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大島洋平の7400万円は安いのか

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中日で大島と平田が契約更改で保留をして調停も視野に入れているとのことで、にわかに騒がしくなってきた。

平田は、成績を見る限り、規定打席に到達したのと勝利打点が多い、というのが主張に使えるが、世間では妥当な年俸との評価が多い。 平田は、プロ入団時、当時の落合監督が「オレを超える」とまで評価した逸材であり、現状のシーズン11本塁打で満足してもらっては困る存在である。年俸の大幅アップを主張して調停をするなら3割30本塁打を達成してからが妥当だろう。

その一方、大島は、セリーグを代表する打者としての評価も高くなり、走塁、守備に関しても入団以来、リーグ屈指の実力を持っている。 入団5年目ではあるが、3年目の2012年に打率.310、32盗塁で盗塁王を獲得し、5年目の2014年には打率.318、186安打、28盗塁を記録した。

年俸は、2012年の活躍で2500万円から7500万円に激増し、2013年には打率.248、19盗塁と激減したこととチームが4位に沈んだこともあって、5625万円にまで下がった。 そして、打率.318を記録した2014年は、7400万円に上がった。

この7400万円が安いのかどうかが焦点なのである。 確かに打率と安打数、盗塁数と記録に残っている数字を単純に考えれば、最低8000万円以上あってもいいのではないかと思える。

しかし、あまり注目されない部分で大島は数字を落としている。

たとえば、守備率は、入団以来最低となる.980で、失策6は2013年の3倍である。 特にレフト藤井との連携の悪さは、見ていてハラハラすることもあって、守備面では例年に比べてマイナス評価となる。

また、得点圏打率は、.222であり、2013年の.244から2分落としている。安打数こそ稼いだものの、打点を生み出す安打が少なかった。200安打と最多安打を目指してはいたが、それも届かず、無冠となった。

さらに、盗塁企画数のうち約3分の1が失敗という状況も、いまだ改善されていない。 チームも前年と同じ借金生活の中で優勝争いに絡むことなく、4位に終わった。

こういったあまり注目されない部分の評価が表れて、7400万円という数字になったのだろう。 各球団の年俸査定は、その査定方法が公開されておらず、親会社の資金力に左右されたり、若手と中堅、ベテランでは元になる基準が異なるほか、最近ではFA権取得者が優遇されるなど、一定ではない。

それだけに、調停を行ったところで、その調停自体がさほど信用に足る年俸を出してくることはないのだが、大島が納得できないなら、球団と相談の上、調停で第三者としての評価を与えてもらうのはいいだろう。

ただ、本来は、球団の評価が世間一般が見るその選手の評価と考え、今後の成績上昇を目指した方がいいことは確かである。 調停を行った選手は、これまで7人いたが、そのいずれの選手も、即座に退団か、数年後に退団という経緯をたどっている。 大島には、年俸の金額をいつまでもひきずらず、走好守にわたって、今年を超える成績を残し、リーグ優勝に貢献して1億円を超える年俸を提示してもらえるよう励んでもらいたい。 大島は、入団時から当時の落合監督が守備も打撃も頭一つ抜けていると高く評価した選手である。だからこそ、球団は、高いレベルを望んでしまうのである。



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この記事へのコメントコメント一覧

大島洋平の7400万円は安いのか

>7400万円が安いのかどうかが焦点なのである。

大島は昨年大減俸となったが、本人としては今年はその分くらいはUP出来るだろうと確信して更改に臨んだが、そのギャップに憤慨したのでしょう。

しかし、打率.318等の成績で2500万円から4900万円UPはBクラスに落ちたチームとしては上げ過ぎの勘があるのではないでしょうか。大島としては一昨年の7500万円より100万円少ないということで激怒したのではないでしょうか。まあ、GMとしては思い切った査定をしたのでしょうが、他チームでも4900万円UPは多すぎると思います。3500万円UPくらいが妥当だと思いますが・・・。

今年の1番大島はあまり機能してないというか、2番以下の繋がりが悪い印象でチーム全体が打てなかったですね。来季はもっと頑張れば1億は一気に超えるでしょう。

大島洋平の7400万円は安いのか

プロの選手ですから、自分の創り上げた数字に大いに自信を持っているのでしょう。そういうプライドが無ければプロの選手であることを辞めた方が良いと思いますが、問題はプロ野球人として金銭換算した場合、どこのチームでも、大島選手が思っているほどの評価をするものなのか、そうでないかがキーなんでしょうね。

例えば、MLBで活躍しているイチロー選手や青木選手は安打製造機と呼ばれていましたが、そのヒット数の中に一定数のホームランが入っていましたよね?
特にイチロー選手はあわや三冠王を期待されるほどホームランを打ったシーズンがあったと記憶します。さすがに海を渡ってからはホームランを売りにするのは愚策と判断してヒット打ちに専念していますが、未だに日本へ帰ればある程度のホームラン数を稼げるパワーがあると思いますね。

翻って大島選手。ヒット数は多いかも知れませんが、シーズン1本か2本のホームランを打つ力しかないようでは打棒を観たいと思って球場へ向かう人も少ないでしょうね。
(こういうコメントをすることで大島選手が無茶振りするようになり、バッティングを狂わすと困りますが)

足の方も、走れば殆どいつも成功というくらいのテクニックがあれば、かつての阪急福本選手のように足だけで客を呼び込む魅力を持つことでしょうね。

ファンは何か特別な華を持っている選手に引かれて球状に向かうものだと思いますし、そういう選手に対してはフロントも査定額以上のプラスアルファを弾むんじゃないんでしょうかね?

大島洋平の7400万円は安いのか

あえて一昨年より100万円安く提示したのは、球団が一昨年未満の活躍と判断したというメッセージで、そこが溝なんでしょうね。
そう考えると「俺が監督なら使わない」は事前に用意された文言で、「元々の7500万円が高かった」はその場のやり取りの中で出た文言と推察します。
面倒なのが信頼関係が破たんした可能性があることで、そうなると年俸が安くなってでも自由契約する道を大島選手が選ぶ可能性が心配されます。単なる「銭ゲバ闘争」ではなさそうなのが心配です。

大島洋平の7400万円は安いのか

コメントに反応してしまいましたが、

山井と大島ではリーグ内における価値(相対比、偏差値と言いかえても良いのですが)が違ってまして

総合指標でリーグ4位に評価された選手と、リーグ13位(守備含まず)では自ずと評価が違って当たり前です。

大島の場合、
RC27で見るとリーグ18位にまで後退しますし、
表面上大島成績、良かったのですが、案外、中身、悪いです。

因みに2012年は、
本当に傑出した成績でした。

本来の価値とは、絶対値でなく、
相対比、わかり易い言い方で偏差値のようなモノで比較した方がわかり易いですけどね。

超低反発球の2012年にあれだけの成績を残したのですから、その実力、相当あると思っています。

今後に期待ですね。

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