2010年03月30日

ACL予選リーグ 第四節 ペルシプラ・ジャヤプラ戦展望

アウェイペルシプラ・ジャヤプラ戦の展望。

スタメン予想は以下。

鹿島
FW:大迫・興梠
MF:遠藤・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・ジョンス・岩政・篤人
GK:曽ヶ端 

山形戦からわずか中2日。鹿島は熱帯インドネシアへ乗り込んでのアウェイゲームに臨む。

遠征直前に父親の訃報が届いたマルキーニョスが緊急帰国で帯同せず。実に残念なことである。心からお悔やみ申し上げたい。

ホーム同様に3トップもあるかと思われたスタメンだが、ここは記者会見にも登場した遠藤康、そしてマルキーニョスに代わっては大迫勇也を起用したいつもの4-4-2が想定される。
他のメンバー、正直代えていきたいところだが、しかしオリヴェイラは勝利を確実なものとするため山形線同様のガチメンバーで来る可能性が濃厚。とするならば、ホームでの試合同様にしっかりと力の違いを見せ付け、早々に試合を決めたいところだ。

マルキーニョスの帰国はどの程度長引くか想像がつかない。父親を亡くした精神的なショックは大きいであろうし、また、残した母親も心配であろう。病気の母親のために昨季の天皇杯G大阪戦前には帰国している。家族を大切にするのは当然のことであるから、ここは長期の離脱も覚悟しておくべきであろう。

そして正念場となるのがわずか3人となったFW陣。興梠慎三は絶妙のコンビネーションを誇る相棒マルキなしでもやれることを見せなければならない。大迫勇也はスタメンのチャンス。9番に相応しい活躍を見せるときがきた。そして今季起用のない佐々木竜太。ゴリゴリと強力なフィジカルを前面に押し出したドリブルと、抜群の決定力で、その鬱憤を晴らしてほしい。アルゼンチン五輪代表相手に2点を獲ったストライカー。相方ヤス同様にブレイクを果たせ。

先週公式戦初出場を遂げた小谷野、マルキに代わり帯同の船山にとっても大いなるチャンス。暫くはベンチ入りの機会は増えるだろう。ジウトン、青木、伊野波というスタミナ自慢がベンチに控えるのも、灼熱のアウェイにあっては心強い。

日本時間で18:00、現地時間の16:00キックオフ。30度を超える厳しい暑さが残る時刻での試合となるが、もう3年目、J'sのレポートにもあるが、選手も慣れた様子で頼もしい。きっとしっかりと勝利を持ち帰ってくれるだろう。

相手ホームとはいえ、ジャカルタのゲロラ・ブンカルノは日本でいうところの国立霞ヶ丘競技場のようなもので、厳密にはホームではない。アクセス面でも助かっているだけに、少しでも多くの現地組が声援を送ってくれることを、日本から祈りたい。

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2010年03月29日

J1 第四節 モンテディオ山形戦@カシマサッカースタジアム

ホーム山形戦の感想。

スタメン。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:遠藤・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・ジョンス・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

山形
FW:田代・古橋
MF:宮沢・北村
MF:佐藤健・秋葉
DF:石川・石井・西河・宮本
GK:清水

鹿島はイ・ジョンスがゼロックス以来の復帰。
山形は予想通り。

前半立ち上がり、中2日でどこか重さの残る鹿島に対して攻勢をかけた山形。中盤で鹿島のプレッシャーを受ける前に田代へのロングフィード、落としてから両サイドからのフォローも早く、鹿島はやや後手に回る時間帯が続く。
田代は岩政、ジョンスを相手に競り勝つシーンも多く、前線の基点となっていた。
左サイドから石川の精度の高いサイドチェンジから、北村がシザーズフェイントで新井場をかわしてクロス、これに山形は4人が詰めるも合わず。大きな決定機。
ハーフウェイラインで田代がワンタッチで岩政を振り切って独走、エリア内まで持ち込むも潰される(あそこを1人でなんとかするストライカーなら、今山形にいることもないだろうが。)
他、CKからの田代のヘッドに合うなど、チャンスもあった。田代が曽ヶ端と激突したときは音がした。
鹿島は2トップを中心に攻め込む。サイドに流れつつ興梠、マルキーニョスが打開を図るも、ラストパスが通らず、惜しいシーンは続きながらもフィニッシュに至らない。
しかし少しづつ鹿島がボールを持つ時間が増えだした前半残り10分、セットプレーから先制点が生まれる。野沢の右CKを頭で合わせたのはイ・ジョンス。田代のマークを振り切っての高い打点のヘッド。1-0。
そしてすぐに追加点。イ・ジョンスのロングフィードを胸で落としたマルキーニョス、石川のクリアによりつめた野沢には通らずも、左サイドにこぼれたところで遠藤。利き足の左で強く撃ったグラウンダーのシュートはキーパー清水の股間を抜けてゴールへ。追加点。2-0。
その後もマルキの左足シュートなど決定機を作るいい流れで2-0で前半を折り返す。

後半、山形は北村に代えて下村を投入、秋葉を一列上げる形。
やや前がかりになる山形、スペースが出来、立ち上がりいいペースで攻めるのは鹿島。
その流れのまま追加点。右サイドを持ち上がった篤人がDF2人の間を抜く右足でのショートパス、二アサイドのスペースに走った遠藤はDFを背負ってクルリと一回転、左足でボールを持つとニアに落ち着いて強烈な一撃、ポスト直撃も跳ね返りはGK清水の背中にあたりゴールへ。3-0。試合を決めた。これまで山形の窮地を何度も救ってきた清水だがこの日はツキもなかった。
遠藤はバックスタンド私の目の前で守備からボール奪取、ヌルヌルっとドリブルで3人を抜き去り中央マルキへパス、マルキ、興梠と2人がヒールで流したところに野沢の左足は惜しくも外れる。鮮やかな崩しが見られたシーン。
その後は、増田、山田と早めのカードを切る山形に対し、ややペースを落とした鹿島が攻め込まれる展開。両ボランチの攻撃参加も減り、守備に回る時間が続く。
そして田代と増田にやられた。鹿島ゴール前左サイドからのスローインを田代が落として増田へ。増田はもう一度中央へ張った田代にあわせる正確なクロス。田代が移籍初ゴールを叩き込み3-1。
鹿島は疲労の見える篤人に代えてジウトン、守備固めに青木、最後大迫といつもの交代カードでゲームを締める。しっかりと守り、また、カウンターやセットプレーからチャンスもあったが追加点もなく、そのまま試合終了。
3-1と快勝した。

個人評。
曽ヶ端:安定。失点はやむなし。
篤人:1アシスト。ミスもあったが無難な出来。
岩政:前半は田代を意識しすぎたか。失点シーンは田代のマークを外したようにも見えるが、ニアを埋めること自体は間違っていない。
ジョンス:1得点。攻守に貢献し見事復帰戦を飾る。
新井場:守備で北村にかわされる決定的なシーン作るも、サイドでチャンスメイクは多かった。
満男:中盤をしっかりコントロール。終盤は多少ミスもあった。
中田:こちらも安定。ドイスボランチの出来は毎試合いい。
野沢:1アシスト。毎試合決定的なシーンを作るが決めきれず・・・。消えている時間もある。
遠藤:2得点の活躍。周りとの連携も向上。
興梠:鋭い突破で前半は攻撃の中心となったが得点はなし。後半はやや落ちた。
マルキーニョス:前半の左足シュートや後半のヘッドなど決定機作るも決められず。こちらも得点なし。さすがに疲労も見られる。
ジウトン:スピードは凄いが、上がるタイミングはもうひとつ。
青木:時間少ないもしっかり守備。
大迫:時間少ない。

この日はリーグ戦初先発の2人に尽きる。

「格の違い」。
イ・ジョンスについて、伊野波はいいプレーをしていると評価しつつも、オリヴェイラはこう語った。カシマスタジアムで彼のプレーを見たサポーターも感じたことではないだろうか。
高さ強さは前評判通り。先制点は美しいヘッドだった。中田、岩政と揃う3人は鹿島のセットプレーに大いなる期待感をもたらす。
そして、カバーリングの範囲の広さ。伊野波のそれをスピードとするならば、ジョンスは読み、とでも言おうか。新井場を前に出すようなジェスチャーもさかんに行っており、相当な自信は伺える。
加えて、前線への正確なフィードには目を瞠る。2点目の起点にもなっている。
自分にプレッシャーが無いと見るや、ドリブルで持ち上がるプレーもできる。ボランチにハードマークが付かれる鹿島においては、相手守備陣を動かすこういったプレーは重要なことだ。
プレッシャーがあっても懐の深い切り返しで難なくマークを外せる。
日本人ならばまず代表召集は間違い無いだろう。さすがに現役韓国代表である。
オリヴェイラの言葉で、かつてセレーゾが大岩獲得にあたって語った言葉を思い出した。
「センターバックというポジションは、名前と格が重要。」
まさに見せ付けた格の違い。伊野波のみならず、岩政とも感じた。伊野波、岩政には手本が隣にいると考え、精進を重ねて欲しい。特に伊野波は悔しいだろうが、乗り越えなければならない壁である。

そして遠藤康。ついにブレイクのときである。
サテライトでも無敵を誇った遠藤の得点力については、驚きには値せず、特に言うことは無い。ポっと出と思っている輩は、とりあえずWikipediaでも読んでおけという感じである。
満男と何度も話し、指示を受けていた。満男らの世代が万全なうちにこうして同じピッチで戦えるのは何よりの成長機会だ。
しかしまだまだである。守備面では課題もあるのだろうし、2点獲った後は、シュートの意識が減り、ペルシプラ戦のような積極性も見られなかった。2得点という結果に満足することなく、さらなる成長を期待したい。
念願だったヒーローインタビューも受けられ、この日誕生日の篤人もうれしそうに水をかけて祝福していた。

山形は、シュート0本に抑えた前回と比べて積極性は強く見えた。田代の高さは敵としてはやはり脅威だったし、後半、いい形でボールを奪う8番を見て、青木ではないが誰かと思ったら増田だった。運動量やフィジカルも強く、ヘッドも強いし、FKも蹴る。才能ある選手だけに出場機会はできるだけ多く得てほしい。やはり2人セットで使うのがいいんではなかろうか。得点とアシストをプレゼントしたことだし、これから前半戦おおいに強豪を食いまくってほしいところだ。
チャントもしっかりもう出来ていて、愛されてるかんじだね。次の対戦は最終節アウェイ山形か。優勝とか、残留がかかる一戦になる可能性も高い。

試合自体は最後落ちているし、1点返されたのも不満である。が、そこらへんは試合後の満男の負けたかのような厳しい表情が表している通り、選手も十分自覚しているだろう。
また、やはり交代カードをもう少し早くというのが気持ちとしてはある。特に大迫にはもっとチャンスをやりたいところだ。が、体調不安のある篤人、守備固めの青木というのはセオリー通りだし、怪我人を考えたら3人目の交代があの時間というのも妥当だともいえる。結果も出ている。ただ連戦は続く。体調、疲労、怪我には気をつけたい。

チームはもうインドネシアへ。
中2日でACL、灼熱のジャカルタアウェイである。
次が5連戦の4戦目、厳しい日程だが、底上げした戦力でなんとか乗り切って欲しい。

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posted by desafio |02:19 | 試合感想 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2010年03月26日

J1 第四節 モンテディオ山形戦 展望

ホーム山形戦の展望。

スタメン予想は以下。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:遠藤・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

山形
FW:田代・古橋
MF:宮沢・北村
MF:佐藤健・秋葉
DF:石川・石井・西河・宮本
GK:清水

ホームで5-0と快勝したペルシプラ・ジャヤブラ戦からわずか中2日。
鹿島はホームで山形を迎える。

スタメン予想は、ペルシプラ戦の3トップ継続ではなく4-4-2に戻すと予想。遠藤の初スタメンが濃厚だ。
他は、前節大宮戦と同様と思われるが、J'sのプレビューによると篤人が違和感で練習回避ということで、新井場を右にしてジウトン起用の可能性もある。
また、最終ラインにはイ・ジョンス復帰。中2日でのインドネシアアウェイを考えるとここで先発復帰もありえそうだが、ここで最終ライン2枚換えとなると少し怖い気もする。
ここ2戦、結果を残している大迫が先発の可能性もゼロではないが、相性を考えると、昨季山形から1得点と2つのPKをもぎ取っている興梠の引き続きのスタメンが濃厚か。ただ、大迫にももう少し長い時間を与えたいところだ。
いずれにせよ、5連戦となるここはベンチメンバーも含め総力戦だ。ペルシプラ戦、遂にデビューした小谷野、フル出場で勝利に貢献した青木、ベンチ入りの竜太や船山と、展開によってはチャンスが必ず来るだろう。

対戦相手の山形は、ここまで2分1敗と勝ち星が無い。
この一戦、まだまだフィットしていない部分があるとはいえ、今季鹿島から移籍した田代と増田を意識しない訳にはいかないだろう。特に、岩政と田代のマッチアップには胸が躍る。
石川とあわせ、3人の元鹿戦士は、間違いなく強い気持ちで向かってくる。盛大なブーイングで敬意を表したい。
山形は基本的には守備的な布陣で我慢して、セットプレーやカウンターで得点機を伺う戦術が予想される。
長谷川の離脱は痛いが、古橋が一枚上がるのは鹿島にとってはかえって脅威となりそう。C大阪時代に痛い目を見た思い出は消えないのだ。
左石川、右古橋のキックの精度は高く、長谷川はいないものの、田代そしてキム・クナンの高さにも注意しなければならない。ハン・ドンウォンという若い韓国人FWも、出てくれば初対戦だけに十分気をつけたい。

大勝したペルシプラ戦も、シュート0本に抑えた前回対戦も、一旦忘れたほうがいい。きっちりとした守備ブロックを作る山形相手には、ロースコアの接戦となる可能性も高い。
中2日と厳しい日程は相手に比すればどうしても不利。甘い考えがあれば、足元をすくわれることになる。強い気持ちが試されると思う。ホームでは勝利以外は許されない。シーズン初勝利、対鹿島戦初勝利を、決して聖地で与えてはならないのだ。
誰が出てもやり方は変わらない。そんな鹿島のサッカーを貫けば必ず勝利は得られる。

守備的な相手だけに、期待はやはり2トップ。
ここ数戦ゴールから見放されている興梠慎三には、相性のいいこの相手で結果を出して復調したいところ。小笠原満男の絶妙スルーに抜け出して決めてほしい。100得点リーチで足踏みのマルキーニョスにも、それがプレッシャーになってそうな感じもするのでサクっと決めてほしいところ。起用されれば公式戦初先発となる遠藤康、3戦連発を狙う大迫勇也にも注目したい。

晴れ予想だが10度を下回る気温となりそう。例によって防寒はしっかりと。

posted by desafio |20:25 | 試合展望 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月25日

ACL予選リーグ 第三節 ペルシプラ・ジャヤプラ戦@カシマサッカースタジアム

ホームペルシプラ戦の感想。

スタメン。

鹿島
FW:興梠・大迫・マルキーニョス
MF:野沢
MF:青木・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

予想通り。

低い気温に冷たい雨。
今季雨は何試合目だろうか。

立ち上がりから、FW1人を残し最終ラインに5人のDFを配置、自陣に引きこもるペルシプラに対し、鹿島が攻め立てるという展開。
フィールドプレーヤー9人で守るペルシプラのゴールをこじ開けられず苦しむアントラーズ。
中盤で際立った存在感を示す満男を起点として、大迫が、野沢が、興梠が、セットプレーから岩政が、シュートを放つも決めきれない。
下がりすぎたり、動きがカブったりと、3トップという形に選手たちはどこかとまどう様子も見られた。
ほとんどの時間ボールを保持、しかし決められないという状況の中では、犯したミスも目立つ。
ジリジリする展開の中、しかし先制点は意外な形で決まった。
左サイドから新井場が右足でアーリー気味に放り込んだクロスは、大迫もDFも越えキーパーも触れずゴールへそのまま吸い込まれた。
集中してよく守っていたペルシプラだがガックリ来たか、前半ロスタイムに鹿島は追加点。2-0。
満男のFKが壁に当たって得たCKから岩政がヘッドで折り返し、混戦の中で右足ボレーで押し込んだのはマルキーニョス。
2点をリードして前半を終える。

後半、ペルシプラは選手交代。やや前線に出てくる選手も増え、サイドの選手も上がるようになる。
こうなるとむしろスペースは空いてきて、鹿島はいいペースで責める。
一度、カウンターから3対3の数的同数を作られる形があったが、試合を通してピンチはこれくらい。
エリア内で大迫が倒されて得たPKを満男が決めて3点目(PKの判定には正直えっ?ってなった)。
右サイドから内に切れ込んで左足で上げたクロスに飛び込んだ大迫が決めて4点目。
満男からのスルーパスに右サイド走りこんだ興梠のクロスにマルキーニョスが左足であわせて5点目。
交代カードとしては、ジウトン、遠藤、そしてこれが公式戦デビューとなる小谷野を投入。
満男や遠藤のミドル、大迫・興梠のFW陣にもチャンスはあったが追加点はならず。
5-0大勝で予選3連勝を決めた。

個人評。
曽ヶ端:仕事なし。相手が痛んだ時には寒かったせいかランニングしていた。
篤人:1アシスト。前半、この相手に1対1で勝てないシーンが多かったのは少し気がかり。
岩政:1アシスト。前半の謎のドリブル攻め上がりからのボールロストには驚いたが、他は安定した出来。セットプレー時もかなりボールを捉えていた。
伊野波:いつもどおり全く問題ない出来。前からのパス回しにも参加。
新井場:1ゴール。いつも通りの出来も、ジウトンと比較すると安定感が違う・・・。
青木:カウンターを許さぬ鋭い潰し。味方のミスを多くカバーした。ロングフィードの精度が今ひとつだったのは試合感の問題か。あとは満男の如くもっとシュートを。
満男:PKで1ゴール。中盤でまるで王の如くに君臨。交代選手へボールを回す配慮も見せる。ミドルシュートも打ちまくり。1つくらい決めていれば完璧。
野沢:前半狭いエリアの中でもアイディアを見せる。
大迫:1ゴール、PKゲットの活躍。前線でしっかりボールを収める。ゴールシーンの飛び出しや、遠藤のミドルシュートのコースを変えたシーンなど、いい動きを見せている。
興梠:1アシスト。相変わらずキレはあるのだが得点できなかったのは残念。スペースなく引かれてしまい一番厳しかったのは興梠か。
マルキーニョス:2ゴール。こちらはきっちりと決めたので気分よく次へ臨んでほしい。
ジウトン:2回くらいは突進を見せたが、上がるタイミングなどもまだまだ。空振りでのクリアミスには驚いたが、オフサイドでよかった。短い時間でも必ずドキドキをくれるので、先発は正直まだ怖いかな。
遠藤:短い時間ながら積極的にミドルシュートを連発。得点への意欲を見せた。
小谷野:公式戦初出場。高い位置でキレのあるドリブルを見せる。

シュート37本らしい。
もう少し点は獲れたかと思うが、5点はまあ悪くない。無失点というのも非常によい。
勝ち点3を獲るというタスクは確実にこなした。
この試合で採用した3トップは、正直オプションとして使うにはまだこなれていない。
山形戦も同様の布陣となるのか、遠藤を起用で4-4-2に戻すか、注目だろう。
先制が遅かったとは言え、かなり消エネな試合展開にもできた。怪我人もない。カードもない。
もっともっと点が見たかったという欲求はあり、満足は出来ないが、グズグズとネガるほどでもない。

ペルシプラとはまあ、力の差はあった。
かつ、厳しく当たる、ラフに止めるということをほとんどしないから、満男なんかはほとんどボールを失っていない。
フェイントに反応するから抜けるのに、そもそも相手が反応「できず」、結果ボールが相手あたって抜けない、とかギャグみたいなことが起こっていたので、こういう相手なりの難しさも多少あったか。
45番のポニーテールのカメルーン人は、それなりに高さ強さがあってペルシプラの中にあっては手強かった。
前半終了時やPK時にマルキと談笑していたが・・・。
あとはGKがショボかったのも大きい。足を攣るGKは初めて見た。新井場の先制点もミスだし、ゴールキックも飛ばなくて鹿島の攻撃の起点になっていた。
全体に、前半の必死の守りと、あとは汚いプレーがほとんど無かったので好印象ではあった。
まだホームの試合が残っているのに、「鹿島の優勝を願う」とかコメントをしてしまうブラジル人監督にも好印象。

あとは何と言っても小谷野顕治の公式戦デビューが嬉しい。
4年目である。しかも、サテライトで無敵を誇った遠藤康とのコンビで登場。
PSM水戸戦でも見事なコンビネーションを見せていた。
トップチームでも同期のヤスコヤコンビが輝けることができれば、鹿島の未来も明るい。

この試合ベンチ入りながら出番のなかった船山、竜太は悔しい思いをしているに違いない。
しかし必ずチャンスはある。
今週のダイジェストに載っていた話だが、現浦和の宇賀神が福岡と迷っていた際、流通経済大の先輩宮崎智彦はこう語ったという。
「俺は鹿島を選んで、何の後悔もしていない。」
2年目の宮崎もまた未だ出場機会は無いが、この志は素晴らしいし、その通りである。
昨季わずか1試合のみ出場の遠藤康の今季ここまでのブレイクを見れば分かるだろう。
質の高い練習、リーグチャンピオンたるレギュラーとの紅白戦。これらを通して、必ずや大きく成長できるのだ。
全員皆日々精進し、チャンスをモノにしてほしい。

試合最終盤の面子。
大迫、興梠、遠藤、小谷野、篤人、ジウトン、伊野波・・・。
ベンチの竜太や船山、それにGK川俣や八木、DF當間、来年入団の柴崎、土居らも加えれば、将来の姿もうっすらと見えるというものだ。
この試合で垣間見えたアントラーズの未来は、寒さと雨に耐えた甲斐のあるものだったと思う。

アントラーズはアジア26勝でJ新記録らしい。
長くアジアへの挑戦を続けてきたことは誇りであるが、やはり、青木の言う通り、タイトルを獲ってから記録を喜びたいところである。
長春対全北はアウェイで全北が逆転勝利。最終戦は一位突破をかけた戦いとなりそうである。

まあ、まずは週末の山形戦、そしてアウェイのペルシプラ戦である。
ひとつひとつ、しっかり勝っていきたい。

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posted by desafio |22:53 | 試合感想 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年03月24日

ACL予選リーグ 第三節 ペルシプラ・ジャヤプラ戦展望

ホームペルシプラ・ジャヤプラ戦の展望。

スタメン予想は以下。

FW:マルキーニョス・大迫・興梠
MF:野沢
MF:青木・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

ACL予選第三節は、ホームにインドネシア王者ペルシプラ・ジャヤプラを迎え撃つアントラーズ。確実に勝利をモノにしたい一戦である。

スタメンは、J'sのプレビューを読む限りでは3トップ、遠藤康の中盤起用ではなく、大迫勇也をトップで起用することが濃厚らしいがどうか。累積警告で出場停止の中田浩二に代わっては、青木剛の起用は確実視される。
他は、順当に行けば大宮戦と同様と目されるわけだが、ジウトン、船山、小谷野、佐々木らにもチャンスを与えたいところで、スタメンで何人か入れ替えてくれることを個人的には希望している。
途中交代にしても、リードして主力を引っ張らずに早めに交代できるような、そんな展開を期待したい。

ペルシプラは長春に9点獲られて敗れているが、それは-17度という気候によるものであることは明らかで、そこまでの実力差は無い。G大阪に二度追いついたSAFを見れば、ACLの対戦相手を格下と侮ることなど絶対にできないことが分かる。油断を排除し、いつもの鹿島のサッカーできっちり確実に勝利したい。

マルキーニョス、興梠は、リーグ戦で外し続けている鬱憤を晴らして欲しいし、長い時間ピッチに立てる大迫も存分に力を発揮して欲しい。頭からではないかもしれないが、佐々木・船山らサブメンバーの起用の可能性も高く、期待をしたい。「自分が必要とされるかどうか、いま問われている」という船山のコメントは強い気持ちを感じる。

あとは、怪我とジャッジ、そして警告・退場には気をつけたい。
点差が開けば緊張感も途切れ、そしてラフプレーも出やすくなる。
メルボルンに快勝の川崎だが、チョン・テセは退場をくらってACL残り試合の出場が危ぶまれる。ラフプレーや審判に怒りを覚えてもこらえることだ。
十分に注意したい。

オリヴェイラは常に語っている。
スタジアムへ来てくれ、ACLでもホームの力というものをサポーターの皆さんで見せてくれ、と。
平日開催のカシマでは難しい話であることは理解しつつも、常にサポーターにスタジアム参戦を呼びかけ続けるのは、サポーターが選手の、チームの力になることを監督自身が信じているからに他ならない。
サポーターも、アントラーズファミリーの一員として、共に戦うことを指揮官に求められている。
これは本当に幸せなことだ。
集客まで背負いきれないと語るどこかの代表監督とは根本的に思想が違う。

アントラーズの勝利のために。
聖地カシマへ集いたい。

雨と厳しい寒さが予想される。しっかりと防寒を。

posted by desafio |03:17 | 試合展望 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月23日

ACLここまで

今日明日は各地でACL。
東エリア、各組予選リーグ第2節を終えての状況を見てみる。

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まずは我らが鹿島アントラーズのグループF。
鹿島が勝ち点6で1位、長春と全北が勝ち点3で並び、最下位に勝ち点0でペルシプラ。
3強が2つの椅子を争う中、鹿島が一歩抜け出している。

鹿島は長春、全北と連勝したことで大きなアドバンテージがある。
今月のペルシプラとの2試合を連勝で飾れれば、予選突破はほぼ確実だ。

ペルシプラはアウェイ長春との対戦で9-0と敗戦しているが、
これは気候が大きく影響した点を考慮しなければならないだろう。
気温なんとマイナス17度。
熱帯インドネシアから来たチームに耐えられる寒さではない。

アジアは広い。気候も大きな要素となるACL。
ホームでは、当初予定の19時から日の残る16時にキックオフ時間を変えるという策を弄してきたペルシプラ。
鹿島としては、特に第二戦に向けては十分な対策をとりたい。
かつて同じ手で来たクルンタイバンクは、自らの選手が熱中症で倒れるということになった。
アントラーズは、シンガポールやタイ、ベトナムといったところで戦う経験は積んでいる。
暑さという面では、あまり心配はいらないのかも知れない。
しかし長春とのアウェイが4月中旬というのも鹿島にとっては幸運だった。
-17度で全北戦のようにサポーターが裸になっては、冗談抜きで凍死することになる。

ペルシプラは、ホーム全北戦は4-1敗戦。このくらいの実力と見るべきだろう。
侮ってはならない、とはいえ、全北は鹿島戦とは7人も異なるメンバーで臨み勝利を得ている。
鹿島もここは少なくとも何人かは選手を温存した上で、連勝をものにしてほしい。

予選突破のもう1チームは、対戦した感触だとどう見ても全北が有力だ。
Kリーグでも無敗で首位を快走中。
とはいえ、長春もホームでは侮れない。
この連戦で見通しが立つことだろう。
全北-長春の連戦が2試合ともドロー、鹿島連勝で鹿島の1位通過が確定する。
これが最高のシナリオだが、とにかくまずはペルシプラ戦連勝を。

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続いてはグループH。
鹿島が勝ち上がった場合にROUND16での対戦相手となるグループである。
アデレードが勝ち点6で首位、浦項と山東が勝ち点3で並び、広島が勝ち点0で最下位。

まず最下位の広島だが、チャンスはまだ十分にある。
首位アデレードとの対戦が残っているからだ。
また、連敗しているとはいえ、最小失点差でもある。
勝ち点が並んだときに優先されるのは直接対決の結果。
最低でも残り4戦で3勝は必要となりそうで、厳しいが、まだ分からない。

この組の首位はアデレードである。
08年ACL準優勝チーム。準々決勝で鹿島が敗れたこの相手を忘れることはできない。
キャプテンのトラヴィス・ドッドを筆頭に、アウェイで決勝点を叩き込まれたコーンスウェイトや、ジェイミーソン、パンテリス、ポール・リード、バルビエロ、GKガレコヴィッチ、ブラジル人のカッシオなど、あのときの面子が随分と残っている。
加えて、外国人選手も好調のようである。
G大阪が大勝したことで、日本ではあたかも弱いチームのような印象が残ってしまっているかもしれないが、再びのACL参戦、そしてここまで予選堂々の首位と、まぎれもなく豪州を代表する強豪であることを証明している。
この相手との再戦は望むところ。
勝って成長したところを見せ付けたい。

そして前回優勝の浦項。
このチームはなんといっても指揮官に注目だ。
鹿島オズワルド・オリヴェイラ監督の弟、ワルデマール・オリヴェイラが今期から指揮をとる。
ゼ・マリオ政権下の鹿島でもフィジカルコーチの経験がある。
風貌は兄とそっくり、あたかも俳優のよう(少し悪役が入っているが)である。
コメントも似ている。必ず選手を守ろうとする。兄がダニーロをかばう様子とこれも瓜二つだ。
兄弟対決、これもまた面白そうではないか。

現時点で有力なのはアデレードと浦項だが予断を許さない。
後が無くなった広島とアデレードの連戦は楽しみである。

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続いてグループE。
城南と北京が勝ち点6で並び、メルボルンと川崎が勝ち点0と明暗分かれる結果となっている。

客観的に見ると、広島よりも川崎は厳しい状況に追い込まれている。
敗北を喫した相手が共に全勝。
2試合とも共に2点差で負けているのも痛い。
まずはメルボルンに連勝する必要があるが、相手も全く同じ立場だけに、簡単な試合ではないだろう。
ただ、川崎の攻撃力をもってすれば逆転は不可能な話ではない。

鹿島は北京とは08年予選で対戦。
当時は1位抜けのみのレギュレーション。
対戦成績は1勝1敗の五分であったが、得失点差でも大量リードしていた鹿島がグループ1位となった。
北京はタイ相手にも取りこぼしている。
その北京、GK楊智、DF張永海、徐雲龍、周挺、MF黄博文、閻相闖とこちらも2年前の面子が多く残っている。
川崎戦2得点の王長慶は、2年前もベンチに座っている。
あのときも前線に外国人を2人配していた。一人は高さあるブラジル人というのも同様。
鹿島はアウェイで0-1敗戦、ホームでも曽ヶ端のPKセーブなどで1-0辛勝。
非常に苦戦しており、手強い相手だった。
川崎はアウェイでも十分気をつけたいところだ。

メルボルン、城南は対戦経験が無いのでよく分からない。
ただ、中村憲剛のアゴを砕いた城南のオーストラリア人DFササ・オグネノフスキ。
どこかで聞いた名前、そしてみたことあるヒゲ面だと思ったら元アデレードだった。
確か、浦和が獲得するとかいうニュースもどこかであったような。
こいつにも、借りを返す機会があってもいい。

城南と北京の優位は変わらないが、川崎の反攻が届くか注目したい。

---
最後にグループG。
水原が勝ち点4、G大阪、河南が勝ち点2、SAFが勝ち点1。
ここまでの4試合で3試合がドロー。総勝ち点が低くなっている。

このグループは、SAF(シンガポールアームドフォース)が1弱は明らか、と思っていた。
が、第一戦でSAFはアウェイで河南とドローと健闘を見せる。
こりゃ河南も弱そうだ、と思っていたら、なんとその河南にG大阪がホームで引き分けるのだから分からないものだ。

SAFは、新井や深澤もいなくなって面子はかなり新しくなっているようである。
両者と対戦経験がある側からすると、G大阪とSAFでは実力がカテゴリー的に2段階くらい違うと思う。
無論、G大阪の方が上である。
高温多湿、人工芝ピッチと環境面では本日のアウェイ戦がカギか。
昨季、鹿島はSAFアウェイ戦は4-1と勝利しているが、
 先制→すぐにセットプレーで追いつかれる→前半終了間際に勝ち越し→後半追加点
と、結構苦しんだ。
クソ暑く、終盤足は絶対に止まるので、早めに2点以上のセーフティーリードに持ち込みたい。

G大阪と並び予選突破有力なのは水原。
昨季、鹿島はアウェイで4失点とショッキングな敗戦を喫している。
韓国代表GK李雲在、中国代表首絞め王子こと李瑋峰、キャプテン郭煕柱、小野と共にフェイエノールトでプレーした宋鐘國ほか、金大儀や白智勲ら代表経験のある選手も残っている。
ただ、鹿島を苦しめた李相湖は怪我のせいかベンチにも入らず、また屈強なボランチ朴玹範もいなくなっている。エドゥーもいない。
去年からそれなりに顔ぶれは変わっている。
昨季はリーグ10位と低迷も、カップ戦の優勝でACLへ駒を進めている。
主力にベテランも多く、今季リーグ戦でもやや評価は厳しいようだ。
とは言え、実力的には最もG大阪に近いのは間違いない。

正直、普通に見るとG大阪と水原が抜けており、よほどのことが無ければG大阪の予選突破は揺るがないだろう。
しかし、ここでSAF相手に連勝できなければちょっと危なくなる。
中国チームはどうも東南アジアアウェイに弱く、SAFがホームで河南相手に勝ち点を得る可能性も結構高いと思うが、それでもG大阪としてはこのSAFとの連戦は連勝がノルマとなるだろう。

---
余談ではあるが、ペドロ・ジュニオール騒動について。
あくまで傍観者の意見ではあるが、G大阪らしい、西野氏らしい話だと思う。
退団してもまた獲得する資金が十分にある、また過去それをやってきたG大阪。
また獲ればいい、という感覚が強く、もったいない、という感覚は他チームよりも小さいのだろうか。
「ミスキャスト」は自分の起用法のせいであるのに、途中交代で入ったPJを、ポジションを変える、ではなく、下げるという決断をした西野氏。
こういう場面、まずは監督が選手をフォローすべきだろうと思う。
PJじゃなくても、例えば、サブに甘んじながらも黙々とチームのために練習し続けたダニーロだって、あんな使い方をされては屈辱を感じるだろう。
しかも相手は古巣だ。PJの怒りは想像に難くない。

長年G大阪を率いて結果を残しており、もう名将の域にも入っている西野氏だが、こういった点にだけ個人的に抵抗感がある。
コレが無ければ、都築も新井場も、家長もG大阪にいた可能性が高いのだろう。
加地・新井場の両SBとか実現してたらと思うと実に恐ろしい。

まあしかし、それにしたってユニを、エンブレムを投げ捨てたPJもまずかった。
これでサポーターの支持も失ってしまったと思う。
G大阪系ブログの中では、PJ擁護もある一方、退団やむなしという声も多い。

PJは果たしてどうなっていくのか。
例に漏れず中東への売却となるか。
他のJクラブへ移籍、となる可能性もあり、その場合は非常に脅威となる。
他サポとしても、経過を注視したいニュースである。

---
さて、ここまでいろいろと述べてきたが、そもそもこのエントリをわざわざブチ上げた理由は、ACLのメディア露出の少なさを残念に思う気持ちからである。
テレ朝は、このコンテンツを有効に活かしていない。ニュースにもほとんど取り上げない。
サッカー雑誌でもオマケのような扱いだ。
J'sGoalですら、対戦相手情報が分かる、こういう記事がなくなっている。
どんな相手かを書いているのはプレビュー記事くらい。
アウェイの様子も過去記事の使いまわしである。

個人的に、なかなか盛り上がらない理由のひとつは、「対戦相手をよく知らない」ことにあるように思う。
我がアントラーズはACL連続3年目になる。
こうしてざっと見ただけでも、過去2年の対戦相手がかなり多くなっている。
過去の対戦に思いを馳せ、我らを苦しめたあの相手はまだいるか、今季自国のリーグ戦でどういう戦いをしているか、など、我らも、そして海の向こうの対戦相手のサポーターも、楽しむ土壌を作っていく必要がある気がしている。
対戦する相手はどんなチームなのか。これは、サッカー観戦を楽しむ上で本当に大きな要素なのだ。
こういった情報は、今も拾う気になれば拾うことはできる。
しかし、そこまでやるサポーターは少ないのが現状。
まずはメディアが是非フォローしてほしいものだと思う。
もちろん、クラブ側、そして各国リーグ側が自ら情報をより提供していく姿勢も必要だろう。
AFCが主導する必要もあるかもしれない。
「ACLを戦うチームのサイトに英語版が無いのはおかしい」というオリヴェイラの意見を取り入れ、アントラーズは公式サイト英語版を作っている。
こういった姿勢が必要だと思う。

ACLは歴史がまだまだ浅い。
長期的には、あせらずにこの歴史を積み重ねていくことが必要だろう。
欧州CLに出場する各国のトップチームの如くに、ACL出場チームの現在の状況が簡単に分かる。
我らの如き一般人が、Jリーグの如くに、前日にACLの対戦相手のフォーメーションを簡単に予想できる。
いつかそんな環境になることを、ACLの、そしてアジアのサッカーの価値が、現在よりも飛躍的に高まる時代の到来を期待している。

ま、敵の情報が多ければ多いほど、鹿島にとっては対策が立て易く、優位になるような気がする、というのも正直あるんだけど。

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明日のペルシプラ・ジャヤプラ戦の展望は後程簡単に。

posted by desafio |17:55 | その他サッカー関連 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2010年03月21日

J1 第三節 大宮アルディージャ戦@NACK5スタジアム大宮

アウェイ大宮戦の感想。

スタメン。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:フェリペ・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

大宮
FW:石原
MF:内田・金澤・橋本・藤本
MF・アン
MF・坪内・マト・深谷・杉山
GK:北野

両チームとも予想通り。

前半立ち上がりはホーム大宮の厳しい当たり、そして不安定なジャッジに苦しむ鹿島。いきなり中田が、そしてフェリペが倒れ込む。フェリペは一度ピッチに戻ったがダメで、開始5分で最初の交代カードという誤算。遠藤がピッチに入る。直後にも深谷とマルキーニョスが小競り合いを起こすなど序盤から激しい試合展開に。
そしてピンチ。太陽が目に入ったか、ロングボールに伊野波、岩政がカブり処理ミス、石原が抜け出したところ、前に出た曽ヶ端が倒したかに見えたが笛はなし。
バタバタした流れが続いたが、鹿島はロングボールで裏を突く形で少しずつリズムを掴み始める。岩政のロングフィードにエリア内左サイドで受けた野沢のシュート、岩政のヘディングシュート2発、野沢のフィードから抜け出した興梠のラストパスに飛び込んだマルキーニョスなど、決定機を作るが大宮GK北野の活躍もあり得点を奪えない。
ただ、大宮の攻撃もワントップが孤立し怖さはほぼ無し。何度かサイドからクロスを上げられるも、ラファエルがいない前線では岩政・伊野波が完全に弾き返す。あとは藤本のミドルと、セットプレーくらいしかチャンスを与えず、前半終了。

立ち上がり、大宮のサイド攻撃からヘディングシュートを浴びてヒヤリとする場面から始まった後半だったが、全体に鹿島が攻勢の展開となる。
果敢にラインを上げる大宮の裏、特にサイドを破る場面が増えてくる。クロスに興梠が頭であわせるシーンが2回。大宮は藤本が交代、FW市川投入で2トップに。中盤が一枚減ったことで、動きやすくなった鹿島はよりボールを回せるようになる。左サイド突破した野沢の鋭いクロスに反応した興梠のシュートは枠外。決定的であった。
坪内が足を攣って交代するなど、前半のロングボール攻勢が「ボディブロー」のように効いてきた中で、今度はマルキーニョスが決定機。相手DFのバックパスをエリア内でカットもGK北野に足元のボールを奪われシュートできず。直後には完全に裏へ抜け出し最後マトと北野を切り返してシュートも枠外。最近マルキは同じようにニアに外してサイドネットというシーンが多く少し心配である。
次々とカードを切る大宮に対し相変わらず動かない鹿島ベンチ。やや足が止まる苦しい時間帯で、エリア内で伊野波が市川を倒すシーンなどあったがこれも笛はなし。かなり理解できないファウルのジャッジが多く、両チームサポーターからブーイングをあびるなど不安定なジャッジに終始した松村主審だったが、PKをとられなかっただけ鹿島にとっては幸運な面があったことは確かだ。
動かない鹿島ベンチ、次々と外す決定機にイライラが募る展開も、満員のゴール裏はそのイライラさえもコールへと変えて大声援をとぎらせない。そして残り10分を切ったところで興梠に代えて大迫投入。この男が大仕事を果たす。
右サイド突破したマルキーニョスが最終ラインとGKの間に低いクロスを送ると、DFを完全に振り切った大迫が右足でやさしくワンタッチ。再三好セーブを続けた北野の股間を抜いてサイドネットへ。交代後のファーストタッチで決めた大迫のゴールで鹿島が遂に先制。アウェイながら凄い歓声が響いた。1-0。
その後、マトを上げて反撃に出る大宮だったが、鹿島は青木を投入して守備を固め、しっかりと凌ぐ。逆に、右サイド満男のクロスから大迫シュートや、マルキのスルーに野沢左足(クロスバー!)などカウンターから決定機も作りつつ、また、マルキのコーナー際の鬼キープなどで、京都戦の轍は踏まず、長いロスタイムもしっかり締めた。
1-0勝利。NACK5で初勝利をあげた。

個人評。
曽ヶ端:安定。大きなピンチなし。明らかなキックミスが残念。
篤人:攻守に安定した出来。
岩政:堅守を見せるも、フィードの精度が悪くチャンスを潰した。
伊野波:長女誕生のせいか、気迫溢れる出来。
新井場:こちらも安定した出来。大宮の攻撃は新井場のサイドが多かったがよく止めた。
満男:相変わらず攻守に存在感。最後まで走ってチャンス演出。
中田:好調に見える。満男を残し前に出るシーンも多くなっている。
野沢:消えている時間もあるが決定的なチャンスを演出している。最後のは決めたい。
フェリペ:怪我は痛い。
興梠:毎試合必ず決定機は作っている。決められるかどうかだ。
マルキーニョス:2回の決定的チャンスを逃すも、決勝点アシスト。最後の鬼キープも効く。
遠藤:急遽前半から出場も、ドリブル突破にやわらかいトラップにキープにと上出来。スペースがない中どうボールにからむ回数を増やすかと、あとは守備面でさらに向上したい。
大迫:殊勲の決勝点。落ち着いた見事なゴールだった。
青木:最後きっちりと締めた。

苦しい試合だった。これを勝ちきったことは大きい。
決定機を外しまくり、相手にはワンチャンスでやられる。
鹿島の負けパターンだ。この日もはまりかけていた。
決めたのは大迫勇也。
昨季終盤から出番を減らし、今季もロスタイム途中投入など、限られた時間の中での出場が続いていたが、ここで遂に結果を出した。同点もしくはビハインドで、本当に点が欲しいときの途中投入で、点を獲ったのは初めてであろう。チームを救うのみならず、大迫にとっても非常に大きいゴールだった。苦しいときのこういうゴールは、見るものの心を強く掴むものでもある。サポーターは決して忘れることはない。
しかしファーストタッチであの落ち着き。
ここは、やはりこの言葉を送るしかあるまい。
本当に、「半端ない」。

しかしオリヴェイラの交代カードを切るタイミングというのは絶妙だ。
スタンドから見てるこっちからすると、遅すぎる、というように見えるのだが、ACL全北現代戦の遠藤といい、この試合の大迫といい、直後に大仕事、というのは、やはり流れを見極めた上での交代タイミングがズバリ当たっているという面は否めないだろう。
早めの交代策というのは積極的な采配に見えるが、逆に「動かない」ということのほうがなかなかできることではない。京都戦で見せた、「交代が遅い」の批判を、結果で黙らせるオリヴェイラは見事である(京都戦の反省からか、青木は少しは早めに投入していたが)。

大宮はやはりラファエル抜きでの攻撃面が特に課題であろう。セットプレー以外ではあまりやられる感じはなかった。再三裏をとられながらも、最終ラインは高く維持していたのが前節京都との大きな違い。高い位置でボールを奪えればチャンスにつながっている。ラファエル復活で前線にタメが作れればまた違いそうだ。
また、セットプレーをじっくり見たが、マトを活かすためのスクリーンプレーが徹底している。岩政が深谷あたりにブロックされてマトに抜け出されるシーンもあった。ここらは引き続き注意をしたい。

しかし、ひとつ勝つのも本当に大変である。
痛い代償も払っている。フェリペは靱帯で全治6週間。試合後元気に挨拶をしていたようにも見えたのだが・・・。
本山離脱中で最も薄い2列目だけに痛いが、遠藤、そして船山・小谷野には大きなチャンスとなるだろう。なんとかここをうまく乗り切って欲しい。

水曜日ホーム、ACLペルシプラ・ジャヤプラ戦。
オリヴェイラのことだから、大幅な入れ替えはないかもしれないが、少なくとも何人かはローテーションさせたいところだ。

余談ではあるが、日本代表岡田氏が見に来ていたらしい。
駐車場を出た瞬間、大迫ゴール。
・・・最初からいなかったら前半から何点か決まってたんじゃないか?

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posted by desafio |09:12 | 試合感想 | コメント(9) | トラックバック(0)
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2010年03月20日

J1 第三節 大宮アルディージャ戦 展望

アウェイ大宮戦の展望。

スタメン予想は以下。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:フェリペ・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

大宮
FW:石原
MF:内田・金澤・橋本・藤本
MF・アン
MF・坪内・マト・深谷・杉山
GK:北野

アウェイ3連戦の最後は大宮に乗り込むアントラーズ。
ACLもなく、1週間のインターバルが開いた今節は、相手とコンディション的な差は無い。確実な勝利が求められる一戦だ。

鹿島のスタメンは前節同様と予想。イ・ジョンスも復帰間近と聞いており、怪我人が出ているチームが多い中、ほぼ万全に近い陣容は心強い。無論、怪我というものは不可避なものもあり、運不運という要素は大きいものがあるのだが、怪我人を出来るだけ出さない、そして出来るだけ早く復帰させる、これもひとつチームの力であると言って異論は無いだろう。

前節京都戦では圧倒的に攻めながらもフィニッシュの精度を欠き、終了間際の一発で勝ち点2を失った。流れは悪くなく、大きく修正が求められる点も見つからない。気持ちを切り替え、最後まで集中した試合運びを求めたい。また、後手に回った京都戦を考えると、できるだけ早めに交代カードを切るなど、ベンチワークにも期待をしたいところ。ここから連戦に入るだけに重要な要素でもある。

今季精力的な補強を見せた大宮は、しかし開幕戦でFWの大黒柱ラファエルが怪我。そして左SB村上も難しそうということで、4-1-4-1の布陣が濃厚ということだ。開幕戦はそのラファエルの活躍もあり3-0とC大阪に快勝しているが、前節は仙台を相手にPK含むセットプレーで3失点、1-3敗戦。ラファエル抜きの前半戦をどう戦うか、早くも試練を迎えているといった印象だ。鹿島を相手にいい戦いをして、目処をつけたいところだろう。

4-1-4-1は、前節京都の試合の前半のような攻略を見せたいところだ。つまり、快足2トップを裏に走らせてロングボール。DFラインを下げさせたら、前後にも広がったワンボランチの左右のスペースを攻略するという形だ。また、マトは非常に優れたDFだがその弱点はやはりスピードであろうし、大分から移籍の深谷は(FC東京へ移籍した森重もそうだが)ラフプレーの多さが特徴の選手でもある。2トップ、特に興梠慎三がどんどん仕掛けられる形を作っていきたい。ファウルを得られれば、仙台戦でも脆さを見せたセットプレーとなり、大きなチャンスにつながる。前節京都戦で鮮やかな直接FKを叩き込んだ野沢のキックにも期待はかかる。

注意すべきは攻守の要といっていいマトであろう。対戦時にセットプレーでは必ず危険な場面を作られており、前回対戦時は岩政がマークしながら点も取られた。岩政が高さで容易に勝つことができない日本では数少ないプレーヤーの1人であり、また、仙台戦のような強力なFKを持ち、PKまで蹴る。この選手を抑えることがまず必要だ。セットプレーに注意するのは勿論、不要なファウルを与えないことも重要になってくる。
そしてFWの石原。技術とスピードのある選手で、ラファエルと2人でゴールに迫れるものを持っている。他、前回点を決められている内田やキャプテン藤本、ボランチのアンなどにも注意を払いたい。

NACK5スタジアムとなってからは1分1敗。
09年の1-3敗戦は泥沼の5連敗の最初の試合。先制点が重くのしかかり、攻めるも点が取れず、攻め疲れて終盤にカウンター2発という試合。
08年の1-1ドローも、終盤にペドロ・ジュニオールらの猛攻を受け辛くも、といった内容。過密日程の中での連続未勝利が続いている時期で、当時移籍直後だった伊野波が、篤人離脱の中チャンスをもらうも結果が出ず涙を見せたような、そんな厳しい試合であった。
これらの印象があるせいか、「後半落ちる印象」とは藤本の弁。決して思惑通りの展開にさせてはならない。

「鬼門」化させないためにも、求められるのは勝利のみだ。

posted by desafio |02:39 | 試合展望 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2010年03月16日

J1 第二節 京都サンガ戦@西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

アウェイ京都戦の感想。

スタメン。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:フェリペ・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

京都
FW:柳沢
MF:中村太・ディエゴ・鈴木
MF:チエゴ・中山
DF:森下・水本・カク・増嶋
GK:水谷

鹿島は予想通り。
京都は、左SBに森下を起用。

春の日差しが強く、暑いとも感じられる気候の中キックオフ。
開始直後、ボールと共に足を刈るような森下のタックルにマルキーニョスが激昂、森下の頭を振り払うような動きを見せる。報復と見られればカードは必須のところであったが、ファウルもカードもなし。鹿島にとっては幸運なジャッジであった。ホーム開幕に気合の入る京都の姿勢が感じられたシーン。
京都戦では、相手は頻繁に形を変えてくるため、鹿島は序盤、「見る」形となるケースが多い。この日も同様の展開。
京都は、柳沢ワントップ、中山とチエゴのドイスボランチ。ただ、チエゴが最終ラインの前に常に位置し、中山は上がり気味という見かたによってはワンボランチのような形。
序盤こそ、柳沢のヒールから右サイドを崩されディエゴにシュートを放たれたり、左サイドから柳沢の単騎突破を許すなど、やや後手に回る時間帯もあったが、15分を過ぎたあたりからは鹿島がボールを支配しだす。前線からプレスをかける京都をしのぎつつ、高めのラインの裏を狙い簡単にボールを2トップ目がけて送り、また、ワンボランチの左右のスペースを中盤の選手が活かしだす。
圧倒的に攻勢の中、マルキーニョス、興梠、野沢とGKと1対1のシーンがいくつもあったが決めきれず。特に左サイドを完全に抜け出した新井場のクロスを受けた興梠は、ドフリーながら左足シュートはおおきくフカす。前13番を思い出す外し方であった。
篤人の内へ切れ込んでの左足ミドルや、興梠とのワンツーで抜け出したフェリペのシュートはGK水谷の好守に阻まれ、無得点のまま前半を終える。

後半、角田をボランチの位置に入れて中山を左サイドに出した京都。鹿島がボールを持つ展開は変わらないが、ディエゴを中心にカウンターから何度かチャンスを作る。
大きなサイドチェンジから左サイド中山がクロス、ディエゴのヘッドはゴールを外れる。ペットボトルを蹴り上げるディエゴ(昔ヤナギがコレでイエローもらってたような)。そしてエリア外から強烈なミドルシュート。
やや京都ペースとなったところだったが、そんな中生まれた先制点は鹿島だった。興梠が中央でドリブル突破、たまらず倒したカク・テヒ。エリアのすぐ外、ゴール正面やや左サイドという絶好の位置でFKを得る。執拗に前に出る壁そして柳沢を、こちらもなんとか下げさせようとする満男と野沢。審判の目を盗み、ほんの少しボールを後ろに下げた野沢。その右足から放たれたボールは壁をかすめてそのままゴールへ。GKは一歩も動けず。1-0。壁を押さえた篤人のファインプレーも光る。
この後は、ゲームを締めにかかる鹿島。前に出てくる京都の裏を突いての2トップのカウンターや、セットプレーから中田というチャンスが2回ほどあった。途中出場の遠藤もチャンスに絡むが追加点は決められず。1-0のまま試合は終盤へ。
鹿島逃げ切り濃厚と思われたが、落とし穴があった。京都は柳沢を下げて安藤を投入し、0トップ、というか前線3人の形となっていた。カク・テヒも攻撃参加し、マークもルーズになりつつあった試合終了間際。ワンタッチで中央を崩され、中山のポストプレーから最後走りこんだディエゴに左足ダイレクトで決められ同点。この試合ほとんど無かった鮮やかな崩しが得点に。1-1。青木投入直前の出来事だった。
大迫を投入し反撃に出る鹿島だが時すでに遅し。大迫のロングシュートや、セットプレーから最後新井場のシュートなどを見せるが決められずタイムアップ。悔しいドローに終わった。

個人評は割愛。

試合終了間際の同点弾で私が観戦していたバックスタンドの京都サポーターは歓喜爆発、もう負けたかのような気分でその後の京都観光と夕飯もちょっと盛り下がった感じになってしまった。
前半あれだけあったチャンスを決められなかったこと、終盤相手の形が変わりマークがルーズになってしまったこと、とりわけ要注意のディエゴをあそこでフリーにしてしまったことが追いつかれてしまった要因か。さらに、青木投入や2トップの交代が遅すぎた、というのもあるが、これは結果論にすぎない。1点差ではこういうことは常に起こりうる。
ただ、選手にとってもサポにとっても、アウェイ全北戦と同じような、勝負に対する厳しい姿勢、同じようなメンタルで臨めなかった部分が、もしもあったとするならば、その点は反省する必要があるだろう。

内容としては、オリヴェイラのコメントの通りであって、疲労は多少は感じられた(とくに前線)ものの大きな問題はなく、むしろ京都よりも動けていた。チャンスも数多く作っていたのも事実。開幕戦のように最初の決定機をあっさり獲れるときもあれば、山のようなチャンスを全然決められないときもあるのがサッカーの得点というものだ。
一日たって冷静に考えれば、それほど悲観する必要はない。鬼門の西京極(対戦成績ほぼ互角)で勝ち点を拾ったここはそれほど悪い結果ではないだろう。昨季は第二節は新潟で敗戦を喫しており、それと比較しても上出来だ。

むしろ、鹿島にとってはものすごく久々に決まった野沢の直接FK。これは見事だった。直線的な助走はC・ロナウドを参考にしたものだという。そういわれて見てみるとそんな感じもする。コースはそれほど厳しくないが、縦回転で落ちる美しい軌道とスピード。これからのゴール前のFKには大きな期待を抱くことのできる、そんな一撃だった。
思い返せば西京極では3年連続の野沢弾。
個人としても、それを見ることができただけでよしとしよう。

京都の印象としては、CB二枚、そして両外国人と、個の強さは十分に感じられたが、しかし、あれだけピンチを招いてしまうと基本的にはまずいだろう。ボランチに入ったチエゴだが、これも完璧にCBタイプの選手で、CBを並べる布陣に拍車がかかった印象も。
前線では中山とディエゴ。決勝点となった中山の落としは柳沢のようだった。しかしディエゴにはやられまくっているな。ヤナギもまだまだやれるな。
守備陣は連携が高まれば結構持ちこたえそうなだけに、前半戦、上位陣の勝ち点を削っていって欲しいものだ。

しかし、他の鹿系のブログを見ると皆危機感アリアリである。最近勝つようになってから増えたサポーターも多いからでもあるだろうが、鹿島は、開幕2戦、勝ち点4でサポがこの有様になるクラブだ。
確かに、ここで失った勝ち点2は、昨季2位川崎との勝ち点差でもある。監督・選手は誰よりもその重みを十二分に理解している。何の心配もいらない。

ここで日程としては1週間空く。
しっかりと疲労をとって大宮戦に向けて調整して欲しい。
昨年、一昨年と不調時の象徴のような試合をしてしまって、いい印象のないNACK5だが、しっかりと勝ち点を持ち帰ろう。

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posted by desafio |03:18 | 試合感想 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年03月13日

J1 第二節 京都サンガ戦 展望

アウェイ京都戦の展望。

スタメン予想は以下。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:フェリペ・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

京都
FW:柳沢
MF:鈴木・ディエゴ・渡邉
MF:チエゴ・片岡
DF:中村太・水本・カク・増嶋
GK:水谷

アウェイで韓国王者全北相手に劇的な逆転勝ちを収めたACLから中4日、リーグ戦第二節、開幕連勝を目指し鹿島は西京極に乗り込む。

代表で痛んだイ・ジョンスの回復は難しそうで、スターティングメンバーは全北戦と同様と思われる。怪我を負っていた伊野波の状態だけが心配ではあるが、ここを凌げば一旦1週間のインターバルができるだけに踏ん張りどころであろう。

火曜日の激闘を見ると、どうしても懸念されるのは疲労である。先ほどTVで観戦していた名古屋-川崎戦でも、後半、川崎選手は相当に苦しい状況に追い込まれていた。ただ、ACLを戦ったチームの中で唯一中4日で戦えるのはまず大きい。「1日でだいぶ変わってくる」と常々語るオリヴェイラだけにその辺はぬかりないだろう。
また、仮に1週間空いたとしても真夏の西京極でやるよりは、連闘でもこの季節にやる方が遥かにマシなのも確かである。
いずれにせよ日程は初めから分かっていたこと。ここを乗り切る強さが求められる。

対する京都の情勢はというと、開幕戦はアウェイに神戸に2-0で敗戦。韓国代表カク・テヒが入った最終ラインの連携はまだまだで、佐藤勇人が抜けたボランチも十分機能していたとは言い難い。また、攻撃でも、トップ下のディエゴがどんどんと下がってワントップ柳沢敦は孤立。攻守ともに課題の残る開幕戦となっている。
ただ、昨季からこのチームはアウェイではほとんど勝てていないが、ホームではそれなりに結果を残していることからも決して油断はできない。

期待の新FWドゥトラはまだ離脱中ながら、渡邉大剛の復帰の可能性は高い(スタメンは、中山博貴で来るかもしれない)。ディエゴや、また最終ラインの水本、カクをはじめ、個の能力に関しては高いものがある。未だ連携未成熟なここでしっかりと叩いておきたいところだ。

注目は、リーグ通算100得点に王手をかけたマルキーニョスと、あと2点に迫っている柳沢敦の両FWであろう。マルキーニョスにとっては同時にリーグ戦鹿島通算50得点目、外国人選手ではウェズレイに次いで2人目の快挙となる。全北戦でも脅威的な運動量で走り続けたマルキーニョス。もう来日10年目になるが、鹿島での3年で総得点の半分を決めており、自身のレベルアップ、そして、鹿島というチームへのフィット具合、双方に対し感慨を抱かざるを得ない。ここも通過点に過ぎない。是非ゴールを叩き込んで欲しい。
そして守備陣には柳沢敦をしっかり押さえ込むことを求めたい。やっかいな動き出しは相変わらずだが、1人では何も出来ないところも変わっていない。開幕戦の如く孤立してしまえば脅威はほぼなくなる。ポストプレーも巧みなため、食いつきすぎると簡単にはたかれて、そして自分が元いたところのスペースを使われてしまう。厳しいプレスは必要だが、行き過ぎないこともまた重要だ。

鹿島としては、自分たちのやるべきことをしっかりとやりきることが重要となる。
京都の出来が開幕戦と変わらなければ、必ず決定的なチャンスが数多く生まれることになろう。仮に、大幅に改善されてきた、或いは、もっと守備的に来たとしても、慌てずに自分達のサッカーができれば、必ず活路は見出せる。
勝ち続けていることで、肉体的な疲労はあれどメンタル的には非常にいい状態だろう。新戦力フェリペはどんどんフィットしてきているし、売り出し中の遠藤康の活躍もチームに勢いをもたらしている。マルキの100ゴールも期待だが、控えの大迫勇也、佐々木竜太らも負けずに活躍を見せて欲しい。そしてさらに勢いに乗りたいところだ。
目の前の勝利にこだわった、いつもの鹿島を見せて欲しい。
そして勝ち点3を持ち帰ろう。

京都参戦。昨季同様バックスタンドで見守る。

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2010年03月09日

ACL予選リーグ 第二節 全北現代戦@全州ワールドカップスタジアム

アウェイ全北戦の感想。テレビ観戦。

スタメン。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:フェリペ・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

予想通り。

0度近い気温、そして冷たい雨。ピッチも悪く、厳しいコンディションでのアウェイゲーム。

試合開始直後。
全北の厳しい寄せと、ボールが収まらないピッチコンディションのせいもあるが、ボールを繋げない鹿島。
岩政のパスミスから、最後20番のイ・ドングクのシュートまで持っていかれる危険なシーン。曽ヶ端が左足でファインセーブを見せたものの、やや浮き足立っていた感は否めない。
鹿島最初の決定機は、右サイドマルキの守備から。ボールを奪うと相手を一人外してクロス。中央フェリペが後ろへそらして、最後は中田のシュート。DFにあたりゴールへ向かうもおしくもGKセーブ。
しかしその後のCKでは思いっきりカウンターをくらう。最後満男の渾身のシュートブロックでなんとか凌ぐ。
落ち着いた後も長いボールが多く、最終ラインからのビルドアップができていない。また、クリアボールが中途半端になったり、セカンドボールを拾われたりでなかなかボールを保持できずやや劣勢も、一方で鹿島のしっかりとした守備は綻びを見せず、また、満男や中田、特に満男は落ち着いたボールキープを見せ、一進一退の展開。フェリペや野沢の素早い玉離れが相手ファウルを誘うシーンもあった。
そしてまたも決定機。エリア正面右サイドでボールを持った野沢が切り返して左足のミドル、これも相手にあたりゴールへ向かうもポストに阻まれる。
好ゲームの中、しかし先制したのは全北。鹿島左サイドをエニンヨとチェテウクの鮮やかなワンツーで崩され、チェテウクが中央へ折り返し、イドングクが正確なポストプレーでつないで最後は走りこんだエニンヨ。実に美しい崩しで先制を許す。0-1。
決定機を作りながらも決められず、先制を許し、ゲーム的にもやや劣勢のまま、前半を終えることとなった。

雨が雪に変わった後半、立ち上がりも全北ペース。
エニンヨのミドルは曽ヶ端ナイスセーブ、こぼれ玉も篤人がよくカバー。
危険な位置でのセットプレーも多かったが、曽ヶ端を中心によく守った。
点が必要な鹿島も反撃。満男からのパスに走りこんだ興梠の左足は惜しくも外れる。マルキーニョスがエリア内で2人を振り切ってシュートもGKセーブ。
早めの選手交代を見せる全北。ロブレクも投入。セットプレーからイドングクヘッドという決定機も、曽ヶ端ビッグセーブで追加点は許さない。
そんな中で遂に生まれた鹿島ゴール。かなり遠めからの野沢のFKは一度DFに弾かれるも、こぼれ玉をフェリペが左斜め前、ファーへふわりとしたボールを送る。そこへするすると上がってきたのは中田浩二。完璧にマークを外し、ワントラップ、右足で落ち着いて決めて同点。1-1。
その後は全北の攻勢を凌ぎつつ、カウンターを狙う展開。相変わらず脅威あるセットプレーに加え、ミドルも危ないのがあった記憶が。曽ヶ端中心によく守り、岩政もイドングクに競り勝ち続け辛抱した。
中盤にスペースが出来、速攻が決まりそうなシーンは多く見られるも、しかし惜しいところでつながらない。フィニッシュまで行った野沢の左足ミドルはGKのセーブにあう。
そんな中、試合終了間際でオリヴェイラがついにカードを切る。フェリペ→遠藤、新井場→ジウトン。1-1で上等と思うならば、あえてバランスを崩す恐れのある交代は必要なかったと言える。フェリペも中二日ながら非常に動けていた。しかし、相手の足が止まっており速攻も決まりかけている中、「逆転」を狙ってギリギリのところで打った一手は「攻めろ」のメッセージ。これが勝利を引き寄せた。
試合終了間際、中央右サイドでボールを受けた満男が相手マークを何人か引きはがしながらドリブル、そしてスルーパス。走りこんだ遠藤はドリブルでエリア内に侵入すると冷静に右足でファーに流し込み逆転。2-1。
その後は野沢に代えて青木を入れてロスタイムを逃げ切り。
韓国王者相手に、敵地で貴重な勝ち点3を得た。

個人評。
曽ヶ端:好セーブ連発でチームを救う。
篤人:かなり苦しい出来だったが、ギリギリで守った好プレーもあり。最後のカウンターでも最前線へ走った。
岩政:立ち上がりのパスミス以外はいい出来。イドングクに高さではほぼ完勝。
伊野波:最後まで衰えぬ運動量で相手へ厳しく寄せた。足の怪我の影響は微塵も見せず。
新井場:なんとか守ったが、右サイド同様こちらも厳しい出来。守備でも攻撃でも、相手の厳しいアタリに苦しんだ感。
満男:激しいチャージの中にあって、しっかりとボールキープしゲームケイク。一人別次元のフィジカルを見せた。まさに攻守の要。決勝点のアシストも見事。
中田:安定したフィジカルと繋ぎで、満男と2人チームを落ち着かせた。同点弾も実に中田らしい。開幕戦でもあったが、なぜあそこにノーマークで入り込めるのか。
野沢:フィニッシュへの意識が強く惜しいシュートを見せる。満男の如く、競り合いでもっと頑張れ。
フェリペ:同点ゴールをアシスト。連携が高まればさらにいいパスを出してくるだろう。中2日でも最後まで運動量落ちず守備にも走り回る。また、浦和戦でも思ったが、案外ヘッドでの競り合いは弱くない。
興梠:満男からのホットラインで惜しいシーンはあったが、それ以外は印象が薄い。もっとシュートを。
マルキーニョス:浦和戦に続きこの日も本当に誰よりも走り続け、ボールを追い続けた。終盤ややミスが増えたが責められぬ。「献身」を体現するプレーヤー。
遠藤:公式戦初ゴール。しかも逆足である右足で、実に落ち着いたものであった。
ジウトン:時間短い。
青木:時間短い。

素晴らしい試合、劇的な勝利であった。
この勝利はとてつもなく大きい。
予選突破に大きく前進しただけではない。
なんと13年間も勝利していないという韓国相手のアウェイ勝利。
展望でも書いたが、ひとつ大きな壁を乗り越えたといえる。
長距離移動を伴う中2日という日程。
厳しい気候、そしてピッチコンディション。
相手は確かな実力を備えた韓国王者。
しかも先制を許してしまう苦しい展開。
そんな中で、新戦力のフェリペ・ガブリエルが同点ゴールをアシスト。
同点でよしとせず、アウェイでの勝利にこだわったオリヴェイラの采配。
そして、鹿島の未来を担う遠藤康の公式戦初ゴールで勝ち越し。
この試合、得たものはとてつもなく大きい。

全北は強かった。今季対戦したどのチームよりも。
失点シーンは本当に鮮やかにやられた。
人を揃えながらもあそこまでやられるのはまあここ最近は全然見ない。
アタリの厳しさ、カウンターの鋭さ、外国人の技術の高さ。
ギリギリの緊張感が感じられた。
このような素晴らしいチームを相手にしての勝利だけに、嬉しさもひとしおである。

そして、この最高の試合、現地でアントラーズを鼓舞し続けたサポーターを本当にうらやましく思う。
お疲れ様でした。

皆気をつけて帰ってきてほしい。
そしてゆっくり休んで、次節に備えて欲しいと思う。

カッコよすぎるぜ、ヤス

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posted by desafio |23:59 | 試合感想 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2010年03月09日

ACL予選リーグ 第二節 全北現代戦 展望

アウェイ全北戦の展望。

スタメン予想は以下。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:フェリペ・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

Jリーグ開幕戦の余韻も消えぬ中、明日、わずか中2日で、鹿島アントラーズは韓国王者全北現代モータースとのアウェイ戦へと臨む。

スターティングメンバーは浦和戦と同様と予想。
開幕前はローテーションを示唆していたオリヴェイラ監督ではあるが、浦和戦で快勝を見せたメンバーを、予選リーグ最大の難敵が相手のここではなかなか代えにくいのが実情だろう。
韓国代表のコートジボアール戦で負傷したイ・ジョンスは帯同せず。かつ、伊野波の怪我も心配ではあるが、ドクターの話では出場可能な見込。ジョンスとの正CB争いをリードしたいところだ。

対戦相手の全北は昨季のKリーグ王者。リーグ1位でプレーオフ進出、そこでも勝ち抜き文句なしの優勝。国内カップ戦や、ACLでも優勝経験があるが、リーグでは初優勝とのこと。もともとカップ戦をモノにする一発の強さに加え、リーグも安定した力で制した、現在の充実ぶりは伺える。
要注意は、まずイ・ドングクであろう。昨季KリーグMVPにして得点王。韓国代表で、日本戦でも、また先のコートジボアール戦でも得点を決めている。昨季20得点のこの選手を抑えることがまず必要になる。
また、エニンヨにルイスというブラジル人と、今季新加入のクロアチア人のクルノ・ロブレクという外国人勢のクオリティも高い。クルノはC大阪にいたらしいが正直全然記憶に無い。ただ、ACL第一戦でハットトリックという活躍を見せており、早くもチームへのフィットを見せている。
Kリーグでは、一節では水原相手に勝利、直近の二節は済州相手に引き分け。
総じて、昨季対戦した水原よりも強いと思ったほうがいいだろう。東アジアにおいては最強クラスのクラブである。

J'sのプレビューで田中氏も語っているが、08年から3年連続となる鹿島のACL挑戦だが、中国、韓国、オーストラリアといった強豪国とのアウェイでの対戦では勝利を手にしていないという事実がある。昨年のFCソウルのPK負けが唯一の敗戦であるホームでの実績に比して、アウェイで勝てていないことはやはり目につくもので、アジアの頂点に届かない要因のひとつはここであると言い切れる。

昨季、ゼロックスG大阪戦、Jリーグ一節浦和戦と快勝で、意気揚々と乗り込んだ水原に4-1と衝撃的な敗戦を喫し、さらにその敗戦を引きずりJリーグ二節新潟戦でも敗れ、早くも正念場を迎えたことが思い出される。

様々な要素はあり、また、相手の強さも確かなものはあるのだが、突き詰めれば自分自身との戦いであろう。おそらくアジアでは最もレベルの高いリーグであるJリーグで三連覇という実績を作り、また、アジアでの経験も蓄積された。個の力でも決して劣るところはない。強いメンタルで戦いたい。

このACLアウェイでの戦いは、まさしく、鹿島アントラーズが乗り越えなければならぬ壁なのである。また今年も挑戦できることを嬉しく思おう。W杯中断前の大一番と言っていいだろう。
鹿島での開幕戦を下回る気温となりそうな気候、相手の厳しいコンタクト、主審の笛と、乗り越えなければならぬ点は多いが、なんとしても勝ち点を、できれば3を持ち帰りたい。あわせて、誰も怪我のない帰国を望む。

平日海外はどうしても参戦が難しく、今年も行けそうにない。
現地組に魂を送りたい。

posted by desafio |00:59 | 試合展望 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月07日

次の「史上初」を見つけに行こう。

サッカー雑誌や、スタジアムでおなじみ。
NIKEの今年のアントラーズキャッチコピーだ。

---
desafio-146233.jpg

選手とサポーター、全員で闘ってきた。
史上初の3連覇。13冠。
しかし、まだゴールではない。
勝てたはずの試合を、引き分けていないか。
完封できる相手に、何点与えてしまったか。
1対1の場面で、何度相手を抜けなかったか。
やり残したことがあるから、
また、ひとつになれる。上にいける。

次の「史上初」を
見つけにいこう。

---

NIKEサイトはこちら。
(下のテキスト、史上が至上になってる・・・)

秀逸である。浦和、横浜FMと比較しても際立っている。

そんなNIKEに敬意を評し、浦和戦で受け取った新ユニを写真で紹介しようと思う。
購入を考えておられる方への参考となれば幸いである。


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posted by desafio |17:52 | その他サッカー関連 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月07日

J1 第一節 浦和レッドダイヤモンズ戦@カシマサッカースタジアム

ホーム浦和戦の感想。

スタメン。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:フェリペ・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

浦和
FW:エジミウソン
MF:エスクデロ・柏木・ポンテ
MF:阿部・細貝
DF:宇賀神・坪井・山田暢・平川
GK:山岸

鹿島スタメンは予想通り。
浦和は、エジミウソンをワントップに、2列目にはエスクデロ起用。ボランチは鈴木啓太ではなく細貝。

立ち上がりは浦和。セットプレーからの細貝のヘッドを皮切りに、昨季から標榜しているパスサッカーで鹿島陣内に攻め入る。相手にポゼッションを許しながらも、相手セットプレーからの速攻で鹿島マルキーニョスがロングシュートを放つ。これがファーストシュート。
ポゼッションする浦和に、しっかり守ってカウンターの鹿島、という構図が早くも鮮明に。
しかしそんな中であっさりと先制点は生まれる。相手陣内左サイドでフェリペが競り合ってこぼれたボールを小笠原満男がゴール前へ送ると、飛び出した興梠慎三が右足を伸ばしてゴールへ押し込み先制。見事なクロス、そして見事な飛び出しとシュートであった。リーグ戦、2009年最後のゴールも、2010年最初のゴールも興梠。1-0。
その後も浦和にボールを回される展開が続くが、鹿島は粘り強く守りフィニッシュまでは持ち込ませない。遠めからは何本かシュートを撃たれるも得点には至らず。柏木の左足ミドルは曽ヶ端がナイスセーブ。
逆に、CKから岩政のシュート、そして2トップで相手守備陣の綻びを突き、マルキーニョスが2本ほどエリア内でいいシュートを放つなど、決定機は鹿島が明らかに上。中盤でボールを奪って相手を完全に崩し、最後はエリア内右サイドで野沢がドフリーでボールを持つシーンがあったが切返して滑って撃てず。
前半を、もっと点獲れただろう、という印象で終える。

後半も浦和が攻撃に出てくる。
しかし前半とおおきく変わらず、しっかり守る鹿島を相手に崩しきる場面は無く、長めの距離からシュートを放つ程度。
開始後、いきなりの阿部のミドルは曽ヶ端セーブ。
鹿島も、左サイド深い位置からのセットプレーで、満男のボールに大外ファーに走りこんだ中田浩二があわせるもGK山岸に触られるという大きなチャンスはあったが追加点奪えず。
クリアボールからポンテのミドルや、細貝に代わって入った田中達也のミドルなどもあったが、曽ヶ端がしっかり防ぐ。
後半半ばを過ぎると、さすがに動きの落ちた浦和を見ながら、鹿島がゆっくりとボールを回すシーンも出てくる。そんな中で切られた交代カードが勝負を決定付けた。鹿島はこの日もよく走ったフェリペに代えて遠藤投入、浦和は坪井を下げて原口投入。
原口投入直後の阿部のリアクション、両手を上げ、いったいどうするのかを問うているように見えた。この交代は完全に失策。阿部が下がって柏木ワンボランチという交代後の布陣は全く機能せず、恐慌をきたした浦和守備陣に対して、鹿島はマルキーニョスのミドル(クロスバー)、野沢の突破から左足、GKはじいてこぼれたところにマルキが詰める、などの決定的なチャンスを作り続ける。
そして、相手ミスで得た左サイドからのスローイン、新井場の素早いリスタートに遠藤が完全に抜け出しタッチライン際から丁寧なクロス。中央フリーのマルキーニョスが完璧なヘッドで追加点。2-0。
終了間際にはジウトンと大迫を投入。
その後の浦和の攻撃も、左サイドからのクロスからのエジミウソンのヘッド(ソガ正面)くらいに抑える。逆に野沢のループや、満男FK→篤人ヘッド折り返し→大迫ヘッドという大チャンスを作ったが決めきれず。
そのまま試合終了。
昨季と同じスコアで、開幕戦を勝利で飾った。

個人評。
曽ヶ端:安定。結構際どいミドルも止めた。
篤人:セルヒオ、宇賀神相手に対応苦慮したがなんとか無失点。
岩政:ほぼ完璧に浦和の攻撃を封じる。ポカもなし。
伊野波:素晴らしいカバーリング、鋭い出足の潰しで完封に貢献。
新井場:篤人同様守備で苦慮した。キックの精度もいまひとつだったが、2点目は新井場の素早いスローインから。
満男:中盤での存在感は相変わらず圧倒的。1点目の完璧なアシスト。セットプレーの精度も上がっている。
中田:適切なポジショニングから何回かパスカット、インターセプトを見せるも、やや終盤の運動量には不安が。
野沢:前半はやや集中を欠いたプレーが散見。後半はカウンターの基点として、また、フィニッシャーとしても見せ場を作った。どれか一個は最低でも決めてほしかったところ。
フェリペ:マルキとはそれなりに息のあった連携を見せ始めている。運動量、守備面の貢献も高いが、攻撃面でフィニッシュにつながるようなプレーが欲しいところ。もっと思い切ってもいい気がする。
興梠:唯一のシュートが決勝点。終盤まで浦和守備陣に脅威を与え続けたが、やはりシュートはもっと欲しい。
マルキーニョス:数多くのシュートを放ち、最後まで前線で駆け回り、時にはSBのカバーにまで回る。やはり欠くことができない戦力。
遠藤:起用に答える見事なアシスト。増田の穴はもはや埋まった。
ジウトン:時間短い。
大迫:時間短い。惜しいヘッドはあった。

大事な開幕戦、しっかりと勝利を得ることができた。
ポゼッションは鹿島35%だそうだが、「回させている」感は非常に強かった。さらに、展望で書いたように、相手最終ラインは、CB2人がカブったり、ハイボール処理をミスったりで、かなり基本的な連携に難があった。そもそも高さもない(フェリペや篤人に負ける!)し、ボランチ2人も前に出るだけに、あっさりと2トップがボールを持って最終ラインと対峙できるシーンが続出。チャンスは本当に多かったのだ。それだけに、2点という得点は残念ながら少なすぎると言える。まあ、ぜいたくは言うまい。

2点目のマルキのヘッドは、新井場の素早いスローインが隠れたファインプレーであったが、さらに隠れたファインプレーが、新井場に素早くボールを渡したボールボーイの判断である。リスタートは、得点に直結する大切なポイントである。アントラーズユースやジュニアユースの選手にとっては言わずもがなのことだが、これからボールボーイを努める可能性のある地元高校生なども、アントラーズ勝利に直結する大切な仕事であることは、しっかり理解しておいてほしい。

ゼロックスに続きスポーツニュースで取り上げられている遠藤康は、そろそろ全国区の知名度になってきたか。ずっと鹿サポだけが知っている秘密兵器という立場だっただけに、TV慣れしていないヤスが一生懸命インタビューに答える様を見るのは実に感慨深いものがある。アシストも決めたし、次は豪快な得点を是非。
フェリペが前半から飛ばし、相手の足がとまったあの時間帯での投入、さらに、玉離れの良いフェリペとのプレースタイルの違い、これらが効果的に作用した、という点は見逃してはならない点だろう。遠藤先発で、という意見もあるかもしれないが、暫くはこの起用法でいい気がする。
あとは「さやえんどう」の相方の佐々木竜太にも奮起を期待したいところだが、大迫もほとんど時間を与えられていない情況の中では難しい部分もあるか、頑張れ。

浦和に関しては、先に述べたように最終ラインの整備が急務なことは確かだ。
オリヴェイラが就任後に最初に着手したのが「守備の安定」であったことを考えると、フィンケのアプローチは全然方向が違うようにも感じられるが、早く修正しないとこの最終ラインは失点を重ねることだろう。
攻撃についても昨季から大きな進歩は感じられない。崩されてフィニッシュまで持っていかれた回数は相変わらず非常に少ないし、闘莉王がいなくなった分、放り込みの怖さも大きく減っている。
例えるなら、守備が弱い岡田ジャパン、といった印象だ。

個人で見れば、柏木はさすがだと感じる。山田直が復活し、かつフィットしたら、というのが、浦和サポが待ち遠しいところだろう。
また、エスクデロのドリブル、そのスピードとフィジカルに鹿島守備陣はてこずった。非常に見事なものではあったが、ただ、大して効果的ではなかったことも確か。相手にとって嫌な場面で出せるかどうかが重要になりそうだ。

さて、余韻に浸っている場合ではない。
9日火曜日にはすぐにアウェイで韓国王者である全北現代との対戦がある。今日の出来では正直不安な相手だ。
しかも、代表で捻挫のイ・ジョンスは無理、伊野波も実は痛んでおり、今日は痛み止めを打ってプレーしていた(まったくそんなそぶりは感じられなかったが)ということで、CBがピンチである。
ベテラン大岩、或いは青木の起用も考えられるか、ともかく総力戦で臨むしかない。
切り替えて、次に意識を集中させる必要がある。

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posted by desafio |03:40 | 試合感想 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2010年03月06日

J1 第一節 浦和レッドダイヤモンズ戦 展望

ホーム浦和戦の展望。

スタメン予想は以下。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:フェリペ・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

浦和
FW:エジミウソン・田中達
MF:柏木・ポンテ
MF:阿部・鈴木
DF:宇賀神・坪井・山田暢・平川
GK:山岸

いよいよ今年もJ1が開幕する。
ホームで迎え撃つ相手は2年連続で浦和。
昨季の美しき高速カウンター2発は、今も目に焼きついている。
今季も勝利を求めたい。

鹿島は、ACL長春戦、そしてゼロックスG大阪戦と既に公式戦を2試合戦っている。開幕前に二叩きして、試合勘、連携は確実に上向き。しかもPSM水戸戦も含めて全て勝利で終えており、気持ち的にも非常にいい状態で臨めるであろう。

先発はほぼゼロックスのときと同様の布陣と思われるが、代表で怪我をしたイ・ジョンスに代わって伊野波雅彦の先発が濃厚。ここ2試合は先発から外れたていたが、昨季のパフォーマンスが出せれば何の心配もいらない。

あえてアラを探せば、ゼロックスでは連携にフィジカルに若干の不安を残したフェリペ・ガブリエル、そして代表バーレーン戦もフル出場し疲労が気になる篤人といったところであろうか。

フェリペに関しては、不安というよりも、個人的にはもっとよくなるという期待値のほうが高い。また、前半から飛ばすフェリペに代えて、遠藤康途中投入というのがひとつ切り札となるのか、それも楽しみである。
篤人の過密日程は予想していたこととは言え厳しい試練となる。途中でのジウトン投入、新井場右サイドというのも十二分にありうるだろう。

逆に言えばその程度しか不安材料というものは無い。
実にいい準備ができていることが伺える。
必ずいい試合を見せてくれるだろう。

対する浦和。
このような予想だが、中盤は、ボランチには細貝、2列目ではエスクデロや原口など、誰が出てもおかしくない選手層を誇る。

柏木が開幕に間に合った。おそらくまた、高いポゼッションを誇るパスサッカーを見せてくるだろう。ときにボールを持たれることも多くなるだろうが、鹿島としてはしっかり守ってチャンスを伺いたい。フィニッシュの精度に長けたエジミウソン、ポンテ、柏木といったところは最後しっかり抑えたい。ボランチ阿部の攻撃参加にも注意だ。
傾向としてはスピードある小さい選手が多いので、カバーリングに長けた伊野波先発は有効だろう。

闘莉王が抜けた最終ラインには山田が入るような予想が多い。
スピラノビッチは間に合わず。左サイドは大卒新人の宇賀神の見込。
どう見ても万全とは程遠い最終ラインを相手に、興梠とマルキのJ屈指の2トップでチャンスを作れないはずが無い。きっちりとチャンスをモノにしてほしい。流れの中からの得点を見たいところだ。

さらに、セットプレーは大きなチャンスだ。
相手に高さは無い。
前回対戦時のポスト直撃のヘッドを放った興梠、ヘッドもうまいマルキ、おそらくこの試合で競り負ける相手はいないであろう岩政、長春戦でも決めた中田浩二と、おおいに期待がかかる。

前売りは完売。
雨予報だが、多くのサポーターでスタジアムが埋まる。
オリヴェイラが語るように、共に戦う気持ちで集おう。
そして今季開幕戦を勝利で飾り、共に喜びたい。

試合前日、ゆっくりと風呂に入ったあと、鹿島の情報を、対戦相手の情報を調べつつ、こうして展望記事を書くのは実に素晴らしい時間である。
そして、カシマへ、アウェイへ出かける準備をするのは、まるで子供の遠足のように楽しい。
そんな日々がまた始まるのが嬉しくて仕方がない。

アントラーズが、Jリーグがあるおかげで、私の人生はかなり楽しくなった。

今季もどうかおつきあいいただきたい。

posted by desafio |02:05 | 試合展望 | コメント(2) | トラックバック(0)
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