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ブロックバスター!

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今年こそは思いつつも獲る獲る詐欺で結局動かないことに定評のあるジェイズですが、いきなりの超大型トレードが成立しました。

ホセ・レイエス、マーク・バーリー、ジョシュ・ジョンソン、エミリオ・ボニファシオ、ジョン・バック、金銭4M⇔ユネル・エスコバー、アディニー・エチェバリア、ヘンダーソン・アルバレス、ジェイク・マリスニック、ジャスティン・ニコリーノ、アンソニー・デスクラファーニ



ホセ・レイエス
29歳 両打 SS  5年94M(13年10M, 14年16M,15~17年22M)
今季成績 AB642 .287/.347/.433 11HR 57RBI 63BB 56SO 40SB 11CS DRS-17 UZE-2.8(SS)
昨年の首位打者でオフにMIAと大型契約を結んだが1年でジェイズに移籍。
今季は昨年よりもBABIPが下がったために数字を落としたがまずまずの成績を残した。
典型的なリードオフマンタイプで、近年は07年の78SBのようにやたら走ってくるわけではないが、昨季も39SB,今季も40SBと依然高い盗塁数をマークしている。足が速いこともあり、2B,3Bもかなり多い。近年は選球眼に優れ、ここ2年はBB>SOとなっている。守備はSS一筋だが近年はやや下落傾向にある。特に守備防御点の数字が悪い。

マーク・バーリー 
33歳 LHP 3年51M(13年12M 14年19M 15年21M)
今季成績 IP202 13W 13L ERA3.74 SO125 BB40 FIP4.18 FIPx4.17
12年連続で200IP&2ケタ勝利を達成しているタフネス左腕。
レイエス共々FA移籍するも1年でジェイズにトレードとなった。
典型的な軟投派左腕で、直球は90マイル前後。そのために三振はあまりとることはできないものの、四球の少なさが持ち味でそのためにイニング数もかなり投げられる。守備にも定評がありゴールドグラブを4年連続で獲得している。今季もDRSは+12。牽制も上手い。

ジョシュ・ジョンソン
28歳 RHP 13M 13年オフにFA
今季成績 IP191 8W 14L ERA3.81 SO165 BB65 FIP3.40 FIPx3.73
10年の最優秀防御率。
バーリーとは対照的なタイプの投手。2mを超える長身の本格派投手で、直球は常時90マイル半ばを計測する。反面、よく故障するためにガラスのエースというイメージも強い。今季はシーズンをフル稼働で登板し復調ぶりをアピール。やや球速が落ちているのは気になるが、まずまずの数字を残している。

エミリオ・ボナファシオ
27歳 両打 UT 今年度調停2度目 14年オフにFA
今季成績 AB244 .258/.330/.316 1HR 11RBI 25BB 52SO 30SB 3CS DRS-1 UZR/150 -11.0(2B) DRS-2 UZR-11.0(CF)
内野・外野どこでも守れるのがウリのユーティリティプレイヤー。
昨年は高出塁率、盗塁数もとてもよくブレイクした感があったが、今季は怪我で出場数が制限され、思うような数字を残せなかった。しかしAB244で30盗塁を決めるなど走力ではいいところを見せている。
守備はIF,OF問わずどこでも守れるが、どこを守っても守備はあまりよくない。

ジョン・バック
32歳 右打 C 13年6.5MオフにFA
今季成績 AB398 .192/.297/.347 12HR 41RBI 49BB 103SO CS%27 DRS+2
一昨年にジェイズに在籍経験があるので多くの説明は不要だろう。
パワー面に優れた打撃型捕手で10年オフにFAしてMIAと3年契約を結んでいた。
今季はとにかくヒットが打てず打率は1割を切ってしまった。ジェイズ時代に比べ四球は選べているので、出塁率はさほど変わってはいないが。パワーは健在で、守備に不安があるイメージが強いが、今季はまずまずの数字を残した。


ユネル・エスコバー
30歳 右打 SS 13年5M 14~15年オプション
今季成績 AB558 .253/.300/.344 9HR 51RBI 35BB 70SO DRS15 UZR4.6(SS)
キューバ出身の問題児。やはりトレードされた。
ゲイ差別のアイブラックをしていたということで出場禁止となりチームを騒がせていた。
成績面で今季はキャリアワーストクラスで、出塁率が3割前後というありさまだった。四球が例年に比べとても少なく、リードオフとしての役割を果たせなかった。
守備は依然素晴らしいレベルで、DRSはキャリアハイ。

アディニー・エチェバリア
23歳 右打 SS 13年2.5M 
今季成績
AB126 .254/.280/.365 2HR 15RBI 4BB 32SO(MLB)
AB490 .312/.363/.424 6HR 63RBI 38BB 86SO(3A)
キューバから4年10Mで獲得した遊撃手。まさかのエスコバー共々トレードされた。
守備面での評価がとても高く、キューバ時代では此方も守備の上手さに定評のあるイグレシアスをセカンドへ追いやるなど特筆すべき守備力がある。
反面、打撃は物足りない。打席の粘りがなく四球がとても少ない。小柄でやせ型のために非力で多くの長打は期待できないと長所と短所がはっきりしている。

ヘンダーソン・アルバレス
22歳 RHP 14年オフ調停 17年オフFA
今季成績 IP187 9W 14L ERA4.85 SO79 BB54 FIP5.18 FIPx4.42
昨年台頭して好成績を残して今季はローテ入りしてフル稼働の働きをした。
しかしながらその内容は決してよいものとはいえなかった。
とにかく三振が奪えず、コントロールの良さが持ち味だったが四球もやや多め。
直球は平均で93マイルと速い部類だが、変化球がやや未完成でそのため三振がとれない。
球のムーブメントがよく、ゴロアウトを量産するタイプの投手。

ジェフ・マシス
29歳 右打 C  2年4M
今季成績 AB227 .218/.249/.393 8HR 27RBI 9BB 68SO CS%41 DRS+5
控え捕手として今季からジェイズに加入して、今期後半には契約延長したがすぐにトレードとなった。打撃成績は微妙だがこれでもLAA時代に比べると悪くないほうである。
守備面では控え捕手としてアレンシビアのバックアップとしていい働きをした。
特に盗塁阻止率の高さが目立つ。2年契約したのは謎だったけど。

ジェイク・マリスニック
21歳 右打 OF 
今季成績 AB489 .249/.321/.399 8HR 50RBI 37BB 100SO 24SB 9CS(1A+~2A)
193cmの大柄5ツールプレイヤーで、ジェイズ屈指のプロスペクト。今季のBAでは2位の評価を受けている。外野守備・肩の評価も高く走塁能力も高い。
今季は1A+ではまずまずの数字を残していたが、2Aでは失速して.233/.286/.336 11BB 45SOと大きく苦戦した。AFLではそこそこ打っているが、やはりディシプリンが微妙なのが気になるところである。

ジャスティン・ニコリーノ
20歳 LHP
今季成績 IP124 10W 4L ERA2.46 119SO 21BB GO/AO1.64 FIP2.56(1A)
シンダーガード、サンチェスと並び、10年の高卒投手ということで高い期待されている投手。
高卒左腕とは思えないほどの完成度を誇る投手で、クリフ・リーと比較される。
今季はやや奪三振率が落ちたが、K/BBは6超えと抜群のコマンド、コントロールを見せている。ゴロアウト率も高い。
上限はあまり高くないとされているが、その安定感でしっかりとしたスターターになれるといわれている。

アンソニー・デスクラファーニ
22歳 RHP
今季成績 IP123 11W 3L ERA3.37 92SO 25BB GO/AO1.87 FIP2.70
地味だが、ソリッドな投球ができておりひそかに期待していた投手。
フロリダ大出身なので出戻りといった感じになる。
大学時代はもともとリリーフで、90マイル半ばを投げるパワーアームだった。今季は先発をやっており、奪三振率は微妙だが、四球が少なく安定した投球を見せていた。ただ上のクラスで通用するかはやや怪しく、結局リリーフで落ち着くかも。



このトレードには驚いた。
なんといってもMIAの大型契約をジェイズが引き受けるのだから、近年のケチっぷりを見るとこんなことはありえないと思ってしまう。レイエスの15年から17年まで毎年22Mを払うとか、バーリーの3年51Mの契約を引き受けるなんて費用対効果を考えれば合理的でないのは確か。何気にバックの6Mもかなり高い。

それだけに、このトレードの意味するところは来季こそ本気に勝ちに行くという球団のメッセージになります。いままでのようにハップなどでお茶を濁していたのとは全く意味が違ってきます。

放出した有望株に関してはとても残念ではあります。特にマリスニック、ニコリーノは高いポテンシャルがあり、アルバレスもまだ22歳ということでここから好成績を残す可能性も秘めている投手であります。
しかしながらトレード要員の妥当性に関してはまあ妥当なラインだと思います。ジェイズは投手と外野手の有望株で溢れているだけに、それを整理したいという狙いもあるのかと思われます。ニコリーノ、デスクラファーニは同じ1Aで将来エース級と期待されるシンダーガード、サンチェスがいるために放出となったのだろうと推測できます。マリスニックに関しても、すでにゴーズがメジャーデビューして、今季のドラフトもドラ1でデイビス、ドラ3でアルフォードと大物外野手を指名したので余裕があるとみて放出に踏み切ったのだと思います。マリスニックに関しては2Aで不振だったということで大成しないと見たのかもしれません。特に選球眼においてはやや疑問がつきます。
出したくなったシンダーガード、サンチェスらをキープできたのはよかったと思います。


果たしたこのトレードは成功と言えるのでしょうか。
その答えはまだ出すのは難しいと思います。
確かに、レイエスやバーリーの契約は明らかに高いですが、契約年数はさほど長くはありません。(レイエスが5年、バーリーが3年、JJは1年) パンダGMがFA獲得の際に示したように獲るにしても契約年数は5年以内という方針からはぶれていません。FAのアニバル・サンチェスは6年90Mを要求しています。流石にこの額で獲る球団はないと思いますが、それに近い金額での獲得競争が起こる可能性はあります。FA市場が高騰する可能性はかなりあるので、それを避けるためにトレード経由で選手を獲るという観点から考えれば、さほどおかしい獲得ではないと思います。それにしても高いので来年はともかく、数年後どうなるのかという不安はありますが。そこに関しては、プロスペクトがメジャーで活躍してくれることに期待したいです。

このトレードに関しては見方の問題のようにも思えます。MIA側からすれば、サラリーダンプもできて、見返りにトッププロスペクトを2枚も獲れたので悪くないトレードだと思います。逆にジェイズからすれば、戦力の大幅なアップに成功しているので悪くないトレードと言えるのではないでしょうか。

このトレードで先発が2枚、内野手の補強に成功していますが、まだまだこれからも動いてくるのではないかと思います。バックをトレードで獲得しましたが、間違えなくジェイズはドアーノウかアレンシビアを正捕手として起用します。そうすると控えのバックに6.5Mも払うということでかなりいびつな構成になります。捕手に関してはまだトレードがあるのは間違えなさそうです。

外野手に関してもパンダGMが補強したいといっていただけに補強の余地はあります。ボニファシオは恐らく2Bなど中心に守ることになりそうなので、外野手はまだ動いている可能性があります。ただしすでにバティスタ、ラスマス、ゴーズ、デイビスといるのでさほど重要なポイントではありませんが。

1B/DHもリンドに諦めているなら補強の可能性はあります。パンダGMも流石にそろそろここにテコ入れをしてくるのではないかと思います。

そしてSPですが、もう1枚すると心強いですね。現状のローテがJJ,バーリー、モロー、ロメロ、5番手がハップあたりになると思いますが、JJ,モローは怪我がち、ロメロはシーズン通して不振が続く、ハップも微妙で故障してシーズン終了になるなど、現在のメンバーではやや不安が残ります。FA補強などでもう1人くらい獲れるようなら、かなり強力なローテを構成できるのではないかと。グリンキーのような大物でなくともここはもう少し補強してほしいですね。


このトレードの成否に関わらず、このブロックバスターで来季への期待度が俄然上がったのは明らかです。私もいまから来季はいままでとは違うチームになってくれるのではないかと胸を膨らませてしまいます。コストを度外視すれば、戦力的に大幅なアップになったのは確か。ストーブリーグはまだまだ序盤なので、「勝つチーム」となるために今後もしっかりとした補強をしてくれるのではないかと期待したいですね。






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2012年ストーブリーグ
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この記事へのコメントコメント一覧

ブロックバスター!

>Lesterさん
コメントありがとうございます。
松坂は保険として獲れるのなら是非獲ってほしい選手です。
ただ他球団からもっといいオファーが来るんじゃないかなとも思います。割と多くの球団は関心を持っているみたいですしね。

ブロックバスター!

>LUNAさん
コメントありがとうございます。
やはりまずは単年契約で済みそうな選手から狙っていくのがベターでしょうね。ヘイレンも上原もK/BBが高く大崩れしないのは魅力です。
ただ上原は一度トレードのオファーを拒否されていて、ジェイズはリリーフがかなりだぶついているので非現実的かと思います。
1B/DHも補強ポイントですね。ここも安価で補強できそうなのでやっておくべきかなと。

ブロックバスター!

>1さん
コメントありがとうございます。
マーカムはクオリファイリング・オファーを受けなかったのでそこまでの価格はしないと思います。2年20Mも出せば獲れるんじゃないかと。マーカムも割とジェイズ復帰はウェルカムもようです。
どちらにしても、先発はもう1枚欲しいですね。

ブロックバスター!

>D・ベルトランさん
コメントありがとうございます。
レイエスにしてもバーリーにしてもバックにしてもMIAは大盤振る舞いしすぎた感はありますね。トレード拒否権なしなので仕方ないのでしょうが。大物選手3人だした割にはそこまで有望株が獲れなかったのもその辺が原因かと思います。
なんだかんだいってNYYも黒田と再契約となればローテはそこそこの陣容になるので楽な相手とはならなそうです。
ベイはどうしてしまったんでしょうね。カナダの球団なのでマイナー契約でならベイと契約しても面白いかなと思いますが。流石にまともなオファーをだすところはなさそうです。

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