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カナダ野球の現状・展望

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ついにWBCが開幕したこともあり、各国の野球、たとえばブラジルやオランダなどの野球については高い関心が示されています。もちろんアメリカを始めとする強豪国は注視されています。

しかしながらカナダ・・・野球新興国でもなければ強豪国ともないこの国については残念ながらあまり注目度が高くないのは確か。そんなわけで、今回はカナダ野球について、そしてWBCの展望なども絡めながら紹介していきたいと思います。



・カナダの野球人気

カナダというのは世界でも屈指の多様性を誇る国です。
広大な国土故に地域的な遍在性も高く、英語、フランス語の二か国公用語で、移民も多い。
その移民の出自も実に多様。パンダGMはギリシャ系ですね。トロントはギリシャ系移民が比較的多いです。そんなカナダなので、野球の認知度や人気度なんてものを正確に答えられるのは、カナダ人でもいないでしょう。ざっくり言ってしまえば、カナダの人気スポーツは一番がダントツでホッケーで、野球は2番手以降、少なくとも五本の指には入るんじゃないかと言っておけば、まあ大それた回答にはならないのではないかと思います。
エクスポズが移転してしまった現在となっては、ジェイズが唯一のカナダのMLB球団だけに、ジェイズの人気というのは野球人気に大きな影響を与えます。
ジェイズもそのためか、オフにはウィニペグなどといったカナダの街を訪れ、ファン開拓に躍起。
今季は大型トレードで注目度が上がっただけに、期待に応えられるような結果を望みます。


・カナダの野球の歴史

カナダの野球の歴史は深く、「Baseball」という言葉が記された文書が初めて見つかったのはカナダと言われています。バスケの創始者もカナダ人で、意外とカナダはアメスポに大きく寄与しています。インターナショナル・アソシエーションという1877年に発足したマイナーリーグにも、カナダのチームは所属していました。
そんな意外と歴史の長いカナダ野球ですが、大きな進展を迎えるのはそこからかなり遅れた時期になります。
まず1969年にエクスポズ創設、77年にブルージェイズが創設され、カナダ人にとっても野球がさらに身近なものとなりました。同時期にファーガソン・ジェンキンスが台頭、カナダ人初の殿堂入り選手となりました。
その後はなかなか秀でた選手は現れませんでしたが、90年代になるとラリー・ウォーカーが登場。
カナダ人初のMVPを受賞するなど、全盛期は圧倒的な成績をマークします。
2000年代にはサイヤング投手エリク・ガニエ、MVPのジャスティン・モルノー、ジョーイ・ボットーら、一線級の選手が次々と活躍しています。近年ではカナダ人がドラ1で指名されることは珍しいことでもなくなっており、野球選手のレベルは大幅にあがっています。北部という野球に不向きな環境でこうした有力選手が台頭してくることは驚異的です。


・カナダの野球環境

カナダでもっとも野球を盛んにやっているのはバンクーバーを中心とするBC(ブリティッシュコロンビア)州です。人口規模からすればBC州はカナダで3番目ですが、メジャーリーガーをもっとも輩出しています。
BC州は西側で冬もさほど厳しくないので、野球をやるには適した環境と言えます。
ブリティッシュコロンビア・プレミア・ベースボール・リーグという学生リーグが存在しており、そこで切磋琢磨できる環境にあるのは大きいです。
次いでトロントを含むオンタリオ州、そしてケベック州となっております。他の地域ではカルガリー近郊で多少選手がでてくるかな程度で、他はほとんどいい選手は出てきません。
基本的にはアメリカと似たような環境で、野球選手はMLBのドラフトに指名されてメジャーリーグを目指します。カナダの本拠地のみで構成される独立リーグも発足したものの、わずか半年くらいで解散しており、基本的にはアメリカのリーグに参入という形をとっています。


・WBC展望

国際試合では、昨年のAAA世界野球選手権大会で準優勝するなど、結果を残しつつあるカナダですが、WBCでは不本意な結果に終始しています。
第一回大会でも2次ラウンド進出はならず、第二回は全敗で予選へ回ることに。
その予選では圧倒的な成績で突破しましたが、何せ本戦はメジャーリーガーが多数在籍するので、前回までと同様苦戦を強いられるのは確か。今回も辞退者はダイヤモンド、フランシス、マーティン、ロウリー(怪我で直前になり辞退)など、多く、苦戦は必至。
代表監督を何度も務めるグレグ・ハミルトンやウォーカー、クアントリルらかつてのメジャーリーガーもコーチとして参戦しておりスタッフ面では万全なものの、いかんせん選手が揃わないなら苦しい。
打線ではボットー、モルノーが軸となり、ソーンダースらが脇を固める。
いかに中軸で得点できるかがカギとなりそう。マイナーリーガーも多く、守備はやや不安か。
投手陣も一線級の投手はアックスフォードくらいしかいない。
ただ4Aクラスの選手は多く、あてにできる選手がいないからといって一気に質が下がるわけではない。
2m超えのマグナソンとオーモント、NPB所属のマシソンとモルケン、超有望株のタイオウンなどタレントは揃っている。基本的には主軸の活躍で得点して、小刻みな継投でかわすというのが勝ちパターンとなりそう。
いかんせん先発には多くを期待できないので、いかに各投手が安定したピッチングを見せるか鍵。
願わくば日本と対戦、というのも期待したいですが、まずは一次リーグ突破を果たしてほしいです。



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この記事へのコメントコメント一覧

カナダ野球の現状・展望

>Kさん
コメントありがとうございます。
イズトゥリスが3Bで、ボナファシオが2Bになるかと思われます。デローサも何度か出番はありそうですね。

カナダ野球の現状・展望

ロウリーが怪我してしまいましたね
WBCでも彼の活躍を楽しみにしていたので残念です
開幕はデローサが代役でしょうか

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