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バティスタ再契約とジェイズの今後

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バティスタの再契約が決まりました。 単年18M+バイアウト500Kの相互オプション17M、翌年には20Mのべスティングオプションがつきます。

何はともあれ、バティスタの再契約は嬉しいです。今季オフにはエンカーナシオンとセシルと2人の古株がチームを去り、バティスタは唯一のリッチアーディGM在職中からジェイズにいた選手ということになります。エンカーナシオンを失い、タフなシーズンが予想されても、トロントへの熱い残留の気持ちを掲げ、長年チームを支えてきたバティスタが残るのならばファン心理としては今季も応援に身が入るというものです。  戦力面でも、守備の衰え、打撃も昨季は精彩を欠いたものの、出塁率、四球を選ぶ能力は依然卓越しており、ほぼフルシーズンでプレーできれば30本はゆうに打てるポテンシャルは持っています。守備に関しても、一塁手やDHの起用をしながらであれば多少なりとも負担が軽減され、良化する可能性もあります。いずれにせよ、両翼がアップトンとカレーラではシーズン開始前から白旗を揚げているのと同義ですから、バティスタの残留は本当に大きいことは主観的・客観的両面から即しても事実でしょう。

バティスタの残留は気持ちが晴れ晴れとするトランザクションではありますが、その一方で、バティスタの契約を含めたオフシーズンの動向はもやもやした感情を拭い去ることはでき切れていないと感じられます。 バティスタの契約に関しては、オプション込の3年60Mと言われておりますが、2年目は相互オプションとなっています。

相互オプションに関してはこの記事が詳しいです。 要約すると ・球団側は選手をFAにさせる権利を持ち、選手側もFAになる権利を持つ ・上記の理由から、相互オプションが実際に行使されるのは極めて稀(この記事でも4例のみ) ・相互のオプションの効果としては、市場変動のヘッジや、バイアウト分の給料繰延、交渉のコストを削減できるということで、選手と球団が相互にリスク回避を志向するのであればそれなりには意味があると言えそう

とのことです。 つまるところ、実質単年契約なのです。来年もまた今年のような胃の痛くなるオフシーズンを送る羽目になる可能性が極めて高いです。加えて、バティスタはQOを拒否しましたので、他球団移籍時は補強が発生しましたが、再契約によりその権利は消失しました。ドラフト指名権を単年契約で失うというのも腑に落ちません。せめて平均のサラリーは低く設定して、複数年契約で結べなかったのかと思ってしまいます。MLBTRの当初の予想は3年51Mで残留でしたが、インセンティブ込で51M程度の契約でまとめることを志向してもよかったのではないかと。

加えて、バティスタと再契約しても、中継ぎ、バックアップ捕手は必要で、余裕があれば外野手も…といった状況ですが、再契約にこれだけもたつき、18Mを使ったとなると、残りの穴埋めにどれだけ資金を投資できるかは懐疑的で、毎年恒例の愉快な中継ぎ陣でシーズンスタートとなります。

結局のところ、今季のオフはバティスタの契約で手一杯で、エンカーナシオンの代わりにモラレス、ピアースで1B/DHを強化して終わりという状況になりかねません。ソーンダースも抜けましたから、モラレスとピアースでエンカーナシオン、ソーンダースのバットを補うとなると苦しいところで、あまりうまくいっているとは言い難い状況です。モラレスとピアースを獲ってから、バティスタの再契約まで動きがなく、フロントは何をやっていたのか聞きたくなるレベルです。   フロント批判のひとつでもしたくなりますが、12年オフから有望株を放出してスター選手を獲得し続けた結果として、選手の高年齢化・高年俸化を招き、思うような動きがとれなくなったという要因も大きいので、一概の現在のフロントに問題があるとは言い切れません。しかし、これ以上現状戦力の維持だけでは先細りする一方で、主力選手のトレードや有望株の登用といったロスターの再編は近い時期に必要になってくるのは確かです。前半戦がダメならトレードでFA直前の選手を放出して来季オフに巻き返すか、もしくは完全解体するか、といった選択肢も出てくる可能性があります。有望株も上層でプレーする選手がかなり増え、メジャーデビュー間近の選手も増えてきました。いずれにせよ、今季はダイナミックな動きが起こってもおかしくないはずです。

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