2008年04月28日
【プロ野球】阪神、サヨナラ勝ちで開幕から負け越しカードなし
1勝1敗の五分で迎えた伝統の一戦の第三戦。巨人は内海、阪神は雨男杉山を先発させました。
4/27 18:00開始(甲子園) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 安 失 巨人 0 0 0 0 0 2 1 0 0 3 8 1 阪神 0 0 0 0 1 0 0 1 2 4 6 0 勝利投手:久保田(1勝0敗0S) 敗戦投手:クルーン(0勝1敗6S) ■試合経過とコメント 1回表巨人は坂本が安打で出るものの、亀井が犠打失敗と盗塁失敗でチャンスを潰します。巨人としては先制機会を自滅でみすみす逃してしまったというところでしょうか。序盤は両チームとも点が取れない展開でしたが、阪神は5回裏先頭打者の関本が中安で出塁すると、杉山がきっちり送って1死2塁とします。ここで赤星が中堅前に適時打を放ち阪神が先制します。難しい球でしたが赤星が巧く捌いた安打で赤星の状態の良さが分かる一打でした。 先制点をもらった杉山ですが、6回表簡単に二死を取りながら小笠原に四球を与えると続く高橋由にも四球でチャンスを謙譲してしまいます。ここでラミレスは、初球が甘く入ったところを見逃さず左翼へ二点適時二塁打を放ち、巨人が逆転に成功します。「早打ち」のラミレスに対してあそこまで甘い球を投げてしまうとさすがに打たれてしまいます。本塁打にならなくて良かったといえる一打でした。杉山には二死から逆転を許したことを是非とも反省して、一皮向けた投手に育っていって欲しいものです。 続く7回表、巨人は無死からゴンザレスが左二塁打で出塁し、木村拓が犠打で一死三塁で追加点のチャンスを作ります。原監督はここで好投を続ける内海に対し代打谷をコールし勝負に出てきます。その谷は期待に応えバットを折りながらも中堅に運ぶ適時打で巨人が更に一点を追加。結果的に谷が適時打を打ちましたが、個人的に内海が交代してくれて良かったと感じました。なお走者を残こしたものの、続く坂本は遊撃へのハーフライナーで併殺となります。フルカウントで一塁走者がスタートを切ったためですが、まだ阪神に運は残ってると思わせる併殺打でした。 阪神は杉山の後を受けた能見(4/25に一軍昇格)が1回を無安打で抑えます。ウィリアムスが戦線離脱しており、左腕で安定した中継ぎ投手は江草しかいない現状は、裏を返せば能見のような左腕にとってはチャンスといえます。これからも良いピッチングを見せて欲しいものです。 8回裏阪神は先頭の赤星がサード木村拓のエラーで一気に三塁を陥れ、無死三塁で反撃ののろしを上げると、代打今岡が右翼へ適時打で一点を返します。巧く追っ付けた安打でしたが、これをもって「今岡復活!」とは言い難いでしょう。左翼方面へ強い当たりを放った時が復活のときだと思います(さすがにこれでスタメン復帰とは判断しませんよね?岡田監督??)。無死一二塁と同点のチャンスを残しますが、金本が三ゴロ、フォードが二ゴロ併殺打で追いつくことは出来ません。フォードは上体だけで打ちに行っているように見えます。日本の投手のスタイルにまだまだ順応できていないのでしょうか。一度二軍で調整させるのもいいかもしれません。ファームでは育成枠のバルディリスが規定打席に達していないものの、好調を維持しているようですので、支配下選手登録してフォードと入れ替えで一軍に昇格させることを検討してもいいと思います。 勝ちを諦めない阪神は9回に久保田を投入。しかし一死から阿部に右翼線に二塁打を打たれます。一死を取るものの木村拓を敬遠、代打大道に四球を与え、二死ながら満塁のピンチを作ってしまいます。ここで坂本は中堅へ浅い当たりを放ちますが、ここでも赤星が好守を見せ追加点を与えません。ここで失点すると試合が決まってしまうと判断したのか、赤星は守備位置を前目にしていました。この守備位置の修正がこの好守に繋がったと思います。 この流れを活かして同点に追いつきたい阪神に対し、巨人は最終回のマウンドに守護神クルーンを送り込みます。阪神は先頭鳥谷が左安で出塁。矢野はバントの構えをしますが、その初球は矢野の頭部へ。岡田監督が危険球ではないかと抗議しますが、抗議は実らずクルーン続投となります。しかし矢野へはストライクが入らず、ストレートのフォアボールで無死一二塁と逆転の走者を許します。続く関本はきっちり犠打を成功させ、阪神は一死ニ三塁と逆転の走者を二塁まで運びます。ここで阪神は代打桧山をコール。クルーンは桧山を一ゴロに仕留め一死を得ますが、次打者赤星が遊撃内野安打で阪神がついに同点に追いつきます。リードを守れなかったクルーンは藤本へ四球を与え、二死満塁となおもピンチの状況は続きます。新井へフルカウントから投じた156km/hの直球はわずかに逸れてサヨナラ押し出し四球!!阪神が劇的な勝利を収めました。最後の一球は確かにいいコースでしたが、ボール1個分ほど外れていました。今日の主審は結構シビアに判定しましたし、四球の判定はクルーンが退場するほど抗議するようなコースではなかったと思います(クルーンとしては「ストライク」とコールしてほしい球だったでしょうが…)。 ■本日のMVP 今日は赤星様様でしょう。5打席全てで出塁し、好走塁や好守を魅せるなど、大活躍の一日でした。赤星が出塁し、投手を揺さぶりながら後続が赤星を本塁へ帰すという今年の阪神の得意の形を象徴した試合でした。杉山も反省点は多いものの先発としての務めは十分に果たしたと思います。 ■「伝統の一戦」三連戦を振り返って この三連戦を見て、巨人は投手陣、打撃陣ともに調子を戻しつつあると思いますが、まだまだ細かい作戦の精度が甘いように思います。やっと今年の形を作りつつあるチーム(=巨人)と、ペナント前からきっちりと形を作りそれをペナントで実践しているチーム(=阪神、中日)の差が順位に表れているのではないでしょうか。「完成度の違い」が如実に現れた三連戦でしたが、それでも試合としては五分に阪神と戦える巨人は、今後怖い存在になってくると考えられます。 これで阪神は開幕からカード負け越しがないというすばらしい結果を残しています。火曜日からはヤクルトを甲子園に迎えますが、この調子で連敗ない試合運びを見せて欲しいものです。
posted by dongking |00:35 |
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