2009年02月28日

Vリングの心配

コメントの返信をしつつ、昨年のナビスコ杯決勝戦を観ていた。
日刊スポーツの「大分にナビスコ杯Vリング届く」という記事を読んで、無性に観たくなった。

優勝した瞬間、抱き合い、飛び跳ね、駆け回るトリニータの選手とスタッフの中で、主務の山本さんは
大きなボックス(たぶん水の入ったペットボトルが入っている)をピッチに運んでいた。山本さんだっ
て、誰かと抱き合ったり、飛び跳ねたり、駆け回ったりしたかったはずなのに、しっかり仕事をこなし
てから、みんなと喜びを分かち合っていた。
トリニータのベンチに、ベンチ入りできない選手達のユニフォームが掲げられるようになったのは、
この山本さんのアイディアである。
今回のように、選手を支える裏方のみなさんにもリングが手渡されるのは本当に良いことだと思う。

このVリング、ナビスコ杯決勝時には在籍していて、今はいない選手、スタッフの手には
渡るのだろうか。たぶん、渡ることとは思うけれど、少々心配になった。

山形の小林亮、鳥栖の市原大嗣、甲府の松橋優、フィジカルのサントスコーチ、通訳の矢野さん。
チームを去ったのはこの5人だと思う。(他にもいたらご指摘ください)

国立で共に喜びを分かち合った中、この5人は今それぞれの地で新たなスタートを切っている。
リングを指にして、どんなことを思い出すだろう。もしかしたら、亮、市原、優は一度も指にはめず、
箱からさえ出さず、手に取らないかもしれない。でも、それでいいんだと思う。思い出に浸る暇は、
今はない。ナビスコ杯決勝を今も観る僕に言われたくないだろうけれど……。

もうひとつ気になったのは、今年入団した人達はやっぱりもらえなかったのだろうか。
周りのみんながもらっている中、どんな気分でその光景を見ていただろう。
そういう時って、頭ではわかっているんだけど、なんとなく疎外感があって寂しくなってしまう。

しかし寂しく思う暇もやっぱりないのだ。
住田くん、東くん、ミヤザー、つぼっち、梅ちゃん、ほしいやろ? 誰もくれんよ。今年獲りに行こうね。
そして新しい裏方さんにも渡してあげよう。

パンパシ、優勝しておけばナビスコ杯にいなかった人達にもあげる口実ができてたなぁ、と
今さら悔やむ心配性の僕です。

posted by きくりん |01:33 | 大分トリニータ | コメント(0) |
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2009年02月27日

僕は反対です ~皇甫官さん発言について~

大分トリニータの皇甫官育成部長が、JリーグとKリーグの統合というプランを唱えている。
僕がこの話題を知ったのは今朝(26日朝)だった。帰宅後、中央日報サイトでその記事を読み、
いろいろ考えた。
この記事の内容に、ではない。この話題に触れるべきか否か、を考えた。スルーすべきかと
も思った。
荒れるかもしれない、炎上するかもしれない。だからどうしようかな、と逡巡する。面倒な
ことになるのは嫌だし、書かないからって誰かから何か言われるわけでもない。よし、やめて
おこう。
僕はハッとした。これこそが自主規制なのだ。
インターネットで得た自由がたしかにある。だけど、僕達はその自由を時に履き違えてしまう
ことがある。異なる意見を持つ人を尊重することが僕は大切だと思う。せっかく手にしている
自由を尊重しあえないばかりに失ってしまうのは惜しいことだ。

僕がそう言ったからといって、何も変わらないのだけれど、少なくとも僕が休載している
間もここを覗いていていただいていた方々は、尊重し合えるみなさんである。
このブログを読んでいただいている方全員が同じ志をお持ちだ、と僕は信じている。
だから自主規制なんてせずに、意見を述べたいのでエントリーします。

前置きが長くなった。
結論から言うと、僕は皇甫官さんのプランには反対である。
素人で無知な僕の疑問点は以下のとおり。
①審判はどうするのか?
 常に第3国の審判を用意できるのか?
②為替レートの変動により、その時々によって選手が偏るのではないか?
 円高ウォン安の今であれば、Jクラブが有利になり、その逆もある。
③自国企業のスポンサー離れの心配
 グローバル企業のスポンサー誘致というけれど、逆に地元企業は試合の半分を相手国に
 行なうことによって費用対効果が得られないと逃げ出すのではないか? 本当にグローバル
 企業がスポンサーになるのかも怪しい。
④入場者数が減るのではないか。
 ②と同じで為替の影響でサポーターが相手国クラブとの試合に応援に行けないことも
 多々起きてしまわないか。実際、韓国から九州への旅行者は昨今激減している。
⑤Jクラブの経営が厳しくなるのではないか
 行きつくところ、統合されたらJクラブの収入は減少するのではないだろうか。

簡単に言うとJにメリットはないように思う。それだけである。
大袈裟に言えば、天皇杯時の犬飼会長のベストメンバー発言のような勇み足と僕は考えている。
もし、上記4点で「イヤイヤその点はクリアできる問題だよ」というのがあれば教えてください。

最後にもうひとつ。
この話題に政治的なものは一切関係ない。このブログにも関係ない。
一サッカー関係者の私案。それ以上でもそれ以下でもない。そして僕はその私案に
反対である。それだけである。

ここで交わされる意見は、このプランの内容についてどう思うか、それだけです。

posted by きくりん |01:44 | Jリーグ | コメント(20) |
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2009年02月26日

ウェズレイは芹沢鴨である

小説を読むにしろ、映画やドラマのDVDを観るにしろ、僕は好きな同じ作品を繰り返し読んだり、
観たりするタイプである。
2004年NHK大河ドラマ『新選組!』もその中のひとつで、奮発してDVDを購入し、もう何度も観ている。
もう数え切れない何度目かの視聴を今している。
三谷幸喜さんの脚本で、試衛館時代に近藤勇が既に坂本竜馬や桂小五郎に会っていたり、史実とは
ギャップがあるけれど、青春群像ドラマとして僕はこの作品が大好きだ。観るたびに何か新しい発見
がある。そして今回もやはりあった、新しい発見が。
僕は思ったのだ。

ウェズレイは芹沢鴨だ。

芹沢鴨:新選組初代筆頭局長。壬生浪士組(精忠浪士組)が組織として成長する中、数々の
狼藉を働く芹沢鴨。芹沢を慕いつつも、土方歳三らが唱える芹沢排除に悩む近藤勇。
芹沢はそんな近藤に「鬼になれ、そして俺を食っちまえよ」と伝える。その後、芹沢は
土方、山南敬助、沖田総司、原田左之助らの襲撃に合い、暗殺される。
もう引き返せないところまで来てしまったことを悟った近藤、土方ら新選組は
その後、歴史の表舞台へ向かっていく。
芹沢鴨は、近藤、土方達にとって乗り越えねばならない壁、父のような存在として描かれていた。

大分トリニータにとって、現状ウェズレイは必要不可欠の選手であることは間違いない。
動かない、とよく言われるけれど、ここという時には自陣ゴール前に下がってきて、相手のCKを
ヘディングでことごとく防ぐシーンを何度も観た。昨年の開幕戦清水戦でのミドル、ナビスコ杯準決勝
のアウエー名古屋戦での同点ゴールは、本当に素晴らしかった。
だけど、ウェズレイが必要不可欠な存在であり続けることは、大分にとって幸せなことだろうか。

継続すべき土台に何かを積み上げるのではなく、その土台の形を少しずつ変えねばならないと
僕は思う。
「強い者が生き残るわけでもなく、賢い者が生き残るわけでもない。変化する者が生き残るのだ」
堅守だけでは生き残れない。ましてや今季、僕達は生き残るために戦うわけではない。

そのためにもウェズレイを誰かが斬らねば(スタメン奪取)ならない。
悲しいことかもしれないけれど、ウェズレイがスタメンとして必要でなくなった時、大分はまたひとつ
クラブとしての強さをひとつ身につけるのではないだろうか。

昨年、引退を考えていたウェズレイはきっと望んでいるに違いない。
「俺を食っちまえ、そして俺を安心させてくれ」と。


【付録】ちなみに相関関係は排除して、イメージだけで新選組の配役を選ぶと
近藤勇(香取慎吾さん)…………高松大樹   高松が拳骨を口に入れられるかは定かではない。
土方歳三(山本耕史さん)………鈴木慎吾   鬼の副長というより熱い副長。
沖田総司(藤原竜也さん)………金崎夢生   若き天才剣士にピッタリ。
井上源三郎(小林隆さん)………西山哲平   かいがいしくお茶を出す哲平の姿を想像してしまう。
山南敬助(堺雅人さん)…………  ?     該当者なし。
藤堂平助(中村勘太郎さん)……西川周作   いつもニコニコ、温和なイメージがダブりまして。
斉藤一(オダギリ・ジョーさん)……前田俊介    お茶目な一面ありということで。  
永倉新八(山口智充さん)………ホベルト   曲がったことが大嫌いという共通点。
原田左之助(山本太郎さん)……エジミウソン いじられキャラ。それだけ。

特別出演
松平容保(筒井道隆さん)………シャムスカ  監督ですから、やっぱり。          

あくまでドラマ『新選組!』のイメージでの主観です。これに「違うよっ!」と言われても……。

「ウェズレイを超えろっ!」と内容が重複すること、『新選組!』を観ていない人に
わかりにくい内容であること、ごめんなさい。

posted by きくりん |02:03 | 大分トリニータ | コメント(11) |
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2009年02月21日

再開のお知らせ

現在、このブログは「スポナビ+トップページ等に新着を公開しない」にしています。
だから、この文章を読んでくれている方々はRSSか、ブックマークにこのブログを登録
していただいている人達が殆どなんだろう、と思います。(何かしら検索されて
来られた方もいらっしゃるでしょうが……)

休載をお知らせしてから1ヶ月弱が過ぎました。
僕はここに持ち込むべきではない現実、日常を理由に休載しました。
大上段に構えるつもりはないけれど、僕はトリニータをサポートすることが現実逃避で
あってはならない、と思っています。
九石ドームのG裏で声を出すことは、選手を後押しすることは、そしてこのブログを書く
行為は、決して非日常での出来事ではなく、トリニータが生活の一部、人生の大切な部分
であるのなら、日常でなくてはなりません。
自らの日常で起きる苦しいこと、つらいことから目を逸らす場であったり、単にストレス
発散の場であってはいけないと思うのです。
誰かにこのような考え方を押しつけるつもりはありません。ただ少なくとも僕自身はそんな
ふうに考えています。
トリニータに、選手達に「頑張れ」ではなく「頑張ろう」と伝えるのは、「僕もG裏で声を出し
て頑張るから」ではなく、「僕も仕事で頑張るから、一生懸命生きるから、いっしょに頑張ろう」
なのです。

僕はトリニータに頑張ろう、と言えるサポーターであるために、このブログを休載しました。
休載していた間、いろんな方からメールをいただきました。
エントリーする僕、コメントをされる方、読まれている方、それぞれに現実があって、日常がある
のだ、ということを改めて考えさせられました。
そこにはいろんな人生があり、みんなそれぞれ頑張って、生きています。
全てが楽しいことばかりではなく、むしろつらく悲しく苦しいことのほうが多い日常なのかもしれ
ません。
仕事に追われている人もいれば、仕事を求めている人もいる。
孤独を感じている人もいれば、複雑な人間関係に悩んでいる人もいる。
僕達はそれぞれの街で、それぞれの生活を営み、大分トリニータ、あるいはそれぞれのJクラブ
と共に歩んでいます。
そして僕は、いつの頃からか、ここで言葉を交わすみなさんともまた歩んでいたのだ、と気づき
ました。

ここで語らうことの多くはJ、サッカーに関わることでしかないのですが、共に戦おうとの僕の呼び
かけに応えてくれた方々、このサッカーを語らず、あまりにも情緒的に過ぎるブログを好んでいた
だいている希少な方々に、仲間、あるいはある方に対し使用した戦友という意識をいつの間にか
持っていました。
独りよがりに僕が勝手に思い込んでいる仲間、友に対し、休載はあるいは裏切り行為だったのかも
しれません。共に戦おう、と2008年を締めたにも関わらず、舌の根も乾かぬうちに休載したのです
から。

僕はあるひとつのことを果たすまでブログは再開しない決意で休載しました。言葉は悪いかもしれ
ませんが、いわゆる願掛けです。
休載している間、多くの人に会い多くの言葉を費やし、かなりの距離を走り回りました。挫けそう
にもなったし、自暴自棄になりかけたこともあります。それでも日々、多くの人達に支えられ、
励まされながら、今日2月20日までにそのひとつを果たすことができました。
もちろん僕の抱えている全てが解決したわけではありません。今は1歩また1歩前へ前へと進んで
いる状況です。

僕はこのブログを再開します。

休載についてご批判をいただいたように、再開することによって、再び批判を受けるかもしれません。
短すぎる休載期間、最初から休載なんて書くなよ、と。更新しなければいいだけじゃないか。
おっしゃるとおりです。
しかし、ここで多くを語ろうとは思いませんが、何も言わず更新を止めることは僕にはできません
でした。ご批判は正面から受け止めます。
いやいや、たかがブログ、そんなに構えなくても、と思われる方もまたいらっしゃるでしょう。
僕にとっては、たかがではないのです。言葉のひとつひとつに想いを込めているつもりです。
だから休載も再開も葛藤があります。それだけはご理解いただけたら、と願ってやみません。
かっこ悪いのはわかっています。

全てを承知のうえで、僕はこのブログを再開します。
ご意見のある方はコメントでもメールでも思うところをぶつけてください。
受け止めます。出来る限り、答えさせていただきます。

次回、エントリーからは通常の「大きな蒼の木の下で」になります。
なお、このエントリー内容はスポナビに相応しくないため後日一定期間後、非公開に変更します。
ご了承ください。

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posted by きくりん |02:10 | コメント(30) |
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