2008年04月15日

セードルフ「ロナウジーニョは偉大な選手だけど、10番は俺のモノだ。」

Seedorf avvisa Ronaldinho "E' un campione, ma il 10 e mio" (Gazzetta dello Sport) 

2008年4月15日 ミラノ - クラレンス・セードルフは、いつだって率直な意見を口にする男だ。ここ最近話題に上っているロナウジーニョに関しても、自身の感情をつつみ隠さずにコメントした。「彼が本当にミランにやってくるのならば、これは素直に嬉しく思うよ。また1人偉大な選手が加わるのだから、そりゃ大歓迎だよ。でも、俺の10番は求めないでほしいね。」 

ヒエラルキー - 「俺がインテルからミランにやって来た時、ミランにはルイ・コスタがいた。インテルでは10番をつけていたけれど、ルイが去るまでは待ったね。そして彼がポルトガルへ帰った後、ようやく憧れの番号を手にすることができた。やはり10とういうナンバーは、サッカー選手なら誰しも一度はつけてみたい番号だと思う。もう一度言うけど、ロナウジーニョ加入は賛成だ。サン・シーロに興奮を戻すためにも必要な部分だと思う。」果たしてロナウジーニョだけで、用が足りるのだろうか?とういう質問に対しては、セードルフの頭の中はとても整理されていた。「ミランの監督と首脳陣は、どの選手を獲得しどのように使うかをよく知っている。そこは、俺が議論に加わるところではない。クラブが必要なことでやり遂げてくれることを願っているよ。」 

審判 10試合 - 彼は、間違ったものをそのまま放っておけない性格だ。今シーズンのミランの試合での審判のミスは、誰の目から見ても明らかであった。セードルフは、ミランへの自己批判に続いて、「審判について話すことは好きじゃない」と強調しておきながらも審判団の犯したミスを具体的な数字をあげて指摘した。「彼らは聞く耳を持っていない。『私にはこう見えた、そして笛を吹いた』と答えるだけで、コミュニケーションをとることが非常に難しい。先週の土曜日にもいくつか疑惑のシーンがあったけれど、彼らのルールでやりたいように試合をコントロールしていた。」そして、核心的な部分に入っていく。「今シーズンのミランは、審判団の過失によって試合の勝敗が大きく左右されていたと思う。2、3試合ならば我慢できるけれど、決定的なミスが少なくとも10試合は確実に存在していた。」 

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2008年04月04日

ベルルスコーニ「カルレットは残る」

Berlusconi 「Carletto resta」
(Corriere dello Sport) 

「リッピ?スパレッティ?アンチェロッティが、一番よいと思う。」 ミランのナンバー1の存在である同時に、首相への返り咲きを狙い立候補中であるベルルスコーニ会長は、ガゼッタ・デッロ・スポルト紙に今後のミランに語ってくれた。「ティフォージは、少し落ち着く必要があると思う。次の偉大なるサイクルへ向けて、やらねばならぬことたくさんある。我々のチームは、若返るだろう。 

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2008年03月03日

ミランbaby決めきれず。

Il Milan baby non punge: con la Lazio e solo pari 
(Gazzetta dello Sport) 

2008年3月1日 ミラノ - ミランは主力選手の不在とターンオーバー採用の影響で、ホームでのラツィオ戦を今シーズン10度目の引き分けで終えた。CL決勝ラウンドのアーセナル戦2ndレグに比重をおいた中で、あまりにもぱっとしない試合内容だった。パト、パロスキ、ジラルディーノの3トップの年齢を足してもたったの61歳というのは、過去のミランの歴史にもないような若さである。また、後半からカカの弟ジゴンがピッチに登場したことのも忘れてはならないだろう。試合は、ビアンキが先制しオッドがPKを決めてミランが追いつくと流れであった。フィオレンティーナとの差を縮めるためには、勝ち点1を獲得しただけでは十分なものでなかった。4位までの道のりがまた遠のいていく。 

 ミランは、2つの問題を抱えていた。1つ目は、アーセナル戦への準備。2つ目は、フィオレンティーナとの差を拡げたくないということであった。しかしチームはネスタ、カカ、アンブロジーニ、ピルロを欠いた状態で戦わなければならず、アンチェロッティは難しい状況の中での選択をせまられていた。 4-3-1-2のシステムでガットゥーゾ、エメルソン、グルキュフの3枚を中盤に並べ、セードルフをパトとジラルディーノの背後でプレーさせる。ラツィオは、パンデフをロッキとビアンキの後ろに置き、ミランのシステムをまるで鏡に映したような布陣をとってきた。 

退屈 前半戦は、正直に言って退屈なものであった。その場しのぎのラツィオと、チームが噛み合ってないミラン。情けなくなるようなリズムで進んでいき、あえてここで解説するようなことはほとんどなかった。ピルロがいないミランは、縦に入るパスが激減した。またその縦パスに反応してスペースに走りこむカカもおらず、深くて幅のある攻撃が仕掛けることができない。対するラツィオも、偶然に得たボールを無暗にシュートするだけで、面白くもなんともない展開を続ける。 

前半35分、セードルフが筋肉系の負傷(重症ではなかった)でピッチを去ると、状況はより悪化していく。アンチェロッティは、セードルフに代えてパロスキをピッチに送り、システムを4-3-3へと変化させた。18歳のパロスキの積極性は、目をひくものがある。しかし同じく18歳のパトと比べると、守備のときに犠牲を払うことと競り合いでのボール扱いに改善の余地があるのも事実だろう。グルキュフが、よりプレーに関わることはミランの結果を左右するものに感じられた。 

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2008年02月28日

カターニアはミランのタブー。パトはまたゴールを決める。

Catania tabu per il Milan.Pato va sempre in gol. 
(Gazzetta dello Sport) 

2008年2月27日 カターニア カターニアは鬼門だ。ミランは今シーズン4度目の足止めを食らうことになった。ホームでの引き分け、コッパ・イタリアでの2度の敗戦、そしてこの日も1-1で引き分けしまった。幾度となくチャンスを逃す単調な攻めと、予想範囲内でのプレー。最終的には個人の力に頼らねばならない。これらは今年のリーグ戦におけるチームの戦い方を象徴している。新星パトの豪快なミドルシュートで先制したのに、結局スピネージに同点されてしまう結果となった。 

ターンオーバー  カカとピルロなど主力選手を欠くミランは、ターンオーバーの採用を余儀なくされていた。またネスタとヤンクロフスキがいないディフェンスラインも、カフーとファヴァッリをサイドを置くという応急措置で対応する。チームの中心にはエメルソンを据える。パトとインザーギ、2トップの背後ではセードルフがプレーした。パトはチームに若さを与えると同時に、正確なロングパスでミランの攻撃の幅を広げるた。バルディーニ(=カターニア監督)は、ボカ・ジュニオールスでセンターバックの経験があるシルヴェストレを始めてディフェンスラインに起用した。ロッソネロは、時折好プレーを見せるもカターニアの厳しいチェックに苦しんでいた。 

前半  前半戦はノーゴールで滑るように進んでいった。特筆するようなチャンスは、パトからの展開でセードルフにボールが渡ったシーンだけだったろう。その決定的な場面も、エドゥセイとポリトによって阻止されてしまう。中盤が非常に密集した状況で、両チーム共に解決策を見出せずにいた。カターニアは、サイドのマルティネスが盛んに仕掛けようと試みたが、他の選手たちは守備的な形でミランの攻撃に備えた。そのミランの攻撃に得点の匂いはなく、その点でカターニアは助かっていた。 

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2008年02月25日

スーペル・ピッポが91分に決める。ミラン、4位に浮上。

SuperPippo risolve al 91'. Il Milan aggancia il 4°posto.(Gazzetta dello Sport) 

2008年2月24日 ついにミランはフィオレンティーナをとらえた。ホームでのパレルモ戦、後半46分に2-1と逆転に成功し、4位に順位を上げた。これで7試合連続ポイントを取りこぼすことなく、勝ち点を積み重ねたことになる。 

22番 ミランは、KA-PA-GI(=カカ、パト、ジラ)の攻撃陣にアンブロジーニを加わえた形で試合を進めていく。対するパレルモは、中盤に5人の選手を並べた。瓜二つのグアナ、ミリアッチョ、ブレッシアーノ(=全員スキンヘッドである)の3人が中央に、カッサーニとバルザレッティがサイドのポジションを取り、2トップには爆発力を備えたアマウリとカヴァーニが入った。この日のミランは、オッドが右サイドの非常に高い位置でプレーを続け、左サイドからはアンブジーニが果敢にゴールを狙っていた。ヤンクロフスキは前に出ようとする場面でのパス交換でのミスや、コントロールミスがあり、あまり目立つことができなかった。この日のロッソネリには活気があり、試合に集中しきっていた。2トップも、パトのひらめきやジラの力強さなど、それぞれの個性を発揮していた。しかしそれでも決定的なチャンスは作り出せなかった。カカに関しては、彼らしさが消えていた夜であった。おそらく、左膝を痛めてしまった影響もあったのだろう、前半が終わるとグルキュフにポジションを譲った。 

試合 前半9分、ゴール前に上がったクロスにブレッシアーノが反応すると、オッドの胸に跳ね返ったボールはそのままゴールに流れ込む。パレルモが先制した。ミランは、24分にそのオッドが右サイドからゴール前にクロスを放り込むと、抜け出したアンブロジーニが滑り込みながら左足でピシャリと合わせた。アンチェロッティは、サイドの選手により高い位置でのプレーとプレスを要求したが、逆転ゴールはなかなか奪えず、前半戦は1-1のまま終わった。

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2008年02月21日

ミランのアパッチ砦、アーセナルを完封。

Milan Fort Apache. Resiste all'Arsenal.(Gazzetta dello Sport)

2008年2月20日 ロンドン ミランはベスト8を懸けたアーセナルとの1stレグを0-0で終えた。ロッソネリの経験、気質、堅実さは、彼らのヨーロッパの舞台での長年の活躍を支えてきたものである。この日も、ガナーズに試合の主導権を握られながらも、最低限の結果を残した。 

パト先発 試合前のスタメン予想と比べれば、一番の驚きはパトの起用だった。2月3日のフィオレンティーナ戦で足首を痛めてから17日後、パトは自身初のチャンピオンズリーグという大舞台に、先発メンバーとして戻ってきた。GKには出場が危ぶまれていたカラッチが出場し、右サイドディフェンスにはオッドが入った。対するベンゲルは、駒の位置をわずかに移動させてきた。193センチのアデバヨールの背後に、エドアルドとフレブの2人を並べ、そのうちベラルーシ人選手(=フレブ)が"ピルロ・ゾーン"を埋めるよう戦略的に配置した。 

高速 試合が始まってすぐにトゥーレが足を痛め、代わりにセンデロスが投入された。ガナーズは、チーム全体をコンパクトにまとめ、エンジンの回転数を最大限までに引き上げながら、敏捷性に優れたプレーを繰り出す。ミランは特にアデバヨールを抑え込むのに苦労した。サグナのクロスボールに対してのマークや、アデバヨールが自分のところへボールを呼び込んだときは(彼らはチャンスと見れば、決してボールを後ろに戻すようなプレーはしなかった)、危機一髪のところをカラーゼが何とかタックルで防いだ。前半20分のまでのアーセナルの出来は、どんなチームが相手になってもその上を行くような内容であった。しかしミランは守りきった。彼らの経験がそうさせたのだ。逆に、一瞬の隙をついてレーマンのゴールを狙ったシーン(=コーナーキックからマルディーニのヘディングシュート)もあった。 

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2008年02月19日

パト、カラッチ招集

2008年2月18日 カルロ・アンチェロッティは、水曜日のアーセナル戦へ向けて23選手を招集した。そのリストの中には、指を脱臼していたカラッチも含まれていたが、背中を痛めているネルソン・ジダの名前はなかった。そして、フィオレンティーナ戦で足首を痛めて戦列を離れていたアレシャンドレ・パトも遠征メンバーに復帰した。招集選手は以下の通り。

ゴールキーパー Kalac, Fiori, Offredi
ディフェンダー Cafu, Maldini, Nesta, Kaladze, Simic, Jankulovski, Favalli, Bonera, Oddo, Serginho
ミッドフィルダー Emerson, Gattuso, Seedorf, Gourcuff, Pirlo, Ambrosini, Brocchi
フォワード Kaka, Gilardino, Inzaghi, Pato.

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2008年02月14日

ミラン、ロナウドの悲劇 -膝を負傷、選手生命は危機に。

MILAN,DRAMMA RONALDO -Ginocchio ko,carriera a rischio.

2008年2月13日 ミラノ ロナウドの膝をまたしても悲劇が襲った。ミランは、クラブW杯のために延期していた3試合の最後のひとつ、リヴォルノ戦をサンシーロで行った。4位確保のためのポイントを稼ぎたかったところだが、ロナウドの怪我というチームにとって大きな損失が目立つ結果となってしまった。後半14分ピッチに立つと、その3分後にミランへPKが与えられる場面で、ロナウドは地面に倒れこんでしまう。ミランはプルツェッティの素晴らしい弾道のシュートでリードされていたが、そのPKをピルロが落ち着いて決め、1-1とする。 

絶望 この怪我は、ロナウドというフェノーメノ(=超常現象、怪物)のキャリアの終焉を意味しているのかもしれない。ガレアッツィ病院へ運ばれ、そこでMRI(磁気共鳴)検査を受けた結果は、事の深刻さをより明白にした。左ひざの膝蓋腱(しつがいけん)の断裂、回復までには9カ月から1年という悲劇的な期間が必要とされるものであった。 

「あの時と(=彼は2000年に復帰した試合で、右足の同じ箇所を故障している)非常に似ている。」ロナウドがロッカールームで顔を痛みで歪ませながら最初に口にした言葉を、レオナルドはそう説明した。またミラン・ラボのジャンピエール・メールセマンは、「今後どのように進めていくか検討しています。我々は絶望の中にいますが、いずれにしても彼の早い回復を信じています。」と付け加えた。 

試合 カカとセードルフを欠く中、アンチェロッティはグルキュフを2列目に置き、2トップにはジラルディーノとパロスキを起用した。3人の年齢をあわせて、64歳。さすがに若すぎる彼らだけでは、ことは簡単に運ばない。対するリヴォルノは3-5-2のフォーメーションをとり、ゴール前をガチガチに固めてすばやいカウンターを仕掛けるという戦術をとってきた。2トップには、カモレーゼが出費を厭わずに獲得したトリスタンとタヴァーノという2人の未知数を置いた。ミランはガットゥーゾが復帰し、ディフェンスには右サイドからオッド、ボネーラ、カラーゼ、ファヴァッリと並んだ。

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2008年01月31日

ジラ、ミランの順位を引き上げる

Gila riporta in quota il Milan(Gazzetta dello Sport)

2008年1月30日 レッジョ・カラブリア ミランは、最小限の労力で勝ち点3をもぎ取った。プレーに絡む回数は少ないが得点数は多い男、ピエモンテ州のビエッラ出身アルベルト・ジラルディーノは、ウディネーゼ戦に引き続きレッジョ・カラブリアの地でも決勝点を叩き込んだ。 

第15節の試合を延期して行われたミラン×レッジーナ戦、ロッソネリはしっかりと勝ち点を稼ぎ、順位を6位まであげている。リヴォルノとの延期分1試合を残しているロッソネリは、勝ち点差3で追う5位ウディネーゼを射程圏内に捉えた。 

ベスト!カラッチ レッジーナのレンツォ・ウリヴィエリは、中盤に5人の選手(出場停止から戻ったコッツァも含む)を配置し、トップにはストゥアーニよりもチェラヴォロを好んで起用した。ディフェンスは、ランザーロとアロニカの間にチリッロを置いた。ブリエンツァは、この試合に召集さえされなかった。次節のトリノ戦を睨んでの作戦だったのかもしれない。 

対するアンチェロッティは、GKにカラッチを起用した。よってジーダはベンチに追いやられてしまう。攻撃では、ジラとパトの2トップ、その背後にカカという形を採用した。ジラルディーノの心理面(パトデビュー以来、ジラはベンチにいる時間が長くなっている)を考えた上での決断であった。 

ミランが支配 ゲームは、予想通りの展開で進んでいった。レッジーナは自陣の深い位置までラインを引いたところからスピードを活かしたカウンターを狙い、対するミランはボールを支配しながら個人の技術を基に緩急を使い、ジワジワと相手陣地へ攻め込んでいった。この試合、エメルソンが中盤の真ん中の位置に入ることで、ピルロがより自由に動ける身となり、左サイドから何度もチャンスを演出した。カカはアルヴァレスにマンマークされながらも、しなやかさと力強さのミックスで、レッジーナを幾度となく危険に陥れよう試みる。しかしアルヴァレスが最後まで粘りの守備を見せ、カカの攻撃力を限定していた。 

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2008年01月24日

曇ったミランと、輝くアタランタ

MILAN OPACO,BRILLA L’ATALANTA(Gazzetta dello Sport紙)

2008年1月23日 ベルガモ 本来は昨年11月11日に行われるはずであったこの一戦、ガブリエレ・サンドリが警官に銃殺された事故の影響で中止となり、2008年のこの日まで延期されていた。ミランはメンバーにパトを加えてベルガモに乗りこんだが、アタランタに敗れる。今シーズンの5敗目となった。来季のCL出場枠の4位確保するためには、現在4位フィオレンティーナとの10ポイントの差を追いかけなければならない。 

閉じられた門 ガラガラの観客席は、痛々しい光景だ。アタランタは、ディフェンスにペッレグリーノ、そのDFライン前にガランテを起用した。攻撃に関しては、"壊し屋"と"点取り屋"の役割をドニとフロッカリに任せた。対するミランはオッドをベンチに座らせ、ボネーラを先発。また、前節のウディネーゼ戦で決勝点を奪ったジラルディーノをロナウドの位置に入れた。 

PRIMO TEMPO(=前半) アタランタの出だしが良い一方、ミランのスタートはゆっくりしたものであった。ピッチの状態が柔らかく、選手たちはバランスを保つのに苦労していた。前半途中には、カカも滑らないようにスパイクを交換する。ロッソネリはこのピッチ状況をうまく利用し、早い展開でチャンスを連続で作り出した。16分、ガットゥーゾがインサイドで確実に当てたシュートがドニの頭をかすめ、そのままゴールに吸い込まれていく。 

先制点を許したアタランタは、怒りと共に反撃を開始する。この姿勢には驚きを覚えた。42分、元カリアリのランジェッラが単独でミランの壁をこじ開ける。エリア内で待ち伏せていた彼は左足でシュートを打つと見せかせ、ロッソネリ2人を置き去りにし、右足に持ちかえて同点ゴールを叩き込んだ。セードルフの出来は良かった。ここまではミランのまとまりは、決しても悪くはなかった。 

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