2009年05月31日

サポカン(詳細報告は載せてません)

早めに大分市内に入り、ジョイフルでサポ友と中断明け後、3バックに戻すのか、このまま4バックでいくのか、取っ組み合いの言い合いをしてから、大分商工会議所へ。

 用意された300席はほぼ埋まり、えのきず姐さんはドンッとトップ下、夢生の位置へ。僕は慎吾の位置に陣取りました。「こっちに来んかいっ!」というコーチングを丁重にお断りし、始まりました大分トリニータサポーターズカンファレンスが。

 ただ、大分FCより議事録をオフィシャルに公開するまでは、HP等での書き込みは控えてほしいと言われました。なので、申し訳ないのですが議事録公開後、改めてエントリーします。(マスコミ報道はされているのに、どうしてダメなんでしょう?)

 全体的な感想だけ。
 疲れました、いろんな意味で。
 今できることは現実的に非常に限られているわけで、それは重々承知しています。その状況下、この崖っぷちの中、荒唐無稽な要望を出してもですね……。有意義なサポカンだったかと問われれば、僕は首を横に振ります。有意義なサポカンが果たしてあるのか、わかりませんが……。そのうちフィーゴを獲れなんて誰か言い出すんじゃないか、とヒヤヒヤしてしまいました。出なくてホッとしたけど引退報道を知っていただけなのかもしれません。FC側の説明も期待していたわけではありませんが、正直不安が募っただけでした。徒労感だけが残ったサポカンでした。
今日ばかりはすみません、前向きに何かを書くことはできません。

 たったこれだけの文章を書くために、何時間経ったでしょう。サポカンの報告をお待ちいただいていた方には申し訳ないのですが、今日書くのはここまでにしておきます。ごめんなさい。
 
最後に質問に立ったサポの女性の言葉とシャムスカの言葉だけ残しておきます。
(これもUP不可である場合はご指摘ください。削除させていただきます)

「子ども達に世の中お金が全てじゃないというところを見せてください。努力すれば、夢は叶うのだということを子ども達に教えてあげてください」

「私が大分にいるのは、ただ大分トリニータの監督だからだとは考えていません。プロとしてではなく、大分の街、サポーターに一人の人間として支えられています。この困難を私は乗り越えられると信じています」

posted by きくりん |23:49 | 大分トリニータ | コメント(16) |
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2009年05月30日

トリニータ、今季初の3得点(とポジってみる)~放送なしのもどかしさの中で~

 横浜FM2-3大分。
 後半44分と表示されてから、J's GOALの速報を何度更新しただろう。
 マウスを右クリック、更新をクリック、マウスを右クリック、更新をクリック。
 状況はもちろん、わからない。守り凌いでいるのか、ボールを回し時間を稼いでいるのか。アディショナルタイムも何分あるのか……とにかく、あともう少し、もうちょっとだ。そのあともうちょっとが、たまらなく長く感じられた。今頃、アウエーG裏でトリサポの仲間達は、メインスタンドのウェイツさんは、久々の勝利を喜んでいるのかも、そんなことも考えた。

 そして、何十回目かの更新……後半44分の表示が試合終了に変わった。と同時に、横浜FMの得点も2から3に変わり、3が点滅していた。

 引分け…またも勝利できなかった。

「次は勝てると思う。シュートを打てば何かが起きると思っていた」(前田俊介)
「同点に追いつかれたけど、自信をもっていい。深谷さんは後半から入って、ガツガツいってくれた。相手のポストプレーに厳しくいってくれた。気合が入っているのが、後ろから見ていて伝わった」(西川周作)
「サイドバックの選手がクロスを上げられたのは、うちのチームとしては珍しい。それは良かったと思う」(家長昭博)*コメントは全てJ's GOALより引用
0-2からズルズルいかずに一時は逆転した。小手川くんが決めた、前俊は2得点した。最後の詰めがまだ解消されていないようだけれど、選手のコメントを読む限り、試合内容は前向きに評価していいものに思える。ナビスコ杯で大切なのは試合内容なのだ。終了後、選手達の表情はどうだっただろう。G裏の雰囲気はどうだっただろう。
 
 ナビスコ杯予選横浜Fマリノス戦は、放送もなくネットの速報のみだった。
 たぶん、全国には地理的問題、仕事の関係等で、観戦したくてもできなくて、スカパーの放送も観られないトリサポのみなさんがきっと大勢いて、その方々はリーグ戦もきっと毎試合、ケータイやPCの速報を何度も更新しつつ、応援しているのだろう。いつもこのもどかしさを感じながら「頑張れ」と祈っている人達がいる。
 僕は、参戦できる時、ひとときも気を抜かず、一瞬たりとも見逃さず、気持ちを込めて全身全霊で声を出そうと改めて思った。
 いつか、トリニータの試合を観に行こうと今を頑張っている人達がきっといる。そんな人達のためにも、絶対に生き残らなければならない。

 ニッパ球、参戦されたトリサポのみなさん、お疲れ様でした。

posted by きくりん |21:20 | 2009 不参戦コラム | コメント(8) |
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2009年05月30日

いつかの少年、今季初先発

最近でこそ、「出身はどこか?」と訊かれたら「大分です」と答えるようになったけれど、大分県生まれ福岡県育ちの僕は、東京に住んでいた学生の頃、同じ問いかけに対し、「福岡県です」と答えていた。
 照和というライブハウスが昔あった影響かどうかはわからないけど日本のリバプールと呼ばれるくらい多くの歌手、シンガーを輩出し、全国で唯一NHKの放送局が県内にふたつあって、新幹線は走っていて、当時はなかったけどプロ野球チームもかつてはあって、やはり大分よりも福岡のほうがメジャーなわけで、見栄っ張りの僕は福岡出身で通していた。

 もしかしたら、大分にトリニータがなかったら、僕は今でも「福岡県出身です」と言っているかもしれない。

 現在、大分トリニータには大分県出身の選手が4人いる。
 西川周作、小手川宏基、清武弘嗣、井上裕大。
 今日ナビスコ杯横浜Fマリノス戦も4人がベンチ入り、3人がスタメンに名を連ねている。
 願わくば、彼らの前所属がこれからもずっと「大分U-18」であってほしい。
 トップチームが練習するグラウンドの横で、下部組織チームの少年、子ども達が練習している。彼らにとって、4人の選手は身近にある、大きな目標だろうと思うし、彼等はきっと僕のように経歴詐称なんてせず、胸を張って「大分出身です」と言うだろう。
 
 いつかの少年、小手川くんがナビスコ杯予選横浜Fマリノス戦で今季初先発である。
 チームがどんな状況であれ、彼のようには若い選手達にはチャンスであることに間違いはない。
「主力組の復帰」という言葉がよく出てくるけど、「今のトリニータの主力は俺達だっ!」今日戦う選手達には、そんな気持ちでプレイしてほしい。

ニッパ球参戦のトリサポさん、よろしくですっ!不参戦組の我々も元気玉を飛ばしています。

posted by きくりん |13:53 | トリ戦士コラム | コメント(8) |
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2009年05月29日

大分トリニータ代表取締役 溝畑宏様

大分トリニータ代表取締役 
          溝畑宏様

拝啓 夏を思わせる陽ざしに、早くも日陰が恋しいようです。と書き出したいところですが、ここ数日は大分のお天気は少々愚図つき気味です。いかがお過ごしでしょうか。

前回エントリーしたあとも、僕は広島戦のこと、今季のこと、いろいろと考えていました。
少し時間も経ち、冷静さを取り戻し、考え直すところもあって、この手紙をしたためています。

広島戦終了後、挨拶をした溝畑さんにサポーターから罵声と怒号が飛びました。
あれからよくよく考えてみたのですが、今季トリサポはずっと我慢していました。連敗が続く中、スタジアムをブーイングが包むこともなく、どちらかといえば拍手や励ましの声援が多かったように記憶しています。
何とか選手達に立ち直ってもらいたい。納得いかないことも多々あるけれど、サポーターはブーイングよりも励ましを選びました。
サポクラの方々も苦しんでいたのではないか、と思います。
ずっと我慢し、ずっと耐えてきました。

泣いた溝畑さんに飛んだ罵声と怒号、あれはきっと先に泣かれたことに対する感情の爆発だったのではないか、と僕は思うようになりました。
俺達、ずっと我慢してきたんだよ、それなのに溝畑さん、なんであんたが先に泣くんだよ?
そんな気持ちを違う形でしか表現できなかったのではないでしょうか。

先日のエントリーにいただいたコメントがあります。

「だけど、あの社長がいなかったら・・・果たして、ここまでの成功があったでしょうか?エリートの職を捨てて、私財まで投げ打ってくれてトリニータに尽くしてくれたのは社長です」(ケーさん)

「あの社長もトリサポの一部分みたいなもんだし泣かずにはいられんかったと思おう。(中略)この時期誰を責めてもしょうがないし、家族として支えるだけなんだし.......」(鳥脳さん)

「個人的には、あの人こそが大分トリニータの一番のサポーターとさえ思っています」(ウェイツさん)

正直言って、僕は溝畑さんが苦手です。こんな人が上司だったらかなわんなぁ、とTVを観て思ったりしたものです。そんな苦手意識が「謝罪して、泣いて何が解決するのか、何が好転するのか」とあの時、溝畑さんを突き放した視線でしか見られなかったのかもしれません。
だけど、こうして、溝畑さんを仲間として見ているトリサポもいるのです。僕はこれってすごいことだと思います。この状況においても、それがたとえある意味同情であったとしても、あの涙を受け入れようとしているサポがいらっしゃるのです。僕のブログの狭い世界で3人いらっしゃるということは、何万人ものトリサポが「溝畑社長は、サポ仲間」と考えているのです。
溝畑さんが起こした革命は一人から始めたことなのかもしれないけれど、今は何万人もの同志がいます。あなたが与えたくれた夢は、僕達にとってかけがえのない誇りになっています。

溝畑さんがG裏前から去ったあと、僕の近くにいた女性が独り言のようにつぶやきました。
「こうなったら、とことん付き合うしかないやん」
僕達にその覚悟はできています。僕達の夢と誇りを守りましょう。
選手を、シャムスカを応援するように、あなたを応援しています。
あの時、罵声を浴びせた人達もきっと心の奥底にある想いは同じです。
「大分トリニータは、まだ死んでいない」
僕は誰よりも溝畑さんの口からその言葉を直接聞きたい。そう願っています。
くどいようですが、僕は溝畑さんが苦手です。好き嫌いでいうなら、好きではないのかもしれません。でも尊敬しています。学ぶべきところが数多くあります。
今回はおこがましいですがそんな溝畑さんにも伝えたいです。
頑張りましょう、ともに、同じトリサポとして。

                                                敬具
                                         平成21年5月29日
                                               きくりん

posted by きくりん |00:00 | 大分トリニータ | コメント(4) |
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2009年05月25日

決壊◆大分トリニータ 2009 J1第13節 vsサンフレッチェ広島◆

 結局、大分トリニータが掴みかけたきっかけは無に帰した。
 試合前に期待した選手が途中交代でピッチを去っていく姿を僕達は何度見てきただろう。時にそれは前田俊介であったり、森島康仁であったり、家長昭博であったりしたが、広島戦では金崎夢生と清武弘嗣だった。二人がいなくなった時、試合はまだ終わっていないのに、選手達は戦っているのに、心のどこかでは既に虚しさが漂っていた。今度こそ、本当に今度こそと信じていた手応えは、またも幻に終わった。

 試合中、声を嗄らしながら、いくつもの何故が頭を駆け巡っていた。何故、あの場面で慎吾投入なのか。何故、シュートコースが空いているのにサイドにボールを回すのか。何故? 何故? 何故? 思えば今季僕達の何故に、答はいったいいくつ出ただろう。何ひとつ出ていないような気がする。

 試合終了後のあの光景。溝畑社長がベンチ横でマイクを取り、サポーターに「責任は我々にある、5月31日に自分、フロント、監督でみなさんに説明します」そのようなことを言って詫びた。G裏は怒号と野次が一斉に始まり、溝畑社長、原強化部長がG裏前に来て、やはり同じようなことを話し、深々と頭を下げた。しばらくそこに立っていたが、皇甫官副社長に促され、去っていった。G裏は怒号と野次に満ちていた。小さな拍手が少しだけ起きたが、かき消された。
 一部報道では、サポーターが騒いで社長が出てきたような印象を抱かせる記事がある。
「大分の溝畑宏社長は試合後、怒るサポーターを前に涙の謝罪を行った」(スポニチ)
「試合後、怒るサポーターに溝畑社長は「不成績は我々の責任」と謝罪した」(朝日新聞)
「怒号と罵声(ばせい)が飛び交うサポーター席へ向かった溝畑社長が、謝罪の言葉を並べた」(スポーツ報知)
 この書き方は正確ではない。
「試合後、溝畑社長が謝罪を行ない、サポーターは怒り始めた」
「溝畑社長が謝罪の言葉を並べた直後から、G裏から怒号と罵声が飛び交い始めた」
 が事実である。溝畑社長が自ら出てきて謝罪をし、勝手に泣き始めた。
 
 僕は、馬鹿のひとつ覚えのように「頑張りましょう」「信じましょう」と書き続けてきた。こんなブログを書いたところで、何かがどうなるわけでもないけれど、あの光景を見たくなくて、二度と繰り返したくなくて、時として「甘い」と言われる、このブログを今季書いてきた。決壊だけは避けたい。現実的にはありえないけれど、選手の誰かが、FCの誰かが、もしここを読んでくれるとしたら、あるいは低迷する現実に落ち込んでいるトリサポの誰かが読んでくれたとしたら、1ミリでも2ミリでも気持ちを前に向けてくれるような文章を僕は書き続けたい。ずっとそう思ってきた。

 だけど、あの光景を見た時、僕の心は折れた。
 謝罪して、泣いて何が解決するのか、何が好転するのか。
 だけど、「謝罪しろ」「責任を取れ」「辞めてしまえ」という罵声も僕は否定する。僕達サポが求めることは決して謝罪ではないはずだ。「誰が悪いのか」という責任追及をしている場合ではない。責任はたしかにそれぞれにある。僕達サポにだって責任はある。でも、今は犯人探しをしたり、責任の度合いを測っている時ではない。

 大切なことは、これから先どのように戦っていくのか、そして僕達に何ができるのか、ではないだろうか。折れてる場合ではない。
 頭を下げたり、罵声を浴びせている時ではない。これから先は、これまで以上に、いっしょに戦っていかねばならない。限られた資金の中でどれだけの補強ができるのか、僕にはわからない。
 大分トリニータを愛しています。絶対に失いたくはありません。その気持ちはみんないっしょのはずです。だから、あきらめずに、罵りあわずに、みんなで挑み続けたい。そう願っています。折れた心を立て直し、僕は僕の愛情表現を続けていきます。


 広島戦に大分ヒートデビルズのブースターの方々がチーム存続の署名活動に来られていました。ブースターの方々のお気持ちを考えると、本当に胸がしめつけられそうになります。もし、トリニータ存続が危うくなった時の自分を想像してしまいます。決して対岸の火事ではありません。J2へ降格したら、その想像は現実味を帯びてきます。
 先日、僕はトリニータのサポクラの方々が主催したビラ配りに参加させてもらいました。その翌日は会社の朝礼で40名ほどの上司、先輩、同僚、後輩に浦和戦、広島戦ぜひ応援に来てほしいと朝礼で言わせてもらいました。来てくれたのは1名でしたが……。
 主になる力はない僕にでも、微力かもしれないけど、お手伝いはできるかもしれない。そんなふうに考えています。
 開門前のG裏ミーティングで、いずれまたビラ配りをするとお話がありました。日時等はまだ決まっていないようです。えのきずさんから指示あり次第、ここに転載させていただきますので、その時もしお時間都合がつけば、大分市近郊の方、お考えください。僕も都合がつけば、また参加させてもらいます。よろしくお願いします。

posted by きくりん |17:04 | 2009参戦コラム | コメント(33) |
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2009年05月22日

狼煙を上げる日

「前向きに考えていいが、次負けたら一緒」(大分合同新聞より)
 大分トリニータの金崎夢生は、ナビスコ杯浦和戦後、そうコメントした。そのとおりだ、と僕も思う。

 きっかけは掴んだ。大切なのは手応えを繋げていくこと。
 大袈裟に言えば、明日(23日)広島戦は大分トリニータにとって小さな決戦なのだ。連敗を二桁にしない、中断前最後の1戦、意味合いは多々あるけれど、苦しみもがみながら、試行錯誤を繰り返し、ようやく掴んだこの手応えを決して手放さぬように、明日(23日)広島戦は結果を出さなければならない。そうでなければ、浦和戦が無に帰してしまう。

 僕達も苦しいけれど、選手達は当然もっと苦しいと思う。眠れぬ夜もあるだろう、疑心暗鬼になったこともあるだろう、不協和音が生じたこともあるだろう、試合が嫌になったこともあるだろう。できることならば観たくない負け試合の録画を観て、どうしてなんだ? 何故なんだ? と自問自答を繰り返してきただろう。
 選手達のそんなこの2ヶ月が報われてほしい、と切に願う。
 
 リーグ屈指の攻撃力を誇る広島に対し、守備で対抗しようとはせず、攻めの姿勢を持って臨んでほしい。浦和戦で見せたサッカーを貫いてほしい。
 大丈夫、今のあなた達ならきっとできる。あの表情で、あの姿勢で臨めば、必ずできると、僕達は信じている。
 残留は奇跡なんかじゃない。僕達はそう信じている。

posted by きくりん |23:20 | 大分トリニータ | コメント(14) |
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2009年05月21日

堅守の呪縛から解き放たれる日◆大分トリニータ 2009ナビスコ杯A組第3節 vs浦和レッズ◆

 ナビスコ杯予選とはいえ、大分トリニータがようやく掴んだ勝ち点1。試合終了後、「大分よりの使者」はもちろん歌うことはなかったけれど、スタンドは勝ったかのような拍手と歓声に包まれた。
 でも、それは何も勝ち点1を掴んだからだけではなかった。

 竹田市での仕事が予定よりも早く終わり、裏道を駆け抜け、自宅に戻り、そこで仕事が休みの相方と合流し、いつもは使わない高速を飛ばし、九石に着いた時は既に試合が始まっていた。
 考えてみると、試合中のトリニータコールを九石の外から聞くのは初めてのことで、B駐車場からそんなに離れていないところからでもコールが聞こえ、僕は鳥肌が立って、無意識に足は速まっていった。
 僕がG裏の空いた席に着いたのは前半8分くらいだった。

 ナビスコ杯予選の浦和戦、恐らく今季大分トリニータのベストゲームだと思う。
 金崎夢生と清武弘嗣のコンビネーション、家長昭博のキープ力、彼らのポジションチェンジ、藤田義明の果敢な上がりとセンタリング、坪内秀介のサイドからのオーバーラップ、高橋大輔の献身的で豊富な運動量。上本大海も森重真人も体を張ってピンチを摘み取っていた。
 誰かがミスキックしても、親指を立て、OKのサインを出したり、後半開始前の円陣を組む時間をたっぷり取り、選手達が話し合っていた。誰かが苛立つこともなかった。
 先取点を決めた夢生は、浦和G左のサイドラインを割りそうなボールをあきらめずスライディングで止め、競い合った浦和選手のキーパーへのパスを遮二無二追い、ゴールした。
ゴール後、夢生は左胸のエンブレムを二度三度と叩き、ベンチに拳を上げていた。

 残念ながら点を取ったあと、少し引き気味になり、前半のうちに追いつかれるというこれまでの悪癖はまだ直っていないけれど、でもそこで怯むことなく、90分を通してトリニータは攻め続けた。誰一人うつむかず、誰一人恐れず、浦和のゴールをひたむきに狙っていた。
 僕は(ナビスコ杯のいう意味ではなく)勝ち点1を得たことよりも、そんな選手達のプレイが何よりも嬉しい。
 
 前々回に書いたけれど、大分トリニータはこの逆境の中で、取り戻すことよりも新しい何かを手に入れようとしている。横浜Fマリノス戦で感じた小さな光明は、暖かみを帯び、少しずつ環の広げようとしている。

 そんな中、僕の目を引いたのは坪内だった。短期間でこんなにも印象が変わるものなのか、と驚きを隠せない。ごめんなさい。僕はそう彼に謝りたいくらい試合ごとに存在感を増していく。

 僕達大分トリニータは、堅守の呪縛からようやく解き放たれる時が来るのかもしれない。
 あとちょっとだ。本当にあともう少しのところまで来ている。せっかく掴んだこの手ごたえだからこそ、もう大丈夫などと油断せず、広島戦に全力を尽くそう。広島戦でも浦和戦のようなサッカーで挑んでほしい。
 浦和戦の選手達なら、僕達の「いっしょに頑張ろう」の声にきっと拳を上げて応えてくれるはずだ。そんな試合でした。
 僕の文章では、浦和戦で感じた全てを伝えることができず、もどかしいです。


新潟サポさん、千羽鶴ありがとうございました。

posted by きくりん |01:19 | 2009参戦コラム | コメント(14) |
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2009年05月20日

流れを変える1勝を目指すべきか、捨てるべきか

 週末にリーグ戦第13節広島戦を控える大分トリニータは、明日20日ナビスコ杯予選浦和戦を迎える。
 昨年のナビスコ杯予選は、どのように臨むべきか、かなり悩んだけれど、今年は悲しいかな、明快な答が出ている。
「ナビスコ杯よりJ1残留」である。
 それは間違いない。
 間違いないんだけど、やっぱり悩む。

 負の連鎖を断ち切る1勝を目指すべきか、あくまでいろんなことを試すべきか。
 たとえナビスコ杯であっても、今のトリニータには1勝の持つ意味はあまりにも大きい。かといって現在の選手層から主力にも、あまり無理してほしくはない。
 土曜日の広島戦に万全を期してほしい、と思う。

 森重、夢生、この二人は浦和戦を休ませてあげたい。だけど、人がいないし……。

 明日、僕が試合を観に行けるのか、それもわからない。
 悩むなァ、参戦できたら、きっと心底勝利を願うんだろうなぁ。
 まいったなぁ。

posted by きくりん |02:19 | 大分トリニータ | コメント(6) |
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2009年05月17日

泥沼であがけ!◆大分トリニータ 2009 J1第12節 vs清水エスパルス◆

 ミスもあった。同じ過ちを犯した。そしてまた負けてしまった。
  僕は第6節ヴィッセル神戸戦で、すぐそこにボールがあるのに奪いにいかない選手の姿を見て、「あんなのトリニータじゃない」と書いた。
 またもセットプレイで失点し、取れていないオフサイドをアピールするしか術がなく、相手チームに読まれているにも関わらず、ただひたすら高橋大輔を目がけてセンタリングを上げ続けるしかない。そんな清水戦をTVで観ていて、僕は思うしかなかった。
「これが今の大分トリニータなんだ」と。

 清水戦のメンバーは、今現在のトリニータで、シャムスカの「走れ」というメッセージを体現できるベストメンバーだ。昨季のメンバーに比べたら、相手チームを見たら、見劣りするだろう。それは否めないかもしれない。だけど、あのスタメンが現時点でのベストメンバーなのだ、と思う。
 シーズン前を振り返って嘆いてみても、何かを取り戻せるわけでもない。今、大分トリニータはかつて手にしていただろう何かを取り戻そうとしているのではなく、新しい別の何かを手に入れようと必死でもがいている。
 
 TVの前で心が折れそうになるのを感じながらも、アウスタに行けず、いっしょに戦えない僕にできることは、ピッチを走り続け、もがき続ける選手達から目をそらさず、最後まで見守り続け、どこか良いところはないか、先に繋がる手がかりはないか、を探し続けることだった。
 僕達の人生がそうであるように、サッカーだって、プロだって、ベストを尽くしてもミスは出る。反復しても同じ過ちを犯してしまう。ミスを繰り返しても勝利することもあれば、ほぼ完璧に試合を運んでも年に1度あるかないかのたったひとつのミスで負けることもある。ボールの転がり方ひとつで何もかも変わってしまう。
 もちろん、ひとつひとつのプレイを愚痴りたくもなる。批判したい選手の判断もある。だけど、それをあげつらったところで、僕達は何を手に入れられるだろう。

 泥沼の中であがき続けてほしい、もがき続けてほしい。そして「まだ、まだ」と今に立ち向かい続けてほしい。きっと手にする何かがある。その何かはすぐに勝利とはいかないのかもしれない。勝利以下のものかもしれない。だけど、それはきっと勝利以上のかけがえのないものである、と僕は思う。
 
 心を折らずに、今に慣れずに、歩みを止めず、顔を上げて、トリニータと、みんなと乗り越えていきたい。
 甘いんじゃない。それが僕の覚悟だ。

posted by きくりん |17:36 | 2009スカパー観戦 | コメント(6) |
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2009年05月16日

エンジョイ、慎吾

 先週のいくつかのエントリーで、僕の少ない引き出しの中に残された言葉はもうなくて、空っぽになってしまったようなそんな感覚で、この1週間を過ごした。

 森島康仁の疲労骨折、エジミウソンの肉離れ……ベンチに掲げられる背番号だけが増えていく。

 チームが、こんな中でも鈴木慎吾がブログを更新している。
 この状況で選手がブログを書くという作業は本当に大変だろうな、と思う。能天気に書くわけにもいかず、かといって悲壮感を漂わせてサポを不安にさせるわけにもいかない。

 慎吾が、ブログでこう書いてくれている。
「本当に、声を枯らして、一生懸命応援してくれるサポーターのためにも勝ちたい…」
(鈴木慎吾オフィシャルブログより)

 でもね、と僕は思う。
 僕達のために、と言ってくれるのは本当に嬉しい。だけど、今は、こんな今だから、多くのことを背負わずに戦ってほしい。
 
 日本経済新聞のスポーツ欄にカズ選手のコラムが載っている。横浜FCが不振の中、選手がどんな心構えでサッカーに臨むべきか、書かれている。
「現状は許されるものではない。しかし大事なのは悩むことでもおびえることでもない」
「何位になると考えるより全力を尽くす。それを全身で示す」
「スポーツなのだから楽しまないと」
(5月15日付日本経済新聞「サッカー人として」より)

  負傷離脱している仲間のために、サポのために……。大切なことかもしれないけれど、今は同じピッチで戦う他の10人の仲間とのサッカーを全力で楽しんでほしい。
 
「こんなに応援してるのに、何故勝てないんだ!?」
 僕達は決してそんなふうには考えていない。だから、
「悪い時でも、良い時と同じ態度で変わらずに応援し、励ましてくれるサポーターに感謝しています」
(鈴木慎吾オフィシャルブログより)
 感謝なんて必要ないよ、慎吾。だって、僕達は背番号12なんだ。
 今日も、何万人という背番号12が祈っています。
 大分トリニータの選手達がサッカーを楽しんでくれることを。


読んでいただいているかどうか定かではありませんが、たぶんアウスタに行かれるであろう、静岡のトリサポ背番号1のにっぴいさん、そしてアウスタに行かれるトリサポさん、頑張ってください。

posted by きくりん |10:42 | 大分トリニータ | コメント(4) |
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2009年05月13日

トリサポさんへお知らせです。【3万人動員プロジェクト】

 あるサポ姐さんから、姐さんと書くともうバレバレであるわけですが、「やっとけよ、おらぁ」と指示を受けました。
 少しでもお役に立てるのなら、ここでも告知のお手伝いしようかどうしようか思案中だったので、告知させていただきます。


サポーターにできることのひとつとして、
スタジアムに試合観戦に来る方の数を増やすことがある。
チームは、未だに「3万人プロジェクト」とCMを流しているが、
常時2万人入ることがまず一番じゃないかと思う。
これまで、何回か試合日の告知などのビラ配りをしてきたけど、
この活動を多くの人と一緒にできればなと考えています。(コレオの準備のように)
そこで、これからサポーターの活動のひとつとして、
ビラ配りを定期的に、組織的にやっていきたいと思います。
そこで第一回目のミーティングを急で申し訳ないんすけど、
14日(木)の午後7時半から、
大分市明野の明治明野公民館で(パチンコ・イーグルワンの裏側あたり)
開きたいと思います。
「観客数を増やすために活動したい!」という方ならどなたでも遠慮なく参加してください。
そして、「どうすれば、観客が増えるか?」「ビラの内容はどうしたらよいか?」など
考えてきましょう!!!
このミーティングは定期的に開いていきたいと思います。
行きたいけれど、仕事やバイトの都合で行けない方もいると思いますんで、
結果などは随時報告させてもらおうと思います。
こういう時だからこそ、多くの観客の力で選手を後押ししようではありませんか!!
シャカリキにガンバロー!!
よろしくお願いします!!!!!!!
                         シュトロケッツ日記様より転載


5月14日木曜日19:30~
明治明野公民館です。
お時間のある方はぜひよろしくお願いします。
行きたいっ!けど、僕は14日18時から耶馬渓で仕事なので、残念ながら行けません。姐さんからあとで詳細を聞くことにします。
では、姐さん、やっときました。

posted by きくりん |00:33 | その他 | コメント(4) |
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2009年05月10日

上を向くか、下を向くか◆2009 J1第11節大分トリニータvs横浜Fマリノス◆

 大分トリニータサポーターは、西川周作と下川誠吾がピッチ練習に現れた時、いつものように「西川周作、お~、お~、お~」とは歌わずに、下川コールをせずに、拍手だけで二人を迎えた。その後他の選手達が現れた時も同様で、サポそれぞれが選手達の名前を呼ぶだけだった。
声!声!声!
 そしてピッチ練習が終了し、試合前の選手入場が始まる。
 開門前のG裏ミーティングでコールリーダーさんが言った。「コールはしない。そのぶん選手入場時にみんなの気持ちを込めてほしい」
 
 僕達は(前回エントリーの冒頭に書いた)「大分よりの使者」を歌い始めた。
 
 大宮戦から横浜FM戦までの間、僕達は選手に今どんな言葉をかけることが相応しいのか、探しあぐねていた。サポとして何かしたい、だけどいったい何ができるのか、それぞれに自問自答を繰り返していた。

 だからなのかもしれない。
 今まで何度も歌ってきた「大分よりの使者」だけど、言葉のひとつひとつが掲げた両手の指先からつま先まで伝っていくのをこれほど感じたのは、初めてだった。
 開幕名古屋戦の金崎夢生の咆哮……唯一の勝利京都戦のウェズレイのボレー……新潟戦で高松大樹とウェズレイの離脱……ナビスコ大宮戦の夢生と清武弘嗣の躍動……レッズ戦で小さな染みとなった不安……山形戦での周作のPK阻止と走れない現実……神戸戦で決定的となった危機感……FC東京戦での周作と高橋大輔の涙……柏戦の逆転負け……ガンバ戦で感じたサポの限界と決壊の不安……そして大宮戦の選手の自信とサポの言葉の喪失……負傷離脱していく選手達……相次ぐ出場停止。
 今季のそれぞれの試合と、ここでみなさんと交わした言葉が僕の中で一挙に去来し、まだ試合は始まってもいないのに、涙が溢れてきた。

 でも、それは決して悔しさとか悲しさとかそんなものではなくて、「僕らは僕達は大分トリニータ」と言えることの幸せだった。愛するクラブがあることの幸せを、僕はこんなにトリニータが好きなんだと、より一層「大分よりの使者」の歌詞が感じさせてくれた。託されたみなさんの想いを絶対に成就する、何があっても、大分トリニータを守りたい、大分トリニータと歩みたい。あの時の感情をいくら言葉を費やしても、語りつくすことは、僕にはできない。


 人それぞれ見方がある。勝利できなかった失望、先制しながらまたも逆転された落胆。だけど、僕はわずかながらも微かな光が見えたような気がする。
 ボランチに入った宮沢正史は本当に良かった、と思う。久々の実戦だったが、彼の良さをチームメイトが理解する次節もっとフィットしてくれば、より連動性が出てくる。坪内秀介も大宮戦では軽さが気になったけれど、マリノス戦では改善が観られたし、(また精神論ですが)表情がトリニータの一員になりつつあるように感じた。サイドを駆け上がってきた坪内は今後に可能性を感じた。
 惜しむらくは夢生と大輔が低い位置でプレイしていたこと。けれど、この点はきっと修正されてくる。再三、言っているけれど夢生はできることならばサイド寄りではなく、中央付近で、特にFWに入る時はペナルティエリア内でプレイしてほしい。
 点を取られているから守備をしっかりするのではなく、攻めの姿勢を持続することで守りのリズムを作るように修正してほしい。
 エジミウソンのゴールは、シュートを打てば何かが起きるかもしれない、ということを選手に気づかせてくれるきっかけになってほしい。マリノス戦ではシュート意識の改善も見られた。
 そして何より「かぼすシュートの蹴球アラカルト」でかぼすシュートさんが書かれているようにイエローゼロで終わった。
 
 試合終了直後、両チームが整列している時、「いつまで負けるんかっー!?」と僕の後ろの方から声が飛んだ。でもその声に誰かが続くことはなかった。選手達が礼をし、審判、マリノスの選手達と握手している時、拍手も起きた。
「拍手する試合やないやろうがっ!」とさっきと同じ声が聞こえた。
 選手に向かって拍手をしていた男性は、振り返り声が聞こえた方向へ拍手する自分を見せた。
 その後、選手達がG裏の前に来た。「次、頑張れよっー!」やっぱり同じ声だった。まだ形とならず、結果になっていないけれど、胎動している何かがある。

 G裏前に来た時、森重真人がずっとうつむいていた。
 マリノスの松田選手が森重にかけてくれた言葉は、僕達にも向けられたものでもある。
 上を向くか下を向くかは僕達次第だ。
 今の大分トリニータは最強ではない。でも、僕達が求めているのは、最強でも常勝でもない。 
 
 大分トリニータの選手達へ僕達は胸を張って伝えたい。今この時も大分トリニータと歩める幸せを僕達が感じていることを。下を向く必要なんてない。
 最高で最愛の大分トリニータ、それはあなた達なんです。


posted by きくりん |17:08 | 2009参戦コラム | コメント(23) |
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2009年05月09日

あなたの想いを大分へ

♪いっしょに戦おうぜ♪ ♪誇りと夢を抱いて♪
♪僕らは僕達は♪大分トリニータ♪

♪必ず勝利する♪最強のチームなんだ♪
♪最高で最愛の♪大分トリニータ♪

ありったけの情熱と、ありったけの愛と、ありったけの想いを、大分へ届けましょう。

九石にいるトリサポが、あなたの想いを魂込めて、雄叫び上げて、選手に、シャムスカに送ります。

僕達は、空を飛びたい大分トリニータの翼になれないかもしれないけど、風になれるかもしれない。

2005年、シャムスカが起こしてくれた、あの風に僕達がなりましょう。

信じましょう、戦いましょう。

あなたの想いを大分へ。


夢生と大輔がFW等語ることは、ちょっと今の僕には無理です。
内容のないスカスカのエントリーですみません。
もともとそんなブログだよな、こいつは、とご容赦ください。
では、行ってまいります。

posted by きくりん |09:03 | 大分トリニータ | コメント(63) |
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2009年05月06日

Never Surrender ~1%の可能性がある限り100%の想いを込めて~

 昨晩から何時間PCの前に座っているだろう。何を書いても、何度書き直しても、消してしまう、その繰り返しです。

 金崎夢生と家長昭博の共存、4バック、鈴木慎吾と高橋大輔のスタメン落ち。
 まるでトリサポが各々の場で、ああしたほうがいい、こうしたほうがいいと主張していたことを叶えるがごとく、多くのことが実現した大宮戦だったけど、それでも大分トリニータは自滅し、惨敗しました。
 僕達が望んだ変化の結果が0-3だったのです。

 夢生の運動量が足りない、ということを最近よく耳に(目に?)します。
 僕にはそうは見えません。昨季も今季と同じくらいではないでしょうか。川勝氏がスカパーの解説でそう指摘したから、急にそんな声が出てきたのかもしれませんが、昨季はボランチ二人の運動量が夢生の守備を軽減し、負担してくれていたから目立たなかったわけで、夢生本人の運動量がそれほど減ったわけではない、と僕は考えています。後半劣勢な試合で、僕達がいつも希望を抱くのは夢生の突破です。どんな状況でも前へ前へという姿勢に、まだあきらめちゃいけないんだ、と教えられることが多々あります。(ひいき目があるかもしれませんけど…)
 夢生のことはひとつの例えですが、要するに、ここまで負けが込むと、今まで見えなかったもの、あるいは見る必要のないものまで見てしまい、重箱の隅をつつくというか、本来であれば原因にすべきじゃない部分まで原因にしてしまう傾向に、今僕達は陥っています。

 昨年、9月初め、名古屋戦の前のエントリーで僕はサッカー放送で有名な実況アナウンサーの言葉を借りて、九石のピッチに立つのは選手達は彼らではなく、僕達自身だ、と書きました。今もそうです。
 今、もがき苦しんでいる選手達も僕達自身です。
 大海がまたやっちゃいました。あれは明らかな悪質なファール。レッドに値する行為です。「大海、何やってんだよ、冷静になれよ、わかってんのか、今どんな状況なのか」と僕もまあ思うわけですが、あの彼ももまた今の僕達の姿なのではないか、と思います。今こんな時だからこそ、冷静に物事を見極めなければならないのです。

 悠長なことは言っていられない状況ですが、ことを焦りすぎて性急に結果を求めても、返ってトリニータの状況をますます追い込むことになりかねません。

 以前もエントリーしたとおり、僕はシャムスカ解任に反対します。それは大宮戦の結果を受けた今でも変わりません。
 解任すべきという人を批判したり否定はしようとは思いません。
 ただ、僕はそんなに器用じゃないので、解任を希望しながらトリニータの勝利を願うことができないし、ここでシャムスカを解任するのは僕の美意識が抵抗しています。美しくないのです。美しさで残留できるのなら苦労しないと言われればそれまでですが……。

 慎吾がよくいう「1%の可能性がある限り、100%の努力をする」という言葉、この言葉を僕はもう1度噛みしめます。
 
 正確な数字はわかりませんが、残留の可能性は間違いなく1%以上あります。絶望とは、残り試合全勝しても15位以上に上がれない時、初めて訪れるものです。

 プレイで、あるいは勝敗という形で願いが届かなくても、それは決して裏切られたわけではない。失敗したら、ミスしたら、選手に、そしてシャムスカにもう1度トライする勇気をもってもらえる、声を送り続けること。
 つらいけど、苦しいけど、だからこそ昨季よりも、もっともっとトリニータに頑張ろう、と大きな声で叫び続けたい。

 僕ができることは1%の可能性がある限り、100%の想いを込めて、いっしょに戦うことです。
 大分トリニータと、そしてトリサポのみなさんといっしょに戦うことです。

 コリー・ハートのNever Surrenderを聴きながら、僕はそう思っています。

posted by きくりん |14:46 | 大分トリニータ | コメント(26) |
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2009年05月05日

託す

あと1時間ちょっとで大宮戦が始まる。
大分トリニータにとって、大切な、本当に大切な連戦の緒戦が始まる。

スタメンも発表された。4バックで、鈴木慎吾と高橋大輔がスタメン落ちしている。小林宏之もいない。

昨晩、あることについてエントリーしようと思い、ずっと文章を書いていた。
でも、もういいじゃないか、と思った。

いろんな雑音に耳を傾けるのは、今はやめる。

こんな今だからこそ、もう何かを語る必要はない。
大分トリニータの勝利をただ祈ろう。選手達を信じよう。

みんなと笑顔でいたい。選手の、シャムスカの、スタッフの笑顔を見たい。
もうそれだけだ。

辿り着いたのは、シンプルというか、そんな当たり前のことだった。

戦う選手達に、NACK5にいるトリサポに、僕達の想いを託します。

応援する場所はみんなそれぞれだけど、気持ちをひとつに、大分トリニータといっしょに戦おう。

posted by きくりん |12:59 | 大分トリニータ | コメント(14) |
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