2009年06月22日
Better Man
久々のrandom thoughts(ジャンルを問わず思ったことを書き殴る)です。 明日の球場撮影に備え、今日はメッツのPR女史とシティフィールドをツアー。 普段は記者席、ロッカールーム、フィールドの往復だけなので球場内をゆっくり見るのは初めてだったのですが、小じんまりと快適な良いスタジアムだなと思いました。アットホームな感じがフィリーのシチズンズバンクパークに似ている。 詳しくは雑誌に書きますが、「ミュージアム」的なヤンキースタジアムに対し、こちらは真っ当な楽しい「ボールパーク」。人それぞれ好みはあるのでしょうけど、野球を見る場所とはこうあるべきでは?まあその一方で、観光客の方々がどちらか1つを記念に訪れるとしたら、お勧めするのはヤンキースタジアムの方なんですけどね。 普段はアリーグしか見ない人も、昨夜のヤンキース戦でのジョシュ・ジョンソン(マーリンズ)の投球には目を見はらされたのでは? もう何度かここで賞讃してますが、ジョンソンのポテンシャルはロイ・ハラデイ級。重い速球を力一杯に投げ込む姿は小気味良く、今では数少なくなった「本格派」という形容がぴったりの投手です。故障を避ける術を学べば(それが最も難しそうなんですが)、しばらくMLBのエリートとして君臨していくことでしょう。 今年のインターリーグは高レベルなアリーグ東地区とナリーグ東地区のチームが激突するため、東海岸ではどこも見応えのある試合をやってくれています。 ワールドシリーズ前哨戦(?)と言えそうなレッドソックス対フィリーズがこの時期に見れてしまうのは楽しい。例年は雰囲気とネームバリューで相手がびびるためラクに勝てるヤンキースも、緊張感慣れしたナリーグ東地区のチームには苦戦していますね。 ただその一方で、日程に対する不公平感はやっぱり拭いきれません。今季開幕前にメジャー全体の3強と言われたレッドソックス、ヤンキース、レイズとこの時期に続けて対戦しなければいけないというのはフィリーズやメッツにとってなんとも厳しい。特にその両チームのうちのどちらかがワイルドカード争いに向かうことが濃厚なだけに、ねえ。。。 Sad News。マリナーズのエンディ・チャベスが故障で今季絶望。嗚呼(涙)。。。 昨日のウラジミール・クリチコ対ルスラン・チャガエフのヘビー級タイトル戦は、10RKOでクリチコの圧勝に終わりました。 クリチコはほとんど1ポイントも失わない完璧な出来で、実況や報道メディアからは「マスターピース」の声も。WBA王座を保持していた実力者相手にワンサイド勝利は確かに見事で、デビッド・ヘイを倒すより実際の価値は大きかったのでしょう。 ただ・・・・・・この選手の試合を見ていて胸がドキドキする人っています?リスクを徹底的に回避し、中間距離からワンツーを突くのみ。巨体を最大限に活かすために確立した戦い方なのでしょうが、展開が平坦過ぎて眠くなることこのうえない。 僕の個人的な「プロの定義」とは、「難しいことを簡単そうにやること」と「客を喜ばせられること(少なくともそのために努力する選手)」。 今のクリチコは1つめの条件は満たしていますが、後者にはまったく当てはまらない。そしてヘビー級王者=業界の象徴だとすれば、両方の条件をもれなく備えていて欲しいと思ってしまうんですよね。 コット対クロッティ戦のフィルムを見直してみましたが、やはり僕は1ポイント差でコット勝利でした。普段は喋り過ぎで虫がすかない解説のマックス・ケラーマン氏ですが、この試合中には一世一代の名コメント。 「クロッティが「ベター・ボクサー」だったかもしれないが、コットの方が「ベター・マン」だった」・・・・・・パール・ジャムの名曲「Better Man」を思い起こしたのは僕だけ?(笑) スポーツと関係ないですが、最近見た映画の中で最も印象に残ったのが「イントゥ・ザ・ワイルド」。 ショーン・ペン監督、音楽がパール・ジャムのエディ・ヴェダーとくれば注目せざるを得ず、録画しておいたものをやっと見ることができました。 裕福な家庭に育ちながら、大学卒業後にすべてを捨ててアラスカ放浪の旅に出た青年の軌跡を描いた作品。実話を元にしているということですが、どこまでノンフィクションなのかは疑問。ただジプシーばかりの登場人物がみんな活き活きとしていたので、2時間半の長尺も飽きが来なかったですね。 現実に背を向けるような旅って男なら誰もが一度はしてみたいと思ったことがあるはず。その果てに死んでしまったこの映画の主人公を、「現実逃避の成れの果て」と見るか、「短い人生を全うした」と見るかは意見が分かれるところ。 最後の最後で本人は「幸福が現実となるのは誰かと分かち合えたとき」と気付いた。そしてそれを待っている者の元に持ち帰れなかったという意味で、個人的にこれはやはり悲劇の物語ではないかと思います(例え本人が「幸福だ」と書き遺したとしても」)。 あと僕も20台中盤にはいろいろと旅をしましたが、シンプルに、死ななくて良かったなと。「未知数の危ない場所に近づくことは決して勇気ではない」と助言してくれた旅人に逢いましたが、きっとその通りなんですよね。
posted by daisuke |08:51 |
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久々のrandom thoughts(ジャンルを問わず思ったことを書き殴る)です。
明日の球場撮影に備え、今日はメッツのPR女史とシティフィールドをツアー。
普段は記者席、ロッカールーム、フィールドの往復だけなので球場内をゆっくり見るのは初めてだったのですが、小じんまりと快適な良いスタジアムだなと思いました。アットホームな感じがフィリーのシチズンズバンクパークに似ている。
詳しくは雑誌に書きますが、「ミュージアム」的なヤンキースタジアムに対し、こちらは真っ当な楽しい「ボールパーク」。人それぞれ好みはあるのでしょうけど、野球を見る場所とはこうあるべきでは?まあその一方で、観光客の方々がどちらか1つを記念に訪れるとしたら、お勧めするのはヤンキースタジアムの方なんですけどね。
普段はアリーグしか見ない人も、昨夜のヤンキース戦でのジョシュ・ジョンソン(マーリンズ)の投球には目を見はらされたのでは?
もう何度かここで賞讃してますが、ジョンソンのポテンシャルはロイ・ハラデイ級。重い速球を力一杯に投げ込む姿は小気味良く、今では数少なくなった「本格派」という形容がぴったりの投手です。故障を避ける術を学べば(それが最も難しそうなんですが)、しばらくMLBのエリートとして君臨していくことでしょう。
今年のインターリーグは高レベルなアリーグ東地区とナリーグ東地区のチームが激突するため、東海岸ではどこも見応えのある試合をやってくれています。
ワールドシリーズ前哨戦(?)と言えそうなレッドソックス対フィリーズがこの時期に見れてしまうのは楽しい。例年は雰囲気とネームバリューで相手がびびるためラクに勝てるヤンキースも、緊張感慣れしたナリーグ東地区のチームには苦戦していますね。
ただその一方で、日程に対する不公平感はやっぱり拭いきれません。今季開幕前にメジャー全体の3強と言われたレッドソックス、ヤンキース、レイズとこの時期に続けて対戦しなければいけないというのはフィリーズやメッツにとってなんとも厳しい。特にその両チームのうちのどちらかがワイルドカード争いに向かうことが濃厚なだけに、ねえ。。。
Sad News。マリナーズのエンディ・チャベスが故障で今季絶望。嗚呼(涙)。。。
昨日のウラジミール・クリチコ対ルスラン・チャガエフのヘビー級タイトル戦は、10RKOでクリチコの圧勝に終わりました。
クリチコはほとんど1ポイントも失わない完璧な出来で、実況や報道メディアからは「マスターピース」の声も。WBA王座を保持していた実力者相手にワンサイド勝利は確かに見事で、デビッド・ヘイを倒すより実際の価値は大きかったのでしょう。
ただ・・・・・・この選手の試合を見ていて胸がドキドキする人っています?リスクを徹底的に回避し、中間距離からワンツーを突くのみ。巨体を最大限に活かすために確立した戦い方なのでしょうが、展開が平坦過ぎて眠くなることこのうえない。
僕の個人的な「プロの定義」とは、「難しいことを簡単そうにやること」と「客を喜ばせられること(少なくともそのために努力する選手)」。
今のクリチコは1つめの条件は満たしていますが、後者にはまったく当てはまらない。そしてヘビー級王者=業界の象徴だとすれば、両方の条件をもれなく備えていて欲しいと思ってしまうんですよね。
コット対クロッティ戦のフィルムを見直してみましたが、やはり僕は1ポイント差でコット勝利でした。普段は喋り過ぎで虫がすかない解説のマックス・ケラーマン氏ですが、この試合中には一世一代の名コメント。
「クロッティが「ベター・ボクサー」だったかもしれないが、コットの方が「ベター・マン」だった」・・・・・・パール・ジャムの名曲「Better Man」を思い起こしたのは僕だけ?(笑)
スポーツと関係ないですが、最近見た映画の中で最も印象に残ったのが「イントゥ・ザ・ワイルド」。
ショーン・ペン監督、音楽がパール・ジャムのエディ・ヴェダーとくれば注目せざるを得ず、録画しておいたものをやっと見ることができました。
裕福な家庭に育ちながら、大学卒業後にすべてを捨ててアラスカ放浪の旅に出た青年の軌跡を描いた作品。実話を元にしているということですが、どこまでノンフィクションなのかは疑問。ただジプシーばかりの登場人物がみんな活き活きとしていたので、2時間半の長尺も飽きが来なかったですね。
現実に背を向けるような旅って男なら誰もが一度はしてみたいと思ったことがあるはず。その果てに死んでしまったこの映画の主人公を、「現実逃避の成れの果て」と見るか、「短い人生を全うした」と見るかは意見が分かれるところ。
最後の最後で本人は「幸福が現実となるのは誰かと分かち合えたとき」と気付いた。そしてそれを待っている者の元に持ち帰れなかったという意味で、個人的にこれはやはり悲劇の物語ではないかと思います(例え本人が「幸福だ」と書き遺したとしても」)。
あと僕も20台中盤にはいろいろと旅をしましたが、シンプルに、死ななくて良かったなと。「未知数の危ない場所に近づくことは決して勇気ではない」と助言してくれた旅人に逢いましたが、きっとその通りなんですよね。

