2007年09月30日
@マンハッタン
午前中、近所のスターバックスで新聞をチェックしていたら、弁護士&ボクシ
ング・カットマン(傷の手当をする係)の知人と出くわす。
やはり今夜のタイトルマッチの話になり、彼の予想は「パブリックの判定勝ち」。
僕は「テイラーが5R以内でストップ勝ち」。さてさて?
@クイーンズ
1時よりメッツ対マーリンズ戦。
今週は不思議なことばかり起こるので、もう何があっても驚くべきではないの
でしょうが・・・・・・しかし無惨な5連敗で首位転落の後、今季のベストゲー
ムでメッツが13-0で圧勝。みんな活き活きプレー。ちょっと理解不能。
しかもジョン・メインが8回2死まで14奪三振でノーヒッター(結局ぼてぼ
ての内野安打1本のみ)、レイエスとミゲル・オリボが乱闘事件、ミレッジがキ
ャリア初の2本塁打、とまたも変事も頻発。
1つだけ。キャッチャーの交代はきっかけになるかもと考えていたら、昨日の
ロデュカのケガで軋轢なくカストロに出場機会が巡って来ました。初回の盗塁阻
止は大きかったですね。ロデュカが体調不良なだけに明日もカストロが行くべき
かも。
@メッツクラブハウス
横目でモニターに映し出されるフィリーズ対ナショナルズ戦をチェックしなが
ら、メッツの各選手がインタヴューに応える。
さて、これで逆にPressure is ON for Phillies. 。
「追われる者の厳しさがわかるだろう」とライト。勝負弱さに定評のあるフィ
リーズの真価もここで問われますな。
@アトランティックシティ
メッツ取材終了後、バスで東のカジノタウン、アトランティックシティに移動。
注目のWBC&WBOミドル級タイトルマッチ、ジャーメイン・テイラー対ケ
リー・パブリックは喧伝された以上の大激戦にーーー。
2Rにパブリックがダウンした際は「やっぱりルイス対グラントの二の舞!」
と思ったが。しかしそこから体制を立て直したパブリックが、7Rに痛烈な逆転
KO勝ち!
事前に酷評してしまったパブリックですが、僕が思っていたよりずっと良いボ
クサーでした。スピードと瞬発力の絶対値が違うので、序盤に大きなダメージを
負うまでは予想通り。しかしそこから立て直すタフネスには驚かされた。
そしてあの驚異的なパンチ力!テイラーがコーナーに沈んだシーンは戦慄的で、
リング禍の心配をしてしまうほどでした。
チコ・コラレスに打たれ強さを足したようなパブリックは、毎回確実にエキサ
イティングな試合を提供してくれそう。今夜の試合後もボードウォークは凄い騒
ぎでした。
まさに「新スター誕生」。今後さらに露出は増えていくことでしょう。
posted by daisuke |14:07 |
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2007年09月28日
7時15分 STL1-0NYM PHI4-0ATL
ペドロがマウンドに立ち大歓声を浴びるも、普段は鉄壁のカスティーヨ二塁
手が初回にまさかのエラーを犯してカージナルスが1点を先制。
時を同じくして、ブレーブスの2つのエラーを活かしてフィリーズが初回に
ジョン・スモルツから4点(!)を挙げる。信じられない展開に、早くも観客
席と記者席がどよめく。
8時45分 STL3-0NYM PHI6-3ATL
6回表のカージナルスの攻撃をペドロが3者凡退に封じると同時に、フィリ
ーではブレーブスのチッパー・ジョーンズとテシェーラが連続ホームランを放
つ。スコアボードで経過を確認したシェイのファンが、トマホークチョップで
ブレーブスの応援を開始(笑)。もう他力本願?
9時00分 STL3-0NYM PHI6-3ATL
7回表、2死1,2塁でプーホルスが打席に立った際、ランドルフ監督がマ
ウンドに歩くと、ファンから大ブーイング。交代のないままマウンドを降りる
と、大歓声。ペドロへの愛もあるが、もう誰もブルペンを信用していない証拠
か。プーホルスはレフトフライで無得点。
9時20分 STL3-0NYM PHI6-3ATL
9回表、代打に田口壮が登場。ヘイルマンからレフトフライを打ち上げる。
9時30分 STL3-0NYM PHI6-3ATL
山場のないままメッツ完封負け。4連敗。昨日の5回(6-2から6-7に
逆転された)以降、1人も3塁を踏めず。同時に、フィリーズ戦も9回表に突
入(結局6-4でフィリーズ勝利、首位タイに浮上)。
9時40分
ランドルフ監督が会見場で「さあ3試合の新シーズンの開始だ」とたからか
に(?)宣言。
9時50分
ペドロがロッカールームで会見し、「(メッツ選手たちは)重圧を自身にか
けすぎているのが不振の原因」と説明。その隣で明日先発のオリバー・ペレス
がそそくさと着替え、無言のまま去る。さらにペドロは、「もし月曜日にフィ
リーズとの1ゲームプレーオフが行なわれるとしたら登板する」と断言。
10時10分
30試合連続安打がストップしたモイゼス・アルーが淡々とインタヴューに
答える。「私たちはこれほど落ち込むには良いチーム過ぎる。球場には楽しむ
ために来るものなのに・・・・・・・」
10時50分
原稿執筆中に、メッツファンのエイドリアノ・トーレス記者(AP)が「明
日は明日の風が吹くよ(tomorrow is another day)」と言い残して去って行く。
11時00分
帰宅準備前に、メッツファンのバスケ記者仲間ラス(SLAM)のメールに返信
する。3行だけ。
This is the reason you love Mets, isn’t it?
She makes drama, trying to break your heart.
You can’t help watching her,,,
1時15分
友人と居酒屋「萩」で一杯やって帰る途中、土砂降りの雨が降り出す。
不意打ちで傘も持っていなかったため、もれなくずぶぬれに。
この雨がシェイスタジアムの膿みも洗い流してくれるか?
プレーオフ用にすでに増設されたVIP席もむなしく・・・・・・
posted by daisuke |15:44 |
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2007年09月27日
シェイスタジアム最後の7連戦の3日目ーーー。
しかし今日はまず昼からミッドタウンで行なわれたボクシング世界戦の記者
会見に出席。そう、注目のWBC&WBOミドル級タイトルマッチ、ジャーメ
イン・テイラー対ケビン・パブリック戦は今週の土曜日に迫っています。
無敗選手同士がぶつかるこの試合、「ミドル級の真の王者を決める決戦」な
んて声も挙っていますが・・・・・・
「パブリックは王者級の選手と一度も戦ったことがないのに、なんでこんな
に評価されているんだ?」ってエマニュエル・スチュワート氏(テイラーのト
レーナー)のコメントが僕も正しい気がしますけどね。
エディソン・ミランダっていうマヨルガ級の選手とのドロドロの打ち合いに
勝っただけで、パブリックは無冠の帝王扱い。HBOはこの試合のドキュメン
タリーまで流すんだそうで。。。ちょっとレノックス・ルイス対マイケル・グ
ラント戦と同じ匂いが漂っていますな。
と文句を言いつつ、アンダーカードが豪華なので僕もわざわざアトランティ
クシティまで取材に行く予定ですが。
まあメインは順当ならば、中盤までにテイラーが見栄えの良いストップ勝ち
を納めるでしょう。
会見終了後、敬愛するエルモア・レナード著の「身元不明車89号」を読み
ながらシェイスタジアムへーーー。
クラブハウスに着くと、レイエスは相変わらずケータイで電話していて、ア
ルーは知人らしいラテン系記者と談笑していて、ミレッジはスコセッシの映画
「ディパーテッド」を熱心に見ていて・・・・・・連敗の緊迫感も感じられず、
いつも通りののんびりしたシェイ。
しかし試合の方は、今日も荒れました。
えーと、得点数リーグ最下位のナショナルズに、3日間で32点を奪われ、
メッツは地元でスイープ負け。。。しかも今日は機先を制して渾身の一発を放
ち、3回で5-0とリードしながら、出てくるピッチャーがみんな打たれ、と
いうかストライクがまともに取れず、逆転負け。
ちょっと信じられません。短くない期間ベースボールを見て来ましたが、こ
れほどの短期間に、首位チームの投手陣がこれほどまでに崩れるシーンを見た
のは初めてです。
ついに2位フィリーズと1ゲーム差。
こりゃ大黒柱からのスパークが必要ですな。
そう、明日の先発投手は、ペドロです。
[ これはストリートファイトで覚えたことだが、逃げられなければ、機先を制す。
それも渾身の一発を放つ。それでたいていけりがつく。これは知っていて、さら
に身に付けておいて、損のないことだ ]
(エルモア・レナード 「身元不明者89号」より)
posted by daisuke |16:39 |
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2007年09月25日
今日は今季初めてヤンキース(デイゲーム)とメッツ(ナイター)の
ホーム戦が重なり、去年のプレーオフ以来久々に「ひとりサブウェイシ
リーズ」を敢行しました。
そう、ブロンクスで取材を終えて、そのまま地下鉄を乗り継いでクイ
ーンズに移動。疲れるけど、NYのスポーツライター冥利に尽きる1日
でありました。
しかし、結果は両試合とも見るべき所のない大凡戦(ヤンキースは1
-4で覇気のない敗戦、メッツは4-13で無様な大敗)でがっかり。。。
まあこんな日もある。プレーオフで同日開催の再現があったら、今度
はぜひ好試合を期待したいものです。
それにしても、現在のヤンキースとレッドソックスの首位争いに余り
に緊張感がないことで、ワイルドカード否定論がいろんなところから出
てますね。
昨日も「NYポスト」のシャーマン記者が現行制度を批判し、地区優
勝の価値を増すための奇抜な持論を紙上で展開してました。
「Wカードをもう1チーム増やし、その2チームにまず休みなしでシ
リーズを戦わせて疲労させ、次に対戦する地区優勝チームを有利にする」
うーん、面白い案だとは思いますが・・・・・・しかしこの時期にた
とえ3日間でも余計に試合間隔が空いてしまう場合、待たされるチーム
は必ずしも有利とは言えないのでは?
あと友人ライターのキット・スティアーさん(MLB.COM)は「
地区を4つに増やせば良いんだよ」と言ってました。まあそれには一理
あるかも。
ただ個人的には、これだけ地区ごとに実力差がある以上、ワイルドカ
ード制度は適切なのだろうと思っています。弱小地区の王者より、強豪
地区の2位チームの方が明らかに強い場合が多いですからねえ。
アメリカ人って組み分け、日程自体の不公平をまったく指摘しないの
がいつも不思議です。
さて、シェイに戻って来たメッツは、7日間で最後のホーム7連戦。
今夜に敗れたために、2ゲーム差であと6試合。
今季はずっと同じような戦いぶりで、結局最後まで来てしまいました
ねえ。一気に差を詰められたのはこの時期だから騒がれてるけど、実は
もう何度も繰り返してきたこと。
2ゲームくらいまで追い上げられ、5ゲームまで引き離し、また詰め
られて・・・・・・
ただ、見ていて追い抜かれると思ったことは一度もありません。今週
も最後は逃げ切るでしょう。単純に、直接対決8連敗の後でも、やっぱ
りフィリーズよりメッツの方が優れたチームだと思うから。
今季の戦いぶりを横綱相撲ととるか、キラーインスティンクトの欠落
と見るか?僕にも分かりません。
答えは、プレーオフが教えてくれるのでしょう。。。
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25、26日の「日本経済新聞」夕刊にて、コラムシリーズ「駆ける
魂」の中でペドロ・マルチネス(メッツ)の復活ストーリーを執筆させ
て頂きました。
一般紙では初のコラムです。よろしくチェックください。
posted by daisuke |16:43 |
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2007年09月09日
いよいよ明日ですね。
そう、ペドロ・マルチネスのホーム復帰戦です。
2年半前、ペドロの移籍と共に、メッツは間違いなく別のチームになりました。
ペドロの背中を追いかけて、ベルトランも、デルガドも、ロデュカも、みんな
がニューヨークにやって来た。スタジアムの空気が変わった。間違いなく、より
強いチームになった。
そしてようやく、ダディーが家に戻って来ます。
さて、明日は何が起こるのでしょうか?
[ ペドロが登板する日は、野球をよく知らないおばあちゃんですらメッツ戦に
テレビのチャンネルを合わせ、少年たちはペドロが歴史的な投球をする場合に
備え、スコアブックを付けながら試合を見るのだ ]
(リサ・オルセン 「ニューヨーク・デイリーニューズ」より)

posted by daisuke |15:04 |
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