2009年07月29日
今さらという気がしないでもないですけど、万博遠征記の続きです。
開門前、並んでいる時に「万博、あまり評判良くないんだよねぇ、トラックがあるからピッチとG裏が離れてて(ほんとは大阪弁)」と、にわガンさんが言っていたけれど、九石に慣れきっている僕と相方には、入場してみて、どうしてどうして、高さがない分近くに見えた。
席を確保し、にわガンさんに2年前くらいのマルハンデーで配布された蒼シャツ(洗濯はしてます)と、シーズンパス特典のタオマフ(要は両方タダです)を渡し、汎用人型残留決戦兵器にわトリの完成です。トリサポシンクロ率の不安を抱えながら、発進しました。
九石では(車参戦のため)飲めないビールを買い、一度冷えたやつをチンしたようなフライドポテトを食べ、にわトリさんと談笑したり、その後G裏がポポヴィッチコールをし、しばらくするとポポヴィッチ登場。少し離れた場所からG裏へ挨拶をしてくれた。再びポポヴィッチコールで応えたり、そんなこんなでその前後に、えのきず姐さんが「おいらの席は、どこや!?」とお友達といっしょに登場しました。
試合中は、にわトリさんとえのきずさんの解説を聞きながら、コールしていたわけですが、僕の言うことは全部裏目に出てしまいます。
「坪内が左サイドに入るより、藤田だろ、そりゃおかしいよね」とえのきずさんと話していると、やっぱり坪内が左サイド、藤田DFだし、周作がゴールキックを大きく打たず、3人で「なんでやろうね」と話し、「広島も、こんな感じだし、やっぱりこのへんはペドロヴィッチと似ている」と僕が話すと、周作がズコーンと蹴り、僕の言うこと全てが真逆。
最初は心配していたにわトリさんのトリサポシンクロ率も徐々に上がり、声を嗄らし、右手を振り上げてトリニータを応援しています。僕の心配は全くの杞憂でした。どこからどう見てもトリサポ。にわかではありませんでした。
遠藤選手がいつもより前にいるから中盤は薄い、ガンバも幾分引き気味だし、トリニータにチャンスはあると、にわトリさんは熱くも、しかし冷静に分析し、えのきずさんがそれに答えます。一方、僕は時折相槌を打ちながらも、長旅に疲労した相方の「頭痛がする」の言葉に「運転してないやん、あんた」と心中思いながらも心配するフリをしていました。
試合は、ウェズレイがキレキレで、坪内が残念ながら機能していないこと、藤田の相変わらずの軽い守備が目につきました。
これはあくまで僕の個人的主観ですが(このブログそのものがそうだけど)試合後の選手コメントほどの手応えは、観ている僕には感じられませんでした。(まあ、サッカーわからんもんね、僕は)たしかに速いパス回しは目を引きましたが、なんて言えばいいのでしょう、世に言う「人もボールも動くサッカー」という華麗なものではなく、ドタバタしているように、これまでのトリニータの試合を1.2倍くらいの速度で再生しているような、そんな印象を受けました。
後日、録画した試合を観ると、多少見方は変わってはきましたが、あくまでG裏で初アウエーで、平常心を見失っている輩の目線です。
後半開始前に、「佐々木を入れてくるんやろう、西野くんはワンパターンやから」とにわトリさんがつぶやき、その通りになり、「遠藤と佐々木にここからは要注意やで」と、まあその分析は見事当たるわけですが、にわトリさんといて、ずっと感じていたデジャヴー感に僕はここでようやく気づいたわけです。
にわトリは、スラムダンクの登場人物「ワイのチェックの厳しさは大阪一」の陵南高校の相田彦一である、と。
ご本人にそれを伝える心の余裕はなく、フェルナンジーニョがスタンバイする光景をえのきずさんがにわトリさんに教えている間に佐々木選手のゴール。
その後、「ガンバも動きが硬いから、トリニータにはまだチャンスがある」とにわトリさんが言ってくれましたが、残念ながらチャンスはあったものの、ゴールを奪えず、トリニータは敗れました。
僕がどんな見方をしようと、選手達が感じている手応えはたしかなもののようです。ただ、トリサポのみなさんがおっしゃっているように、問題は間に合うのか、ということですが、その結論をガンバ戦で出すのは早計かと思います。
Jはそんなに甘くないのは重々承知していますが、何が起きるのかわからないのも、またJです。少なくとも、ポポヴィッチの示す方向性に選手達が可能性を感じ、楽しい、と思っているのだから、ガンバ戦で見せた、いや見せようとしたサッカーが名古屋戦でどこまで成長しているか、期待します。
試合が終わり、お別れの時が来ました。本当はもう少し余韻に浸って語り合いたかったのですが、相方の表情が優れず、早々にお暇にすることにしました。
にわトリさんが、蒼シャツとタオマフ、どうしよ? クリーニングして送ろうか、と言うので、いやいやそれはもうにわトリさんのです、と答えました。
「来年、またここで万博で会う時、着てね」
「おぉ、そうやな。今度は九石もいいなぁ」
「ぜひ、そのためにも我々も絶対残留するから」
僕達は握りしめた拳と拳を合わせました。
なんて、かっこいいお別れだ、と悦に入っているところに、「名古屋戦、頑張ろうね」とえのきず姐さん。
「そ、そだね」ふぅっ、まったく、もう。
にわガンさん、本当にありがとうございました。愛想のない相方で失礼しました。いつかまた、ゆっくり語り合いましょう。これからも我々は戦友です。
最後ににわガンさんからいただいた試合の感想を。
「内容は僅差。どちらが勝ってもおかしくない試合でした。あの出来なら、これから勝ち続けるのも決して夢物語ではないはずです」
えのきずさん、えのきずさんのお友達、お疲れ様でした。
エルゴラ、見せてくれてありがとうでした。
posted by きくりん |12:45 |
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2009年07月27日
本来であれば、ガンバ戦についてのエントリーをupする予定で、書いていたのですが、
大分トリニータのオフィシャルに、「シャムスカ前監督からサポーターの皆様へ」とメッセージが出ました。
私をずっと支えてくれていたものは、サポーターの力でした。
その支えがあったからこそ、私は頑張り続ける事ができたのです。
大分トリニータで過ごした4年間、皆さんは良いときも悪いときも一緒に戦ってくれました。本当にありがとう。 これから先、私の人生がどのようになるのかはまだわからないが、大分トリニータサポーターの事を忘れる事は決してないでしょう。
ブラジル人は試合が終わった後、「さようなら」ではなく「またね!」と言って別れます。
「またね!」「頑張りましょう!」
Pericles Raimundo Oliveira Chamusca
~大分トリニータ・オフィシャルより~
もう前を向こう、シャムスカのことは触れまい、そう思っていました。
大分合同新聞での木村元彦氏の記事も言いたいことがあったけど、先を見ようとエントリーしませんでした。
以前、1984さんが自由な気持ちで書いていいんだよ、と言ってくれたので、今回はごめんなさい、そのお言葉に甘えます。
シャムスカからのメッセージを読んで、あれからずっと堰き止めていた気持ちが、一気に溢れてきて、止まりません。
解任支持とか、反対とか、誤解を恐れずに言えば、それは別の問題で、僕はシャムスカとお別れしたことが、やっぱり悲しいです。
采配がどうとか、低迷の原因とか、別問題なんです。
話したこともない、いつも遠くから見ていただけの人です。シャムスカが大分にいようといまいと、僕の人生に何の変化もありません。だけど、彼がいなくなったことは、日常関わっている僕の大切な人達を失ってしまうことと本当にいっしょのことなんです。上手く説明できないけど、大切な監督を失ったというよりも、大切な人を失ったのです。
「頑張りましょう」
シャムスカはいつもそう言っていました。メッセージの最後の「頑張りましょう」に今まで何度も聞いたシャムスカの「頑張りましょう」が蘇ってきます。
シャムスカ、あなたはもう大分を離れているのですか。僕はそれさえ知らない。
できることならば、まだ話したことのない、あなたに僕も伝えたい。またねって。がんばりましょうって。
あなたがどんな人生を、どこで送ろうとも、僕の情は、常にあなたとともにある。
僕がシャムスカを大好きなことは、ずっと変わりありません。
ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。
前を向きましょう、トリニータを見ましょう。
僕は偉そうにシャムスカのへのエントリーにコメントをくださったみなさんにそう伝えました。なのに、ごめんなさい。本当にごめんなさい。前を向けていないのは、僕でした。前を向いているはずだったけど、ダメでした。さあ、これからだって時に水を差すようなエントリー、申し訳なく思います。
ガンバ戦は明日以降エントリーします。なお、このエントリーに関するコメントは、いただいても公開はいたしません。ご了承ください。
posted by きくりん |23:23 |
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2009年07月27日
関門橋を渡ったのは、ナビスコ杯決勝以来だった。
24日金曜夜、大分を発ち、何度か怖い思いをし、何とか予定の小谷SAに着いた。大雨なのに、みんな飛ばす飛ばす。水しぶきがフロントガラスにかかり、全く前が見えなかったり、煙草を喫っている時に少し空けた窓からでも水しぶきが入ってきて、体の右半分がずぶ濡れになったり、タイヤを替えてきたのに、ハンドルを取られ、車が蛇行したり、もうホント怖かった。
小谷SAで車中泊したものの、あまりの雨音に何度も目が覚めた。僕が仮眠している間に、西条-河内間が通行止めになっていた。小谷SAは西条ICと河内ICの間にあって、間一髪通行止めから逃れていた。
何でもかんでも、例えばデジタル時計が3:33だったり、車の走行距離が777kmだったり、そんな表示を見ると、今日は運がいいと感じてしまう僕は「これは、勝利の予兆だ」と勝手に思い込んだ。
えっちら、おっちら、ようやく辿り着いた大阪。高校時代の友人に少しだけ会い、江坂のビジネスホテルにチェックインしたのは14時。シャワーを浴び、万博へ向かった。
初のアウエー、小心者の僕は「(語尾に)ちゃ、ちょう、ちょんは口にするな」と相方に釘を刺し、電車に乗り込んだ。千里中央駅に降り立ち、モノレールどこだよ? ときょろきょろし、壁に大阪モノレールの表示が見え安堵したけどその矢先、矢印が「←」「→」両方ある。田舎者は「どっちやねん」とつぶやいたけれど、急造の大阪弁を使っても、誰かが褒めてくれるわけもなく、とりあえず、左に向かった。よくよく考えてみると、モノレールっていうくらいだから、上を目指せばいいわけで階段を上がると、ありました、ありました、大阪モノレール。
冷静に考えてみると、いっぱいいるガンバサポさんについて行けばよかった。
モノレールから、太陽の塔が見え「おぉっ、20世紀少年」と声を上げた僕は、口をつぐみ、周囲を見渡した。良かった、誰も僕の独り言に気づいていなかった。我ながら自意識過剰、アウエーはやっぱり平常心を見失うんだな、と納得しておいた。
そして見えた万博競技場。ガンバサポさんに混じって、駅から競技場へ。屋台がいっぱいあって、まるでお祭りです。写真を撮りながら、スタジアムに近づく。
そして、ようやくアウエーのF入口へ。
話したことのある人はいないけど、知った顔はいっぱいいる。何よりトリニータの蒼シャツ、レプリカを着た人を見ると、生き別れになった家族を見つけた気分になって、列に並んだ。
そして、メールを送る。
今回、このブログの常連さんである、にわかガンバサポさんと会う約束をしていた。
今、駅に着いたと返事が来た。待つこと15分。遠くからでも、彼じゃないか、とすぐわかった。こういう格好で行くから、と聞いていたけど、もし聞いていなくても、恐らく僕には、すぐにわかったのではないか、と思う。それくらい、いただくコメントから抱いていた印象そのままの男が現れたのである。
「にわガンさんでしょ?」
駆け寄り声をかける僕に、「どうも、どうも」と笑うにわガンさん。握手を交わし、同じF入口の列に並ぶ。
そう、にわかガンバサポさんは、今回トリサポの巣窟アウエーに陣取るのである。僕がこういう時期なので、アウエー席でトリニータをサポートしたい、にわガンさんは当然ガンバを応援したいだろうし、試合前に会いましょうか、という僕に「ならば、俺もトリニータを応援する」とアウエー席を購入し、トリニータのチャントを一夜漬けで予習し、今日に備えた彼は、25日の夜だけ、トリサポになる。
心優しきにわガンさんが、にわトリになったのだ。
饒舌で声の大きいにわトリさんは、きくりんさん、と大きな声で話す。おまえか、あのくだらないブログを書く奴は、と怒られることにビクビクしている僕は、思わず、あんまり大きな声で言わないで、とお願いする。こんなに大きな声だと、ガンバが失点したりすると、思わず、「ちくしょう」とか「あ~~~」と言うのではないか、とちょっぴり心配しながら、彼と相方と入場を待った。
僕のそんな心配はまるっきり杞憂に終わることになる。
試合に触れるのは、次回です。鳥脳さん、すみません。
posted by きくりん |20:43 |
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2009年07月24日
昨季第18節終了時のJ1の下位順位表をまず見たい。
勝点 勝 引 負 得失点差
12 東京ヴェルディ 23 7 2 9 -2
13 ジュビロ磐田 23 7 2 9 -2
14 大宮アルディージャ 22 6 4 8 -3
15 清水エスパルス 22 6 4 8 -5
16 横浜F・マリノス 18 5 3 10 -2
17 コンサドーレ札幌 16 4 4 10 -12
18 ジェフユナイテッド千葉 10 2 4 12 -22
ジェフの勝ち点と14位15位の大宮と清水の勝ち点差は12あった。その後、清水は復調し、最終的にはヴェルディと磐田が下降してしまったわけだけれど、くどいようだが、残留順位15位と最下位ジェフの差は第18節時点で12である。
昨季のその後はご存知のとおりである。
今季第18節時点で最下位の我が大分トリニータの勝ち点は7、15位神戸の勝ち点は19。その差12である。勝ち点差は昨季のジェフと同じなのだ。
もちろん、奇跡なんて滅多に起きるものではないから奇跡なのであって、そんなに簡単に起きるものではない。そんなことはわかっている。
だけど、決して不可能な数字ではない。
昨年12月9日に「ありがとう、僕のトモダチ」というエントリーをしたなかで、僕はこんなふうに書いていた。
「どんな状況でもあきらめてはいけないこと。
どんな状況でも支え続けること。
苦境に追い込まれたチームに僕達サポがすることは罵声を浴びせることではなく、励まし続けること」
誰かに強要しようとも思わないし、他のスタイルを否定もしない。
だけど、僕は誰から何と言われようと、僕のスタイルをこれからも貫き通したい。
そうでなければ、あの時、「ありがとう」と言った言葉が嘘になってしまう。
ここから、本当にそれぞれの信じる力が試される。
前回、「奇跡のきっかけ」と僕は言ってしまったけれど、信じ続ける僕達にとって、あるいは残留は奇跡ではないのかもしれない。奇跡という言葉を使う時点で、半ばあきらめが入っているのかもしれない。信じる僕達にとって、残留は絶対に成し遂げる目標なのだ。
だから、僕はある意味、奇跡という言葉を封印して、初アウエーの大阪へ向かう。
TVや新聞で順位表を見ていると、トリニータの勝ち点7だけが全角です。ガンバ戦に勝利し、勝ち点を10にし、表記が半角数字になるよう、頑張りましょう。
ちょっと改訂しました。
posted by きくりん |01:12 |
大分トリニータ |
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2009年07月20日
九石ドームの大型ヴィジョンに前半のロスタイムが1分と表示された時、レッズの最終ラインからペナルティエリア前にいたレッズのエジミウソン選手へボールが放り込まれた。エジミウソン選手は、バランスを崩しながらも何とか頭で合わせ、西川周作が前から、横から上本大海、後ろから森重真人が詰めていく。エジミウソン選手が右足を高く上げ、浮いたボールを前に出す。
誰もいない無人のトリニータゴールに、僕達のいるG裏に、ボールはワンバウンドし、向かってくる。
僕の視界には、ボールしか入っていなかった。来るなっ! 入るなっ! と念じながら、またか、またこの時間帯なのかとも思った。もうあきらめろよ、もう終わってるだんよ、と言われているような気がした。
地団駄を踏み、何か叫ぶしかできずに、ただボールを見ていた。時間にして1秒ちょっと。人は死ぬ時、短い時間で様々なことを考えるというけれど、あの時の僕もまたいろんなことを考えていたような気がする。
ボールが二つ目のバウンドしたその時、蒼いユニが視界に入ってきて、ボールを左へ蹴り出した。森重だった。
少し力んだのか、大きくクリアはできなかったけれど、ゴールを割らせず、前半を0-0で折り返すことができた。
あの時、僕達のすぐそばまで「終わり」が来ていた。
これまでだったら、周作と大海、森重の3人が交錯し、つまづいてあのボールに追いつけなかったかもしれない。あるいは追いついても、蹴りだそうとして、ボールといっしょにゴールに倒れ込んだかもしれない。蹴ってもゴール横のネットを揺らしていたかもしれない。
森重は、あの時浦和戦のピンチを凌いだのはもちろん、今季のこれまでの流れを、すぐそこまで来ていた今季の「終わり」も蹴り出した、あるいは蹴飛ばした。
今季、運命に逆らえず、為す術もなかった大分トリニータが、初めて運命に抗った瞬間だった。
奇跡には、振り返った時必ずきっかけがある。
森重のクリアがそのきっかけであってくれたら、と願いたい。
浦和戦はひとつの冒険の終わりを告げるエピローグであり、新しい冒険の始まりを告げるプロローグでもあった。
ポポビッチを信じよう。そこにオシム氏の幻影やシャムスカの残像を求めなくていいし、距離を計る必要もない。
浦和戦の勝利は、僕にサポーターとして本当に大切なことを教えてくれた。
その大切なことを忘れずに、奇跡への冒険をトリニータとともに始めたい。
僕は、永遠にライトなトリサポとして、目の前にあるトリニータだけを信じ続ける。
posted by きくりん |22:26 |
大分トリニータ |
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2009年07月18日
1勝がこんなにも尊いものであることを、僕は一生忘れまい。
この1勝で、全てが救われたわけではないし、大分トリニータが置かれた状況は何ひとつ変わってもいない。
国立の切符を手にしたナビスコ杯準決勝の名古屋戦、国立の勝利の時と比べれば、その価値は低いのかもしれない。でも、僕達はこの1勝を求めて、もがき苦しみ、励ましあい、時には傷つけあい、大切なものを失いもした。
この1勝の価値は、僕達にしかわからないのかもしれない。伝わらないのかもしれない。たかが1勝に何を浮かれているんだ、と笑われるかもしれない。
今日だけはそれでもいいや、と思う。
みんなが笑顔だった。みんなが泣いていた。
この1勝を分かち合いたい。今、僕は話したいこと、伝えたいことがたくさんあるんだけど、それなのに言葉が出てこない。
大分トリニータが勝った。それ以上、言葉にできない。
詳細はまた改めてエントリーできたらな、と思っています。
posted by きくりん |23:35 |
2009参戦コラム |
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2009年07月17日
それは杜の番人、にぃたんが語ってくれた、とてもとてもむかしのおはなしです
むかしむかし、大分に大きな蒼の木がありました
その蒼の木は、苗木から育てた人の手に余るほど、立派な枝を張出しました
毎年毎年、その枝を剪定して、村長(むらおさ)は何とか幹を倒れないようにたもっていました。
でも毎年剪定される枝を支えられるほど、幹は立派ではありませんでした
そこで、村長は枝に耐えられる幹を育てられる庭師を雇い、迎え入れました
その庭師は、遠い異国の人で「しゃむすか」という名前でした
「しゃむすか」はまず、具合が良くないとされる枝ではなく、大地にしっかりと張っている根に目を付けました。そして、思いました。
「これだけしっかりと根が張っている木なら、もっともっと大きく育てるはずだ」
「しゃむすか」は、毎日毎日痛んだ幹に手入れをし、切られた枝には接ぎ木をしました
「がんばれ!そしてしっかりとお日様を!」
そして、ある年、その枝に付いていた葉が日本一素晴らしい紅葉を見せました。
…その年の紅葉は蒼の木が日本一だと評判になりました
その日、村長から一介の村人まで、ほんとうに村の衆みんなでお祝いをしました
「ワシも、そこにはいたんじゃぞ。『こくりつ』では、王冠をかぶせて貰って、本当に最高じゃった…」
にいたんじぃさんは続けます。
村の子達は半信半疑…
翌年、評判になったことが原因か、「しゃむすか」の蒼の木の枝振りは振るいませんでした。今までまるで関心を持った人が多かったせいか、いつも草木が茂っていた「蒼の木」の周りは陰りがちで、土くれだっていました
枝は折れ、接ぎ木は見つからず、遂に村長から「しゃむすか」は庭師の座を取り上げられてしまいました。
村人の多くはたいへん、嘆き悲しみました
「あの紅葉は、しゃむすかでないとなしえん!」
でも、しゃむすかが愛した蒼の木を村人達はひっそりと、しかし連綿と手入れをし続け、愛情を注ぎ続けました
それから暫く、新たな庭師のもとで「蒼の木」はひっそりと力を蓄えました
しかし、「しゃむすか」が手入れをした蒼の木は、蒼の種をたくさん、たくさん、
蒼の木の周りに落としていたのです
蒼の木の周りに蒼の木の苗木が芽吹いている事に村長は気づきました
「あの庭師は、蒼の木から蒼の杜を作ろうとしていたんだ…」
にぃたんは、「しゃむすか」が去ったあとの裸になった蒼の木の話を語ろうとしています…。
…僕等は、僕達は、きんちょうしたおももちで、そのおはなしをまっています
未完
このお話は、ある他サポの方からメールでいただきました。
みなさんにも読んでいただきたく、エントリーしました。今回は番外編ということでご理解ください。
このエールを、どうお思いになるか、どうお受け取りになるか、それぞれと思われます。
ただ、このおはなしは未完で終了しています。この続きを作るのは、これからのトリニータ、これからの僕達です。
僕はそう思っています。
明日からまた頑張りましょう。
posted by きくりん |21:45 |
その他 |
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2009年07月14日
ホーム最終戦で、あの浦和戦からこれまでの様々な光景が大型ヴィジョンに流され、シャムスカの挨拶があって、僕達はシャムスカコールを送って、そんな日がいつか来るのだろう、と昨季までは、いや今季に入っても、信じていた。
シャムスカとこんなお別れをすることになるなんて思ってもいなかった。
サポーターをしている限り、いつか必ず「さよなら」は訪れる。
僕達はこれまでにも、いくつもの別れを乗り越えてきたし、そしてこれからもっと多くの別れが待ち受けている。
だけど、これほど受け入れがたい別れがあるだろうか。
受け入れられなくても、それでも受け止めるしかないこの別れを、僕達はそれでも乗り越えていかないといけないというのなら、その先に本当に幸せはあるのだろうか。
今、僕達の中にある喪失感は、J1残留を奇跡的に果たしたとしても決して埋められるものではない。これから何を得ようとも、失ったものの大きさを感じ続けるかもしれない。
シャムスカ、ごめんね。
あなたをこんな形で大分を去らせてしまうことになって。
大分トリニータを、大分という街を愛してくれたあなたに、幸せな結末を迎えさせてあげられなかったことが、僕は本当に悔しくてならない。本当にごめんなさい。
僕は今、あなたにありがとう、とは言えない。
よくわからないけど、上手く言えないけど、ごめんね、という言葉が出てしまう。
あなたが教えてくれ、与えてくれたほどのものを、僕達があなたに伝えることができていたのか、与えることができていたのか、今さらながらに考えてしまう。
僕の勝手なわがままだけど、僕はあなたと戦いたくない。
あなたが、Jのほかのクラブのユニを着ている姿を見たくありません。
そんなあなたに拍手を送って、おかえりなさい、とは言いたくありません。
もし、あなたといつか再会できるのなら、叶わないかもしれないけれど、それはやっぱり大分トリニータの仲間として再会したい、と願っています。
最後まであきらない、とあなたは言っていましたね。
僕はまだ、あなたとともに戦うことをあきらめていません。いつか、いつかきっとまたいっしょに戦いましょう。
最後まで、わがままばかりで、ごめんなさい。僕達のわがままが、シャムスカ、あなたを追い込んでしまったこと、本当にごめんなさい。
でも、やっぱり最後に言わせてください。
多くのごめんなさいをひとつにして、やっぱり伝えたい。
ありがとう、シャムスカ。
それでも……それでも大分トリニータはここにあり続ける。
それでも、選手達は戦い続ける。
今は何かを責めている場合ではない。今は誰かを罵倒している場合ではない。
うつむいて、立ち止まって、黙っている時ではない。顔を上げて、1歩踏み出して、叫ぶしかない。浦和と戦う選手達に、これまで以上の魂を送るしかない。負けるもんか、負けるもんか、と僕達は選手とともに戦うしかない。
だけど、今日だけは、今だけは勘弁ください。
チラシ配りのお知らせ
7月15日(水)17:00~19:00
7月17日(金)17:00~19:00
配布場所:大分駅前
集合場所:大分駅構内 トリニータ情報ブース前
(青い服の人 or のぼりが目印です)
平日のこの時間ですが
ご協力いただける方がいましたらよろしくお願いします。
活動時間内であれば「5分」でも参加可能です。
馬鹿最大 大往生様より転載です。
posted by きくりん |21:28 |
大分トリニータ |
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2009年07月09日
近頃、どうも肩に力を入れ過ぎたエントリーが続いているので、たわいもないお話を少々。
と言っても、この出来事の最中は思いっきり力んでいたわけだけど……。
それはジェフ戦での大分トリニータG裏の出来事だった。
試合中、耳に入ってくる野次は当然あって、それもこれも愛情の裏返しである。そもそも僕は野次が嫌いではない。時には納得する野次もあれば、ユーモアがある野次もあれば、時には場違いな野次もある。
ジェフ戦の時に聞こえてきたその人の野次は、何というか非常に不愉快なものだった。その人の名をここではピンクと名づけようと思う。
苛立ち過ぎて、その野次の詳細は忘れてしまったけれども、そんなピンクの声は、よく通り、野次を飛ばすタイミングも心得ているのだろう、なぜかよく耳に入ってきていた。僕の5列くらい後ろにいたけれど、タイミングは抜群でもセンスはなく、野次のひとつひとつがカチン、ときた。簡単に言えば、トリニータを、選手達をおちょくっているようにしか聞こえなかった。(「おちょくる」は標準語なのでしょうか?いわゆる「からかう」という意味です)
とにかく試合中だし、時々振り返り、意志表明するが、もちろんピンクがそんな僕に気づくわけもなかった。だけど、どこのタイミングで聞こえたかは忘れたけれど、僕の何列か後ろの人が「不愉快な野次を飛ばすな」と一度注意した。
でも、その後もやっぱりピンクの野次は止まらなかった。
そして、試合終了。ご存知のように大分トリニータは1-2で敗れた。
終了のホイッスルが鳴ると同時に、僕は座り込み、タオマフで顔を覆った。その時だった。
「おい、おまえら~、こんなに負けて、来年もおるんやろうな~、J2に落ちて、給料下がってもおれよ~」みたいなことをピンクがいった。その野次に僕は着火したのだが、それに輪をかけるように、ピンクはなんとジェフサポさん達のチャントに合わせ、手拍子を始めた。
もう一度言います。これはトリニータのG裏の出来事です。トリニータのG裏でジェフサポさんのチャントに手拍子するなんて……。
さっき一度注意した人も含め、我慢できなかった人達が、手拍子するピンクに一斉に怒鳴り始めた。
「大分を応援せんのやったら、ここから出ていけっ!」
「あっちに行けや、千葉のG裏に行けっ!」
「選手がこっちに来る前に帰れっ!」
6、7人でしょうか。いつもは温厚で見た目カツアゲのターゲットにされそうな僕もその6,7人の一人で、立ち上がりピンクに怒鳴っていた。
「俺は、いいサッカーをするチームを応援するんや」とピンクはのたまい、火に油を注ぐ。
2,3歩踏み出し、帰れっと怒鳴り、右手を振り回す僕の蒼シャツのすそを引っ張る相方。周囲の人達も「帰れ」「ここから出て行け」と叫んでいた。
その中に一人、女性の声が聞こえるではないか。勇ましく頼もしい女性もいるものだ、と感心しつつ、ピンクを睨む僕の視線の先に、鬼の形相で怒鳴る、その女性は、いた。
「……姐さん」
えのきずさんだった。えのきずさんが、そこにいた。
時にはこのブログの編集権さえ奪い(1回頼まれただけど)、時にはニータン絵本を買って来いと言い(多くの人に頼まれたえのきずさんにお願いされただけだけど)、年下なのに鳥脳さんと僕に姐さんと呼ばれる、えのきずさんがそこにいた。
こんなにひっそりとやっている狭い世界の、このブログの管理者と常連さんが、その6,7人の中にいたわけである。決して武闘派が売りのブログではないのに……。
決してえのきずさんのイメージダウンを狙っているのではなく、僕が言いたいのはジェフサポさんのチャントに手拍子し、トリサポに不愉快な思いをさせる野次を飛ばす、あなたはもうG裏には来ないでください。バクスタ2階もトリニータシートのチケットで座れますから。G裏での観戦が好きなのなら、TPOを弁えてください。野次を飛ばしてもいいけど、選手をおちょくるのはやめてください。相手サポのチャントに手拍子しないでください。いっしょにトリニータを応援しましょう。そしていっしょに来られていた知人の方、「そういうのはやめたほうがいいよ」とアドバイスしてください。
相方からあとから聞きました。立ち上がっていた僕は帰ろうとしていたお母さんとお子さんの通行を妨げていたことを。この場を借りてお詫びいたします。本当に申し訳ありませんでした。
posted by きくりん |21:39 |
大分トリニータ |
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2009年07月07日
まさに首の皮1枚。大分トリニータのシャムスカ監督は解任されず、とりあえず次節磐田戦の指揮を取ることとなった。
もう、ここでジェフ戦後から6日の先送り決定までのことは、語らない。
今、僕達に必要なのは、責任追及ではない。
シャムスカの解任騒動に対し、多くの方が、実に様々なことをそれぞれの場で語っていた。他サポの方々もトリニータを、シャムスカを心配してくださったり、励ましてくださったり、本当に感謝を伝えたい。
だけれども、ひとつだけ言わせてください。
僕達はまだJ1残留をあきらめたわけではない。
試合ごとに残留の可能性は低くなっていく。試合内容も展望が開けたとは言い難い。九石の芝も改善が見られない。シャムスカの去就について、語られるとき、あたかも降格が前提、あるいは決まったかのように解任すべきではない、と言われることに、申し訳ないけれど、僕は少々反発を覚えてしまう。
僕達はまだあきらめていない。絶対に残ってみせる。
ここで、僕達があきらめたら、選手達は何のために戦う、というのか。
J2降格のリスクマネージメントはそれこそフロントが考えればよいことで僕達が思案する必要はない。
僕達サポができることは、何もかもまずは選手達を信じることからだ。
裏切られても、何度裏切られても、あきらめずに信じ続けるしかない。
それ以外に何ができるだろう。
入団が決まったフェルナンジーニョを歓迎し、彼を信じよう。
僕が言うのも、何だけどもう今は批判はいいじゃないか。批判したって、J1残留に向けて前進するわけではないから。
僕達自身が、僕達の願いを忘れぬように。
ホベルトの復帰戦がJ1開幕戦であるために。
12日の磐田戦へ向けて、それまでそれぞれの生活を頑張って、週末を迎えよう。
僕達はまだあきらめてはいないのだ。
いつも同じような内容で申し訳ないです。
posted by きくりん |23:05 |
大分トリニータ |
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2009年07月05日
できることならば、気持ちの整理がついてからエントリーしたいところだけど、でも今書かないと後悔するかもしれない。
大分トリニータはジェフ千葉戦に敗れて13連敗を喫した。
今日のトリニータとジェフの差は運動量だった。特に千葉の深井選手の走る姿には憧憬さえ覚えた。ああ、僕達が今季トリニータに求め続けていたのは、きっと深井選手のような姿勢、動きだったんだなぁ、と感じずにはいられなかった。
先取点を奪われたものの、すぐに同点に追いついた時は、「イケる」そう思った。帰宅後、スカパーの録画で、そのシーンだけ観たけれど、高橋大輔のゴールが決まったあとの選手達の表情を見た時、僕は涙が溢れてきて、止まらなくなった。選手みんなが必死の形相で、この試合へ賭ける意気込みが伝わってくる。それだけに結果がわかっている状況で、そんな選手達を観ていると、やりきれなさや儚さが僕の中で渦巻く。
大輔のガッツポーズは、試合後G裏前で長く、そして深く一礼していた大輔の姿を思い出させ、できることならば、大分トリニータに、もう一度7月4日をやり直させてあげられないか、と叶うわけもないことを考えたあと、僕はもうただ膝を抱えるしかない。
シャムスカ監督解任へ。
冷静に考えて、それも不可避なのか、と思わなくもない。交代カードを切る遅さ、メンバーに固執しすぎ柔軟性を欠く。
試合中、僕も「早く、早く、交代のカードを」と何度も願った。頼むからカードを切ってくれ、そうでないとあなたが危ない、お願いだ、交代を。だけど、交代が行なわれたのは後半40分に入ってからだった。
何度も見てきた遅すぎる交代……。シビアにクールに判断し、解任もやむなし、という考えは理解できる。
だけど、だけど、僕はクールに、大分トリニータをサポートしているわけではない。
僕は問いたい。
スタメン発表時、「監督はシャムスカ」のアナウンスにブーイングはあっただろうか。
12連敗して迎えたジェフ戦だってシャムスカに対するブーイングはなかった。僕が見る限り、解任要求の断幕もなかった。
試合終了後、スタンドから起きた拍手に危機感がない、という人がいるかもしれない。でも、僕はあの拍手が信じ続ける力なんだ、と思う。覚悟なんだ、と思う。「もしかしたら、もう……」そんな不安が去来するのを振り払うかのように、拍手とトリニータコールで選手を迎えるのが、僕達トリサポがトリサポたる所以なのだ。
もはや、情である。情で悪いか、と僕は開き直る。
だって、大分トリニータは情のクラブではないか。
情に支えられたクラブ、それが大分トリニータではないか。
J2に降格したらクラブそのものの経営が危うい、トリニータがなくなるかもしれない。その危機感はもちろん僕にもある。生き残るために不可避なのかもしれないけれど、シャムスカを解任することに、僕はどうしてもイエスと言えない。
J1に残留したい。しなければならない。
シャムスカといっしょにいたい。いなければならない。
それはどうしても許されないことなのか。僕のわがままなのか。
日本の小さな地方クラブに、そのホームタウンに情熱を注いでくれた、シャムスカ。 僕達に戦う勇気を与えてくれたシャムスカ、アウエーの試合翌日の小さなイベントにもいつも笑顔で参加していたシャムスカ、国立の夕暮れ時柔和な微笑みを浮かべ暖かい眼差しで選手達を見上げていたシャムスカ、信じ続ける尊さを教えてくれたシャムスカ。
そんな日々の積み重ねは、シャムスカを監督としてだけでなく、一人の人間として、僕達にとってかけがえのない存在にしてくれた。
僕はシャムスカ解任に、やっぱり反対する。
監督が交代して、仮にJ1残留を果たしても完璧な幸せは決して訪れない。
シャムスカが解任されても、大分トリニータを愛する気持ちは変わらない。
だけど、シャムスカが解任されたら、僕はもう、絆なんて言葉を信じない。
内部昇格が根本的に変えることになるのか。
シャムスカ解任が根本的解決になるのか。
僕は、そうは思わない。
posted by きくりん |15:05 |
大分トリニータ |
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2009年07月03日
鹿島戦の試合前、大型ヴィジョンに大分トリニータサッカースクールの子ども達から選手達へのメッセージが流された。
「頑張ってください」「応援しています」
照れが少し入り混じった表情で、子ども達が言葉を送る。
映像は、その後街頭インタビューに変わり、大分市民がトリニータへエールを送る。
時間は前後するけれど、開門後、サポ友とえのきず姐さんと3人で「ニータン彦星と願おう!」イベントで短冊に願い事を書きに行った。
そこに小学生の女の子4人が自分達で蒼い色紙をユニフォームの形に切り、選手それぞれの顔写真を貼り、背番号を書いた短冊を笹の葉につけて持ってきていた。時間も労力もかなりかかっただろうな、と思わせる力作だった。
そして今日7月3日、練習場で練習見学のトリサポのみなさんが、飾り付けを行なった。
トリニータ、トリサポみんなの願いがひとつひとつの短冊に込められている。
その願いがどうか届いてほしい。
もし、僕の人生で今手にしている数少ないものの何かが損なわれることによって、その願いが少しでも叶うのなら、僕は何かを失ってもかまわない。それくらいの覚悟はある。
だから、どうか僕達の願いが届いてほしい。どうか僕達の想いが届いてほしい。
だけど、両手を合わせ神様に祈るわけではない。
ピッチに向かって、声を出し、拍手をし、僕達のありったけの情熱を送り続けることが祈りになるのだ、と思う。
鹿島戦前の、大型ヴィジョンは、最後に子ども達のメッセージ、街の人々のエールを、トリニータの選手達が見ている映像で終わった。
選手達はどんなふうに感じたことだろう。
7月4日ジェフ戦、僕達が祈るのは夜空へ向かってではない。
大分トリニータへ向けて、僕達は祈る。
僕達の願い、想いが選手達へ届きますように。
posted by きくりん |21:24 |
大分トリニータ |
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2009年07月01日
2008年11月9日、僕はトモダチと約束した。
「来季、九石でまた会おう」と。
トモダチは僕からの一方的な約束を守ってくれて、7月4日その約束の果たされる日がようやく訪れる。
伝えたいことがたくさんあり過ぎて、言葉にできない。でもきっと、言葉なんて必要ないんだろうな、と思う。
4日当日、シーパスで30分早く入場する僕はホームG裏に陣取り、17時一般開門と同時にアウエーG裏に入場してくる黄色いサポを見守るだけでいい。あるいはもしかしたら、その中にここで言葉を交わした人達がいるかもしれない。その人達がどこにいるのかは、もちろんわからないだろうけれど、黄色いサポの波をピッチを挟んだこちらから迎えるだけでいい。
生きていく中で、僕は多くの人と様々な約束を交わしてきた。
荒唐無稽なものもあり、今考えると、青臭く赤面するものもあり、裏切ったものもあれば、裏切られたものもある。いずれにせよ、いつの間にか忘れてしまい、果たされなかった約束が数多くある。
だから、だからこそ、僕はこの約束が叶うことを本当に心から嬉しく思う。
現実的には、傍から見れば、残留を賭けた対決と見られてしまう。大分トリニータの動向もやはり気になるし、それどころではない気持ちもある。甘っちょろいことを言ってる場合ではない、と思われるかもしれない。
でも、僕は思う。Jサポで良かったな、と。やっと会える、この幸せを感じられる空間なんて、ちょっとやそっとでは見つけられない。水戸サポと山形サポのコール合戦や昨季入替戦のような、そんなサポ同士の形に見える「僕らのJリーグ」ではないかもしれないけれど、週末、Jの試合が行なわれるたびに、小さな約束がきっといくつも果たされ、小さな再会が叶い、多くのスタジアムで小さな「僕らのJリーグ」が存在する。
そして福元洋平との再会もできそうだ。前節もスタメンで出場、彼が大分を離れて1年半、福元洋平の名がスタメンで発表されたら、僕達は万感の想いを込めて、拍手したい。望んだ形で望んだ色のユニフォームではないけれど、おかえり、と福ちゃんを迎えたい。
僕のトモダチ、ジェフ千葉よ、そして福ちゃん。僕は、あなた達との再会を本当に楽しみにしています。そしてあなた達から全力で勝利を奪う。
ジェフサポのみなさん、いっしょに九石ドームを熱くしましょう。
posted by きくりん |16:03 |
Jリーグ |
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