2011年11月03日

ロックアウトの日々 〜気分はビッグ・ベイビイ

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 ワールドシリーズの取材を終えてNYCに戻っております。
 今年のシリーズは,,,,,本当に面白かったですね。

 行きは悪天候でフライト5,6時間待ち、帰りは雪のおかげで乗り継ぎのアトランタで1日延泊と、NY-セントルイス-ダラス-セントルイス-NYの移動は誤算続きでした。しかし、それだけの価値はあったかな、と。

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 特に第6戦の9回裏。あの球史に残る逆転劇を思い出すと、今でも少し胸が震えます。デビッド・フリースの打球が滑るようにライト方向に伸びて来て、右翼の記者席から角度的に一瞬ボールが見えなくなって、そして次の瞬間,,,


 「スポーツナビ」
・見る者を驚かせ続けたカージナルスの“ミラクルラン”
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/2011/text/201110290001-spnavi.html

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「日本経済新聞・電子版」
・上原、無念のメンバー落ち 変調はなぜ起きたか
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A88889DE1E7EAE1E0E3E3E2E0E1E3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E3E3E0E0E2E2EBE0E5E6EA

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 「スラッガー」12月号ももうけっこう前に発売になっております。

 今月は恒例の「500人の通信簿」
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 来月号にはWシリーズのこともいろいろと書く予定なのでどうぞよろしく!

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 さて、そんなわけで地元に戻り、例年であればここからNBA取材に移行するはずが,,,,

 今年はロックアウトが継続中のため、11月中の公式戦がすべてキャンセルされてしまいました!

 バスケットボールのない秋ーーー。
 寂しいっす。退屈です。

 労使交渉の内容についてはどこかでまとめるつもりですし、ぶっちゃけほとんどのファンの方ははっきり言ってまるで興味ないと思うので、ここでは止めておきますが。

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 昨日ですが、セルティックスのビッグ・ベイビイことグレン・デイビスがTwitter上でこんな言葉を発していました。「じゃあ51%で手を打とう。さあプレーしようぜ!(Take the 51% man and let's play)」

 その背景には、いまだに難航を続ける収入分配の交渉(オーナー側は50-50、選手会側52-48を主張して譲らず)があります。

 「だったら間をとって51-49でいいじゃんよ」、というビッグ・ベイビイのつぶやきは、長引くロックアウトにううんざりしている選手を含む多くの人々の気持ちを代弁しているように感じました(デイビスはその後に「心は選手会とともにある」ことを強調するTweetも残してましたが)。

 そして、わたくしの心もビッグ・ベイビイのつぶやきとともにあります(笑)

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 今日2日は、本来なら地元ニックスの開幕戦だった日。
 改装されたMSGで、全国中継で、しかも相手はマイアミ・ヒート。さぞかし素晴らしい雰囲気となっていたことでしょうが、そすべては水の泡。

 そう考えるとなおさら、マジでロックアウトは鬱陶しいですよね。
 だんだん腹が立って来た。早く終われ!!

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 「ダンクシュート」12月号も好評発売中です。
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 今月は現役プレイヤーランキング・ベスト100!
 わたくしが選定した現役トップ10は,,,,,本誌を購入してチェックしてくださいな(笑)


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2011年10月28日

2011年最後のドラマ 〜ワールドシリーズ第6戦を前に

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 2011年のワールドシリーズも、最大であと2戦を残すのみ。レンジャーズが3勝2敗とリードを奪ってセントルイスに舞台を移し、いよいよクライマックスを迎えます。

 視聴率の低さが話題になってますが、そんなことはしったこっちゃない(笑)。見たくない人は見なくて良い。例えバックグラウンドは地味でも、試合内容の面白さでは近年随一のシリーズとなっていることは間違いないと思われます。

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 流れ的にはある程度、戦前に想定していた通りに進んで来ている感じです。
 わずか1イニングを除いては。

 カージナルスがSTLで2勝、レンジャーズがTEXで2勝1敗、そしてカージナルスが地元での第6戦で勝ってシリーズ制覇、というのが個人的な予想だったのですが,,,,,

 しかしカージナルスの1−0で迎えた第2戦の9回表、レンジャーズが演出したまさかの逆転劇は今シリーズのターニングポイントとなりました。

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 キンズラーのポテンヒット、意表をつく盗塁、アンドルズの中前打とプーホルスのエラー、そして論議を呼んだ投手交代劇。この中の1つでも欠けてたら違った結末になったかもしれないわけで、あの9回表は実に興味深いイニングでした。

 特にモリーナ相手の盗塁は、失敗してたら判断力を疑われかねない大博打。もしプーホルス が中継をミスしてなければ、キンズラーは三塁で刺されていたかもだし、アンドルスも進塁できなかった。まさに紙一重の展開で、ベースボールの面白さを改めて知らしめてくれました。

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 地元チームが第1,2戦で連勝してしまった場合、ホームフィールドアドバンテージを失うことは絶対になくなるわけで、以降は常に余裕を保ったまま進められる。そういうワールドシリーズは味気ないものになりがち。

 しかしそんな展開になることを阻んだのが、第2戦のあの9回表。まさにシリーズに火を付けてくれたイニングだったと言って良いでしょう。

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 その他にも第1戦は緊迫の投手戦、第3戦ではプーホルスが歴史的パフォーマンス、第4戦ではホランドが快刀乱麻、そして第5戦では知将ラルーサがブルペンとまさかのコミュニケーションミス。1つ1つのゲームにそれぞれストーリーが存在する良いワールドシリーズになっていると思います。

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 一昨日に最終決戦の地・セントルイスに入ったのですが、昨夜は悪天候で第6戦は順延。

 仕切り直しで迎える今夜、肌寒いスタジアムで行なわれるゲームはどんな展開になるのか?昨日の休みに恩恵を受けるのはどちらか?第7戦にもつれ込んだ場合、カージナルスは中3日でエースのカーペンターを使って来るのか?

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 それではそろそろ球場に向かい、2011年最後のドラマを楽しんで来たいと思います。
 うーん、ここまで来たら今年は第7戦が観たいかなあ。
 
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2011年10月16日

オータム・イン・ニューヨーク 〜怒濤の取材日記・沈黙の東海岸編

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 NYは秋まっただ中ーーー。

 毎年この短い秋の最中には、アメリカ東海岸はMLBプレーオフで盛り上がっているもの。

 しかし今年はレッドソックスがシーズン最終日にプレーオフを逃し、ヤンキースとフィリーズも揃って地区シリーズで敗退。なんとすでに東地区のチームは全滅という予想外の事態に!

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 4つの地区シリーズのうち3つが最終戦にもつれ込んで喜んでいたのも束の間。まさかこんなことになるとは。おかげでリーグ・チャンピオンシップ・シリーズ(LCS)は取材するカードがなくなってしまいました。

 ワールドシリーズはライバル意識の薄い両リーグ間の対戦であり、勝っても負けてもどうせシーズンは終わるわけで、もうお祭りの趣も強い感じがします。個人的にLCSこそが最も面白いと思っているので、その場にいられないのは残念でした。

 うーむ、秋風が身に染みる,,,

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 ともあれ、Wシリーズはどんなカードになろうと現場に行くので、どうか良い内容のシリーズになって欲しいですね。例年ワンサイドが多いですが、今年はDS、LCSともに激戦続きなので(スイープはゼロ!)期待出来るでしょうか。

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「スポーツコミュニケーションズ」
長く冷たい冬の到来 〜ヤンキース、2011年シーズン終焉〜 
http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=3928


「日本経済新聞・電子版」
本命レッドソックスの悪夢 9月に何が起こったか
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A88889DE1E7E6E2E7E1E5E2E2E5E3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E3E3E0E0E2E2EBE0E5E6EA

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 そして,,,,現在ロックアウト中のNBAの方は、シーズン最初の2週間のキャンセルが決定。
 以下はスターン・コミッショナーが苦肉の決断(ですよね、たぶん(笑))を発表した日のニュース記事。


「スポーツナビ」
NBA、開幕から2週間中止 「要求は大きくかけ離れている」とコミッショナー
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/basket/headlines/20111011-00000011-spnavi-spo.html

 最後の最後で逆転決着を漠然と予想していたんですがね。
 なんとかこの泥沼が長引かないことを祈るだけです。

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 今日はブルックリンのグリーソンズジムに、ノニト・ドネアの公開練習をチェックしに行ってきました(写真上)。

 まあこういう公開練習は間近に迫った試合のプロモーションに過ぎず、ドネアもサウスポースタンス多めのごく軽いワークアウト。
 練習よりも合間にフィリピン国歌を歌った際の歌声の方が印象的でした。すでに歌手デヴューを飾ったパッキャオより上手だったような,,,,


 ドネアは来週にはMSGシアターにて、こちらも2階級制覇王者のオマー・ナルバエスと拳を交えます。東海岸初上陸!西岡との絡みもあり、この一戦は日本でも注目されそうですね。

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 ボクシングマガジン11月号も発売になっております。
 http://www.sportsclick.jp/magazine/boxing/new/

 今月は恒例の海外トピックスだけでなく、久々に不定期連載「ファイターが語る」が復活。アーツロ・ガッティとの激闘で知られるミッキー・ウォードを取り上げています。どうぞ宜しく!
 

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 さて、そんなわけで今週は少しゆっくりだったのですが、来週には現場復帰です。

 明日はNFLのジャイアンツ戦を取材し、翌日にはセントルイスかミルウォーキーに飛びます。そしていちどドネア戦のために戻りニューヨークに戻り、その後はテキサスかデトロイトへ。

 良いシーンがたくさん観れますようにーーー。


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2011年10月06日

”第5戦”以上に素敵な言葉は、”世界平和”くらいしかない?

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 The two best words in the language, besides perhaps world peace, are Game 7.
 「”第7戦”以上に素敵な言葉は、”世界平和”くらいしかない」


 ,,,,,,誰だったか忘れましたが、かつてそんなことを書いていたライターさんがいました。

 確かにどんなスポーツのどのシリーズでも、3勝3敗で迎える第7戦ほどスポーツファンの胸をときめかせるゲームはないですよね。

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 勝ったものはチャンピオンシップに辿り着くか、先のラウンドに進める。敗れたものは、志し半ばにしてバケーションにレッツゴー。まさに、天下分け目の一戦。1プレーごとの重要性が増し、ファンも緊張感に震える。

 特にこの”第7戦”は必ずしも頻繁に実現するわけではないだけに、よりその価値は高い。
 「スポーツイラストレイテッド」誌のトム・バードゥッチ氏によると、1995年以降のMLBの119度のプレーオフシリーズにおいて、最終戦までもつれこんだのは26シリーズだけなんだそうで(わずか22%)。

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 そんな貴重なサドンデス・ゲームが、なんと明日からの2日間で3試合も行なわれます!
 そう、今プレーオフの4つのディヴィジョンシリーズのうち、ヤンキース対タイガース、フィリーズ対カージナルス、ブリュワーズ対Dバックスがそれぞれ2勝2敗のまま最終戦決着となったのです!!

 ・・・・・・いや、まだディヴィジョンシリーズなので、第7戦じゃなく第5戦なんですが、まあそんなことはあまり関係ない。どっちかが確実に敗退するドラマ性の高さは同じ。

 というわけで今回の場合、「”第5戦”以上に素敵な言葉は、”世界平和”くらいしかない」といった感じでしょうか(笑)。

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 個人的にも、プレーオフシリーズの最終戦を現場取材するのは2006年NLCSのメッツ対カージナルス戦以来となります。ホントに久々です。

 いや、ヤンキースは勝つときも負けるときもあっさりだし、フィリーズもこの黄金期を通じてサドンデスゲームは意外にも一度もなかったし、メッツはその06年以降一度もプレーオフに出てないし(涙)。

 それにワールドシリーズは最近はたいてい一方的ですもんね(NBAじゃ第7戦取材何度もあるのですが)。

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 このサドンデスゲームの際は、試合前から独特の緊張感が漂っているもの。そして必然的に好投手を惜しげもなく投入する総力戦となるので、好ゲームになる可能性も高くなります。

 特に2006年のメッツ対カージナルス第7戦は、生涯忘れられない名勝負になりました。オリバー・ペレスの一世一代の好投に、エンディ・チャベスの”ザ・キャッチ(ライブで観た中はこれまでで最高のプレー)”、そして最終回の壮絶な攻防,,,,,,


 さて、明日のヤンキース対タイガース戦と、明後日のフィリーズ対カージナルス戦どうなるか?(ブリュワーズ対Dバックスは取材には行けません)

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 どちらのゲームも、やっぱり地元チームが有利なのでしょうね。

 ヤンキースは絶好調のノバが先発し、サバシア、ロバートソン、リベラの3枚看板がいつでも出動可能。一方で頑固なリーランド氏は、大黒柱のバーランダーをリリーフでは使わないと今日の会見で断言してましたし。

 フィリーズの方は、”球界のエース”が満を持して先発。これまではどうにも勝ち運がなかったロイ・ハラデイにとって、間違いなくここまでの野球人生で最も重要なマウンドとなります。

 重圧は凄いでしょうが、しかし去年は自己初のプレーオフ先発でノーヒッターやった人ですから、期待は膨らみます。

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 ただ,,,,タイガースの先発フィスターは第1戦では決して悪くなかったし(カノーの6打点中5打点は試合がほぼ決まってから)、粘り強い今年のカージナルスはまったくの無印から世界一まで勝ち上がった06年のチームに似てるような気がするし。
 敵地に乗り込むチームが勝ち残っても、まったく驚くべきではないのでしょう。


 いずれにしても、野球人として考えられる限り最高の舞台。
 ”第5戦”以上に素敵なゲームはない。

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 その舞台設定に恥じない、好内容の試合になると良いですね。
 そして最後には、より勝者に相応しいと感じられるチームが勝ち残ることを願いつつーーー。

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2011年09月30日

さらばホゼ・レイエス? 〜Adios Jose Reyes?

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 メッツの2011年シーズンが終わりました。
 書きたいことは山ほどありますが、それは別の機会に譲るとして,,,,,まずは、祝ホゼ・レイエス首位打者獲得!

 ただバント安打の後、1打席で交代してしまったのは残念だったのは事実です。
 ブーイングしたファンの気持ちも理解出来ます。

 個人的に、レイエスの魅力は常にスタッツを越えたところにありました。最後の最後まで、彼らしく縦横無尽にフィールドを駆け回って欲しかった。特に今季で契約切れを迎え、これがメッツでの最後のゲームとなる可能性は低くなかったのだから。

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 去就問題は,,,,メッツ次第ではないのでしょう。
 未だオーナーシップの問題に揺れるメッツに払える額は限られていて、それを上回る金額を提示するチームが1つでもあれば、レイエスは去っていくことになる。

 でも、残って欲しいなあ。
 2003年の夏、初めてレイエスのプレーを観たときのあの背中に電流が走るような衝撃は、かなり長い時間が経っても未だに鮮明なだけにーーー。

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 「I believe I can fly 〜2006年NLCS第6戦より」 (再録)
 

 2003年の夏のことだった。
 当時のメッツは弱いチームで、観るに値する選手はほとんどおらず、試合はいつもあくびが出るほどに退屈だった。

 そんな時期に、少年はメジャーリーグに上がって来た。

 昇格当日の地元紙の見出しは「Future is Now(未来はいま)」。「メッツの将来を背負って立つショートストップ」なんてかなり前から噂されてもいたが、しかしほとんど信じていなかった。

 鳴りもの入りの怪物なんてこの街には毎年のように現れる。そのほとんどは評判倒れ。今回も、きっと同じだろうーーー。

 もう期待を裏切られるのなんて慣れ切っていて、その日もまるで期待などせずにスタジアムに足を運んだ。そこで初めて、少年のプレ-を観た。

 記憶の中の彼は、真新しいユニフォームを着ていて、ナイフのように細い。打撃フォームはメチャクチャで、来る球すべてに飛びつくようにバットを振っていた。守備でも打球との距離感がまるで測れず、ボールを追い越すようにしてエラーをしてしまった。

 だが、他の要素に比べると、そんなことはまるで重要ではなかった。

 少年の才能は特異なものだった。プレ-はすべて新鮮で独創性があった。
 走り出せば、文字通りボールよりも速く、背中に戦慄を感じるほどの快足で塁間を走り抜けた。捕球は危なっかしくても、ひとたび送球すれば一塁手のミットを弾き飛ばすほどのロケットスローが飛んで行った。これまで観たことのないような足と肩だった。

 何より重要なのは、彼の笑顔だった。生き馬の目を抜くようなメジャーリーグに昇格したばかりだというのに、少年は目をキラキラさせて、まるで子供が砂場で遊んでいるようにプレーした。
 
 僕はその日、ほとんど度肝を抜かれてしまったと言って良い。約20年も野球を観て来て、触れたことのない輝きだった。メッツファンはとてつもない宝物を手にした、と思った。

 翌日以降、その19歳の少年は僕の意識的生活の一部となった。
 「彼はいつかMLBの概念を変えてしまうかもしれないな」と、漠然とながら思った。


 その少年の名は、ホゼ・レイエス。
 あれから3年の時が流れ、彼は今では「MLBで最もエキサイティングな選手」とまで呼ばれるようになった。

 今年はオールスターゲームにもファン投票で選ばれた。直前にケガをしてしまったおかげで、結局球宴には出場できなかった。
 それでも、オールスターブレイク前の最後の試合で、レイエスが代走に出て来た瞬間、シェイスタジアムには盛大なスタンディングオベーションが起こった。

 そのシーンを観ていたら、「レイエス、成功したな」と感じ、年甲斐も無く胸が熱くなってしまった。

 カーテンコールの常連みたいなスーパースターは何人もいるし、凄い強打者も幾らでもいる。しかし、ただ代走で出て来ただけでオベーションが起こるような選手が、他にどこにいる?
 
 やはり3年前の予感は間違っていなかったのだ。



 今夜、ナショナルリーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第6戦ーーー。
 
 先に王手をかけられて、緊張感で身も凍るようなゲームだった。しかしその舞台にも、レイエスはニコニコしながら登場し、初回に見事な先頭打者ホームランを打った。

 この大事な試合で、4打数3安打1本塁打2盗塁。
 プレッシャーはない。野球の原点は楽しむこと。それはどんな試合でも変わらないし、3年前のデヴュー時とも変わらない。変わったのは、今ではニューヨークの誰もが「ホゼ、ホゼ」と彼の名を呼んでいることくらいのものだ。


 いつかの少年は大人になった。
 そして、すべての野球人の夢舞台・ワールドシリーズまであと1勝。

 レイエス、どこまでも飛べ。



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2011年09月26日

ボーイズ・オブ・アーリーオータム 〜怒濤の取材日記・MLBプレーオフ開幕間近編

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 いつのまにか9月も終わりに近づき、秋風が吹きつけるようになっております。
 基本的に夏と冬しかないニューヨークでは、これから冬まであっという間なんですよね。

 そしてそんな季節の変わり目でも、足のない鳥のように(?)取材活動を続けるわたくしは、相変わらずアメリカ東海岸を中心に駆け回っております。

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 まずテロ10周年の2011.9.11には、シティフィールドへ。
 そこで生まれたコラムは以下。

「スポーツナビ」
・あれから10年ーよりどころとなったベースボール 米同時多発テロ事件から10年を迎えて
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/2011/text/201109120003-spnavi.html

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 そしてその後にはラスベガスに移動し、前回に書いた通りにフロイド・メイウェザー対ビクター・オルティス戦を取材して参りました。

 かなりの波紋を呼ぶ結末となったこの一戦。いろいろと考えたことはあるのですが、そのうちまとめようと思うのでここでは止めときます(まあtwitterをフォローして下さっている方は僕の想いの吐露を断片的にご覧になってると思いますが)。

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 とりあえず1つだけ。興行が終わった後も、これだけ話題や議論が様々な形で行なわれているボクシングのビッグファイトは近年では初めて。メイウェザーはもちろん、オルティスですらも、次の試合はかなりの注目を集めることになるでしょう。

 そういった意味で、すっきりしないラストシーンにも関わらず、あの試合の後に残る影響はどちらかと言えばポジティブな面の方が大きかったのではないかと現時点で考えております。

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 NFLも開幕!
 そのプレヴューコラムは以下。
 
「スポーツコミュニケーションズ」
・”ドリームチーム”イーグルスは頂点に立つのか 〜NFL2011~12シーズン見どころ
http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=3894

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 そんなこんなでMLBに戻り、相変わらずヤンキースタジアム、シティフィールド、フェンウェイパークを転戦。その3球場での取材から生まれたコラムの1つが以下です。

「日本経済新聞・電子版」
・豪腕ストラスバーグの復帰から探る松坂復活の可能性
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A88889DE1E6EBE3E7EBE5E2E3EAE2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E3E3E0E0E2E2EBE0E5E6EA

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 そして今夜まではヤンキースタジアムにてプレーオフの行方を左右する対レイズ、レッドソックスの7連戦が行なわれました(その前にツインズとも1戦)。
 とは言ってもヤンキースは余裕で地区優勝を決め、注目は崩壊を続けるレッドソックスが踏みとどまれるかどうか。

 とにかくボストンはやることなすことすべて悪い方向にいっている感がありあり。どこか懐かしい光景と思いながら観ていたら,,,,そう、2年連続でシーズン最終日にプレーオフを逃した07~08年メッツにそっくりなのでした(涙)。

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 いやはや、どうなることやら。

 ついにレッドソックスに1ゲーム差まで迫ったレイズの今季最後の3戦の相手が、よりによってヤンキースだというのがまたこのドラマをややこしくしています。ここでヤンキースがレイズを叩けば、直接的に宿敵チームの援護射撃をすることになる。
 
 ボストニアンにとってはいずれにしても地団駄を踏みたくなるような展開ですが、さてさて結果は?


 それにしても,,,,今週末は同じニューヨークでメッツ対フィリーズ戦も行なわれ、悪天候のおかげもあり、2日で5試合(Wヘッダー×2)をカバーするというヤバいスケジュールになりました。あああ疲れた。

 ま、行かないで良いゲームにも無理矢理に顔を出したきらいもあったのですがね。。。

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 そして間近に迫ったプレーオフをより楽しむために,,,,

 「スラッガー」11月号が発売!プレーオフ名鑑&映画「マネーボール」の大特集です。表紙にはなんとブラッド・ピットも!!これは売れそうだな(笑)。
http://www.nsks.com/slugger/6132/

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最近読んだ中から,,,,,

「かつてケーシー・ステンゲルはジョン・セインという名のおとなしい投手について、こう言った。
”そうさ、彼はあまりものを言わない奴だが、それは問題じゃないんだ。あのマウンドに立ってしまえば、どうせ話相手なんかいないんだから”
 投手とは個人主義者で、勇敢で、頑固で、理知的で、心気症的で、孤独だ。」
     (ロジャー・カーン 「ボーイズ・オブ・サマー」)

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 一方で、ロックアウト真っ直中のNBAの方は、プレシーズン戦前半のキャンセルが決まり、シーズンの予定通りの開幕も怪しくなっていますが,,,,

 それでも 「ダンクシュート」11月号はたくましく発売になっております。全30チーム補強戦略大特集!!
http://www.nsks.com/dunkshoot/6130/

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 もうかなり前ですが、元ESPN.comのクリス・シェリダン氏は「各チームがプレシーズン最初の数戦を流したあたりで決着がつくはず」と予言していました。その言葉が正しければ、両サイドの歩み寄りは間近ということになるはずですが,,,,そう祈りましょう。


 ではまた次回!

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「twitter」でも絶好調つぶやき中!
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2011年09月18日

Vegas Baby, Vegas 〜メイウェザー対オルティス戦ゴング直前!

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 ビバ・ベガス!!!!

 ・・・・・・というわけで今週末はボクシングの取材でラスベガスに来ております。そう、注目の好カード、フロイド・メイウェザー対ビクター・オルティスです。

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 本来は昨日の金曜昼過ぎには現地入りするはずが、不慮のアクシデントによって出発を夕方にせざるをえなくなってしまいました(いや、IDを忘れて予定のフライトへの搭乗を断られただけなんですが(汗))。

 おかげで盛大なる公開計量には間に合わず。それでもベガス各地で行なわれている数々のイベントにはそれとなく顔を出しております。

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(代わりに手配してもらったフライトではなぜかビジネスクラス。こんな素敵な食事も頂けました)


 まず昨夜はストリップから少し離れたテキサス・ステーション・カジノにて、ゴールデンボーイ・プロモーションズ主催の小興行をチェック。

 メインではヘビー級プロスペクトのセス・ミッチェルが3ラウンドKO勝利を収めました。ミッチェルはこれで24戦23勝(17KO)1分。ただ、そろそろタクシーの運ちゃんみたいな相手以外とも戦って欲しいですな。


 あともう一人、見たかった元五輪金メダリストのフェリック・ディアス(ドミニカ共和国/ウェルター級/10戦10勝6KO)の試合は,,,,行ったらもう終わってました(また汗)。

 しかし帰りのタクシーをディアスのプロモーターとシェアすることになり、その人いわく「今日はあまり良いファイトが見せれなかった」と。

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 そして今日はまず昼に、ゴールデンボーイ・プロモーションズとの契約が決まったデボン・アレクサンダーの記者会見。

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 さらにMGMの一角ではマイク・タイソンもファンサービス。

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 ジョー・フレイジャー、ケン・ノートン、マイケル・スピンクスらもサイン会を開催。

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 と、こんな風にボクシングファンにはたまらない数々の催し物が行なわれています。ビッグファイト・ウィークはたいていこんな感じなので、例え試合のチケットを持っていなくても、現地を訪れれば楽しめることは間違いないでしょうね(試合も映画館で見れるし)。

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 さて、そんなこんなでいよいよファイトタイムとなり、目の前では前座試合が行なわれてます。これからエリック・モラレスも登場し、新鋭を相手にスーパーライト級で戴冠を狙います。

 今夜はこの規模の興行としてはリングサイドのなかなか良い席をあてがって貰いました(↓)。

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 メイウェザー対オルティス戦の最終予想は,,,,コンディションさえ万全ならば(16ヶ月前と同じなら)、やはりメイウェザーの圧勝。リッキー・ハットン戦とほぼ同じような流れで、終盤ストップもあり得るのではないでしょうか。

 しかしハットン戦のように、「メイウェザーが負けることはまずあり得ないよ」といった雰囲気は今回の試合にはないのも事実。ブランク明けの34歳が序盤にスキをみせ、オルティスの無鉄砲なアタックが幸いに働くようなことがあれば・・・・・・


 とにかく、できればスリリングでエキサイティングなファイトになって欲しいもの。
 メインイベントのゴングまで、あとわずかです!!

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2011年09月07日

2001.9.11 〜あれから10年

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 あれから、もう10年ーーー。

 米同時多発テロ事件から10周年の今週、アメリカ国内では様々なイベントが行なわれます。

 今日はヤンキースも試合前に簡単なセレモニーを開催。当時からチームにいるジーター、リベラ、ポサダも会見の場に登場し、2001.9.11の記憶と想いを語りました。

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 そして10周年当日の2011.9.11(日曜日)には、メッツがボビー・バレンタイン、マイク・ピアッツァなどを招いての大イベントを主催するとのこと。

 事件直後の初戦、ピアッツァの放った月に届くような逆転ホームランは、目撃した誰にとっても忘れられない一発になりました。そう考えれば、この日にゲームを行なうのはヤンキースじゃなくてメッツの方が相応しいのでしょうね。

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 この日が来ると、個人的にも様々なことを考えさせられます。
 当時の仲間たちに連絡したくなったり。

 それにしても,,,,10年?
 「光陰矢の如し」と言いますが、事件が起きたのがつい先日のことみたいに感じられるのはたぶん僕だけじゃないのでしょうね。



=======

  [ 2001.9.11 ] (再録/若干改稿)


 ワールドトレード・センター(世界貿易センター)とは、名高いツインタワーのみを指すのではない。

 ロウアー・マンハッタンの西側にそびえ立つ、6棟のビルで構成される超巨大コンプレックスの総称である。6つのビルはレストランや50以上の店が並ぶ地下モールでひとつに結ばれており、その地下街の地上部がプラザと呼ばれるパブリックスペースだ。センター内の企業数は約1200社。約5万人のスタッフがここで働き、1日に20万人が訪れる。

 僕の通う学校OPMI(Our Planet Management Institute)も、このワールドトレード・センターにあった。4つの低層ビルの内の一角であり、教室と受け付けは地上9階にある。授業の開始はAM8:30。毎週月〜木、多数の職員、教師、生徒たちがその時間に集まってくる。 

 2001年9月11日。空には雲ひとつない快晴。何の変哲もない残暑の1日のように思われた。普段と変わらないNYの1日になるはずだった。

 僕はいつものように、OPMIに、ワールドトレード・センターに向かった。


 ただでさえ家を出るのが少し遅れたのに、さらにこの日は電車の進みが遅い。駅と駅の間で何度も止まってしまい、微動だにせぬまま時間だけが過ぎていく。NYの地下鉄ではこういったことが頻繁に起こる。このままではクラスに着くのは9時を過ぎてしまう。苛立ちながら何度も時計を見る。  

 9時を少し廻った頃、下車する予定だったワールドトレード・センター1階の駅で電車が止まらず通過してしまう。理由を告げるアナウンスもない。ワールドトレード・センターで降りるはずだった乗客は皆、怪訝な表情のままやむを得ず次の駅で降車する。

 仕方ない、目的地まで歩こう。網の目のようにサブウェイが張り巡らされているNYでは一駅くらいはたいした距離ではない。次の駅からでも、学校までは目と鼻の先だ。  

 しかし出口の階段を昇ると、何故か駅周辺に異常な人だかりができている。皆が声もなく、呆然と前方を見上げている。僕の手前を歩いていた、スーツを着た男性が小さな声で呟くのが聞こえた。

 「What the hell is that?」(いったいぜんたいあれは何だ?)

 異変に気付いた僕がふと視線を上げると、目の前のビルが燃えていた。
 ワールドトレード・センターが、燃えていた。
 

 瞬間、自分の目を疑った。しばらくその場に立ちすくみ、ビルの中段から猛然と出火しているツインタワーを眺めた。何が起こっているのだ?状況が掴めなかった。火事か?それならば何故ツインタワーの両方のビルが燃えているのだ?

 人々は信じられないものを見るように、皆静かにツインタワーを眺めている。どうすれば良いのか誰にもわからないのだ。警官の怒鳴り声と数人がすすり泣く音だけが微かに聞こえる。

 しばし考えた末、とにかく学校のあるビルに近づいてみることにする。OPMIはツインタワー内にあるのではない。仲間たちは教室にいるのだろう。行けるところまで行ってみよう。このとき僕はまだ、状況が自分が考えているよりも遥かに酷いということに気付いていなかった。

 
 人垣をかき分けて前に進むと、同じ方角に向かっていたヒスパニックの女性に声を掛けられる。
 「いったい何が起こっているの?私の職場はツインタワーにあるのよ。仕事に行かないと・・・・・・何があったっていうの?」
 既に相当に混乱していた僕は、わからない、僕にもわからない、と早口で答える。

 道の隅では、黒人の女性が周囲の人たちに支えられながら号泣している。
  「助けて・・・・・・私の夫が・・・・・・」
 あとの言葉は泣き声に掻き消されて聞き取れない。
 いったい何が起きたというのだ?
 
 プラザの辺りで目を血走らせた警官に止められる。それ以上は前に進めない。ワールドトレード・センターの敷地内にはもう入れないようだ。警官や警備員たちが声を張り上げて周囲に指示を与えている。

 行き場を失って、しばらく所在なく周囲を歩き回る。誰かに逢いたかった。逢って何が起こっているのか話したかった。状況が互いにわからなくても、とにかく誰かと何かを話したかった。

 しかし公衆電話にはすべて長蛇の列ができている。知り合いの姿も見つけることができない。いつまでもこのままここにいても仕方ない。何もできないし、まだ危険なのだろう。早めに現場から離れよう。
 
 地下鉄は早くもすべて閉鎖されている。バスも見かけない。そこで僕はチャーチ・ストリートからブロードウェイに出て、そして北に向かって歩き出した。何度も後ろを振り返りながら、早足で歩いた。

 この時にはまだ、たくさんの人たちがツインタワーを間近でじっと眺め、行く末を見守っていた。一心不乱に写真を撮っているものもいた。彼らはその後の破局から逃げ切ることができたのだろうか?
 
 
 僕が歩き始めてから数分が過ぎた頃だった。後の記録から正確に書くと、AM10:05。前方に立ちラジオを片手に現場の方を見ていた白人の女の子が絶叫した。

 「オー・マイ・ガッ!オー・マイ・ガッッ!!」

 振り返ると、ツインタワーの片方が轟音と共に、スローモーションのようにゆっくりと崩れ落ちていくのが見えた。次の瞬間、地鳴りのような衝撃と、悲鳴が辺りを包んだ。聴いたことのないような爆音で体がビリビリと震えた。

 パニックが始まった。それからの数分間は、悪夢のようだった。
 真っ白な煙と埃が竜巻のように背後から押し寄せてくる。
 後方の視界は一瞬で閉ざされた。
 人々は泣き叫びながら逃げ惑った。
 女性は多くが泣いていた。
 「ギャーッ!」と意味不明の絶叫を上げた黒人男性がいた。
 建物の破片のような物体が落下してくるのが見えた。
 皆が狂ったように、何かに憑かれたかのように爆風と反対方向に向かって走った。
 ショックのためか逃げるのを諦めてその場に座り込んでしまった女の子もいた。
 誰もが言ったように、それはまるで映画のワンシーンのようだった。

 僕も振り返らずに走った。頭の中が真っ白な状態でひたすらに走った。若干だが灰を吸い込んだためノドが痛くなってきた。しかし、立ち止まるのが怖かった。無我夢中だった。息が切れるのも忘れて、ただ走り続けた。

 早めに現場から立ち去り始めていたことが、僕にとっては幸運だった。ツインタワーの近辺で野次馬を続けていたら、と考えるとゾッとした。

 どれだけ走ったのだろうか?
 被害がもう及ばないだろうと判断できた地点でようやく振り返ってみる。あるべきはずの場所から、周囲を威圧するように立っていたツインタワー・ビルの片方が無くなっている。煙が朦々と立ち込め視界がはっきりしない。
  
 さらに歩いた。他にできることがなかった。交通機関は完全にマヒしてしまっている。
 北上を続けて14丁目のユニオン・スクェアと呼ばれる付近に辿り着いた。テレビが設置されている店や、ドアが開け放たれたラジオを大音量で流している自家用車の周囲に幾重にも人だかりができている。人波を掻き分けてテレビ画面を見つめる。白煙を上げる現場の映像と、「WTC崩壊」のキャプションが目に飛び込んでくる。

 この時点でもまだ僕には状況が掴めなかった。いったい何が起こったというのだ?ただの火事ではなかったのか?

 
 とにかく早く家に電話して無事を伝えなければ。僕がワールドトレード・センターの学校に通っていることを知っている知人たちは心配しているだろう。

 学校の仲間たちは無事なのか?朝の授業は遅刻する者が多いのだが、担任のヘレンはいつも定刻に来ている。そして昨日の授業を欠席したクラスメイトの佐藤こうきとコリアンガールのイン・ユギョンが心配だった。おそらく2人は、今朝は早くに登校しているのではないか?

 すべての公衆電話には未だに長い列。待っていたらいつ使えるかわからない。僕は更に北に向かって歩いた。ブロードウェイを通って北西に30分ほど進む。32丁目にあるマジソンスクェア・ガーデンの辺りで、未使用の公衆電話を発見する。急いで受話器を掴み上げる。僕の背後にアッという間に数人が列を作る。

 まず自宅に電話してルームメイトの松本陽子と話す。早口で状況を伝える。母親から国際電話があったこと、既に何人かの友人たちから身を案じる電話が入ったことを聞く。陽子も事件の詳細は把握していないようだ。取り急ぎ礼を言って電話を切る。

 テレフォンカードを使って東京に国際電話をかける。母親が震える声で電話に出た。無事を報告し、そこで初めてテロリストの犯行だということ、旅客機がツインタワーに衝突したことを聞く。
 テロ?いったい誰が?

 まだ何人かに連絡したいのだが背後の列からのプレッシャーがきつい。舌打ちする音や「早くしろ!」と叫ぶ声が聞こえる。無視してダイヤルを廻す。一度離れてしまったら、この状況では次はいつ電話できるかわからない。

 ヘレンの携帯電話にコールするが応答がない。不安がよぎる。大丈夫か?
  佐藤こうきは引越したばかりなので電話番号がわからない。イン・ユギョンに電話すると、ルームメイトが出た。
 
 「朝、学校に行ったきりまだ連絡がないんです。ずっと電話を待っているんだけど・・・・・・もうかなり時間が経つのに・・・・・・」

 瞬間、背筋が凍りつく。ユギョンの笑顔が浮かんでは消える。そんな、まさか・・・・・・
  
 電話を切って、再び歩き始める。どうすれば良いのかわからず、とにかくアップタウンに向かって歩く。突然、怒りが沸々と込み上げてくる。

  ——Who did it?! (やったのは誰だ?!)

 そんな役にも立たないことを頭の中で繰り返す。怒りに任せて早足で歩く。
 42丁目のタイムズスクェアで、人波に紛れてジャンボトロンに映し出されているニュースを見る。いつもは活気に満ちているタイムズスクェアも、死んだように静かだ。人はいつにも増して多い。しかし皆が声もなく北に向かって歩いている。誰もが少しでも修羅場から離れたいのだ。
 
 56丁目に住んでいる「いろは」レストランの元同僚小野はじめさん宅に電話し、家に避難させてもらう。12時頃だったか?僕はどれだけの距離を歩いたのだろう?

 はじめさんのコンピュターでEメールをチェックすると、既に大量に新着していて驚く。ほとんどが日本からだ。やはり日本でもかなりの騒ぎになっているようだ。取り急ぎ返信する。

 リー・ヒョンスに電話をする。佐藤こうきの無事を聞いてホッと胸を撫で下ろす。続いてユギョンにも再び電話を入れる。無事の連絡が入ったとルームメイトが弾んだ声で僕に伝えた。

 体の力がスッと抜けていった。良かった。2人が無事なら、おそらく一緒にいたはずの他のクラスメイトたちも大丈夫だろう。本当に良かった。

 脱力して、急にドッと疲れを感じた。テレビでは延々と同じ映像を流している。ツインタワーは完全に倒壊したようだ。見るともなしに眺める。アナウンサーの声が頭に入ってこない。

 外からパトカーと消防車のけたたましいサイレンの音が聞こえてくる。これからこの国はどうなるのだろう?僕の生活はどうなるのだろう?漠然とした不安を感じた。歩き通しで酷く疲れているはずなのに、身体の妙な興奮状態はまだ続いていた。

 時刻はまだ午後1時ごろだった。2001年9月11日の午後はやっと始まったばかりだった。窓から外を眺めると、何も変わったようには見えなかった。朝起きて、学校に、ワールドトレード・センターに向かったときとまるで違わないように思えた。普段とまったく変わらない、何の変哲もない残暑の午後に見えた。

 しかしこの時もう既に、僕たちの住むNYは酷く傷つけられていた。すべてが大きく変わっていた。


 
 佐藤こうきは最初の旅客機がツインタワーに激突した時間にはワールドトレード・センターの1階にいた。「爆弾が仕掛けられた!」という何者かの絶叫を聞いて、そこにいた人々はパニック状態でビルを脱出したという。

 ワールドトレード・センターを抜け出して2ブロックほど歩いた丁度シティ・ホールの辺りで、2機目の旅客機がタワーに飛び込んだ。とてつもない轟音と共に「身体を突き抜けるような衝撃」が走った。飛行機の破片のような物が次々と近くのビルに向かって飛んで来た。

 さらに「大木から木の葉が舞い落ちるかのように」ツインタワーから人が飛び降りるのを見た。それを見たこうきは気分が悪くなって急ぎ足で地下鉄の駅に向かったという。幸い、まだその時間には地下鉄は走っていた。



 イン・ユギョンは事件勃発の瞬間、OPMIの教室にいた。耳を劈くような大音響に驚き、叫び声を上げてクラスを飛び出した。

 慌てていたために荷物の一部を失くしてしまった。避難するエレベーターを待っている間、涙が止まらなかった。ブルックリンブリッジの方角に向かって無我夢中で逃げた。たった独りで、恐怖と不安で泣きながら歩いたという。

  事件翌日に電話をすると、彼女はまだ涙声だった。

 「今でも大きな音を聞くと自然に身体が震えてきちゃうの。もう何ごともないはずなのにね」

  涙声のまま、ユギョンはそう言って笑った。

 (了)


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2011年09月07日

田沢!上原!ストラスバーグ!デラホーヤ!そしてパッキャオ! 〜怒濤の取材日記・悪天候の東海岸編

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 アメリカ東海岸はアイリーン嬢(ハリケーン)の騒ぎが終わりーーー。
 1日半くらい自宅に閉じ込められ、その間は飢えた闘犬のように部屋の中をウロウロ動き回っていたわたくしは、台風一過の直後からすかさず現場に戻っております。

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 まずは再びスクラントンに向かい、3Aヤンキース対レッドソックスの取材。

 ちょうど訪れたのはハリケーンの代替ダブルヘッダー(7回戦制)が行なわれた日だったのですが、ヤンキースはヘスス・モンテロ、マニー・バニュエロス、デリン・ベタンセス、レッドソックスの方はホセ・イグレシアス、ラース・アンダーソンなど著名なプロスペクトが続々と登場し、なかなかエキサイティングだったですね。

 ぶっちゃけ、同日にシティフィールドで開催されたメッツ対マーリンズのWヘッダーより遥かに興味深かったのではないかと(メッツファンとしては寂しい話ですが。)。

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 そして田沢投手も登場。
 その日の取材の成果が以下ーーー。

「スポーツナビ」
田沢純一、現実味を帯びて来たメジャー昇格 トミー・ジョン手術を乗り越えて
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/2011/text/201109020004-spnavi.html

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 その後は、シティフィールド、フェンウェイパーク、ヤンキースタジアムを転戦。
 フェンウェイではレッドソックス対レンジャーズ(プレーオフ前哨戦?)を取材し、生まれたのが以下のコラムでございます。

「日本経済新聞・電子版」
上原と建山、レンジャーズのリーグ連覇に貢献できるか
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A88889DE1E6E7E5EBE4E0E2E2E4E2EBE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E3E3E0E0E2E2EBE0E5E6EA

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 で、今夜はワシントンDCまでスティーブン・ストラスバーグの今季初登板を取材に行こうと予定していたのですが、天気が悪そうなので取りやめたところ,,,,,

 結局はナショナルズ対ドジャースは無事に開催。
 そしてわたくしが代わりに訪れたヤンキース戦は土砂降りで開始が遅れに遅れる、という悲惨な結果になっております。いやはや、今回ばかりは判断ミスでしたなw

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 今日の昼には11月に開催が決まったマニー・パッキャオ対ファン・マヌエル・マルケス第3戦のNYC会見にも出席して来ました。

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 パッキャオがヒットシングル“SOMETIMES WHEN WE TOUCH”を歌うというのが売り物だったこの会見。朝10時開始と普段より早めだったため、遅れてしまい、そのステージは見逃してしまいました。
 まあこの曲は各地で散々聴かされてすでに飽き気味なのではありますがw。

 試合は常にエキサイティングなパッキャオですが、礼儀正しさがゆえに会見自体は退屈。マルケスとともに英語が母国語でないこともあり(→スピーチが短い)、歌のパフォーマンスでも入れて盛上げようというトップランク社の魂胆だったのでしょうか。

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 ま、会見はともかく、試合は盛り上がるでしょうね。
 前にも書きましたが、パッキャオがメイウェザー以外に負けるとすればこの試合だと思ってます。

 11月のゴングが今から楽しみであります。

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ウェブ上のコラム

「スポーツコミュニケーションズ」
オスカー・デラホーヤ、衝撃の告白
http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=3870

 

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2011年08月29日

The Storm Is Almost Over Now 〜ハリケーン騒動直後のNYより

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 巨大ハリケーン・アイリーンの襲来に揺れたアメリカ東海岸ですが、日曜の昼の時点でニューヨークはとりあえず危険な状態ではなくなったようです。
 
 土曜の正午で地下鉄、バスは運休になり、一時的に都市機能は停止。ウチは大丈夫でしたが、かなりの多くの家が停電になり、強制避難命令で移動を余儀なくされた友人もいました。

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 結果的に、アイリーンはNYC上陸直前に勢力を弱めて熱帯暴風雨に変化。被害は予想されたレベルにはほど遠く、避難命令などは「過剰反応し過ぎ」との声も出ているようです。

 確かに少し騒ぎ過ぎに思いましたが、ただカトリーナの猛威はまだ記憶に新しいだけに、「考え得る最悪の事態に備えた」ということなのでしょうか。実際に死者も出ているわけですし。
 とにかく被害が少なめで良かった、とそれだけですね。

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 数日前にはNYでは珍しい地震もあり。
 震度2程度だったそうで、ジムのプールで泳いでいたわたくしは気付きもしませんでした。
 しかし地震に慣れないアメリカ人はかなり驚いたようです。クイーンズのシティフィールド、マンハッタンのMLBオフィスの職員も全員ビル外に避難したとか。

 こんな短期間に地震にハリケーンってなんだか気味が悪いですねえ。今後はひたすらに平和な日々が続くと良いのですが。

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 ハリケーン騒ぎの前には、アスレチックス&松井秀喜ご一行がヤンキースタジアムを再び来訪。 
 7月に続きニューヨークで今季2シリーズ目にも関わらず(6月のメッツ戦も併せれば3度目)、松井選手にはまたも大きな拍手が送られておりました。引退までずっと続くでしょうね、これは。


「スポーツナビ」
松井、プレーオフを狙う球団に移籍の可能性は?
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/2011/text/201108260003-spnavi.html

 
「日本経済新聞」
大リーグ個人賞の行方 イチローも狙えるタイトルが・・・
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A88889DE1E6E3E6E2EAE5E2E0E3E2EAE0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E3E3E0E0E2E2EBE0E5E6EA

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 ハリケーンの予報のおかげで土、日に予定されたブレーブス対メッツ戦は早々と中止が決定。電車も止まった土曜日は、仕方なく自宅で完全休養を余儀なくされました。

 映画を見て、本を読んで。
 退屈でしたが、しかし避難を強制された人のことを思えば贅沢は言えないですよね。

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 友人に勧められてみた映画「The Town」は、クライマックスでなんとフェンウェイパークが舞台の銃撃戦↓
http://wwws.warnerbros.co.jp/thetown/index.html
 
 日本でも公開済みなのでご存知の方も多いと思います。
 しかしレッドソックスもよく許可したなあ。さすがベン・アフレック。

 ベンの友人マット・デイモン主演の「アジャストメント」で、ヤンキースタジアムが使用されたのはなんか関係あったのでしょうか(あれは完全に蛇足のシーンだったけど)。

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 昨夜より、メイウェザー対オルティスの「24×7」が開始(全4回)。
 http://www.youtube.com/watch?v=c98cLd9-eUg

 第1回、凄かったです。オルティスの涙の身の上話、メイウェザーのゴージャスなフィアンセが初登場。そしてラスト近くで、メイウェザーシニアとジュニアが壮絶な親子ゲンカ。カメラの前でのサービスでなく、完全にモノホン。

 この「24×7」はメイウェザーのためにあつらえたようなシリーズですが、しかし今回はさすがに後味が悪かったのも事実。息子に公の場で罵られたシニアを気の毒に感じた人は多かったかと。
 ただこれで第2回以降への興味がさらにそそられたのは事実ですが,,,

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 と、自宅待機の暇つぶしに(すいません(笑))、徒然なく綴ってみました。
 明日から現場復帰しますので、またどうぞ宜しく!


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