2007年10月28日

レッドソックスは「第2の悪の帝国」か? ~ワールドシリーズ第3戦より

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 ワールドシリーズ取材中です。
 ボストンでの2試合を終えた後、一旦NYに帰還。今朝の飛行機に乗って、第3
戦前にコロラド入りしました。

 移動の飛行機の中で目立ったのが、レッドソックスファンの多さ。
 「レッツゴー・レッドソックス!」「レッドソックスファンはどこにでも現れる
んだ!」と機内でもうるさいことこの上ない。ご丁寧に2年前のワールドシリーズ
のDVDを持ち込み、鑑賞会を開いているファンまでいらっしゃる。
 見かねた機長が、デンバー到着時に「レッドソックスファンの人たちは空港では
少し大人しくしているように」とジョークの機内アナウンス(笑)。まあ面白かっ
たから良かったんですが。。。

 いやはや、しかしこれだけ実力も人気も全国区になってしまうと、今後はアンチ
も増えそうですな。
 今朝のNY地元紙にあったように、レッドソックスがヤンキースに続き、「第2
の悪の帝国」になる日も近いかもしれませんね。

 一方のコロラドは、どちらかといえば静かな盛り上がり。街中のBUZZも控え
め。球場内の設備、イベントの進行などもやや手探りの感じ。なにせ初めてのWシ
リーズ開催なので、全体的にまだ戸惑っている感じですね。


 そして始まった試合は・・・・・・現在6回裏で、レッドソックスが6-0とリ
ード。
 松坂投手が好投、松井稼頭央選手もいきなり2塁打とジャパニーズの活躍は素晴
らしいのですが、今季王者決定シリーズとしては内容的に余りに乏しい。ここ3~
4年、残念ながらWシリーズはこんな展開ばかりです。
 
 まあロッキーズは崖っぷちから勝ち上がって来たチームなので、ここからの巻き
返しにまだ期待を寄せたいものですが。。。
 
 ・・・・・と書いているうちに、コロラドが反撃開始。2点を返してその差は4
点となりました。さあ、いけロッキーズ!

 といったわけで、劇寒のクアーズフィールドから途中経過でした。

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posted by daisuke |12:08 | コメント(2) | トラックバック(3)
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2007年10月24日

ヒョードルの迫力とワールドシリーズ展望



 昨日は夕方からプライド王者ヒョードルのインタヴュー、夜はセル
ティックスのビッグスリー対ニックスのツインタワー(ランドルフ&
カリー(笑))のゲーム取材。
 今日は同じくセルティックス対ネッツのゲーム取材。

 というわけで、この2日間はいろんな世界の大物に逢えて話せて楽
しかったのですが・・・・・・しかし何だかとっても疲れた。
 おかげで昨夜はレストランにケータイを忘れ、深夜に取りに戻ると
いう冷静な僕らしからぬ(?)失態まで演じる始末。

 やっぱり昨夕の「世界最強の男」との対決でエネルギーをすり減ら
されてしまったのでしょうか?
 実際に、笑顔の中にも氷の目でこちらを眺めていたヒョードルさん
は、とっても威圧感がありました。ああゆう人と直面すると、自分の
小ささを思い知らされますな。。。


 さて、明日からはボストンとコロラドへワールドシリーズの取材に
行かせて頂けることになりました。
 今度は「世界最強のベースボーラーたち」の競演です。またパワー
を抜かれないようにしないとな。

 レッドソックス対ロッキーズの予想をかなり多くの人に訊かれたの
ですが・・・・・・基本的にすべて「まったくわかりません」と答え
ています。

 総合力、バランス、経験では断然ボストンでしょうが、プレーオフ
を見ている限りコロラドも勢いだけのチームとは思えない。守備、ブ
ルペンが良いのはこの時期の戦いには有利ですよね。また、あの切れ
目のない打線にはシリングや松坂も苦しむことでしょう。

 ただ、そのロッキーズの守備力もフェンウェイの形状にかき消され
てしまう可能性があります。
 とにかくあの球場は慣れている方に断然有利。インディアンスとの
シリーズでもそれが大きな分岐点となっておりました。トロウィツキ
ーやホリデイは大丈夫か?

 まあいずれにしても、第1戦での戦いでその先の行方がはっきりと
見えてくるように思います。
 ここをもしロッキーズがとれば・・・・・・ちょっと面白くなるで
しょうね。


 さ、そんなわけで、これから名探偵スペンサーのボストンと、グラ
ンドキャニオンのコロラドに行って来ます!

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posted by daisuke |15:17 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年10月19日

NYスポーツ界激震の1日・個人編

 午前中
 いつもお世話になっている友人に送って頂いた内藤対亀田大毅
の世界タイトル戦のDVDをチェック。
 試合内容は盛んに報じられているので特に言うべきことはない
です。「劣勢→焦る→パニック→反則に走る」という流れはホリ
フィールドの耳を噛み切ったタイソンを思い出させられました。
 もっとも亀田家の場合、「パニック」の代わりが「陣営の耳打
ち」だったと思える点で、より悪質と言えるのかもしれませんが。
 ただ、個人的にもっと凄いなと思うのが、メディアの手のひら
返しっぷり。ちょっとボクシングをよく見ている人になら、大毅
選手の力が到底世界レベルでないこと(日本王座も難しいのでは?)、
心身共に未成熟過ぎることは、過去数戦から一目瞭然だったはず。
このタイトルマッチでは「反則負け」すらも十分予想できる範囲
内だった。
 しかしそんな試合を喜んではやし立て、認定した時点で、メデ
ィア、JBCに大毅を断罪する資格なんてないですよね。もちろ
んそれは、意見を自由に言える立場ながら見て見ぬ振りをしてい
た自分も含めてのことですが。


 午後
 ジムでトレーニング中、目の前のTVモニターに「ヤンキース
がジョー・トーリ監督に新契約をオファー」との速報が入る。
 周囲は色めき立つが、隣りにいたヤンキースファンの老人ジョ
セフは「間違った動きだ!トーリはあんなに疲れて見えたのに」
とばっさり。ファンの間でも意見は分かれているようですね。


 夕方
 一旦帰宅後、ESPNのウェブサイトを除いてみたら、なんと
「トーリがオファーを拒否」と新速報が入っていて仰天!
 CBS局のニュースを見ると、スポーツチャンネルでもないの
に開始から15分以上もトーリ速報。やっぱりこの人の影響力っ
て凄いのですね。僕はもう1年以上前からトーリ解任支持派(戦
力的には正しい方向かと)ですが、いざこうなってみると少々感
慨深いものがあります。


 夜
 今季初のNBAプレシーズン戦取材。ネッツ対ニックスの地元
対決。
 ニックスは覇気がなかったですね。そりゃ指揮官がセクハラで
有罪になっているようでは士気は上がらないでしょうな。
 一方のネッツは視界良好に見えました。少しスリムになった新
戦力マグロワはモチベーションたっぷりのようだし、故障明けの
クリスティッチも「(膝は)もう9割以上大丈夫だよ」と心強い
コメント。インサイドが強化されれば、このチームには大きな弱
点はない。
 実は米国内ではセルティックスに負けず評判の良いネッツです
が、この注目度の低さも幸いに働くかも?まあ最後はキッドのコ
ンディション次第なんでしょうが。。。


 深夜
 取材終了後、タイムズスクウェアのバーに飛び込みALCS第
5戦をチェック。
 ジョシュ・ベケット、見事なものです。これで今プレーオフ3
戦連続の好投、そしてこの崖っぷちの試合でポストシーズン・キ
ャリアハイの11奪三振。現役最高のビッグゲーム・ピッチャー
はシリングかリベラだったのでしょうが、これでベケットがその
名を襲名と言って良いのでは?
 もっとも、あさってシリングがカルモナに投げ勝てなければ、
この快投もあだ花に終わってしまうのですが。。。


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posted by daisuke |15:48 | コメント(1) | トラックバック(1)
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2007年10月07日

ジャミール・マックラインのこと

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 お久しぶりです。
 何日か更新できなかったのですが、かなりバタバタと忙しかった
のです。まだ続いていて、あと数日がヤマですな。

 今日はヤンキースの練習(結局練習はなしで会見だけだったので
すが)と、夜はMSGでボクシング・ヘビー級タイトルマッチ。

 サム・ピーターに挑戦したジャミール・マックライン(写真左)、
2Rに1度、3Rに2度のダウンを奪いながら、結局判定負け。4
度目のタイトル挑戦も実りませんでした。

 判定は多少論議を呼ぶのでしょうが、あれだけ効いていた王者を
フィニッシュできず、以降は煮え切らない攻防を続けた時点でジャ
ミールに文句を言う資格はないかと。残念ながら、彼は世界ヘビー
級王者の器ではない。

 ジャミールは、僕のボクサー時代にとっても良くしてくれた人。
かなり思い入れもあるのですが、だからこそ希望を言えばこのあた
りで引退して欲しいなと思います。身体が傷つく前に。心優しい彼
なら他の世界でも立派に生きて行けるのだろうから。
 
 コラム「ジャミール・マックラインのこと」
 http://www.tic-box.com/back/200404/sugi/s200404.html


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posted by daisuke |16:20 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年10月01日

Final Day in Shea

 メッツの07年シーズンが終わりました。

 とにかく信じられないこと幾つも起こった「セブン・デイズ・イン・シ
ェイ」。最後を飾ったのは「悪夢の1回」でした。
 マーリンズの1イニング7得点はフランチャイズ記録、グラビンの1イ
ニング降板は18年振り(!)。ワァオ。こんな異常な記録が次々とこの
大事な試合で生まれるか?
 まあ昨日も書いたように、ここまでくりゃもう特に驚きもしなかったで
すがね‘。

 今日のフィリーズの試合は30分遅れで始まったのですが、開始時には
メッツが0-7になっていたのなら気分的には極めて楽に戦えたことでし
ょう。もし逆だったらとんでもないプレッシャーだったでしょうが。


 ニューヨークでは、さっそく歴史的敗戦の戦犯探しが始まっています。
「ブルペンの薄さ」「先発の底力不足」「レイエスの不振」なんて挙げら
れてますが。しかしどれも二次的要素に感じます。タレント数だけみれば、
やはりナリーグ最高だったはずだから。

 敗因は「慢心」。一見すると順調に見えたシーズンですが、実は怠惰な
空気は早いうちからチームを蝕んでいた。昨季にプレーオフの緊張感を存
分に味わってしまい、さらに今季序盤に悠々と首位に立ったため、危機感
が消えた。
 負けても笑顔を浮かべていた選手たちに、グラビンやロデュカといった
ベテランが声を荒げたこともありました。レイエスの無気力プレー事件も
ありました。この時期に至っても、昨日はまたレイエスが補ゴロで走らな
かったり、今日はミレッジがライン際の打球を緩慢に追いかけて3塁打に
したり・・・・・・

 昨季は鮮やかだったケミストリーが今季は奇麗に消えたところに、突然
終盤にフィリーズの追い上げを受けて、簡単にスイッチが切り替えられる
わけがなく、激しくパニックを起こした。

 そしてそんな慢心が常に見え隠れしたからこそ、僕も今季のチームは去
年のようには愛せなかった。この1週間の崩壊を見せられても、今日の終
焉を目の当たりにしても、どこか淡々としていられたのはそれが理由だと
思います。
 自業自得だな、と。このやり方で勝たなくて良かったのかも、と。
 「正直言って、僕たちはプレーオフに出るべきチームじゃなかったのだ
と思う」
 今日の試合後、ライトがそう言ってました。その通りだと思います。タ
レント的にではなく、メンタル面で。


 夏が始まった頃に、「今秋はメッツのフランチャイズにとって重要な季
節になる」と書いたことがありました。
 しかし、新時代を築くはずだった「ライト、レイエス、ベルトラン」は、
「ロリンズ、アトリー、ハワード」に明白に敗れた。この結果になった以
上、今のコアメンバーだけでダイナスティを築くのは無理だということな
のでしょう。ならば周囲を大きく変えなきゃいけませんね。
 
 ロデュカ、グラビン、グリーンは放出されるでしょう。実力はあっても
体調的にアテにならないエル・デューケ、カスティーヨ、アルーはどうす
るのか?あと、どうも一枚岩の雰囲気がないコーチ陣にも手をつけなきゃ
いけない。

 さあ、長い冬が始まります。
 生産的な時間にできるか?



 今日の取材の最後、レイエスに「今季もありがとう」と声をかけたら、
「サンキュー、パパ!」といつもの笑顔が帰って来た。
 負けても屈託がない。それじゃ困るんだけどなあ。こちらの期待を時に
超えてくれるけど、簡単に裏切りもする男。

 明日には敗戦の実感が湧くだろうから、真綿に締め付けられるように苦
しんでください。いつかもっともっと成長し、こんな大失敗も笑って語れ
るようになるその日まで。

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posted by daisuke |14:13 | コメント(3) | トラックバック(0)
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