プロ野球の魅力を語る

田澤ルールの撤廃を

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 田澤純一が2016年12月にマーリンズと2年1200万ドルで契約を結んだ。年俸は約7億円ということで、田澤がセットアッパーとして一流の評価を受けていることがうかがえる。

 マーリンズと契約する前、レッドソックスが2016年中にFA権を得る田澤と2017年以降の契約を結ばないという報道があり、田澤ルールが話題になりかけた。  もちろん、田澤は、大リーグで多くの球団が欲しがる投手である。2016年の成績は、3勝2敗16ホールド、防御率4.23。防御率は、大リーグでセットアッパーとして活躍しているここ5年の中では最も悪いが、奪三振率は最も高く、決して状態が悪いわけではない。たまたまコントロールミスによる被本塁打が多かったためと考えられる。

 それゆえ、田澤が大リーグと契約できず、行き先が決まらないということはあり得ないと思っていたが、一部報道で所属球団がなくて浪人生活になるのではという憶測があったため、田澤ルールが顔を出してきたわけである。

 田澤は、2008年の都市対抗野球で優勝して事実上のMVPにあたる橋戸賞を受賞して、大リーグ挑戦を表明する。  それまでドラフト1位候補が日本プロ野球に入団せず、大リーグに挑戦するというのは前例がなかったので、日本中が騒然となった。

 アマチュア有望選手の流出に大きな危機感を抱いた日本プロ野球機構は、ドラフトを拒否して海外のプロ球団と契約した場合、大卒・社会人選手は2年間、高卒選手は3年間にわたって日本プロ野球球団と契約できないルールを作ってしまった。  これが悪名高い田澤ルールである。

 私は、田澤ルールに当時から反対で、そんなルールを作るくらいなら外国人選手枠を広げて日本プロ野球の質を維持・向上させた方がいいという考えていた。

 そのため、田澤が大リーグを代表する投手となってからも、いつの日か日本に戻りたいという状況が訪れたとき、田澤ルールは、大きな社会問題になるのではないかと思っている。

 そうならないためにも、田澤ルールは、過ちであったと認めて撤廃してほしい。  仮に田澤が大リーグで40代まで活躍して、選手生命を全うしたとしても、次に続く選手が必ず田澤ルールによって悲劇を生み出すからである。



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記事カテゴリ:
大リーグ
タグ:
田澤純一

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この記事へのコメントコメント一覧

田澤ルールの撤廃を

いろいろ御意見ありがとうございます。

田澤ルールは、12球団で申し合わせたルールということで、野球協約にも新人選手選択会議規約にも書いてないようですね。世間でいろいろ語られているわりに、どこに記述されているのかもよく分からない状態です。

Wikipediaを見ると、アマチュアから大リーグ挑戦しても他の大リーグ球団へ移籍して2年間たてば、ルールの対象外になる、と読むこともできるのですが、そんな「空白の1日」みたいな抜け穴があるのでしょうか?

田澤に関しては、ルール合意前に大リーグ挑戦しているので対象外、という見方もありますが、これも怪しいですね。田澤より後で大リーグ挑戦したがすぐ帰国した選手がアウトで、田澤がその後で帰国してもセーフという適用時期の逆転現象が起こるのでしょうか?

ますますよく分からないルールなので、これは、適用第1号が出る前に撤廃した方がよさそうですね。

田澤ルールの撤廃を

日本野球に来てもらえなかったからルールで半追放するためのルール
正直に述べると経緯が「情けない」ですよね

国内の有望株の流出を防ぐためになにかしら策を講じること自体には賛成です。
しかしそのやり方いかにも日本らしいというか陰湿というか
野球に関わって来たお偉いさんが多数集まって出た策がアレかよ・・・という
まあ老人解説の中身のない解説を聞けば納得もしますけどね

いわゆる「今時の若いもんは・・・」のような上から目線
大谷の件も日本ハムに入団したことでなかったことになっていますが、日本史上最高の選手を18歳の時点でアメリカに放出してしまう可能性もあったわけで

結局今のFAまでの期間が長いんですよね
メジャーで勝負したい選手達は20代の中盤でピークを迎える段階で戦いたいはず
そのためには高卒で最短FA取得でも27歳 ポスティングを認めるとしてもまあ早くて25歳程度
大谷は成績が良すぎるから例外としても、メジャー志望の選手には(球団やファンが納得するような成績を残すことを前提として)25歳前後にメジャーに欲されている選手が移籍するシステムの多様化を進めるべきだと思います。


あとここからは私の案ですが、サッカー等のスポーツのように、日本が売り手になることのできるようなシステムや契約に変移していくべきだと思います。

NPBとMLBの市場価値は雲泥の差
その中でガラパコス化を進めることは良いことではないですし、いかにアメリカからお金を得るか
当然資金があれば良い選手を育成・排出する球団は潤いますし、国内ならまだしも海外に出ていかれて球団に得るものが少ない状況に陥っているのはやはり経営的にもよろしくないです。

もっとドライに 選手を売り物として上手くシステム化してほしいです。

NPB球団が利益を得る方向に持っていくことで選手の希望を利用していく交渉をしてほしいですね。
プロと名乗る以上は選手とお金は大事なファクターですし

田澤ルールの撤廃を

田澤ルールは本人には遡及して適用されないと思いますが。
また、『当該球団を退団した後2年間』なので今回の契約が満了すれば
たとえ遡及したとしても田澤ルールは適用されませんね。

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