2010年02月25日
中村チカ、正念場の年へ
アッパーウエストのスターバックスにて、女性ボクサー中村チカさんにばったり出くわしました。 12月に初黒星を喫したあと、しばらく離れていたフレディ・ローチ・トレーナーと再びコンビを組んでラスベガスでトレーニングを始めたチカさん。 その過程で、例の敗戦試合が当初の規定だった2分×6ラウンドではなく3分×6ラウンドで行なわれていた事実が発覚し、なんと無効試合に変更(!)。というわけで、彼女はまだ無敗(8-0,3KO)です。 そして2月4日に早くも再起戦を行なうはずだったのですが、チカさんが風邪を召してしまいその試合はキャンセルに(詳細は↓)。 http://www.womenboxing.com/NEWS2010/news020410chika.htm 次の試合は4月1日にまたアナハイムで開催予定。それまでまだ少し間があるので、現在はNYCに滞在してチャーチストリートジムでトレーニングを続けています。
ボクシング以外の活動(芸能活動やブロードキャスティングの勉強)も進めているようですが、練習に影響しないように時間にメリハリは付けるようにしているとのこと。昨年12月の試合前はトレーニングに気が入っていないことを彼女ははっきりと認めています。 「無効試合になったとはいえ悪い印象を残してしまったことに変わりはない。同じことを2度続けるわけには絶対にいかない。次は非常に大事な試合になりますからね」 その通りーーー。 せっかくのメインイベントで拙戦をみせてしまった後だけに、4月の試合は内容が問われるファイトになることは間違いないでしょう。負けは論外、苦戦もダメ。 相手のジェニファー・バーバー選手も下の階級ですが9勝(4KO)1敗と好成績を残しており、チカさんが敗れたグロリア・ラミレスにも判定勝ちを収めています。強敵ですが、突破できるか?
いずれにしても、とにかく試合枯れに悩まされて来た人だけに、次々とスケジュールが決まって行く現状は良い流れだとは思います。 形態は不明なのですが、次戦は女子選手だけのトーナメントの一環だとか。だとすれば勝てばその次もすぐにあるのでしょう。 プロボクサー・中村チカにとって、2010年はどうやら非常に重要な年になりそうです。今年が終わる頃、「1年前の12月の敗戦があったから今の私がある」と語れる結末になると良いですね。 4月1日はぎりぎりMLB開幕前で取材に行けそうなので、またレポート出来ると思います。 どうぞ、お楽しみにーーー。 ============ ついに「twitter」を始めました。 ボクシング情報も満載!(それ以外もだけど) ウェブ上のコラム更新告知、その他の小ネタはここに記しています。 https://twitter.com/daisukesugiura
posted by daisuke |14:20 |
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アッパーウエストのスターバックスにて、女性ボクサー中村チカさんにばったり出くわしました。
12月に初黒星を喫したあと、しばらく離れていたフレディ・ローチ・トレーナーと再びコンビを組んでラスベガスでトレーニングを始めたチカさん。
その過程で、例の敗戦試合が当初の規定だった2分×6ラウンドではなく3分×6ラウンドで行なわれていた事実が発覚し、なんと無効試合に変更(!)。というわけで、彼女はまだ無敗(8-0,3KO)です。
そして2月4日に早くも再起戦を行なうはずだったのですが、チカさんが風邪を召してしまいその試合はキャンセルに(詳細は↓)。
http://www.womenboxing.com/NEWS2010/news020410chika.htm
次の試合は4月1日にまたアナハイムで開催予定。それまでまだ少し間があるので、現在はNYCに滞在してチャーチストリートジムでトレーニングを続けています。
ボクシング以外の活動(芸能活動やブロードキャスティングの勉強)も進めているようですが、練習に影響しないように時間にメリハリは付けるようにしているとのこと。昨年12月の試合前はトレーニングに気が入っていないことを彼女ははっきりと認めています。
「無効試合になったとはいえ悪い印象を残してしまったことに変わりはない。同じことを2度続けるわけには絶対にいかない。次は非常に大事な試合になりますからね」
その通りーーー。
せっかくのメインイベントで拙戦をみせてしまった後だけに、4月の試合は内容が問われるファイトになることは間違いないでしょう。負けは論外、苦戦もダメ。
相手のジェニファー・バーバー選手も下の階級ですが9勝(4KO)1敗と好成績を残しており、チカさんが敗れたグロリア・ラミレスにも判定勝ちを収めています。強敵ですが、突破できるか?
いずれにしても、とにかく試合枯れに悩まされて来た人だけに、次々とスケジュールが決まって行く現状は良い流れだとは思います。
形態は不明なのですが、次戦は女子選手だけのトーナメントの一環だとか。だとすれば勝てばその次もすぐにあるのでしょう。
プロボクサー・中村チカにとって、2010年はどうやら非常に重要な年になりそうです。今年が終わる頃、「1年前の12月の敗戦があったから今の私がある」と語れる結末になると良いですね。
4月1日はぎりぎりMLB開幕前で取材に行けそうなので、またレポート出来ると思います。
どうぞ、お楽しみにーーー。
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今季の移籍期限は 「トレードに関わったチームの大半がそれなりの成果を収めた」と評判ですが、その中でNYエリアの雄・ネッツ(現在5勝50敗)は何のアクションも起こしませんでした。
まあ今季開始前にすでに売れるものはすべて売っぱらってしまってましたからねえ。主力と考えている数人(ハリス、ロペス、イーなど)以外、残るはもう今季で契約切れの選手たちばかり。
とにかく今は世間に目を背け、ひっそりと今季終了を待つのみーーー。
ただそんな中、一昨日についに来季の本拠地移転が正式決定しました!
とは言っても新天地はブルックリンではなく、同じニュージャージー内のニューアーク。2年前に誕生したばかりのプレデンシャルセンターで、来季から2年間プレーすることになります(その後にブルックリンに再移転予定)。
このプルデンシャル(写真上)は新装だけになかなか設備の良い建物です。アリーナから電車の駅までも近く、NY、NJの両方からのアクセスも良い。今季開幕前にネッツはプレシーズン戦を行ない、多くの観客を動員してちょっとした話題になりました。
「(現在の本拠地の)アイゾッドセンターでプレーするより、ニューアークに移った方がビジネス的に旨味があるのははっきりしている。交通の便も良いし、新たなファンベースも開拓できるだろうからね」
今日の試合前にネッツ関係者に話を聞くと、そんなことを語ってくれました。違約金としてIZODセンターに400万ドルを払わなければいけないらしいですが、それだけの価値はあるということなのでしょう。
実際に、数年前までコンチネンタルエアラインズ・アリーナと呼ばれていたNJの建物は、多くの人から「リーグ最悪のアリーナ」と呼ばれ続けて来ました。
沼地にあるので天候が乱れると移動は悲惨。薄暗いし、後方の席からはコートが遠くに感じられるし、施設はすべて古びていて薄汚い。ワイヤレスインターネットは弱くてぶつぶつ途切れ、仕事もし辛い。
ビジターのロッカールームなんかも酷いもので、選手たちは「まるでDリーグ並みだな」と。SIの選手間投票などでも「最も嫌いなアリーナ」では決まって上位に挙がってましたね。
ただ・・・・・・どんなに欠点だらけでも、逢えなくなると恋しくなるのが人情というもの(笑)。僕ももう7,8年に渡ってこの場所に出入りしているわけで、それなりに思い出もあります。
職員は概ねフレンドリーだし、メディア用食事は無料だし、記者席もゴール後ろの観易い位置。ホットドッグも美味しい(エディ・ハウスは「NBA1の味」と)。
特にネッツが強かった頃(Jキッド時代)にはかなりハイレベルで面白いゲームも拝むことができ、通うのが楽しみな場所でもありました。
昨夜の試合前、何人かの記者、職員に「このアリーナでのフェイバリットメモリー」を訊いた際、出て来た答えは以下ーーー。
「2002年プレーオフ第1ラウンド、ペイサーズ戦第5戦のレジー・ミラーのブザービーター」「2002年に球団史上初めて進んだNBAファイナル」「そのファイナルでレイカーズと大接戦を展開し、惜しくも初勝利を逃した第3戦」
やはり万年ドアマットから一躍ファイナルに上り詰めた01〜02年の印象が未だに多くの人の中で鮮烈のようです。
この年は「ドリームシーズン」などと呼ばれ、チームの周囲の誰もが有頂天だったらしいですからね(僕はまだ取材を始めてませんでしたが)。
中には01~02年のネッツのプレーは、「これまで観て来た中で最もエンターテイニングなバスケットボールだった」なんて言っていた人もいました。
さて、そのアリーナにとってファイナルシーズンとなった今季ーーー。
ネッツはNBA史上ワーストレコードを更新して最後を飾るのか?あと27試合で5勝できるのか?
ここに来て記録更新なんて、このフランチャイズらしいといえばそれまでですが、なんだか、ねえ。
とにかく、ネッツの残りホームゲームはあと15試合。
幾つか良い思い出を追加してくれることを心のどこかで期待しながら、ここでの最後の日々を噛み締めたいものです。
ファイナルゲームにはOBが集まってセレモニーを行なったりするんでしょうか。
ないかな、やっぱり(笑)。
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NBA移籍期限前日の今夜、MSGではニックス対ブルズ戦が行なわれました。
いったい誰がトレードされるのか分からず、多くの選手がそわそわするのがこの時期。例年のことですが、試合前のロッカールームも閑散とし、運悪くメディアに捕まってしまった選手も普段以上に言葉少なく。。。
明日になったら荷物をまとめなければいけない可能性もあるし、あるいは仲良しの選手がいなくなるかもしれない。そりゃ余計なことは喋りたくないですよねえ。
ブルズの方では、カーク・ハインリックが「僕はまだここにいるよ(ブルズ所属だよ)!」と叫びながら僕たちの前をそそくさと通り過ぎ(笑)。
放出の噂が濃かったジョン・サーモンズは欠場で、そのことを訊かれたデリック・ローズは「えっ、トレードになるかもしれないの?知らなかった・・・・・」と絶句。
一方でニックス側のロッカールームを覗くと・・・・・・
「若手に性格面で悪影響を与えているアル・ハリントンの放出をニックスは必死に画策している」とかいつも堂々と書いてくる「NYデイリーニューズ」紙のF・I記者が、そのハリントンとにこやかに談笑しているし(笑)。
この辺が米スポーツ界の凄いところです。
7時半に試合が始まっても、記者たちはみんな試合そっちのけでトレード情報を追いかけておりました。
Twitter上にも次々と速報が飛び込んできます。
とりあえず今日中にまとまったのは「キャブスがジェイミソン獲得」「ニックスがミラチッチを放出」「サーモンズがバックスへ」。
その他にも、僕も何度かTweetした「ネイト・ロビンソンのセルティックス移籍」もほぼ確実な模様です。このトレードをニックスのTマック獲得工作の一環と見る向きもあり、ニューヨークの動向からは目が離せません。
さて、明日3時の移籍期限までにいったいいくつのトレードがまとまるのか。
アマレは動くのか?Tマックはどこへいく?ハインリックは「まだここにいる」のか?ボッシュ、ブーザーのような大物が意外な形で放出されることはあるのか?
ぎりぎりまで楽しみに見守って行きたいところです。
・・・・・・あ、ニックス対ブルズ戦の方は、109−115でニックスが(例によって)敗れました。まあこの試合の結果なんぞ、誰も気にしてないですかねえ。もう、この期に及んでは。。。
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NBAオールスターゲーム取材を終えてNYに戻りました。
で、今日はまたも雪。雪のNYを出たらダラスは大雪で、NYに戻って来たらまた雪。やれやれ。どうやら僕は雪男なのかもしれません。。。
その雪のおかげでテキサスでも大変な目にあったことは前回、前々回の記事で書いた通り。さらに土曜日のイベントも盛り上がりに欠け、このままでは近年最悪のオールスターになるかと懸念されたのですが・・・・・・
しかし日曜日の本戦を取材できたおかげで、それまでに生まれたストレスも奇麗に霧散致しました。
カウボーイズスタジアムに集まったのは108,713人の大観衆!
これほどの人数を飲み込むスタジアムは本当にとんでもない建物で、試合前にコート上から周囲を眺めた際にはその絶景に思わず絶句。
そしてそれほどの巨大球場がぎっしりと埋まり、その中央でNBAのスターたちがプレーしているという幸せな光景を、僕は生涯忘れることはないでしょう。
試合前の国歌斉唱、ハーフタイムショウ(アリシア・キーズ、シャキーラ)といったイベントもハイセンスだったと思います。そしてゲームの方も接戦となって良かったですね。
ウェイド、レブロン、カーメロといった現代のスターたちが活躍したおかげで、エキジビションマッチとしてはスリリングな結末になりました。誰もが恐れた(笑)オーバータイム突入も避けられ、めでたしめでたし。
永遠に感じられる飛行機待ち時間、慢性的睡眠不足、メディア用の食事の質の悪さ、スタジアムにエレベーターが1つしかなかったおかげで円滑に動けなかったこと・・・・・・などネガティブな材料は数え切れないほどありました。それでも、取材に行って良かった。
そう思える週末を演出してくれたテキサス(というよりジェリー・ジョーンズ&マーク・キューバン)に、とりあえず感謝です。THANK U, DALLAS TEXAS.
このオールスターに関する僕の原稿は、ダンクシュート4月号(25日発売)上にたくさん掲載されるはずですので、どうぞよろしく。ウェブ上でもコラムを書こうかと思っています。そちらの方もお楽しみに。
さて、祭りは終わり、明日からシーズンの取材に戻る予定です。
ちょうど明日はトレード期限前日にあたり、また慌ただしくなりそうです。
決意も新たに頑張って取材しますので、今後ともどうぞよろしく!
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現在、ダラスにてNBAオールスター取材中です。
金曜日は結局サンアントニオーダラス間のフライトが増便され、キャンセル待ちを2回繰り返した末にようやくPM3時頃の便に乗り込み成功(朝の4時半から待ったあげく、やっとだったのですが。。。)。雪の残ったダラスになんとか到着したのです。やれやれ。
さて、それほどまでして辿り着いたオールスター会場ですが・・・・・・
残念ながら金曜、土曜のイベントは期待外れと言われるものになってしまっています。
ルーキー対ソフォモア戦は悪天候のためか空席が目立ち(エバンス、ジェニングスの2枚看板にブレアらが活躍したリーキーチームのプレーはなかなかでしたが)、昨夜のイベント群も眠気を誘うもの。特にダンクコンテストは「ここしばらくで最悪」と思える低調振り。
そのおかげで「今年のオールスター、やばくね?」という囁き声がメディアの間からも頻繁に聴こえて来てしまっています。
そもそも期待されたレブロンがダンクコンテストを回避し、コビー、アイバーソンらも辞退し、さらに28年振りだとか言う大雪にも見舞われた時点で、今年の球宴が盛り上がりに欠けるものとなることは予想されていたんですがね。
ただ!
まだ本戦が残っています!!
前述通りやや格落ちのメンバーとはいえ、今回の会場は泣く子も黙るカウボーイズスタジアム(いや、まだ行ったことないんですが)。10万人近いと言われる観衆が、選手たちとメディアを待ち受けています。
いったいどんなスタジアムなんですかね。すでに下見した人間によると、本当に宇宙船のようなとんでもない建物だということですが。そしてそこで行なわれるバスケットボールは、どんな雰囲気のゲームになるのか?
10万人が沈黙しながら眺めるような試合にならないことを祈りつつ。
それではこれからスタジアムに行って来ます。
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NBAオールスターゲーム取材のため、勇んでNYを出発したのが米時間で2月11日の朝ーー。
それから約24時間が経過しましたが、まだ到着しておりません。
いや、別に開催地が地球の裏側のオーストラリアだってわけじゃありません。
目的地はテキサス州のダラスなのですが、タイミング悪くダラスが大雪に見舞われ、フライト予定が大幅に変更。僕の予定便も飛ばず、乗り継ぎ地のサンアントニオで立ち往生となったのです。
経過はTwitter上でアップデイトしていたので、そちらも見て頂ければと思いますが。
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というわけで、昨夜はサンアントニオのホリデイインに宿泊(割引チケットを提供してくれたアメリカン・エアライン、サンキュー!)。そこで残っていた原稿を仕上げ、せっかくだから夜に街に出ようと思ったのですが・・・・・・
しかし「ダウンタウンへの交通手段はタクシーだけ。2,30分走らなきゃいけないわよ」とフロントのおばちゃんに言われ、それも断念。
そう、ここはNYじゃないのだから、空港近くまで地下鉄などはりめぐらされてはいないんですよね。仕方ないのでホテルに残り、現地人になったつもりでテレビでスパーズ(対ナゲッツ)を応援(笑)。
で、朝の4時に起きて再出発を図ったのですが、結局は今朝6時の代役フライトもキャンセル。
今日のサンアントニオーダラス間の便は1本を除いてすべてキャンセルされたとのこと。その1本ももちろん満席で、現在はAM8:45ですが、AM10:50の便の座席のキャンセル待ちをしているところです。
これがダメなら次の便はまた翌日の朝。そうなったらもう飛行機は諦め、今日の昼にグレイハウンドバスを利用して行こうと考えています(ダラスまで約5〜6時間)。
いずれにしても今日の昼のインタヴューセッションに出席は難しいですね。
遅くとも夕方には到着すると思うので、ルーキー対ソフォモア・ゲームには間に合うとは思いますが。
しかしまあとんでもないことになりました。オールスターへの道険しーーー。
僕がどんなにハードパンチャーでも、マザーネイチャーとの戦いに勝ち目なし。怒ったり嘆いたりしてもどうにもならんので、悠然と本を読んだり、同じ境遇の人たちとの束の間の触れ合いを楽しんだりしています。
さて、飛行機の座席は空くのか。
いったい何時に約束の地・ダラスに到着できるのか。
遭難せずになんとか無事に到着できたら、現地からまた球宴レポートを致します。
よろしくどうぞ。
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昨日、マンハッタンのハード・ロック・カフェにて、ホプキンス対ロイ・ジョーンズ戦の発表会見が行なわれました。
4月3日に行なわれるこのライトヘビー級戦。なんと17年ぶりの因縁の再戦です。
そう、17年!長い年月ですよね。
彼らの第1戦の際は、僕なんぞまだ生まれたばかりでした(?)。
しかしそれだけの月日が流れたとすれば、当然のように2人とも歳をとっているわけで。ホプキンスは45歳、ジョーンズは41歳。ともに引退間近(願わくば)。
しかもジョーンズが昨年12月の前哨戦でオーストラリア人に1RTKO負けを喫した後だけに、この時点でのマッチアップは「なんで今ごろ?なぜいま?」とファンの間でも軽く失笑の対象にすらなってしまっています。
僕はロイにはそれなりに思い入れがあるので見るとは思いますが、それでもこのカードにPPV50ドルはきつい!
まあバーにでも行って、街の健闘好きたちと無駄口でも叩きながら見ますかね。
さて、会見の方ですが・・・・・・芝居がかった演出の好きなこの2人だけに、ビデオ上映から始まり、ディベートスタイルでの声明とエンターテイメント形式で会見は続いて行きました。
そして当然のように、舌戦に突入ーーー。
「ロイは嘘つきだ」「なに?なんで俺が1回勝った相手から逃げなきゃいけねえんだ?はははは!」「尻を蹴飛ばしてやるよ」・・・・・・ETC。
やれやれ。。。それでもかなり笑えたので良かったですが。
試合も同じくらいのエンターテイメントになると良いですねえ。
報酬の打ち分けは「50−50だけど、KOがあれば勝った方が60(−40)」という異例の取り決めだそうですが、目論見通り2人がKO狙って出てくるかどうか。無理かな?
これが2人揃って引退試合にでもなれば美しい(?)のでしょうけど、ね。
まあとりあえず、余り期待しないで待っておきましょう。
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元クルーザー級王者トマス・アダメクのヘビー級転向2戦目が2月6日にニューアークで行なわれ、アダメクがジェイソン・エストラーダに判定勝ちを収めました。
アダメクは昨年10月には「ポーランド大決戦」でアンドリュー・ゴロタに圧勝。
やる気のある(?)ヘビー級選手との対戦はこの日が初めてだったのですが、ときに被弾しながらも、12Rを上手くまとめて無難な勝利に繋げてみせました。
ゴツい身体に似合わず、意外にもスキルフルなボクサーと言えるのがこの選手。ステップワークは軽いし、上下の打ち分けも上手い。
クルーザー級時代は試合を見るたびに感心させられたものです(無骨なルックスとの落差がゆえにそう感じた部分もあったでしょうが(笑))。
PHOTO :KAMIL KRZACZYNSKI
ただ・・・・・・やはりヘビー級では厳しいのではないかな、と。
この日もお世辞にもコンテンダーと言えないエストラーダ(16-3(4KO))を圧倒するまでには至らず。相手のパワーのなさに助けられた感もあり。終盤にはやや息があがり気味で、ポイントもかなり取られていたみたいですね。
あくまで今回の試合を観た上での印象ですが、体格、パワー面の不利をスキルで補えるのは、エストラーダあたりのレベルの相手までが限界ではないかな、と。
デビッド・ヘイとの「小型対決」ならまだ面白いでしょうけど、うーん、ワルーエフあたりと戦っても厳しいかもなあ。
とにかくあくびが止まらないほど退屈な現在のヘビー級戦線の低レベル度を考慮した上でも、アダメクにはシリアスな期待はできそうもない気がします。階級上げてから身体が馴染むまで時間がかかるものだとはいえ、彼の場合はもう骨格定まってそうだし。
とりあえず次(4月?)に予定されるクリス・アレオーラ戦が早くも正念場でしょうね。好戦的なアレオーラ相手じゃそれなりにパンチも貰うでしょうが、それに耐えられるかどうか?ビタリィ相手にもダウンを喫しなかった選手を多少なりとも効かすパンチを打てるかどうか?
しかしもしもここを逞しく勝ち抜いたりしたら・・・・・・僕もあっさりと手のひらを返して誉め讃えるかもしれません(笑)。東海岸がベースの選手が活躍すれば、嬉しいのは間違いないですからね。
さて、試合内容とは関係ないのですが、この日のプルデンシャルセンターは10123人の観衆で満員にーーー。
そのほとんどがポーランド人。まさにポーリッシュのためのお祭りでした。
「無名の相手との試合で1万人動員する選手が米国内にどれだけいる?」
プロモーターがそう勝ち誇っていましたが、確かにその通り。3流ヘビー級相手のファイトで、「NYエリアにこんなにポーランド人がいたんかい!」と思わせるほど大量の客を呼べるのは凄いことだと思います。
ただ、このポーランド人ファンたちは良い感じに酒が入るとなかなかマナーが悪く・・・・・・
ぐでんぐでんに酔っぱらったポーリッシュの何人かは記者席あたりまで侵入し、警備員とケンカまで始める始末。観客席よりの場所に座っていた僕は、かなりおっかない思いをする羽目になりました。
常にすぐ真横でセキュリティに守られながらの取材というのは、もちろん初めての経験だったですね。。。
「もしもアダメクが判定で負けにでもされたら暴動になるから、すぐ後ろのカーテンから逃げた方が良い」
隣りの席の記者にそんなことを耳打ちされたくらい。アダメクがなんとか逃げ切ってくれて良かった(笑)。
次のアレオーラ戦もニューアークで行なうのでしょうか?
ポーリッシュとメキシカンの民族対決で凄いことになりそうですね。ぜひライブで観てみたいカードですが、しかしあのフーリガンにまた逢うのは、楽しみなような、怖いような(笑)。
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僕がNYに来たのは23歳の頃ーーー。
渡米の選択は正しかったと確信してますが、一方で、「あるていど物心つく歳になってから日本を発って良かった」と思って来たのも事実です。
まだ日本語が真の意味でしっかりしていない18,19歳の頃に来ていたら、日&英の両方が中途半端になってしまっていたんじゃないかな、と(ライター志望としては致命傷でしょうから)。
そしてこの考えには異論のある人もいると思いますが・・・・・・スポーツ選手も海外に出るのは20代前半まで待った方が良い、というのが僕の持論です(幼少から外国暮らしの人は別)。
まず母国で友達と遊んで、悪いこともそれなりにやって、真の意味で大人になるべき。馴染みの場所でアイデンティティを確立させて、それなりの実績も積み重ねる。次の世界に進むのは、それからで良い。アスリートとしてのキャリアだけが人生じゃないのだから(平和ボケした日本人の意見なのかもしれませんが、とにかく)。
・・・・・・などという考えについてどう思うか、バックスのブランドン・ジェニングスに訊きたかったのですが、今夜の試合前にはそのチャンスはありませんでした。
理由の1つは、時間が押していたためインタヴューが途中で打ち切られてしまったから。もう1つは、19歳だった昨年に過したイタリアでの日々を、彼が余りにも晴れやかな表情で語ってくれたからーーー。
「19歳であんなに素晴らしい経験ができたことを、僕は一生忘れることはないだろうね。何より精神面で成熟することができた。おかげですぐにNBAで適応することができたんだと思っているよ」
ご存じない人のために簡単に説明しておくと、このジェニングスは高校卒業と同時に大学には進学せず、イタリアセリエAのローマと契約した選手。アメリカのティーンネイジャーとしては珍しい形でのプロ入りが話題を呼びました。
そしてローマで1年を過した後、昨ドラフトでNBAのバックス入り。デヴュー15戦目で新人としてはこの40年で最多となる55得点をマークし、一躍センセーショナルな存在となったのです。
ジェニングスの場合は1年という短い期間だし、家族のフルサポートを受けての異国での生活だった。学業不振で意中のカレッジに進めないという事情もあった。
そういったわけで勢いで海外に飛び出すような他の事例と単純比較はできないけれど、ともあれ現時点で彼のキャリアチョイスは正解であったと捉えられています。
その何よりの根拠として、こんなコメントーーー。
「イタリアの観客は情熱的で、とにかく勝利だけを気にする。僕が何点決めたとか、スタッツのことなんて誰も気にしちゃいないかったからね。本当に良い勉強になったよ」
実際に開幕当初の得点ペースが落ちて来ても、ジェニングスの姿勢は変わらぬまま。口先だけでなく、本当に「QB(PG)の価値は勝ち星で決まる」という真理を理解してプレーしているように見えます。
ときに不必要に思えるショウマンシップ(僕の信奉するエンターテイメント性と紙一重ですが)がはびこるNBA。それに比べて勝利至上主義のヨーロッパで早い時期にプレーしたことは、若き司令塔にとって重要なレッスンとなったのかもしれません。
・・・・・・さて、ジェニングスの「10代での渡欧」は本当に成功だったのか?僕の持論も覆されることになるのか?
まだ自分の考えを曲げるつもりはありませんが、しかしどんな物事にも例外はある。とりあえず今は、アメリカ産の個人技と、ローマ経由で得たメンタリティが融合された魅力的なタレントの誕生を、素直に喜びたいところです。
優れたPGは、1〜2年目に大きな伸びをみせるもの。ジェニングスもあと1年ほどしたらもっと素晴らしい選手になるような気が僕もしています。そしてそのときにはーーー。
僕の考えに反して、アメリカの多くのティーネイジャーたちが欧州経由の道を歩むようになるかもしれませんね。
週末が忙しかったためか、始めたばかりのTwitterに多少のエネルギーを費やしたためか(笑)、今日は軽くくたばり気味。
昼間に書いていたコラムも思うように進まないし、ジムに行く元気も湧かない。NJのアリーナに発つのも遅れてしまい、試合前の取材もできなかった。最悪。
そして、こんな不調の日にいつも思わされるのが・・・・・・「選手はもっと大変に違いないのだ」ということ。
「毎日違う顔に出逢う 街から街へと
かみしめてる間もないほどに
喜びや夢ばかりじゃない つらい思いさえ」
サザンオールスターズの昔の曲の中にそんな歌詞がありましたね。
そしてプロアスリートにも、ロックバンドに対してと同じことが言えるのでしょう。
シーズン中は全米を廻り、コートを走り回ってファンを喜ばせ続ける生活。文字通り世界中がプレーグラウンド(遊び場)ですが、一方で身体&精神にかかる負担も計り知れないほど大きい。
そんな日々の中でコンディションを保つ秘訣について、かつてピストンズのベン・ウォーレスに訊いてみたことがありました。
ベンが挙げた答えは3つーーー。
1、食事に気を配ること
2、睡眠をしっかりとること
3、日々のルーティンを守ること
今夜、ニュージャージーに現れたベンは39分(!)をプレーし、8得点、6リバウンド(通算2000ブロック達成!!)。地味に勝利に貢献しましたが、すでに35歳を迎え、衰えは隠し切れないのも事実です。
上記の話を訊いたのはもう4〜5年前のことですが、プロ意識の固まりのようなベンならその後も自律を保ち続けて来たのでしょう。
それでも30歳半ばには、立派な「年寄り」扱いされてしまうのがスポーツ選手たちの宿命。そして40歳前には引退し、その後は(一部の例外を除き)スポットライトから離れた場所で新たな仕事に挑んで行かなければいけない。
夏は一瞬ーーー。華やかな部分ばかりが強調されますが、実は厳しい商売でもあるんですよね。そして・・・・・・そんな選手たちに比べれば、ライターは遥かにラクなスケジュールなのだろうから(少なくとも肉体的には)、弱音を吐かずに頑張らねばなりません。
ルーティンを守り、身体を守る。
栄養のあるものを食べて、しっかりと寝る。
自分とそんなに変わらない歳で、未だに世界をプレーグラウンドにし続けているベンに負けてられないですもんね。
[ the world's a playground, you know that when you are a kid but somewhere along the way, everybody forget it ]
(映画「イエスマン」より)
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