2010年03月22日
マッグレディに欠けていたもの 〜Tーマックが古巣と対戦
今日はMSGでニックス対ロケッツ戦。 トレーシー・マッグレディが古巣を相手にプレーするということで、消化ゲームながらそれなりに大きな注目を集める一戦となりました。 昨年12月に膝の故障からロケッツに復帰したTマックですが、その後も満足なプレータイムを貰えず。 結局今季はロケッツのメンバーとしては6試合に出場したのみで、以降はチームから離れたまま、ついに今年2月にニックスに移籍の運びとなりました。 そんな紆余曲折を経て、いわばリベンジ戦とも考えられる今日のゲームーーー。 Tマック本人も「単なる1試合だよ」と一応は述べつつも、「僕がこれまでフランチャイズのためにやって来たことを考えれば、ロケッツに正当に扱わってもらったとは思わない」と本音もチラリ。 一方のロケッツのリック・アデルマンHCの方は、こんな発言。 「私たちの間になにか個人的な問題があったわけではないよ。トレーシーはすぐに満足なプレーができるとは思わなかっただけさ。試合で貢献できると思っていたら起用していたよ」
Tマックの気持ちも分かりますが、ただ背景をよく考えれば、ロケッツの方針は十分に理解できますよね。 マッグレディが故障離脱して臨んだ昨プレーオフで、ロケッツは久々に第1ラウンドを突破(マッグレディはキャリアを通じてプレーオフシリーズ全敗)。 今季も前半戦はサプライズチームに挙げられるほど好調な戦いを続けていただけに、「契約最終年のスターに今さら戻って来られても」とフロントが考えるのは当然だったのでしょう。 特にTマックはボールを支配せねば貢献できない選手。ロールプレーヤー間のケミストリーで勝ち抜いていた今季のロケッツは、中途加入するには相性最悪のチームでした。 果たして今日の試合でも、マッグレディはプレーメーカーとして15得点、7リバウンド、5アシストとオールラウンドに活躍。接戦で迎えた第4Qも残り5分でコートに戻った際には盛大な拍手で迎えられながら、しかし肝心のクラッチタイムには得点ゼロ。最後はアーロン・ブルックスにビッグショットを立て続けに決められ、ニックスはいつも通り逆転負けを喫しました。 好成績→歓声を浴びてコート帰還→結局は敗北、とマッグレディのキャリアを凝縮するような流れのゲームだったと言ったら皮肉が過ぎるでしょうか? 「気分良くプレーできた。(古巣相手のために湧き出た)アドレナリンのおかげだったのかな」 そしてそれでも試合後には笑顔でこんな言葉を残してしまうから、Tマックは「ルーザー」の代名詞のように語られてしまうのかもしれません。 真のスーパースターと呼ばれる選手たちは、例え自身が良いプレーをしても、チームが負ければ沈痛な表情(少なくとも表面上は)で会見に臨むものですがね。Tマックは悪い意味でおおらかというか、勝利に対するハングリー精神の薄さが滲み出てしまいます。
さて、このマッグレディは今後どこに向かうのでしょうか。 もうフランチャイズプレーヤー扱いしてくれるチームはないだろうし、複数年契約は望み薄。とにかく勝利の実績が皆無なだけに、例え体調万全でも、強豪チームが主力と考えて触手を伸ばすことは考え難いのは事実です。 ニックスがレブロン&ウェイドを逃し、ボッシュ(かアマレかあるいは他の誰か)獲得のみに終わった場合、とりあえずマッグレディと安価の1年契約を結び、2011年のFA戦線を待つ可能性はあるでしょう(そしてカーメロ、クリスポールあたりを狙う)。 記者席では「レブロン残留後のキャブスあたりに最低年棒で入り、優勝を狙うシナリオもあるかも?」なんて意見も出ていました。 いずれにしても、上位進出を狙うチームの一員として、緊張感に満ちた場面でボールを託される時期はもう過ぎたはず。この選手にキラーインスティンクトさえあれば・・・・・・ 「好調時の能力はコビーと同等」(クリス・シェリダン(ESPN)談)とまで言われたほどの力を持つ男のキャリアとしては、やはり「期待外れ」として語られて行ってしまうのでしょうね。そして、この失速を周囲が思うほど本人が残念に思っていなさそうな点が、何より残念な部分でもあります。 ============ ついに「twitter」を始めました。 https://twitter.com/daisukesugiura NBA情報も満載!(それ以外もだけど) ウェブ上のコラム更新告知、その他の小ネタはここに記しています。
posted by daisuke |15:00 |
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今日はMSGでニックス対ロケッツ戦。
トレーシー・マッグレディが古巣を相手にプレーするということで、消化ゲームながらそれなりに大きな注目を集める一戦となりました。
昨年12月に膝の故障からロケッツに復帰したTマックですが、その後も満足なプレータイムを貰えず。
結局今季はロケッツのメンバーとしては6試合に出場したのみで、以降はチームから離れたまま、ついに今年2月にニックスに移籍の運びとなりました。
そんな紆余曲折を経て、いわばリベンジ戦とも考えられる今日のゲームーーー。
Tマック本人も「単なる1試合だよ」と一応は述べつつも、「僕がこれまでフランチャイズのためにやって来たことを考えれば、ロケッツに正当に扱わってもらったとは思わない」と本音もチラリ。
一方のロケッツのリック・アデルマンHCの方は、こんな発言。
「私たちの間になにか個人的な問題があったわけではないよ。トレーシーはすぐに満足なプレーができるとは思わなかっただけさ。試合で貢献できると思っていたら起用していたよ」
Tマックの気持ちも分かりますが、ただ背景をよく考えれば、ロケッツの方針は十分に理解できますよね。
マッグレディが故障離脱して臨んだ昨プレーオフで、ロケッツは久々に第1ラウンドを突破(マッグレディはキャリアを通じてプレーオフシリーズ全敗)。
今季も前半戦はサプライズチームに挙げられるほど好調な戦いを続けていただけに、「契約最終年のスターに今さら戻って来られても」とフロントが考えるのは当然だったのでしょう。
特にTマックはボールを支配せねば貢献できない選手。ロールプレーヤー間のケミストリーで勝ち抜いていた今季のロケッツは、中途加入するには相性最悪のチームでした。
果たして今日の試合でも、マッグレディはプレーメーカーとして15得点、7リバウンド、5アシストとオールラウンドに活躍。接戦で迎えた第4Qも残り5分でコートに戻った際には盛大な拍手で迎えられながら、しかし肝心のクラッチタイムには得点ゼロ。最後はアーロン・ブルックスにビッグショットを立て続けに決められ、ニックスはいつも通り逆転負けを喫しました。
好成績→歓声を浴びてコート帰還→結局は敗北、とマッグレディのキャリアを凝縮するような流れのゲームだったと言ったら皮肉が過ぎるでしょうか?
「気分良くプレーできた。(古巣相手のために湧き出た)アドレナリンのおかげだったのかな」
そしてそれでも試合後には笑顔でこんな言葉を残してしまうから、Tマックは「ルーザー」の代名詞のように語られてしまうのかもしれません。
真のスーパースターと呼ばれる選手たちは、例え自身が良いプレーをしても、チームが負ければ沈痛な表情(少なくとも表面上は)で会見に臨むものですがね。Tマックは悪い意味でおおらかというか、勝利に対するハングリー精神の薄さが滲み出てしまいます。
さて、このマッグレディは今後どこに向かうのでしょうか。
もうフランチャイズプレーヤー扱いしてくれるチームはないだろうし、複数年契約は望み薄。とにかく勝利の実績が皆無なだけに、例え体調万全でも、強豪チームが主力と考えて触手を伸ばすことは考え難いのは事実です。
ニックスがレブロン&ウェイドを逃し、ボッシュ(かアマレかあるいは他の誰か)獲得のみに終わった場合、とりあえずマッグレディと安価の1年契約を結び、2011年のFA戦線を待つ可能性はあるでしょう(そしてカーメロ、クリスポールあたりを狙う)。
記者席では「レブロン残留後のキャブスあたりに最低年棒で入り、優勝を狙うシナリオもあるかも?」なんて意見も出ていました。
いずれにしても、上位進出を狙うチームの一員として、緊張感に満ちた場面でボールを託される時期はもう過ぎたはず。この選手にキラーインスティンクトさえあれば・・・・・・
「好調時の能力はコビーと同等」(クリス・シェリダン(ESPN)談)とまで言われたほどの力を持つ男のキャリアとしては、やはり「期待外れ」として語られて行ってしまうのでしょうね。そして、この失速を周囲が思うほど本人が残念に思っていなさそうな点が、何より残念な部分でもあります。
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ついに「twitter」を始めました。
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