2009年11月29日
ホームG大阪戦の感想。
スタメン。
鹿島
FW:興梠・マルキーニョス
MF:本山・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端
G大阪
FW:ペドロジュニオール・ルーカス
MF:二川・佐々木
MF:遠藤・明神
DF:高木・山口・中澤・加地
GK:藤ヶ谷
両チームとも予想通り。
前半は鹿島ペースの立ち上がり。
鬼のようなハイプレッシャーから次々とボールを奪い前へ。
相手ファウルも誘い、セットプレーのチャンスを多く作り出す。
セットプレーにマルキーニョスがダイレクトにあわせたシーン、右サイドを崩してのクロスから興梠のヘッド、エリア内右サイドで本山のスルーパスにオフサイドギリギリに抜け出した野沢の折り返しなども見せるが得点ならず。マルキーニョスも遠目からでも積極的に狙っていったが、ゴールの枠を捉えきれない。
G大阪の攻撃は長めの距離からのシュートくらいに抑えていたが、30分前後からはいよいよ活性化。ペドロ・ジュニオールやルーカスの個の仕掛けを見せだす。
ペドロ・ジュニオールがエリア内で倒れたがそこはシミュレーション。その後もエリアすぐ外から遠藤のFKや、鹿島左サイドを佐々木にやぶられドンピシャのクロスを送られるも明神のシュートミスに助かるシーンなどもあった。
立ち上がりから鹿島ペースも、やや終盤にG大阪に盛り返された感じで前半終了。
両チーム集中した守備で、しかしミスを犯せば即失点につながるような、息をもつかせぬ緊張感、時間を忘れるようなハイレベルな攻防。
後半に期待を抱かせる展開だった。
後半立ち上がりは、ややG大阪にボールを保持され、攻め込まれる展開となった。前半ほど前からはプレスに行かず、リトリート気味に守る鹿島は、本山のドリブル→マルキシュートなど見せるものの、奪った後のボールが2トップへボールが収まらず苦しい展開。
しかし、前掛かりになったG大阪の背後にはスペースができていた。中盤でドリブルを始めたペドロ・ジュニオールを小笠原満男が潰してボール奪取、内から右外へ広がるように動く興梠に絶妙のパスを送る。興梠はエリア内で二度切り返して中澤を振り切ってシュートコースを作り、素早く右足でファーサイドに決めた。スタジアムが揺れる先制点。1-0。
鹿島はここで本山を下げてダニーロを投入。直後、そのダニーロが相手ボールを足を伸ばしてカット、前線へ。マルキーニョスが興梠とのワンツーで中央右抜け出してフリーでミドルシュート。藤ヶ谷が弾いたボールはエリア内の野沢へ。野沢は落ち着いてGKの位置を確認、冷静に左足でファーを狙ってループ気味に決めた。2-0追加点。
しかし直後、G大阪中盤遠藤からの浮き球で裏を狙うパスにペドロジュニオールが反応、鹿島エリア内左サイドから折り返されると中央二川がワントラップシュート。ブロックに入る鹿島守備陣をすり抜けて見事なゴールを決められ、2-1。嫌な雰囲気を作られる。
その空気もまた直ぐに一変する。満男に対するルーカスの後ろからのスライディングで得た、相手陣に少し入ったところからの鹿島セットプレー。新井場がゴール前に送り一度は弾き返されるも、そのルーズボールにダニーロが競り勝って左サイドフリーの野沢へ。野沢はヘッドで足元に落としてそのまま左足で低く素早いクロスを送ると、興梠が見事な飛び出しでDF山口の前で触ってこの日2点目のゴール。3-1。
その後、G大阪は安田、チョジェジンを投入。3バック気味で攻勢を強めるが、しかし、ハイボールの競り合いでルーカスがダニーロへバックチャージ。バックスタンドからはヒジが入ったように見えたが、執拗な抗議を見るとそうでもなかったのかも知れない。これでルーカスはイエローカード2枚目となり退場。
数的優位に立った鹿島だが、しかしG大阪の攻撃は脅威であった。セットプレーのこぼれからの危険なシーンや、長い距離からもシュートを放たれ2点差が全く安心できない展開。右サイド、安田にやられたり防戦一方の篤人に代え増田を投入。鹿島DF陣は集中して守った。満男のシュートブロックが印象的。
遠藤のFKの時点でG大阪は山崎投入。中澤を下げて実質2バック状態。FKは壁に当たり(この日2回、危険な位置でのFKを与えたが遠藤のキックは精度を欠き助かった)、CKとなったところで鹿島は興梠に代えて田代投入。
結果としてこの交代が試合を決める。G大阪ディフェンスに対し、鹿島は精度の高いロングボールから前線の2人と2列目でカウンターを繰り出しチャンスを演出。野沢のロングボールからダニーロがドリブル、飛び出した田代へスルーパス、田代は落ち着いて左足で決め、4-1。これでようやく勝利を確信した。
さらに、伊野波のロングボールから野沢が右サイド抜け出し、中央フリーとなっていたダニーロが頭であわせて5-1。
その後も、野沢のシュートからゴール前満男ヒール→新井場シュートという決定機も作った。
そして試合終了。
今季最多5ゴールという素晴らしい内容で鹿島は勝利を手にし、ホーム最終戦を締めくくった。
個人評。
曽ヶ端:安定。1失点は二川を褒めるべき。
篤人:縦への仕掛けはほとんど無し。守備面では苦しみながらもよくがんばったが、安田にやられるような場面も。半月板をいためていたらしく、途中交代。
岩政:足元のミスが散見されたが、集中して守れた。途中で入ったチョジェジンに仕事をさせるようなこともなかった。
伊野波:今日の影のMVP。裏に走るペドロジュニオールを止めたシーンなど、速さ強さを見せ付けた。
新井場:古巣相手に気合が入りすぎたか、ドリブルやトラップがでかい、というようなミスが少し多かった。しかし、サイドでの守備は集中していたし、最後まで機を見れば前線へ駆け上がった。
中田:ゴールキックなどハイボールでの競り合いで存在感。ルーカスとやりあった。しれっとパスミスしたりもしていたが、総じて安定。
満男:中盤でのボール奪取から先制点アシスト。攻守に活躍も、特に守備での活躍が光る。
本山:前半の鬼プレスからの攻勢に一役買ったが、万全でない体調を考慮してか、後半早々に交代。
野沢:1ゴール2アシスト。リフティングドリブルも見せるなど、この男、ノリノリである。
興梠:2ゴールの活躍。特に1点目、切り返し、シュートのタイミング、コース全て素晴らしい。11得点。柳沢敦以来の日本人FWの2桁得点者が遂に誕生した。
マルキーニョス:シュートがなかなか枠に行かなかったが、驚異的な運動量で前線から、時には最終ライン近くまで下がって守備を見せた。終盤、足を痛めてベンチに下がる。
ダニーロ:1ゴール1アシスト。4点目のアシストと5点目のゴールのみならず、2点目3点目の基点にもなり、さらにルーカスを退場に追い込む活躍。長い足でクロスブロック、深いタックルと守備でも貢献。
増田:やや気合が空まわった感はあるも、入ってから右サイドの守備は安定。
田代:勝負を決める4点目。京都戦に続き、何気に飛び出しがうまくなっているような気がする。
35,000人を超える大観衆を集めたホーム最終戦。
難敵相手に見事な勝利であった。
試合開始前からちょっとおかしな精神状態であったが、先制点で絶叫、追加点で涙腺が開き、3点目で決壊した。
ゴール後の歓声も凄い。震えが来た。
ここ一番での勝負強さ、見せてもらった。
前半立ち上がりから、実に厳しい前線のプレスを見せたがそこでは点を奪えず。そして前半終盤~後半立ち上がり、相手にボールを持たせ少しリトリート気味に出て、相手が前がかったところから得点を奪った。見ているときは、前半から行き過ぎでもうガス欠か?的な懸念を覚えたが、実は全てプラン通りであった、というのであればこれは実に恐るべきことだ。
G大阪は強かった。10人になってさえ、その攻撃力は脅威であった。
田代のゴールまでは全く安心できなかった。
遠藤もさることながら、二川は本当にクオリティの高い選手だ。
ただ、ペドロジュニオールは自身のドリブルに頼るシーンが多く、チームに十分にフィットはしていないようだった。
ルーカスの退場は気の毒な面もあったのかもしれないが、カードを貰っているのに不用意なプレーであったのは確か。1枚目も危険なプレーであったし、テクニックあるG大阪の選手に不用意な飛び込み、チャージを決してしなかった鹿島選手とは対照的であった。個人的には、ルーカスという選手は、シドニーで卑劣なファウルで中田を壊したという思いがあるのではっきり好きな選手ではないと言える。それゆえの厳しい見方かもしれないが。
あとは他のポジションと比すと、やはりGKのクオリティは劣るように思う。ソガだったら、或いは楢崎西川川島だったら、1本か2本は止められていたような気が・・・。
何にせよ、二週間後にはまたも天皇杯、聖地カシマで再戦である。
また素晴らしいゲームを見せてほしい。
その上でまたアントラーズの勝利を。
この勝利は素直に喜びたいし、週末はその余韻に浸りたいが、忘れてはならないことは、アントラーズはまだ何も成し遂げていないということ。次の一戦に勝たなければ何にもならない。気持ちを切り替えて行きたい。マルキや篤人の状態も気になるところだ。
あと1試合、選手の力になれるように我々サポーターも、現地で、カシマスタジアムでのPVで、TVの前で、全ての力を出し切ろう。
---
今日、初参戦の人、久々参戦の人もいたかもしれない。
試合内容はこれ以上ないものだったと思うが、スタジアムの混雑と、渋滞には苦労されたことだろう。
東京駅からのバスは大行列、切符を買うのにも大変な有様だったそうだ。潮来インター出口からの渋滞も凄く、さらに51号で事故まであったそうでキックオフ後も入場者がチラホラ。
バイクの私にはほとんど無縁だが、帰りも凄い渋滞だったことだろう。
交通手段のみならず、コンコースの混雑、グルメにもトイレにも行列と、3万人を超えた場合はいろいろといつもと違うことが起こる。
来季に備え、今日の経験をノウハウとして溜め込んでおくといいだろう。
正直、運営的につたない面もありなんとかしたいところではあるが、これに懲りず、是非来年も来場願いたい。これで今季は平均20000人越え、06年の15000人そこそこから考えれば隔世の感すらある。ありがたい。
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スポーツニュースのはしごに忙しい。
NHKでまさかの小澤登場に驚いた。
鹿サポなら常識的な内容ではあるが、それでも改めて感動する。
そしてゴンの磐田退団は、さびしい。
posted by desafio |01:35 |
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2009年11月28日
ホームG大阪戦の展望。
スタメン予想は以下。
鹿島
FW:興梠・マルキーニョス
MF:本山・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端
G大阪
FW:ペドロジュニオール・ルーカス
MF:二川・佐々木
MF:遠藤・明神
DF:高木・山口・中澤・加地
GK:藤ヶ谷
リーグ戦は残り2試合。
負けたら終わりという戦いも遂にここまできた。
鹿島はホームでG大阪を迎え討つ。
出場停止明けでマルキーニョス、岩政が戻り、万全のメンバー構成で望めそうなアントラーズ。本山が足腰の張りを訴えたというニュースもあったが、元気に全体練習に合流しており問題は無いだろう。
ベストメンバーで大一番に臨む。
相手のG大阪は現在3位。鹿島とは勝ち点差3ながら、得失点差では上回るため勝利で順位は入れ替わる。ここ最近は負けが無く好調。鹿島も公式戦5連勝しているが、そこでの相手とははっきり言って力が違うと言える。
今季はゼロックスで3-0、アウェイで1-0と勝利している。昨季は2試合ともスコアレスドローで、07年金沢での屈辱的な大敗以来、得点は許していない。強力な攻撃陣を擁するG大阪相手にこれは見事な結果と言えるが、どちらかが前がかりになればこういったスコアとなることはあり得る。気を引き締めて臨みたい。
鹿島とは対照的に主力に怪我人が出ている。橋本が離脱で中盤は佐々木が入り、下平や安田も難しいため左SBは前節に続き高木の起用が濃厚。さらに、山口、中澤、加地と3人が足首を痛めるという報道もあった。とはいえ、ここにきての少々の怪我などアドバンテージにも入らない。ベンチに2桁得点のチョジェジンも控える層の厚さもさすがである。
アジア最優秀選手の遠藤(しかしこの賞はどう考えても去年だろう)がボランチに入るのは、鹿島にとってプラスかマイナスか。難しいところだが、いずれにせよ中盤の攻防は熾烈なものになりそうだ。
移籍後、だんだんとフィットしてきているペドロ・ジュニオールには警戒が必要。新潟戦でのやられかたを忘れてはならない。
G大阪の布陣から想像するにSBは右が上がるケースが多くなるだろう。鹿島としては、左サイドは新井場を中心にしっかり守りつつ、攻撃は2トップ、2列目、そして篤人と、高木のサイドを狙っていきたい。
鹿島で期待がかかるのはやはり野沢拓也だ。変態、いや、天才がここに来てノリにノっている。神戸戦、京都戦に続き、鮮やかなゴールを叩き込んで欲しい。
出場停止や怪我で休んだあとに出てきたマルキーニョスは非常に活躍する印象が強い。アウェイG大阪戦で出場停止であった小笠原満男主将にも期待したい。
拙ブログをご覧の皆様にお願いしたい。
まずは、スタジアムへ足を運んでいただきたい。
37,000近い前売りながら、まだ自由席は当日券がある。
07年清水戦、08年磐田戦とホーム最終戦は素晴らしい雰囲気を作り上げ、そしてアントラーズは見事に勝利した。それを超える素晴らしい空気を是非作り上げたいと思う。
聖地に集ってほしい。
そして、他会場の経過を気にするのはやめていただきたい。
情報はシャットアウト、選手やスタッフには伝わらないようにするという報道があったので、明日はおそらくハーフタイムも他会場の途中経過の情報は出ない。
携帯などで自分が見るのはまだいいが、周りに伝えるようなことは不要だ。
ただ目の前の一戦の勝利のために、アントラーズをサポートしてほしい。
どうしても、大一番に向け気持ちは高ぶってくる。
気が付くと週末の試合を考えている。
G大阪の強さを恐れて変にネガティブになる。
してもしょうがないのに緊張する。
仕事で疲れているのに、今日は眠るのにも苦労しそうだ。
こんな思いを味わえるのは、サポーター冥利に尽きる。
しかし、まだ今シーズンのリーグは残り2戦ある。
ずっと拙ブログでも書いてきたとおり、また監督や選手と同じように、ただ目の前の一戦の勝利のためにという思いで、しっかりとサポートしたいと思う。
posted by desafio |00:15 |
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2009年11月23日
オリヴェイラの続投が決定的となったと複数のメディアが報じている。
スポニチは、マルキーニョスの残留も決定的としている。
ACL圏内を確定させたオリヴェイラは、普通に考えればクラブの続投要請は当然である。不満が皆無かと言えばそうでもないが、オリヴェイラ以上の監督を簡単に引き当てられるとは考えにくい。
水原・新潟と連敗を喫して満男、大迫、パクを起用する荒療治に出たことに比して、5連敗中にほとんど手を打たなかった。不可解ではあったが、その理由をじっくりと聞いてみたいものである。
あれほど熱い気持ちを持った指揮官はそうはいない。連敗でサポーターに頭を下げる指揮官など聞いたことがない。悲願のACL制覇、そして若手の育成と、来年も期待をかけたいところだが、まずは目の前の試合に向けてしっかりと準備してほしい。
マルキーニョスも残留濃厚とのこと。
マークも厳しい中、なんだかんだで今季も鹿島のトップスコアラーである。
若いFWが多い鹿島においては、絶好の手本となるマルキにはまだまだいてもらわなければ困るので残留には賛成だ。あの運動量を見ていれば、年齢的な衰えもすぐに来ることはないと思いたい。
サッカー誌では、若返り、年齢的な理由のみで退団濃厚などと書かれていたが、嬉しいニュースであった。
---
本日はクラブハウスで横浜FCとの練習試合が行われた。
伝聞ではあるが、
スタメンは、
FW:大迫・竜太
MF:ダニーロ・小谷野
MF:遠藤・青木
DF:パク・後藤・岩政・増田
GK:小澤
後半
小澤→杉山
パク→宮崎
ダニーロ→當間(増田がボランチ、遠藤2列目へ)
さらに、後半途中に岩政、小谷野がユースと交代。
試合は、大迫PKゲットからダニーロのPKで先制。
CKのこぼれを大迫が押し込み追加点。
遠藤のミドルでダメ押し。
と、前半の3得点、守備陣も完封で3-0快勝。
岩政や青木やダニーロ、大迫に竜太に増田と、この豪華なメンバーであれば、J2横浜FCとはいえ相手もサブ組であれば快勝は当然ではある。
横浜FCはキングカズが先発フル出場。
キング降臨に鹿島選手もおおいに盛り上がり、サインなどキングのファンサービスを受け喜んでいたという。
岩政などはキングのユニフォームをゲットしおおはしゃぎ。
携帯オフィシャルでも、その微笑ましい大ちゃんの姿は見ることができる。
岩政の世代であれば、嬉しくて仕方がないであろう。よく理解できる。
対戦相手チーム皆が、対戦することを嬉しく、誇らしく思う。
まさに、「スター」の風格を残す選手。
Jにこれだけの選手が今どれだけいるか?
いや、今後もどれだけ現れるか?
キングカズと会い、対戦したそのあとの試合で、無様な姿を見せることなどできない。
そして、07年最終節を思い出せば、キングカズと根占の活躍は忘れることはできない。
当時を思い出し、最後まで油断など決してできないことを改めて認識し、気を引き締めることにもなるだろう。
実に有意義なマッチアップであったのではないだろうか。
posted by desafio |22:07 |
報道 |
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2009年11月22日
アウェイ京都戦の感想。
スタメン。
鹿島
FW:興梠・田代
MF:本山・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・大岩・篤人
GK:曽ヶ端
京都
FW:柳沢
MF:角田・ディエゴ・林
MF:安藤・佐藤
DF:李・森下・水本・増島
GK:水谷
寒風が吹く西京極。
風物詩、大岩剛の半袖手袋もみられ、すっかり季節は冬の様相。
西京極のアウェイ席の見難さは折り紙つき(トラックの外にさらにスペースがあり、高さも全く無い)のため、バックスタンド中央から観戦。
主審扇谷のアナウンスに鹿島サポーター席からのブーイング。
新井場徹の次節出場停止を予感したのは私だけではあるまい。
鹿島のスタメンは予想通り。
京都は、最終ライン李を左SBで起用、森下がCB。
柳沢ワントップに、左角田、右林。ボランチには安藤を起用となった。
前半、立ち上がりはホーム京都ペースといえた。
鹿島中盤のパス回しを素早いプレスで寸断、ショートカウンター気味に仕掛けを見せる。しかし、鹿島守備陣も落ち着いた対応を見せピンチとなるようなシーンはなし。
京都はボールを奪ったあとのファーストディフェンスも早く、鹿島はなかなか苦しむが、それを凌げばチャンスも生まれる。田代へのハイボールや、裏へのスルーパスで、興梠、田代らが前を向きシュートを放つシーンも出て来る。
前線からの興梠のプレスにボランチ安藤がパスミス、これを田代がフリーでシュートも大きく枠を外れる。さらに、野沢のセットプレーから田代シュートも惜しくもミートせずGKにかき出される。徐々にリズムに乗る鹿島が、田代を中心にチャンスを作るも決めきれない。
前半36分、大岩剛のフィードを田代が頭一つ抜け出たヘッドで左サイドのスペースに落とし、野沢がドリブル。エリア外角度45度の位置から、DFに正面に立たれながらも、右足でカーブをかけた一撃はファーサイドのポストにあたってゴールに吸い込まれるファインゴール。1-0先制。
バックスタンド私の位置からは、シュートを撃った瞬間は大きく外れるような軌道に見えたがググッと巻いてゴールをとらえた。実に美しいゴールで鹿島先制。
その後も終始ボールを支配した鹿島ペースで前半を終える。京都ディエゴの位置、前半は1トップ柳沢との距離も近く、林もからめた仕掛けでピンチになりかけたシーンもあったが、満男と中田が厳しく行ったせいか、また体力的な問題か、前半終盤からずるずると位置を下げていき柳沢も孤立、脅威は減った印象を持った。
後半も鹿島ペースで試合は進む。
いい時間帯に先制でき、落ち着いたボール回しからチャンスを伺う展開。右サイド篤人の切り返しからの単独突破、満男の飛び出しから得た野沢のゴール正面のFK、篤人→興梠→田代とつないで最後再び篤人とつなぐも最後シュート撃てずのシーン、田代→野沢スルーパス→再び田代左足シュート、と決定機も数多く演出。
京都の攻撃は前半と変化なく、選手交代も遅めで鹿島としては助かった印象か。鹿島左サイドから何度かクロスを上げられるも精度を欠く。鹿島も曽ヶ端を中心にしっかり守った。満男が良く戻ったシーンもあった。長めからのシュートも枠を捉えず。
終盤はダニーロ、竜太、青木と投入。竜太が入ったときは鹿島ゴール裏は盛り上がった。ゲームを締めにかかりつつも、満男のパスに野沢のオフサイドギリギリの抜け出しからクロス、興梠シュート届かずという決定機も。最後、キムが入った京都のハイボール攻勢に、岩政不在の最終ラインはやや苦しむも、竜太とダニーロ、そして満男で相手陣内で時間を使ってロスタイムも凌ぎきり、そのまま試合終了。
1-0勝利。
個人評。
曽ヶ端:危ないシーンなく安定。ハイボールにもしっかり対処。
篤人:少ないながらも効果的な仕掛けを見せた。守備も及第点。
大岩:わずかにクリアミスなど見られたが、伊野波と2人で柳沢をよく抑えて完封に貢献。先制点につながるフィードも正確。
伊野波:ポスト役に厳しく当たりつつも素早く戻り、強さと速さを見せ付ける。もはや守備の要。
新井場:こちらも攻め上がりは少なめ。守備のバランスをとっていた印象。後半はややクロスを上げられたか。
満男:前線にも顔を出しラストパスを供給。守備でも厳しく当たった。
中田:運動量はそれほどないが、絶妙のポジショニングでそこかしこに顔を出す印象。中盤、ディエゴとの競り合いでも頑張り、守備面での貢献が光る。
本山:目立つシーンこそ少なかったが、中盤でしっかりバランスをとりつつ、前を向いたら仕掛けを見せた。
野沢:あまりに見事なミドルシュート。後半もカウンターの基点としてラストパスを飛ばした。
興梠:得点こそ無かったが、高い位置からのプレスと裏をとる動きで相手DFを苦しめた。調子落ちは無いと判断。
田代:見事なアシストは見せるも、他の決定機を2度逸機。ゴール前の落ち着きが欲しいところだ。
ダニーロ:守備では長い足でクロスブロック、攻撃面でもカウンターから単独ドリブルを見せるなどまずまずの働きを見せた。
竜太:時間は少なかったが、前線からしっかりとプレスに行けていた。最後の時間帯はしっかりと時間も潰した。
青木:こちらも時間は少なかったが、守備に入ってしっかり完封に貢献。
アウェイでの勝利はなんと7月の瑞穂以来。
記憶を引っ張り出すのも困難であった。
鹿島ユース出身。
曽ヶ端準と共に、鹿島のバンディエラとも言える野沢拓也。
そのあまりにも美しいゴールでの勝利。あれを決められるテクニックを持った選手は日本にはあまりいないだろう。
「俺の運命はアントラーズとともにある。それはずっと決まっているし、心に決めていること。」
(携帯オフィシャル、プレーヤーズファイルより。)
こう言い切る野沢と共に、今季も最後まで戦いたい。
また、戦えることをサポーターとして喜びたい。
ミスタークライマックスと呼ばれる男だが、クライマックスはまだ先だ。
また、恐れていた扇谷主審であったが、むしろ前半は鹿島寄りともいえるジャッジ。ブーイングの理由は多すぎるので書かないが、京都サポにも試合後は少し納得いただけたのではないだろうか。
本日、大分が最下位とは思えぬ見事なサッカーで川崎を打ち破り、鹿島はここで首位に立った。
自力優勝の目は復活したが、しかしやることに変わりない。
目の前の一戦を勝利することだけだ。
---
余談だが、BS観戦中に出てきたヴェルディ川崎の初優勝のシーン。
実に悔しい思い出が、鮮やかに蘇って来た。
これぞ、私の鹿島サポーターとしての原点ともいえる。
ACL、そしてナビスコの敗退。
同じく今季も、いくつも悔しい思いをしてここまでたどり着いた。
あと2戦。ホーム最終戦の次節ガンバ大阪戦。聖地カシマを鹿島サポーターで埋め尽くそう。
posted by desafio |17:15 |
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2009年11月21日
アウェイ京都戦の展望。
スタメン予想は以下。
鹿島
FW:興梠・田代
MF:本山・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・大岩・篤人
GK:曽ヶ端
京都
FW:柳沢
MF:中山・ディエゴ・安藤
MF:シジクレイ・佐藤
DF:角田・李・水本・増島
GK:水谷
負けたら終わりという試合が続く鹿島。
今節は1ヶ月ぶりのアウェイ、京都へ乗り込む。
正念場のここで、マルキーニョスと岩政を出場停止で欠き、篤人と興梠は代表帰り。メンバー、そしてコンディション的にはベストとはいかない。しかし、心臓部ともいえる中盤の構成は変わらず、新井場復帰という好材料もある。また、大岩、田代も天皇杯神戸戦では結果を出しており不安は少ない。
そもそも、ここまで来て主力不在云々を言っている場合ではない。
総力戦で勝ち点3をもぎ取りたい。
京都はここ6試合リーグ戦では白星が無い。
怪我人も多く、やや不調といえるだろうが、柳沢、ディエゴ、佐藤、李、水本と駒は十分。鹿島にとっては鬼門である西京極だけに全く油断のできる相手ではない。ホームでの対戦も、佐藤退場から2点とって2-1逆転勝利と辛勝であった。
特に注意したいのはやはり柳沢敦。スペースを作る動き、パスを引き出す動きは天下一品である。ディエゴとは縦の関係でサイドに流れることもあるだろう。嫌な動きをする選手だが、百戦錬磨の大岩と、今季素早いカバーリングで何度もチームを救ってきた伊野波がしっかり抑えてくれるはずだ。古巣の優勝を信じているというコメントは嬉しいが、得点も勝ち点も与えるわけにはいかない。
前節を見るに、G大阪の中盤を自由にして失点を重ねており、連携を高めている鹿島の中盤にもチャンスはある。前節怪我から復帰した京都ボランチ佐藤の出来は気になるところだが、中田、満男の両ボランチが前を向いてしっかりさばければ、本山・野沢は必ずチャンスを作り出すだろう。特に好調野沢には得点の期待がかかる。
そしてこの試合は何よりも興梠慎三・田代有三の2トップに期待だ。
興梠は代表に帯同、南アフリカ戦に途中出場したものの、またも見せ場なく終わった。その鬱憤を晴らして欲しい。昨年カシマで水本をぶっちぎったスピードをここでも見せて欲しい。
田代は今季初スタメンの神戸戦奮闘したもののゴールはなし。高さは相手の脅威となっていたが、点も欲しいところ。リーグ戦も先発は1年ぶりで期するものはあるだろう。鳥人田代、その驚異的な高さを得点に直結させたい。
明日は日帰り参戦。
最近は寝る暇も無いほど忙しいが、ここは欠席できない。
こんなにも素晴らしい緊張感を味わうことのできる喜び、そして参戦できることの幸せをかみ締めながら京都に向かう。
勝ち点3を持ち帰ろう。
posted by desafio |03:07 |
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2009年11月18日
天皇杯4回戦、ヴィッセル神戸戦の感想。
スタメン。
鹿島
FW:田代・マルキーニョス
MF:本山・野沢
MF:中田・満男
DF:パク・伊野波・大岩・増田
GK:曽ヶ端
神戸
FW:岸田・茂木
MF:古賀・ボッティ
MF:宮本・田中
DF:河本・北本・小林・石櫃
GK:徳重
両チームとも予想通り。
テレビ観戦ゆえ、経過はなし。感想のみ。
ようやく本日、録画を見ることが出来た。
様々な示唆に富んだ試合であった。
まずは、この日先発の田代有三の高さ。
身長181センチにして、前線でほぼ競り勝つその驚異的な高さは、改めて驚きを禁じ得ない。プレーもシンプルで、特に前半は周りのサポートも早く、しっかりと機能していた。一時期に見せた無理な仕掛けや反転は影を潜め、自らができることをしっかりとやっていた。京都戦でも十分期待できる。
そして、その田代を止めるためには並のディフェンダーでは無理だということも改めて分かった。卑劣なファウルに出るしかないということも。さらに、その明らかなファウルをとらないレフェリーが、残念ながらJリーグには存在するということも認識を新たにした。それでも、鹿島アントラーズは勝利しなければならないのは言うまでもない。
退席処分になるかと思うほど激昂するオリヴェイラ、対して、決してラフプレーの応酬に走ることなく冷静にプレーし、カードも一枚ももらわなかった選手達も見事であった。
なお、勝利した試合にも関わらず、レフェリングに対しもの申すオリヴェイラの姿勢も相変わらずで素晴らしいものであるといえる。「議論しなければ向上はない。」まさにその通り。同様のエントリは何度か上げているので多くは述べないが、この見事なコメントが全文出ているのはエルゴラのみ(原理主義者さん経由)。相変わらず閉塞感漂うJリーグと、意識の低いメディアである。
先制点のきっかけとなるクロスの出所、頭で合わせた茂木、それぞれへのマークの甘さ。
先制点の際のCK、石櫃のシュートはともかく、まずファーで折り返されてしまうこと。そしてそれをフリーで茂木に撃たれてしまうこと。
そして茂木のオフサイドギリギリの抜け出し(映像で見る限りあれはオンサイド)。棒立ちで副審に手を挙げてアピールする鹿島最終ライン。
こういった集中力の欠如で失点はあっさり起こる。連続完封など何の足しにもならない。気を引き締めねばならない。
後半に許した相手の攻勢。
ダニーロ投入で、流れを悪くすることもあるのは、オリヴェイラも理解しているのだとコメントを見て分かった。本来ならば、運動量で流れを変えるカードが欲しいところであろう(しかし、そのダニーロが決勝点だからサッカーというものは分からない)。
フレッシュな交代カードを先に切った神戸が攻勢に出るのはある意味当然だし、対するオリヴェイラは延長も睨んで交代カードを切るのに慎重になっていたのは明らかでもある。それでも、相手コメントにあるように、「鹿島は後半落ちる」ということが共通認識のように思われてはならない。特にサブ組の奮起を期待したい。
そして紙一重の勝利。
ギリギリの勝利だった。こういった試合を、リーグ戦前半は「試合巧者」などという言葉でメディアは褒めたが、実際はギリギリの勝利を積み重ねていたに過ぎない。連敗中は最後のセットプレーからのような点がなかなか入らず、逆に、茂木が抜け出したようなピンチではほとんどやられていた。ほんの少しの違いで、結果は大きく変わる。油断すれば簡単に勝利は手から逃げていく。
Jリーグの中で鹿島は絶対的なチームなどでは決して無い。
謙虚に、ただ目の前の勝利のために戦いたい。
2年ぶりの8強進出、次はリーグ戦終了後、G大阪戦となる。
またもやカシマで戦えるのは大きい。
しかし、まずはリーグ戦、目の前の京都戦に集中したいところだ。
posted by desafio |04:05 |
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2009年11月14日
天皇杯4回戦、ヴィッセル神戸戦の展望。
スタメン予想は以下。
鹿島
FW:田代・マルキーニョス
MF:本山・野沢
MF:中田・満男
DF:パク・伊野波・大岩・増田
GK:曽ヶ端
神戸
FW:岸田・茂木
MF:古賀・ボッティ
MF:宮本・田中
DF:河本・北本・小林・石櫃
GK:徳重
簡単に。
代表に興梠慎三、岩政大樹、内田篤人が召集、新井場徹が左太腿裏肉離れで戦線離脱。鹿島は主力4人を欠いた状態で、天皇杯4回戦、ホームカシマにヴィッセル神戸を迎える。苦しい状況ではあるが、ここまでいい流れで来ているだけに、ここもしっかり勝ちをモノにしたいところ。
特に最終ラインは3人が入れ替わる。左からパク・チュホ、伊野波雅彦、大岩剛、増田誓志という形が濃厚。そしてFWは田代有三が今季初先発となりそう。
やはり、ここまでチャンスが少なかった増田と田代には期待をしたいところだ。レギュラー組と遜色ない活躍を見せ付けて欲しい。「誰が出ても鹿島は鹿島」である。代表組が帰ってきてもレギュラーポジションが無いくらいの活躍を期待。
神戸も代表で大久保が不在。天敵とも言えるこの選手がいないことは鹿島にとって大きい。さらに、キムの出場停止に加え、我那覇、パク、松岡と怪我人も多く、こちらも万全の体制ではない。
しかし、三浦監督となってからは守備はしぶとい。
アウェイでは立ち上がりの1点を返せずに敗戦。
ここ数戦もロースコアの決着。
左サイドに河本を起用するなど、この試合も守備的な形で来ることが予想される。
簡単に点は獲れないかもしれないが、粘り強く攻めたいところだ。
2トップは茂木と岸田というスピードあるタイプで、大岩の裏は伊野波がきっちりケアしたいところだ。パスの出所としては、まずはボッティをしっかり抑えたい。
昨季、延長で力尽きたのはこの4回戦であった。
残念な雨予想だが、そんなときこそ聖地カシマで大きな声援を送りたい。
posted by desafio |03:29 |
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2009年11月09日
ホーム山形戦の感想。
スタメン。
鹿島
FW:興梠・マルキーニョス
MF:本山・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端
山形
FW:長谷川・古橋
MF:宮沢・宮崎
MF:佐藤健・秋葉
DF:石川・西河・レオナルド・小林
GK:清水
両チームとも予想通り。
試合は立ち上がりから鹿島が主導権を握る。
キックオフの流れから細かくパスをつなぎ、最後はマルキーニョスのシュート、ブロックされるが、右スローインから篤人のサイド突破と、立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せる。守る山形に対し、鹿島は中盤で落ち着いたパス回し。大きな展開で左右にふり、2トップと本山や野沢が仕掛ける。両サイドも高い位置をとり、積極的な仕掛けやインターセプトでチャンスメイク。惜しいシーンが続き、いい流れで展開する。
山形の攻撃は鹿島中盤、満男や中田を潰したり、パスミスを奪ってからの速攻が中心。裏に走る古橋を狙った長いボールがやや脅威ではあったが、両CBを中心に集中した守りで決定機を作らせない。
20分、自陣から満男がスペースへドリブル開始。ボランチ2枚を交わして相手陣内へ入ると絶妙のスルーパス。これをDFレオナルドを振り切った興梠が右足で流し込んで先制。1-0。
その後、点が必要な山形はややつなぐ意識を見せ始めるが、鹿島中盤の厳しい寄せでボールを前に展開できない。逆に鹿島がいい形でボールを奪うシーンも増える。
新井場のドリブルから左足シュート、マルキーニョスのミドルシュート、興梠や本山がエリア内まで侵入しラストパスを送るなどのシーンもありつつ、追加点は無いまま前半終了。
後半も主導権は鹿島。
左サイド本山からエリア内のマルキにパス、DF3人に囲まれたマルキは本山に戻すと、本山は裏へするすると動き出していた興梠へパスを通す。ゴール前左抜け出した興梠へ後ろからDFレオナルドがチャージ、PKを獲得。マルキーニョスがしっかりと決めて2-0。
2点獲った鹿島はしっかりボールを回してゲームを支配。その後も、セットプレーや、左サイド新井場のきれいな突破、マルキーニョスのミドル、満男クロス→興梠ヘッドで落とす→マルキシュート、野沢のミドル、満男セットプレーからファー岩政ヘッドと、チャンスは多く作った。
終盤、ダニーロが入ると、篤人からフリーのダニーロへのクロスが通るも、右足ボレーはクロスバーに嫌われ得点ならず。
2-0で快勝。
守備の意識が徹底しており、山形にシュートを1本も許さぬ実に手堅い試合内容で完封勝利。
個人評。
曽ヶ端:ほぼ出番無し。ミスは相手にプレゼントしたキックミス一発だけ。
篤人:まずまずの仕掛けを見せる。前半は最後のクロスの精度を欠いたが、ダニーロへはピタリとあわせた。
岩政:長谷川に高さで完勝し仕事をさせず。痛恨のイエローで次節出場停止。
伊野波:厳しい守備に加え、機を見た攻め上がりも。完封に貢献。
新井場:キレのある動きで何度も突破を見せる。惜しいシュートも。終盤、足を痛めたそぶりを見せていたのが気がかり。
中田:時折最終ラインにも入りながらバランスをとる。セカンドボールをよく拾った。
満男:先制点をアシスト。思い切った攻め上がりを見せられるようになってきている。
本山:キレのあるドリブルにスルーパスとよい仕掛けを見せた。ファウルゲットも多かった。
野沢:中盤でのポゼッションに大きく貢献も、やや目立たず。
興梠:親族の前で1得点とPKゲット。完全復調。
マルキーニョス:PKのよる1得点。相変わらずの運動量で守備にも貢献。足を高く上げすぎてこちらも痛恨のイエロー、次節出場停止。かなり凹んでいた。
ダニーロ:短い時間でチャンスを作るも決められず。前半、ベンチに寝そべる姿をビジョンに大写しにされたときには笑った。
大迫:何度かいいポストプレーをみせるも、シュートは放てず。
青木:途中交代選手らしく守備的な位置ながらも長い距離を走ってよく攻撃参加を見せた。
行きも帰りも東関道で事故渋滞、疲労はあるが心地よい。
実に見事な勝利であった。
2得点、シュートゼロに抑えての完封。
川崎の勝利で首位奪取はならなかったが、リーグ戦終盤、お楽しみはまだまだこれから。
「負けたら終わり」という実に燃える状況。
相手は違えど、3年連続味わえることを喜びたい。
残り全部勝つ。
先制点のシーン。
小笠原満男が自陣からドリブルを開始。相手が2人3人と寄って来るのを見て、私は、「危ない」「早くボールを放せ」と思ったのが正直なところであった。自らの不明を恥じる。
鹿島攻略の一つ目とも言えるが、各チームはボランチを厳しくマークする。激しい守備にさらされ、今日の試合も含めボランチの位置でボールを失い、ピンチに陥るシーンは何度も見てきた。Jのレベルも上がり、後ろからでも厳しく寄せられ、足を出される。ジャッジも昔よりは接触プレーに寛容だ。力任せのキープはもはや難しくなっている。
しかし満男は、そんな思いを嘲笑うかのように、ドリブルでスペースに突進、3人のMFを振り切って鮮やかなラストパスを通して見せた。
リスクを犯し仕掛けなければ点など獲れない、と言われたようだった。
また、「ドリブルは無いだろう」というように中盤にスペースを空ける山形守備陣に、或いは、外野から自らの衰えを指摘するような輩に、目に物を見せ付けたプレーでもあり、「俺をなめるな」と言う強烈な主張をも感じたというのは言いすぎだろうか。ゴリゴリと相手を引きずってのドリブル、そしてギリギリのスルーパスと、どこかあの旅人の全盛期を思い起こさせるプレーであった。
まあとにかく見事であったよ。
山形の印象としては、攻撃の怖さはほぼ無かったというのが正直なところ。唯一古橋の動き出しが怖かったが。もっとも、先制点が無ければどうなっていたかは分からない。
サポーターは数多く、声も大きかった。
初昇格のチームはいつもこんな感じ。
くしくも今日J1昇格を決めた、仙台と昔やった試合を思い出した。
来週は天皇杯。
篤人、岩政に続き、興梠代表召集という不穏なニュースが。3人が不在。
(対する神戸も、大久保、キム・ナミルが不在。)
続く京都戦は、本日のイエローで岩政とマルキが出場停止。
簡単な試合は一つも無いが、こういう時こそチームの力が問われることになるだろう。
posted by desafio |00:14 |
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2009年11月07日
ホーム山形戦の展望。
スタメン予想は以下。
鹿島
FW:興梠・マルキーニョス
MF:本山・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端
山形
FW:長谷川・古橋
MF:宮沢・宮崎
MF:佐藤健・秋葉
DF:石川・西河・レオナルド・小林
GK:清水
前節千葉に3-0と快勝、天皇杯も福岡に3-0と快勝し、連敗から復活の兆しを見せるアントラーズ。公式戦はここ4戦無失点、5試合で1失点と堅守も取り戻しつつある。負ければ終わりという実にヒリヒリする緊張感漂うリーグ戦残り4節だが、ここ2シーズン、終盤に力を見せてきた選手に心配は無いだろう。
スタメンには天皇杯で欠場した新井場、ベンチの本山が戻ってくる見込み。ベストの布陣で山形を迎え撃つことができる。
対戦相手の山形は現在13位。開幕前の下馬評を覆し、残留をほぼ手中に収めているといえる。ここリーグ戦ここ4試合は3勝1分。好調を維持している。ただ、先週の天皇杯では明治大学に0-3と完敗。J1勢として大学生に初めて敗れてしまった。とはいえ、鹿島に対しては粘り強い守備からのカウンター、サイド攻撃といういつもの形となり、大学生相手の試合とは全く異なるであろうから、天皇杯の成績は度外視したほうがよい。
前回アウェイでの初対戦時は、1-1ドロー。
興梠慎三が奪ったPKをマルキーニョスが決めて先制も、後半に長谷川悠にヘッドで決められた。
小笠原満男不在で青木とパクのボランチ、ボールは支配するも縦パスが少なく、仕掛けが効果的でなかった印象。今回の満男と中田のコンビにおいてはそのようなことは無いだろう。
注意すべき相手は、先発復帰となりそうな左SB石川竜也である。
79年組。その精度の高い左足は要注意だ。
前回得点を許している長谷川と、C大阪時代から煮え湯を飲まされている古橋の2トップは勿論警戒しなければならないが、柏戦などを見ていると宮沢ら2列目以降の飛び出しも目立つ。
守りを固めつつカウンターという相手の狙いは明らかで、十分な注意を払いたい。
鹿島は、好調に見えた千葉戦、福岡戦の出来が継続していれば、点は取れるだろうし、内容的にもいい試合を見せてくれそうだ。細かいミスは散見されたが、中田がボランチに入ってこの試合が4戦目、連携はさらに良くなってきているだろうし、そのあたりも大きな問題はなさそうだ。
ただマルキ・岩政・新井場・青木・ダニーロとリーチが多いだけに、イエローカードには気をつけたい。
山形からは2000人のサポーターが駆けつけるという。
フロントの人間も鹿島の試合運営を学びに来るらしい。
好感の持てる話であり、そしてまた実にありがたいことではあるが、お土産には勝ち点1たりともあげられない。
目の前の一勝、山形戦初勝利に向け、大きな声援を送りたい。
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ナビスコFC東京の優勝に、川崎選手の表彰式での醜態。
新潟と横浜FMの監督交代。
特に横浜は、木村和司の新監督就任。
G大阪播戸の移籍。
鹿島では、パク・チュホへ浦和や磐田からオファーという話。
逆に鹿島は、香川や金崎獲得に動いているという話。
そして今日のACLの決勝。
(あ、あと元主将の離婚もあったな。)
毎日いろいろニュースがあり、ブログネタには事欠かない状況にも関わらず、更新できない日々は続いている。(昨今実に忙しく、皆勤を続けていた国内参戦も京都戦あたりはかなり危ない。)
しかし逆に、シーズン最終盤のここで、目の前の試合以外に目を向ける必要も特に感じないのもまた事実ではある。
更新が無いにもかかわらず毎日来ていただいている方には申し訳ないが、今後も暫く試合展望と感想の記事のみとなる予定。
どうか引き続きよろしくお願いします。
posted by desafio |17:30 |
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2009年11月01日
天皇杯3回戦、アビスパ福岡戦の感想。
スタメン。
鹿島
FW:興梠・マルキーニョス
MF:ダニーロ・野沢
MF:中田・満男
DF:パク・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端
福岡
FW:大久保・黒部
MF:久藤・田中
MF:阿部・鈴木
DF:中島・長野・丹羽・山形
GK:六反
鹿島は本山がサブ、新井場が控えにも入らない状況で少し心配。
福岡は大久保が前線。
前半立ち上がり、やや様子見ムードながらも鹿島がボールを支配。
中盤のプレスは甘く、さりとてベタ引きでも無い福岡ディフェンスに対し、鹿島はうまくボールを回してチャンスを作る。
スルーパスに抜け出した興梠の左足シュートは外れる。興梠は右サイド抜け出し飛び出してきたGKに倒されるなど、そのスピードをいかんなく発揮。
攻撃時は前に出てくる福岡に対し、カウンターもうまく機能。
抜け出したマルキが3人に囲まれながらもシュート、これはGKに弾かれる。
そしてよいリズムの中、先制点が生まれる。
自陣CKからのカウンター、右サイドで満男がスローインを獲得。それを素早くリスタートで右サイドDFラインの背後をとった野沢へ。野沢はタッチラインギリギリまでボールを引き付け、よく見て中央へクロス。走りこんだ興梠が決めて先制。1-0。
2点目は曽ヶ端のフィードから。ダニーロ→興梠とつないで最後興梠からのスルーパスに抜け出した野沢は左サイドから中央をちらっと見てドライブのかかった見事な左足ミドルを叩き込む。これで2-0。
前半終了間際には、満男のFK(パクのフェイクは本人も言うようにイマイチ)をGKが弾きCKへ。その野沢のCKをダニーロがヘッドで合わせて3点目。ゆりかごダンスで嬉しそうなダニーロ。3-0。前半でほぼ試合を決めた。
福岡の攻撃、序盤にセットプレーからゴールネットをゆらされるもファウル、ワンタッチプレーから鹿島右サイドを突破されフリーで上げられたシーンがやや危険だったか。やや、セットプレーでファーサイドでボールを相手にさわられるシーンが目立ったが、全体としては危なげなく前半終了。
後半はやや鹿島は省エネモード。
野沢のFKに興梠のヘッドと、腰を浮かしたシーンが2回続いたがサイドネットとオフサイド。かなりチャンスは作るが、ラストパスがうまく通らない。また、無理をせずに下げてボールを回していたため、やや退屈な展開となった。
さらに、福岡が3点獲られているにも関わらずなぜか積極的な仕掛けがほとんど無かったことで、後半の退屈な展開は拍車がかかる。CKなどのセットプレーで自陣に全員引いてしまってはカウンターも難しい。
1本、SBとCBの間を突かれ、岩政が振り切られて鹿島左サイドからシュートを放たれ、ポストを直撃したシーンがあったが、それ以外はほぼ危険なシーンも無し。鹿島のパスミスもあったりしたが、それをフィニッシュにまで持ち込めていない。
鹿島の交代は福岡が3人交代した後、残り15分を切ってから。大迫、増田、青木と投入。増田がいい動き出しを見せて前線は活性化、最後攻勢に出るも得点は奪えず、3-0のまま試合終了。
鹿島は4回戦、ベスト16へ駒を進めた。
個人評。
曽ヶ端:安定。
篤人:長躯駆け上がる姿も見られたが、決定的な形は見えず。危ないバックパスをソガと岩政の間に戻すなど、まだまだか。
岩政:安定。終盤の放り込みにもよく対応。
伊野波:こちらも危なげなし。カウンターからの攻撃参加も見せる。
パク:攻守とも悪くない出来。ファウルスローに気をつけたい。
中田:今日も安定。的確なポジショニングと散らしを見せる。
満男:野沢ともどもセットプレーの精度は高まっている感。そろそろ直接叩き込んで欲しいが。
野沢:1得点2アシストの活躍。2点目は美しかった。例年の傾向からして、この時期は活躍が期待できる。
ダニーロ:1得点。うまくボールをキープしたし、高さで前線のターゲットにもなった。
興梠:1得点1アシスト。千葉戦に続く得点で復調アピール。
マルキーニョス:変わらぬ運動量で攻守に貢献。シュートはやや少なかったか。
大迫:やや物足りない。
増田:いい動きは見せた。もう少し使ってもいいかも。
青木:無難にゲームを締めた。
前半の3得点できっちり勝利を得た。
前半、鹿島ゴール裏に鹿島が向かって攻める、いつもと逆でスタートした(鹿島ボールキックオフだったので、多分福岡の選択?)が、これは鹿島にプラスに働いたと思う。鹿島は前半、太陽を背に戦うことが出来た。後半は曇ったし。
後半は退屈な展開も、点を獲らないところがむしろ鹿島らしさといったところか。
ここ2戦は相手関係もあるだろうが、それでも3-0、3-0と続くのはいい傾向だ。
福岡の印象としては、ラフだったというところか。
露骨にユニフォームをつかまれたりといったプレーに、随分と鹿島の選手はイライラしていた。
特に、イエローが出た41分の田中のプレーなどは酷いものだ。
福岡ゴール前からのクリアボールが野沢のほうへ飛んできているが、高さ的に野沢は触れそうも無いため、後ろの味方に任せる体制。
しかし、その状況を全く把握せず、またボールの落下点も把握せず、兎に角ボールの飛んでくる方向にいる野沢を潰すことしか考えずにジャンプしてぶつかってファウル。当然ボールにはカスリもしていない。
玉際が厳しいとかいう以前の、技量不足から来るファウルで危険極まりないと感じた。あそこでFKを与えるリスク、カードをもらうリスクも考えないファウルで、J1ではまず見ない。
個別では、枠を捉えたシュートを何度も弾き返したGK、サイズは小さいながらもダニーロにもヘッドで競り勝ったキャプテンマークを付けた27番、サイズもあり高さ強さを見せ、ポストプレーや裏への動き出しもなかなかだった19番が目立ったように思う。
次はリーグ戦に戻って山形戦。
明治大学に敗れたようだが、「ボールを支配されながらも粘り強く守る」といういつものスタイルで、鹿島相手のほうが力を発揮する可能性は十分ある。
油断は禁物だ。
リーグも天皇杯もあと4つ。全部勝つことを目指したい。
posted by desafio |04:39 |
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