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F1

F1新予選方式でQ1をシミュレートしてみる

 2月下旬にジュネーブで催されたF1委員会において採択された2016年シーズンにおけるF1の新予選方式は、3月4日のFIAモータースポーツ評議会での承認を経て、どうやら開幕戦オーストラリアGPから導入されることで決着したようです。発表当時は賛否両論であり、またタイミングシステムの改修が間に合わないとして実施がスペインGPまで遅れる、はては廃案にまでなるのではないかとも取り沙汰されましたが、結局当初......続きを読む»

ホンダF1はその精神によって自らを空虚にしている

 2015年のF1は昨年に引き続きメルセデスAMGが圧勝を演じるさまを延々と繰り返しながら閉幕したが、一方で他のメーカーから遅れること1年、満を持して新規則パワーユニット(2014年に新規導入された、ターボエンジンとエネルギー回生システムを組み合わせた統合動力源)をマクラーレンに供給する体制で参戦したホンダは惨憺たる成績に終わった。無惨な一年だった、といっても差し支えないだろう。マクラーレンからし......続きを読む»

小林可夢偉は10年遅れのヤルノ・トゥルーリだったのだ――さよなら大好きなフォーミュラ1

【追記】2015.2.11一部改稿  2014年のF1が閉幕を迎えると、当初から予想されていたとおり、グリッド上唯一の日本人ドライバーだった小林可夢偉はそのシートを失った。ケータハムの車はサーキットでつねに最も遅く、その中で小林はチームメイトの新人マーカス・エリクソンを圧倒し、時に予選でライバルであるマルシャのマックス・チルトンを破る抵抗も見せたが、最後尾でのささやかな活躍が2015年のシート......続きを読む»

2014年F1参戦ドライバーのスーパーライセンスポイント

 この記事は、別掲「小林可夢偉は10年遅れのヤルノ・トゥルーリだったのだ――さよなら大好きなフォーミュラ1」の参照ページです。2016年度からスーパーライセンス交付基準に下位カテゴリーの実績に応じて付与されるポイントが適用されるとの決定に合わせ、2014年に参戦したドライバーがF1デビュー直前の3年間でどれだけのポイントを獲得したかを推計しました。詳しくは本文を参照していただきたいのですが、ペイド......続きを読む»

ビアンキはペナルティを無視したのか?

 F1モナコGPでジュール・ビアンキが9位入賞を果たし、マルシャは前身のヴァージン・レーシングから数えてF1参戦5年目にしてついにポイントを獲得しましたが、この結果について、わたしのツイッターTL上ではいくつか疑問と不満が渦巻いていました。中継で川井一仁氏が発言したことも多分に影響していたのでしょう、いわく、「ビアンキはペナルティを消化していないのではないか」というものです。仮にビアンキが本来科され......続きを読む»

2012年F1ハイライト Rd.18 アブダビGP:フェルナンド・アロンソ

 たとえ観客という形でしか参加していなかったとしてもひとつの競技を長い間見続けていれば、だれもが退屈な夜にふと思い出したくなる光景をひとつやふたつ抱いているものだろう。モータースポーツにとって思い出されるべき瞬間は本当に短く儚いものだが、わたしが記憶の底から何度も引っ張りだして今なおこのように書きたくなってしまう場面のひとつが、2010年のF1世界選手権最終戦となったアブダビGPの51周目にある。ル......続きを読む»

2012年F1ハイライト Rd.20 ブラジルGP:ジェンソン・バトン

ライブタイミングによれば6周終了時点でのマクラーレンのジェンソン・バトンとチームメイトのルイス・ハミルトンとの差は0.0秒で、2人はサイド・バイ・サイドでコントロールラインを通過していた。国際映像がロマン・グロジャンの愚鈍な単独クラッシュの場面からターン1を正面から捉えるカメラに切り替わってすぐのことだ。インサイドを守ったハミルトンが丁寧なブレーキングから早めにターンインすると、外からかぶせる素振り......続きを読む»

ルイス・ハミルトンの失敗

そろそろ美しい閉幕への道程を考えるべき時期に差し掛かった今シーズンのF1で評価を下げてしまったドライバーといえばフェラーリのフェリペ・マッサと、それから何と言ってもマクラーレンのルイス・ハミルトンだろう。今季から導入されたピレリタイヤによるグリップ低下でシーズン前から苦戦が予想されたマッサについてはあえて言うまでもないが、コーナーへの鋭い飛びこみが持ち味のハミルトンも、そのドライビングスタイルによっ......続きを読む»

2011F1イギリスGP:フェルナンド・アロンソ

 シルバーストンの28周目、レッドブルのピットクルーがセバスチャン・ベッテルのタイヤ交換作業に手間取り、同時にピットインしていたフェルナンド・アロンソは労せずしてレースのリーダーとなった。ベッテルは11.4秒もの長い静止を余儀なくされて、ペースのよくないルイス・ハミルトンの後方でコースに戻ることになる。全体52周のレースにあって、結末はこの瞬間に決まったようなものだっただろう。  トップに立ったアロ......続きを読む»

2011F1トルコGP:タイヤ戦略

いつもは酔っぱらいの感傷のように(いや飲めないのだが)モータースポーツを語っているが、今回はちょっと趣向を変えて数字に寄った話をしてみよう。今季のF1で、サーキットにおける唯一の正義であるタイムを最も左右する要素となっているのがピレリタイヤの「意図的な」低性能であることに異論がある人はいまい。通常のデグラデーションに加え、一定距離を走ると何の前触れもなく急激に性能が低下する――エンジニアの間では崖か......続きを読む»

2011F1中国GP:ミハエル・シューマッハ

コンディションがウエットだったかドライだっかたは定かではない。曇天の上海インターナショナルサーキットだった。右に回りこんでいくようなコーナーだったから多分ターン1か12のはずだ。大学生だったわたしがアルバイトをしていたとある雑誌編集部の高い棚の上に置かれたテレビの画面の中では、光量の少ない空模様でもよく映える真っ赤なマシンがスピンしていた。まだレース序盤、15周に行くか行かないかといった時間帯でのこ......続きを読む»

2011F1マレーシアGP:小林可夢偉

ザウバーは、欲をかいた。 上位ランナーがマーク・ウェバーの10周目を筆頭に14周目までにタイヤ交換を済ませるなか、小林可夢偉が17周を走ってようやくピットレーンに入ろうとしたとき、彼のペースはすでに1分47〜48秒台にまで落ちこんでいた。自己ベストの1分43秒5から4〜5秒も遅いタイムは、予選Q3のフルアタックを経てスタート直後からマーク・ウェバーやミハエル・シューマッハと抜きつ抜かれつの......続きを読む»

2011F1オーストラリアGP:セルジオ・ペレス

40周目にセルジオ・ペレスが1:29.778のファステストラップを記録したとき、ザウバーの秘めたるポテンシャルは確信されたに違いないが、同時にこれはオプションタイヤの最後の力に見えた。レース序盤に何度も解説されたように、少なくともアルバートパークにおいてどうやらピレリタイヤはタイムの落ち方がリニアではなく、スムーズに走れる状態がずっと続いたあと、突如グリップダウンを起こす特性を持っていたからだ。テス......続きを読む»

F1アブダビGP決勝

 2010年F1最終戦アブダビGPはレッドブルのセバスチャン・ベッテルが勝利し大逆転でワールドチャンピオンを決めた。リードを許していたチームメイトのみならず15ポイントのビハインドを負っていたフェルナンド・アロンソをも抜き去って初の栄誉に浴したのである。23歳と134日、史上最年少チャンピオンの誕生となった。  アブダビ前の段階で、ランキングトップにいたアロンソのチャンピオン条件はマーク・ウェバー優......続きを読む»

ブロガープロフィール

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市井のモータースポーツファン。F1に加え、90年代半ばにCARTを見て以来ずっとインディカーの観客です。観客なので情報通でもマニアでも評論家でもない。そういうものとして気楽にお読みください。
メール:dnf.motor■gmail.com(■=@)
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(12月11日現在)

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