2009年11月22日

J1 第三十二節 京都サンガ戦@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

アウェイ京都戦の感想。

スタメン。

鹿島
FW:興梠・田代
MF:本山・野沢
MF:中田・満男
DF:新井場・伊野波・大岩・篤人
GK:曽ヶ端

京都
FW:柳沢
MF:角田・ディエゴ・林
MF:安藤・佐藤
DF:李・森下・水本・増島
GK:水谷

寒風が吹く西京極。
風物詩、大岩剛の半袖手袋もみられ、すっかり季節は冬の様相。
西京極のアウェイ席の見難さは折り紙つき(トラックの外にさらにスペースがあり、高さも全く無い)のため、バックスタンド中央から観戦。
主審扇谷のアナウンスに鹿島サポーター席からのブーイング。
新井場徹の次節出場停止を予感したのは私だけではあるまい。

鹿島のスタメンは予想通り。
京都は、最終ライン李を左SBで起用、森下がCB。
柳沢ワントップに、左角田、右林。ボランチには安藤を起用となった。

前半、立ち上がりはホーム京都ペースといえた。
鹿島中盤のパス回しを素早いプレスで寸断、ショートカウンター気味に仕掛けを見せる。しかし、鹿島守備陣も落ち着いた対応を見せピンチとなるようなシーンはなし。
京都はボールを奪ったあとのファーストディフェンスも早く、鹿島はなかなか苦しむが、それを凌げばチャンスも生まれる。田代へのハイボールや、裏へのスルーパスで、興梠、田代らが前を向きシュートを放つシーンも出て来る。
前線からの興梠のプレスにボランチ安藤がパスミス、これを田代がフリーでシュートも大きく枠を外れる。さらに、野沢のセットプレーから田代シュートも惜しくもミートせずGKにかき出される。徐々にリズムに乗る鹿島が、田代を中心にチャンスを作るも決めきれない。
前半36分、大岩剛のフィードを田代が頭一つ抜け出たヘッドで左サイドのスペースに落とし、野沢がドリブル。エリア外角度45度の位置から、DFに正面に立たれながらも、右足でカーブをかけた一撃はファーサイドのポストにあたってゴールに吸い込まれるファインゴール。1-0先制。
バックスタンド私の位置からは、シュートを撃った瞬間は大きく外れるような軌道に見えたがググッと巻いてゴールをとらえた。実に美しいゴールで鹿島先制。
その後も終始ボールを支配した鹿島ペースで前半を終える。京都ディエゴの位置、前半は1トップ柳沢との距離も近く、林もからめた仕掛けでピンチになりかけたシーンもあったが、満男と中田が厳しく行ったせいか、また体力的な問題か、前半終盤からずるずると位置を下げていき柳沢も孤立、脅威は減った印象を持った。

後半も鹿島ペースで試合は進む。
いい時間帯に先制でき、落ち着いたボール回しからチャンスを伺う展開。右サイド篤人の切り返しからの単独突破、満男の飛び出しから得た野沢のゴール正面のFK、篤人→興梠→田代とつないで最後再び篤人とつなぐも最後シュート撃てずのシーン、田代→野沢スルーパス→再び田代左足シュート、と決定機も数多く演出。
京都の攻撃は前半と変化なく、選手交代も遅めで鹿島としては助かった印象か。鹿島左サイドから何度かクロスを上げられるも精度を欠く。鹿島も曽ヶ端を中心にしっかり守った。満男が良く戻ったシーンもあった。長めからのシュートも枠を捉えず。
終盤はダニーロ、竜太、青木と投入。竜太が入ったときは鹿島ゴール裏は盛り上がった。ゲームを締めにかかりつつも、満男のパスに野沢のオフサイドギリギリの抜け出しからクロス、興梠シュート届かずという決定機も。最後、キムが入った京都のハイボール攻勢に、岩政不在の最終ラインはやや苦しむも、竜太とダニーロ、そして満男で相手陣内で時間を使ってロスタイムも凌ぎきり、そのまま試合終了。
1-0勝利。

個人評。
曽ヶ端:危ないシーンなく安定。ハイボールにもしっかり対処。
篤人:少ないながらも効果的な仕掛けを見せた。守備も及第点。
大岩:わずかにクリアミスなど見られたが、伊野波と2人で柳沢をよく抑えて完封に貢献。先制点につながるフィードも正確。
伊野波:ポスト役に厳しく当たりつつも素早く戻り、強さと速さを見せ付ける。もはや守備の要。
新井場:こちらも攻め上がりは少なめ。守備のバランスをとっていた印象。後半はややクロスを上げられたか。
満男:前線にも顔を出しラストパスを供給。守備でも厳しく当たった。
中田:運動量はそれほどないが、絶妙のポジショニングでそこかしこに顔を出す印象。中盤、ディエゴとの競り合いでも頑張り、守備面での貢献が光る。
本山:目立つシーンこそ少なかったが、中盤でしっかりバランスをとりつつ、前を向いたら仕掛けを見せた。
野沢:あまりに見事なミドルシュート。後半もカウンターの基点としてラストパスを飛ばした。
興梠:得点こそ無かったが、高い位置からのプレスと裏をとる動きで相手DFを苦しめた。調子落ちは無いと判断。
田代:見事なアシストは見せるも、他の決定機を2度逸機。ゴール前の落ち着きが欲しいところだ。
ダニーロ:守備では長い足でクロスブロック、攻撃面でもカウンターから単独ドリブルを見せるなどまずまずの働きを見せた。
竜太:時間は少なかったが、前線からしっかりとプレスに行けていた。最後の時間帯はしっかりと時間も潰した。
青木:こちらも時間は少なかったが、守備に入ってしっかり完封に貢献。

アウェイでの勝利はなんと7月の瑞穂以来。
記憶を引っ張り出すのも困難であった。

鹿島ユース出身。
曽ヶ端準と共に、鹿島のバンディエラとも言える野沢拓也。
そのあまりにも美しいゴールでの勝利。あれを決められるテクニックを持った選手は日本にはあまりいないだろう。
「俺の運命はアントラーズとともにある。それはずっと決まっているし、心に決めていること。」
(携帯オフィシャル、プレーヤーズファイルより。)
こう言い切る野沢と共に、今季も最後まで戦いたい。
また、戦えることをサポーターとして喜びたい。
ミスタークライマックスと呼ばれる男だが、クライマックスはまだ先だ。

また、恐れていた扇谷主審であったが、むしろ前半は鹿島寄りともいえるジャッジ。ブーイングの理由は多すぎるので書かないが、京都サポにも試合後は少し納得いただけたのではないだろうか。

本日、大分が最下位とは思えぬ見事なサッカーで川崎を打ち破り、鹿島はここで首位に立った。
自力優勝の目は復活したが、しかしやることに変わりない。
目の前の一戦を勝利することだけだ。

---
余談だが、BS観戦中に出てきたヴェルディ川崎の初優勝のシーン。
実に悔しい思い出が、鮮やかに蘇って来た。
これぞ、私の鹿島サポーターとしての原点ともいえる。

ACL、そしてナビスコの敗退。
同じく今季も、いくつも悔しい思いをしてここまでたどり着いた。
あと2戦。ホーム最終戦の次節ガンバ大阪戦。聖地カシマを鹿島サポーターで埋め尽くそう。

---
京都サンガFC 対 鹿島アントラーズ
0-1(前半0-1)

スターティングメンバー
■鹿島
曽ケ端 準	GK	21
内田 篤人	DF	2
大岩 剛	DF	4
伊野波 雅彦	DF	19
新井場 徹	DF	7
中田 浩二	MF	6
小笠原 満男	MF	40
本山 雅志	MF	10
野沢 拓也	MF	8
田代 有三	FW	9
興梠 慎三	FW	13
控え
小澤 英明	GK	1
パク チュホ	MF	35
増田 誓志	MF	14
ダニーロ	MF	11
青木 剛	MF	15
佐々木 竜太	FW	17
大迫 勇也	FW	34
監督
オズワルド・オリヴェイラ
 	
■京都
水谷 雄一	GK	21
増嶋 竜也	DF	24
水本 裕貴	DF	4
李 正秀	DF	14
森下 俊	DF	19
林 丈統	MF	11
佐藤 勇人	MF	7
安藤 淳	MF	16
角田 誠	MF	26
柳沢 敦	FW	13
ディエゴ	FW	10
控え
平井 直人	GK	1
西野 泰正	DF	2
染谷 悠太	DF	6
シジクレイ	MF	3
中山 博貴	MF	15
中村 太亮	MF	17
金 成勇	FW	28
監督
加藤久

得点
■鹿島
36分:野沢 拓也

警告
■鹿島
44分:小笠原 満男

■京都
55分:増嶋 竜也
60分:森下 俊

交代
■鹿島
75分:IN:ダニーロ
    (OUT:本山 雅志)
84分:IN:佐々木 竜太
    (OUT:田代 有三)
89分:IN:青木 剛
    (OUT:興梠 慎三)

■京都
82分:IN:金 成勇
    (OUT:増嶋 竜也)
89分:IN:中村 太亮
    (OUT:安藤 淳)

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ぎっしりの鹿島サポーター。

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京都サポーターのビッグフラッグ。

desafio-125564.jpg
アップルームが無いスタジアムでは、ストレッチの様子を見ることが出来る。

desafio-125565.jpg 
試合後、スタンドに向かう選手達。


posted by desafio |17:15 | 試合感想 | コメント(4) | トラックバック(0)
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J1 第三十二節 京都サンガ戦@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

コメント投稿者ID :

いつも、いつも、配信してくれて、ありがとう。

しかし、このところ、アントニオに負けてますな~

アントニオの方が、速いし、読ませていただいて、なんか、試合が良く見える、そんな気がする。

これからも、遅くてもいいから、フムフム、と思える投稿をしてくださることを、期待してます。

なんといっても、中原の鹿。 いい名前だ、期待してますよ

posted by キャベツ畑スタジアム | 2009-11-22 21:10

J1 第三十二節 京都サンガ戦@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

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中原の鹿さん、いつもありがとうございます。

posted by 毬藻 | 2009-11-22 22:49

J1 第三十二節 京都サンガ戦@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

コメント投稿者ID :

昨年は残り3試合で九石ドームで鹿島は大分を叩き、今年はフロンターレが大分に敗れた。この差は優勝しているかしていないかの差ですね。

更新はいつでもかまいません。

posted by 茨城の鹿 | 2009-11-23 15:52

J1 第三十二節 京都サンガ戦@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

コメント投稿者ID :

いつも楽しみにしております。

残り2戦。
歓喜も投稿を待っております!

当然私もスタジアムに駆けつけます!!!!

posted by PULP | 2009-11-23 23:34

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