2007年09月13日

松井というリスクとチャンス その2

たくさんのコメントありがとうございました。
一つ一つ返すのもアレなので、今回の項でレスに代えさせてください。

他の方のブログを見るのも面白いのですが、
自分の記事に直接コメントを頂くのはまた違ったおもしろさがあります。
いろいろな意見があって非常に勉強になりますし、楽しいです。
やはり一人で見て・考えているだけだと、偏った評価しかできないですよね。

スイス戦の松井に、多くの方が高評価を下したみたいですね。

でも、前回の記事を見てもらえればわかるように、
僕自身は後半の良さよりも前半の悪さが目につきました。
かといって、僕は松井が悪かったと言っているつもりはありません。
前半の松井がバランスを崩したのは、松井個人の責任では必ずしも無いからです。

連携や戦術理解の問題ではなく、松井のプレイスタイルの問題だと思います。
それは良いとか悪いとかではなく、彼をどう使うかという問題です。

松井が独走しすぎたのか、チームが彼を理解しなかったのか。
原因がどちらにあるにせよ、前半の彼が浮いていたのは事実でした。


松井のプレスとチームのバランス
ワントップに巻、その下に左から松井・遠藤・中村。
これが日本の基本的なポジションでした。
巻は前半からかなり積極的にプレスをかけていました。

巻がまず相手DFにプレッシャーをかけ、
二列目が緩く寄せて相手のパスコースを狭め、
そしてDF能力のある稲本・鈴木と両SBでボールを奪う。

これが日本代表の基本的な守備の約束事だったと思います。

ところが松井は、巻のプレスに連動して(あるいは引きずられて)、
かなり積極的に相手に寄せていました。
パスコースを狭めるのではなく、相手のボールを奪おうというプレスでした。

本来松井が居るべきポジションではないところでのプレスに、
遠藤や俊輔はやや混乱しているようにも見えました。
いくら巻と松井ががつがつプレスに行ったところで、所詮はスイス陣内。
相手はらくらくと松井をいなし、サイドに空いた穴にパスを通していました。
二列目の三人でスペースを埋めるはずなのに、松井がつっかけるせいで二人しかいない。
遠藤と俊輔は若干左に寄ることにもなって、結果、松井の居ない左だけでなく、
右サイドにもスペースができるようになってしまいました。

前半のスイスの猛攻は、これが原因であると、私は思えたのです。


攻撃は最大の防御ナリ?
オシム監督は、インタビューなどで、ロナウジーニョについてこう語っています。
「ロナウジーニョを抑えるには、彼を守備に奔走させればいい」

つまり、サイドの相手の裏のスペースをしつこくつかうことで、
相手の選手を下げ、危険な場所でボールを触らせない。
サイド攻撃は、攻撃だけではなく守備にもなるとオシム監督は言うのです。

前半の日本は、まさにこれをスイスにやられた感じでした。
両サイドにスペースがあるので、駒野と加治が押し上げられない。
サイドで数的不利になるので、ボランチやCBが引っ張られる。
中央を埋めるために、遠藤や俊輔も下がっていく。
その結果、巻や松井は前線で孤立していくことになります。
巻・松井と二列目以降が間延びすることで、
巻のプレスに連動する守備も機能しなくなり、
相手は自由にボールを回せるようにもなっていました。

巻は裏に抜け出して得点できるフォワードではありませんから、
執拗に抜け出そうとしてもオフサイドの網にかかり続けていました。
前半の巻はダメと言われていましたが、それは酷な評価だというものです。

前半唯一といっていいチャンスは、結果的には松井から生まれました。
前に残った松井に鈴木のパスがつながり、松井は自由に動くスペースを手に入れました。
後半のPKゲットとこのプレイで、松井の評価は高くなったのでしょう。
確かにこれまでの日本代表にないプレイで、相手DFを置き去りにし、
最終的に一人でシュートまで持ち込んでいました。
彼の魅力であり、強みが存分に発揮されていたプレイでした。
松井という独特の感覚を持つ選手が、自由にプレイし、手にしたチャンスでした。


チャンスとその代償
しかしながら、前回も今回もしつこく書きましたが、
松井が自由に、ふらふらプレイすることで、日本代表はバランスを失していました。
ビッグチャンスは松井から生まれていましたが、
ピンチと2失点も松井から生まれていたのです。

自由にプレイする松井の生み出すメリットとデメリットを、どちらを重くみるか。
僕はバランスを壊したというデメリットを重く評価しました。

選手全員が守備のタスクを負うオシム監督の戦い方では、
今回の松井のような自由気ままなポジショニングは、避けるべきなのです。


後半の覚醒
後半、松井がサイドに張り付くことでチームが良くなったということは既に書きました。
ただし、サイドにはりつき、チーム全体は活性化しましたが、
松井の意外性あるプレイというものは影を潜めました。
一対一で仕掛ける積極性、足下でのボール扱いのうまさはさすがの一言でしたが、
前半と後半で、松井個人としてはどちらが魅力的だったかと問われれば、
僕は前半の松井の方が松井個人としては良かったと思います。

ただし、前半の松井はチームのバランスを崩していました。


松井の使い方
オシム監督は今後、松井をどう使っていくのでしょうか?
俊輔にすら守備のタスクを負わせるオシム監督ですから、
松井に限って自由なポジショニングを許すとは思えません。

おそらく基本的にはサイドでプレイさせ、守備もさせるでしょう。

サイドで窮屈にプレイさせるのならば、
僕は松井という選手にそこまでの魅力を感じません。
松井はやはり、やや自由に動いて独特のセンスを発揮したほうが、
例えば前半にビッグチャンスを生み出したように、魅力的な選手だと思います。

そこで、山岸に60分プレイさせ、相手のサイドを疲れさせ、
その上で元気な松井を交代出場、ある程度自由にプレイさせる。

この方が日本代表によってより魅力的なオプションになると思ったのです。

ただ、後半のようにオシム監督のサッカーに忠実にプレイしても、
松井は二度・三度とチャンスを作り出し、相手の脅威になっていました。
駒野と二人で細かくサイドを突破し、相手DFを苛つかせていました。
ふらふらしなくても、もちろん機能はするし、有効です。
でもやっぱり、松井はふらふらしている方が魅力的だと思います。

前半からそれをやられると相手も元気なのでバランスが崩れるので、
後半半ば、両チームともにカオスな状況でフレッシュな状態の松井を投入すれば、
おもしろい活躍できそうだと思うのです。


松井の価値
前半からそれを許すなら、それを許すように他のメンバーが調整する必要があります。

全員で彼の中盤での守備の負担を減らす。
彼に複数の選択肢を与えるよう(ドリブル「だけ」でもかえって怖くないですから)、
ボールを持った松井をフォローする(追い越す、寄る、ゴール前に飛び込む…)。

俊輔ですら許されないことを、松井に許す価値があるかどうか。
僕はルマンでのプレイを追っていないので、まだ評価できません。
それだけの価値があるならばオシム監督はそうするでしょうし、
そこまでの価値が無いならばサイドでプレイさせることになるでしょう。

松井が今後どう日本代表で扱われるのか、見守って行きたいと思います。
今度は他の選手について書こうと思ったのに、またしても松井でした…。

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posted by 犬好き |10:59 | 日本代表 | コメント(14) | トラックバック(0)
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Re:松井というリスクとチャンス その2

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いやーwいい意見です。

プレスの仕方はかなり大事ですよね。
攻撃に繋がるわけですから。

僕も松井は相手が疲れてきた後半から出すのがベストだと思います。

代表にドリブラーがいると楽しくなりますよね。
ユースで準優勝した時の本山のように。。

気になるのはSBのクロスの精度の低さです。
中が出来上がってない時があるとしても、
もう少し、精度を上げて欲しい。

フリーの加地のクロスにがっかりする時が多いです。駒野はシュートの精度ですかね。

サントスの精度が懐かしいです。。


posted by YB | 2007-09-13 11:54

Re:松井というリスクとチャンス その2

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松井への期待は大きく、ある意味、閉塞した代表チームに活性を与える可能性を見出したい願望を持って見た方々も多かったのではないでしょうか。(自分もその一人)
貴殿の松井分析は、冷静、的確であり、こうした見方は次回から心がけたいですね。
尚、松井先発を見て驚いた人も多かったでしょう。後半頃合いを見て投入し、相手DFの足が止まる所でドリブル突破を想像したもので。

posted by kankan | 2007-09-13 12:23

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

松井がいることで攻撃力があがるなら、今の日本にとって最も必要なことなのではないでしょうか?
なら、その松井の弱さでもある守備面をチーム全体で補うことも戦術として必要だと思います。
松井個人によって失点ではなく、単純に試合中に機転を利かせてカバーリングを変えればいい話ですよね。
そこまでの発想が無いのが、今の現状でしょうけど。

posted by as | 2007-09-13 12:51

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

松井は、旧ユーゴ代表のサヴィチェヴィッチの様に捉えられるのではないでしょうか?
もちろんレベルは違うかもしれませんが。
個の力で自ら仕掛けていくところや、前半時に守ふらふらしているところなんかがダブりました。
そうなるとやはり、核ではなくジョーカーとして使われるのがいいと思いますし、オシムもそう思っていると思います。
サイドの役割をメインで負わせるなら、仰るとおり山岸先発で十分ですし、後半の勝負どころで山岸に代えて投入することで、山岸とは違う松井の武器は相手の脅威となるでしょう。
今回の主さんの松井に関する考察は、ほかのどこの分析よりも的確なすばらしいものだと思います。

posted by U5 | 2007-09-13 12:58

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

確かにそうですねー。
松井のプレイは見たい!!でもそれでチームのバランスが崩れてしまっては元も子もないわけですから。
やっぱ、ジョーカーというかスーパーサブというか、交代で入ってきてこれからどう試合を進めるんだよって明確に伝わる選手の一人にはなると思いますね。

posted by がいち | 2007-09-13 13:24

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

なぜ松井が最後に呼ばれたのか?
これがオシムのメッセージを端的に表しています。
大雑把にいうと、オシムが呼んだ選手の順番には、選手に対するプレーの自由許容度が隠されています。
まずオシムは国内組でチームを構成しました。このメンバーにはオシムは非常にタスクを求めています。水を運ぶ人たち。走るサッカー。これがベースであり、チームの核をなします。
次にヨーロッパ組。このメンバーには上記に加え、やや経験値=安定力や状況判断力と個人のプレーを上積みしたものを求めています。しかし同時に彼らもまた「水を運ぶ人」の義務を負っています。個人のブランドを持つ高原、中村俊であってもそれに従わなければならないのはこの二人は自覚済みで、そのようにプレーしています。俊の発言には「チームにフィットさせる」という発言が目立ちますね。一昔前の「サイドはいや」的な発言が皆無なのが笑えます。
そして最後に松井です。松井にはさらに個人の資質を表現することが許されます。そしてそれは彼のキャラであり、オシムも認めているところです。俊介の「チームにフィット」という発言に対して、松井の「自分のプレーをする」という発言が目立つのもこれを表しています。

現状で松井の立場は、チーム内唯一のファンタジスタ(=ピクシー)未満/スーパーサブ=(「魅力的なオプション」)以上。ということだろうと思います。

 blogで筆者は、チャンスとその代償の部分としてこう書かれています。
「しかしながら、前回も今回もしつこく書きましたが、
松井が自由に、ふらふらプレイすることで、日本代表はバランスを失していました。
ビッグチャンスは松井から生まれていましたが、
ピンチと2失点も松井から生まれていたのです。

自由にプレイする松井の生み出すメリットとデメリットを、どちらを重くみるか。
僕はバランスを壊したというデメリットを重く評価しました。
選手全員が守備のタスクを負うオシム監督の戦い方では、
今回の松井のような自由気ままなポジショニングは、避けるべきなのです。」

 と。しかし、そんなことはオシムとしてはやる前から百も承知。そしてそれをやってみたら、どんな結果であったかと言うと、メリット(=得点)が、ぎりぎりのところでデメリット(=失点)を上回ったという話です。

ですから、俊輔に許さず、松井に許すというのは「あり」でオシムもメンバーもそれを黙認している訳です。今後それを程度問題として調整して行くわけです。メンバー間のエゴや相性も有るでしょう。それらも含めてオシムはチームを観察、コントロールして行くのです。

松井のメリットを過小評価してコレクティブな全員サッカーを望むなら、またつまらないサッカーに逆戻りですね。まぁかといって彼がピクシーになれるかと言うとそれは甘い幻想の様でもあるし。松井がどれだけ個の成長できるか、そしてかつその状態で日本のチームにフィットできるか?(後半の状態)+ディティールの修正が現状の日本代表チームの力の上限値ではないかと。

そうそう、オシムのユーゴチームで一人だけ「個の存在」を許されたピクシーのかげで、レギュラーになりえなかったもう一人の天才、サビチェビッチのプレースタイルに松井が少し似てる感じってないですか?



posted by 88 | 2007-09-13 13:58

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

あれ、u5さんも書いてますね。
ただ、ピクシいなかったらサビチぇレギュラーですよ、多分。だからピクシのいない現状の日本代表では
サビチぇ(松井)はレギュラーで考えざるを得ないのではないですかね?つまり「オプション以上」の存在です。まぁこれは松井の成長によりますけどね。

posted by 88 | 2007-09-13 14:07

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

旧ユーゴでピクシーがいなかったとしてもサヴィチェヴィッチはサブですよ・・・多分。
実際にサヴィチェヴィッチがスタメンで活躍した試合は無かったはず。代表では。
ピクシー不在時にスタメンを選ぶなら、スシッチとの相性も含めてプロシネチキが起用されたんじゃないですかね。

でも、サヴィチェヴィッチは途中出場した90年W杯のアルゼンチン戦では獅子奮迅でしたよね。
あの時は早い時間にユーゴに一人退場者が出て、DFの代わりにサヴィチェヴィッチが入った訳ですが、その時のシチュエーションこそがオシムサッカーで松井のような選手を使いこなすヒントとなるのでは。
つまり、サヴィチェはズヴェズタでもそうでしたが、前半の松井のようにフラフラ気ままに動く訳ですよ。ズヴェズダでは彼がフリーマンとして機能する戦術を取っていたので問題はありませんでしたが、それがオシムに代表のスタメンでは使われない最大の理由でした。オシムサッカーにフリーマンは必要ないですからね。
ところが、アルゼンチン戦では一人少ない(しかもDFが)状況的に大きなタスクが彼に与えられ、フラフラしてる余裕は無く、フォアザチームの動きに徹しながら、効果的に個の力を出すプレイをし、あの活躍に繋がったわけです。
松井も、前半の「好きにやってみろ」的な状況と違って、後半は左サイドである程度タスクが与えられたからこそ活躍が目立ってきたわけです。(前半と比べて、ですが)
つまりどちらの天才も、オシムサッカーの中では、バランスを考えない自分勝手な動きをしているうちは決して輝かなかった訳です。
 なので、よりバランスを取ることを重視されるスタメンではなく、時にはリズムを変えることができる(許される)途中出場でこそ、オシムサッカーでの彼らの能力が発揮されるのではないでしょうか?
以上長くなりましたが、『オシムサッカーにおけるデーヨと松井の比較論』でした。

posted by U5 | 2007-09-13 18:50

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

松井はドリブル、キープ力以外に決定的なパスも出せます。
京都サンガの時やアテネ五輪の時もトップ下でスルーパスを何度も出していましたし。
今はチーム事情や好きなポジション、スタイルなどもあるでしょうから、その辺の力は潜んでしまっているように思いますが。

今回の欧州遠征ではアピールする立場ですし気負いもあったかもしれません。
初召集ということからも他の選手との連携は出来ていませんでしたね。ただ連携、位置取り、共通認識は呼び続けてくれれば埋まると思います。
でもそれは実は練習でじい様も百も承知のすけだったのではないでしょうか。

私は、松井はスタートから出来るだけ長い時間プレーしたほうが生きると思っています。
突然ひらめいたように突然何かをする(してくれる)には短時間では難しい。
相手が疲れた時の短時間勝負、ドリブル突破だけなら、絶対松井でなければいけない!ということもないでしょう。

ルマンに行ってからは昔のようにフィールドのどの位置でも自己中心的なリスクを犯すプレーをすることも少なくなって、よりゴールに近い位置でゴールに直結するプレーをするようにアンツ氏に仕込まれたみたいなので昔より安心感はあります。

しかし、どこでもリスクを冒すから、コラー!とおもってハラハラしたり、実はそれがワクワク感やドキドキだったりするんですけどね。

今回の主さんの分析は、よくまとまっていると思いますが、所々に(私の個人的なものではありますが)違和感もあったのでコメントしてみました。
その違和感のほとんどを88さんが解消しているのではありますが。

そうそう、じい様が「誰」にどこまで「自由」を許すのかはこの先分かりませんよ。

posted by PaPa | 2007-09-13 19:10

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

オシムの試合後のコメントからして松井一人に自由を与えるなんてことしないと私は思います。

松井の守備の負担を減らすために他の選手が頑張る、松井をフォローするためにほかの選手が彼に合わせて余分に動くなんてことして、松井が抑えられたり調子が悪かったりしたら意味が無いですし。
やっぱりコンビネーションが大事みたいなことも言ってますし、これからも一対一で勝つことよりいかに数的有利を作るかを重視するんじゃないですか。
松井だってチームの基盤の上に自分の強みを乗っける方向でいくと思います。
強引に突破しようとするドキドキするプレーは減り、つまらないと思う人もいるかもしれないけど、美しいと思う人もいると思います。

ていうかあくまで国内組を軸としているなら、俊輔であろうが松井であろうが、彼らを特別扱いしたり、むやみに自由を与えないだろうというのが一番自然な考えじゃないかなという気もします。

posted by ぽち | 2007-09-13 23:54

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

さて、松井、山岸を使った同じポジションに山瀬を入れるとどういうメリットとデメリットがあるんでしょうね。
オシムにはぜひ実験してほしいものですが、どうも評価が低いようで。

posted by k | 2007-09-14 00:57

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

私は、京都出身で、京都から世界に羽ばたいている松井はもちろん大好きですし、応援もしていますが、世間の良く分からない松井待望論(救世主論?)や、手放しで今回の松井を褒めちぎるコメントに非常に違和感を感じていましたので、こちらのブログはとても気に入りました。

松井が、オシム監督に気に入られたのかどうか、それがすごく気になります。

また呼んであげてね、オシムじっちゃん(失礼、監督)、お願い。

posted by kenken | 2007-09-14 01:42

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

選手のタスクマンとフリーマンという軸があったとすると、
どういう選手かってのは、この両極の中での選手個人のバランスの問題ですよね。だから、あまりにも松井がフリーマン的であったらオシムでなくとも彼を使わないだろうし、逆に極端なタスクマンであったとしても、またオシムでも使わないかもしれません。実際のところ程度問題。ユーゴでのサビチェがレギュラー云々の結論は想像でしかあり得ませんけど、まぁ後の彼はミランでレギュラーでしたけどね。さすがに時代が変わった今、松井は当時の彼ほどのフリーマンであるはずもなく(同時に個の力も相対的にないのですけど)1試合目ですでにバランスの兆しを見せていたと思います。松井の中での試行錯誤もあるはずです。先の文では「松井は許される」的書き方をしてしまいましたが、少し書き方が悪かったかもしれません。あえて別の言い方すると「監督と選手の妥協点の探り合い」的な感じと言えば良いでしょうか?それが俊輔より松井の方がより選手側にある、と言ったイメージかな?オシムは就任直後に松井の名前をあげておきながら、招集をここまで引っ張った。その間チームは「オシムサッカー」を世間と選手にプレゼンテーション。松井は松井で代表復帰を切望しつつ、代表戦は「一試合しか見ていない」的対応。おもしろいですね、無視し合う恋人的関係。もちろん基本的に監督は、選手を平等に扱うべきで、特にオシムはそういう部分が強いとは思います。でも「暗黙」のと書きましたが、どこにでもありますよね、人間関係におけるキャラ立ちの中でのパワーバランスが。一人くらいいないと面白くない俺様キャラ、として松井(や大久保)をオシムが扱うということかもしれません。それは、むやみに自由を与えると言う意味ではもちろんないですよ。なんかじい様の手に乗っけられて、創造性のあるプレーを気の効いたところでさくっとやる。みたいな。勝ってるうちは周りもそれを許容すると。そんなところでしょう。で、実際「核」は上記したように、国内組(あるいはタスク割が強い組)になるわけですから、松井が絶対的な訳でもないのですよ、今は。逆に個人を核にしてそこからチームを作るのはジーコであっても、オシムにはありえません。松井もそこまでの選手では今のところないですし。だから「○○未満~スーパーサブ以上」ということになります。

ただ、もう本当に素直に考えて。単純に。FKとれる人他にいないじゃないですか!結果論としてメリット/デメリットが一試合目にしてほぼバランスしてるくらいですから、少しは良くなるでしょう、この先。パフォーマンスが底上げされるメリットは大きいですよね。ですから変な理屈いらないのでは?と思ううわけです。一般論?(松井待望論)にあえて理屈つけて背を向ける必要もなかんべ、みたいな感じです。そのあたりが私の違和感ですね。PaPaさんの違和感もそういう部分なのでしょうかね?強国とされるチーム相手であっても、あれだけ自信持って当然のようにしかけられる選手ほかにいないでしょう?山岸?山瀬?いやいいですけどね、やっぱり一回り小さいですよ、今のところ。今回の山岸の変化は松井の存在がもたらしたことだと思われますが、刺激がないとすぐにもとに戻りそうだし。パスぐるぐる回しているより松井でFKもらった方が早いですね、明らかに。アジア杯でもFKもう少しあったらと全員思ってたはずですけど。また、アジア予選で想定される「引いた相手」に対して、準フリーマン系の選手一人は有効だとおもいませんか?(一人で十分だし、松井に固執する必要も無し。でも他にいないから)

posted by 88 | 2007-09-14 03:37

Re:松井というリスクとチャンス その2

コメント投稿者ID :

YBさん
ありがとうございます。
駒野と加地には確かにもうひとがんばりして欲しいですね。精度よりも、頻度が少ないことの方が僕は気になります。

kankanさん
ありがとうございます。
これまでとは違うスパイスであることは間違いないですね。でも余計なスパイスはスープを台無しにもします。どう使うか、シェフの腕を見守りたいです。

asさん
全体で補うという戦術を、おそらく選択してなかったと思います。個々がタスクを負う戦術をチームが選択した以上、ふらふらはだめだったと思います。
補う戦術を選択すべきだという批判はアリだと思いますが、僕は今の彼のプレイをよく知らないので、判断は保留です。


がいちさん
失敗しても何度もトライするメンタリティは、
これまでの代表には無かったものでしたね。ただ、どういうシチュエーションでトライするか。
この点を気をつけないとバランスが失われてしまいますよね。

u5さん
ありがとうございます。『オシムサッカーにおけるデーヨと松井の比較論』、とてもおもしろかったです。
サビチェビッチも松井も詳しくしらないのですが、彼らが存分に機能するためには、他の10人が最適化する必要がありそうです。
これから松井がどうなるのか、他にどんな選手が出てくるのか、そういう点も含めて先が楽しみですね。例えば旧ユーゴに居なかったような選手が出てくれば、また別な使い方を見せてくれるかもしれません。あるいは全然使われなくなるかもしれません。

88さん
>大雑把にいうと………
おもしろい見解ですね。オシム監督の意図は僕には完全にはわかりませんので、今後を見守りたいと思います。
メリット・デメリットの話をするならば、前半はデメリットが上回っていたと思います。ポジションを修正した後半はメリットが上でしたね。途中から出したらさらなるメリットになるのでは、と僕は思いました。
一般論がどういうものかわかりませんし、背を向けているつもりもないですが、いろいろな意見があると思うし、僕もそれらの一つです。


PaPaさん
僕は最近のルマンのプレイは追っておらず、京都時代のプレイの記憶が松井評価の基礎になっています。だから評価は保留しました。
ただ、あの試合の前半では、マイナスの方が大きかったように見えました。
オシム監督がそのあたりのマイナスを承知だったかどうかはわかりませんが、今後を見守っていきたいですね。

ぽちさん
僕も似たような考え方です。
チームが共通理解に支えられて連動する姿は、そこに傑出した選手が居なくても美しいと思います。傑出した選手が居るならば、さらに美しい。
僕はベッカムがいた頃のマンUが大好きです。
ベッカムがボールを持つなり、二人三人がゴールめがけて走る。ベッカムもまずはクロスやスルーパスをねらう。コレクティブで美しいサッカーだったと思います。

kさん
山瀬は純粋なトップ下が似合いそうな気がします。といっても、ジェフの試合以外は熱心に見ているわけではないですから、印象論です。
kさんは横浜ファンなのでしょうか? 山瀬は何を代表にもたらせると思いますか?

kenkenさん
気に入って頂けてうれしいです。僕はオシム監督じゃないのでわからないのですが、松井は今後も(コンディションやチーム状態なんかにもよると思いますが)呼ばれると思いますよ。
好きな選手が代表に呼ばれるだけで、わくわくしますよね! 僕も巻が得点とったとき、夜中にガッツポーズしちゃいました。好きな選手だと全力で良い点を見ちゃうので、他の方が批判しているブログなんか「おまえに巻の何がわかる!」と思いつつもためになります笑

posted by 犬好き管理人 | 2007-09-14 09:33

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