2009年08月31日

ラヴァーズ・イン・ジャパン

 現在はヤンキースタジアムです。

 最近はボクシングやアメリカン・フットボールの原稿にしばらくずっと追われていました(まだ終わってなかったりもするのですが。。。)。

 ヤンキースタジアムにもほぼ毎日来ていたのですが、試合中に別の原稿書いたりして。
 野球はプレーの途中に間が多いので、慣れれば試合をしっかり見ながらでも普通に他スポーツの原稿が仕上げられてしまうんですよね。バスケやボクシングの取材中にはそれはちょっと無理なのですが。
 
 フリーランス・ライターは時間との戦い。
 そして、フリーの味方・ベースボール。

 というわけで、今週のRandom thoughtsは、ヤンキースタジアムでのアメフト名鑑の仕事の途中に書き上げてしまいますーーー。

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 ヤンキースは今日もまたリードしております。
 このまま勝てばホームでは45勝20敗。

 もう何度も書いていますが、ここのライトスタンドは僕でもホームランが打てそうなほど近い上に(冗談ですよ)、これだけ実績ある左のパワー打者が出て来るのだから、しまいに相手投手が気の毒になる。そりゃ誰かサク越えするよ、という感じ。
 「スポイラ」のバードゥッチ氏が「ヤンキースに勝とうと思えば終盤イニングには左のリリーバーを起用するべし」といった意見を書いてましたね。同意します。

 あと、去年のワールドシリーズの際、フィリー市内で乗車したタクシーの運転手さんがこんなことを言っていたのをふと思い出しました。
 
 「レイズはシチズンズ・バンク・パークでは勝てないよ。ここはよそものが簡単に勝てる球場じゃないんだから」

 その運ちゃんが正しかったことは、すでに歴史が証明しています。
 そして同じことはヤンキースタジアムにも当てはまるのかも。

 特にナリーグチームは新球場に馴染みがないだけに、もしヤンキースがワールドシリーズに進めば断然有利かもしれません。ただ相手がフィリーズだった場合には、彼らも同じ趣旨の球場に本拠を置いているだけに、条件は対等になるのでしょうけど。。。

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 今日の試合前、ヤンキースのホゼ・モリーナに幾つか訊きたいことがあって、軽く立ち話。
 その際に先月に紹介した「ESPNマガジン」のモリーナ・ストーリー(主役はヤディーヤ)に話が及び、そして自身のキャリアについて彼がこんなセリフ。
 
 「指導者、影響を受けた人は1人じゃなかった。多くの人、様々な経験から得たものを吸収し、自分なりに取捨選択し、そして今の僕があるんだよ」

 お山の大将の投手と違い、基本的に受け身のキャッチャーらしいセリフですね。
 頭の良さと柔軟性がないとこのポジションでは生き残っていけないんでしょう。

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 昨夜のNFLプレシーズン戦、ジャイアンツ&ジェッツを見た人は、誰もがジェッツの新人QBマーク・サンチェスに感心させられたのではないでしょうか。

 サンチェスには押し付けがましくない存在感がありますね。学校のどのクラスにも絶対いる目立つグループの中のリーダー的な雰囲気を常に漂わせた選手。また、走りながらでも、正確で勢いのあるパスが投げられることを証明したのも大きかったと思います

 もちろんこの時期のサンプルに過大評価は禁物。ただ今季は惨敗が濃厚とされてきたジェッツにも、少し希望が出て来たことは確かでしょう。



 一方のジャイアンツは、懸念された通りレシーバーがミスを連発。
 やっぱり、ね。
 スティーブ・スミスもせいぜいが第3WRの素材なのでは?
 
 いずれにしても今のジャイアンツは完全にマニングのチーム。今季は本当の意味でエースQBの真価が問われるシーズンになるのでしょう。
 これまでストレイハン、ショッキー、バーバー、バレスら大物に常に周囲を囲んでもらい、その中でスーパーボウルを制覇したマニングの道程は、デレック・ジーターのそれに似ていたと思います。

 これは誰も指摘しない真実ですが・・・・・・完全に「ジーターのチーム」と言われるようになった後、実はヤンキースは一度も優勝できていないんですよね。

 さて、マニングはどうか?
 「ペイトリオッツは大物レシーバー抜きでも優勝した」なんて言う人がいますが、当時のブレイディと今のマニングを比較して良いものか。絶対の司令塔としてどんなリーダー振りを見せるか、今後を楽しみにしておきたいところです。


 
 これは関係ない話ですがーーー。
 ジャイアンツ対ジェッツ戦を観ていたミッドタウンのバーにて、イイ感じのコールドプレイの音楽が爆音で流れていて、連れによるとそれは「ラヴァーズ・イン・ジャパン」というタイトルの曲なんだそうな。
 
 トム・ウェイツの「ビッグ・イン・ジャパン」みたいに日本を皮肉った歌詞なのかと思ったら、実にロマンチックな内容が歌われているみたいですねえ。
 
 コールドプレイと言えば、思い出すのが映画「40歳の童貞男」のこの迷台詞。
 「おまえがゲイだとなんで分かったと思う?おまえはコールドプレイが好きだからだよ」

 ご存知のように(?)僕はストレイトですが、コールドプレイは嫌いじゃないですよ。
 もう1戦ボクシングの試合できるなら、「スピード・オブ・サウンド」を入場曲に使おうと思っていたくらいだし(曲を流せるようなレベルの試合やったことないですが)。そういえば松井秀喜選手も、かつて打席のテーマソングにコールドプレイを使ってましたよねえ。

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 ボクシング界期待の次なるビッグファイト、メイウェザー対マルケス戦まであと3週間。というわけで、昨夜にHBOのドキュメンタリー「24×7」の第1回が放送されました。
 
 この「24×7」とは、重要な試合の前にHBOのカメラが両選手に張り付き、イベントの前景気を盛り上げる好評シリーズ↓。
 http://sports.yahoo.com/video/player/box/15202455;_ylt=AoTRrQbzfpVPpGU_og9ZMHqUxLYF

 パキャオのときはフィリピン、今回はマルケスのためにメキシコにクルーが訪れ、練習やプライベートの姿にまで密着。まずテーマ音楽が素晴らしく、それが流れるだけで軽く興奮。そして普段は見れないリング以外の姿が、一般ファンの関心をも煽ってくれます。
 「特にボクシングファンじゃないけど、「24×7」を見ると試合も見たくなる」なんて言ってる人は実際に僕の周囲にも少なからずいます。

 で、中でも特に面白いのが、やはりメイウェザーが登場するとき。

 昨日の放送版でも、キンキラキンの悪趣味な豪邸(トイレも金色)の中にまでカメラは潜入。しかも試合前だってのにメイウェザーは銃撃戦に巻き込まれ(その映像はさすがにないですが)、叔父のロジャーは暴行で逮捕され、トレイナーである父との骨肉の関係もフィーチャーされ・・・・・・と、とにかくそんじょそこらの映画顔負けのファミリードラマが展開されます。

 実はメイウェザー対マルケス戦は凡戦に終わる可能性も低くないと思ってますが(両者なかなかパンチが当たらないのでは?)、このドキュが見れるだけでもやってもらう価値はある。

 しかしボクシングに限らずHBOのスポーツフィルムは毎度本当に面白い。制作を仕切っている人は相当センスがあるんでしょうね。


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posted by daisuke |11:09 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年08月27日

Broadway Boxing is Back!

 ヘイ、ボクシング・ファン!
 ブロードウェイ・ボクシング・イズ・バァァッッック!!

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 ・・・・・・いや(笑)、この「Broadway Boxing」とは、文字通りマンハッタンのど真ん中の小ホールで定期的に行なわれて来たボクシングシリーズ。NYの地元ホープをフィーチャーしたカードが組まれるため、日本でいえば新人王戦のような熱気を呼び起こす人気興行でした。

 昨日も言及したポーリー・マリナージ(今夜もゲストで来てました。紹介されても歓声が微妙だったのはあのマイクパフォーマンスのせい?)、あるいはアンドレ・バートといった元・現世界王者たちもこのシリーズには頻繁に登場。さらにジューイッシュの星、ディミトリー・サリタももうすぐタイトル挑戦。その他にも多くの卒業生たちが今でも各地のリングで活躍しています。

 しかし最盛期には2ヶ月に一度くらいの割合で行なわれていたシリーズですが、言わずと知れた不況によって最近はニューヨークシティのボクシング興行自体が急激に減少。ルー・ディベラ(主催プロモーター)傘下の人材枯渇も重なり、マンハッタンでの開催は随分とご無沙汰になってしまっていました。


 で、そんな中で久々に行なわれた今夜のカードは、世界の中心(笑)・タイムズスクウェアのBBキング・バー&グリルが舞台。

 キャパはせいぜい1000人程度ということもあって、通路もまともにまっすぐ歩けないくらいの超大入り。選手の身内たちが固まって必死で声援を送る姿を見ていたら、後楽園ホールに頑張って通っていた自身の学生の頃を思い出してしまいました(僕が水道橋にある大学に通ったのはボクシングが観たかったからという理由もあったのです。懐かしい・・・・・・)。
 
 ただ出場選手のレベルはやはり数年前よりかなり落ちたような。
 フェザー級のルイス・デルバーレ(7戦7勝(5KO)写真↓)、Jウェルター級のジョエロ・トーレス(11勝(7KO)1分)、Jライト級のアーヘニス・メンデス(14勝(8KO)1敗)とか好素材っぽい選手はいたけど、しかしどれもまだ海のものとも山のものとも分からない段階。
 以前はすぐにでもESPNかショータイムに送り出せそうな選手が出ていたものですが、今回のカードは日本でいえば「フレッシュボーイ(まだやっているんでしょうか?)」みたいなものでした。

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 それでもゲストはマリナージ以外にも、ファン・マヌエル・ロペス、スティーブ・カニンガム、ダニエル・ジェイコブス、エミール・グリフィス、ジュニア・ジョーンズら新旧の著名ボクサーが多数。小アリーナのあちこちで選手とファンが交歓する姿が見られたのは良かったですね。
 
 いずれにしても、ニューヨークシティにクラブファイトが戻って来たのは素晴らしいこと。
 ファンがボクシングを身近に感じられる興行に飢えていたことは、この日の会場の雰囲気から伝わって来ました。

 無名選手ばかりのカードにしては全体的にかなり盛り上がったと思うので、興行的にも成功に終わっていることを願いたいところ。そして今後、再びの隆盛に繋がっていって欲しいものです。


posted by daisuke |14:31 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年08月26日

Joba is like a box of chocolates 

 今夜はヤンキースタジアムです。
 後半戦は言語を同断して勝ち続けるヤンキースがNYに戻って参りました。

 6月24日以降では・・・・・・40勝14敗(勝率.741)?
 ワァオ!
 
 もうここまでくりゃあら探しするのも難しく、文句なしの強力チームだと言って良いでしょう。 
 とりあえず9月に関しては、3割打者が8、9人いる(!)エンジェルスとの4度の対戦が楽しみですね。こうなったらヤンキースからはぜひとも20本塁打以上の打者が8人生まれて欲しいものです。

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 さて、もう先週ですが、「スポーツコミュニケーションズ」にそのヤンキースのコラムを書きました。
 ・ヤンキースに王座奪還の絶好機到来
 http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=2729

 ちょっと補足ですが、改めて見ると先発投手は実はやはり万全じゃないんでしょう。
 バーネットはポサダ女房と倦怠期みたいだし(笑)、ペティートは後半戦は出来過ぎの感がある。
 チェンバレンは今後はデリケートな起用法を余儀なくされそうだし、しかも最近はチョコレートの箱のように不安定(Byフォレスト・ガンプ)。今まだ試合中ですが、今夜は安物のウィスキーボンボンみたいなピッチングですな。

 この状態で万が一サバシアが故障でもすりゃ一気にパニックでしょう。
 ただエース以外は不安がある、1人抜けるようなことがあればガタガタってのはこの時期どこのチームでも同じなわけで、だからあえて書かなかったわけですけど。打線で充分カバーできそうではあるし。



 あとコラム中にあるように、ヤンキースはエンジェルスが大の苦手。
 一方で、エンジェルスはレッドソックスに例年プレーオフでは分が悪い。

 と考えると、ヤンキースファンはボストンを蹴落としたいんでしょうが、しかしとりあえずポストシーズンまで出て来てもらった方がヤンキースには良いかも?
 
 もし現時点のまま終わってレッドソックスがワイルドカードを手にすれば。
 ALDSはヤンキース対タイガース、エンジェルス対レッドソックス。これまでの相性通り、やっかいなエンジェルスをボストンが成敗してくれるかもしれない。

 しかしレンジャーズがワイルドカードなら?
 プレーオフ初戦はヤンキース対レンジャーズ、エンジェルス対タイガース。となって、ALCSでエンジェルスの相手をせねばならなくなる可能性が高くなる。。。

 ・・・・・・まあこんなこと考えてんのはライターだけなんでしょうけどね。
 ヤンキースだってALDS第1戦でバーランダーに完封でもされりゃ、楽観ムードは一気にふきとぶんだろうし。まだレイズだって侮れないし。
 もっとも個人的には、ここまで来たら今季はヤンキース対エンジェルスの7戦シリーズがぜひとも見たいですな。

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 祝ブレッド・ファーブ復帰決定!(笑)

 これはつい先日、友人とレストランに行ったときのことーーー。
 彼女がメニューを見ながら「これがいい」「あれもいい」「ああこれも美味しそう」と延々と悩んでいるのを見て、「ファーブみたいだな」とふと思ってしまった(笑)。
 
 すっかり全米的なジョークの対象になってしまった元英雄QB。ただシーズン始まって勝ちだせば、またすぐにヒーローに戻れるんでしょうけどね。

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 今年はアメリカ代表の試合もないため、NBA的には静かな夏になっている感じです。
 選手の移籍も一段落し、「insidehoops.com」のジェフ・レンチナー氏も、「もう大ニュースはないだろ」とか言い残して昨日に日本旅行に経っていきました。

 あと残った大物未契約選手は・・・・・・アレン・アイバーソンくらい?
 ボブキャッツ、ヒートが本命みたいですが、「ニックスが獲れば良いのに」と思っているのは僕だけでしょうか?

 今だったらネイト・ロビンソンより安いし、1年契約で済むから来オフのFA戦線に影響することもない。ダントーニ政権下だったらディフェンスする必要はないわけで、アイバーソンなら平均25点くらいは残しそう。いても勝てないだろうけど、いなくてもどうせ勝てないんだから同じこと。とりあえず話題作りにはなるし、来オフに勝負をかけるまでの時間稼ぎにもなる。

 良いこと尽くめに思えるのですが、さて?
 
 ただマイナス要因としては、来季にオールスター級の活躍をされてしまったとき、1年後のオフに放出し辛くなって、話が余計にややこしくなる。長い目のチーム作りを考えたとき、その部分の懸念は大きいかもしれませんね。

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 ブルックリンのヒーロー、元IBFスーパーライト級王者ポーリー・マリナージが、先週末にまた新たな話題を呼んでくれました。

 元ライト級統一王者のファン・ディアスを奇麗にアウトボクシング。
 しかし地元判定で負けにされて、試合後のインタヴューがまた凄かった↓。
 http://www.youtube.com/watch?v=VTnhWoFXgr0

 わずか数分の間に、ボクシング界の汚れた部分を分かり易い言葉で(?)指摘してくれました。
 いつも試合よりも喋りの方が面白いマリナージですが、今回は見事な内容のファイトだっただけに、恐れていた通りの採点が出たのは特に悔しかったのでしょう。

 そして、記者会見で愛想笑いしていたのがプロモーターのオスカー・デラホーヤ氏。未だに影響力あるんだから、地元判定問題もなんとかしてくれれば尊敬できるんですけどね。

 ホームタウン・ディシジョンは最近に始まったことではないので、「それが原因でボクシング人気が低下している」という説には納得できない部分もあります。ただ不当判定がなくなれば業界の権威が増すことは間違いないし、ムーブメントの先頭に立てるのはゴールデンボーイ氏しかいないと思うんですけどね。


posted by daisuke |11:18 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2009年08月22日

ペドロ・マルチネス、ニューヨークへ帰る

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 ペドロがフィリーズの一員としてニューヨークに戻って来ました。
 というわけで、今夜の試合前に帰還会見ーーー。

 写真の通りメッツのロゴマークを隠さずにペドロを会見場に座らせ、スタッフたちも総出で見守ったのは歓迎の現れ?気の利かないチームとして知られる(?)メッツですが、最後にもう一度だけペドロを組織の功労者として迎えたのであれば、彼らには珍しいグッドムーブでしたね。

 しかしすでに新天地で2試合に登板したペドロは、今ではもう完全にフィリーズの選手(当たり前ですが)。今夜もフィリーズについてこんなコメントがありました。

 「このチームには驚かされた。フィールドでは緊張感があるのに、クラブハウスではみんな本当にリラックスしているんだ。仕事に対する姿勢はとてもシンプル。まるで自分たちが勝つと分かっているかのように見える。素晴らしいよ」
 
 フィリーズの戦いに臨む姿勢の素晴らしさはここでも何度か言及してきました。言うなれば、それぞれが仕事を確実に遂行する勝負師軍団。さすが頭の良いペドロ、そんなチームを「Seems like they know they are gonna win」とわかり易く表現してくれました。
 
 それ以外にも今夜の会見で彼の言葉を久々にじっくりと聴きましたが、やはり面白いというか、一言一言に味がありますね。
 復帰を決意した理由に関して、昨季に亡くなった父親とのやりとりなど、すでに内容を知っていても改めてホロリとさせられてしまいました。
 
 「亡くなる直前、ドミニカ共和国に飛んで父親に「このままそばにいて欲しい?」と訊いたら、はっきりと「ノー」と答えた。続いて「野球を続けて欲しい?」と訊いたら、「イエス」と答えてくれた。それが僕たちの最後の会話になったんだ」
 
 メッツ、ヤンキース併せても、ペドロほど上手なストーリーテラーは今のNYエリアにはいません。しかも彼は母国語ではない英語でそれをやってのけていることを考えると、そのインテリジェンスは驚異的。
 「スポイラ」のジョン・ヘイマン氏も「これまで取材した中で最も頭が良いと思った選手は、トム・グラビン、ダグ・グランビル、ペドロ・マルチネス」と記していましたね。そしてこの頭の良さがあったからこそ、ペドロは球史に残るほどの投手になれたのでしょう。


 これは昨シーズン中のことーーー。
 旧ヤンキースタジアムの記者席にて、ラリー・ファイン(ロイター記者)、ビリー・サンプル(元メジャーリーガー、ブロードキャスター)両氏と、「これまで観た中で最高の投手は誰か」と語り合ったことがありました。

 生涯成績など考慮に入れず、1シーズン、あるいは1試合だけの実績でも構わない。
 自分自身の目で見た中で、最も凄いと思ったピッチャーは?

 ラリーが選んだのは、幼き日に観たというホワイティ・フォード。
 ビリーは1978年のロン・ギドリー。
 
 そして僕のベストピッチャーは、90年代後半のペドロ・マルチネス。


 それほど思い入れのあるピッチャーの投球を、NYでライブで観れるのはこれが最後になるのかもしれません。とりあえず日曜日の登板を、楽しみに、大切に見守りたいところです。


posted by daisuke |11:47 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年08月20日

サンタナvs川上憲伸、対決前夜

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 ニューヨークでは昨日からメッツ対ブレーブスの3連戦が始まっております。

 明日の第3戦には川上憲伸投手がNY初先発の予定。
 相手先発が最強左腕ヨハン・サンタナとはいえ、現在のメッツ打線は自慢の4天王(ベルトラン、デルガド、レイエス、ライト)がすべてDL入りしてしまっています。しかも圧倒的に投手有利と言われるシティフィールドが舞台だけに、好投が期待できそうな感じですが・・・・・・

 しかし今夜の試合前、川上投手に水を向けるとこんな返答。
 「うーん、どうですかねえ、昨日みたいなこともありますしねえ」
 
 そう、昨日の第1戦ではブレーブスはエースのデレック・ロウが先発したというのに、4回裏になんと8失点を許して大敗。しかも前述通りビッグフォーがすべていなくなったメッツ打線が、Ⅰイニングに10安打をマークしてフランチャイズ記録を更新するおまけまでついてしまいました。

 正直言って今のメッツ打線はほとんど3Aレベル。そんなラインナップがエースピッチャー相手にチームの歴史を塗り替えるんだから、ホントに野球ってわからんものですねえ。


 そして、さらに今夜の試合では!
 今度はブレーブス打線が2回表に7安打を集中し、同じく8点を記録。一夜明けて、見事なしっぺ返しを完遂させてくれました。いやはや、普段ナショナルリーグではここまで大味なゲームは少ない(ような気がする)んですけどねえ。

 さて、1勝1敗で迎える明日は、どちらがⅠイニング8失点するんでしょうか(笑)。
 サンタナか、それとも川上か?

 まあ3戦目の正直で引き締まった投手戦になるような気もしますがね。
 なにはともあれ、日米の本格派対決を楽しみにしておきたいところです。


posted by daisuke |12:51 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年08月18日

映画「フィールド・オブ・ドリームス」20周年

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 映画「フィールド・オブ・ドリームス」が公開されてから、今年が20年目ーーー。

 少し前に「スポーツイラストレイテッド」誌の「あの人は今」特集でもフィーチャーされていましたね。
 http://sportsillustrated.cnn.com/vault/article/magazine/MAG1157629/index.htm


 というわけで僕も昨日に久々に見直してみたのでが・・・・・・
 いやはや、今さらながらとてつもなく突飛なストーリー!

 トウモロコシ畑で聴いた声に従って、財産の畑をぶっつぶして野球場を建設。収入源が減って家計は火の車だというのに、強引なこじつけで謎解きの旅を続行。最後に畑と球場をキープすることに決めたのは良いが、これからいったいどうやって生計を立てていくのでしょう?

 まるで誰かがクスリでも決めながら書いたような脚本(失礼!)で、突っ込みどころは満載。
 性に合わない人が見たらまず退屈なはずだし、僕も絶対に女性と一緒には見ません。この映画に関しては「良さが分からないのかよ?」とか文句を言う気にもなりません。
 話の展開を怪訝がる方がむしろ当然だし、「分からない人は映画を見る目がない」なんてしたり顔で言う人は逆にどうかしていると思いますよ。
 
 今だから白状しますが、僕も初めて見た中学生の頃はまったく意味が分からず、そのくせ「これいいよ」とかしったかぶって人に勧めておりました(笑)。実際にまともに理解できるようになったのは、ハタチ越えて2回目に見て以降ですね。


 ただ、いま見直すと序盤から一気に惹き込まれるし、随所にホロリとさせられてしまいます。
 特に球場に現れたシューレス・ジョー・ジャクソンを見て、娘が「お父さん、フィールドに誰かいるよ」と告げるシーンは鳥肌もの。そしてあの有名な映画史上に残るラストシーン、親子のキャッチボールの場面を見ると未だに例外なく感涙してしまいます。

 これほど心の琴線に触れてしまうのは、僕が野球とともに生きて来たからでしょうか?それとも子供のころに父親に何度もキャッチボールをしてもらったから?あるいは昨年末、母親が死んでいても不思議はない重病を患ったことも関係あるのでしょうか?


 いずれにしても実際にやっていること自体はミステリーサークルを扱った映画なんかとそんなに変わらないのに(?)、メッセージ性と野球愛の強さで名作となり得ているのが「フィールド・オブ・ドリームス」。特にアメリカ人が大好きな「親子」と「野球」を絡めてフィーチャーしたことも、この国での高評価に繋がっているのでしょう。

 「スポイラ」の記事にもありましたが、「受け取って、相手が取り易い場所に投げ返す」キャッチボールって、コミュニケーションの基本なんでしょうね。
 僕もそうだったように、男の子たちは言葉を必要としないキャッチボールという形で、父親から人との関わり合いの初歩を学ぶのかもしれません。


 個人的にも、これから先も数年に一度引っ張りだして見直すことになると思います。

 名作にして迷作(監督も「コメディに成り得る」と語っていますね)。散々いろいろと書きましたが、僕自身にとってもオールタイムベスト10に入れるほど大好きな映画であることも間違いないのです。


posted by daisuke |10:05 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年08月15日

Summertime

 NYは夏真っ盛り!
 今年ここまでは「the summer of rain」でしたが、ここに来て奇麗な晴天が続いております。

 いやはや、暑い暑い。
 さっき地下鉄に乗ったら、エアコン効いてない車両でみんな機嫌が悪いこと。普段は優雅な人間ながら、夏にはまるで馬のように汗をかく僕にもたまりません。
 こんな日は外に出ず部屋で涼みながらジャニス・ジョプリンの「サマータイム」の旋律でも聴いてた方が良いんでしょうね、本当は。
 
 しかし「この間まで雨ばっかりとか怒っていたのに、暑けりゃ暑いで文句言うのね」と、我が家の看板娘・マリア姫には皮肉を言われたが。。。そう、どんな試合を見ても何か語る(批評する)ことを探さなければいけない。それがメディアの仕事ーーー。


 というわけで、今週のrandom thoughtsはsummertimeヴァージョンです!
 

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 暑い地下鉄を我慢して揺られ、今夜はシティフィールドに来ています。
 メッツ対ジャイアンツの4連戦だっていうのに、ティム・リンスカムは前の試合で先発してしまったばかりでこのシリーズ中は投げないでやんの。なんだよ。

 まあ今日は人と逢って打ち合わせしたかっただけだから、良いんですがね。しかもメッツ広報が64歳の誕生日で、おかげでみんなにケーキが振る舞われたし。さらにTVドラマ「MAD MEN」からの提供でメディア全員にお洒落な帽子が配られ、軽く記念撮影大会が始まってなかなか楽しかったし。

 
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 ジョー・マクドナルド記者 with マッドメン帽


 あとせっかくだから試合後にジャイアンツで売り出し中のパブロ・サンドバルにインタヴューでもしていこうかな(「敬遠のボールをホームランにしたい」とか現代野球にあるまじき夢(?)を語るスポイラのコラム、面白かったですね↓)。 
 http://sportsillustrated.cnn.com/vault/article/magazine/MAG1158621/index.htm




 ヤンキースに関しては、レッドソックスシリーズ終了後に「スポーツナビ」にコラムを書いています。
 「王者の匂い漂うヤンキース」
 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/2009/text/200908100007-spnavi.html

 このコラム内で指摘したジョバ・チェンバレンのイニング数の問題ですが、シーズン終盤まで160回の限度に届かせずに引っ張るために、次は中7日で投げさせるんだとか?
 今後しばらくそんな使い方を続けるんでしょうか?あるいは「次は中6日、その次は8日」とかランダムに設定?

 先発ピッチャーは「creatures of habits(訳は難しいですが、「同じ習慣を守って調整する生き物」といった意味)」だとよく言われます。その言葉通り、次にいつ投げるか分からないような使い方したら、逆にケガの可能性が増えるような気もしますがねえ。 
 それにしても、様々な意味でこれほど起用法が騒がれる選手も珍しいですな。 

 (と、ここまで書いたところで「ジョバはやっぱりこれまで通り中4日で登板」と速報が。チーム首脳陣が考え直した理由は??)




 いつの間にかNFLももう開幕寸前。昨夜にはESPNでプレシーズン戦も中継されてましたね。
 先日には「アメリカン・フットボール・マガジン」の今季プレヴュー号用の原稿を執筆し、僕的にも開幕気分になってきました。
 
 で、それに先立ちマイケル・ヴィックの就職先が決定。フィリー・イーグルスと2年契約、ですか。

 刑務所から出て本当に間もない選手と契約するのはモラル的にどうかと思う一方で、しかし誰にでもセカンドチャンスを与えるのがアメリカの得意技でもあります。そして、犯罪者だろうがステロイド常用者だろうなんだろうが、フィールドで活躍すればあっさり許してくれるのがこの国のスポーツファンの特徴でもあります。

 ヴィックもあの爆発的身体能力さえ衰えてなければ、すぐにフィリーの人気者に躍り出るのでしょう。その一方で、アウェーではどんな反応が待っているのか・・・・・・「楽しみ」とか語るのは不謹慎ではりますが、ただ興味深い見どころが増えたことは間違いないのでしょう。


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 最近拍車がかかる一方なのが、ボクシング元最強王者ロイ・ジョーンズの迷走振り。 
 明日の夜にまたしても試合を行なうのですが、記者会見での姿が以下ーーー。
 http://www.fightnewsextra.com/cc/hookcity/29.html

 奇抜な衣装は「フック船長」がモチーフだそうで。ジョーンズも対戦相手のジェフ・レイシーもフックが得意ということで、このカードのキャッチフレーズが「フック・シティ」となり、それにかけた仮装だったようです。やれやれ、ビートルズのサージェント・ペッパーかと思ったよ。

 まあどんな服を着ようがその人の勝手ですが、個人的に気になるのは現在のジョーンズが何のために戦い続けているのかということ。全盛期には身体が傷つかないようにあれだけ慎重にマッチメイクをしていた人が、体力が衰えたこの期に及んで身を危険に晒し続ける理由はどこにあるのか?金に困っているようにもまったく見えないのに・・・・・・

 スター選手は「キャリアに「グッバイ」を言うべき時期になって、やっと周囲に「ハロー」を言う方法を覚える」なんて言いますが、それに似た感じでしょうか。つまり「力が衰えて注目が得られない時期に差し掛かって、やっとリスクの冒し方を覚える」。それにしても、ねえ。

 いずれにしても、これを読んでいるあなたと同じく、僕もトップアスリートに引退勧告を出来るような立場にはありません。ただそれなりに思い入れもある選手なので、どうか事故だけは起こらないことを願いたいですね。


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 最近観た中で凄いと思ったのが、映画「MOON」↓。
 http://www.cinemaonline.jp/review/bei/8302.html

 月に3年間滞在する任務を負った男が、地球への帰還を目前にして、自身が企業から操られたクローン人間であることに気付いてしまい・・・・・・・といった内容。ほとんどサム・ロックウェルの一人芝居の低予算映画ですが、脚本のオリジナリティが素晴らしい。必要以上に金を費やさなくても面白い映画は作れるという好例ですね。

 実は僕はかつてクローンをモチーフにしたインディーズ映画にカメオ出演したことがあります。
 ↓
 「COPY」http://copys.web.fc2.com/index.html
 その時は正直、クローンなんて荒唐無稽な話だなと思ったものですが、実際に今の技術ならコピー人間作成は十分に可能なんでしょうか?もうそのへんに歩いていたりして?




 「Definitely, Maybe」という映画を見た際に、その中で「Come As You Are」が流れていたのに影響され、最近は久々にニルヴァーナの音楽をよく聴いています。「Nevermind」とか、やっぱりいまでもいいな、すごいな、と思いますねえ。

 で、今日の昼にも「smells like teen spirits」を聴きながらジムで走っていたら・・・・・・なんと目の前のモニターに「スティーブン・タイラーの負傷でエアロスミスのサマーコンサートツアーがすべてキャンセル」というテロップが!!

 あぁーあ、9月のMSG公演とって貰ってあったのに、残念。
 カート・コバーンとスティーブン・タイラーはまったくリンクしないのですが、個人的にこの偶然は寂しいな、と。
 
 まあケガなら仕方ないし(コンサート中に舞台から転落したらしいです)、一刻も早い回復を願うしかないですね。

 というわけで、また次回!


 
 [ 自分の好きな相手といっしょにいるのはクールなことよ――もしあなたがウェイトレスで、彼がガソリンスタンドで働いてるんなら、の話だけど ]
         
    (コートニー・ラヴ(カート・コバーンの妻) )
 
 
 

 


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2009年08月07日

The World's Greatest

 今夜からブロンクスにて天王山のヤンキース対レッドソックス戦ーーー。

 ニューヨークは久々に盛り上がっていますねえ。このカードにも最近はみんな食傷気味だった感がありましたが、今年はヤンキースの復活、ボストンの直接対決での連勝など楽しめる要素が揃っているからでしょうか。

 まあ本当の大勝負はもう少し先になるんでしょうけどね。特に今年もどちらかがプレーオフから蹴落とされる可能性が少なからずあるだけに(若く運動能力に富んだレイズはここから先怖い気がします)。

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 で、今夜はヤンキースタジアムでの試合前のセレモニーにはなんとモハメド・アリ氏が登場!
 しかし久々に公の場に姿を現した「ザ・グレーテスト」はもうかなり老いが進んでいるように見えました。パーキンソン病も進んでしまっているのかもしれません。

 リアルタイムでファイトを見れた人ではないだけにそこまで思い入れはないのですが、しかし書籍、映画などでアリほど数多く扱われているボクサーは他にはおらず、そういった作品群には僕もかなりの数を目を通して来ました。特に映画「When We Were Kings」なんてとてつもない傑作だったですよね。

 現役時代には誰よりも軽やかに躍動していた人が、弱っていく姿を見るのはやはり寂しい。今のアリを公に引っ張りだす必要なんてないのに・・・・・・なんて思うのは勝手な意見なんでしょうかね。実際にアリ自身、常に誰よりも人との触れ合いを好んだ人だったという話だし。

 というわけで、勝手なトリビュートとして、今日の試合後にはR・ケリーがアリに捧げたと思われる一世一代の名曲「The World's Greatest」をiPodで聴きながら帰って来ました。↓
 http://www.youtube.com/watch?v=LyaNlZaVOpc

 I'm that star up in the sky 
 I'm that mountain peak up high 
 Hey, I made it 
 I'm the world's greatest 
 And I'm that little bit of hope 
 When my back's against the ropes 
 I can feel it 
 I'm the world's greatest 
   (R・ケリー 「The World's Greatest」)

 ロープに詰まったとき、自分が偉大だと感じることができる?
 凡人の僕にはもちろんできませんでした。
 本来は窮地であるはずの場面で最大限の力を発揮できたからこそ、アリはザ・グレーテストだったんでしょうか。




 えーと、今夜のヤンキース対レッドソックス戦に関しては、「スポーツナビ」にコラムを書きました。
 そちらをどうぞよろしく↓
 「真夏の首位決戦 初戦はヤンキース打線が爆発」
 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/2009/text/200908070002-spnavi.html




 あとデビッド・オルティス(&マニー・ラミレス)のステロイド問題に関しては、「スポーツコミュニケーションズ」にコラムを書いています。
 こちらもよろしく↓
 「デビッド・オルティス薬物使用発覚の後で」
 http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=2707


 

 そういえばメッツは・・・・・・今日も最下位のパドレスに負けたみたいですねえ。
 何とか戦線に食らいつき、故障者が戻ってくる8月以降に勝負をかける、いわゆる「the summer of hope」作戦はまんまと失敗に終わったようです。ケガ人が戻ってくるどころか、逆に日ごとに増えているんだからもうどうしようもない(涙)。
 さて、今秋は粛正の季節となるんでしょうか?



 
 最新の「ESPNマガジン」で、カージナルスのヤディーヤ・モリーナ捕手がフィーチャーされてました(↓表紙も)。
 http://insider.espn.go.com/mlb/insider/news/story?id=4361592
 渋い人選ですねえ。さすがアメリカ。
 なかなか読み応えある記事だったのですが、中でも唸らされたのがヤディの兄ベンジーの以下のコメント。モリーナ・ブラザーズの成功の秘密が、透けて見えて来たような気がしました。

They believe a catcher's sole responsibility is to work for the benefit of his pitcher. "Do you know how much we care?" Bengie asks. "You can't care to win a game only. We care that the pitcher is going to have a family, that his kids will have kids. The relievers, the closers, all of them. We have a chance to make them get paid so they can have a nice life. We care about them beyond baseball."

 僕も投手時代にこんなキャッチャーに出逢ってみたかった!
 ・・・・・・ってアマチュアじゃそんなのあるわけないのですが(笑)。




 HBOで先週末に放送されたボクシングのドキュメンタリーフィルム「the assalt in the ring」はかなり衝撃的でした。
 悲しい話で内容を書くと気が滅入りそうなので、以下の映像を↓
 http://www.youtube.com/watch?v=cZNk77X_Wxw
 
 日本での放送は不明ですが、このスポーツのファンの方には必見のフィルムかと。特にこれまでボクシングの美しい部分にしかスポットを当てなかったHBOがこんな映画を流したことには重要な意味があったような気がします。

 
 というわけで、また次回!


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posted by daisuke |15:51 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年08月01日

Random Thoughts #6

 MLBはトレード期限を迎えました。

 NYエリアには大きな動きはなし(ジェリー・ヘアストンって?)。
 昨季王者フィリーズがクリフ・リーを、毎年何かやってくるレッドソックスとホワイトソックスがそれぞれビクター・マルチネスとジェイク・ピービーをピックアップしたのが目を引きますな。
 さて、昨季のCC・サバシアのようにプレーオフ座席争いに大きな影響を及ぼす選手は出てくるかどうか?

 ・・・・・・というわけで今回のRandom thoughts はトレード期限記念のロングバージョンです。とは言ってもトレードのことなんてほとんど書いていないんですが、ね。

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 ニューヨークの最近の大きな話題と言えば、何と言ってもオマー・ミナヤGM(メッツ)の「殿、ご乱心」事件(笑)。事の発端は懐かしのトニー・バナザード(元南海)氏。相変わらず血の気の多いバナザードが、幾つかトラブルを起こしてアシスタントGMをクビになったのですが・・・・・・

 解任会見の際にミナヤは「記事を書いたアダム・ルービン(NYデイリーニューズ記者)は自分がメッツ内で仕事を得るためにバナザードの悪事をすっぱ抜いたに違いない。実際にルービンは俺やメッツ幹部に以前から接触して来ていたからな」と余計な暴言を連発。

 ルービン記者がMLB内で職探しをしていたのはまあ本当らしいです。ただそれとチーム内のゴタゴタは無関係のはずでしょ?身内の不祥事を棚に上げ、「悪いのは記事を書いた記者」とほとんどガキレベルの責任転嫁。会見を聴いていたものは、みんな目がテンになったのは言うまでもありません。

 その直後には今度は記者席内で即席の謝罪会見が行なわれたのですが、本当にクレイジーな数時間でした。会見の際のミナヤは人相も変わっていたし、まるでなにかに取り憑かれていたかのよう。特に彼はフレンドリーで聡明な人物というイメージが確立されていただけに、立ち会ったものは誰もが「いったいなにを考えているんだ?」と。。。

 ただでさえチームが低迷、ファームの人材も枯渇とGMの責任が問われていただけに、このどたばた劇はミナヤ個人にとって致命傷になりかねないでしょう。昨秋に契約延長したばかりとはいえ、このままいけばオフにはかなりの確率でクビを切られると思います。残留があるとすれば、ここからメッツが奇跡的にプレーオフ進出したときだけではないでしょうか。

 少し前に「メッツには表層の選手、戦力以外に大きな問題が幾つもある」と書きましたが、その膿みが分かり易い形で出てしまいました。なかなか具体的には書き辛い部分もあるのですが、大まかに言うと問題とは「組織内のリーダーシップ、責任のありかがはっきりしないこと」「能力的に相応しくないと思える者が要職についていること」。

 今回の事件のおかげで「雨降って地固まる」となれば良いのですが、まあ過去の歴史から考えても難しいんでしょう。残念ながら。。。




 と、上層部がまぬけなゴタゴタを繰り返しているうちに、メッツはここ数ヶ月間では最高のプレーを見せてジワリと浮上しています。しかもワグナー、ベルトランら故障者たちに復帰のメドが立ち始めて・・・・・・ってかなり前から言ってますが、本当に戻って来るのか(笑)。
 現時点でワイルドカードまで、えーと、6、5ゲーム差。まだ遠いですねえ。

 上位に7チームもいるし、しかもそのうちの幾つかはトレード期限に戦力強化に成功。メッツのケガ人が帰って来たところで本調子になる保証はまったくないわけで、現実的には戦線に食らいついていくのは極めて難しいでしょう。

 ただこれだけの誤算とトラブルの後で、もしもここから追いついて奇跡的な形でプレーオフ進出を果たしたとすれば、今季は文字通りフランチャイズ史に残るメモリアルなシーズンとなるはず。それを目撃したいものですが・・・・・・まあ余り期待せずに見守りましょう。

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 今度はパピー・オルティスとマニー・ラミレスが過去の薬物使用者として発覚!
 ・・・・・・と言われてももう「ああそうですか。そうでしょうね」としか思えず。ステロイド問題に関してそこまで無感覚になってしまっている自分が悲しい。

 現時点で僕の中にある疑問点は、機密漏洩者のモチベーション。「いったい誰が、何のために、なぜこのタイミングで」リストに記されている名前を漏らしているのでしょうか?あとこうやって少しずつ名前を小出しにされて、リストの全員が明らかになるまでいったい何年かかるのでしょう?それまでずっとこの重苦しい報道は続くのでしょうか?
 
 かなり前ですが、「「贖罪の日」を設けたらどうか」なんて内容のコラムを米の大手メディア上で読んだ記憶があります。
 MLB公認のⅠ日を設定し、その日に自ら名乗り出た過去の薬物使用者はすべて処分なしで許される。しかしその日に黙っていた選手が後に違反者として摘発された場合には、永久追放レベルの厳しい処分が課される・・・・・・といった内容だったと思います。
 小説チックで現実的に実行は不可能なんでしょうけど、でも理に叶ったやり方ではありますよね。




 「ESPN.COM」のビル・シモンズ氏が、映画「Almost Famous」の名台詞をモチーフに、NBAの今オフの補強策を振り返るという奇抜なコラムを書いていました。↓
 http://sports.espn.go.com/espn/page2/story?page=simmons/090727

 「文章長過ぎ」「その割に内容が薄い」と批判の声も多いシモンズですが、これは面白かった。なにより僕も大好きな「Almost Famous」を「2000年以降最高の映画」に推しているのが素晴らしい!(この名作に「あの頃ペニー・レインを」なんてB級チックな邦題を付けたのは誰だ?)

 特に爆笑したのが、ロン・アーテストの「下着で徘徊」エピソード。
 本当に笑えたので、少し長いですが以下に抜粋↓ 

 Artest routinely walked around in his underwear in public places: the Rockets' team bus, hotels, you name it. People around the team barely flinched after a while. Before Game 7 of the Lakers series -- only the biggest game of the entire season -- they finally flinched.

 Here's what happened: Artest missed the first two team buses (the ones for players, coaches and team personnel) from Houston's hotel to the Staples Center and barely made the third and final bus, which was reserved for business staff, sponsors and friends of the team. These stunned people watched Artest sprint to the bus right before it left, jump on and take one of the remaining seats ... yes, wearing only his underwear. Owner Leslie Alexander happened to be sitting on the bus and witnessed the whole thing. And you wonder why the Houston Rockets didn't make any effort whatsoever to bring back Artest.




 ブラジルにて謎の死を遂げたアルツロ・ガッティですが、その後の調査でなんと「自殺」と断定され、容疑者の夫人はすでに釈放されました。ブラジルのニュース映像を見ましたが、奥さんは清々しい顔でインタヴューに答えていましたね(スペイン語なので内容は不明)。

 「頭の後ろに刺し傷がある」「夫婦が滞在したコンド内で遺体が10時間も放置されていた」「そもそも天真爛漫なガッティに自殺の動機は見当たらない」・・・・・・と自殺と断定するには不明な点が多過ぎるこの事件。「メインイベンツ」社も「ブラジル警察には敬意を払いたいが、調査結果は信じられない」と声明をだしてましたね。

 これから遺体を米国に移し、再度の検死が行なわれるそうで。現時点で真実は知る由もありませんが、どうか関わったすべての人が納得いく結果が出て欲しいものです。



 もう少し前の話ですが、コット対パキャオの対戦が決まりました(11月14日@ラスベガス)。
 現在の個人的なフェイバリット・ファイターを2人あげるとすれば、まさにこの2人。この期に及んでどちらにも負けて欲しくないですが、当日はおそらくコットの肩を持つと思います。ニョーヨークを主戦場にして盛り上げてくれた功労者だから、思い入れが深いんですよね。

 ただ現時点で予想するなら、デラホーヤ戦と似た展開でパキャオの中盤ストップ勝ちかと。モズリーのスピードにも対応したコットならハットンのように序盤で倒されることはないとは思いますが、しかしもしそうなっても特に驚きはしません。クロッティ戦でのコットは反射神経に鈍りが感じられただけに(マルガリート戦の後遺症は決して消えることはないでしょう)。
 いずれにしても、観るのが怖いスリリングなカード。ラスベガス行こうかな?

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 エルモア・レナード著の「アウト・オブ・サイト」を読みました。
 http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9976299958

 レナード師匠の小説は読み始めてひとたび波に乗ってしまうと止まらなくなるので、仕事が忙しい期間はなるべく手に取らんようにしています。ちょっと余裕があるときに読み始めるのが得策。。。

 この「アウト・オブ・サイト」はなんと銀行強盗犯と連邦執行官のラブ・サスペンス。ジョージ・クルーニー、ジェニファー・ロペスで映画化されているので知っている人も多いかと思います。ロクな作品に出ないイメージがあるジェニロペの最高傑作でしょうね。

 で、気に入ったのは以下のやりとり。
 こんな経験て誰にでも(?)一度はあることでしょうーーー。



 「道路を歩いていて、見ず知らずの人間とすれ違うことがある――ーで、そのとき、お互いに顔を見交わすんだが・・・・・・」
 キャレンはうなずいていた。「自然に目と目が合うのよね」
 「で、ほんのつかの間、お互いになにかを感じるんだ。互いに目を見交わして、何かを覚るのさ」
 「他の誰も知らないことをね。それを相手の目にみるんだわ」
 「でも、次の瞬間、その人はいってしまう。もはや何をするにも手遅れなんだが、その瞬間は頭に刻まれている。なぜなら、その、見えない一瞬の絆はたしかに存在したからなんだ。ところが、その瞬間は永遠に去ってしまい、もしあのとき立ち止まって何か言葉をかけていたら、どうなっていただろう、と考えるんだが、もはやどうにもならない。そういうことって、一生のあいだに2,3回は起こるんじゃないかな」
 「あるいはたったの1回かもしれない」
    (エルモア・レナード 「アウト・オブ・サイト」)



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posted by daisuke |10:13 | コメント(0) | トラックバック(0)
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