2008年11月17日

天皇杯五回戦 清水エスパルス戦@カシマスタジアム

天皇杯五回戦、清水戦の感想。

スタメン。
GK21曽ヶ端 準 
DF14増田 誓志
DF 3岩政 大樹 
DF19伊野波 雅彦
DF 7新井場 徹 
MF15青木 剛 
MF16中後 雅喜
MF10本山 雅志
MF 8野沢 拓也
FW13興梠 慎三
FW18マルキーニョス 
前列は久々のモトノザコンビ。

清水のスタメンは以下。
FW原、矢島
MF兵働、枝村、山本真、伊東
DF山西、児玉、青山、市川
GK西部
CBは児玉で左山西、GK西部。

清水は矢島がワントップ気味で、原、枝村、兵働という二列目、ボランチ山本と伊東という形で、鹿島のサイドを押さえ、かつ攻略する狙いか。
しかし立ち上がりの清水の攻勢を凌ぐと鹿島ペースの前半。この日先発の野沢が右サイドでいい動きをみせたり、中後のパスを受けた興梠が突破したりとチャンスを作る。CKなどセットプレーのチャンスも多かったが決められず。
しかしそんな中、清水の兵働にミドルを放たれ、DFにあたったグラウンダーのボールは曽ヶ端の逆を突きゴールが決まる。先制を許す。0-1。
しかし鹿島も野沢、本山を中心に反撃。本山が倒されて得たFKを中後。一度弾かれたボールを逆サイドから伊野波が折り返し、中央フリーの増田がヘッド。昨季熊谷を髣髴とさせる増田の今季初得点で同点に追いつく。1-1。
その後も両ボランチのミドルなど鹿島攻勢で前半終了。

後半立ち上がりも鹿島ペース。立ち上がり5分でカウンターからマルキーニョス。青山に完全なファウルでつぶされるが、背後フォローしたのは本山。エリア内に侵入し西部に倒されPK。これをマルキがきっちり決めて勝ち越し。2-1。
この後の時間帯、鹿島の出来は素晴らしかった。中盤の素早い潰し、前がかりになった清水に対し効果的なカウンターを何回も繰り出す。その中心が野沢。ドリブルから右足シュートや、マルキ→本山とつないでシュートなど、起点となる。興梠がエリア内で倒されるもファウルなし。ここで、点をとれなかったことが大きい。
終盤、交代無く疲労もたまってきている中、中央左から山本真にミドルを叩き込まれる。2-2同点。これは、野沢がついていかなかったのが失点の原因であった。

延長に突入。90分交代なしの鹿島はマルキに代えて田代を投入。途中で野沢が足を痛めた様子でマルシーニョと交代。その田代のシュートなど完全に鹿島が押していたが、延長前半終了間際、枝村にゴール前に送られたスルーパス、敵FWが飛び込んできたため動けなかった曽ヶ端だが、結局誰も触ることなく、ポストにあたり跳ね返ってゴールへ。2-3。逆転を許す。

延長後半、本山に代えて竜太投入。鹿島はロングボールで岩政も上げて攻勢に出る。清水は5バックに移行。FKもサイドでキープし「鹿島」ってくる。しかし田代がつぶれ、岩政がつないだボールをマルシーニョが押し込み、3-3同点に追いつく。マルシーニョも公式戦初ゴール。
しかし、左サイドから清水に崩され、兵働のクロスを新井場ブロックもFW原の前へ流れこれを押し込まれ3-4。
最後CKには曽ヶ端まで上がるが三度追いつくことはできなかった。
天皇杯は99年以来の五回戦敗退となった。

以下雑感。
曽ヶ端、GKに責任のあるゴールはひとつも無いが、ひとつは防いで欲しかった。
岩政、ディフェンスでは奮闘も、足元のパスが不安。ロングボールも精度が低い。
伊野波、原らのドリブルによくついていた。速さがあるので、日本平のナビスコ清水戦の中田のようにはならなかったが。足元のパス回しが不安なのは岩政同様。延長では、カウンターの際に新井場と並んでオーバーラップも見せるほど凄まじいスタミナ。
増田、1得点。攻撃も、単独突破は無いが本山野沢とのコンビネーションで攻めあがった。サイドの守備は本職ではないだけにあれが精一杯か。
新井場、いい上がりは見られるものの、全体に印象は薄い。
青木、中盤で攻守に奮闘。中央ミドルシュート、前線、右サイドに走り込むなど攻撃面での関与が目立っている。(が、上がるとやはりややキョドリ気味。)最終盤はまたCB?
中後、中盤でよくパスを散らすも、後半終盤から延長では動けず。ファウルで相手を止めざるを得ない。CK失敗も疲労からか。
本山、攻守に献身的な働き。1点目のFKとPKをゲット。
野沢、よくチャンスつくる。後半ではカウンターの基点。キープで味方の押し上げを待つことも出来るし、FWを追い越す動きもできる。まだまだではあるが、ダニーロよりも機能していたように思う。しかし数多いチャンスで1点獲りたかったし、前述のように失点も野沢が相手につかなかったことによる。しかも肉離れという話で、厳しい・・・。
興梠、よくチャンス作るも前線で頑張って競り合うと悉くファウル。あれでは難しい。
マルキ、興梠と同様。後半の決定機も決められなかった。
田代、へんにコネる癖は見せなくなった。悪くない出来。
マルシ、得点も、アシストしたFC東京戦に続いて敗戦・・・。試合後、祝福してやりたいのだが。
竜太、延長後半のみであまり印象に残らず。

試合は、90分を見ればまずまず。相手のゴールは2点ともミドル、しかもアンラッキー&スーパーなゴールだけに止むを得ない面はある。数多い決定機を決められないとこうなってしまう。

この試合、或いはここ数試合の鹿島の印象を何点か。
まず、最終ライン。サイドでやられているが、どうも、以前に比べて最終ラインが中央に固まっているような印象。これにより、サイドへのチェックが遅れ、敵は中央を確認する時間が出来、結果いいクロスを送られたり、切り返してシュートなども選択されてしまっている。
さらに、ラインが低い。これはここ数試合でオフサイドがほとんど取れていないことを見ても分かる。特に後半、ずるずる下がっている。
加えてボランチ。後半、全体の運動量が減ってくると、相手ボランチへのチェックが少なくなり、結果そこを基点に展開されてしまっている。青木、中後ともに味方DFライン前に張り付くことが多く、満男がいたときのように前からガシガシ行けていない。
中後に関しては、マイボールになったときにその場ですぐに捌いている。満男のように少しためる、動いてから出せると、受け手も動き出す時間があり、有利な面もある。相手からのプレッシャーもあり満男同様にやれと言うのも厳しいが・・・。
運動量が下がった後半は交代という手があるが、本来打ちたかった守備的な手は、この日のベンチを見ると難しい。GK小澤、DF大岩、MF船山、MF遠藤、MFマルシ、FW田代、FW竜太。大岩と入れて伊野波をボランチに上げる、というような交代はあるかもしれないが、中田や伊野波がベンチに控えていた頃とは層の薄さが目立つ。点を獲るために打つ手も、逃げ切るために打つ手も、限定的になってしまっている。
あとはまあ、今プレミアリーグを横目で見ながら感じることは、全体としてパスを出したあと動いていないのは気になるかな。

ダニーロが出ていないときには、見てすぐに、しかも直接的に分かるように、二列目がきっちり守備をしないことがまず原因と見ていたが、それのみではない。DFライン、ボランチ、二列目、全体のバランスが今は悪い。特に後半、運動量が落ちたときに顕著に表れているように思う。

もう時間は無く、苦しいが、なんとか修正してほしい。そして何よりも気持ちで負けぬことである。清水戦も、勝ち越し前後の動きは大変素晴らしかった。運動量が落ちる試合終盤、なんとか耐え切る、相手よりあと一歩出るといった単純なところでまず負けてはならない。

試合後、オリヴェイラもサポーターのところに挨拶に来てくれていた。あと3試合。厳しい戦いが続くが、我らも全力でサポートしよう。個人的には、今年あと3戦は全て参戦を決めた。

posted by desafio |03:13 | 試合感想 | コメント(4) | トラックバック(0)
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天皇杯五回戦 清水エスパルス戦@カシマスタジアム

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オレンジ色のサポです.

>CBは児玉で左岩下、GK西部。

岩下は直前に怪我してしまったので,山西のことではないでしょうか.

歴史を振り返ると鹿角軍団さんにはイタいところで負けていることが印象深いので,今年は何とか借りを返して欲しいと思っていたところです.でも正直,カシマスタジアムでは6年半以上勝っていないということでサポーターとしてはかなりの恐怖心がありました.あのスタジアムには,アウェーチームにとって何か魔物が住んでいます.

今回は正直「運」の要素もあったと言われても言い返せませんでした.ただ,ミドル二発でうち一つはデフレクションのラッキーゴールというのは,ミドルに定評のある山本(真)がユースから上がってきたということが,チーム全体にミドルへのintentionを与えた結果なのかもしれません.もっとも,1,2,4点目は,「鹿島にしてはボールホルダーへのプレスが甘いな?」と不思議には思いました(それを言うならウチも普段に比べてヘタれたプレーが多々ありましたけれど・・・)

アントラーズの連覇への渇望はいろいろなところで感じることがありました.サポーターもすばらしいです.対戦するたびに,勝敗はともかくとして何かしらを教えてくれると思いました.

posted by KMnO4 | 2008-11-17 10:04

天皇杯五回戦 清水エスパルス戦@カシマスタジアム

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オレンジサポさん、すばらしいコメントありがとうございます。このところの鹿軍団のパフオーマンスを見ていると、気概が足りなさすぎる!!ACLで敗戦した時に、「浦和でも優勝できたから、甘くみていた」とか、国士舘のときも然り・・
(~_~;) 満男がいない今、全員で勝ちを勝ち取る気概がなければ優勝なんてあり得ない。目を覚ませ!

posted by みちぽん | 2008-11-17 12:39

天皇杯五回戦 清水エスパルス戦@カシマスタジアム

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負けてしまいましたね……

これでますますリーグが落とせないですね


管理人さんの守備的ハーフへの指摘を考えるなら、あえて大岩を先発させて、イノハをベンチに置いておくと、守備的な交代策がつくれますよね

けが人でベンチが薄くなっているからこそ、ありじゃないかなあ、と思いますが、いかがでしょう

大岩のパフォーマンスが悪いわけではないと思うので

というよりは、足元は先発の2人よりは安心できるような

posted by aki | 2008-11-17 22:14

天皇杯五回戦 清水エスパルス戦@カシマスタジアム

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コメントありがとうございます。

オレンジサポさん>
指摘の箇所はその通りです。失礼しました。直しました。
清水は鹿島が負け越しているチーム。
ここ数年で苦手意識は払拭されてきつつありましたが、今年は散々でした。
ナビスコは残念でしたね。しかし目の前のタイトルを逃すという悔しい経験も糧となるはずだと思います。清水は多い気もしますが、実は鹿島も相当に多いです。
清水は若くいいチームだけに、来季以降も厳しい試合となりそうですね。今季は日本平で2敗。来季は借りを返さなければなりません。

akiさん>
戻すのはアリですが、伊野波でなく大岩だったら、スピードでやられそうでそれはそれで怖いという・・・。

posted by 管理人 | 2008-11-19 22:36

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