聴率が低下している」事実を考えると、「巨人戦以外のTV番組を選択して見るようになった」と推定されます。その理由についてのデータは調べられませんでした…。私の勝手な推測ですが、番組選択権が野球支持層にない(平日7時台の主なテレビ視聴層は子供と高年齢層@:2005年国民生活時間調査報告書(@NHK)からでしょうか…。 ■まとめ 仮説3については非常に締りのない検証になってしまいましたが、プロ野球の人気低下と巨人の人気低下が発生している可能性が高いことはわかりました。プロ野球人気の回復策を考える一方で、テレビ放映による収入に頼らない経営方針を立てていく必要があると思います。プロ野球に携わる人々は非常に重要な局面に現在立たされているのではないでしょうか。 ■参考:TV離れ
posted by dongking |17:26 |
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【プロ野球】巨人戦視聴率の低下を考える ~序章 【酒のツマミはスポーツ観戦】
巨人戦の視聴率が低迷しているといわれて久しいですが、今回はここ10年間の視聴率や巨人の年間順位との関係を調べてみようと思います。
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【プロ野球】巨人戦視聴率の低下を考える ~仮説検証
巨人の金満ぶりにみんながもういいよと思っているんだと思います。
福岡や北海道では、ホークス戦やファイターズ戦の視聴率は20%をこえるときもあるらしいです。
別に、プロ野球の人気がなくなったわけではなくて、単に巨人の人気がなくなっただけでしょう。
posted by ホークス>巨人 | 2008-08-11 17:55
【プロ野球】巨人戦視聴率の低下を考える ~仮説検証
>福岡や北海道では、ホークス戦やファイターズ戦の視聴率は20%をこえるときもあるらしいです。
そんな局地的な話出されてもな。
posted by ↑ | 2008-08-11 18:14
【プロ野球】巨人戦視聴率の低下を考える ~仮説検証
福岡や北海道と東京では人口が大きく違うから、パーセンテージで比較してもあまり意味はないでしょう。
野球は今でも一番の人気スポーツだと思うけど。かつては、日本人の8割くらいが巨人ファンじゃないかと思われた時期があったから、団塊の世代が若い頃だよ。その頃と比べると人気低落みたいにみえるんだろう。でも、昔は、サッカーなんてないも同然。テニスやゴルフはマイナースポーツ、というより金持のスポーツだった。
その頃に比べると、スポーツも多様化、野球の中でのチーム人気も多様化したね。
昔は、出勤したサラリーマンの朝の会話は、「昨日はワンちゃんがまた打ったね」だったんだよ。国民的な関心事だったんんだ。
posted by 剛球 | 2008-09-05 20:36
【プロ野球】巨人戦視聴率の低下を考える ~仮説検証
>2)巨人戦以外のTV番組を選択して見るようになったか
>これが問題なのですが、ナイター中継時の他番組の視聴率の合計が一般に公開されていないため調べようがないのが実情です。
ですけど、これに関しては調べる方法はあります。
一つは視聴率が載っている週報などを見ると言う方法。
ビデオリサーチがとった視聴率データはしばらくするとまとめられ本となります。
それは国会図書館などに収められるので、閲覧が出来ます。
二つ目は2chなどのテレビ系板の視聴率関連スレに、
ほぼ毎日視聴率データは記載されます。
またはブログなどで視聴率を出してくれる所もあります。
参考になさってはどうでしょうか。
他にHUTと言う用語があります。
>総世帯視聴率。調査対象となる世帯全体で、
>どのくらいの世帯がテレビ放送を放送と同時に視聴していたのかという割合。
http://www.videor.co.jp/rating/yogo/alpha.htm
大体曜日や季節により数字は違ってきますが、65~70%位です。
数年前より一桁の番組が増えたのは事実ですが、
HUTから見た場合は数年前は平均は13%台だったのが、12%台になったくらいで
激変したと言うほどではないと言うのが実際です。
HUTの面から調べても良いでしょうが、
もっと直接的に上記の2chのスレなどを見てみればわかりますが
巨人戦は同時間帯で最下位の視聴率である事が多いのを見ると、
実情はわかると思われます。
posted by 某スレの人 | 2008-09-26 20:15
【プロ野球】巨人戦視聴率の低下を考える ~仮説検証
ついでにいくつか
ここ数年、阪神は甲子園だけでなく、ビジターの球場でも大観衆を集めている。
観客動員という点では間違いなく球界NO.1の球団だが、それでも年々減少していたものがある。
巨人戦中継で低下がはやされた視聴率が、関西地区の阪神戦で、その傾向がみられたのだ。
「関西地区での阪神戦中継の視聴率平均値の推移をみると、
星野阪神が18年ぶりに優勝した03年の17.7%を頂点に、04年16.4%、
05年15.9%、06年13.6%、去年は12.2%と、年々数字が落ちています」(在阪民放関係者)
ところが、今季は様相が違う。「前半戦の段階で12%を超えています。
後半戦に入り、3年ぶりの優勝機運が高まってくれば注目がさらに集まる。
03年の数字にどこまで迫れるか見ものです」(先の関係者)。
http://www.zakzak.co.jp/gei/2008_06/g2008062014_all.html
地元テレビ局のナイター中継の視聴率も下落の一途で、
「開幕時は15%前後で推移していましたが今や1ケタ台。
地元局はどこもホークス関連の番組を持っていますが、
人気の低迷に頭を悩ませています」(地元マスコミ関係者)
ttp://news.livedoor.com/article/detail/3828214/
posted by 某スレの人 | 2008-09-26 20:16
【プロ野球】巨人戦視聴率の低下を考える ~仮説検証
もう一つだけ。
>私の勝手な推測ですが、番組選択権が野球支持層にない(平日7時台の主なテレビ視聴層は子供と高年齢層
これ実は違うんですよ。
「個人視聴率」と言うものがあります。
簡単に言うと、年代別視聴率の調査で
M1、M2、M3
個人視聴率の集計区分の通称。M1=男性20~34歳、M2=男性35~49歳、M3=男性50歳以上をさす。
http://www.videor.co.jp/rating/yogo/alpha.htm
と言う風な形で調査されます。
ここからが本題ですが、野球の視聴者は高齢者に大きく偏っているのです。
2002年頃の調査で、巨人戦視聴者の4分の3はM3と言う話も出ていました。
「巨人 個人視聴率 M3」と言った用語で検索してみてください
主に巨人戦を見るのはM3層(50歳以上の男性)という個人視聴率調査のデータがある。
http://www.j-cast.com/2006/09/28003103.html
反対に若年層は1%程度と言う数字なのです。
これはどういう事かと言うと「クラスで野球を見ている子供は一人いるかどうか」
と言う事になるのです。
この事は巨人戦だけではなく、阪神など他球団も同様の傾向が見られるそうです。
要するに巨人戦のたどる道を何年か後から追いかけている、と言う事ですね。
posted by 某スレの人 | 2008-09-26 20:31




