2009年06月23日

負けるもんか

 21日の日曜日、大分駅前で行われたチラシ配り。自転車に乗ったネクタイをしめたワイシャツ姿の男性が「今からチラシ配り参加したいんですけど、いいですか?」と現れた。
 二言三言だけ会話した。仕事の途中で駆けつけ、すぐに戻らないといけないんですけどね、と言っていた。

 チラシ配りにはリッジーも参加し、中の人は、蒸し暑い中、あの着ぐるみをずっと着続けて、通行する人達にトリニータをアピールし、子どもには手を振り、時には握手していた。小学生の女の子もチラシ配りに参加し、お父さんと二人で一生懸命チラシを配っていた。
 チラシを配る僕に、何人かの人が「昨日も負けたね、でも頑張ってね」と言ってくれた。たぶん、チラシを配った人達はみな多かれ少なかれ言われたことだと思う。
 「鹿島戦行くよ」と言ってくれた時は「ありがとうございます、頑張りましょう」と言うのだけれど、不思議なもので「頑張ってね」と言われると「頑張りましょう」ではなく、思わず「頑張ります」と答えてしまう。
 まるで自分が大分トリニータの一員のように。

「あきらめるなっ!」
「走れっ!」
「打てよ、迷うなっ!」
 こんな言葉を、今季僕達は何度ピッチ上の選手に向かって、叫んだことだろう。

 リーグ戦はもうすぐ折り返し。まだ前半は終わっていない。なのに、僕達はあきらめてしまうのだろうか。もし、そうであるのなら、僕達が叫び続けた言葉は何だったのか。
 僕達は、失点しうつむく選手達を歯がゆく思いながら、その実同じようなことをしているのではないのだろうか。

 「大好きなトリニータにブーイングしている自分。
  大好きであろう、トリニータにブーイングしているサポーターのみんな。
  ブーイングされても仕方ない試合しかできなくなったトリニータ」(ぶしさん)

 「もっと闘えと言いたい・・・
  残り20試合、何かが変わるのでしょうか?」(トリタンさん)

 「僕は腕を組んで彼らを見つめ続けていました。
  そして、彼らが去る時に拍手をしました。
  ゲーム内容でなく、野次を面と向かって受けたことと次への激励の意味をこめてです」(酉さん)

 「トリニータを嫌いになりたくない。
  トリニータを信じたい」(あおのネガイさん)

 「でもね、やっぱり好きなんですよね。トリニータ。
  川崎まで行っちゃうくらい単純に好きなんですよね。
  信じてあげれるのは、もうサポーターしかいないんすよ」(えのきずさん)

 「勝てないトリニータ、怪我人ばかりのトリニータ。
  でもこれもトリニータだし、
  去年輝いてたのも間違いなくトリニータ。
  全部受け止めなくちゃいけないんです」(M8さん)

 「どれだけ希望がなくても、どれほど期待が出来なくても頑張って欲しいという
	気持ちは変わりません(中略)奇蹟でも何でもいいから試合の後に選手達が笑顔で
	いられるようにと願うばかりです」(テラさん)

	「私達のトリニータはどこにも行っていません。
   あの時も、この時も、私達のトリニータは、トリニータです」(M12さん)
	
 前回のエントリーでいただいたコメントを時系列に抜粋させていただいた。川崎戦敗戦後、少しずつトリサポの気持ちが前へ、と向き始めている。返信をしながら、何度も胸が熱くなった。
 以前、僕は落ち込んでいるトリサポの人がいたら1ミリでも2ミリでもいいので前を向いてくれるような文章を書きたい、と言ったけれど、実際はこうしてコメントをしてくださるみなさんの言葉に、僕自身が励まされている。
 こんなにトリニータを愛している人達がいる。揺れる心を抱えながら、何とか前へ、前へ進もうとしている。

 まるで、じゃない。僕達は大分トリニータなのだ。
コメントの数々を読みながら、僕は改めてそんなふうに思った。
 
 もし、川崎戦の敗戦によって絶望を感じたままの人がいるのなら、どうかもう少しだけ選手を信じてください。大分トリニータを信じてください。
 まだ終わりじゃありません。セルフジャッジしているのは、僕達なのかもしれません。

 このままあきらめてしまったら、僕達はきっと後悔する。もし、あの時試合を投げなかったら、もしあの時もう少し声を出していたら……。
 選手にトリニータの誇りを思い出してもらえるように、僕達も一瞬見失いかけたトリサポの誇りを確かめなければならない。
 歯を食いしばって、立ち向かっていきたい。希望や期待が何度打ち砕かれても、決してあきらめてたまるもんか。
 試合の勝敗の前に、僕達はくじけそうな僕達に勝たなければならない。
 
 チラシ配りに途中参加したネクタイ姿の男性は、12時になりチラシ配りが終了すると、すぐに消えてしまった。仕事に戻ったのだろう、と思う。できることならば、もう少し話してみたかった。あなたがこのブログを読んでいる可能性はほぼないけれど、あの時言えなかったので、ここで伝えておきたい。
「お疲れ様でした、これからも頑張りましょう」

posted by きくりん |07:51 | 大分トリニータ | コメント(12) |
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この記事に対するコメント一覧
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負けるもんか

コメント投稿者ID :

脱力して何をするにも力が入らなくなってしまってました。
中断期間がきっといい方向に向かってくれて、
川崎戦はきっとなにかしらの収穫があるはず・・・と。

自分自身このままではいけない、と思いました。
きくりんさんの言葉が、皆さんの言葉が、力を生んでくれます。
ありがとうございます。
応援することしかできないけど、
鹿島戦は行きます!

posted by ひでおばさん | 2009-06-23 08:54

負けるもんか

コメント投稿者ID :

畜生~っ。大分に帰りてぇ!

鹿島戦も応援したいし、トリニータを支えようと頑張る皆のお手伝いをしたいのに(涙)

鹿島戦は東京から念を飛ばしますね。

posted by 鳥脳 | 2009-06-23 09:15

負けるもんか

コメント投稿者ID :

等々力、行ってました。
正直、まだ立ち直れていません。まだ何も終わっていないんだから、前向こう、顔上げよう、と頭ではわかっているのですが、気持ちが追いつきません。
でもここに来ると元気もらえます。
鹿島・ジェフ戦はよろしくお願いします。つ魂

※関係ないのですが、ジェフのことを「千葉」って表記するのは実はあんまり好きではありません。市原市が気の毒で…

posted by 1984 | 2009-06-23 20:39

ひでおばさん様

コメント投稿者ID :

こんばんは、ひでおばさんさま。

川崎戦に対する期待が大きかっただけに、その結果はつらかったですね。

みんなで言葉をかけあって、この逆境を乗り越えましょう。
選手達だけにではなくて、僕達トリサポはトリサポにも言葉を出し続けていけたら、と思います。

鹿島戦、頑張りましょうね。
選手とトリニータといっしょに戦って、勝ちましょう。

posted by 管理人きくりん | 2009-06-23 21:37

鳥脳様

コメント投稿者ID :

先生、そんな、畜生なんて、先生がそんなお下品な。
鹿島戦は、おこがましいかもしれませんが、先生の分も鹿島に負けろ負けろ光線とやらを送ってみます。

今季のトリニータの不調は、先生の負けろ負けろ光線の劣化が原因ではないかと思っているは、内緒の方向で……。(いやぁ、一度使ってみたかったっす^^)

鹿島戦、頑張ります。
僕一人では荷が重いので、半分えのきず姐さんに預けておきます。

posted by 管理人きくりん | 2009-06-23 21:44

1984様

コメント投稿者ID :

1984さん、こんばんは。参戦お疲れ様でした。

まだ火曜日、鹿島戦まで、まだ5日あります。
ゆっくり焦らず気持ちを立て直していきましょう。

まずは鹿島戦、九石に来られないトリサポの想いをみんなで受け止めて、100%ではなく、120%、130%の気持ちで選手をサポートします。

*1984さんのお気持ちの優しさが染み込んできます。そうですね、たしかに。私も一番最初、巻選手のことを書かせてもらった時、悩んだのですが、ジェフサポさん達のブログにも千葉と書かれているので、千葉と呼ばせていただいています。

posted by 管理人きくりん | 2009-06-23 21:55

負けるもんか

コメント投稿者ID :

こんばんわ、きくりんさん

結果・内容共に最悪の結果になってしまいましたね。
チラシ配りお疲れ様でした。

ここまで来たら泣き言なんていってられませんよ!
だってもぅ厳しい試合しか残ってないんでから。
断固たる決意で、選手を信じて応援するしかないです!

何事も、上手くいく事もあれば、悪い時もある。
それでも、私達は叱咤激励をする資格をもっていて、尚且つ義務があると思ってます。

私は、応援する事位しかできないですけど、結果がどうあれ最後まで見届けるつもりでいます。

ここから、逆転したらきっと面白い。
無理だと言われる状況だからこそ、逆に燃えます。
だから信じてます。
鹿島戦、遠い地で電波送ってます!

がんばれ!僕らの大分トリニータ!!!!!!!
乱文で申し訳ないです。

posted by 隠れとりさぽ | 2009-06-24 13:11

隠れとりさぽ様

コメント投稿者ID :

こんばんは、隠れとりさぽさん。
チラシ配り、僕は参加して、ちょっとお手伝いしているだけなので、はい。
企画立案し主宰されるみなさんが大変だと思います。

久々に読んだ隠れとりさぽさんの熱い言葉、ビシビシと伝わってきます。

どんなに笑われようと「絶対、残留」の御旗を下ろしわけにはいきません。
とことんいっしょに行くしかないですよ、我々は。

負けるもんか、自分自身に。
そう思いながら、左胸を拳で叩き、自分を奮い立たせています。

隠れとりさぽさんの電波、受信しながら鹿島戦に臨みます。

posted by 管理人きくりん | 2009-06-24 20:05

できること

コメント投稿者ID :

自分達は今出来る事を一生懸命やるしかないわけで、自分との戦いなような気がしてます。

告知が急になったりで本当に申し訳ありません。
それでも駆けつけてくれるきくりんさんに感謝です!

posted by ミトマスク | 2009-06-26 02:43

ミトマスク様

コメント投稿者ID :

私も微力ですが出来ることを自分に負けずにやっていきたい、そのように思っています。

いえ、とんでもない。
仕事に目途がたまたまついただけですので……。
土曜日は仕事で参加できないのですが、今後も時間の都合をつけて参加しますので、よろしくお願いします。

posted by 管理人きくりん | 2009-06-26 07:30

負けるもんか

コメント投稿者ID :

きくりんさん、お疲れ様です。ちょっとご無沙汰してました。
本来なら仕事とかプライベートとか言い訳してもいいのですが、
正直に言って、川崎戦で心が粉々になってしまって、茫然自失というか、
ここで何を語ればいいのかが全く分からなくなっていました。
それくらいこたえましたね。淡い期待が音を立てて崩れ去りました。

空回りする闘志、プレー一つひとつの精度、セルフジャッジからの失点、
シャムスカの迷い、連携の拙さ、川崎に圧倒されたフィジカルコンディション、
それらは全て、他の皆さんが語られていた通りでしたが、何よりも
選手の自信と信頼が完全に揺らいでいることが一番ショックでした。

でも、きくりんさんのエントリーや皆さんのコメントを拝見して、
改めてこのチームのサポーターでよかった、やっぱり自分は
トリニータを応援していきたい、という思いを確認することができました。
皆さんの言葉、そして、きくりんさんの「僕たちはトリニータなのだ」
という言葉に、すごく力をもらいました。ありがとうございます。

鹿島戦、状況が厳しいことには変わりありません。正直、勝算は
かなり低いことも理解しています。でも、恐れず思いきりぶつかって欲しい。
中途半端な状況が続くくらいなら、こっぱみじんに砕け散ってもいい。
3バックでも4バックでも、ゾーンでもマンマークでももう何でもいい。
去年の絆はもうないのかもしれないけど、全員が一丸になって戦う、
あのサッカーが私はもう一度見たいです。

シャムスカは鹿島戦を「状況を一気に好転させるチャンス」と言いました。
私もこれがラストチャンスだと思います。連敗ストップとか残留ではなく、
トリニータの誇りを取り戻せるか。負けてもいいから、王者の胸を借りて
選手達が目を覚ましてくれることを願っています。すべてはそこからです。

posted by ウェイツ | 2009-06-27 13:09

ウェイツ様

コメント投稿者ID :

こんばんは、ウェイツさん。
川崎戦参戦お疲れ様でした。

ウェイツさんをはじめ、川崎戦参戦したトリサポのみなさんのコメントが、痛いです。
それでもこうして、いろんな方が伝えてくれる、想いをできることならば、鹿島戦勝利で昇華できたら、と願わずにはいられません。

頑張りましょう。
これはいつものトリニータの勝利のため、というわけではなく、僕達トリサポがトリサポであるために、という意味で、です。

負けるもんか、負けるもんか、僕はそう言い聞かせながら、どんな状況であろうと拳で左胸を叩き続けたい、と思います。

明日、頑張りましょう。
僕達が僕達であるために。
試合の勝敗ではなく、僕達自身に勝ち続けましょう。

posted by 管理人きくりん | 2009-06-27 23:39

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