2007年10月29日

ジュニア・ウィッター

今晩のWOWOWエキサイトマッチは、スーパーライト級世界戦2試合の放送でしたが、久しぶりに観たウィッターは、やはり魅力ある選手です。80年代の熱いボクシングを思い起こさせます。といっても、彼のスイッチしまくりの超変則スタイルではなく、倒すという意志の感じられるパンチに、80年代を感じさせます。

90年代に入り、ボクシングのスピード化が顕著になり、数多くのスピード・スターと呼ばれる、速い選手が登場しました。しかし、そのスピードスターと呼ばれる選手の多くは、スピードを攻撃面で、つまり積極的に相手を打ち倒す為に使うのではなく、ディフェンスなど安全面を重視した上で、スピードをもって相手を攪乱、ポイントを奪うといったタイプでした。

「倒すか、倒されるか」がボクシングの醍醐味であったはずですが、ボクシングのスピード化がもたらした結果は、ボクシングのソフト化でした。タッチ・ボクシングとも形容されるように、相手を打つというよりも、相手に触るといったイメージを持つ選手も現れました。そしてジャッジも、以前ならポイントにならなかったような軽打(タッチ)を評価する傾向も強まりました。

このようなソフト化の中で、ウィッターの速くて強いパンチは、一際輝いて見えます。まるでゴムまりのようなバネのある身体から、突発的に放たれる左右のパンチ。まさに一撃必倒。スリリングです。(もともと彼のトレーナー、イングル氏が教えるスタイルは、一発で倒すことを念頭においたものです。)日本の選手には、この瞬発力、この弾力(バネ)はなかなか真似できるものではありませんが、瞬発力のトレーニングがやや欠いているように思うのは、私だけでしょうか?持って生まれたものが大きく左右する要素ですが、トレーニング次第で瞬発力もかなり向上します。浜辺や起伏のある土地を走り足腰を鍛えるのもいいですが、陸上競技のスタートダッシュのような瞬間の飛び出しも重要です。大きな力をより少ない時間で爆発させることで、パワーが増大します。またウィッターを観ていて思ったのですが、以前にも書いたように筋肉のリラックスは会得したいですね。リラックスがスピード、キレを生む秘訣ですから。

33歳と決して若くはないウィッターですが、ウェルター級あたりビッグネームとの試合を観てみたいですね。

ウィッター対ハリス動画
http://jp.youtube.com/watch?v=xbOu8v_wN-8

ウィッターのトレーニング風景
http://jp.youtube.com/watch?v=teHhdIdjDK0




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2007年10月25日

亀田父、引退か!?

各マスコミが既に報じているように、明日の朝9時に協栄ジム金平会長と亀田家代表の興毅が、謝罪会見を開くそうです。産経新聞に今日の金平会長と亀田家との話し合いの内容が、詳細に書かれています。
大毅「部屋こもり憔悴」 協栄ジム金平会長一問一答(上)
大毅「部屋こもり憔悴」 協栄ジム金平会長一問一答(下)

あれだけの騒ぎを引き起こしたのだから、厳しい処分は当然ですが、金平会長としても、これ以上トラブルメーカーである父史郎氏とは関わりたくない、というのが本音でしょう。一年間で体重が20キロも減ったという金平会長にとって、父史郎氏の存在は相当悩みの種だったと思います。今回は、史郎氏を排除する願ってもない機会が来たと、内心喜んでいるかもしれませんね。アンチファンが多いとは言え、まだまだ亀田兄弟のネームバリューは絶大であることから、今後の興行の駒に引き留めておくとは、なかなかしたたかです。兄弟にとっても、目の上のたんこぶが居なくなれば、もっとのびのびと本当のボクシングを学ぶことが出来るようになるかもしれません。協栄ジムには優秀なトレーナーも多いですし、所属選手も多いので、マナーを含め一からの出直しにはもってこいの環境ではないでしょうか。

父から離れ、ボクシング・スタイルを変え、精神的にも自立して、成長していく姿を我々の前で示すことが出来れば、自然とアンチは消えていくだろうし、今までのTBSが無理矢理作り上げた人気ではなく、本当の人気も出るでしょう。兄弟にとって今回の処分が、意外といい方向に進んでいくのではないでしょうか?(陰のマッチメーカー史郎氏が完全にボクシングから足を洗えば、今後は日本タイトルから地道に階段を上がっていくのでしょうか?そのあたりも注目ですね。)

ラジオ音声で見る内藤対大毅戦(クリック!)





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2007年10月23日

本物

先日、来年1月10日のダブル世界バンタム級タイトルマッチが発表されました。今や世界戦のダブル、トリプルも一般化してきましたが、一昔前までは世界戦自体に希少価値があり、興行側も小出しにしていたように思います。私の記憶が正しければ、日本で初めての世界ダブルタイトルマッチは、約20年前の井岡対李、ソット対神代の興行だったはず。アメリカなどでは、80年代中頃から大規模な興行が組まれるようになり、当然試合カードも豪華なものとなっていきました。ボクシング・ファンからすれば、好カードをいっぺんに観ることが出来てお買い得感も高いのですが、なんだか量販店の叩き売りのようにも思えて、少し複雑です。

しかし、逆に言えば、このような努力をしないと、なかなか人が集まらないというのが、現在の日本のボクシング界の実情なのでしょう。今回も、長谷川の防衛戦だけでなく大阪帝拳の池原の世界挑戦も行われるというのに、一般の注目度は相変わらず低いままです。今や亀田一家を倒した内藤が、一時的とは言え各マスコミに引っ張りだこの人気者となったものの、これは亀田家の知名度そして不人気ぶりが、上手く追い風となって内藤を押したとも言えなくもない(勿論、内藤自身、面白い人間味のあるキャラで、親しみやすいといった側面もあるが)。

このブログで何度となく書いてきましたが、強いだけ、上手いだけでは、今の世の中では注目もされません。強くなく、下手くそでも、悪態をついたりカラオケショーをすると、そこそこ面白がられて人気が出てしまうという現象があります(ありました)。本物の素晴らしさが知られずに、マナーの悪さなどマイナス面の強い一家にばかりスポットライトが当たってしまうという歯がゆい状況はどうにかならないのでしょうか?これは、あくまでも持論ですが、日本では周りの意見に影響されたり、人の目を気にすることが多いためか、どうも自分自身の判断で物を見たり、意見を述べたり、といった自己主張が弱い面があると思います。マスコミの影響を受けやすかったり、流行が生まれやすいといったことも、他人(マスコミ)に操られている印象すらあります。

スポーツ、音楽、映画、演劇、お笑い、どの分野にも「本物」の方がいます。例えば、音楽好きの人なら、ただ純粋に素晴らしい演奏や歌声を聴きたいと思うでしょう。アーティストの容姿や年齢、性別など全く関係なしに、ただその音楽に注目するはずです。しかし、残念なことに、ファン以外の人間の方が圧倒的に多い場合があります。その時に、彼らは音楽よりも、アーティストのルックスなどの付随的な部分で興味を持つことによって、ファンになることが考えられます。

ボクシング界が人気を取り戻すためには、「本物」の実力派ボクサーが望まれるのは当然ですが、実力にプラスアルファーで他に魅せるべき物が欲しいです。実力もないのにその他の部分だけが目立っていては、その本当は弱かったという事実が暴露された瞬間に、ファンは一気に消え去ってしまいます。いくらカラオケが上手でも、ボクサーには関係ありません。長谷川は、日本ボクシング界のエースとしての実力がありますが、今一歩ブレークしないのは、やはりコアなボクシングファンにしか受けていないからではないでしょうか。だからといって、長谷川が、亀田家のようなパフォーマンスは似合いません。彼が前々から宣言しているように、アメリカ進出、そしてビッグマッチでの勝利といった正攻法で知名度を上げていった欲しい。長谷川自身も、なかなかいい味を持ったキャラなので、ちょっと人気が出始めたら浸透するのは結構早いように思います。(話はそれますが、ちょっとしたイケ面で、かわいらしい日本語を話すリナレスなど、売り込む要素が盛りだくさんだと思うのだが、ちょっと勿体ない。何より、彼は本物だから。)




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2007年10月20日

内藤vs亀田大戦のDVD作成

今日は、ちょっとボクシングの話題から離れて、DVD作成の話でもしようと思います。久しぶりに時間が十分に取れたことと、先日の内藤-大毅戦の大好評ラジオ音声が手に入ったことから、永久保存用にこの試合のDVDを作ることにしました。

私の通常のDVD作成手順は、以下の通りです。
1.デジタル放送や昔録ったビデオを据置型のDVD(HDD)レコーダーのXP画質で録画する。
2.HDDに保存されたものを、DVD-RAMに移動させる。(1時間超のものは、分割して移動。)
3.さらにDVD-RAMから、コンピューターのHDDにデータを移動させる。
4.TMPGシリーズ(動画編集、DVD作成のソフト)を駆使し、余分なCMなどをカットをする。
5.2時間近くあるものは、CCE(シネマ・クラフト・エンコーダー)という昔からあるソフトを使用し、ディスク一枚に収まるように再エンコードする(VBR可変レートで4,5回パスを通す)。
6.TMPGのAuthringソフトでメニューを付けるなどして体裁を整えます。
7.最後に、DVD-Rに焼いて完了です。

あまりにプロセスが長く、特に上記5番の再エンコードが必要な場合、演算処理の早いCCEと言えども5回もパスを通すと10時間前後かかってしまいます(手軽にトランスコードと言ってデータを間引いて圧縮する方法もあるのですが、画質的に満足できないので、ほとんど使用しません。)。

今回の場合は、上記の1から7のステップ以外にも、
a.ラジオ音声を別トラックで収録するために、テレビ音声とのタイミングをシンクロさせる作業。
b.ラジオ音声自体、ヒスノイズなど雑音が見受けられたので、Steinberg社のオーディオソフトを使用して、ノイズ除去なども施しました。

メニュー画面のBGMには、勿論C-C-Bの「ロマンチックは、とまらない」を使用しました。テレビ音声とラジオ音声のダブルトラック(DVD再生時に、どちらかの音源を選択可能)というのは、亀田興毅対モラレス戦でも試したことはあり、編集作業が非常に面倒なことは、百も承知だったのですが、やはり今回の試合では、やはりテレビ音声は絶対に聞きたくないという思いが強くあったので、ラジオ音声も入れてしまいました。

DVDの出来はラジオ音声が聞けるという特徴がありますが、ラジオ音声を入れたために、テレビのCMカットが出来なくなったというマイナス点もあります(ラジオ実況は、試合中ほぼCM無しなので、ラウンド間のテレビCM中の貴重なトークをカットしませんでした。)

テレビの解説は鬼塚氏、ラジオは同期のライバル川島氏というのも、面白いですね。鬼塚氏は、現役時代のイメージと違い、仕事の為とはいえ、あれだけ調子のいい亀田よりのコメントばかり並べられると、あまりに不自然で聞いていて気分が悪くなってしまいます。今回は、公平に実況をすると宣言していたTBSですが、いつもの癖なんでしょうかね?急に普通の解説、実況をしろといわれても、出来ませんよね。一方のラジオですが、同じTBSでも、実に正直な実況と解説で、普通にボクシングを観ている気分になります。昔のボクシング中継を観ているかのような錯覚に陥ります。あの問題の12回、アナウンサーも川島氏も、本当に怒っていました。ボクシングを純粋に愛している姿が、その声から読み取れました。事実を出来るだけ忠実に伝えるということを、最近のテレビは忘れていないのだろうか?面白ければいい、視聴率が取れればいい、そしてスポンサーがついて金さえ儲かればいい。その結果、脚色することに何ら問題意識すら感じないのだろう。亀田家と同じですね。




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2007年10月17日

ホリフィールド、5度目の戴冠ならず!

内藤-大毅戦からもう一週間。いまだに連日各マスコミが大きく亀田家の反則問題を取り上げています。昨年8月の長男興毅の世界奪取の時もかなり騒がれましたが、今回はそれを遙かに上回っています。世界一を決める舞台で、あのような卑劣な行為を連発したのだから、仕方ないと言えば仕方ないですが、日本のマスコミの性格がよく表れていますね。

1999年レノックス・ルイス初戦 サイン会
(この写真は、1999年レノックス・ルイスとの第一戦時、電気屋でのサイン会に訪れた時のもの)

この辺で亀田問題はひとまず置いておいて、週末にモスクワで行われたWBOヘビー級戦、スルタン・イブラギモフ対イベンダー・ホリフィールドについて少し書いてみたいと思います。ブログを読んで下さっている方はお気づきかと思いますが、ホリフィールドは私が好きな選手の一人です。基本に忠実な正統派スタイルに加え、どのような困難な状況でも勝負を諦めない闘魂が、この選手の最大の魅力だと思っています。体が小さく、パワーもやや欠ける面がありますが、精神力でそのような欠点をカバーしてきたのが、ホリフィールドです。これらの欠点に加え、2日後には45歳の誕生日を迎えるホリフィールドには、年齢という大きなハンデも背負いながらも、戦うことを止めません。

試合を見て、先ず思ったことは、ホリフィールドの出来の良さでした。とても45歳とは思えない身のこなし、反射神経でした。判定で敗れはしたものの、内容的には見せ場も作り、決して一方的な展開ではありませんでした。彼が初めてプロの世界で世界一になったのは、21年前の1986年でした。クルーザー級時代から初めてヘビー級王座を獲得した頃までは、スピード豊かなボクサーファイターで、キビキビとした攻防はまさに軽量級のものでした。先日の試合では、さすがにパンチも体の動きもスローになっていました。90年代前半までのホリフィールドなら、瞬間の隙も逃さずに連打を叩き込めたところが、力を込めた一発のパンチでしか対応できませんでした。上にスローと書きましたが、以前が超高速だった為、それと比較するとスローになっただけで、まだまだ現在のヘビー級の世界標準レベル以上のスピードは持っているように感じました。

解説の小泉氏も述べられてましたが、一時期の力みすぎるスタイルから、リラックスしてタイミングを重視し柔らかいボクシングへと変化しているようにも感じました。ヘビー級では、体力やパワーといった「力」のファクターが非常に重要視され、タイソンやホリフィールドのような体の小さな選手には、年齢による戦力ダウンがより顕著になるというのがボクシング界の常識でした。あの最高齢記録のジョージ・フォアマンが、時代を超えて活躍できたのは、彼の生まれ持った大きな体と一発パンチのお陰だとも言われていました。しかし、ホリフィールドは、ヘビー級においてもパワーに頼らずとも、長寿ボクシングが出来ることを証明しているように思います。長年培ってきたテクニック、駆け引き、ペース配分などを高次元でまとめ、力の衰えをカバーしています。

ホリフィールドに出来るのだから、タイソンにも長寿ボクシングが可能ではないか?と思われる方もいるかもしれませんが、私は、タイソンには無理だと思います。彼は、あまりに身体能力に優れていたため、若い頃からテクニックや駆け引きを習得する姿勢を欠けていたと思います。単純に相手よりも速くて強いパンチを打ち込む、フィジカル偏重のスタイルだったため、その自慢の身体能力に衰えが見え始めると、一気に戦力が激減する典型です。やはりボクシングは、身体能力だけでは勝てません。精神力も極めて重要で、恐怖心を克服し、相手に打ち勝とうとする闘争本能も必要です。また、熱くなり過ぎて我を忘れないよう、冷静に相手の出方、戦略を読み取る冷静さも非常に重要です。そして、やはり頭の良さも勝敗を大きく左右します。相手の癖などをいち早く読み取り、いかに自分のペースで試合を運べるかを分析する能力が無ければ、なかなか勝てません。

私が思う、強いボクサーに必要な能力
1.身体能力(あるに超したことはない。)
2.精神力(熱くなりすぎない冷静ない逃走本能。)
3.戦略力(試合前、試合中に、相手を攻略する術を効率よく見つける。)
4.決断力(一度決めた(作戦、秘策のパンチなど)ことは、必ずやり遂げる。
5.技術力(攻防の技術だけでなく、試合の流れを引き寄せるようなテクニックなども含む。)

名選手と呼ばれるボクサーは、やはりどの項目も高いレベルでまとまっていると思います。勿論、タイソンのように、1番の身体能力があまりにずば抜けていると、その他の項目がいまいちでも、十分に強いのですが、普通はこれらの総合力を高めて初めて強くなれると思うのですが、どうでしょうか?

ホリフィールドの場合(10点満点)
1.身体能力:8点
2.精神力:10点
3.戦略力:7点
4.決断力:10点
5.技術力:9点

ホリフィールドは既に現役続行を表明しています。今の状態なら、WBC正規王者のマスカエフあたりとなら十分に勝機があるでしょう。まだまだホリフィールドのボクシングを観たいです。




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2007年10月15日

ボクシングは、芸術。

亀田一家への処分が決まりました。JBC(日本ボクシング・コミッション)にしては、よくやった方だと思います。今まで数多くの問題を起こしてきた父史郎氏にようやく厳罰が下されたことは、日本ボクシング界の威厳を守ったとも言えるでしょう。ボクシングはスポーツなのだから、当たり前の判断ではありますが、今までは興行主にはなかなか逆らえないような空気もあり、亀田家を野放しにしてきた責任は当のJBCにもあると私は思います。

父史郎氏の、「無期限セコンドライセンス停止」は、ちょっと曖昧ではありますが、改心し素晴らしい人間性をもってボクシングに取り組むようになったときの為に、復帰のチャンスを残しておくことは悪くないのかもしれません。しかし、いつまでもボクシングと喧嘩の区別もつかないようでしたら、2度とボクシング界に復帰させるべきではありません。

次男、大毅の「一年間ボクサーライセンス停止」は、甘いという人も多いですが、ちょうどいいかなと個人的には思います。今までの生活を改め、精神修行などを通して、人間的に成長させて欲しいです。その為にも、先ず父親から離れて、ボクシング以外の世界を知ることも有益だと思います。

長男、興毅の「厳重注意」というのは、甘いような気もします。今までの彼の反則ぶりも加味すれば、半年程度のライセンス停止でもおかしくはない。

今回の処分で、彼らがどのように変わるのか。まずそこに注目してみたい。もし変化がないのであれば、2度とボクシングには関わって欲しくない。自分たちで新興格闘技団体を作ればいい。協栄ジムの金平会長も、さすがに今回の件で亀田家とは縁を切る覚悟を決めたのではないでしょうか?亀田応援団であるTBSは、どうするのでしょうか?亀田から足を洗うのでしょうか?

最後に、亀田からボクシングを見始めた方へ。「ボクシングは、芸術。」とよく言われることをご存じでしょうか?誰が言い始めたのかは知りませんが、私にはボクサーとボクサーが、人生を背負い勝利に向かって激しくぶつかり合っている魂を感じることがあります。その魂のぶつかりが、芸術に通じるものがあるように思います。また、ボクシングというスポーツは、一瞬のスピードとタイミングで試合の流れが全て変わってしまうというドラマ性を大きく含んでいます。この筋書きのないドラマも、芸術性を高める手助けをしているのではないでしょうか。

ファイティング原田氏がよく言われてますが、二人のボクサーが精一杯殴り合った後、抱き合うシーンをよく見ますが、何故だか分かりますか?ボクシングは、憎み合って相手を殴っているのではありません。むしろ、パンチの交換を通じて、お互いの頑張りを認め合い、尊敬しあっているのです。先日の内藤対大毅の試合、勝敗を無視し内藤に肉体的にダメージを与えた大毅、そしてそのような指示を出した父史郎氏、興毅は、ボクサーとは言えないのです。彼らはボクシングではなく「けんか祭り」を開催したいだけの人間ですから。




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2007年10月13日

亀田家の処分について

数多くのご意見を「ボクシング・ジャーナル」に頂いております。誠に有り難うございます。十分な時間がとれず、皆様のレスに対し、返答できないことをお許し下さい。本日は、今回のWBCフライ級戦、内藤対亀田大毅の試合の総括として、今現在の私の意見を述べさせていただきます。

今までこのブログを通じ、いかに亀田家がボクシングという素晴らしいスポーツを汚してきたかを述べてきましたが、今回の件でようやく世間もマスコミも亀田家の不正に気づいたようです。反則技を連発した大毅本人は勿論、コーナーで反則を指示したとされる父親史郎氏と長男興毅も、当然然るべきペナルティーを課せるべきだと思う。今まで亀田家の傍若無人な振る舞いを許してきたJBC(日本ボクシング・コミッション)もさすがに何らかの動きをするでしょう。

私の個人的な考えですが、大毅は一年間のライセンス停止が適当ではないでしょうか。今年日本で行われたWBAフライ級戦、正王者パーラーは試合前の計量に失敗し王座から陥落し、WBAはパーラーのライセンスの一年間停止処分したことが記憶に新しいです(体重超過と故意の反則技の連発の罪を比較することは難しいですが)。次に、父親の史郎氏ですが、昨年の大毅対サンチェス戦後の乱闘騒ぎや今年3月の興毅対モラレス戦後、レフリーに対し恫喝など、既に2回もJBCより厳重注意を受けている身ですので、さすがに今回の件ではライセンスの剥奪は当然だと思います。また、モラレス戦後の注意では、「次に問題を起こした場合、史郎氏の関わる試合には、一切JBCの役人を派遣しない。」という内容でしたから、ライセンスの永久剥奪があっても何ら問題はないと思います。最後に、長男興毅ですが、反則をするような助言をしていないという苦しい言い訳をしていますが、やはり大毅や父親ほどではなくても、何らかの処分は必要です。(何より、興毅自身が反則ばかり目立つ選手ですから、あれらの反則技は亀田家の裏技だと思います。先日の大毅が見せた太もも打ちや金的、そして押し倒しなどは興毅が得意とする反則技ですから。)

正義または本物(内藤)が悪または偽物(亀田家)を破り、今まで亀田家に荒らされてきたリングを正常な状態へと戻した今、JBCもここは強い姿勢で臨んでもらいたい。大手ジムの選手だからといって、処分を甘くするようなことだけはしないでもらいたい。「ばれなければ、何をしたって良い。」「どんな手を使ってでも、金を稼げれば良い。」そういう風潮が間違っていることを、今の子供達の意識に植え付けてもらう意味でも、きっちりとした判断を望みます。

亀田家の家族全員が団結していることは、家族崩壊が多いとされる今、それは素晴らしいことだと思います。しかし、和田アキ子が言うように、父親の教育がなっていない点が、問題だと思います。興毅は二十歳、大毅ももうすぐ一九歳。親から離れ、自分たちの力で生きる道を見つけ、成長してもいい時期でしょう。生活も親から離れ、勿論ボクシングも他のトレーナーから習うようになれば、人間的にも変わってくるかもしれません。何より、彼らはまだまだ若い。今こそ、父親から離れるべきだと思います。(出来れば父親には、ライセンス永久剥奪だけでなくボクシング会場、練習場入場禁止など徹底した方がいいように思います。)




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2007年10月11日

亀田大毅、ボクシング出来ず!

やはり大方の予想通り、大差のついた試合になりました。また、私が恐れていた、相撲なのかプロレスなのかよく分からない場面も見られました。ボクシングの世界戦としては、全くレベルの低い試合になったことは確かです。大毅の力量が世界レベルどころか(彼は宇宙一のパンチと言いますが)日本チャンピオンレベルにも達していないことが一つ。次に、大毅が亀の子ガードで閉じこもっている上、異様なほど前傾姿勢でボディーを遠距離に置くスタイルのため、内藤にはやりづらい面があったのだと思う。

試合自体、勝敗ははじめから分かりきっていたため、いつ内藤のパンチが大毅に炸裂し倒すのか、それだけに注目していたのですが、それは上に書いた大毅の倒されない戦い方のため、実現されませんでした。これも観ているものにとっては、やや不完全燃焼感がありました。

それでも、試合内容はともかく、ようやく真実が国民の皆さんにもわかり始めたのではないかと思い、記念すべき試合になったことは確かです。

1.亀田の不人気ぶりが明らかに!
2.マスコミによって似非スターボクサーが作ることが出来ること!
3.まじめにコツコツと努力を積み重ねることの大事さを改めて教えられた!


有明のほとんどのお客さんは、内藤サイドだったと思います。これからの亀田家の興行は、さらに厳しいものとなるでしょう。これからは、亀田という名前だけでは金を稼げず、今回のように日本人選手を相手にするなど方向転換を図ることでしょう。

亀田家にしては、今日の結果は大満足だったと思う。倒されないで、最後まで立っていれたのだから。しかも、世界チャンピオンを相手にして。しかし、大毅は、倒されない戦いをするが、決して勝てるボクシングが出来ない選手でしかないことも、世間の人には知ってもらいたい。そのような選手は、アメリカでは、著名選手の調整試合の相手を務めることが多いです。今日の大毅は、まさにそういった調整試合にもってこいのタイプの選手と言えます。今後は、地道に日本ランカーとの試合などから始めてもらいたいものです。いままで、いかに楽してきたかが分かるはずです。




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2007年10月08日

パッキャオ時代はいつまで続く??

情報断ちし、WOWOWでパッキャオ対バレラ2を観ました。第一戦の猛烈なパッキャオのイメージがあるせいか、今回の再戦はテクニカルな面が目立ち、豪快なパンチの応酬といったスリリングさはやや欠いた試合になったように感じました。それも、バレラが慎重にパッキャオの最大の武器である左ストレートに細心の注意を払っていたことが最大の要因でしょう。パッキャオももっと勢いよく攻め込みたいところで、上手くバレラに軽いパンチをあわされ、いつもの波状攻撃を遂行出来ませんでした。

パッキャオの攻めが雑と言えば雑ですが、ディフェンスも上手いバレラが、攻めることよりも打たせないことを重視すれば、そう簡単にパンチを当てることは、誰にも出来ません。パンチのヒット率は悪かったパッキャオですが、やはり空振りをするだけでもスリルが味わえました。まるで大昔のアニメのロボットのようなロケットパンチが、遠くにいる相手めがけて飛んでいくかのような勢いはいまだに健在でした。

私の採点では、117-110となりましたが、有効なクリーンヒットというよりも攻勢点で稼いだといっていいでしょう。あれだけプレッシャーをかけ続け攻める意志を見せつけられれば、お互いにクリーンヒットは少なくとも、ポイントはパッキャオに流れてしまいます。パッキャオの勢いが、ベテランの味を殺したのでしょう。

パッキャオも今年12月で29歳になり、体力的なピークは過ぎ去ろうとしています。エネルギー溢れる若さのボクシングは、もう長くは続けられないでしょう。パッキャオの最大の武器は、解説の浜田氏がよく言われるように、突進力だと思うのです。その突進力が弱まったときに、どのようなボクシングを見せるのか?これからの課題でしょう。バレラは、攻撃ボクシングからアウトボクシングも一流のオールラウンダーへと見事な変身を遂げた代表的な選手です。パッキャオには、そのような器用さは持ち合わせているとは思えないため、あとどのくらい強いパッキャオが見られるのだろうかと、ちょっと心配な面もあります。私が好きだったフェリックス・トリニダードと同じく、年齢を重ね階級を上げても巧さではなくパワーでぶつかっていくタイプですので、年齢による衰えはより大きな影響が出ると思います。アジアの星として、一日でも長く、世界のスターとして頑張ってもらいたいものです。




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2007年10月04日

内藤-大毅は、試合になるのか?

夢の対決、安定王者ポンサクレックを番狂わせで破った内藤とお騒がせ一家の次男坊大毅が対決する、WBCフライ級タイトルマッチまで、あと一週間となりました。試合が近づくにつれ、盛り上がりを見せるのかな?と当初思っていたのですが、見事なまでに静かですね。以前は、試合がなくてもテレビ局が亀田家のニュースを流していただけに、世界戦を前にこの盛り下がり方が、亀田家の商品価値の下落を現していると言えます。

盛り上がりに欠けるのは、何も亀田家の価値下落だけではなく、ただ単にボクシングの試合としての魅力に欠けるというのが、我々ボクシング・ファンの本音だと思います。興味は一点、「亀田兄弟が、どのような負け方をし、どのような言い訳をするか。」に尽きると思います。

ただ、亀田一家も馬鹿ではないので、何らかの仕掛けをしてくるかもしれません。まともにボクシングをすれば、勝ち目がないことが分かっているからこそ、何かをしでかしそうで怖いです。例えば、ボクシングを喧嘩と捉えている父史郎氏のことですから、自分が勝手に決めたルールで試合を行うかもしれません。つまり、反則などなんでもありの喧嘩状態。頭から内藤の鼻あたりをつぶしに掛かり、兄弟得意の相撲技で押し倒したり、投げをうったりするかもしれません。ボクシングのはずが、相撲なのかプロレスなのかよく分からない、めちゃくちゃな展開に持ち込み、内藤の体力を奪ってから、勝負に出るかもしれません。

あと考えられるのは、上の例とは逆で、はじめボクシングらしい試合をするも、勝ち目がないと分かった時点で反則の連続技で、反則負けを狙う方法。反則負けなら、「試合に負けたんちゃう。レフリーに負けたんや!」と言って実質無敗を宣言してしまうケースもあります。

世界戦を前に、この意外な静けさは、亀田ボロ負けのショックによる、商品価値の下落を最小限に留めたいTBS側の思惑もあるのかもしれません。戦前に宇宙最強!と煽りに煽って内藤に子供扱いされては、今まで積み重ねてきた努力が水の泡となってしまいますからね。




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posted by cutepizza |00:41 | 亀田一家 | コメント(137) | トラックバック(6)
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