2010年02月07日

あの大毅が世界を獲った!

試合終了のゴングを聞いて、「あの大毅が世界を獲ってしまった!」と思ったのが正直なところです。試合内容は、前回に比べアクションが多く、レフリーの注意が多いこともあり、クリンチ時間が少なくなり、純粋に試合のレベルは高くなったと感じました。特に、大毅の「軽さ」作戦が功を奏し、一発一発を強振するのではなく、軽く左右にステップを踏みながら、右も左も小さく小さくパンチを振り試合を優位に進めることが出来ました。王者デンカオセーンは前戦ほどスタミナ切れを見せなかったものの、省エネ戦法は変わらず、大きなロングの右ばかりの雑な組み立てでは、勝機は無いでしょう。手数と若さ、勢いの差が勝敗に直結したような内容でした。

私の採点を気にされる方が多いようなので、参考に書いておくと、115-112で大毅勝利と採点しました。第3ラウンドは、両者とも振りようが無かったので10-10としました。クリンチの減点2点は確かに大きかったですが、それが無くても大毅が判定で勝利したのではないでしょうか。

大毅はセンスがないかもしれませんが、やはり兄興毅よりは頑丈そうですね。センス、テクニック不足を頑丈な体で補い、「肉を切らせて骨を断つ」スタイルを確立すれば、日本のトップクラスとも十分に戦えるように感じました。さて、このWBAフライ級タイトルを防衛するのでしょうか?それとも減量苦のため階級を戻すのでしょうか?個人的には前王者坂田との試合を観てみたい気がしますが、ジム間の確執などがあり簡単には実現しないかもしれませんね。

この再戦決定までの経緯や試合直前にも問題があったようですが、それは試合とは別次元の問題です。今晩は、大毅の頑張りを素直に讃えましょう。才能はなくても、努力と運次第で夢を叶えることが出来る。改めて思い知らされました。





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2010年02月06日

デンカオセーン 対 亀田大毅 II 予想

世界戦とは思えない非常に低レベルな試合だった前戦から異例のダイレクトリマッチ。前王者坂田を押しのけて強引に試合を組んだことからも分かるように、亀田陣営は、大毅にとってこれ以上ない世界へのチャンスと見ているようです。

再戦がどのような展開になるのか、正直ほとんど興味はありませんが、あえて予想いたします。勝敗の鍵は、やはり今回も王者デンカオセーンのやる気次第でしょう。タイの一部王者にありがちな、無気力感を醸し出しつつ、歴戦のテクニックを駆使し上手く練習不足(つまり主にスタミナ不足)をカバーし、僅かに相手より上回るという、まるで前回の試合のリプレーを見るかのような展開が考えられます。

スタミナ難から考えられる戦法は2つ。
1. はじめの3ラウンドまでは強く出て、相手にダメージを与えておくパターン。
長所:上手くはまれば序盤で大毅にKO勝ちし、強さをアピール出来る。KO出来なくても、弱った相手とならば、フルラウンドまでもつれても怖くはない。

短所:もともと12ラウンドフルに戦うスタミナが無いため、序盤で大毅を弱らせることが出来ないと、前回以上に後半失速し、いや倒れで試合を諦めてしまうケースもあり得る。


2. 前回と同様、序盤から無理をせず、12ラウンドを省エネで乗り切る作戦。
長所:最悪のケース(上記作戦#1の短所)のような一か八かのような博打ではなく、勝つ確率を一定のレベルでキープできる。(特に相手が大毅のようにテクニックに差がある相手の場合)

短所:相手(大毅)より僅かにポイントを上回っているつもりで12ラウンドを戦え終えるも、ポイントが極端に接近してしまうことがある。一歩間違えると、判定は相手(大毅)ということも十分あり得る。


大毅の前戦の反省点は、デンカオセーンのスタミナ不足に付き合ってしまったこと。勝つには、とにかく王者を休ませないこと。クリンチされようと手数を出し続けること。これしか無いと思います。大毅のパンチではクリーンなKOは期待できないので、泥臭く戦うしか無いでしょう。

色々と考えてみた結果、私の予想は、デンカオセーンが基本的に前回とほぼ同様の省エネ戦法を披露し疲労しながらも、時折強打を決めて、はっきりとした差で大毅を返り討ちにすると見ています。(116-112くらいの判定か?)




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