2009年07月02日

J1 第十節 名古屋グランパス戦@瑞穂陸上競技場

アウェイ名古屋戦の感想。

スタメン。

鹿島
FW:マルキーニョス・興梠
MF:野沢・本山
MF:満男・青木
DF:パク・伊野波・岩政・篤人
GK:曽ヶ端

名古屋
FW:ダヴィ・巻
MF:玉田・小川
MF:吉村・中村
DF:阿部・増川・吉田・田中
GK:楢崎

鹿島は怪我で出場が危ぶまれたマルキ、野沢が元気に先発。
名古屋は玉田をMF起用で攻撃的に来た。

まだ雨が降り出す前にキックオフ。
前半序盤は名古屋ペースと言えた。
高い位置からプレスをかけてくる名古屋。
サイドの攻撃参加も多く、また巻がなかなかの高さ強さを見せる。
鹿島は守りから入るような展開。
サイドからやや危ないシーンもあった。
鹿島は裏のスペースを狙う2TOPをめがけた長いボールを送り、DFラインを下げさせる狙い。
これが功を奏し、少しずつ鹿島も中盤でボールを回し始める。
そんな中生まれた先制点。
22分。篤人が「いつものこと。フェルナンドか青木さんくらい。」と話す、なんとも素晴らしいロングボールが青木から篤人に出る。右サイドで本山と2人、数的優位。隣の本山は篤人からパスを受けると、中央マルキとの見事なワンツーで抜けだす。DF3人とGKに囲まれる中、冷静に中央フリーの興梠にラストパス。これを興梠は難なく押し込み先制。1-0。
直後のセットプレー、満男のキックに興梠が押し込むもこれはオフサイドの判定。暫く二点目が入ったと思って騒いでいた。
その後、やや名古屋が盛り返す。
鹿島右サイドをえぐられて中央シュートを放たれるが岩政がブロック、倒れこみながらクリア。
鹿島はカウンターからマルキがシュート。ポストに当たってゴール右に外れた。
雨が降り出す中、前半終了間際43分に鹿島の追加点が生まれる。
左サイドパクから中央へ折り返し。
これを本山がスルー。
さらに興梠がスルー。
マルキをかすめて(これもスルーか?)、野沢へ通る。
野沢は見事なトラップからドリブルで2人をかわして左足。
ゴール右隅に流し込み追加点。
2-0で前半を折り返す。

後半は雨が強くなり、両チームスリッピーなピッチに苦しむ。
しかし、雨を味方につけたのは鹿島だった。
中盤でボールを失いピンチを招く名古屋と対照的に、雨の中正確なボールコントロール、パス、トラップと技術の高さを見せつける。
8分、右サイド篤人が野沢へ戻す。野沢はダイレクトでクロスを上げる。これを本山が胸トラップからダイレクトシュート、これが興梠に当たって跳ね返りマルキの元へ。マルキはワンバウンドからのダイレクトボレーを右隅に突き刺し、今季リーグ初の1試合3点目。3-0。
30分頃は名古屋の攻勢を受ける時間帯が続く。
後半から入った山口慶のミドル2本、ダヴィ、玉田のシュート、CKも立て続けに与えるも、岩政、伊野波らがシュートには体を張り、そして曽ヶ端も素晴らしいセービングと飛び出しでピンチを凌ぐ。
逆に鹿島も、本日2本目のマルキのポスト弾、途中投入ダニーロの高精度クロス、最後投入された大迫のCKからのヘッドなど、4点目を伺う勢いも十分。奪ってただカウンターだけでなく、「中盤で奪ったボールは確実に展開する時とカウンターのチャンスになる時を見極めよう。」というオリヴェイラの指示の通り、丁寧にキープする時間帯もあり、全体に危なげなかった。
素晴らしい内容で3-0快勝した。
試合後はゆりかごを全員で、ソガの第二子誕生に花を添えた。

個人評。
曽ヶ端:セービング、飛び出しと安定した守り。キックとスローイングの精度はもうひとつか。
篤人:上がりは少なめも効果的。1点目3点目は篤人が起点。
岩政:巻とダヴィの強さに苦しんだ面もあるが、体を張って完封に貢献。
伊野波:裏のスペースへのパスにきっちりと対応。安定。
パク:粘り強い守備に加えて攻撃でもいいところを見せた。
青木:運動量、守備での貢献はもちろん、サイドチェンジの長いボール、縦への鋭いパスと出色の出来。
満男:青木と共に中盤を制圧。守備も効いているが、無理はせず。少しおとなしくなった。
本山:1点目のワンツーからの抜け出し→アシストはあまりにも美しい。3点目の胸トラップボレーも高い技術。フル出場は殆ど無いが、欠くことのできぬ戦力。
野沢:見事な得点。攻撃陣を引っ張る。いよいよ天才度に磨きがかかってきた。
興梠:きっちりと1得点。ドリブル突破からいい位置でのFKも何度か獲得。
マルキーニョス:1得点。前線豊富な運動量でボールを引き出し、守備への貢献は変わらず。ポスト2つは惜しい。
ダニーロ:いいプレーも見せたが、ボールロストはいけない。
中田:目立たずも、大分戦に続きクロージングに貢献。
大迫:少ない出番ながら、惜しいヘッドを見せる。

雨の名古屋から帰宅。
先程、録画を見直した。
1点目、2点目は本当に素晴らしい崩しからの得点であった。
ただただ、美しい。
オリヴェイラが言うように、「選手たちが創造性の中やプレーの中で対応の幅を持ってる」ということだろう。
美しき攻撃の連携の中心は、マルキ、興梠、野沢、本山というところ。互いの動きを理解し連動している。正直なところ、この前線への依存度は高い。ここが誰か欠けてもうまく回るようでなければいけない。特に二列目は後継も気になってくる。

今季初の3得点、しかも完封。価値のある1勝だ。
敵将ストイコビッチも脱帽の内容。
名古屋まで行ってよかった。

名古屋は苦しんでいるようだ。
ただ、ACLで残っているせいか、3日前に大分を見ているからだろうか、深刻さ、必死さはそれほど感じられず、個人的にはどこか淡白に映った。
あと、巻弟が高さで岩政に競り勝つシーンもあって驚いた。
ケネディ来たら出番は減るのであろうか、もったいない気もする。
現状では川崎優位に見えるACLでどこまでやれるか。
頑張ってほしいところである。

さて、がっちり首位はキープしたが、もう1試合では川崎がG大阪を返り討ちにして2位に浮上している。次節、鬼門等々力で首位攻防戦。おそらく鹿島サポーター以外のすべてのJサポーターが川崎を応援することになるだろうが、我らは空気を読まずただ勝利を目指すのみ。

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posted by desafio |03:18 | 試合感想 | コメント(8) | トラックバック(0)
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