2009年03月31日

Eastern Promises 〜NBAプレーオフ直前分析

 NYに戻って以降、過去3ヶ月の遅れ(?)を取り戻すべく、せっせとNB
A取材に奔走しています。

 ここ1週間でNY、NJ、ボストンを立て続けにチェックしました。



 まずニックスは、過去数年と比べてだいぶアリーナやロッカールームの空気
が良くなったなと感じました。アイザイア時代はマジで窒息しそうでロッカー
に長時間なんかいられなかったですもんね。

 今はその頃より空気が澄んでいる。ただそれでも10以上も負け越しでプレ
ーオフには出れないわけで、そしてそんな状態でも向上したように感じてしま
う事実こそが、これまでがいかに酷かったかを物語っています。

 リーグ1のペイロールで優勝できないことをヤンキースは揶揄されています
が、それもニックスに比べれば可愛いもの。莫大な金を使いながら最下位な上
に、コーチとエースはセクハラでやり玉に挙げられ、アリーナは連日ブーイン
グの嵐だったですもんね。

 渦中にいると麻痺して何も感じなくなりますが、しかし冷静に思い返してみ
ると、僕たちはMSGで米スポーツ史に残る歴史的な大失敗劇を目撃していた
のでしょう。もしかしたらあとで自慢できる体験だったのかも??



 ネッツの方はもともと閑古鳥のアリーナが、この大不況でさらにさびしいこ
とになっています。今夜は試合のほうもバックス相手に29点差の惨敗で、ま
ばらな観衆からは「ファイヤー・フランク」コールが・・・・・・

 ただネッツ的には今季はもともと再建のための「捨てシーズン」だったわけ
ですしね。ロースターを見てもとにかくカーター、ハリス、ロペス、ドゥーリ
ン以外は壊滅状態で、正直言ってこのメンツでよくここまでプレーオフ争いが
できたな、と。

 ここのフランクHCをけなす人は多いですが、完全にハリス中心の戦略にし
て成功したのはコーチの功績なわけで、そこまで批判するのも酷なのかもしれ
ません。でももう1年はどうやっても勝てないだろうし、いずれにしても来年
中にクビを切られる可能性は高いでしょうけどね。



 昨日に訪れたボストンは、もうプレーオフに備えてアイドリング状態でした。
シード権を挙げるより体調維持を重視。KGを休ませ、主力のプレー時間は少
なめ。ただそれでも勝ってしまう。
 いやー、強いチームは良いなあ。スターブリーもしっかりパス中心のPGに
なっていたし(笑)。
 地元チームが不甲斐ないため、今季もプレーオフ取材はボストン(&フィリ
ー)まで頻繁に来ることになりそうです。キャブスとの2年越しの決着戦が楽
しみですねえ(僕は6戦でキャブスが勝つと睨んでますが)。



 で、明日はフィリーに行く予定です。
 ここも何とか第5シードまで上がればプレーオフ初戦突破の目が出てくるの
でしょうが、さて?



 あと、今日は昼にヤンキースのシーズンパスもピックアップして来ました。
 写真はそのときのもの。いやー、新球場の威容は凄かったですよ。今季開幕
ももう間もなくですね。

 というわけで、また!


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posted by daisuke |14:42 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年03月26日

Top of The World

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 WBC取材を終えて、NYに戻りました。

 期間中はいろいろ言われた第2回大会ですが、最後の最後で盛り上がっ
て本当に良かったですね。

 技術レベル、気迫、試合内容のすべてが上質だった決勝戦は、久々に「
どっちも勝ち!」と言いたくなるような正真正銘の好ゲーム。

 もちろん日本チームも見事だったですが、最終回2死からダルビッシュ
の特に失投というわけでもないスライダーをレフト前に弾き返した韓国の
李机浩選手も尊敬に値します。
 普通はああゆう場面でヒットが出るのはピッチャーがあからまさにミス
したときだけなんですけどねえ。気迫が力量を凌駕する瞬間を見ると、ひ
いきに関係なく興奮させられるものです。 

 正直言って技術レベルはやはり日本の方が上という気がしますが、それ
を集中力と勝負強さで埋めてのけるのが韓国野球。彼らのプレーを見れば、
スポーツにおける精神論をあざ笑う人も少しは考え直すのでは?

 あと、会場も素晴らしい雰囲気でした。
 この点でも最初から最後まで熱狂的だった韓国のファンに感謝せねばな
りません。WBCの体裁を整えてくれた陰の功労者ですね。


 さて、この名勝負を見て、遊び半分だった他国の連中も国際試合の面白
さに目覚めてくれれば良いのですが。。。
 無理かな?次はまた4年後だし、それまでに忘れるだろうし(笑)。

 冗談抜きに、しっかりとした権威を確立するまでWBCは2年に1度く
らいの間隔で行なっていった方が良い気もしますがね。それをしないと、
貴重感が出始める前に「たまに開催される珍しいもの」止まりで終わって
しまうように思うので。

 とにかく、今回に噴出した問題点を少しでも改正し、第3回がさらに高
品質なイベントになることを期待しましょう。

 開催時期が限られる野球の世界大会は、どうしても発展が難しいですが、
それでも未来は必ずある。あの決勝戦を見た人なら、誰もがそう感じたこ
とはまず間違いないのでしょうから。


posted by daisuke |06:08 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年03月22日

Future is Now

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 というわけで、LAにいます。
 いよいよ佳境を迎えたWBCは、今日から準決勝に突入。まずは韓国がベネ
ズエラに圧勝し、見事に決勝進出を決めました。

 これで彼らは五輪、WBCの連覇に王手をかけたわけで、「サッカーで言え
ばW杯と欧州選手権を連覇するようなもの?(知人記者/談)」。韓国の勝負
強さは本物ですね。

 まあ試合結果の報道は日本されているだろうし、内容に観るべきものはなか
ったのでくどくど述べることは止めますが。


 しかし改めて現場で眺めてみると、WBCは依然として本当に問題の多い大
会であることも実感いたします。けが人過多については下記リンクのコラムに
も記していますが、それよりもなによりもとにかく同じ相手とばかり対戦する
トーナメント方式だけは頂けない。
 
 これがあると試合は徐々に緊張感をなくし、せっかくの国際戦の醍醐味が半
減。日本対韓国戦をもう一度見たい人がどれだけいます?
 3年前にもまったく同じことを書いた覚えがありますが、肝心要(に思える)
部分が改善されていないのは残念ですね。

 ただ、中には凄まじい意気込みでこの大会に臨んでいる国があるのは事実だ
し、オランダのように発展の足がかりを掴んだ国もある。WBCは今後に改善
を重ね、巨大なオーソリティを誇るイベントに発展する可能性もないとは決し
て言い切れないのでしょう。

 スーパーボウルだって最初はしょぼかったらしいし。
 あるイベントが大きくなる過程を最初から目撃できるという意味で、私たち
は幸福な世代であるのかもしれません。そんな感慨を抱きながら、明日以降の
最後の2試合を見守ろうと考えています。

 ・・・・・・まあ逆に言えば、そのくらいに長い目で考えていないと観てい
るのが辛くなるような凡戦も非常に多いんですがね。今夜もそうだったし。
 
 せめて明日、明後日は好試合が観れることを祈りつつ。。。



========================


 ウェブ上のコラム

「スポーツコミュニケーションズ」
・第2回WBC 中間決算
http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=2451
・第2回WBC最終予想
http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=2423
・Aロッド薬物使用発覚で失われたもの
http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=2395


「スポーツアイESPN」
・カトラー移籍志願の真相
・ビルズはTOを使いこなせるか
・MVP級の活躍を続けるDウェイド
http://www.jsports.co.jp/mobile/index.html??


「ダンクシュート」誌 取材ブログ(だいたい2週間に1度更新)
 http://kmaga.jp/dunk/
※会員登録しないとブログは読めません。


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posted by daisuke |16:27 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年03月21日

(Just Like) Starting Over

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 ようやくNYに戻りました。

 日本では本当に多くの人にお世話になりました。
 まるまる3ヶ月以上にも及ぶ長い滞在でしたが、重病を煩った母は幸いにも
回復し、友人たちにも久々に再会し、仕事でお世話になっている人たちにも挨
拶できて、そしてビザ更新まで完了・・・・・・

 と、終わってみれば基本的にすべてが良い方向に行った気も?
 おそらく、帰るべき時だったのでしょう。

 身体を張って呼び寄せてくれた母親に感謝しなければいけませんね。
 昔から僕のためになることを最優先で考えて行動してくれる人でしたが、そ
の点は未だに変わっていませんでした。


 さて、3ヶ月振りのNYはというと?
 空港からのタクシーの乱暴運転に閉口させられ、やはり日本より一段寒いし、
平日だってのに飲み屋は深夜過ぎまで満員だし、今夜に取材に行ったらニック
スはぼろ負けだし・・・・・・そう、これがニューヨーク。
 ウェルカム・バック・トゥ・メジャーリーグ!


 明日朝よりWBC・決勝の地、LAに向かいます。

 今年は写真を付けずに更新する機会が増えるかもしれません。
 時間と手間がかかるためにアップが滞るし。どうせ撮るの下手だし。

 というわけで、今後ともどうぞよろしく!


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posted by daisuke |13:27 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年03月08日

Big Daddy ~ジョー・ブライアント氏インタヴュー

 3月6日
 東京アパッチ77-85滋賀レイクスターズ

 ジョー・ブライアント(東京アパッチHC/コビー・ブライアントの実父)
 インタヴュー

 
daisuke-74637.jpg
 (写真は当日のものではありません)



――日本に来て4年がたち、この国ではバスケットボールの人気
が低迷していることに気付いたと思います。今後に改善していく
には何が必要ですか?

JB:人気スポーツにはファンタジーが欠かせない。観客を喜ば
せるには、ただ教科書通りにプレーするだけではなく、選手のパ
ーソナリティをアピールし、エンターテイメントの部分を強調す
るべきだろう。見ているものにファンタジーを感じさせるんだよ。
そしてもっとクリエイティブな日本人選手の登場を望みたい。ウ
チのチームのコーヘイ(青木康平選手)のようなね。

――人気の飛躍的向上には一人のスーパースターの出現を待つし
かないという声もありますが。「日本のコビー・ブライアント」
はやはり必要ですか?

JB:もちろんそんな選手が出てくれば最高なんだけど、簡単な
ことではない。ユータ・タブセが自身の力でやり遂げたことは見
事だったが、再来を期待するのは難しいだろう。

――それでは世界に通用する選手を育てるにはどうすれば?

JB:私はまずやはり日本代表チームの強化が大切だと思うよ。
例えばアジア大会で番狂わせで中国代表を倒すようなことがあれ
ば、国民の目がバスケットボールに注がれるはずだ。良い選手が
生まれる土壌がそこからできていく。まだ時間はかかるだろうが、
しかし歩き出す前には這って進まねばならないし、走ることを覚
える前には歩いて進まねばならない。あとはやはりクリエイティ
ビティを阻害しないことだね。日本にも良いアスリートがいるか
ら、彼らにコート上で自由を与えてあげることはとても重要だと
思う。

――これまで見てきて、NBAに到達する可能性を感じた日本人
選手はいますか?

JB:自信を持って語れるほど他チームの選手をよく見ているわ
けではないが、あえて挙げるなら・・・・・・・



 ・・・・・・・ここから先はまだ次回!あるいはどこか別媒体
で!!(笑)


posted by daisuke |15:09 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年03月01日

Basketball Town

 金曜はJBL、土曜はBJリーグ、と今週末は日本のバ
スケットボールの取材に行っておりました。


 アメリカで面識があった人々との再会、竹内譲次選手(
日立サンロッカーズ)のインタヴュー、コビー・ブライア
ント父(東京アパッチのHC)との邂逅・・・・・・など
個人的に収穫はいろいろ。

 もちろん普段取材しているNBAと比べればレベルが落
ちるのは当然。しかし初ライブ観戦した日本のゲームもな
かなかエキサイティングで、立派に金がとれるエンターテ
イメントとして成立している印象も受けました。


 バスケってやはり非常にとっつきやすいし、特にライブ
で見ればチームや選手に知識がなくともある程度は楽しめ
るもの。女性受けもおおむね良いし。ソフトとしては面白
いと思うんですけどね。
 近々2つのリーグが統合される可能性もあるとかで、日
本バスケ界もさらに盛り上がっていくことを期待したいと
ころです。

 昨日のBJの試合はサッカータウンの浦和で行われたの
ですが(写真)、いつか国内にバスケタウンと呼ばれるよ
うな場所も生まれてほしいですね。


 滞日中に時間があったら、コビー父に改めて取材をお願
いしようかとも思案中。そのときには、息子のことばかり
でなく、NBAを知る人間に日本バスケ界への提言なども
聞いてみたいと考えております。


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posted by daisuke |22:02 | コメント(0) | トラックバック(0)
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