2010年01月29日
マンハッタンの蒼い空 〜ニックス対ラプターズ戦より
今夜、NYでは今年2度目のニックス対ラプターズ戦ーーー。 一見するとなんてことのないカードですが、バルニャーニ、ガリナリ、ベリネリというイタリア人選手たちが一同に会するため、NYに住むイタリアンたちにとってはこのゲームはまるでスーパーボウルです。 通称「パスタ・ボウル」(我々が勝手にそう呼んでいるだけですが)。 イタリア人以外にもカルデロン、タコルーもプレーしたため、スペイン、トルコ出身のメディアやファンも多かったですね。こうやって様々な人種、異文化の趣が楽しめるのもメルティングポットで暮らす醍醐味の1つ。 にも関わらず、記者用の食事が普通にチキンとフライだったのは納得いきません。こんな日はリトルイタリーからシェフを呼び寄せるべきだろ? さて、試合のほうは・・・・・・残念ながらこの日はイタリアンプレーヤーたちはやや精彩を欠き、ラプターズのバルニャーニ&ベリネリは併せて2得点のみ。ガリナリは18点もクラッチタイムに仕事が果たせず。 最後は2点差でラプターズが逃げ切って、まあ痛み分け? それでも試合後のロッカールームにはイタリア語が飛び交い続け、ニューヨークの夜を地中海色に染めあげてくれたのでした。
さて、ここに来て一進一退のニックスに対し、対岸のネッツの方は次期ドラフトのロッタリー指名権確保に向けて快進撃(?)を続けています。 すでにワーストレコードは確実。このままいけば話題の大物PGジョン・ウォール(ケンタッキー大)が本当に手に入るかもしれません(ピンポン球の行方次第ですが)。 そのウォールのプレー、先日のサウスカロライナ大戦で初めてじっくりとチェックしました。 「デリック・ローズのbetter version」「PGではJキッド以来最高の素材」「ペイトンのようになるかも」・・・・・・とすでに果てしない絶賛を浴びているウォール。確かに運動能力に優れ、それでいて献身的なパサーで、ディフェンスも良く、ゲーム終盤にステップアップする勝負強さも備えているようです。 カレッジにはもう1つ疎い僕には「プロ向き」といった判断はし辛いのですが、とにかく面白い存在であることは間違いなし。 ネッツがこのウォールを引き当ててくれて、ニックスにはレブロンが来てくれれば、NYのライターには万々歳・・・・・・いや、まあ、そう美味くはいかないんでしょうけど、ね。
(ベッドフォードから撮影したマンハッタンの蒼い空) ヤンキースがランディ・ウィンを獲得! ・・・・・・で、まとめてみるとデーモン、松井、メルキーの代わりにグランダーソン、ニック・ジョンソン、ウィン? フレキシビリティ、若返りの両面で大きなプラスと言えるのかどうかはかなり疑問ですな。蓋を空けてみればシーズン中に待望論が溢れ、「松井かデーモンがトレードで電撃復帰!」なんてシナリオになったりして(可能性まったくのゼロとは思いません)。 いずれにしても、ヤンキースのオフに関しては近々コラムにまとめようかと思っています。
(相棒・ホークと頂いたピータールーガのステーキ) スーパーボウルはコルツとセインツの対戦にーーー。 この4年間で3度はマニング兄弟のどちらかが最終決戦に到達し、しかも今度の相手はマニングパパの古巣。なんだか「マニングボウル」の趣ですな。ホントに凄い一家です。 ジェッツの勢いが止まったのはニューヨーカーとしては残念でしたが、今年はこのカードで良かったような気もしますね。
ボクシング界では、グローブ内に細工して1年間の出場停止処分を受けたアントニオ・マルガリートにライセンスを再交付するべきか否かが話題になっています。 バンテージ内に仕掛けられていたのは水を吸うと石のように固くなる物質だったとか。つまり、汗を吸う終盤ラウンドに、マルガリートのパンチ力は格段に(相手の生命に危険があるほどに)アップしていたはず。 思い返してみれば、コット戦も、クロッティ戦も、ポール・ウィリアムス戦も・・・・・・マルガリートのビッグマッチは常に「前半にポイントを取られ、後半に激しく追い上げる」パターン。 状況的に、過去数年に渡って不正を働いていた可能性はかなり高いのでしょう(個人的には間違いなくそうだったと思っています)。 「トレーナーが勝手にやったこと。細工には気付かなかった」というマルガリートの言い訳も見苦しい。グローブの中に異物を入れられて、気付かないボクサーなどこの世に存在しません。 結論を言うと、ただでさえ危険が伴うスポーツをさらに残虐に昇華させたマルガリート(&陣営)は犯罪者に等しい。 過去に事故が起こらなかったのはラッキー。米の多くの識者たちと同様に、僕ももう2度とこの選手の試合など観たくはありません。 しかし・・・・・・モズリー戦では事前に発覚したため使用未遂に終わり、それ以前の違反は証明されていない(する手だてはない)。だとすると、これ以上の出場停止を強いる根拠は確立できない。 そうなれば、規定されたサスペンド期間を終えた時点で、もうライセンス交付を認めるしかないのでしょう。 釈然としないけど、「正義」を主張する根拠がないーー。 そんな煮え切らない思いをすべての関係者に抱かせながら、「マルガチート(cheatは詐欺師の意)」はリング帰還を果たしてしまうことになりそうです。
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posted by daisuke |14:02 |
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今夜、NYでは今年2度目のニックス対ラプターズ戦ーーー。
一見するとなんてことのないカードですが、バルニャーニ、ガリナリ、ベリネリというイタリア人選手たちが一同に会するため、NYに住むイタリアンたちにとってはこのゲームはまるでスーパーボウルです。
通称「パスタ・ボウル」(我々が勝手にそう呼んでいるだけですが)。
イタリア人以外にもカルデロン、タコルーもプレーしたため、スペイン、トルコ出身のメディアやファンも多かったですね。こうやって様々な人種、異文化の趣が楽しめるのもメルティングポットで暮らす醍醐味の1つ。
にも関わらず、記者用の食事が普通にチキンとフライだったのは納得いきません。こんな日はリトルイタリーからシェフを呼び寄せるべきだろ?
さて、試合のほうは・・・・・・残念ながらこの日はイタリアンプレーヤーたちはやや精彩を欠き、ラプターズのバルニャーニ&ベリネリは併せて2得点のみ。ガリナリは18点もクラッチタイムに仕事が果たせず。
最後は2点差でラプターズが逃げ切って、まあ痛み分け?
それでも試合後のロッカールームにはイタリア語が飛び交い続け、ニューヨークの夜を地中海色に染めあげてくれたのでした。
さて、ここに来て一進一退のニックスに対し、対岸のネッツの方は次期ドラフトのロッタリー指名権確保に向けて快進撃(?)を続けています。
すでにワーストレコードは確実。このままいけば話題の大物PGジョン・ウォール(ケンタッキー大)が本当に手に入るかもしれません(ピンポン球の行方次第ですが)。
そのウォールのプレー、先日のサウスカロライナ大戦で初めてじっくりとチェックしました。
「デリック・ローズのbetter version」「PGではJキッド以来最高の素材」「ペイトンのようになるかも」・・・・・・とすでに果てしない絶賛を浴びているウォール。確かに運動能力に優れ、それでいて献身的なパサーで、ディフェンスも良く、ゲーム終盤にステップアップする勝負強さも備えているようです。
カレッジにはもう1つ疎い僕には「プロ向き」といった判断はし辛いのですが、とにかく面白い存在であることは間違いなし。
ネッツがこのウォールを引き当ててくれて、ニックスにはレブロンが来てくれれば、NYのライターには万々歳・・・・・・いや、まあ、そう美味くはいかないんでしょうけど、ね。
(ベッドフォードから撮影したマンハッタンの蒼い空)
ヤンキースがランディ・ウィンを獲得!
・・・・・・で、まとめてみるとデーモン、松井、メルキーの代わりにグランダーソン、ニック・ジョンソン、ウィン?
フレキシビリティ、若返りの両面で大きなプラスと言えるのかどうかはかなり疑問ですな。蓋を空けてみればシーズン中に待望論が溢れ、「松井かデーモンがトレードで電撃復帰!」なんてシナリオになったりして(可能性まったくのゼロとは思いません)。
いずれにしても、ヤンキースのオフに関しては近々コラムにまとめようかと思っています。
(相棒・ホークと頂いたピータールーガのステーキ)
スーパーボウルはコルツとセインツの対戦にーーー。
この4年間で3度はマニング兄弟のどちらかが最終決戦に到達し、しかも今度の相手はマニングパパの古巣。なんだか「マニングボウル」の趣ですな。ホントに凄い一家です。
ジェッツの勢いが止まったのはニューヨーカーとしては残念でしたが、今年はこのカードで良かったような気もしますね。
ボクシング界では、グローブ内に細工して1年間の出場停止処分を受けたアントニオ・マルガリートにライセンスを再交付するべきか否かが話題になっています。
バンテージ内に仕掛けられていたのは水を吸うと石のように固くなる物質だったとか。つまり、汗を吸う終盤ラウンドに、マルガリートのパンチ力は格段に(相手の生命に危険があるほどに)アップしていたはず。
思い返してみれば、コット戦も、クロッティ戦も、ポール・ウィリアムス戦も・・・・・・マルガリートのビッグマッチは常に「前半にポイントを取られ、後半に激しく追い上げる」パターン。
状況的に、過去数年に渡って不正を働いていた可能性はかなり高いのでしょう(個人的には間違いなくそうだったと思っています)。
「トレーナーが勝手にやったこと。細工には気付かなかった」というマルガリートの言い訳も見苦しい。グローブの中に異物を入れられて、気付かないボクサーなどこの世に存在しません。
結論を言うと、ただでさえ危険が伴うスポーツをさらに残虐に昇華させたマルガリート(&陣営)は犯罪者に等しい。
過去に事故が起こらなかったのはラッキー。米の多くの識者たちと同様に、僕ももう2度とこの選手の試合など観たくはありません。
しかし・・・・・・モズリー戦では事前に発覚したため使用未遂に終わり、それ以前の違反は証明されていない(する手だてはない)。だとすると、これ以上の出場停止を強いる根拠は確立できない。
そうなれば、規定されたサスペンド期間を終えた時点で、もうライセンス交付を認めるしかないのでしょう。
釈然としないけど、「正義」を主張する根拠がないーー。
そんな煮え切らない思いをすべての関係者に抱かせながら、「マルガチート(cheatは詐欺師の意)」はリング帰還を果たしてしまうことになりそうです。

