2008年03月31日
J1 第三節 横浜Fマリノス戦@カシマスタジアム
カシマスタジアムは肌寒く、小雨もちらつく天候。 それでも二万人以上の観客が集まった。 試合前はジュニアの試合がハーフコート1チーム8人で行われた。 ホームゴール裏に近いサイドのコートを主に見ていたが、 前半はFWの4番がよかった。後半のFW13番は決定機3回も外してて、京都に行った誰かみたいで笑えた。 スタメン GK 21 曽ヶ端準 DF 2 内田篤人 DF 3 岩政大樹 DF 4 大岩剛 DF 7 新井場徹 MF 15 青木剛 MF 40 小笠原満男 MF 10 本山雅志 MF 8 野沢拓也 FW 18 マルキーニョス FW 9 田代有三 GK 1 榎本 哲也 DF 7 田中 隼磨 DF 4 栗原 勇蔵 DF 22 中澤 佑二 DF 26 田中 裕介 MF 10 山瀬 功治 MF 8 ロペス MF 3 松田 直樹 MF 13 小宮山 尊信 FW 9 ロニー FW 15 大島 秀夫 鹿島はいつもの4-4-2。横浜FMは3バック右から栗原、中澤、田中裕、MF右に田中隼、左に小宮山、ボランチ松田、山瀬、上がり目にロペス、ツートップ大島、ロニーで予想通りの3-5-2。 前半は引いて固く守る横浜FM(サイドも引いて5バック気味)に、これをこじ開けようとする鹿島、という展開。全体に鹿島が押し込む内容、新井場の左サイドから2回くらい決定機をつくる。特に、田代触れば1点というやつ空振り気味で惜しかった。野沢、本山のポジションチェンジから中央でもチャンスは作れていたが、横浜FMの厳しい守備に最後のところはうまくいかない。特に満男へは厳しくいっており、ボールを奪われカウンターの起点となったシーンもあった。横浜FMの攻撃はカウンター中心。右サイド田中隼から作ったチャンスでロニーが外したのが前半最大の決定機か。 そんな中鹿島が相手のミスに乗じて先制点を上げる。ペナルティエリアの外でロニーのパスミスを田代がカット→満男が横にドリブル、ヒールで残す、回り込んだマルキーニョスが強烈なミドルシュート。GK弾くもゴールに転がった。前半33分。1-0。 先制後も横浜FMのペースは上がったとは感じられないまま前半終了。 後半は横浜FMが前がかりになるも、これを受け止める鹿島といった前半と逆の展開。この時間帯はよく守れてたとはいえるものの、GK曽ヶ端の時間稼ぎのプレー(まあしっかりフォアチェックしない横浜FMもあれだが)や、逆にスローインでボール拭いてただけの新井場にイエローでたりしているのを見て、ちょっと嫌な感じはしていた。 後半22分に篤人のサイドを小宮山にくずされエリアの外から右足ミドルシュート。ワンバウンドのシュートにニアを破られ失点。1-1。クロスブロックにいった篤人を切り返してシュート。篤人が完全に小宮山にやられたシーンであった。 この後はお互いもう1点を取りにいく展開。激しいカウンターの応酬となる。カウンターから山瀬のシュートがポストをたたく。満男のパスに抜け出したマルキーニョスがエリア内で栗原に倒されPKを獲得も、キッカーの満男がすべってしまい何と失敗。嫌なムードがさらに高まる。 交代カードは鹿島はPKの前に野沢に代えてダニーロ、PK後に田代に代えて慎三を切る。するとそのダニーロが決定的な仕事をする。慎三戻す→本山→マルキーニョス→左サイド新井場抜け出してグラウンダーのクロス→中澤の足にあたる→ダニーロ右足でワントラップ後左足でシュート、GK榎本の股を抜いてゴール!後半40分2-1鹿島勝ち越し。 その後疲れの見える篤人に代えて伊野波を投入。伊野波は同じく代わって入った坂田を止めるなどピンチもなんとかしのぎ切り、なんとかアントラーズは勝利を得ることができた。 勝つには勝ったが、課題も多かった。以下雑感。 ・曽ヶ端、時間稼ぎはあんな早い時間帯からはいらない。ニアを破られた小宮山のシュートはやむをえないか。 ・大岩政は少しばたばたしていたように感じた。微妙なポジションミスなどあったように思う。大岩は特にエリア内で山瀬を倒したシーンが危なかった。ボールには行っていたが両足ではさむ形になっており、PKもおかしくない。 ・新井場は安定したパフォーマンス。チャンスも作り貢献。 ・内田篤人の出来は悪かった。パスミス、トラップミス多く、上がりも少なく、失点にも絡む、最悪の出来。もっと守備でもきっちりいって欲しいところだ。伊野波に代えられるのも納得。 ・その伊野波は坂田の抜け出しを防ぐ守備。倒したがボールに行っておりファウルではない。しかし例えばゼロックスを裁いたあの方なら取られていた危険なシーンだった。 ・青木、満男は本当に守備で効いていた。攻撃は厳しくこられてきつかったか。しかし、最終ラインの前で攻撃の起点となっていた。共にイエロー。青木はともかく、満男はボトル蹴り上げてもらっておりもったいなかった。 ・PK、何か呪われてるのか・・・?PK時の緊張感がすごいことになっている。昔、開幕から4試合連続PK負けとかありあまりいい思い出はない。 ・本山もよくやっていた。前半は倒されるシーン多く、後半ダニーロ投入後は守備にも奔走。足を痛めているようで心配。 ・野沢の技術がすごいことは横浜FM相手でもよく分かった。トラップやワンタッチでのボールコントロール、ヒールを使ったパス。雨で苦しむ選手が多い中特に前半目立った。チャンスもつくっている。動きもいいだけに、そこにきっちり田代が落とせるようになると恐ろしく点を取ってくれそうな気がする。後半消えている時間帯が増えてダニーロと交代。 ・田代は栗原中澤相手に競り勝てず。ロングボールからいい展開にはなったのは2回か3回?ただ、これほど強いCB擁するクラブはJ1にも他に見当たらず、評価は保留したい。 ・マルキーニョスはいよいよチームにフィットした感がある。今日のゴールもすさまじい。満男とのコンビネーション、ワンステップであの威力。欠けたときが心配となってくる今の存在感。 ・そしてダニーロ。中盤が空いてくるとやはり効く。スルーパスや左サイド流れてのクロス、右から中へ切れ込んでのパスなど、ゴールシーン以外も見所あり。新井場と連携あわずカウンターくらった点や、余計なイエローもらった点など反省点はあるが、ゴールはすごかった。 ・慎三はダニーロのスルーパスに抜け出すシーンなど見所あった。田代もそうだが、まず点が欲しい。 以下は横浜FMに対する雑感。 ・大島、おさえたように思うが、ポストプレイは田代より巧み。このくらいは出来て欲しいな田代も。 ・ロニーとロペスがまだフィットしていないのが大きな勝因のひとつ。 ・松田ボランチも攻撃面はいまいち。守備面もほとんどDFなので、ボランチで使い続けるならば連携などは向上させねばならない点かと。 ・山瀬は後半のほうが存在感でてきたかな。ポストをたたいたシュートはあぶなかった。蹴るまでが早く鹿島のDFもいけていない。あの距離からのミドルが本当に得意なのだなと思った。もっと前目がいいように思う。あとは、山瀬にパスを出す出し手がもっと欲しいところだ。 ・栗原のファウルは後ろからの悪質でなものであった。だたエリアの外だった。 ・栗原は本山に追い回されてボールを失うなど足元にも不安を露呈。ちょっと代表では見たくなくなった。 ・中澤が倒れて本山がボールを出した後(まあこれがきっちり「出した」といえるか微妙ではあったが)、横浜FMが鹿島にボールを返さずに攻め続けたのは驚いた。横浜FMの選手の中にも(当の中澤など)返すようアピールしている選手もいたのだが。青木らがきっちり切り替えて対応できていなかったらあぶなかった。 しびれる試合であった。これほど厳しい試合、負けるかもしれないと思った展開は、昨年の天皇杯準決勝川崎戦以来かと思う。イエローカード4枚という代償も払っており、勝てたことは本当に大きい。ゲームとしても、前半のシビアなつぶしあいから、後半の打ち合いまで非常に内容のあるすばらしいもので見応えがあった。(ちょっと残念だったのは主審の穴沢氏。両チームにとって納得できぬ内容がそれぞれあった。) 篤人の出来が突出して悪かっただけに、次節以降は伊野波や笠井など使えれば代えるのもありだと思う。 ダニーロが試合後ゴール裏に上がっていた。喜ぶ姿がなんともほほえましい。 J'sGoalダニーロコメントから。 「(Q:スーパーサブとして使われていることについて) もちろんスタメンで出たくない選手はいない。誰もが先発で出たい。だけど私はチームメイトをリスペクトしている。これからどんどんチームに貢献し、自分のプレーをして、いつかスタメンで出られるようになりたい。」 ぐっとくるではないか。2節連続で結果を出し今や欠くことのできぬ駒となった。過密日程の中、先発争いに名乗りを上げてくることは間違いない。 次は中2日でアウェイ新潟戦。ここから厳しい日程が続く。相手の最近の出来は悪いだけに逆に気になるが、きっちり勝ち点3を手にしておきたい。
posted by desafio |00:11 |
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この記事に対するコメント一覧
Re:J1 第三節 横浜Fマリノス戦@カシマスタジアム
いい試合でしたね。鹿島はもちろん、横浜も優勝争いに絡んでくるチームと感じました。夏以降のリターンマッチが楽しみになりました。
鹿島のサイドの守備はすごい。特に小笠原がライン際で挟み込む守備と運動量はよかったですね。
ただ、攻撃の迫力は横浜の方が2列目から一気に追い越そうという姿勢があったので恐いのではないかと。
鹿島はマルキーニョスの調子が悪くなった時にどう得点できるかが課題かなと感じました。
posted by うめ | 2008-03-31 01:05
J1 第三節 横浜Fマリノス戦@カシマスタジアム
スタジアムの反対側の席にいました。
満男とマルキーおそるべしですね。
栗原は、いかんですね。
私は、後出しじゃんけんですが、
ちょっとエントリーの内容で被る部分が
出てしまったらすみません。
posted by gunnershigh | 2008-03-31 08:55
J1 第三節 横浜Fマリノス戦@カシマスタジアム
マリノスファンです。
いい試合でした。
先日の日本代表vsバーレーン戦の
口直しができました。
次回も横浜でいい戦いができますように。
posted by k99 | 2008-03-31 09:11
J1 第三節 横浜Fマリノス戦@カシマスタジアム
マリノスは攻撃陣がかみ合ってくればかなり怖い存在になりそうですね。最後に決定力の差が出たと思いますが、内容的に引き分けても仕方なかった試合だと思います。
鹿島はこの試合勝てたのは非常に大きいです。
posted by TV観戦 | 2008-03-31 09:48
J1 第三節 横浜Fマリノス戦@カシマスタジアム
主審はちょっと疑問でしたね。
栗原はエリア外だったし、大岩は見事なカニバサミ。
どちらも得点につながらなかったので、プラマイゼロですけど。
ボールを拭いてイエローはかわいそうでした。
曽ヶ端は早くから時間稼ぎしすぎです。
東京戦でもそうだったようにダニーロはキケンですね。
出てきてヤバイと思ったら、案の定やられました。
外国人と、選手を活かしきれているかがこの試合の結果の差だったのではないでしょうか。
posted by トリコ | 2008-03-31 10:13
J1 第三節 横浜Fマリノス戦@カシマスタジアム
外国人選手の差(フィット具合)がモロに出た試合でした。
それにしても、鹿島の試合の終わらせかたはホント憎たらしいです(褒めてるつもりです)
山瀬選手と松田選手の起用法ですが、河合選手が戻ってきたら、変更すると思います。
話は変わりますが、新井場・小笠原を日本代表に貸し出してくれませんか?(田代・内田の代わりに、大島・準磨を献上します)
現代表監督は嫌いだけど、選手たちにはW杯に出場してほしいので、鹿島の選手のチカラを貸してください。
posted by 中澤ジャパン | 2008-03-31 11:36
J1 第三節 横浜Fマリノス戦@カシマスタジアム
野澤もそうですが、青木が代表で見てみたくなりました。守備とパスと前への飛び出しができるので。ボールを持つ姿勢とかが今や超一流となったアーセナルの4番に似ている気がします。昔に比べてずいぶんたくましくなった感じがします。
マリノスは…山瀬をもっと前で使えばいいのにと思います。4バックにすればいいのにっていつも思います。
posted by konaka | 2008-03-31 12:34
J1 第三節 横浜Fマリノス戦@カシマスタジアム
本来、山瀬をトップ下で使うべき
ロペスはキープ力はすごいがチームにフィットせず空回り
ロニーはボールへの絡み、裁きもいいし、技術もあるがこれも連携面でフィットせず
もっと点を決めてもらいたい
彼等の力を存分に使えれば、鹿島にも勝てたろうにとも思うが
4バックで田中隼を下げてWBにして
乾を右ウイングで使ってもおもしろいと思う
posted by A代表に松田と市川の復帰を | 2008-03-31 12:52
J1 第三節 横浜Fマリノス戦@カシマスタジアム
皆様コメントありがとうございます。
主審がアレではありましたが、両チーム拮抗した見ごたえある試合であったという点は皆様同意いただけるかと思います。鹿島にとってアウェイでの再戦も楽しみになりました。
代表召集については、いつも思いは同じで、今の代表で鹿島の選手を見たい気もしますし、召集してほしくない気もします。鹿島の選手が召集されてもされなくても、この3次予選については、日本サッカーのポテンシャル的にここを抜けられないことはないと信じてますが。・・・本音は少し恐れてます。
posted by 管理人 | 2008-03-31 19:01
J1 第三節 横浜Fマリノス戦@カシマスタジアム
>GK曽ヶ端の時間稼ぎのプレー
>スローインでボール拭いてただけの新井場にイエローでたりしているのを見て、
>ちょっと嫌な感じはしていた
他からすれば「ず~っとだいぶ嫌な感じがしている」のですが。
子供に見せたくないと言いますか。
度々転ばされる本山すら、疑ってましたから…。
上手いな~と。
お互い「慣れ」って怖いですね。
posted by 要指導 | 2008-04-01 01:41


