2009年10月10日

リナレスまさかの1R TKO負け!WOWOWの呪い?

日本のリングには2年8ヶ月ぶり、世界王者として初めての凱旋試合。アメリカでのゴールデン・ボーイ・プロモーションとの契約が決まったばかりで、今後世界の大舞台での活躍が期待された中での、衝撃の73秒TKO負けには正直驚きました。

WOWOWの日本開催世界戦生中継、そして放送冒頭に映った西岡のトレーナーを務める葛西さんを見て、ふと嫌な予感がよぎりました。「まさか1ラウンド勝負はないだろうな?」WOWOW初の独占生中継の日本人世界戦として今から15年前に行われた、ウィルフレッド・バスケス対葛西裕一戦は、葛西の若さと勢いに期待する空気の中、1ラウンド動きの硬い葛西を好打し、2分で試合を終わらせた試合です。

リナレスの調子自体はいつも通り仕上がっていたはずです。ただ無意識のうちに、「今日が日本での最後の世界戦かもしれない。」といつも以上にプレッシャーがあったかもしれません。ボクシングでは、からだが暖まらない初回でのKOは意外に多いものですが、まさか天才リナレスまでが、この悪夢に遭遇するとは思わなかったです。リナレスに何が起きたのかは、分かりません。視界の外から振り回してくるサルガドの大きな左フックに反応が出来なかったのか?ガードしたつもりが、偶然空いたテンプルにピンポイントでヒットし、予想以上にダメージを被ったリナレス。この一発で試合は決しました。

細身で顎の細いリナレスの耐久力には以前から不安視されていましたが、ラリオスとの激闘など世界戦をこなすうちに、逞しくなり思ったよりもタフであることを証明していたので、この一発は意外でした。それにしてもボクシングは怖いです。たったの一発でそのボクサーの人生が大きく変わってしまうのですから。それにしても、これからの世界戦略はどうなってしまうのでしょうか?再起戦はどうなるのでしょうか?

ボクシング素人の私が言うのもおかしいですが、リナレスは日本育ちの影響か、やはりボクシング・スタイルも日本人的です。中南米の選手は一般的に、体が柔らかくなめらかな攻防を持ちますが、リナレスはフォームもパンチも硬いように感じます。体の使い方も、日本人のようにあまりバネを感じさせません。柔らかさを欠くために、一発喰ったときの脳への衝撃も強かったのではないでしょうか?(勿論、テンプルをまともに捉えていますが。)

葛西-バスケス戦と違い、この日はもう一つ世界戦があってWOWOWの制作者はほっとしたでしょう。しかし、西岡エルナンデス戦も、意外な終わり方でした。あのマーク・ジョンソンを圧倒したこともある元世界王者のエルナンデスと西岡のスピード溢れるスタイリッシュな攻防は、初回から見応えがありました。まさにラスベガスのリングが、そのまま東京に移ってきたかのようでした。

それにしても、33歳にして進化し続ける西岡は凄い選手です。香川さんが言ってましたが、ウィラポン挑戦4連続失敗し、怪我などですっかり「過去の人」になりかかっていた時期もありました。それが、世界を獲り、強豪メキシカンを相手に3連続KO防衛をし、次にはマルケス弟らとの待望のビッグマッチまでもが予想されるのですから、人生最後まで諦めてはいけません。自分の能力を信じ、最後まで頑張り続ければ、きっと西岡のように花が開くものなのかもしれません。ただ、普通の人間は、夢を追い続けられず、途中で心が折れてしまうのです。やはり世界を獲る選手は、才能は勿論ですが、その気持ちの強さが大きいです。

放送時間の長さに反して、計僅か4ラウンドでしたが、ボクシングの醍醐味は十分味わえました。先日の某世界戦とは雲泥の差ですね。WOWOWエキサイトマッチがそのまま東京に来たのですから、生で観戦したかったです(今日は、息子の幼稚園の運動会でリレーのアンカーを務めてました。あまりの舞台の違いに泣けてきます。)





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2009年10月06日

亀田大毅、健闘するも無気力王者に判定負け!

先日の名城-カサレス戦では、「久しぶりに内容のある世界戦を見た。」と書きましたが、今日の試合はその反対で、これほど内容のないレベルの低い世界戦は観た記憶がないくらいです。大毅自身は、持てるものを出して一生懸命戦ったと思います。時折ヒットする左フックや右ストレートは、軽いもので一切ダメージを与えることが出来なかったのが、大毅には辛かったと思います。

それにしても、今日の戦犯はデンカオセーンです。タイの王者にはよくいますが、世界王者になってからやる気をなくし、練習もほとんどしていないのでしょう。相手が大毅ということで一生懸命戦う気になれなかったのか、余裕をもちすぎてスパーリングのような試合を観せられた観客はとんだ迷惑だったことでしょう。タイの国民にとっても、彼の無気力さに腹を立てたのではないでしょうか。唯一救われたのは、僅差とはいえ大毅が王者になれなかったことです。あの試合内容で世界を獲ったら、またまた大問題になったことでしょう。(今思うと、興毅とランダエタ戦は、結果はともかく見ごたえはありましたね。)





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2009年10月05日

大毅、明日二度目の世界挑戦!

あの内藤戦の反則オンパレードから2年。2度目の世界挑戦が早くも実現。課題だった減量もクリアし、あとは明日のゴングを待つだけになりました。相手のデンカオセーンは坂田を右の一発で沈めタイトルを強奪した男。しかし、決して難攻不落の王者ではないし、スピードもなく体力勝負の大毅にとっては比較的組みやすいスタイルだと思います。

しかし、大毅の実力では、勝敗予想するまでもなく、「いつまで立っていられるか?」が見所になりそう。彼自身、「成長した姿を見て欲しい。」と言っているように、勝負よりも全力で思いっきりぶつかり堂々と戦いたいという意志が感じられます。弁慶の名に恥じない、打たれても打たれても前に出続け逆転のKOパンチを振るう姿を見たいです。多くのアンチ亀田ファンをも唸らす激闘になれば、たとえ負けたとしても大毅は2年前の汚名を返上出来るかもしれません。

明日は、大毅の戦いぶりに注目して観たいと思います。




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