2011年03月18日

震災

お久しぶりです。 
個人的な事情がいろいろと重なり、また、こういった形でブログを続けることの意義についてもちょうどいろいろと考えていたこともあり、更新を停止していました。もう1年近くになります。 
アントラーズに対する愛は変わりなく、昨季もホームは皆勤を続けています。 
今季は2Bシーチケ組です。

そんなことはまあどうでもよいところです。 
いずれ再開は考えていましたが、久々の更新がこのような話題ですみません。 
申し訳ありませんが、思いを吐き出させてください。

実家の日立市も被災しています。 
甚大な被害が出ている岩手、宮城、福島など東北各県とは比較になりませんが、今もライフラインは完全復旧せず、水や食料、燃料の不足は深刻です。

実家は電気の復旧が14日の月曜日。 
それまで公衆電話によるやりとりだけでしたが、ようやくいろいろ事情を聞けるようになりました。 
家はなんとか大丈夫だったようですが、周辺道路のひび割れや隆起、古い家屋へのダメージなど、地震そのものによる被害という意味では、茨城県は宮城県に次ぐ震度だったこともあり、かなり大きなもののようです。 
海岸沿いは津波の被害もあり、避難してきている人もいます。 
両親にとっては電気復旧までの暗く寒い夜が何よりこたえたようです。 
水道の復旧はまだで、水は給水車や井戸水のある近所の方にお世話になっています。 
ガスは幸いプロパンガスのため地震直後から使用できたようで、暖かいお茶を飲み、モノを食べることができただけでかなり幸せなほうだったと言えるでしょう。 
都市ガスは復旧がまだです。 
食料はどこも行列で、母親はスーパーに3時間並んだと言っていました。 
JR常磐線は未だ動かず、常磐道も水戸以北はダメ。 
車社会ですが、どこへ行くにも渋滞。ガソリンの確保も難しい状態です。
茨城県のニュースはテレビでもあまり入ってきませんが、県内、程度の差はあれ同じような状況のようです。 

私自身は23区内に居住、勤務し、地震発生当日も徒歩2時間程度で勤務先から自宅に帰り着くことができました。 
計画停電区域からも外れており、月曜日からまったく通常通り勤務しています。 
が、家族がこのような状況におかれ仕事がなかなか手につきません。 
正直、仕事をしている場合かと感じているのも事実です。 
実家は福島の原発からの距離も100キロ程度です。 
仕事をしながら傍らで茨城県内の放射線量を常にウォッチしています。 
去年の夏に2日ばかり帰っただけで半年以上実家に帰っておらず、電話も月に2,3回程度、短いメールをちょろっとやりとりするだけの親不孝者の私でしたが、日に2回、実家に電話するようになりました。 

父親も母親も、決して弱音を吐かず淡々としたものです。「大丈夫」としか言いません。 
父親が唯一漏らした弱音らしきものが「風呂に入りたい」でした。 
母親にいたっては、「都内で食べ物買えるのか、ちゃんと食べているか」とこっちの心配をする始末です。

両親の顔が見たくてしかたがありません。

自分がこのような気持ちになるとは考えてもいませんでした。
被害の全容が未だ見えない現状、故郷の両親や友人たちよりも遥かに苦しい状況にある被災者が今も大勢いるという現状を思うと、本当に胸が苦しくなります。
同時に、親しい人が、安否が分からない、避難所生活を余儀なくされている、すぐに連絡が取れない、等の状況にある方の心情も、察して余りあります。
一刻も早い復旧を祈っています。

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Jリーグは3月の開催を全て中止、アントラーズも活動休止を発表しましたが、私も当然だと考えます。 
井畑社長の「復興と復旧は違う」という言葉は、阪神・淡路大震災も経験されただけに重いものがあります。
プロ野球セ・リーグはこの状況で開幕を強行するようですが、これはヤクルト宮本選手の言葉を借りれば「思い上がり」でしょう。
いろいろな考え方はあるでしょうが、Jリーグ再開に向けては、以下のような条件が整うことが必要だと個人的には考えています。

  • 被災地のライフライン、交通が復旧していること。少なくとも、被災地そして避難所へ水や食料、燃料等必要な物資は行き渡り、被災者が「Jリーグを見に行こう」と考える余裕ができること。
  • 福島第一原子力発電所の安全が十分に確認されること。関東圏の開催にあたっては必須条件。
  • Jリーグ開催によるスタジアムでの電力使用に、その地域の電力供給が十分追いついていること。Jリーグのために停電を強いられる地域があってはならない。

地域密着を理念とするJリーグにあって、アントラーズとしてはホームのカシマスタジアムでの開催を希望するのは当然なのですが、上記を満たす時期が来れば、仮にカシマスタジアムが復旧していなくとも、代替会場での開催も視野に入ってくると思います。
アントラーズは、Jリーグは、被災地の復興の大きな力になると信じています。
開幕戦が遠い昔のように感じます。再開の日を待ちたいと思います。

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茨城県公式 ライフライン状況

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2010年03月23日

ACLここまで

今日明日は各地でACL。
東エリア、各組予選リーグ第2節を終えての状況を見てみる。

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まずは我らが鹿島アントラーズのグループF。
鹿島が勝ち点6で1位、長春と全北が勝ち点3で並び、最下位に勝ち点0でペルシプラ。
3強が2つの椅子を争う中、鹿島が一歩抜け出している。

鹿島は長春、全北と連勝したことで大きなアドバンテージがある。
今月のペルシプラとの2試合を連勝で飾れれば、予選突破はほぼ確実だ。

ペルシプラはアウェイ長春との対戦で9-0と敗戦しているが、
これは気候が大きく影響した点を考慮しなければならないだろう。
気温なんとマイナス17度。
熱帯インドネシアから来たチームに耐えられる寒さではない。

アジアは広い。気候も大きな要素となるACL。
ホームでは、当初予定の19時から日の残る16時にキックオフ時間を変えるという策を弄してきたペルシプラ。
鹿島としては、特に第二戦に向けては十分な対策をとりたい。
かつて同じ手で来たクルンタイバンクは、自らの選手が熱中症で倒れるということになった。
アントラーズは、シンガポールやタイ、ベトナムといったところで戦う経験は積んでいる。
暑さという面では、あまり心配はいらないのかも知れない。
しかし長春とのアウェイが4月中旬というのも鹿島にとっては幸運だった。
-17度で全北戦のようにサポーターが裸になっては、冗談抜きで凍死することになる。

ペルシプラは、ホーム全北戦は4-1敗戦。このくらいの実力と見るべきだろう。
侮ってはならない、とはいえ、全北は鹿島戦とは7人も異なるメンバーで臨み勝利を得ている。
鹿島もここは少なくとも何人かは選手を温存した上で、連勝をものにしてほしい。

予選突破のもう1チームは、対戦した感触だとどう見ても全北が有力だ。
Kリーグでも無敗で首位を快走中。
とはいえ、長春もホームでは侮れない。
この連戦で見通しが立つことだろう。
全北-長春の連戦が2試合ともドロー、鹿島連勝で鹿島の1位通過が確定する。
これが最高のシナリオだが、とにかくまずはペルシプラ戦連勝を。

---
続いてはグループH。
鹿島が勝ち上がった場合にROUND16での対戦相手となるグループである。
アデレードが勝ち点6で首位、浦項と山東が勝ち点3で並び、広島が勝ち点0で最下位。

まず最下位の広島だが、チャンスはまだ十分にある。
首位アデレードとの対戦が残っているからだ。
また、連敗しているとはいえ、最小失点差でもある。
勝ち点が並んだときに優先されるのは直接対決の結果。
最低でも残り4戦で3勝は必要となりそうで、厳しいが、まだ分からない。

この組の首位はアデレードである。
08年ACL準優勝チーム。準々決勝で鹿島が敗れたこの相手を忘れることはできない。
キャプテンのトラヴィス・ドッドを筆頭に、アウェイで決勝点を叩き込まれたコーンスウェイトや、ジェイミーソン、パンテリス、ポール・リード、バルビエロ、GKガレコヴィッチ、ブラジル人のカッシオなど、あのときの面子が随分と残っている。
加えて、外国人選手も好調のようである。
G大阪が大勝したことで、日本ではあたかも弱いチームのような印象が残ってしまっているかもしれないが、再びのACL参戦、そしてここまで予選堂々の首位と、まぎれもなく豪州を代表する強豪であることを証明している。
この相手との再戦は望むところ。
勝って成長したところを見せ付けたい。

そして前回優勝の浦項。
このチームはなんといっても指揮官に注目だ。
鹿島オズワルド・オリヴェイラ監督の弟、ワルデマール・オリヴェイラが今期から指揮をとる。
ゼ・マリオ政権下の鹿島でもフィジカルコーチの経験がある。
風貌は兄とそっくり、あたかも俳優のよう(少し悪役が入っているが)である。
コメントも似ている。必ず選手を守ろうとする。兄がダニーロをかばう様子とこれも瓜二つだ。
兄弟対決、これもまた面白そうではないか。

現時点で有力なのはアデレードと浦項だが予断を許さない。
後が無くなった広島とアデレードの連戦は楽しみである。

---
続いてグループE。
城南と北京が勝ち点6で並び、メルボルンと川崎が勝ち点0と明暗分かれる結果となっている。

客観的に見ると、広島よりも川崎は厳しい状況に追い込まれている。
敗北を喫した相手が共に全勝。
2試合とも共に2点差で負けているのも痛い。
まずはメルボルンに連勝する必要があるが、相手も全く同じ立場だけに、簡単な試合ではないだろう。
ただ、川崎の攻撃力をもってすれば逆転は不可能な話ではない。

鹿島は北京とは08年予選で対戦。
当時は1位抜けのみのレギュレーション。
対戦成績は1勝1敗の五分であったが、得失点差でも大量リードしていた鹿島がグループ1位となった。
北京はタイ相手にも取りこぼしている。
その北京、GK楊智、DF張永海、徐雲龍、周挺、MF黄博文、閻相闖とこちらも2年前の面子が多く残っている。
川崎戦2得点の王長慶は、2年前もベンチに座っている。
あのときも前線に外国人を2人配していた。一人は高さあるブラジル人というのも同様。
鹿島はアウェイで0-1敗戦、ホームでも曽ヶ端のPKセーブなどで1-0辛勝。
非常に苦戦しており、手強い相手だった。
川崎はアウェイでも十分気をつけたいところだ。

メルボルン、城南は対戦経験が無いのでよく分からない。
ただ、中村憲剛のアゴを砕いた城南のオーストラリア人DFササ・オグネノフスキ。
どこかで聞いた名前、そしてみたことあるヒゲ面だと思ったら元アデレードだった。
確か、浦和が獲得するとかいうニュースもどこかであったような。
こいつにも、借りを返す機会があってもいい。

城南と北京の優位は変わらないが、川崎の反攻が届くか注目したい。

---
最後にグループG。
水原が勝ち点4、G大阪、河南が勝ち点2、SAFが勝ち点1。
ここまでの4試合で3試合がドロー。総勝ち点が低くなっている。

このグループは、SAF(シンガポールアームドフォース)が1弱は明らか、と思っていた。
が、第一戦でSAFはアウェイで河南とドローと健闘を見せる。
こりゃ河南も弱そうだ、と思っていたら、なんとその河南にG大阪がホームで引き分けるのだから分からないものだ。

SAFは、新井や深澤もいなくなって面子はかなり新しくなっているようである。
両者と対戦経験がある側からすると、G大阪とSAFでは実力がカテゴリー的に2段階くらい違うと思う。
無論、G大阪の方が上である。
高温多湿、人工芝ピッチと環境面では本日のアウェイ戦がカギか。
昨季、鹿島はSAFアウェイ戦は4-1と勝利しているが、
 先制→すぐにセットプレーで追いつかれる→前半終了間際に勝ち越し→後半追加点
と、結構苦しんだ。
クソ暑く、終盤足は絶対に止まるので、早めに2点以上のセーフティーリードに持ち込みたい。

G大阪と並び予選突破有力なのは水原。
昨季、鹿島はアウェイで4失点とショッキングな敗戦を喫している。
韓国代表GK李雲在、中国代表首絞め王子こと李瑋峰、キャプテン郭煕柱、小野と共にフェイエノールトでプレーした宋鐘國ほか、金大儀や白智勲ら代表経験のある選手も残っている。
ただ、鹿島を苦しめた李相湖は怪我のせいかベンチにも入らず、また屈強なボランチ朴玹範もいなくなっている。エドゥーもいない。
去年からそれなりに顔ぶれは変わっている。
昨季はリーグ10位と低迷も、カップ戦の優勝でACLへ駒を進めている。
主力にベテランも多く、今季リーグ戦でもやや評価は厳しいようだ。
とは言え、実力的には最もG大阪に近いのは間違いない。

正直、普通に見るとG大阪と水原が抜けており、よほどのことが無ければG大阪の予選突破は揺るがないだろう。
しかし、ここでSAF相手に連勝できなければちょっと危なくなる。
中国チームはどうも東南アジアアウェイに弱く、SAFがホームで河南相手に勝ち点を得る可能性も結構高いと思うが、それでもG大阪としてはこのSAFとの連戦は連勝がノルマとなるだろう。

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余談ではあるが、ペドロ・ジュニオール騒動について。
あくまで傍観者の意見ではあるが、G大阪らしい、西野氏らしい話だと思う。
退団してもまた獲得する資金が十分にある、また過去それをやってきたG大阪。
また獲ればいい、という感覚が強く、もったいない、という感覚は他チームよりも小さいのだろうか。
「ミスキャスト」は自分の起用法のせいであるのに、途中交代で入ったPJを、ポジションを変える、ではなく、下げるという決断をした西野氏。
こういう場面、まずは監督が選手をフォローすべきだろうと思う。
PJじゃなくても、例えば、サブに甘んじながらも黙々とチームのために練習し続けたダニーロだって、あんな使い方をされては屈辱を感じるだろう。
しかも相手は古巣だ。PJの怒りは想像に難くない。

長年G大阪を率いて結果を残しており、もう名将の域にも入っている西野氏だが、こういった点にだけ個人的に抵抗感がある。
コレが無ければ、都築も新井場も、家長もG大阪にいた可能性が高いのだろう。
加地・新井場の両SBとか実現してたらと思うと実に恐ろしい。

まあしかし、それにしたってユニを、エンブレムを投げ捨てたPJもまずかった。
これでサポーターの支持も失ってしまったと思う。
G大阪系ブログの中では、PJ擁護もある一方、退団やむなしという声も多い。

PJは果たしてどうなっていくのか。
例に漏れず中東への売却となるか。
他のJクラブへ移籍、となる可能性もあり、その場合は非常に脅威となる。
他サポとしても、経過を注視したいニュースである。

---
さて、ここまでいろいろと述べてきたが、そもそもこのエントリをわざわざブチ上げた理由は、ACLのメディア露出の少なさを残念に思う気持ちからである。
テレ朝は、このコンテンツを有効に活かしていない。ニュースにもほとんど取り上げない。
サッカー雑誌でもオマケのような扱いだ。
J'sGoalですら、対戦相手情報が分かる、こういう記事がなくなっている。
どんな相手かを書いているのはプレビュー記事くらい。
アウェイの様子も過去記事の使いまわしである。

個人的に、なかなか盛り上がらない理由のひとつは、「対戦相手をよく知らない」ことにあるように思う。
我がアントラーズはACL連続3年目になる。
こうしてざっと見ただけでも、過去2年の対戦相手がかなり多くなっている。
過去の対戦に思いを馳せ、我らを苦しめたあの相手はまだいるか、今季自国のリーグ戦でどういう戦いをしているか、など、我らも、そして海の向こうの対戦相手のサポーターも、楽しむ土壌を作っていく必要がある気がしている。
対戦する相手はどんなチームなのか。これは、サッカー観戦を楽しむ上で本当に大きな要素なのだ。
こういった情報は、今も拾う気になれば拾うことはできる。
しかし、そこまでやるサポーターは少ないのが現状。
まずはメディアが是非フォローしてほしいものだと思う。
もちろん、クラブ側、そして各国リーグ側が自ら情報をより提供していく姿勢も必要だろう。
AFCが主導する必要もあるかもしれない。
「ACLを戦うチームのサイトに英語版が無いのはおかしい」というオリヴェイラの意見を取り入れ、アントラーズは公式サイト英語版を作っている。
こういった姿勢が必要だと思う。

ACLは歴史がまだまだ浅い。
長期的には、あせらずにこの歴史を積み重ねていくことが必要だろう。
欧州CLに出場する各国のトップチームの如くに、ACL出場チームの現在の状況が簡単に分かる。
我らの如き一般人が、Jリーグの如くに、前日にACLの対戦相手のフォーメーションを簡単に予想できる。
いつかそんな環境になることを、ACLの、そしてアジアのサッカーの価値が、現在よりも飛躍的に高まる時代の到来を期待している。

ま、敵の情報が多ければ多いほど、鹿島にとっては対策が立て易く、優位になるような気がする、というのも正直あるんだけど。

---
明日のペルシプラ・ジャヤプラ戦の展望は後程簡単に。

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2010年03月07日

次の「史上初」を見つけに行こう。

サッカー雑誌や、スタジアムでおなじみ。
NIKEの今年のアントラーズキャッチコピーだ。

---
desafio-146233.jpg

選手とサポーター、全員で闘ってきた。
史上初の3連覇。13冠。
しかし、まだゴールではない。
勝てたはずの試合を、引き分けていないか。
完封できる相手に、何点与えてしまったか。
1対1の場面で、何度相手を抜けなかったか。
やり残したことがあるから、
また、ひとつになれる。上にいける。

次の「史上初」を
見つけにいこう。

---

NIKEサイトはこちら。
(下のテキスト、史上が至上になってる・・・)

秀逸である。浦和、横浜FMと比較しても際立っている。

そんなNIKEに敬意を評し、浦和戦で受け取った新ユニを写真で紹介しようと思う。
購入を考えておられる方への参考となれば幸いである。


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2010年02月10日

私が好きな解説者

好きな解説者について書こうと思う。
あくまで鹿島目線であることをお忘れなきよう。

木村和司
いわずと知れたミスターマリノス。
横浜FM監督に就任し、和司節が聞けなくなるのは残念。
基本的に自らしゃべるタイプではなく、「ん~」といううなり声が特徴的で、決して視聴者に分かり易いタイプの解説者ではない彼。
だが、鹿島戦においては、
「はやい」
「うまい」
「すばらしい」
など、解説というか感想なのだが、賛辞を惜しまない。
09年ホームG大阪戦などでは、
「鹿島はこういう試合で本当に力を出す」
と何度も何度も強調し、サポーターとしては実に気分がよい。
また、ここ2年程は怪我の影響もあり、かつての精度は無い小笠原満男のFKだが、味方にあわせるボールについては木村和司はまず全て誉めてくれる。
パスに追いつかないFWには「感じていない」と評すなど手厳しい。
鹿島では田代がよく槍玉に上がっていた。
高い技術の中盤が好きで、かつて鹿島の華麗な中盤を見て、
「ワシもまざりたい」
とのたまったとか。(友人からの未確認情報。真偽求む。)
野球で言えば長嶋茂雄的な天才肌と思われるため、指揮官としては全くの未知数。
2010年のJの楽しみな要素のひとつである。

金田喜稔
木村和司の1年先輩。
木村と異なり解説の分かり易さは定評がある。
その色の黒さと歯に衣着せぬ発言で人気も高い。
解説において、鹿島に対しての賞賛を惜しまぬのは木村氏と同様。
09年シーズン開幕前のスカパー解説者予想では、はじめは大型補強を買ってG大阪の優勝を予想していたが、的中で賞品が出ることを聞いて鹿島優勝予想に変えたリアリスト。
自身もドリブラーであったせいか、本山雅志を若い頃からこよなく愛し、サッカー誌上でそのドリブルを見開きで解説したり、注目すべきパサーとして取り上げたりしている。
反面、鹿島の微妙外国人には実に手厳しく、06年本山に代わって出たりしていたファビオ・サントスや、07年序盤に先発し続けたダニーロの不出来を厳しく叩いた記憶も新しい。
木村氏同様、特に中盤の選手の技術の高さやアイディア、そして勝利という結果を極めて重視しているのが個人的には肌に合う。
なお、鹿島強化部長の鈴木満氏とは中央大学時代共にプレーしている。

名波浩
一昨年引退したばかりではあるが、その戦術眼の鋭さ、分かりやすい語り口はすでに高い評価を得ている。
「誰が出ても鹿島は鹿島」という名言を残した名波。
好敵手であった彼をリスペクトする鹿島サポーターは数多い。
99年国立のFKは敵ながらあっぱれな一撃であった。今も思い出す。
引退試合にも、秋田、相馬、名良橋、本田、そして親友の大岩ら、鹿島選手の多くが参加した。
そして彼自身も鹿島には敬意を払っているように見える。
やべっちなどで鹿島について実にうれしそうに語る姿は印象的。
逆に、期待したほどではない出来でがっかりさせると、むしろこちらが申し訳ない気持ちになる。
(例:09年アウェイ水原戦、ホーム大分戦など)
現役時代にしのぎを削った相手である小笠原満男を非常に高く評価し、ずっと前からただ一人満男の代表招集を訴え続けていた。
解説者のみならず、非常に優れた指導者の資質も感じられる。

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その他の解説者についても何人か雑感を。

松木安太郎
オフサイドのルールを知らないなど、解説者として機能していない、のみならず、代表戦での篤人叩きが実に鬱陶しい。携帯大喜利がもっとも適所。

セルジオ越後
雑誌や新聞の辛口は、実はTV解説でずいぶんトーンが下がる。
TVでは夜中の討論番組でのみ辛口復活。
09年暮れの番組では突然謎の野沢推し。(中西に軽くスルーされる)
満男への評価も高い。
いつもいつも批判だし、しかも具体性にも乏しいため少々うんざりだが、実は本質的に日本が大好きと思われる(2004年アジアカップやドイツ大会の最終予選の解説では絶叫して大喜び)ので個人的にはそこまで嫌いになれない。

本田泰人
鹿島サポーターにとって元主将といえばこの人。
南アフリカ戦でピッチレポーターとして登場。
ブブゼラを選手と間違えるなどなかなかに厳しい出来。
どうも話し方がボソボソと分かりにくいのが難点。
プライベートでも厳しい状況が続いているだけに、頑張ってほしい。

名良橋晃 相馬直樹
名良橋はスカパーJ2解説。
地味だが実は知識も豊富でしゃべりもうまい。
解説は相馬よりもうまい気がする。
分からぬものだ。
相馬直樹は解説もさるものながら、モノを書く才能もある。
すっかり川崎の人になってしまったのが残念。

山口素弘
特に印象は無かったが、09年G大阪戦後、すぽるとで鹿島優勝の確率を100%と言い切る潔さは見事であった。
S級ライセンスの研修で鹿島に来ていたようだ。

野々村芳和
アフターゲームショウの司会。
ジャッジに対して遠慮のない批判が実に見事。
オリヴェイラ対してのインタビューでも、「審判どうでした?」と質問し危険な発言を引き出す。

山本昌邦
解説者としての評価は高いが、青木を精神的にぶっ壊し、磐田もぶっ壊した監督としての印象が悪すぎるせいであまり好きになれない。
鹿島に対しても褒めてくれるのはいいのだが、どうも技術や戦術ではなく、試合運びについてのみ褒める傾向が多い。
例えばどう見ても素でファウルを受けて痛がっているのに
「うまいですねー」
など、狡猾さを印象付けようとするのが見える、気がして好きじゃない。

---
勝手な意見を述べてきた。
皆さんが評価する解説者は誰だろうか。

ところで、今季はホームゲームの放送の制作をクラブが請け負うらしいが、実況や解説も思いっきり鹿島びいきの放送だと面白い。実況はライブアントラーズの人を使ってみてほしいものだ。
審判へも厳しくいきたい。オフサイドなど微妙な判定では何度もスロー、巻き戻しで見せてほしい。
ま、どう考えても難しいだろうが、ちょっと期待している。

posted by desafio |22:25 | その他サッカー関連 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年02月07日

2010年J1順位予想

サッカーコラムJ3Plus+さんのところで募集していたJ1順位予想バトル。
今年も参加してみた。予想を転記。
勿論、鹿島アントラーズ一着固定である。

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1位 鹿島アントラーズ
 →外国人4人体制で臨む今年はACLとのダブル達成を期待。レギュラー陣は全て昨季同様。的確に各ポジションに補強した新戦力と、若手の活躍が鍵。

2位 ガンバ大阪
 →継続性という点でやはり一歩抜け出ている。ただ、前線で5人もの外国人を集めたが、昨年のレアンドロのような突き抜けた素材はいないと見る。中盤~最終ラインも控えが不安。

3位 川崎フロンターレ 
 →前線3人+中村憲剛という攻撃陣は変わらず脅威。稲本、小宮山の補強も光るが、関さんの退任は地味にしかし確実に響くとみる。

4位 FC東京
 →前年にプラスアルファが望める陣容か。平山、石川のシーズン通した活躍と、上位陣から勝ち点が奪えるかが条件となる。

5位 名古屋グランパス
 →大型補強を敢行。ACLも無く、上位を争うだろう。ただ、主力が大幅に入れ替わるため、すぐにフィットするかといえば難しそう。バランスも難しい。

6位 清水エスパルス
 →小野復帰は大きい。それ以外に大きな話題は聞かないが、少なくとも昨季同様の順位は確保しそう。
 
7位 浦和レッズ
 →闘莉王の移籍が痛い。ポゼッションこそ高いが、エジミウソン以外の得点力不足も深刻で、戦力的にはこれくらいの順位か。新外国人の出来が浮沈をにぎりそう。

8位 サンフレッチェ広島
 →ACL初参戦で過密日程に苦しむと見る。柏木放出も、西川ら獲得で昨季並の力は出しそう。

9位 ジュビロ磐田
 →コリアン路線はそれなりに成功しそう。前田残留も大きい。前田が昨年並に働けばさらなる上位も。

10位 横浜Fマリノス
 →読めない。堅守は続くだろうが、2年目の渡邉千と新外国人のFW陣がどうか。木村和司采配も読めない。

11位 セレッソ大阪
 →昨季J2で100点を叩き出した攻撃陣は大幅補強でJ1でも脅威。もっと上位もありそうだ。

12位 ヴィッセル神戸
 →エジミウソン、ポポが加入したが、あまり変わらぬ感。守備重視の三浦監督で大崩れこそなさそうだが、突き抜ける感じはしない。FW陣も弱い。都倉がどこまでやれるか。

13位 京都サンガ
 →またいい補強をしているようだが、昨季を見ると加藤監督の手腕が微妙。 

14位 モンテディオ山形
 →実にいい補強ができている。田代、増田がんばれ。お前らが入ったならば、最低このくらいの順位は確保しないと。

15位 大宮アルディージャ
 →地味にいい補強をしているが、昨季も同じだった。おそらくまたこのあたりだろう。定位置に配置。 

16位 アルビレックス新潟 
 →主力の多くが移籍して実に苦しい。鹿島日本人OB初のトップチーム指揮官となった黒崎新監督には期待したいが。

17位 ベガルタ仙台
 →久々のJ1でナカシやヒラーセ以外のメンバーよく分からず。フェルナンジーニョや新外国人が働けば残留はできそうな気がする。天皇杯を見ても、決して簡単な相手ではない。

18位 湘南ベルマーレ 
 →こっちもメンバーを知らない。補強の様子を見るに、やや戦力的には厳しそう。
---

今期も本当に難しいな。
ちょっと時期的に早いのもきつい。
しかし楽しみだ。

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2010年02月07日

2009年順位予想 答え合わせ

サッカーコラムJ3Plus+さんのところで予想、結果が出た。
(当ブログのエントリはこちら。)
11位と惜しくもトップテン入りを逃した。
しかし、1位があたったからどうでもいいのだ。
以下、予想と結果。そして雑感を簡単に。

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1位 鹿島アントラーズ
→「継続」が最大の強み。小笠原、本山、中田復調までの序盤戦が鍵。
結果:1位 差0
→見事な三連覇。途中失速もあったが、期待にこたえてくれた。

2位 ガンバ大阪
→大型補強を敢行で二兎を追う体制は整った。層の厚さはJ1でもトップ。強いて課題を上げれば中盤と両サイドのバックアップ。今季も遠藤の疲労は心配。
結果:3位 差+1
→ほぼ予想通り。序盤の二川や加地の怪我、レアンドロの移籍、夏前の失速が誤算。

3位 川崎フロンターレ
→昨季2位は地力と見る。ACLも二度目で前回ほど大きな失速はなさそう。DF陣の層は相変わらず薄く何かあれば苦しい。
結果:2位 差-1
→こちらもほぼ予想通り。大卒新戦力も成長。ここぞというときの勝負弱さが響いたか。

4位 浦和レッズ
→昨季よりも純減といえる戦力だが、「普通にやれれば」この順位は行ける。
結果:6位 差+2
→ほぼ予想通りも、少し落ちた感。しかし夏場の連敗を思えば上出来か。

5位 清水エスパルス
→チームが若く勢いがある。前線の補強も十分だが、高木の移籍は痛い。
結果:7位 差+2
→首位に立ちながら終盤失速。高木の穴は岩下が埋めるも、最後青山の怪我が効いたか。

6位 FC東京
→補強成功、流出もなく、波をなくせばさらなる上位も。
結果:5位 差-1
→ほぼ予想通り。健闘も上位陣から勝ち星を奪えず。

7位 名古屋グランパス
→ACL参戦による過密日程と層の薄さで苦しむと見る。昨季もマギヌンが抜けると勝ちきれなくなったし、ボランチ2枚のバックアップも薄い。ギリシャ移籍報道も出たダヴィには、シーズン中の移籍のリスクもある?
結果:9位 差+2
→予想を下回る。内容はドンピシャでダヴィ移籍まで的中。

8位 大分トリニータ
→昨季がややできすぎの感。主力流出もなく、昨季とほぼ同じ陣容で臨む今季は真価を問われるシーズン。
結果:17位 差+9
→大幅に予想を下回り降格。確かに色々な意味で真価を問われるシーズンとなったが・・・。

9位 横浜Fマリノス
→FW陣が貧弱ながらも、相変わらず堅守は健在でこのくらいの順位は確保すると見る。
結果:10位 差+1
→ほぼ予想通り。堅守は健在。新人王渡邉千が頑張った。

10位 京都サンガFC
→ディエゴをはじめ補強は活発。さらに上位もうかがえる戦力。
結果:12位 差+2
→渡邉大剛の怪我は想定外かもしれないが、ちょっと監督の手腕に疑問符。

11位 柏レイソル
→ほぼ横ばいと予想。石崎監督の辞任はマイナスとも思えるがどうか。
結果:16位 差+5
→大幅に予想を下回り降格。言い訳をさせてもらえば、この予想の時点ではアルセウ離脱前だった。しかし監督のダメさは予想以上。

12位 サンフレッチェ広島
→降格した07年の轍は踏まないだろう。前線が佐藤1枚で少し厳しい。
結果:4位 差-8
→大幅に予想を上回る昇格チーム最高位フィニッシュ。ごめんなさい。

13位 ジェフ千葉
→補強も成功しているようで、昨季の開幕時のようなことにはならないだろう。しかしオシム時代の陣容には遠く及ばず中位予想が妥当と見る。
結果:18位 差+5
→大幅に予想を下回り降格。ミラー解任後に勝てなすぎ。

14位 ヴィッセル神戸
→宮本はじめ補強は活発も、2枚看板の大久保とレアンドロの放出によるマイナスが大きいと見る。松田監督解任や、乱発にも見える補強オファーを見ても、クラブとしての一貫性が見えない。
結果:14位 差0
→的中。監督の中東移籍、ハズレ外国人を思えばよくやったほうか。

15位 アルビレックス新潟
→マルシオリシャルデス頼みは変わらず。混戦になると残留を争うだろう。
結果:8位 差-7
→大幅に予想を上回る。PJを強奪されなければもっと行けただろう。鹿島も2敗。ごめんなさい。

16位 大宮アルディージャ
→小林大悟の移籍は厳しい。補強は的確も、新監督の手腕も札幌時代を見ると評価できず。今年も残留を争うことになると見る。
結果:13位 差-3
→順位は予想を上回ったが、残留争いは予想通り。

17位 ジュビロ磐田
→あれだけ批判をあびてもまたも監督は内部から。入替え戦で辛くも残留したにもかかわらず、補強も目立ったところでは那須のみ。どう考えても厳しい。
結果:11位 差-6
→開幕から暫くは危険水域にいたが、イ・グノ加入で持ち直す。前田の爆発も大きい。ごめんなさい。

18位 モンテディオ山形
→頑張って欲しいが、はっきり言ってJ1の壁は厚い。残留争いで残留、が目標となるだろう。
結果:15位 差-3
→見事に残留。ごめんなさい。

---
いやあ、難しいね。
こうして見ると恥ずかしい。
予想と結果の差の平均で順位が出るので、大外しがあるときつい。

続いては2010年シーズンを予想。

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2010年01月28日

柴崎岳くん内定に思う

高校サッカー冬の選手権準優勝の青森山田高校から、U17日本代表の中心選手でもある、高校2年生柴崎岳くんの鹿島内定が異例の早さで決定した。

昨季の大迫に続く大物獲得。
鹿島に決めた理由として、「長く見てくれていた」と柴崎くん本人が語る通り、中学時代から彼をマークしていた、椎本スカウト担当部長、そして青森出身の熊谷スカウトをはじめとした、アントラーズスカウト部門の大いなる成果であるといえよう。

そんなわけで、内定前ではあったが鹿島オファーの報道は出ていたので、個人的にも今年の選手権は青森山田、柴崎くんを中心の観戦となった。

数試合を見ての印象では、

長所
・視野の広さ、展開力
・長短のパスの精度
・玉離れのよさ
・ボールキープ
・攻撃参加のタイミング

短所
・守備の意識
・運動量
・ドリブルによる単独での突破力
・フィニッシュへの意識と精度

といったところか。
皆さんとほぼ同じ印象をもたれたことと思う。
個人的に、何よりも印象に残ったのは、ボールを保持したときの姿勢のよさ、立ち姿の美しさであった。

こうして並べた柴崎くんの長所と短所を見ていると、鹿島の新人獲得の姿勢もおぼろげながら見えてくるような気がする。

簡単に言えば、テクニック、サッカーセンス優先ということだ。
柴崎くんの短所としてあげた、守備面や運動量といったところは、決して軽視するわけではないが、あとから十分に仕込むことができる。意識ひとつで大きく変えることのできる面でもある。例えば大迫をみれば分かるが、1年で見違える動きを見せるようになっている。鹿島に来ればさぼらず走るようになるし、そうでないと試合に出ることはかなわない。
しかし、テクニック・センスといった、「才能」と言い換えてもいい、長所としてあげたような部分は、ある種先天的で、若年世代で開花していなければ伸ばすことは困難であると思う。

逆に言うと、鹿島のルーキーで、「フィジカル」や「運動量」を売り物にしていた選手はあまりいないように思う。青木剛のように、それらを「兼ね備えている」選手はいたけれども。

(あ、秋田豊、岩政大樹というCBラインは、テクニックとかサッカーセンス関係ないな・・・。田代もそうだったけど、まあ、こういったフィジカル重視での獲得のほうが例外的とは言える。大卒で、かつ即トップで通用するほどフィジカル的に突出しているものがあったからこその例外だろう。)

こうした姿勢は個人的には間違っていないと思う。
特に、質の高い中盤を維持するためには、技術ある選手の獲得は生命線である。
技術が「並」の選手では難しい。
そういう意味で、柴崎くんはまさに鹿島にうってつけの人材である。
本当に内定が喜ばしい。

と、いうことで、非常に高い技術を持つ柴崎くんだが、指摘したような課題、短所は確かにあり、そしてそれについては湯浅健二氏が面白い記事を書いている。

柴崎くんの選手権で見せたプレーは、「高慢」で、それでは「未来は漆黒の闇(正直、高校2年生の将来に対していい大人が使う言葉とは思えないが)」とまで言い切る湯浅氏はその短所がえらくお気に召さないようである。

人の見方は実にいろいろである。柴崎くんのプレーを見て、長所ではなく短所に目が行き、しかもそれは、将来が漆黒の闇に閉ざされるほどのものだとは。正直、理解の範疇を超越している。

私に言わせれば、指摘された短所などその才能の前には実に些細なことであり、しかもまだまだ成長途上、かつ、意識が変わればガラッと改善されるべき点でもある、ということで全然気にならないのだが。

厳しい試合日程の選手権の最後の2試合で運動量などフィジカル面の弱さを露呈するのはある意味当然とも言える。まだ高校2年生。最高学年ともなれば立場も変わり、チームのためにという意識はより強まるだろうし、自ら引っ張っていく意識も必然的に出てくることになろう。体もこれから鍛えていける。172cm発表だった身長は、鹿島内定の際の発表では175cmとなっていただけに、まだまだサイズ的な成長をも期待できる。

私は、この1年で彼はさらに成長した姿を見せてくれるものと信じているし、アントラーズ入団後の彼の未来も輝けるものであることを信じている。
もはやアントラーズファミリーである。宮崎キャンプへの参加という話もあるし、ゼロックスの前座試合に高校選抜として出場する可能性も高い。この先も引き続き要注目である。

---
宮市亮くんへのオファーという話もでている。
今年、新人は八木一人だが来年は大量に獲りに行くという話は本当のようだ。
来年の新人獲得は98年の再現を本気で狙ってるように思う。楽しみである。

posted by desafio |03:52 | その他サッカー関連 | コメント(16) | トラックバック(0)
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2010年01月24日

鹿島アントラーズとガンバ大阪

天皇杯はG大阪が制し、富士ゼロックススーパーカップは2年連続で鹿島対G大阪という対戦カードとなっている。G大阪との一戦はいつも緊張感のある好ゲームとなるので悪くない。
(ただ、今回に関しては大型補強を敢行している名古屋との対戦のほうが面白そうではあったが。)

「現在のJリーグは、鹿島とG大阪の2強。」

こう言い切るのはやや乱暴だろうか。
確かに、混戦のJリーグにおいて、両チームとも突出した存在とは言い難い。
磐田との2強時代のように、毎年この2チームでリーグの覇を争っているわけでもない。
2年連続で2位という川崎という存在もある。

しかし、以下を見てほしい。

07年
 リーグ・・・鹿島
 ナビスコ・・・G大阪
 天皇杯・・・鹿島

08年
 リーグ・・・鹿島
 ナビスコ・・・大分
 天皇杯・・・G大阪
 ※ACL・・・G大阪

09年
 リーグ・・・鹿島
 ナビスコ・・・FC東京
 天皇杯・・・G大阪

ここ3年の国内タイトル9つ、うち7つを鹿島とG大阪が分け合っていることを考えれば、「2強」も言いすぎではないと感じられるのも事実だろう。群雄割拠のJリーグにあって、磐田との2強時代にも、いや、過去のどの時点を切り取っても、3年間、2チームで7/9のタイトルを占める状況にまで至ったことはない。
リーグ三連覇という黄金期を迎えている鹿島だが、ACLも含めればここ3年で鹿島と同じく4つのタイトルを手にしている現在のガンバもまた、ひとつのピークにあると言っていいだろう。

伝統的な4-4-2のブラジルスタイルで、J開幕からクラブとして長期的視野の元に確固たる姿勢、サッカーの形を継続する鹿島。
J最長の西野体制の元で作り上げた攻撃的なパスサッカーを見せるG大阪。
共に簡単には揺るがぬサッカースタイル、土台を持っている。

鹿島の中心選手は、曽ヶ端、中田、小笠原、本山、新井場という79年組。
G大阪の中心選手は、山口、加地、遠藤、明神、二川、橋本といったほぼ上述の鹿島79年組と同世代の面々。
メンバー構成も似ているといっていいだろう。

同じ課題も抱えている。
上述のメンバーの世代交代という課題である。
特に、両チームとも日本屈指といえる中盤、そしてSB新井場・加地の後継は共に大きな課題だ。
これら、中心選手が力を十分に発揮できる間に後継をしっかりと育てられるか(G大阪の場合は移籍加入というのも十二分に考えられるが)、現在のチーム力をこの後も長い間維持、発展できるかはその点にかかっていると言えよう。

現状維持で満足できず、常に上積みを求めるのはサポーターの性ではあるが、しかし、高次元での現状維持の難しさというものはしっかりと理解する必要がある。このレベルになれば、前年と同じことしかできなければ、現状を維持することすらできない。昨年、対戦相手に徹底した対策にあって、いつもと違うやり方で臨まれ、おおいに苦しんだ点、そしてそこから見事に修正、復調した点もまたこの両チームは似通っている。

はっきり言ってG大阪に対しては特段に強いライバル意識は無いし、ことさらに「2強」を強調して他のクラブのサポーターに喧嘩を売るつもりも無い。

ただ、高いレベルで結果を残し続けている両クラブのフロント、スタッフ、選手、そしてオリヴェイラ、西野両監督には改めて十分に敬意を表したい。

今年もG大阪とのゲームは白熱したものになるだろう。
ゼロックスを楽しみに待とうではないか。

posted by desafio |22:02 | その他サッカー関連 | コメント(18) | トラックバック(0)
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2010年01月23日

補強と世代交代

日本独特の係数による「移籍金」という概念がなくなり、移籍ルールが世界基準と近づいた今オフの移籍マーケットだが、我らが鹿島アントラーズのこれまでの動向は例年の如く実に静かなものである。

最大の懸念であった中盤二列目は香川や金崎の獲得に失敗、ダニーロの後釜の外国人選手も、動いてはいるもののまだ取れていない。
FW、MFのサブ一番手であった田代、増田もレンタル放出。
貴重なバックアップであったベテランGK小澤も退団。
イジョンス獲得、船山復帰などプラスもあるが、全体にはマイナスな印象を受けるのは確かだ。

仮にこれで補強が終了した場合、さすがに物足りない印象は拭えないが、しかし私個人としては、ここで無理に補強する必要も無いと考えている。
今期放出はサブ組が中心である。
主力の移籍や怪我で苦しくなったシーズンは数多いが、サブ組の放出でどうしようもなく苦しくなるようなアントラーズではない。

CBはイジョンスに大岩と十分。
SBはパクの後釜としてジウトンが獲得できれば万歳だが、仮に獲得がなくても、當間、宮崎へ期待をかけたい。
MF、ボランチは青木がレギュラー同様の力はあるし、船山祐二、鈴木修人も復帰した。
二列目には正直外国人が一人ほしいところだが、船山、遠藤、小谷野で行くという判断ならばそれでいい。
FWは大迫、竜太の出場機会が多くなるのは楽しみである。

緊急事態となった場合は、シーズン中に補強すればよい。
毎年のように外国人枠を余らせているのはそのような意味もある。

補強失敗のリスクも考える必要もある。
大枚をはたいて獲得した選手が期待通りの活躍ができないということは、先に上げたような期待の若手の出場機会も減ずるという意味では二重のマイナスである。
ベベットやファビオ・ジュニオールの例をとるまでもないだろう。

日本人選手の国内他クラブからの獲得は、名良橋、大岩、新井場、伊野波ら数えるほどしかない。
自前で新人を大切に育てていく。
(3年は必ず面倒をみる。契約しない場合でもクラブが移籍先を探す。)
そして、必要以上の補強はしない。
鹿島というのは、そういったクラブなのである。

アントラーズレポートでは、移籍による強化が増える可能性は示唆していたが、それでも大前提にあるのは、これまでの姿勢は変えないこと。

名古屋など派手な動きを見せるクラブを横目で見てうらやみつつ、あまりにも遅い、そして乏しいストーブリーグの情報に不安な気持ちをいだきつつ、でも過剰にネガティブにはならず。
「現有戦力の底上げこそ最大の補強」という鈴木満強化部長の言葉に、またかよと思いつつも毎年信じて期待する。
鹿島サポーターの姿勢とはそのようなものだ。
過剰に補強を叫ぶことはしないし、具体名を挙げて誰彼が欲しいと話していても、それが叶う可能性が極めて低いことなど知っているのだ。そうでない鹿島サポーターは、まだ若いということだろう。

一方、地味なニュースではあるが、大岩剛の契約延長が決まった。
ゴン中山が磐田を去り札幌へと移籍した今、大岩はJ1最年長となる。

「世代交代」を題目に掲げたベテラン選手の自由契約は周りを見渡しても数多い。
シーズンを通して主力として活躍を見せ、そのポジションを実力で奪う選手が現れていないにもかかわらず、「世代交代」を推し進めるため、或いは補強する選手のポジションを空けるため、リストラされるベテラン達。
あくまで個人的な意見だが、こういったフロント主導による強制的な世代交代を、私はあまり評価しない。

過去、鹿島でもあった。
03年12月、秋田豊への0円提示が強烈に印象に残る。
明らかに力が落ちていた秋田だが、しかし03年シーズンはフルでレギュラーを張った。
鹿島を去る秋田は「実力でポジションを奪われたかった」と話した。
当時の経済事情があったとはいえ、実に残念なことであった。
秋田が残っていたとしても、岩政は秋田から遠からずポジションを奪っていったことであろう。それこそがあるべき姿であった。

大岩剛への延長オファーを見れば、鹿島がもはや秋田のときのようなやり方をする可能性が低いことはみてとれる。金銭的、年齢的なものを考えれば、大岩でなく後藤を残す選択は考えられた。サカつく脳の人間には、高年俸のベテラン大岩剛を残すメリットなど考えられないことだろう。
しかしクラブは、大岩の実績と経験を選んだ。

自伝でオリヴェイラは語っている。
「Jリーグのクラブの中には、30代という年齢を理由に選手が解雇されることがあると聞きましたが、非常に残念なことだと思います。経験はお金では買えないものです。それを若い選手に伝えてくれるベテランの存在は、クラブにとって重要なものです。指揮官やスタッフが教えられないことを選手同士で学び合う。そんな選手間の関係がチーム力の土台となり、クラブの伝統を生むのです。」
「経験」こそが勝利の糧となることを知っているアントラーズにとって、ベテラン選手は貴重な宝である。
チームに対して有形無形の絶大な貢献がある。
ベテランを大切にするこの姿勢は決して変えないでほしい。

79年組が30歳を超え、鹿島でも世代交代は叫ばれて久しい。
将来を見据えれば、大きな課題であることは間違いが無い。
しかし、鹿島というクラブが、レギュラーをはっているうちに彼らを秋田の如く外すようなことはないだろうし、それはあってはならないことだ。
考えたくはないが、彼らが鹿島を去るときは、例えば柳沢敦のときのように、実力でそのポジションを失い、そして再度ポジションを奪い取るよりも、鹿島以外での出場機会を求める選択をした場合のみであるべきだろう。

最初からポジションが用意されている選手はいない。
鹿島に入団、移籍加入する選手は、自らポジションを勝ち取る気概が必要なのだ。元日本代表ですら出場機会を求めて移籍を希望するほどの厳しいポジション争いに身を投じる覚悟が。

そもそも、79年組は全くポジションを譲る気配はない。
中田浩二など逆に奪い返している。
日本サッカーの黄金世代である彼らの壁は、極めて高いと言える。
逆に言えば、彼らが揃って早期に力が衰えることも考えにくい。
彼らが元気なうちに、下の世代が学べることは本当に数多いはずだ。

彼らから多くを学び、そしてポジションを勝ち取るという、強い気持ちを持った選手の台頭、或いは獲得を期待し、じっくり待ちたい。

どうしても柴崎岳、土居聖真といったまだ見ぬ世代の逸材にばかり期待は集まるが、個人的には、現所属の若手の覚醒のほうが早いと思っているのだ。
頼むぞ。負けるんじゃねえぞ。

posted by desafio |05:37 | その他サッカー関連 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年09月28日

おすすめエントリー集にとりあげられたわけだが

拙ブログがおすすめエントリー集に取り上げられたのは2回。

06/25のおすすめ ←ACL敗退のソウル戦
09/28のおすすめ ←今季最悪の名古屋戦

共に、心が折れそうになる敗戦のエントリ。
(これにナビスコ川崎戦が入っていたら完璧。)

鹿島は負けた方がニュースになるのだ、と好意的にとらえてもいいのだが、正直、おすすめエントリーを選ぶ人は、ひょっとしたら鹿島のことが嫌いなのではないか、という疑念は浮かぶ。

しかしなんにせよ大変にありがたいことである。
負け記事はもうなくなる。
次は優勝したらまたおすすめしていただきたいと思う。

posted by desafio |18:15 | その他サッカー関連 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2009年06月19日

ゲキサカを推奨する

携帯サイト、ゲキサカを皆さんに推奨したい。

すでにご存じの方も多いと思うが、完全無料のこのサイトのクオリティは驚くほどに高い。

代表、Jは勿論、海外サッカーやユース、大学、高校といったところも網羅。
速報も試合評も、監督・選手コメントも、各種読み物も充実している。
試合後のコメントはJ'sGoalならば検閲が入る審判批判などもきちんと掲載される。

一例として紹介する。
本人のコメントを中心に構成されている「内田篤人@BLUES戦記」。
先日のオージー戦について。

篤人は上がれなかった理由の一つとして、「今日は1対1をやらせてくれ」という右サイドハーフの松井大輔のサポートに回ることが多かったことをあげている。
(確かに松井は右サイドに張り付いて勝負を仕掛けていた。)

そして逆サイド松井へと通したクロスは、「ピッチでは逆サイドは見えてなかったんだけど、掲示板の映像を見たらファーサイドが空いているのが見えたから蹴った」と言う。
(これには驚く。冷静さと視野の広さがなければ出来ぬ芸当だ。)

共に内容ある情報ではないか。
下手なスポーツ紙よりもはるかに有用である。
サッカー好きの方にはおすすめしたい。

posted by desafio |03:04 | その他サッカー関連 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年05月29日

アントラーズスーツ

desafio-91420.jpg

ニューヨーカー八重洲店で注文していたものができた。

実際はもっと深い色。
なかなかいいスーツですよ。


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2009年05月29日

欧州CLはバルセロナ、ACLは西で8強決定

欧州CL決勝はバルセロナがマンチェスターユナイテッドを2-0で破り優勝。

印象は「美しい」よりも「強い」。
勝つために必要なことを冷徹に遂行したと思う。

攻守の切り替えの早さと、ハイプレスでも優る。
全体にバルサの選手のほうがハードワークしていた。
極めて妥当な結果だと思う。

---
さて、このチームと年末にドバイで対戦するためにはまずはFCソウルに勝たねばならない。

西アジアではすでにROUND16が行われている。
西の本命サウジアラビアのアルイテハドは残ったが、ブニョドコルとパフタコールのウズベキスタン勢、そしてカタールのウンムサラルと、3チームがアウェイで勝ち残っており、グループリーグ1位通過のアドバンテージなどわずかであることが分かる。一発勝負は怖い。

さらに、中断明けは、ホーム磐田戦、中3日ホームFCソウル戦、中3日アウェイ大分戦、中2日アウェイ名古屋戦、中3日アウェイ川崎戦と、日程君の嫌がらせとしか思えぬ厳しい日程が続く。
この後、ナビスコ川崎戦もある。中断明け~夏場はタイトル獲得に向けて重要なポイントとなる。

鹿戦士たちはまずはゆっくりと休んで、そしてJヴィレッジ合宿でびっしりと鍛えて厳しい連戦に備えてほしい。ナビスコが無く、完全に中断となるこの期間は、ACL組にとっては日程面での唯一といっていいメリットである。ここをうまく使えれば大きなアドバンテージになる。

私も体を鍛えておこうと思う。

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2009年05月26日

鹿島の守護神 曽ヶ端準

今日は曽ヶ端について書いてみようと思う。

皆さんは曽ヶ端(以下ソガ)にどのような印象をお持ちであろうか?
あの凄いアゴ・・・もとい、男前揃う鹿島選手の中でも最もイケメンであることに異論は無いだろうが、勿論それだけではない。

「キーパーに要求される全ての要素を高水準で満たす(Wiki)」ソガだが、悲しきかなGKという地味なポジションゆえ、そのプレーのどこが素晴らしいかは中々理解されない。

79年生まれの黄金世代、鹿島では98年入団組で同期は小笠原満男・本山雅志・中田浩二。ところが、メディアで黄金世代や98年組の特集があってもソガだけ入ってなかったりする不遇の扱い。
99年WYは第3GK、シドニー五輪では予選でレギュラーを獲得も、本戦はオーバーエイジの楢崎にポジションを明け渡す。その後A代表にも召集され、イタリア戦で当時のジョバンニ・トラパットーニ監督に(得点を決めた柳沢敦と共に)絶賛されるも、02年W杯も第3GK。
04年アテネ五輪ではオーバーエイジで召集も本来の活躍が出来ず、以後、代表からは遠ざかっている。

しかし、鹿島では絶対的な守護神として、古川や高桑といった過去の守護神達たちを大きく超える実績を積み重ね続けている。昨季ベストイレブンは楢崎に譲ったが、記録に残る全ての数字においてソガは楢崎を上回っている。
代表や個人タイトルにこそ縁は無いが、そのプレーは現在ますます凄みを増しているのだ。

以下、ソガの凄さと、試合観戦での注目点について述べる。


---
■Jでの圧倒的な実績
JリーグでGKの通算防御率というデータがある。
ソガは1.13で現在4位(09年5月)。
防御率自体もさることながら、さらに素晴らしいのは出場試合数である。
ここまで248試合。これよりも出場が多いのは、川口・楢崎・土肥・下田の4選手のみ。
この4選手は防御率ではTOP20にも入らない。
この出場試合数で、高い防御率を維持していることが素晴らしい。
無論、鹿島のディフェンス全体が堅いという点は考慮するにしても、突出した数値であることは確か。(他に現役では、浦和の都築、それから試合数は少ないものの横浜FM榎本が素晴らしい数値といえるだろう)。
円熟味を増した昨今。衰える気配は全く見せない。
試合出場、防御率ともに伸ばす可能性は高い。
J史上でも最高クラスのGKを鹿島は今擁していると言って過言ではない。

まずこの点、我々サポーターも認識しておきたいところである。
いつもゴール前にソガがいてくれることの幸せを分かってほしい。


■見切り
ソガと言えば「見切り」である。
ソガは相手から放たれたシュートの軌道を一瞬で「見切る」。
軽く手を上げてボールを見送るソガの仕草は鹿島サポーターにはおなじみの姿であろう。
この「見切り」ゆえ、ソガは放たれたシュート全てに闇雲に飛び付くような真似はしない。ゴールの枠を超えるシュート、或いは、飛んでも届かないようなシュート、これらには飛び付かない。
ポストやバーの跳ね返る、相手や味方の選手に当たるなど「次」に備える。最初のシュートに飛び付き体勢を崩してしまっては、この次への反応は遅れてしまう。さらに、触ってタッチを割ればCKを相手に与えてしまう。
ソガの、ボールの軌道、そして自らの背後のゴールの枠の位置、大きさを正確に把握した上で素早く下される判断に基づく「見切り」は、チームにとって大きなプラスなのだ。

直近の万博でのゲーム。
宇佐美のシュートを見切ったソガは右手を伸ばして触りにいかず、地面に付いて見送り、ゴールキックとした。
対するG大阪のGK藤ヶ谷は、野沢のオープニングシュートを触って弾き出し、鹿島のCKとした。野沢のシュートはポストから1メートルも離れており、触らなくても外れていた。ソガならば絶対に触っていないと断言できる。

ソガのこの「見切り」を知らないと、反応できず棒立ち、というような的外れな批判が出てくる。
ソガはポストに当たるボールですら見切ったりすることから、時に「見切りが早い」という批判があったりもする。しかし、現実に見切り失敗でゴールを許すというシーンはまず見られず、これもあまり的を得た批判ではないと言えるだろう。

このハイレベルな判断をに基づく「見切り」を堪能してほしい。


■キック、スローイング
ソガがボールをキャッチしたとき、それは鹿島のカウンターの始まりである。
ソガのキック、或いは手でのロングスローによりフリーの選手に渡ればあとはひとつ、ふたつのパスでフィニッシュに至る。開幕戦ホーム浦和戦の1点目などが際たる例であろう。
全員の守から攻への切り替えの意識の強さが鋭いカウンターのベースとなっているとはいえ、それを可能にしているのが最初の一歩となるケースが多いソガの正確なキック、スローイングであることは間違い無い。

通常のゴールキックの正確さも目を見張る。
注意して見れば、前線で競れる選手を狙って蹴っているのが分かる。
田代が入れば、田代が競れる位置に蹴る。
フリーの選手がいれば、きっちりと通す技術がある。

まあ、1試合に1本は狙いすぎて直接タッチを割るようなミスもあるけれど。
蹴りだす球の弾道の低さから直接相手に当たって奪われ決められるということも昔はあったが、ここしばらくミスキックから相手に得点を奪われたシーンは殆ど思い出せない。(強いて言えば昨年の天皇杯国士舘大学戦か。でもあれはミドルシュートも素晴らしかった。)

試合前のアップで左右に別れたスタッフに向けて飛ばすキックからも正確さは見てとることができる。

鹿島のカウンター攻撃の第一歩となるソガの正確なキック、スローイングを堪能してほしい。


■守備範囲の広さ
相手のコーナーキックやフリーキック、或いはクロスボールがソガに簡単にキャッチを許すシーンは多い。
相手に工夫が無いということも言えるだろうが、これは、ソガが高さに強いこと、そして飛び出してキャッチできるエリアが広いことを表している。守備範囲は3Dで広い。
鹿島の終盤の守備固めとして、中央から長いボールを蹴らせるというのはあるが、それを可能にしているのが、岩政の高さと、ソガの守備範囲の広さである。

その上、飛び出しの判断、キャッチとパンチングの判断が正確で、飛び出してさわれない、キャッチにいってポロリ、というようなミスが殆ど無い。

その広い守備範囲を実感し、堪能してほしい。


■コーチング
試合中、両チームの応援の声がふと途切れる瞬間がある。
そんなとき、ほぼ例外なく響いているのがソガのコーチングの声だ。
平日ナイターなどでは響きっぱなしである。
相手ボールの際は勿論のこと、相手ゴール前での味方のセットプレーなどのときも、カウンターに備え必ず声を出して相手FWのマークを確認している。

鉄壁の鹿島DF陣を支える頼もしきソガの声を堪能してほしい。


■時間稼ぎ
ボールを足元に置き、相手FWが迫るまでなかなか拾い上げない。
相手選手の接触により傷めば、治療には時間をかける。
鹿島リードの局面でのこういった行為は、相手サポーターには非常に嫌われるであろう。
しかし、リードしていれば当然であると考える。
最近は時間稼ぎに審判も厳しくなっているため露骨なプレーは減っているが、それでも時間の使い方は非常にうまいと言えるだろう。全て勝つためのプレーである。

相手サポーターをイラつかせてブーイングを受ける、頼もしきソガの姿を堪能してほしい。


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いかがであろうか。
曽ヶ端準というゴールキーパーの凄さをわずかでも理解してもらえただろうか。

是非、最後方でゴールを守る鹿島の守護神に注目してほしい。
何気ないプレーにソガの凄さは現れている。
TV観戦では分かりにくいその凄さを、スタジアムで堪能してほしい。

posted by desafio |02:31 | その他サッカー関連 | コメント(19) | トラックバック(0)
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2009年05月21日

ROUND16 対戦相手決定

ACLグループF。
G大阪はサブメンバー主体で臨み、17歳宇佐美が初出場初ゴールを記録しながらもホームでFCソウルに1-2逆転負け。
さらに、山東魯能がアウェイでグループ最下位のスリウィジャヤに2点リードから4点を奪われこちらも逆転負け。ホームで5-0で勝った相手にまさかの結果である。

予想外の結果で、2位突破は山東魯能ではなく、FCソウルとなった。

どうも中国のチームは、東南アジアのアウェイ戦に弱い傾向がある。
今回のみならず、上海はSAFに引き分け、昨年北京はクルンタイバンクに敗れている。

改めて、サッカーは何が起こるか分らないことを実感した。
特にアジアの戦いでは。

鹿島の6月24日の対戦相手はFCソウル。

昨季、ACL敗退のきっかけはアデレード戦のホームでのドローだった。
平日とはいえ1万人を大幅に切る動員ではホームとは言えない。
アジアを制するのに足りないものは他にもあるが、まずサポーターの力が足りなかった。
2万集まれば水原に3-0で勝てるのだ。

一発勝負。必勝の一戦である。
鹿島サポーターには是非スタジアムに足を運んでもらいたい。
今のうちから有給・半休の予定を入れておいて欲しい。

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ところでシーチケの皆さん、ROUND16のチケットはいつもらえるか知ってますか?
当日引き換えとかかな。まあそのうちアナウンスあるだろう。

posted by desafio |00:47 | その他サッカー関連 | コメント(3) | トラックバック(0)
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