2008年08月21日
第90回全国高校野球選手権記念大会
好投手が次々と打ち込まれ、強力打線のチームが
勝ち上がる打高投低の大会となった。
浜風の影響を受け、
試合の流れを左右する試合が多かった大会でもある。
そんな今大会を独断と偏見、自分の好き嫌いを
多分に含んだベスト9を選出してみた。
1番
ショート 浅村栄斗(大阪桐蔭) 181cm 78kg 右投右打
バットの芯に当てる能力が高く長打力もある。
また、守備範囲も広く、足も使える欠点の見当たらない選手。
間違いなく今大会のMVP。
2番
センター 橋本到(仙台育英) 172 70 右左
チームではトップバッターを務める。
全方向に打ち分けるソツのないバッティングが特徴。
3番
キャッチャー 山城一樹(浦添商) 181 77 右右
身体能力が高く、肩も強い。
相手が嫌がるいやらしいプレイをする。
4番
ファースト 坂口真規(智弁和歌山) 186 90 右右
前評判通りのバッティングを見せた。
1イニング2ホームランは圧巻。
5番
サード 江川大輝(関東一) 174 77 右右
軸のブレないバッティングをする。
初戦では満塁ホームランを含む7打点の活躍。
守備も上手い。
6番
ライト 奥村翔馬(大阪桐蔭) 179 78 右右
マウンドにも上がる肩の強さと返球の正確さを合わせ持つ。
バッティングも良く、長打力がある。
7番
セカンド 町田友潤(常葉菊川) 171 68 右右
準決勝、決勝ともに守備でチームを支えた。
彼の守備がなければ常葉菊川の上位進出はなかった。
8番
レフト 田甫淳(智弁和歌山) 177 70 右右
下位打線に入りながら攻・守とも随所に
野球センスが見受けられた。
熱を出しながらも出場し続けたガッツマン。
9番
ピッチャー 福島由登(大阪桐蔭) 178 74 右右
準決勝、決勝ともに一人で投げぬいた大阪桐蔭のエース。
優勝投手は打者としても勝負強い。
次点
投手
伊波翔悟(浦添商) 176cm 74kg 右投左打
MAX150kmのストレートとコントロールの良さで
ランナーを背負っても落ち着いたピッチングを見せ
そう簡単には得点を許さない。
フィールディングもいいが連投がきかず、
三回戦以降はその能力を発揮することができなかった。
田村圭(慶応) 186 80 左左
長身を活かしたダイナミックなフォームから
全身を使って投げ込む大型左腕。
精神力が高く、チームを牽引した笑顔にも魅了される選手。
岡田俊哉(智弁和歌山) 177 68 左左
二年生ながら、智弁和歌山は
打線だけのチームではないことを強く印象付けた。
精神面にやや難が見られたが、心身ともに成長過程にあり
来年以降、更なるスケールアップが期待できる。
池田恭介(本荘) 169 62 左左
初戦敗退となったが、秋田県予選から一人で
全イニングを投げぬいてきた本荘の絶対的エース。
おとなしそうな性格と、その小さな身体で
投げぬく姿には感動させられた。
他にも荒削りで伸びしろのありそうな赤川克紀(宮崎商)、
近田怜王(報徳学園)、土屋健二(横浜)などは
完成度が高く将来性が感じられた。
野手
地引雄貴(木更津総合) キャッチャー 183 76 右右
総合力が高く、もっと試合が見たかった選手。
顔は阪神の金本にそっくり。
中村悠平(福井商) キャッチャー 178 70 右右
捕球から送球までの速さは天下一品。
リード面ではやや空回り気味だった。
萩原圭悟(大阪桐蔭) ファースト 181 79 右左
三試合連続ホームランを放った、
優勝チームの堂々たる4番打者。
勝谷直紀(智弁和歌山) セカンド 170 70 右左
強打智弁和歌山打線のクリーンアップの一角を担う主将。
松本幸一郎(横浜) セカンド 177 72 右左
小粒だが守備が上手く、シュアなバッティングが見られた。
森川真雄(大阪桐蔭) セカンド 178 71 右左
大阪桐蔭の主将。
攻守ともに穴がない選手。
中川雅也(常葉菊川) ライト 175 85 右左
思い切りのいいスイングで2試合連続ホームランを放った。
上本崇司(広陵) ショート 170 65 右右
チャンスに強いトップバッター。
浅村に肉薄する実力の持ち主。
漢那修平(浦添商) ライト 165 59 左左
足が速く、出塁後はこれでもかと相手投手を揺さぶる。
広瀬公秀(関東一) ライト 175 75 右左
機動力が高いチームのなかでも一番の俊足の持ち主。
ホームランを放つなど長打力もある。
来年以降の活躍を期待したい1、2年生
筒香嘉智(横浜) 183 85 右両
まだ二年生ながら、記録づくめ3本のホームランを放ってみせた。
佐野力也(大阪桐蔭) 170 70 右右
チームのスタメンで唯一の2年生。
2番バッターを務め、この経験を来年に活かしたい。
木村謙吾(仙台育英) 176 85 左左
常に不敵な笑みを浮かべ、
ピンチの場面でも動じなかった恐るべき1年生。
敗退後の涙が来年への糧となるはず。
西川遥輝(智弁和歌山) 180 70 右左
大石竜太(横浜) 173 68 右両
二人はともに走・攻・守が揃った似たタイプのスター候補。
今の時点では西川がスケールで上回るも、怪我をしていたのが残念。
いずれにせよまだ1年生、これからが非常に楽しみ。
posted by ララ |21:41 |
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2008年08月10日
大会9日目 第3試合
対 鳴門工業戦
関東一高は初回、先発松本が二つの四死球を与え、いきなりのピンチもなんとか一回を0に抑える。
その裏、関東一高は新井が四球で出塁し、いきなり盗塁、すかさず広瀬がタイムリーを放ち1点を先制。
三回にも新井が四球を選ぶと自慢の足を使いまたもや盗塁成功、充分に足でかき回すと4番江川のレフト前ヒットで一気に生還、7番キャッチャー中村もタイムリーで続き3点目、序盤にペースを握る。
関東一打線は四回に広瀬がセンター最深部へ飛び込む会心のツーランホームランを放ち、傾きかけた流れを再び取り戻す。
このままヒットを重ね、一回戦に続いて大量得点かと思われたが、五回から登板の鳴門工2番手・林を打ち込むことができず、五回以降は得点する事ができなかったのが少々気がかり。
一回戦に続き先発した松本は四回に鳴門工の初スタメン田中にタイムリーを打たれはしたものの、五回以降は得点を許さず見事に完投。
関東一高が得意の機動力野球で優位に立ちそのまま序盤のリードを守り抜いた。
なんといっても今日のMVPは序盤に二つの四球を選んだ2番新井だろう。
序盤の3点は新井が出塁し、流れを作っての得点。
この3点がなければ今日の展開ではその後どうなるのか全く分からなかった。
そこそこの好投を見せた松本には、三回戦もぜひ粘りのピッチングを期待したい。
その相手となるのが優勝候補の一角と目される浦添商業、二回戦も12得点を奪った強力打線だが、先発の伊波は9失点と万全ではない。
評価の高い伊波を打ち込み勝利すれば、野球ファンの注目も集まり一躍優勝候補にのし上がるだろう。
関東一高は今日のように機動力で序盤に先制点を奪ってペースを握れば勝利の確立が高まる。
3番広瀬と4番江川が好調を維持している打線にとって、1・2番の出塁がカギを握りそうだ。
今の関東一高には、打てなくても守り勝てるだけの堅い守備力があるのも心強い。
次戦は大きな山場、ガンバレ後輩!!
関東一高、わが学園。
posted by ララ |21:32 |
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2008年08月04日
大会3日目 第1試合
関東第一vs.常総学院
関東第一の先発は背番号1の松本。
いつも通り不安定な立ち上がりを見せ、マウンドに上がった6回全てで走者を背負い攻撃へのリズムを生み出すことができない。
しかし関東一は間違いなく打線のチーム。
春のセンバツでは一回戦負けを喫し、今大会も前評判は決して高くなかった。
ただ機動力と攻撃力は間違いなく出場校中トップクラスの実力を誇る。
中でも全員が走れる機動力とクリーンアップの破壊力にはぜひ注目してほしいところだった。
試合が動いたのは3回。7番松本がヒットで出ると9番土屋がデッドボール、1番田辺も四球で歩いて満塁とすると、まずは2番新井の犠牲フライで先制、再び満塁とし4番江川が走者一掃のツーベース、5番玉井もスリーベースで続き一挙に5点を挙げる。
しかし直後の4回、土肥のソロホームラン、鈴木の犠牲フライなどで常総学院にすぐさま3点を返されてしまう。
いやな雰囲気が立ち込めたが6回裏に暴投と二つの押し出し四球で3点を取ると、なおも満塁とし、頼れる4番江川がレフトスタンドへこの日7打点目となる満塁ホームランを叩き込み12点目、一挙に9点差として勝利を決定付けた。
17安打を放ちながらも5得点しかできなかった常総学院の拙攻にも助けられ、13-5での初戦突破となった。
これで高校野球ファンの間にも関一打線を印象付けられたことと思う。特に4番の江川がその実力を発揮してくれたのは喜ばしい。
ベンチに5人もの投手を置いていることでも分かるように、苦しい投手陣を露呈している。だが継投策で何とか乗り切り、打ち勝つ野球で2回戦の鳴門工業戦も突破してほしい。
関東一高、我が学園。
posted by ララ |19:48 |
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2008年08月01日
◎第2日目
■第1試合
●日大鶴ヶ丘(西東京) × 鹿児島実業(鹿児島)
■日大鶴ヶ丘(西東京)
サイドスローの山地が大黒柱。
本来は安定感があるが予選では連投が続き
制球が定まらない場面も見られた。
大和田、引地などが援護したい。
予選では平均8得点挙げた打線のチーム。
主軸は3番内ノ倉と、2年生の4番小野。
二人の前にどれだけランナーを貯められるかがカギとなる。
坂井、古川、内ノ倉など、強肩で守備のいい選手達が
投手事情の苦しいチームを守りからバックアップする。
■鹿児島実業(鹿児島)
伸びのあるストレートと緩いカーブ、フォークが武器の岩下、
制球力が高くスライダーを中心に緩急を織り交ぜ投球をする松窪が2枚看板。
予選では不調だった4番の湊崎がチームの浮沈を握る。
森田、岩下など好打者も揃い、チャンスを逃さない強力打線を形成している。
捕手の湊崎、森田を始め堅実な守備をする。
森田、上坊、中尾など俊足も揃い、機動力も使える。
攻守ともに戦力においては鹿児島実業に分がある。
■第2試合
●城北(熊本) × 宮崎商業(宮崎)
■城北(熊本)
1年生時からチームのエース村方。
制球力の高さ加え球速も142kmまで上がった。
2年生左腕の松成と二枚看板を形成する。
長打力には欠けるが良いバッターが揃い、
繋がりだすと一気に大量得点を奪える打線。
ランナーをためて4番山崎に回したい。
守備からリズムを作り攻撃へと繋げるチーム。
春の選抜後はランニングを増やし、基礎体力も上がっている。
■宮崎商(宮崎)
ドラフト候補の左腕エース赤川。
184cmの長身から投げこまれるストレートはMAX147キロ。
佐藤は高速スライダーとシンカーを駆使する。
攻撃面は課題が残る。
1番に入る川上が出塁し、
多方向に長打を打てる松本や小窪につなげたい。
昨年からの主力が多く守備は安定している。
宮崎商の投手陣を打ち崩すのは相当に困難。
城北はつなぐ野球で対抗したい。
■第3試合
●智弁学園(奈良) × 近江(滋賀)
■智弁学園(奈良)
エース坂口のフル回転が予想される。
2番手以降が極端に不足している。
昨夏の甲子園経験者稲森、茂山、吉田などが中軸に並ぶ打線は圧巻。
同じく甲子園経験者の吉田が1番に入りチームを牽引する。
プロ注目の強肩捕手、土井が守備の要。
トップバッターの土井を始め機動力も充実している。
■近江(滋賀)
絶対的エースはプロも注目する小熊。
MAX145kmのストレートとスライダーで三振奪取率は高い。
切れ目がない打線、予選の打率は驚異の.469を誇る。
トップの林が塁に出て、中軸の主将青山、長打力のある上田、湯本などにつなぎたい。
打線が売りのチームは一丸となって守り抜く。
攻撃ではバントなどを上手く絡めて連続安打につなげる。
近江の小熊と智弁学園打線の対決は見もの。
■第4試合
●新潟県央工(新潟) × 報徳学園(東兵庫)
■新潟県央工(新潟)
エース石田から、チームの信頼も厚い2年生古村への継投がパターン。
古村が先発に回った時は山之内の登板もありえる。
チーム全員につなぐ意識が浸透している。
中野は勝負強く予選の大事な場面でことごとくタイムリーを放った。
4番の牧田も勝負強い。
■報徳学園(東兵庫)
甲子園経験者のエース左腕近田。
145kmのストレートに加えスタミナもある。
岡田も141kmのストレートを持っている。
プロ注目の主砲井上は180cmの体格から全方向に大きな打球を飛ばす。
連打が出る打線は村井、西郷など充実している。
捕手の糸井は大胆なリードで投手陣を引っ張る。
堅い守りは最後まで途切れる事はない。
総合力で報徳学園に分がある。
新潟県央工は先制点を奪って試合を作りたい。
posted by ララ |20:24 |
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2008年07月30日
◎第1日目
●第1試合 駒大岩見沢(北北海道) × 下関工(山口)
■駒大岩見沢(北北海道)
エースは大型右腕の沼館。
直球の球威と縦のカーブを武器に安定感がある。
制球力に難がある左腕板木と2枚看板。
1番青山の出塁率がカギ。
予選決勝でホームランを放つなど長打力がある及川。
主軸の松本、捕手佐藤光もいい。
バッティングのチームだが接戦にも強い。
佐藤を中心に攻守のまとまりがある。
■下関工(山口)
与永は粘りの投球で走者を出しても粘りのピッチングができる。
サイドスローの安本は丁寧な投球が持ち味。
この2枚看板が交互に先発をする。
打線は当たりだすと止まらない。
出塁率の高い斉藤、青木から下位打線まで切れ目がない。
斉藤、青木の1、2番コンビは俊足。
青木は守備面でもチームを支える。
中軸にも俊足が揃う。
機動力の差で下関工の勝利か。
●第2試合 済美(愛媛) × 智弁和歌山(和歌山)
■済美(愛媛)
右の古川、左の坂田、
181cmの大型右腕2年生の宮崎で繋ぐのがパターン。
三振を取れる古川が先発を務める。
予選のチーム打率は.392で1試合当たりの得点は平均11点。
1番岡田、2番田中など左打者がカギを握る。
下位打線にも長打力がある。
岡田、田中の1、2番コンビを始め
俊足が揃い、多くの盗塁も決めている。
内、外野ともに守備は堅い。
■智弁和歌山(和歌山)
2年生左腕の岡田が急成長。
MAX142kmの真っ直ぐを武器に三振を数多く取る。
サイドスローの林、左腕の芝田も順調。
4番の坂口は予選で4試合連続本塁打を放ったプロ注目の選手。
勝谷、芝田とのクリーンアップは強烈。
1年生の西川も長打力がある。
内野の連携はスムーズ。外野も含め守備は固い。
共に高い攻撃力を持つ好カード。
智弁和歌山打線のスケールは強大。
●第3試合 鳥取西(鳥取) × 木更津総合(東千葉)
■鳥取西(鳥取)
エースは183cmの小畑。
制球力が高くMAX142kmのストレートと
切れ味鋭いスライダーをコーナーに投げ分ける。
左の鈴木が先発を務めることもある。
左腕壱岐、サイドスローの浜田もいる。
左の大砲鈴木は広角に打ち分けるバッティングで3番に入る。
4番壱岐はチャンスに強く打点を稼ぐ。
5番小畑も勝負強い。
二遊間の原田、沢野、センターの吉多、捕手の浜田など
内、外野ともに安定した守備。
■木更津総合(東千葉)
左腕田中はMAX136kmの真っ直ぐとコントーロールで勝負。
制球力とシンカーが武器の淡路が控える。
4番地引は予選決勝でもタイムリーを放つなど勝負強い。
1、2年生が多く、波に乗ると止まらない。
経験の差で木更津総合が有利か。
posted by ララ |13:29 |
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