2008年05月29日

内藤、坂田のダブル世界フライ級タイトルマッチ!

まだ正式発表はなされていませんが、7月30日(水)にWBCとWBAの世界フライ級タイトルマッチが開催される見通しのようです。勿論、この両王座は日本人王者、内藤と坂田が君臨しているのですが、挑戦者もまた両試合とも日本人という初のダブル日本人同士の世界戦となります。

私自身は、日本人同士の世界戦にはあまり好意的ではなく、日本人対決は日本タイトルマッチなどで日本最強を争い、その勝者だけが世界戦へと進むことが出来る、とするべきだと常々思っています。しかし、JBC公認の世界王座WBAとWBCの両王者が日本人であるため、日本人対決が多くなることも致し方ない面もあります。

今回のW世界戦は、今後内藤対坂田というフライ級統一戦路線を一般視聴者に強くアピールする上でも非常に有効ですし、一度に4名もの日本人フライ級ボクサーがお茶の間に露出するというだけでも、日本のボクシング界も面白さをアピールする絶好の機会と言えるのではないでしょうか。ここは、両王者、両挑戦者ともにハッスルした最高の戦いをみせて欲しいです。薬師寺対辰吉、畑山対坂本のような激しいぶつかり合いを期待します。

ところで、先日たまたま鬼塚対松村戦のビデオを見ていたら、「7年ぶり7度目の世界戦日本人対決」とアナウンサーが言っているのを聞いて、早速いや~んを調べてみました。抜けているかもしれませんが、以下が過去行われた日本人同士による世界戦です。

67年 沼田 義明 対 小林 弘
71年 大場 政夫 対 花形 進
72年 輪島 功一 対 龍 反町
82年 渡嘉敷 勝男 対 伊波 政春
82年 渡辺 二郎 対 大熊 正二
85年 渡辺 二郎 対 勝間 和雄
92年 鬼塚 勝也 対 松村 謙一
94年 薬師寺 保栄 対 辰吉 丈一郎
98年 飯田 覚士 対 井岡 弘樹
99年 戸髙 秀樹 対 名護 明彦
00年 畑山 隆則 対 坂本 博之
00年 徳山 昌守 対 名護 明彦
02年 徳山 昌守 対 柳光 和博
03年 徳山 昌守 対 川嶋 勝重
04年 徳山 昌守 対 川嶋 勝重
05年 川嶋 勝重 対 徳山 昌守
07年 新井田 豊 対 高山 勝成
07年 内藤 大助 対 亀田 大毅
08年 坂田 健史 対 山口 真吾
08年 坂田 健史 対 久高 寛之
08年 内藤 大助 対 清水 智信

徳山は、北朝鮮籍なので厳密には日本人として数えるべきではないかもしれませんが、日本で生まれ育ち日本名を持つということで、ここに加えました。それにしても、60年代1試合、70年代2試合、80年代3試合、90年代4試合、2000年代11試合目(内徳山5試合)というのは、さすがに日本人対決を乱発しすぎではないでしょうか?何が世界タイトルなのか何が日本タイトルなのか、一般のファンには総合格闘技系選手がよく分からない世界王者を名乗っているように、ボクシングというスポーツにおいても「世界は、意外と近くにあるもの。」「世界とは名だけ。」などと思われないか心配です。

今回は、亀田家に汚された日本ボクシング界のイメージを完全に払拭するという意味合いも含めて、4名の日本人ボクサーによる世界戦を楽しみたいと思います。放送はTBSなのでしょうが、変な煽りは止めて、一般視聴者が楽しめる爽やかで気品のある番組作りを目指してもらいたいです。大げさな演出、うるさすぎるアナウンスは要りません。ちょうどあと2ヶ月。今から7月30日(水)が楽しみです。




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2008年05月24日

興行ドタキャン!

信じられない事件です。試合を翌日に控え、出場選手の計量まで終えたあとでの興行中止。この興行主催者のグローバル協栄ジムの金銭的トラブルが原因と言われていますが、どのような事情であれ試合の前日に中止を発表するとは、どのような神経をしているのでしょうか。元々十分な資金もなく、今回の興行開催にあたり当てにしていたお金が入ってこなかったのでしょうか(最後の最後まで資金集めに奔走していたのでしょうが)。いづれにせよ、出場する予定だった選手らが可哀想です。この日のためにトレーニングをし調整をしてきた全ての努力が水の泡です。

このような非常事態にこそ、日本プロボクシング協会(JPBA)が救済できないものでしょうか?グローバル協栄ジムに代わり、JPBAのもとで興行を行う。勿論、掛かった費用などは、後日グローバル協栄ジムに返済してもらう(回収できるかどうか問題でしょうが)。亀田兄弟の一時預かりなど議論するのではなく、今回のように広く起こり得る非常事態対策なども普段から準備するべきでしょう。またコミッションも、試合や選手の管轄管理だけでなく、興行主(特に資金面)の管理を徹底する必要があるのかもしれません。

それにしても、この興行を目指して頑張っていた選手達そしてファンの皆さんが可哀想です。話は大きくずれますが、私がフィリピンに滞在していたときには、もっと可哀想なことが起こりました。パッキャオのホームタウンにも近い街でのローカル興行だったのですが、メインイベントの地区タイトル戦の中盤、王者がダウンを奪い攻勢をかけていてほぼ試合の流れが決まりかけた矢先、突然の停電がありました。この興行は、地元の資本家が入場無料で行っていたこともあり、かなりの観客(5000人以上か?)が集まっていました。発電機が故障したのか、全く復旧しません。たしか第7ラウンドくらいだったのですが、30分経っても暗闇のまま。試合をしている時間よりもながい中断の間、ダウンした方の選手は試合再開に向けアップをするなど元気を取り戻していました。しかし、1時間経っても復旧せず、さすがにほとんどの観客は帰途についてしまいました。私もさすがに待ちきれず、リング上に選手を残したまま帰りました。結局試合は停電のためノーコンテストになったそうですが、死闘を演じた両者をリング上に残したまま帰途についた私たちは、私のせいではないにしてもちょっと罪悪感が残りました。

話が大幅にそれましたが、我が日本で興行のドタキャンが起きようとは、本当に今でも信じられません。停電や自然災害などで中止になるのならともかく、試合前の資金難で中止になるなんて、どれだけどんぶり勘定のジム経営なんだ?と思います。それか博打精神で、一か八かの大勝負、興行収入を見込んでいたのでしょうか?このようなことが2度と起こらないよう、JPBAでも次回理事会時に十分時間を取って対策を練ってもらいたいですね。




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2008年05月19日

小堀がWBAライト級王座を奪取!3ラウンドTKO勝ち!

テレビ観戦も出来ず、勿論会場にも行けず、某掲示板での実況を覗いていただけですが、小堀の左フックが面白いようにチャンピオンを捉えていたようですね。第2ラウンドにはダウンを奪われるも、その後の小堀の反撃の左フックがまたしても炸裂!これで、チャンピオンがかなりのダメージを被ったそうですね。そして3回、打ち合いの中から左フックのカウンターで王者からダウンを奪い、再開後に連打で押し切りTKO勝ちしました。

ライト級は、長い間ガッツ石松氏しか王座にたどり着けない、世界的に見てかなり層の厚い、難関クラスですが、まさか小堀がこれほどまでに劇的な勝ち方でタイトル奪取するとは思っても見ませんでした。チャンピオンのアルファロの出来が悪かったとか、超穴王者だったとか言われていますが、それでもライト級での世界奪取は快挙と言っていいでしょう。

来月末、あのマニー・パッキャオがWBCのライト級王座に挑戦します。もしパッキャオがWBC王者に就けば、WBAの小堀との統一戦の実現もあるかもしれません。アジア人同士ということで、舞台が東京ということも十分考えられますね。このクラスで勝ち続けることは至難の業ではありますが、小堀には海外のビッグネームとビッグマッチを挑んで欲しいですね。

今日は、本当に神風が吹いたようでした。




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2008年05月11日

掃除と亀田家とTBS

私はまだWindows XPを使用しているのですが、先日5/7にリリースされた久しぶりの大型アップデートXP SP3を早速適用しました。一部不具合も報告されていますが、私の環境ではスムースに移行できました。私は、普段よりコンピュータの最適化、安定化を行っていますが、SP3にしたついでに更なるクリーンアップを施しました。特に不要レジストリは、今までとは別のプログラムを併用したお陰で大幅に削除することが出来ました。コンピューターがより快適に動くようになった気がします。

この作業中、なんとなく不要ファイルや不要レジストリが、ボクシング界における亀田家の存在とダブって見えてしまいました。彼らの数々の悪行については今更ここでは書きませんが、日本ボクシング界に大きなマイナスイメージを植え付けた彼らのことを、多くのボクシング関係者、ファン、そしてボクサー達も毛嫌いしていたことでしょう。私は一ファンとして、彼ら(TBSを含めた)の誇大宣伝、そして不自然きわまりないマッチメーク、そして有言不実行の逃犬ぶりに、怒りを覚えていました。スポーツとしてのボクシングを個人的な利益(金銭的)のために、彼らは利用していたように思います。彼ら(TBSを含む)のせいで、ボクシングがプロレスや新興格闘技と同じような純粋なスポーツではなく、見せ物に近いものであると、多くの一般視聴者に誤解を与えてしまったことも痛かったです。(その後、内藤の活躍で、一時のダメージから幾分回復しつつあるが)

彼らの今後は、日本国内でのジム移籍、独立、あるいは海外進出が考えられるといいますが、どの道を行ってもTBSが亀田家と組んでいる限り、状況は全く変わりません。TBSのような勘違いテレビ局にとって、何がスポーツで何が見せ物なのかは関係ありません。視聴者を無理矢理煽り、強引に視聴率を操作し、金を集めることしか考えていないようですから。私には、日本国内での活動には色々と障害が大きいため、メキシコに活動の基盤を移し(史郎氏もボクシング活動に復帰できるし)、「ボクシングの本場メキシコに進出!」「地元メキシコのスター選手を撃破!」などと言ってTBSが亀田家を当分バックアップし続けるのではないか?とすら思っています。ただ、現在世界ランク1位の興毅がどのような形で、元ジムメート、協栄ジムのWBAチャンピオン坂田やWBCの内藤に挑戦するのかが問題です。彼らのことだから、「日本のルールでは、日本国内のリングにもう上がれへん。仕方ないからWBFに挑戦することにしたわ。」とか言い出しそうです。TBSも、WBFが何なのかを視聴者には絶対に知らせず、単に世界戦扱いで放送してしまいそうです。

せっかく協栄ジムが亀田家を解雇したのですから、協会には今までのことも含めてきっちりと掃除(クリーンアップ)を行ってもらいたい。そして有名ボクサーとしてではなく、一から出直してもらいたい。普通に日本人選手と試合をしたり、普通に同階級の世界ランカーと試合をしたり、普通に同階級の世界チャンピオンに挑戦する。実力があれば、過去のことは関係なくいずれはファンがついてきます。亀田史郎氏がこだわるお金についても、実力があり世界の檜舞台(スーパーファイト)で活躍できるような選手になれば、今まで以上に稼げます。さて、史郎氏の頭の中では、どのようなシナリオが作られているのでしょうか?




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2008年05月04日

デラホーヤ復活!

デラホーヤが1年ぶりの復帰戦を判定勝利で飾りました。相手のフォーブスが元Sフェザー級の世界王者(最近はウェルター級リミット内ではあるが)ということもあり、デラホーヤよりも一回り小さく、巷では9月に予定されるメイウェザーJrとのリベンジマッチに向けた単なる調整試合としか捉えられていませんでした。実際、試合そのものも危なげなく、ほぼ完封試合という内容でした。ガッティ戦以来7年ぶりの軽い体重(150ポンド)での試合のため、私個人はデラホーヤの技術面や試合勘よりも、運動能力面を心配したのですが、パンチのスピードや体の切れなどは、当然全盛期には及ばないものの、意外に出来は良かったように思いました。これならば、ウェルター級での試合にも同等のフィジカルコンディションで臨めることでしょう。一時は、リングから完全に離れプロモート業に専念していたこともあり、かなり太った時期がありましたが、久々に運動選手らしいスッキリとした体と表情になっていました。今年は3試合を行い引退をするプランを持っており、彼の幼少時代から続いたボクシング生活の集大成の意味もあり、ボクサーとして集中したいのでしょう。

今日の試合では、前戦のメイウェザー戦の強引過ぎるくらいにプレスし続けた戦法を反省し、本来の武器である左ジャブ(および左フック)をテーマに戦っていたようです。スピードがあり防御勘もいいフォーブスを相手に、自由自在にジャブをヒットさせたことは、十分に評価できます。しかし、あのSライト級時代、東京三太戦でみせたキレキレのジャブと比べると、やはりまだまだ左を磨けるのではないかと思ってしまいます。たとえメイウェザーがディフェンスマスターであろうとも、デラホーヤのジャブが全盛期に近いものになれば、距離や体格の差もあり、メイウェザーには相当難しい試合になります。昨年のファイター戦法のデラホーヤよりも数段やっかいになるでしょう。

全般的にデラホーヤの体の動きは悪くはなかったと思いますが、以前に比べ不用意にパンチを喰うシーンが増えました。今回の試合だけでなく、2年前のマヨルガ戦からそのような傾向は見えていました。やはり一年に一試合というブランクの影響なのか、動体視力が衰えてきているのか、何かしらの問題がありそうです。今回のフォーブスにパンチが無かった為、多少打たれても試合の大勢に影響はありませんでしたが、メイウェザー戦でもこの防御レベルが修正されていないと、試合にならないかもしれません。

さて、9月の再戦は実現するのでしょうか?デラホーヤは、個人的な理由で再戦を望んでいます。前戦は見方によれば、十分デラホーヤの勝ちでもおかしくなかっただけに、今度こそはきっちりと差をつけて憎きメイウェザーを叩きたいに違いありません。そして、ウェルター級王座に返り咲き、コットやハットン、はたまたパッキャオらと年末に最後の大一番を迎えるというのが、彼の描く最高のシナリオなのでしょう。92年のバルセロナ五輪からすでに16年。引退まであと2試合。最後の戦いぶりに注目していきたいものです。




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