2009年03月30日

代表における内田篤人

日本代表W杯最終予選はホームでバーレーンに1-0勝利。
ウズベキスタンがカタールを下したことで3位以下との勝ち点差は7となり、次戦ウズベキスタン戦の勝利で南アフリカ行きが決定する。

本選出場はほぼ確定と言える。正直ぬるいと感じることは否定できない事実だ。
アメリカ大会のときは僅かにアジアからは2枠のみ。
今は4.5だ。
予選でしびれるような思いを体験をすることはもうないかもしれない。

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さて本題はその代表戦における篤人について考えていることを。

1試合に何回か、「何故そこに篤人が?」と思う位置に進出しチャンスを作っているように思う。今回象徴的なシーンとしては、遠藤の浮き球のスルーパスに中央で抜け出しGKと1対1になりかけたが、高いボールのトラップをミスしてしまったところ。

篤人が最前線中央までボールを受けるために上がる。カウンター以外でこのようなシーンは実は鹿島ではほとんど見られない。(ボールを持ってサイド持ち上がる→中央に切れ込むというのはよくある。)

理由として考えたのは3点。

1点目は、代表の前線(4-2-3-1の3の部分やワントップ)が右サイドに張っているときに篤人の前方のスペースが無い、したがって中央の空いたスペースに上がっていくことになるというもの。右サイドで中村や田中が受けるという形は、代表の戦術的要素もあり一概には批判できるものではないだろうが、実際流れの中から点は取れなかったのだし、SBの攻撃参加、クロスを有効に使うという点においては(長身FW起用などともセットで)もう少し考える余地はあると思う。

2点目は、最終ラインや逆サイドからの長いボールを、SBが相手陣深いサイドライン際で受ける、というような鹿島でよく見られるロングパスを織り交ぜた形が、代表ではショートパス主体となるためにあまり見られないということ。逆サイド走っても長いボールが出て来なければ、近い位置を走らなければならない。代表を見ていて鹿島と大きく違う点はここで、長いボールが極めて少ないことは少し残念だ。ロングパスを蹴ってもいい選手が限られているかのような印象を受ける。

3点目は、最前線中央という、本来ならFWかMFの誰かが必ず走りこむべきエリアに誰もいないから、SBである篤人がやむなく走りこんでいる、ということ。本来そこに入っていくべき選手が入れていないということ。中央に人がいないというのはこれまでも見られてきた現象で、大きな課題であるように思う。

いずれにしても、サイドバックが中央最前線でボランチからのスルーパスを受ける、というシーンは大変特徴的と言えるだろう。
何か戦術的意図があるのか。
それとも攻め手不足が生んだ悲しき珍現象でしかないのか。
それは岡田氏しか分からない。

ただ、前線中央にスペースを見つけ、マークを引き剥がして絶妙なタイミングでそこに進出できる篤人の嗅覚、そもそもこの点は非凡なものがあるのは確かで、鹿島でも活かせるのではないだろうか。
ここまで積み重ねてきた鹿島のやりかたから大きくは変わらない範囲内であることが必要だが、「中央を上がる篤人」というオプションはあってもいいかもしれないなあ、などと代表の試合を見ながら考えていた。

勿論鹿島ではクロスバーではなくゴールに叩き込んでほしいし、きっちりトラップもきめてほしいが、それ以前にそもそも鹿島でももっと篤人がシュートを撃つシーンはあってもいいかなとは思う。

何はともあれ、篤人、お疲れ様でした。

posted by desafio |20:59 | その他サッカー関連 | コメント(10) | トラックバック(1)
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2009年03月28日

審判問題の本質

代表バーレーン戦前に先の審判問題について。

鹿島対広島、京都対G大阪で審判問題が噴出、いろいろなところで話題となっている。
日本の審判のレベルの低さを嘆き、外国人審判の招聘やビデオ導入といったところまで話が及んでいるところも散見された。

しかし、問題の本質は審判のレベルの低さではない。

審判も人であるから、ミスは犯すだろう。
問題は、審判のミスへの指摘・論評は許さない「審判の聖域化」と、そのミスから学び何か改めよう、審判のレベル向上を図ろうという姿勢が全く見えないことにある。
G大阪西野監督の審判に対する怒りのコメントはJ'sGoalでは検閲のうえでカット。
オリヴェイラは、「ジャッジへの批判をしてしまうから」試合後の会見を拒否。
サポーターズミーティングでの鈴木満強化部長が以下の発言をしている。
「審判の問題に関しては、Jリーグなどからメディアを使ってのやりとりは色々な誤解を招くので、できるだけ避けてくれという要請もあります。そういう風に規制をされていて公にできないことがあります。」

これが正常な姿とはとても思えない。

各クラブの申告に基きジャッジの妥当性を判断する組織を設置、誤審が累積したら出場停止あるいは減給、など審判に対しても明確で厳しい評価基準が必要ではないだろうか。その基準をベースに、誤審が少なかった審判へは褒賞を与えたり、国際試合への派遣を決定したりということを検討することも可能だろう。

広島戦の広島のゴール、佐藤寿の抜け出しがオフサイドかどうかは映像で見ても分からなかった。岩政、伊野波、篤人よりも鹿島ゴール側に出ているのは確かだが、鹿島の左サイドでパクが残っているかどうかが分からない。
このあたり、日本のメディアの姿勢にも注文をつけたい。
海外では微妙な判定については、何度も、いろいろな角度から、スローで再生される。
(ACLの中継は実は割とコレに近い)
直ぐにでも改善できるポイントと言えるので、是非お願いしたい。
審判にとっても、映像でジャッジの正当性を担保できる機会が増え、無用な言いがかりは減るはずだ。
また、アナウンサーや解説者がジャッジについてのコメントを控え、「微妙」で終わらせるのもよくない。
少なくとも解説者にはジャッジについてもはっきりと自分の意見を伝えてほしいし、また、それにより不利益をこうむるようなことは絶対にあってはならない。

審判問題は、風通しをよくすることで改善されることは多いように思う。

しかし、改めて見ても扇谷主審は酷かったね。
正確なジャッジのためには、当然、できるだけ近くで見なければならないのに、そもそもボールの近くまで動けない、走れない、運動量が少ない主審って一体なんなのだ。。。

posted by desafio |19:17 | その他サッカー関連 | コメント(11) | トラックバック(0)
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2009年03月27日

代表よりもアントラーズ

Numberからコラム2本を紹介する。

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まず、海老沢泰久氏のもの。
鹿島愛があふれている。

私もほぼ同意である。
W杯アジア予選のヌルさ、そしてそれでもバーレーンに負ける弱さが代表離れの一因と思う。
私はオシムについては特に批判をするつもりはない(道半ばで職を辞することとなってしまい、評価は永遠に保留せざるを得ない)が、アジア杯での敗戦という結果に対しては目をつむり、ただ理不尽にジーコを貶めオシムを賛美する輩にはうんざりだ。ジーコ・岡田をけなして、オシムを持ち上げればサッカー通をきどれる風潮があるように思う。
今の代表よりもアントラーズのサッカーは面白いというのも同意。
代表に対する興味は、主に篤人のみで、怪我しないことをただ祈っているというのも、心を読まれたかの如くに同意。(右ハムストリングスの違和感は大丈夫であろうか。若いからといって無理はしてほしくない。)
そして当然、代表よりもアントラーズを大切に思っている。

多くの鹿島サポーターの思いを代弁しているといえ溜飲が下がる。
ここまで鹿島を贔屓したモノを書いて公表するのはなかなか勇気が要ることだと思う。
まあ、このWBCについてのコラムもかなり賛否ありそうな内容。
そういう人なのだろう。

---
次に、イタリア人記者の開幕戦評。

この試合の鹿島のパフォーマンスに対する賛辞が並んでいる。

「4-4-2ではCBを軸にDFラインを狭く保つのがセオリー」
よく代表戦の後に出るが、篤人に中央に絞りすぎとか言う輩はこのセオリーを知らぬとしか思えない。

「この試合でなによりも驚いたのは、ピッチ上のことよりも、スタジアムの光景だった。まるでピクニックへ向かう途中のような家族連れ、だけでなく何と若い女性だけのグループが何組もスタジアムへ笑顔で歩いているのだ。敷地内にはゴミ一つ落ちておらず、見ると細かく分類するためのゴミ箱が整然と置かれ、若者からお年寄りまで全員きちんと喫煙場でタバコをふかす。タバコどころかマリファナの臭いがゴール裏に濃く漂うのがイタリアのスタジアムなのだが、ここでは、その場所に1歳にも満たない赤ちゃんまでがパパと一緒に座っている。これを奇跡と呼ばずして何と言おうか。」

ま、奇跡というのは大げさで、イタリアが悲惨すぎるというのもあるが・・・。
引用の通り、鹿島は未開の地、カシマスタジアムでは蛮族の集会が行われている、というようなことはない。
アウェイサポも是非来てください。
東京駅からバスでスタジアム直行なら90分。それほど遠くないよ。
スタグルメもどこよりも充実していて、うまいよ。

---
しかしNumberで鹿島が出てくるのは珍しいね。

posted by desafio |02:58 | 報道 | コメント(12) | トラックバック(0)
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2009年03月25日

常勝ファミリー・鹿島の流儀

エルゴラやJ'sGoalの鹿島担当記者である田中滋氏の著作が発売となるので紹介する。
Amazonでも扱っている。

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常勝ファミリー・鹿島の流儀 
                 田中滋 著

本体価格1,000円+税 四六判軽装 160ページ

Jリーグ最多の12冠の名門クラブ・鹿島アントラーズ。
他の追随を許さない常勝軍団はいかにして創りあげられているのか?
鹿島の中枢を担う強化部長・鈴木満は何者なのか?
組織の能力を100%引き出し、発揮させる、日本最強GMの仕事ぶりと組織論に、鹿島担当記者が迫る!
全サッカーファン必読!
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どうやら鹿サポおなじみ満くんの本らしい。
いつの間にか日本最強GMになっていたとは知らなかった。

近年はブラジルからハズレ外人ばかりをカタログ買いしてくると、サポからは不評も少なくない強化部長だが、ここまでの実績を冷静に見ればかなり評価は高いものとなるだろう。ツキも絶対あったと思うけど・・・。

鹿島サポーターならば興味深い本ではある。
逆に、全サッカーファン必読とあるが、どう考えても鹿サポ以外に面白く読める本ではない。

サッカーのない週末は読書で過ごすのも悪くない。

posted by desafio |01:02 | その他サッカー関連 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2009年03月22日

J1 第三節 サンフレッチェ広島戦@カシマサッカースタジアム

ホーム広島戦の感想。

スタメン。

鹿島
FW:マルキーニョス・大迫
MF:本山・野沢
MF:青木・満男
DF:パク・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

広島
FW:佐藤寿
MF:高萩・柏木
MF:服部・森崎和・青山・ミキッチ
DF:槙野・ストヤノフ・森脇
GK:佐藤昭

両チームとも予想通り。

立ち上がり、予想外に広島は守備的。
両サイドが引いて5バック気味の布陣。
プレスも鹿島最終ラインにはかけず。
満男に言わせると、「一昔前のやり方」。
「ゴール前で不用意にまわすし、そこで奪えればよかった」
とのコメントの通り、いきなりパスミスからチャンスを得る。
大迫キープからマルキに渡るもDFに寄せられかわせずシュート出来ずに終わる。
チャンスは相手ミスからが多い印象。前からのプレスが効き、相手を押し込むも、スペース無く引いた相手をこじ開けられず、なかなか決定的なチャンスには至らない。
そういう時に有効なのはセットプレー。左サイドFKから混戦。こぼれ球大迫のシュートがブロックされたところを本山。一度前にいた伊野波にあてて再び本山がフリーで持ってシュート。DFにあたりゴールに吸い込まれ先制。1-0。
その後は少し広島が出てくる。唯一のピンチは、柏木シュート→岩政の顔面ブロック→再び柏木服部がクロス→フリーの高萩ヘッドというシーン。これはゴール上に大きく外れた。ファウルでリズムを崩す時間帯はあったが、しっかり凌いで前半終了。

後半開始直後のシーン。
大迫が右サイドを突破、強いクロスを中央へ。これを惜しくもマルキはあわせられず、バウンドしたところ、本山ヘッドで押し込む。
1Bで横から見ていた私が断言するが、GKはボールを完全にゴールの中に落としていた。
しかしノーゴールの判定。
攻めながらも追加点が取れない嫌な流れの中、鹿島は同点に追いつかれてしまう。
自陣DFラインの前でボールを受けたストヤノフ。マークが無いとみるやするすると持ち上がり鹿島DFラインの裏、佐藤寿人へスルーパス。
(これ、結構オフサイドくさいと見たけどどうだろう。後で録画で確認したい。)
佐藤寿人が抜け出したところよく追いついた篤人だが、エリア内で佐藤を倒してしまいPKを与えてしまう。これは佐藤にうまくやられた。ストヤノフに決められ、1-1同点。
同点になった後、パクと篤人の両サイドも高く上がり攻撃に参加しだすも、中盤の動きがもうひとつで高い位置でボールを奪えなくなってくる。うまくカットしても、マルキが持ちすぎてロスト、という苦しい展開。
鹿島は本山に代わり増田、大迫に代わり興梠を投入し勝ち越しを狙う。CKから岩政→マルキバックヘッドがゴールを揺らすがオフサイド。
その後、野沢に代わり今季初出場となる遠藤を投入。攻めに出るも、引き分けで悪くない広島は守備を固めて苦しい展開、なかなか得点が奪えない。
しかしロスタイム。満男の左CKを岩政がヘッド、これを興梠が鮮やかなボレーシュートで叩き込んで遂に勝ち越し。2-1。
その後広島の攻撃をしっかりと跳ね返し、むしろカウンターでチャンスも作ったところで試合終了。
劇的な展開で勝利を得た。いやあ痺れた。

個人評。
曽ヶ端:安定。枠にきたシュートがそもそも少ない。
篤人:PK献上は要反省。角度のないところなので無理をする必要はなかった。佐藤にうまくやられたというのはあるが。同点後は攻めあがるもクロスの精度はよくなかった。
岩政:佐藤をよく抑えた。セットプレーでフリーでさわれる機会も多。前半一度攻めあがったが、なぜか恐怖を感じる。
伊野波:佐藤をよく抑えた。スピードでも負けず。
パク:バランスを考えたプレー振り。同点後は前に出るも、アーリー気味に上げることが多く、えぐってからの効果的なクロスは少なかった。長いボールを前に出したり、サイドチェンジしたりもない。しかし、守備面ではミキッチにうまく対応し、また後半最後まで運動量が落ちないのはさすが。
青木:守備は奮闘。広島相手で高さも見せた。ボールを持ったときの判断をもう少し早く。相手に追い回されたシーンが何回か。
満男:戻りつつあるが、まだまだこんなものではない。
本山:殊勲の先制点。やわらかいパスでチャンスも作った。後半は疲れた。
野沢:能力の高さは誰もが認めるのだから、ムラをなくしてほしいところ。非常に危険なバックパスを佐藤にかっさらわれた。
大迫:やはりボールを受ける動きがまだまだだが、収まったときにはチャンスになる。サイドで受ければ突破も見せた。守備でも走り回り、ストヤノフに一歩も引かず。
マルキーニョス:簡単にはたけばいいところ、今日は持ちすぎた。
興梠:殊勲の決勝点。FW陣の競争激化は嬉しいことだ。
増田・遠藤:時間少なくやや空回ったか。悪くはなかったが、厳しいが、少ないチャンスをモノにしなければならない。

広島は下馬評と異なり守備的に来た。
が、セットプレーやFWとの1対1などで、その守備にはほころびが見られた。
特にGK。鹿島の選手が前からボールを奪いに来るのは分かりきっているのに、なぜかゴールキックはDFへ直接渡す短いものばかり。
得点にこそつながらなかったが、そこでのミスから前半2回鹿島のチャンスが生まれた。
後半は完全に読まれて長いのを蹴らざるを得なくなったが、これももうひとつ。ストヤノフが自らゴールキックを蹴りに行こうとしたほど。
GKの補強が必要なように感じた。

あとはなんといっても佐藤寿人である。
ポジショニング、裏への飛び出し、そしてポストプレーもうまい。
縦に出たボールに対しての反応が素早く、ボールに触るのが早い。
PKを奪ったファウルのもらい方もうまい。
広島のサッカーの軸といえる存在。
JでもこれほどのFWは少ない。嫌な相手だが、なんとかPKの1点に押さえられたといえる。

ロスタイムでの勝ち越しという劇的な勝利だったが、そこまでに至る展開は厳しかった。コメントにも頂いた通り、後半疲労で動けなくなるのは去年の7試合未勝利と同じような展開である。FWはいい流れで来ているが、消耗激しい中盤を脅かす存在が出てきてほしいところ。今日起用された増田・遠藤ら中盤の底上げが今後の鍵となりそうだ。

最後にレフェリングについて。
扇谷主審。多分、07年浦和戦以来ではないだろうか。
新井場徹を出場させなかったことは正解である。
見ていてイラっとさせられたのは確かだが、明確な誤審は本山の2点目(これは副審の問題)くらい。この水準の審判はいくらでもJにはいるのは事実。
勝利にもかかわらずオリヴェイラが試合後のコメントを拒否するほど激怒しているようだが、何に腹を立てたかじっくり聞いてみたい。決して報道されることはないだろうが。

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posted by desafio |22:31 | 試合感想 | コメント(11) | トラックバック(0)
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2009年03月22日

J1 第三節 サンフレッチェ広島戦 展望

ホーム広島戦の展望。

スタメン予想は以下。

鹿島
FW:マルキーニョス・大迫
MF:本山・野沢
MF:青木・満男
DF:パク・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

広島
FW:佐藤寿
MF:高萩・柏木
MF:服部・森崎和・青山・ミキッチ
DF:槙野・ストヤノフ・森脇
GK:佐藤昭

水曜日上海戦で公式戦連敗を止めたアントラーズ。
小笠原満男の復帰、大迫・パクら若手の突き上げというポジティブな要素はあった。が、しかし内容はまだまだな点が多かったのも事実。

中3日、難敵広島を迎えるここは真価が問われる一戦となる。
ここで敗れればリーグ戦連敗となってしまう。

上海戦で負傷したダニーロに代わり本山が入る以外は、水曜と同じ布陣が予想される。幸い広島に高さは無いので、ダニーロが抜けることで崩れることが懸念される高さのバランスもそれほど心配はないだろう。

対戦する広島は開幕戦で横浜FMに4-2快勝。二節は大宮に2-3で敗れている。
ここまで6得点の攻撃力は脅威だが、5失点という結果からは守備の課題も見て取れる。とはいえ、二戦とも実質的にはゲームを支配しており、大宮戦もPKの失敗がなければ負けることは無かっただろう。J2を席捲したパスサッカーはJ1でも脅威といえる。
そもそも広島はカシマスタジアムを苦手としていない数少ないチーム。
ホームで負け越している相手であり、難敵である。

布陣は3-4-2-1。
J2得点王佐藤をワントップに、高萩・柏木という2シャドウ。
サイドは左服部、右ミキッチ。ボランチに森崎和と青山。
3バックは槙野・ストヤノフ・森脇、GK佐藤という布陣を予想。

流動的な前線の3人には細心の注意が必要なのは勿論だが、球の出所として森崎とストヤノフのところをまず抑えたい。特にストヤノフはDFながらビルドアップの中心。長いボールも精度が高い。反面、持ち上がったときにうまく奪えれば大きなチャンスにも繋がる。前からつぶしたい。

あとはサイドの攻防。篤人対服部、パク対ミキッチというところに注目したい。パクは本職は左サイドの高い位置。ミキッチ相手にSBとして守備でどこまでやれるかはひとつ大きなポイント。

布陣が異なるのできれいにはマッチアップしない。
ギャップができるのでそこをうまく突くことができるかがポイント。
ゼロックスの前半は3バック攻略の見本であった。
再現を期待したい。

J2首位を独走したパスサッカーだが、鹿島の中盤から前線にかけての早いプレスの標的ともなりうることは事実。まず何より走り負けないこと。忠実なチェイスとチェックが効けば、自ずとチャンスは生まれる。

07年終盤、全勝で駆け抜けた鹿島の中盤が帰ってきた。
今季最初で、連携面などに不安はある。
中3日のパフォーマンスにも懸念はある。
しかしこの4人。絶対にやってくれると思う。

大迫・パクには引き続き期待。もっとボールをもらえる工夫をし、さらなる活躍を見せて欲しい。
と同時に、3バック相手に、サイドの裏を突く興梠慎三のスピードが活きる場面もあるだろうし、田代有三のパワープレーが効いてくる局面もあるだろう。上海戦で決定機を決め切れなかった佐々木竜太も期するものがあるはずだ。試合終盤必ず出番がある。FW陣には期待をしたい。

中盤もダニーロ不在によりベンチも一枠空くことになる。
増田に加え、遠藤・川島といったメイアにとってもチャンスだ。
ポジション争いは激化の一途を辿っており、これは極めて楽しみな状況である。

攻撃力ある相手だ。
先に失点することは避けたいが、もっと避けたいのは水原戦、新潟戦のように立て続けに失点すること。
慌てず、しかし集中していきたい。

今日は天気が微妙。
バイクで強行予定。なんとかもってほしいところ。

posted by desafio |05:51 | 試合展望 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年03月19日

ACL 予選リーグ第二戦 上海申花戦@カシマサッカースタジアム

ホーム上海戦の感想。

スタメン。

鹿島
FW:マルキーニョス・大迫
MF:ダニーロ・野沢
MF:青木・満男
DF:パク・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

上海のフォーメーションは4-5-1のような形。
バルコスワントップ。フレブ弟はベンチ。

オリヴェイラは思い切った策に出た。
田代かと思われた先発に大迫を抜擢。
新井場に代わりパク。
本山の位置に満男がそのまま入った。

サブにも変更。
大道が久々にベンチ入り。
そして新井場、興梠はベンチにも入らず。

前半、上海は守備重視の戦術。
4バックの前のMF5枚もきっちり引いて守る形。
そのエリアに入るとプレスをかけてくるが、前線からのプレスは無く、攻撃にも人数はかけず11番バルコスに当てる長いボールのみ。
鹿島が、丹念なボール回しからなんとかチャンスを伺うというような展開。
ボールを動かしながらチャンスは作れていた。マルキのミドル2本、青木のミドル、満男からのスルーパスに大迫、篤人のクロスに最後野沢、など。しかし、決定的、というシーンには至らず。
逆に、右サイドからのクロスを岩政がクリア失敗、ゴール正面の相手の目の前にボールが落ちてきたときはヒヤリとした。シュートが曽ヶ端正面で助かった。さらにパクがイエローカードもらったあたりから続いたセットプレー。相手はガタイがよく、非常に脅威であった。また、相手のロングスローはJで見たこと無い長さ強さで恐ろしい。
ボールを回せども点が獲れない閉塞感漂う展開に、引いた相手をどう崩すかというのは課題だなあ、などと考えていた前半終了間際。エリアの前で青木から長いクサビのパスを受けた大迫が、素早いターンから左うまく動き出していた野沢に丁寧なスルーパス。これを野沢がGKの動きをよく見て左足でチップキック気味にゴール逆サイドへ流し込み先制。1-0。
いい時間帯に先制して前半を終える。

後半、点を獲るために前に出る上海、と予想していたところ、いきなりギアを上げたのは逆に鹿島だった。立ち上がりセットプレー崩れから最後右サイド青木の左足クロスに逆サイドのマルキが左足でシュートという大チャンス。これはGKの好セーブにあう。
満男のパスがややずれたところを青木がトラップミス、そこを奪われてバルコスがシュートを放つというピンチはあったが、これも曽ヶ端正面で助かった。セットプレー以外では、これが後半唯一のピンチと言っていい。
後半やはり少し前に出てきた上海だが、それによりむしろ鹿島の中盤のプレスは有効に機能しだす。奪って何度もいい形でチャンスを作る。野沢、青木のミドル、満男のFK、ダニーロのシュート気味のクロス、大迫のシュートなど前半よりもいい形が増えてくる。
うまく攻められず、いらいらしてきた上海の選手達は酷いラフプレーに走り始める。マルキ、ダニーロ、青木、野沢、岩政ら危ないプレーでピッチにうずくまる選手が増える。
そしてダニーロがチャージを受け倒れる。自力では動けず、田代に交代。このプレーが原因かは分からなかったが、上海の選手が二枚目のイエローで1人退場。
10人になった後はさらに鹿島攻勢。そしてついに追加点が生まれる。
左サイド、伊野波のフィードを受けて突破したマルキーニョスが中央へ折り返し。これをフリーで待っていた大迫が左足ダイレクトで強烈にゴールに突き刺して2-0。
直後大迫は増田と交代。あの得点はラストプレーであった。公式戦初スタメンは、1ゴール1アシストと素晴らしいものになった。
その後も圧倒的な攻勢。
満男のスルーパスに抜け出したマルキ、DFと競りながらも右足シュートはGKに弾かれる。
いいパス回しから右サイド満男のクロス、中央増田のヘッドは僅かにゴール左。
マルキに代わり竜太が入った後も、セットプレーからの高速カウンター。曽ヶ端→野沢→長い距離を全力疾走の篤人からすばらしいクロス→竜太左足は惜しくも外れる。
追加点が欲しいところではあったが、そのまま2-0終了。
今季ACL初勝利となった。

個人評。
曽ヶ端:安定。2回のピンチもきっちり防ぐ。フィードのミスもなし。
篤人:もっとやれると思うが及第点か。いいクロスも上げた。
岩政:高さではバルコス相手でも勝つ。が、そのヘディングがどこに飛ぶか分からず怖い。ビルドアップも相変わらず課題。
伊野波:ミス少なく、フィードも安定。
パク:大きな収穫。左サイドの目処が立った。セーフティなプレーが多かったがミスらしいミスはひとつも無い。何度か上がるが、ブラジル人コンビに無視されてしまっていたが、上がりのタイミングと、周りの使う意識でだいぶ変わってくるはずだ。後半2,3回見せた縦への突破も武器だし、最後まで衰えぬ運動量もいい。イエローはもらったが、守備での厳しいアタリも悪くない。新井場復活でハイレベルなポジション争いを期待したい。宮崎は超頑張れ。
満男:らしくないミスもあったしまだまだ。しかし守備の激しさは戻ってきていたし、横でなく前にパスを出す期待感を持って見ることが出来る。やはり存在感は際立つ。
青木:ギリギリ及第点とれたかどうかというところ。まだポジティブ青木になれていない。今日の勝利で自信を取り戻してほしい。
野沢:先制点。好調持続。倒れた後、ボールを股に挟んで立ち上がるのはファウルなの?野沢らしいと思ったが。
ダニーロ:守備攻撃とも新潟戦よりは改善。ただボール持ちすぎの感と、パス出す相手がマルキばっかりの感はある。怪我が心配。
大迫:まだまだボールを引き出す動きには課題があるが、水戸戦よりもうまくなっているのが分かる。付いていたDFはバルカノフ、あいつ以外ならばもう1点くらい行けた気がする。得点は利き足で無い左足ダイレクト。強烈であった。ここをフカすのが鹿島の日本人FWの系譜なのだが・・・。偉大なストライカーの第一歩である。
マルキ:下がったり、サイドにはったりでチャンスを多く作り、自ら決定機も作った。こっちももうワンテンポ球離れが早いといい。
田代:途中出場で悪くない働きを見せ続けているが、そろそろ点がほしい。
増田:2回、ヘッドの決定機があった。守備でも動き回る。気迫が見えて好印象。またチャンスをあげたくなる働き。
竜太:わずか5分で決定機2回。決めたかった。

オリヴェイラの荒療治。さすがに驚いたが結果は吉と出た。
パク・大迫とも目処が立ったのは大きい。
オリヴェイラは、基本的には、勝っているときは変えない。
次のJ第三節、広島戦でも2人の起用の可能性は高いだろう。

相手の決定機2回がともにGKの正面を突くラッキーはあった。
セットプレーの守備は相変わらず不安な感じ。
前半の閉塞感も、セレーゾ時代の「回せども点獲れず」をちょいと思い起こさせた。
後半の決定機も決められなかった。
課題はやはり多いが、そもそも結果が第一。
勝ち点3を取れたことが何より大きい。
また、初スタメン2人ということを考えれば収穫の方が大。
上出来といえる内容だろう。

上海はしかし、水原とは明らかに力の差があった。
メンバーの能力も、バルコス・ミリガン・バルカノフの3人の外国人が突出。厳しいプレスに慣れておらず、バルカノフとミリガン以外はプレスをしのいでつなぐということがあまり出来ていない。
カンフーサッカーも酷い。ダニーロが軽傷であることを祈りたい。
アウェイでもラフプレーには注意だし、フレブ弟が復帰すると手強くはなるだろうが、しかしこのグループ最大の敵はやはり水原という感に変わりは無い。GWのホームで叩きたい。

それにしても大迫である。
勿論、ボールを触る回数自体が少なくて、課題は多くまだまだではあるのだが、見ていて本当にワクワク感がある。
サイドに流れたり、裏を狙ったりという形でなく、1点目のように中央に構えてクサビのパスをしっかり収めるという役割をこなすところも凄くいい。
初スタメン、初アシスト、そして初ゴール。
やはり、何か持っているということだろう。
公式戦初ゴールを直接見ることができた私は、素直に嬉しくてたまらない。

とにかく、ここでACLを終える訳にはいかなかった。
本当に重要な一戦で勝利できてよかった。
水原戦からたった1週間、しかし苦しかった。

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2009年03月18日

ACL 予選リーグ第二戦 上海申花戦 展望

ホーム上海戦の展望。

スタメン予想は以下。

鹿島
FW:マルキーニョス・田代
MF:本山・野沢
MF:青木・満男
DF:パク・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

上海は不明。
例により、J'sのプレビューチーム紹介を参照。

公式戦連敗となった鹿島。
オリヴェイラはスタメン入れ替えを示唆した模様。
J'sのプレビューに紅白戦の情報が出ている。

新潟戦前半で退いた、興梠→田代。
同じく、新井場→パク。
そして、満男の起用。
以上は濃厚のようである。

満男起用により、外れるのは本山か?
本山は前に上げてダニーロを外すか?
田代が入るのであれば、高さのバランスが崩れることを懸念する必要はなくなるため、ダニーロをベンチに置くと考える。交代カードとしても非常に有効だ。
好調野沢は外さない方がよいと思う。

さらに言うと、
ミスを犯した伊野波→大岩
もありうるかと思っていたがさすがにそれはなさそうだ。

新たな布陣で、力を見せられるか。
パクにはびびらずに思い切って行ってほしい。

上海は中国超級2位。
ACLのために7億円ともいわれる資金で補強を敢行。
DFのバルカノフ、MFのミリガン、フレブ、FWのバルコスと4人の外国人選手を擁する。ミリガンはオーストラリアの選手で、アジア枠により4人とも出場可能である。注目の、アーセナル、じゃなくてバルセロナのフレブの弟は、怪我で出場は怪しいらしいが。

攻撃に特徴があるチームらしい。
中国リーグは未だ開幕しておらず、連携などチームの完成度が高くないという点は鹿島にとってはプラスといえるが、相手が中1週で休養十分という点はマイナスだ。

鹿島は昨季同じ中国の北京相手に非常に苦しんだ(1勝1敗)し、上海相手には第一回ACLでもタイで苦杯を喫している。非常に難敵であるが、しかしここで敗れると早くも予選突破は苦しくなる。

鹿島はホームで外国勢に敗れたことはないので信じてはいるが、引き分けでもまずい。なんとか勝ちをもぎ取ってほしい。気迫で負けるな。

ここは胃が痛くなるほどに非常に重要な一戦である。
厳しいときこそ支えるのがサポーター。
是非少しでも多くの人にスタジアムに訪れていただきたい。

平日開催の厳しさは分かっているつもりだが、いつも思っている。
水曜ナイターのACLでも、ホームではスタジアムをサポーターで埋めてやりたい。
このような駄文を書いている最大の意味もそこにある。
拙ブログを御覧になった方が1人でもスタジアムへ足を運んでくれれば望外の喜びだ。

無論自分も参戦予定。
高速バスかしま号次第だが、キックオフギリギリには間に合うと思われる。

posted by desafio |01:55 | 試合展望 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年03月15日

J1 第二節 アルビレックス新潟戦@東北電力ビッグスワンスタジアム

アウェイ新潟戦の感想。

スタメン。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:ダニーロ・野沢
MF:青木・本山
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

新潟
FW:ペドロ・大島・矢野
MF:松下・本間・マルシオ
DF:ジウトン・永田・千代反田・内田
GK:北野

満男復帰は見送り、今季ゼロックスから公式戦4戦同様の布陣。
新潟は予想通り。

立ち上がり、サイドを基点に攻める新潟を相手に鹿島は「様子見」。
しかし、その時間帯に立て続けに失点してしまう。
セットプレー松下のフリーキックをニアで矢野がバックヘッド気味にあわせたボールは絶妙のコースへ飛ぶ。曽ヶ端さわるもそのままゴールへ。0-1。先制を許す。
さらに直後、伊野波のトラップミスをマルシオリシャルデスに奪われる。スルーパスが鹿島右サイドのペドロジュニオールへ通り、GKと1対1、これをファー側に冷静に左足で流し込まれて0-2。
いきなり2点のビハインドを許す展開。
その後はさすがにボールを支配、野沢やマルキのシュートなどチャンスも作るが、しかし、フィニッシュまでなかなか持ち込めず、寧ろ中盤の不用意なパスミスや、サイドを変える長いボール、FWへの長いボールも通らずに狙われ、カウンターからピンチを招くこと数回。
セットプレーでクリアし切れず、危ないシーンもあった。
不甲斐無い内容で前半終了。

後半頭からオリヴェイラが動く。
興梠に代え田代、新井場に代え満男。
興梠はボールをもらう機会が無く、サイドも埋まってしまい得意の仕掛けも少なく厳しい内容。
新井場もサイドチェンジやクロスの精度を欠いた。今季はこれまで今ひとつ。
布陣は、驚きのダニーロ左サイドバック起用。満男ボランチで、本山は二列目に。
満男起用で攻撃にリズムが出る。
引いた相手に対し鹿島がボールを支配する展開。
右サイドマルキの突破中央野沢というシーンが最大の決定機か。
CKやFKのチャンスも多く、岩政ヘッドドンピシャというシーンもあったがDFに弾かれる。
新潟の攻撃は後半はペドロジュニオール、マルシオリシャルデスの単騎ドリブル突進のみ。矢野や大島はサイドバック近くまで下がって守備。前がかりのためシュートは何本か撃たれたが全て枠からは外れた。
最後は本山に代えて大迫が登場。Jデビューとなる。
中3日と中7日と、コンディション的には優位に立つ相手を圧倒したが、点が獲れず。最後ロスタイムにセットプレーの流れから残っていた岩政がヘッドで1点を返すが、それまで。
1-2敗戦。今季早くもリーグ戦初黒星。ACLから連敗となってしまった。

個人評。
曽ヶ端:失点はやむなしも、キックの精度が悪い。1点目も欲を言えばかき出してほしかった。
篤人:対面のペドロに苦労し前半は前に上がれず。後半は持ち味を見せたが、クロスの精度はもうひとつ。田代がいるので高いボールでもよかった。
岩政:高さではしっかり勝ち、大島に仕事をさせず。1得点。注文があるとすればビルドアップの部分か。
伊野波:2点目のミスが痛い。それ以外は青木と共によく走って裏をカバーしていたが、あれをやってしまうと厳しい。
新井場:効果的な攻め上がりはほとんどなく、サイドチェンジなどでミス連発。交代も止むなしの出来。
青木:キョドってた。パスミス多く、何年か前を見ているようなかんじ。
本山:バランスをとって悪くない出来に見えたが・・・。
ダニーロ:田代めがけた砲台としては割と機能したサイドバックだが、やはり最終ラインだけに怖い。
野沢:動きにキレはあり、好調をうかがわせる。後半終盤はやや疲労。
興梠:ボールをほとんど触れず得意の仕掛けもなし、シュートもなし。
マルキ:後半は戦術かボールほしがってか下がってしまった。何度かあったチャンスも枠に飛ばせず。
満男:中盤の底にいると締まる。満男が入ることにより、中盤の選手間の距離感がよくなり、パス回しは格段に上がる。
田代:高さ強さはヘッドやジャンピング胸パスなどで見せた。ポストプレーは悪くない出来も、得点チャンスは少ない。
大迫:エリア内のサイド突破は武器になる。最後撃ってもよかった。ただ、まだまだボール触る回数が少ない。逆の展開、スペースがあるところで使ってみたいところ。

内弁慶と言われるが、内にも負けてしまった。
G大阪、浦和と連勝で何か緩んだか?
前半は正直なところ新潟に来たことを後悔する出来であった。
新潟の3トップには苦しんだが、しかし失点はセットプレーと自らのミス。相手のシステム関係ない。
立ち上がりから2失点では、J1勢相手にはどう考えても厳しい。
しかしメンバーを入れ替えた後半は、2点リードの相手が引いていたとはいえ、今季最もボールを支配し、攻めていた展開であった。後半序盤の決定機、いくつかあったセットプレーのチャンスを決めていればというところ。満男効果は歴然。いつまでも満男に頼るわけには行かないのだが、それでも今は早くスタメンに戻ってきてほしい。

ということで、前半の内容のまま終わっていたらさすがにブーイングものの内容ではあったが、後半に気持ちは見えたので拍手で迎えた。
セットプレーは気をつけてほしいが0点にはできない。やられることもありうる。2点目のようなミスは絶対に犯さないことだ。
立ち上がりの悪さ、崩しきれなかったところも課題。もっとシンプルに前に蹴る、早めにミドルを撃つといった工夫は必要かもしれない。

どうもレギュラー組の出来がよくないだけに、ここはサブ組は大チャンスである。連敗でスタメンも変わると見る。この日登場した大迫もそうだし、新井場のあの出来では朴の起用もありえるだろう。興梠もノーゴールで、田代や竜太にもチャンスはある。中盤では増田や遠藤にもチャンスを与えたい。満男起用だけではなく、若手の突き上げで復調にもっていきたいところ。

中2日、ホーム上海申花戦。切り替えてここは勝利しなければ、グループ2位すら危うくなる。必勝の一戦。

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posted by desafio |22:30 | 試合感想 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年03月15日

J1 第二節 アルビレックス新潟戦 展望

アウェイ新潟戦の展望。

スタメン予想は以下。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:本山・野沢
MF:青木・満男
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

新潟
FW:ペドロ・大島・矢野
MF:松下・本間・マルシオ
DF:ジウトン・永田・千代反田・内田
GK:北野

衝撃のACL水原戦大敗から中3日。アウェイ新潟戦を迎える。
小笠原満男スタメン復帰を予想したがどうだろうか。
二列目に本山を上げる。
ダニーロはサブとしてベンチに温存。
この形が一番だと個人的には考える。
ただ、新潟は高さある相手だけにダニーロ・田代ともに控えとなると不安でもある。

2週間で5試合。2試合目に早くも躓いた。
ハードワークをベースとする鹿島のサッカー。
疲労がたまったときのパフォーマンス低下は昨季からの課題ではあるが、ここで崩れては昨季以下となってしまう。
昨季の個人的ベストゲーム、ホーム清水戦はACL敗退直後、中3日。
気持ちの持ち方ひとつであれほど変われるということがよく分かった試合であった。
まずは強い精神力で、気持ちで相手に負けないことを求めたい。
自分たちのサッカーが出来れば、おのずと結果は出る。

オリヴェイラが言うように、我々はまだ何も失っていない。

新潟とは、昨季1勝1分。アウェイでは相手の調子が悪く、本山退場ながらも2-0完勝。ホームでは残留争いの渦中で引いて守る相手を崩しきれずにスコアレスドローに終わっている。

新潟は今オフ、得点力不足解消のために大島、ペドロジュニオールらを獲得し前線にテコ入れ。その効果がしっかりと表れた開幕戦は、FC東京のまずい守備もあり4-1と快勝。
ホーム開幕戦の今節は、非常に気合が入っているものと予想される。
スタメン予想は同じと予想。
右サイドバックのジウトンが怪我という報道もあったが問題は無さそう。

3トップという形は鹿島いまひとつ得意ではないだけに要注意。
3枚すべて180cm以上と高さがあり、さらにCB2枚も高いだけに、セットプレーには注意が必要だ。FC東京戦でも2得点がセットプレー。
あとは、前の選手が変わっても攻撃の中心となっているマルシオリシャルデス、古巣相手に気合を見せるであろう内田潤、といったあたりが注意すべき選手。
手強い相手だが、リーグ戦無失点は継続したい。

永田・千代反田の2枚を興梠慎三がちぎりすててゴールする姿を見たい。スコアレスの昨季もGKと1対1の決定機は作っており、スピードを活かした飛び出し、裏への抜け出しといったところからチャンスは作れるはずだ。

久々のビッグスワン参戦予定。
仕事が忙しくチケット以外全く準備していないが、山形みたいな大雪にはならないよね・・・?

posted by desafio |01:39 | 試合展望 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2009年03月11日

ACL 予選リーグ第一戦 水原三星ブルーウイングス戦@水原W杯スタジアム

アウェイ水原戦の感想。テレビ観戦。

スタメン。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:ダニーロ・野沢
MF:青木・本山
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

以下、観戦しながらのメモをまとめたもの。

鹿島選手はゴールドの3rdユニフォームで登場。
下は濃紺のほうが締まると思うが、白は白でなかなか。

前半。
鹿島はオフサイド2回。ライン高い水原。
相手7番が抜け出しかけたところ伊野波ファウル。
ファーストシュートは相手20番。
新井場ダニーロで左サイドチャンス作る。
オフサイド多い。
鹿島は裏へのボールが通らない。
曽ヶ端飛び出しクリアも拾われシュート。伊野波カバー。
簡単に笛を吹く審判。
立ち上がり10分左サイドからチャンス。
ダニマルキとワンツーで抜け出しダニーロシュートもGK正面。
マルキミドルも正面。
本山と野沢ワンツーも流れてGKキャッチ。
エドゥーを伊野波1対1防ぐ。
オフサイド?向かって左の線審はちょっと?
マルキ前線からのチェイスでCK獲得。
CKクリアを再度野沢がクロス、最後岩政ヘッドもオフサイド。
相手7番抜け出すも伊野波カバー。CK。精度低く助かる。
審判すぐ笛。
興梠が倒され、野沢右サイドからのFK。弾かれる。
こう着状態。
何度かサイドをえぐられるも大丈夫。
曽ヶ端前に出るも、9番シュートミスで助かる。
岩政攻め上がりからボールを奪われピンチ。何とか凌ぐ。
コロ右サイドからDF振り切りエリア内進入して折り返し。
マルキ打てず後ろに流し、最後本山シュートは外れる。
ダニーロ、ヘディングで競ったところにハンドでイエロー。
相手9番のFKからエリア内こぼれるもダニーロなんとかかきだす。
曽ヶ端のスローが相手に直接渡る。凌いだ。
パスミスが多すぎる。
右サイド突破、篤人クロスにマルキヘッドも外れる。
9番とマッチアップする伊野波にファウル多し。
そのFK、弾いたところ、こぼれ球を5番に決められる。
直後、カウンター、15番の左サイドクロスから9番フリーで2点目。
前半終了間際に二失点。0-2。

後半。
バイタルエリアでセカンドボール拾われる。
19番綺麗に抜け出されてシュート、大ピンチも曽ヶ端ナイスセーブ。
マルキ興梠の連携から鹿島CKゲット。
岩政ヘッドも外れる。
鹿島、パスが徐々にまわりだす。
水原セットプレーのこぼれが怖い。最後はミドルも外れる。
CKまたこぼれる。最後危ないが何とか凌ぐ。
名波「アントラーズが32チーム中一番欲しいんじゃないですかね。このタイトル。」
欲しいよ名波。
交代:興梠→田代
19番の流れたトラップ、岩政さわれず、シュートもまた曽ヶ端ナイスセーブ。
交代:本山→満男
田代脅威の高さ見せる。
新井場→田代ヘッド→マルキシュートもGKはじく。
満男→篤人→ダニーロ→野沢→マルキシュートもGKはじく。
相手倒れるもプレーを続ける満男。らしい。
満男ボール奪取から最後左サイド新井場クロス。CKゲット。
CKは弾かれる。
長いFKから、ヘッドで落としたところワンツーで繋がれ、相手15番に左サイド抜け出される。シュートは曽ヶ端はじくもゴール。3失点目。
交代:野沢→竜太
竜太右サイドゴリゴリと突破。
満男投入でリズムは出る。
鹿島攻勢もゴールが遠い。
CKから水原カウンター、相手GKのキックが素晴らしい。何とか凌ぐ。
セットプレーの流れからダニーロ抜かれ右サイド崩される、中央折り返しを6番にコースを突く丁寧なシュートを決められ4失点目。0-4。
篤人クロスからマルキヘッド叩き付けゴール。1点返す。1-4。
試合終了。

個人評は割愛する。出来は最悪であった。

まず、パスミスがあまりにも多すぎる。
全然、ボールが足につかない。大きい。
ピッチとボールへの慣れの問題もあるのなら、克服しなければならない。

そして、審判への対応。
ファウルをよくとったが、これを怖がるあまり(伊野波のファウルが先制点の起点となったこともあったか)、厳しいプレスに行けなくなってしまっていた。

根本的には、水原の選手のほうがハードワークしていたということだ。
負けてはならないところで負けてしまった。

光明は、満男の復活。
投入後に明らかにリズムは変わった。
厳しいプレスでボール奪取、そこから攻撃の起点となった。
最後の1点も満男のボール奪取から。
恐らくスタメンに戻ってくる。

そして田代の復調。高さでは相手5番も完全に凌駕。
足元でうまくつながらないときは、田代の高さに逃げるオプションは貴重。

あとは、名波浩の鹿島愛。
名波の解説はいい。
「想定外」を連発していた。裏切ってしまって申し訳ない気持ちとなる。

鹿島が悪かったとはいえ、水原は強い。
特にフィジカルは脅威を感じた。
9番エドゥーは前評判通りのストライカー。
それに絡む7番。両サイド、特に左19番の運動量。
あとはボランチ6番。ダニーロに高さで簡単に勝ち、青木のプレスにも耐えボールを失わない。最後得点まで決めた。
GKもあの体型と年齢でさすがの出来。特にフィードがいい。

屈辱の完敗。
90分での4失点は昨季1試合も無い。
完膚なきまでにやられたと言えよう。

この敗戦を、心に刻んでおこう。
我らの2009年ACLはここから始まる。
この借りはホームで晴らす。
最後の1点は、反撃への狼煙である。

日曜はアウェイ新潟戦、水曜はホーム上海申花戦。
下を向いている時間は無いぞ。

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posted by desafio |23:09 | 試合感想 | コメント(10) | トラックバック(1)
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2009年03月10日

ACL予選リーグ第一戦 水原三星ブルーウイングス戦 展望

アウェイ水原戦の展望。

スタメン予想は以下。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:ダニーロ・野沢
MF:青木・本山
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

水原は選手を把握できず、予想できない。

ACLの開幕も明日に控える。
鹿島の先発は浦和戦と同様となるようだ。
小笠原満男が先発復帰を熱望していたが、もう少し先になる模様。

相手の水原は昨季の韓国Kリーグチャンピオン。
それだけではなく、国内全てのタイトルを総なめにし、Kリーグ随一の観客動員数を誇るまさに韓国最強のクラブである。
率いるのは韓国の英雄チャ・ボングン。

J'sの対戦相手紹介や、プレビュー、それからスポナビの記事などを参照いただいたほうが詳しい。
事前情報としては十分だろう。

私が知っている選手といえば、以下のようなところか。
中川家こと韓国代表不動のGKイ・ウンジェ。
フェイエノールトで小野と共に活躍したソン・ジョングッ。
昨年のJOMOカップで2得点のブラジル人ストライカー、エドゥー。
中国から移籍の首絞め王子ことリー・ウェイフォン。

やはり大宮に移籍のマト、京都に移籍のイ・ジョンスが抜けたDFラインの再構築が課題のようで、Kリーグ第一節のスーパーカップでは前年度カップ王者の浦項スティーラーズに2-3で敗戦。

この浦項は開幕前に日本で調整しており、浦和に敗戦を喫したりしていた相手。単純比較においては勝てる相手だが、サッカーはそれほど簡単ではない。

どうやら3バック主体のチームのようであるから、サイド攻撃がポイントとなるだろう。
ゼロックスのG大阪戦のような攻略が基本。
フィジカルを活かしたセットプレーや、ボールや慣れないピッチでの軽率なパスミスにも気を付けたい。
浦和戦でも垣間見えた課題だけに注意が必要だ

そして何よりもラフプレーには要注意である。
そもそも危険な韓国相手に加え、カンフーサッカーの体現者、首絞め王子まで加わった。
特に、リードした終盤などはラフプレーに走りがちだ。
この試合だけでなく、今季、いや選手生命にもかかわる可能性があるだけに、とにかく怪我が無いことを祈る。

開幕から好調。鹿島の実力が発揮できれば勝利は間違いない。
しかし、アジアでは何が起こるか分からない。
その是非は置いておくとして、韓国・中国のプレーヤーは、こと日本戦においては何割増かの異常なまでの力を発揮する。
最初に予選最強の相手とアウェイでの対戦。
油断せず、敬意を持って戦えば結果は見えてくる。

最後に、オリヴェイラとパク・チュホへのインタビューから。

---
Q:パク選手へ質問です。鹿島のサッカーは、どういうスタイルのサッカーをやっていますか?(韓国メディアから) 

●パク・チュホ選手(鹿島): 
「鹿島はすごくチャンピオンらしいチームだと思います。 
なによりすごくスピードが速い。速いサッカーをやっていると感じています。 
他のチームよりも、すべてが先を行っているチームだと思います。 
システムだけでなく、すべてにおいてです」 
---

すべてにおいて、先にいっているというそのサッカーを見せつけ、勝利を。
日本から祈る。

posted by desafio |21:39 | 試合感想 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年03月09日

開幕戦 追記

録画を見返したりしたので、開幕戦について追記。

鹿島ゴール裏のビッグフラッグはいつだってあんなものである。
いちいち反応していただけるのは浦和サポーターくらい。
声は去年よりはだいぶ小さかったが。
まあ、なかなか綺麗に広がらないことも含め、暖かく見守っていただきたいものだ。

何にせよ、この開幕戦については、残念な出来事は起こらず、変な遺恨も残らずほっとしているというのが正直なところだ。

ジーコ像も厳重警備で悪戯を回避。

---
開幕戦の戦評として、いろいろなところで目にした言葉。
「現時点での完成度・成熟度の差」
それは確かにそうだが、今の鹿島を「完成している」と捉える向きには大いに反論する。
当然、鹿島アントラーズのサッカーは、ここが完成形ではない。
まだまだ上があるし、課題だって多い。
現状維持では、後退するばかりである。

フィンケ氏には、浦和で是非パスサッカーを完成させてほしい。
12月5日最終節、鹿島はそれを上回るサッカーで再び浦和を粉砕し、敵地でオリヴェイラの誕生日を祝うことにする。

---
今季からアナウンスがボールボーイからボールパーソンになっていた。
そのボールパーソンはマルキの得点でガッツポーズ。
もっと笑ったのは1点目、カメラマンが撮影放棄してガッツポーズ。
写真撮れよという。

---
それにしても、闘莉王がいい人になっていて驚いた。
 オリヴェイラに熱い抱擁で挨拶したり、
 篤人に脱げたスパイクを履きやすいように紐を解いてから渡したり、
 試合終了後、笑顔で満男と挨拶したり。
中の人が変わったのかと思うほど、きれいな闘莉王。
冗談はさておき、攻撃参加も少なく、本当にちょっと元気がなかったかな。
セットプレーでは相変わらず怖かったが。

---
もう明後日にはACLも始まる。チームは既に敵地韓国に乗り込み調整中。
初戦はいきなりアウェイでグループ最大の難敵である水原三星ブルーウイングスとの対戦となる。Jリーグと同様、いやむしろそれ以上に重要な初戦である。
平日アウェイ、しかも海外となると極めて参戦は厳しい。
いろいろと画策したが難しく、日本より勝利を祈念する。

分析は明日。

posted by desafio |20:49 | その他サッカー関連 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年03月07日

J1 第一節 浦和レッドダイヤモンズ戦@カシマサッカースタジアム

ホーム浦和戦の感想。

スタメン。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:ダニーロ・野沢
MF:青木・本山
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

浦和
FW:高原・田中
MF:原口・ポンテ
MF:阿部・鈴木
DF:平川・闘莉王・坪井・細貝
GK:都築

さすがに開幕浦和戦。大変な混雑。
試合前、スタジアムに百里基地から戦闘機飛来。
木山裕策氏の国歌はうまかった。
失笑が漏れた昨季とは偉い違いである。

スタメンは両チームとも予想通り。
キックオフ直後は鹿島は様子見。浦和ペース。
中盤、確かにパスをつないでくる。
サイドで何回か崩される。右SB細貝、ポンテ、そして最後高原クロス、それにあわせたオープニングシュートは原口。
鹿島はきっちりと中盤でプレス。シュートにはDFがきっちりコースに入る。堅守でリズムを作る。
最初のチャンスは曽ヶ端のロングスローから。興梠左サイド突破。中央野沢がスルスルとエリア内左に侵入。丁寧な折り返しをマルキに送るがこれをトラップ浮かせてしまいシュートが遅れ戻った田中達也にブロックされる。これは決めて欲しかった。
少しずつ鹿島も反撃。2トップがいい動きで裏をとり、ボールを奪うとそこへ的確なパスが出る。最後のところでミスが出たり、相手のディフェンスにあったりしたが、得点の気配は漂う。
先制点は自陣での相手FKのカウンターから。FKをキャッチした曽ヶ端がピンポイントで相手陣のマルキへ。マルキはマークしていた相手左サイド平川をぶち抜いてエリア内侵入。折り返しを野沢が決める。先制1-0。このとき、中央に野沢、左興梠、野沢の後ろに篤人と3人がフリーで走りこんでいる。まさに決定的な形で、威力あるカウンターであった。
その後も速攻から何度か好機は作る。
マルキのミドルシュートは枠外。野沢のFKは都築のファインセーブ。
浦和にボールは回させつつも決定機はほとんどなし。
逆に鹿島が、相手CKやFK、そしてパスミスやパスカットからの鋭いカウンターで何度もゴールを脅かすという展開で前半終了。

後半も展開は変わらず。
相手CKのクリアをマルキ→野沢→篤人→マルキと流れるように連携。最後はマルキがエリア右入ってすぐの位置からシュート。都築横っ飛びも及ばず。2-0。追加点。
ここも素晴らしい展開。マルキはヘッドでダイレクト、野沢はそれを頭でトラップ、地面に落さずダイレクトでパスを前に送る。相手のプレスを受けつつもボールを失わず展開。篤人が左足できっちりマルキへとつなぐ。最後は青木が右サイドにランニングでDFを引き付け、マルキのシュートコースを広げている。逆の左サイドには興梠、野沢、篤人が走りこんでいる。
その後、浦和は選手交代を見せ、攻めあがるが決定機は少な目。
阿部勇樹のミドルシュートは曽ヶ端が好セーブを見せる。
田中達也は怖かったが、DFラインは集中。オフサイドも何度もとった。
闘莉王も時折上がり、坪井が一人残るだけの広大なスペースをマルキ、興梠と野沢が攻めるが、惜しいところで持ちすぎたりして追加点は決めきれない。
興梠に代えて田代、野沢に代えて増田を投入。
両選手ともなかなかの働きでチャンスを演出。増田の強引な突破から岩政へのクロスはよかった。
最後はついにダニーロに代わって小笠原満男が登場。スタジアムが沸く。岩政にキャプテンマークを譲り受ける。FKを増田にあわせるなど、キックの精度は高い。守備でも相手を追い回しボール奪取。いい動きを見せた復帰第一戦であった。
本山と満男のワンツーが通ったところで試合終了。
2-0快勝。好スタートを切った。

個人評。
曽ヶ端:バックパスの処理をミスした以外は安定。攻撃の第一歩となるリスタート時のキックやスローも冴える。先制点の起点となるマルキへのキックの精度はさすが。
篤人:守備で安定。数は少なめながら機を見た鋭い攻撃参加を見せる。イエローはもったいない。
岩政:無失点に貢献。最終ラインでクロスを弾き返し、シュートには体を張った。足元にも無難に対応。セットプレーで闘莉王に競り負けたのはちと残念。
伊野波:同じく無失点に貢献。岩政との連携でラインを上げ、オフサイドもよくとった。惜しいミドルシュート1本。フィードの精度はいまひとつ。
新井場:攻撃参加少ない。相手左サイドの攻撃に手を焼き、守備に追われた。
青木:守備は抜群の出来。豊富な運動量で相手中盤に厳しいプレスをかけ続けた。ヘディングも強い。攻撃時は判断をもう一歩早くしてほしいし、アイディアも少し物足りない。
本山:フル出場がまず何より嬉しい。ポジショニングも向上、素晴らしいボールの捌き。
野沢:先制点。相変わらずの抜群のキレ。カウンターで必ず中央に走りこんでいる。両FWがサイドに開いたとき中央に出てくるタイミングとポジションが絶妙。今年はやってくれそうだ。
ダニーロ:高さ、キープ力での貢献は変わらず、昨季とは異なる高い守備意識でディフェンス面でも貢献。CKはグラウンダーで直接狙った?
興梠:相手DFにとって脅威となるスピードを披露。特にサイドに流れて攻撃の起点となり、周りを活かしたが、シュートは少なかった。
マルキーニョス:さすがの1得点1アシスト。しかしもっと決定機はあったが決めきれず、またカウンター時に持ちすぎて惜しいボールの失い方をしている。まだまだ途上で、これから期待できる。
田代:高さで闘莉王に競り勝つ。篤人のクロスに後一歩などチャンスも作る。あの空振りはね・・・決めときたかったが、まあ気合が入りすぎたか。
増田:いいプレーを見せた。無難な横パスではなく突破を選択。やはり適性は二列目か。
満男:復帰が素直に嬉しい。おかえりなさい。

浦和のサッカーについては、攻撃面でも決定機は作れず、守備面もカウンターでバタバタ。サッカーが変わるとか変わったとか前評判を聞いているが、正直やろうとしていることはあまり見えなかったように思う。課題は山積と思うが、攻守の切替の遅さ、サイドバックの物足りなさというのは見ていて感じる。
やはり時間がかかるというのが印象である。あのクラブとサポーターがどこまで我慢できるか。

一方の鹿島。
DFは安定。前線からのプレスも最後まで衰えず。
いつもはカウンターで人数が足りないイメージがあったが、今日は何人もが攻め上がり、本当に迫力があった。ほぼ完勝といえる内容であったが、しかしまだまだである。
そもそも今日の内容で2得点は少ない。もっと決められる。
セットプレーでのポンテの正確なキック、阿部・闘莉王のヘッドは強く危険であった。きちんと競っていたので枠へは飛ばなかったが、できれば先に触りたい。
サイドを代えるボールを中盤で奪われるのは危険である。ダニーロ・本山あたり、気を付けたい。

Jリーグは好スタートを切ることができたが、次、ACLの初戦もすぐである。
水曜日はアウェイで韓国王者水原三星と対戦。
またしても強豪である。油断なく行きたい。

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posted by desafio |23:08 | 試合感想 | コメント(10) | トラックバック(2)
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2009年03月06日

J1 第一節 浦和レッドダイヤモンズ戦 展望

ホーム浦和戦の展望。

スタメン予想は以下。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:ダニーロ・野沢
MF:青木・本山
DF:新井場・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

浦和
FW:高原・田中
MF:原口・ポンテ
MF:阿部・鈴木
DF:平川・闘莉王・坪井・細貝
GK:都築

ようやく訪れた2009シーズンの開幕戦。
鹿島は2週間前のPSMで水戸を4-0、1週間前のゼロックスでG大阪を3-0でそれぞれ一蹴。
PSMで不満であったレギュラー組の動きもゼロックスでは大幅に改善。
まだまだ細かいミスがあるし、連携面でも不満はあるものの、出足の鋭さ、玉際の強さ、攻守の切替の速さ、といった基本的な面については現時点では上々の出来と言える。

予想スタメンは水戸戦・G大阪戦と同様で堅い。
PSMから続くボランチ本山は時間を重ねフィット感を増しており心配はない。
注目はむしろベンチ。
ゼロックスでは、小澤、大岩、朴、増田、田代、竜太、大迫というサブだったが、この開幕戦は靭帯損傷から脅威の回復を見せる小笠原満男が復帰の可能性もある。既に紅白戦にも出場。主将の復活は心強い。
3人のFWのうち、竜太か大迫が外れる形になるか。中盤、前線とも厳しいポジション争いである。

対戦相手の浦和。
昨季無冠、リーグ戦7位という結果にゲルト・エンゲルス解任。後任にフォルカー・フィンケが就任。
今季は「個」に頼った戦術ではなく、ポゼッションとパスサッカーを標榜する。
鹿島と対照的な早めの始動で、多くの練習試合を重ねている。
対戦相手もあるだろうがここまでのところ好調で、こちらも順調な調整は伺える。
1週間前には大宮に2-1勝利、水戸にはサブ組中心で2-3敗戦。

昨季は1分1敗。近年特にホームでの分が悪く、2003年シーズン以来カシマでの勝利が無い相手。
補強もなく、むしろ永井・相馬という主力を放出で戦力的には減だが、そもそも選手の質は高く、難敵である。

エメルソン、ワシントン、小野伸二そして永井雄一郎と、かつて煮え湯を飲まされた選手は次々とチームを去った現在の浦和だが、注意が必要なのは田中達也とロブソン・ポンテだろう。
鹿島戦に強い田中は言うに及ばず。一昨年のMVPポンテも復調すればJでは最高級の攻撃的MFである。
初物に弱い鹿島、出てきたら原口にも注意したい。

あとはなんといっても闘莉王である。
対鹿島戦で3戦連続のハンド。うち笛を吹かれたのは1回だけ。
またミドルシュートを叩き落されるかもしれない。

それ以外にも不可解な判定が多いこのカード。
注目の開幕戦。何より審判の公正な笛が期待される。
そして選手は苛立たないことである。
自らのタスクを完遂すれば、9人対12人でも勝利できることは2007年の敵地で実証している。

布陣は4-2-3-1か。
FWは高原と田中達也が縦に並ぶ形。
SBは右細貝、左平川。昨季、同様の起用でエンゲルスは酷評された。今度はどうか。
闘莉王のいつもの三味線(出ない出ない詐欺)が多少気になるが、普通に出てくると見る。
この布陣の肝はサイド。
鹿島はサイドで数的有利を作られると苦しい。昨季アウェイFC東京戦で見えた課題。
きっちり克服していると信じている。

ちなみに私が考える鹿島のもうひとつの課題は、ドン引き中盤省略の相手をどう崩すか。昨季アウェイ浦和戦や、ホーム新潟戦。
まあ、今季の浦和の前評判的にはこのような展開はありえないだろう。期待している。
パスをつないでくれれば、中盤でプレスは効果的。
鹿島得意の素早い守から攻への切り替えも有効に機能する。
昨季までの堅守から、縦へ「個」を活かした攻撃、それは鹿島が苦手とするところであった。
変わろうとしている浦和のやり方、それは鹿島にとってはむしろ有利に働くと見る。
ポゼッション・パスサッカーという自らのやり方を貫いてくれれば、いずれにせよ面白い試合になることは間違いないだろう。

前人未踏のリーグ3連覇。
悲願のアジア制覇。
そして全タイトル制覇へ。
2009年シーズン、大いなる飛躍のためにまた新たに始まる挑戦。
その第一歩であるホームでの開幕戦。
勝利しかない。

しかし驚きの天候回復。絶好のサッカー日和となりそうだ。

posted by desafio |21:05 | 試合展望 | コメント(3) | トラックバック(0)
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