2006年11月29日

おかえり、ビリー!

昨晩、ビリー・ジョエル11年ぶり単独来日ツアーの初日を見に行ってきました。いまだにその興奮が冷めず、朝の4時に目が覚めてしまいました。コンサート前日も、やはり興奮のため、あまり寝付けなかったので、頭がぼんやりとして夢を見ているような錯覚です。

今回で通算5回目の生ビリー。しかし、日本でのビリーは、今回が初めて(そして恐らくこれが最後??)。

私のビリー・コンサート歴
1.1994年7月12日、フィラデルフィア(セットリスト http://www.billyjoelfan.com/Concerts/Dates/1994/07-12.shtml)
2.1999年4月20日、ニュージャージー(セットリスト http://www.billyjoelfan.com/Concerts/Dates/1999/04-20.shtml)
3.1999年12月31日~2000年1月1日、ニューヨーク(セットリスト http://www.billyjoelfan.com/Concerts/Dates/1999/12-31.shtml)
4.2002年2月17日、フィラデルフィア(セットリスト http://www.billyjoelfan.com/Concerts/Dates/2002/02-17.shtml)

ご覧の通り、全て東海岸でのコンサート。つまり、ビリーのホームグランドでの熱狂的なコンサートばかりでした。そして、はじめての日本公演の感想は、、、、、、、すばり、負けず劣らずサイコー!でした。

2002年2月のコンサートの時、私はステージ正面のかぶりつきから5,6番目という絶好のポジションで見たためか、ビリーの表情がはっきりと見え、体調の悪さまでも伝わってきたくらいでした(事実、このフィラデルフィア公演のあとのニューヨーク公演では、コンサート自体が体調不良のため延期となりました。)その後、アル中のリハビリを兼ねて入院治療をしたりして、体調の回復を図ってきたビリー。ダイエットにも成功し、今でも太っていますが、健康的なビリーが復活。そして、2006年、久しぶりの全米、ワールドツアーを敢行するに至りました。

昨晩のパフォーマンスも、57歳という年齢は全く感じさせない、パワフルそのもの。声も非常に伸びており、このあたりからも彼の状態の良さが分かりました。バンドメンバーは、30年来のドラムスのリバティーが外れた以外は、ベースを除きいつもの固定メンバー。みんな若い。歳をとらない!なぜだろう?音楽の力があるに違いない。私も、昨晩、ビリーからパワーをもらい、高校時代のエネルギー感を思い出したくらいですから。

昨晩のセットリスト(曲目)の発表は、ここでは控えさせていただきますが(これからコンサートに行かれる方の楽しみが減らないように)、全盛期の70年代の名曲、佳曲が、比較的多く、バランスのいい選曲だったと思います。日替わりで演奏曲目を変えていくと宣言していますので、どれだけレアな曲を披露してくれるのか、今後行かれる方には楽しみが多いですね。

今回、プロモーター先行予約発売開始直後にチケットを購入したにも関わらず、座席位置は一塁バックネット裏寄りのかなり後方でした。スタンドでの鑑賞は、久しぶりでしたが、思ったよりも音が良かったです。予想外でした。こんなことなら、隠し録音機材を持ち込めば良かったかな?と少し後悔。(アメリカ、ニュージャージーにある、Soundprofessionals http://www.soundprofessionals.com/というところから、専門のマイク、外部バッテリーなどを揃えることが出来ます。中には、笑えるアイテムもあります。)日本公演なので、Sylphレーベルかどこかが来日公演CD-Rを発売するでしょうから、彼らの商品を買うことにします。ブートレッグ(海賊盤)の業者は、音楽をあまり分かっていないのか、バランスの非常に悪いマスタリングをするケースが多いです。多い失敗例は、クリアーさを目指しすぎて、低音部の大幅カット、そして高音部の異常な強調のため、スカスカの薄っぺらの音にしてしまうことです。こういう音作りが嫌いなので、ブート購入後、やはり自分なりにスペクトルを解析し、デジタル・リマスター処理をすることになるでしょう。コンサート音源をより臨場感のあるものにする作業も、私の趣味のひとつです。

話が飛んでしまいましたが、これが最後の来日ツアーとなる公算が非常に高い今回。ビリーの熱烈なファンではなくても、一度は聴いたことのある曲は数多いと思います。そんなビリーにあまり馴染みのない方達に、是非今回のツアーに参加していただきたい。これが人生最後のチャンスです。昨晩は、東京公演初日のせいか、客席はほぼ満席でした。3階席にやや空席がありましたが、これほど人が集まるとは、さすがはビリー・ジョエルです。世界ではじめて発売されたCDにも、彼は登場しています。当時の彼がいかに世界のスーパースターであったかを物語っていると思います。

例え新作アルバムを作らなくても、昔の名曲だけでこれだけ人を集めることが出来るのですから、今回が最後とは言わずに、3年毎に来日してもらいたいですね。東京ドームのような大きな器でなくてもいいです。ビリーさん、宜しくお願いします。



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2006年11月27日

ボクシング・ワールド誌

リニューアル「ボクシング・ワールド」誌の第2号である12月号を手に入れました。大手書店だったためか、10冊くらい棚に置かれていました。ぱっと一通り目を通しただけですが、やはり今号も予想通り、以前と全く変わらない編集内容でしたね。コラムの充実ぶりと情報の豊富さは素晴らしいと思うし、ボクシング・ファンならば誰もが興味を持つ雑誌であることは間違いない。

しかし、あまりボクシングを知らない人、興味を持ち始めた人にとってはどうなんだろう?いまや専門誌を買わずとも、多くの情報がインターネットを介し、いち早くしかも無料で手に入る時代。新たな購買層の獲得は、今のままでは難しいように思う。何度かこの件については書いてきたが、あまり解決策は浮かばない。

案
1.雑誌もインターネットの掲示板のように、読者からの投稿、意見に多くページを割く。

例えば、毎月テーマを決めて、そのテーマに関する論文(?)を読者から送ってもらい、雑誌に載せる。今のような漠然とした読者投稿欄2ページとは違い、テーマを定めてページ数も増やせば、色々ディープな意見が出てきて、面白いに違いない。何より、自分の意見が雑誌に掲載される可能性が高いと、雑誌に対する愛着も増える。

2.前回も提案したが、ボクシングDVDの付録を付ける。20年ほど前、私がボクシングにのめりこんだ頃、映像ではなく記事だけだが、海外の怪物を知ることが出来るのが嬉しかった。しかし、今やインターネット時代、ニュースなどは瞬時で配信される。雑誌では、速度が遅すぎて、新鮮さを期待できない上に、無料ではない。しかし、このネット時代でも、まだまだ映像にかんしては、開拓できていない。著作権の問題があるかと思うが、1.国内外のホープを紹介する映像。2.過去の名勝負集、などを付録とすれば、ボクシング・ファンならずとも格闘技好きの人間ならば一度は見てみたいと思うだろう。世界のスーパースターを見る機会のない日本の一般ファンは、彼らのパフォーマンスに度肝を抜かすだろう。

今ひらめいたのはこのくらいだが、ネットには出来ないことをしていかないと、版元を変えても、結果は変わらないと思う。長年、同じ編集作業を行っていると、なかなか新しいことを始めるのは億劫だ。しかし、ここは勇気を出して、大変革を望みたく思う。(一ファンの勝手なお願いですが。)



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2006年11月23日

西澤さん

何故だか西澤さん、と西澤ヨシノリ選手をさん付けで呼んでしまう。知り合いでもないのに、年上の上司的な存在だからでしょうか?

西澤選手のことを初めて知ったのは、彼がデビュー間もない頃(89年ごろだったと思います)、深夜放送のボクシング特集内でのことでした。彼は、笑顔で将来の夢、「世界チャンピオン」と宣言していました。当時、「ミドル級で世界チャンピオンなんて、なれるわけ無いのに。現実的ではないな。」と正直私は思っていました。しかも、このテレビ出演後、94年まではまさに彼にとっては暗黒の時代が続きました。その間の戦績は、12戦2勝8敗2分という散々なもの。普通のボクサーなら、とっくに引退を考えているような記録です。

西澤選手ほどのセンスや運動能力を持った選手は、日本国内にどこにでも居るでしょう。しかし、彼ほど純粋にボクシングを愛し、世界一を夢見続ける気持ちを持つ人間は、なかなか居ないに違いない。30代になり、勝率もアップし始め、日本タイトル、OPBFタイトルを獲得と、世界一への階段を登り始めます。そして2004年には、念願の世界タイトルに挑戦します。このときも、西澤さんには失礼ですが、長年頑張ってきた西澤さんへの慰労の「記念挑戦」に過ぎないと思っていました。しかし、西澤さんは、映画ロッキーのようにチャンピオンからダウンを奪う善戦を見せました。アンソニー・マンディンへの初挑戦は、5回TKOで敗れましたが、私は心から感動しました。やはり夢を追い続ける者の強さを、西澤さんから学んだように思います。そして同じ年、今度はWBC王者のバイエルに挑戦しました。なんとこの試合でも西澤さんはチャンピオンからダウンを奪いました。結果は判定負けでしたが、西澤さんは、多くの負け試合を通じて、世界にも通用するパンチを体得していたのでしょう。努力に勝る才能は無いと、また西澤さんから学びました。

周りが何を言おうとも、最後は自分自身が決めること。自分の才能を信じているのならば、目標に向って突き進めるかどうか?その信じる力が強ければ強いほど、夢が現実のものへと近づいてくる。少しでも迷いがあれば、その前進する力が弱まり、最後には夢を諦めることになってしまう。なかなか、西澤さんほど、夢を追い続けることは難しいですが、挫けそうになったときは、西澤さんのことを思い出し、自分も気を引き締め頑張りたいと思います。

最後に、40歳でのOPBFライトヘビー級王座奪取、おめでとうございます。もう一度、世界の舞台で西澤さんの活躍を見てみたいものです。



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2006年11月21日

パッキャオ対モラレス第3戦、TV観戦記

まさかパッキャオが序盤で歴戦の雄、モラレスを仕留めるとは思わなかった。パッキャオのKO勝ちを予想はしていたが、後半までもつれると思っていた。モラレスは、リベンジと自らのボクサー人生を賭けて、この大一番に臨んでいたはずだった。そのモラレスをいとも簡単に葬り去るパッキャオの爆発力には、ただただ脱帽するしかない。

フレディ・ローチが言うように、今回の試合ではパッキャオの右フックが効果的だった。カウンター気味に、鋭く以前よりも強く打つようになった。右を強くしたことで、本来の主武器である左が弱くなるということも無く、右でも左でも倒せるように進歩した。ディフェンス・スキルも、以前に比べ遥かに上達しているし、世界のスターになっても成長し続けること自体が驚異的だ。

しかも、噂では、練習嫌いで、ビリヤードにはまっていると聞くが、やる時はやっているのだろう。もしかするとあの爆発力の源は、普段のリラックス生活から来ているのかもしれない。ボクシングだけでなく、我々の普段の生活も、メリハリをつけて、抜く時には抜かないと、いざという時に疲れすぎて頑張りが利かなくなる。パッキャオ先生を見習って、思いっきり遊んで、思いっきり働きたいものだ。

さて、モラレスだが、やはり長年の歴戦の疲れがあるのだろうか?万全の調整で挑んだにも関わらず、パッキャオのパンチに耐えることが出来なかった。以前の彼なら、あれほど簡単にダウンするなど考えられなかった。やはりもう潮時かもしれない。勇敢な試合をもう見られなくなるかと思うと寂しいが、仕方あるまい。多くの名勝負を見せてくれて、本当にありがとう。お疲れ様と言いたい。



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2006年11月18日

パッキャオKO勝ちか?

正直、この第3戦が必要なのか、疑問は残るところだが、やはりこの両者のネームバリューを考えると、需要はまだまだあるのだろう。常識的に考えると、連敗中のモラレス、しかも前回はパッキャオに屈辱的なKO負けを喫し、第3戦も不利な予想は否めない。

モラレス側にプラスの要素があるとすれば、それは今回の試合に向けたコンディショニングだろう。専門スタッフとともに長期間にわたり、調整を続けてきたようだ。今回の計量前後の様子を見ても、今までの青白い病的な顔色とは違い、健康で元気そうに見えた。本当に体調が最高だとすれば、体、パンチのキレが最高のモラレスを見ることが出来るかもしれない。バレラ第二戦のような調子ならば、パッキャオは接近が困難になる。その場合、KOにしろ判定にしろ、モラレスのものになるだろう。

今回の私の予想は、パッキャオのKO勝ち。両者の第一戦、第二戦、ともパッキャオの左ボディーアッパーが相当有効だった。モラレスの最大の弱点がこのボディーであることは間違いない。パッキャオは、当然ここを狙うだろうが、モラレスが第一戦のように腰をくの字に曲げ、距離を置いた試合をする場合、なかなか決まらないはず。それでも、パッキャオのKOを支持するのは、逆説的だがモラレスの体調の良さが、彼本来の男らしい打ち合う試合に活路を見出すような気がしてならないからだ。こうなった場合、モラレスの大砲とパッキャオの速射砲の相性から、軽いが信じられないタイミングで連射してくるパッキャオのパンチの勢いが、モラレスを後退させる場面が多くなると見る。

難しいが、パッキャオの後半KO勝ちが、私の予想だ。



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2006年11月17日

長谷川、海外進出?徳山戦は?

今日のニュースを読む限りでは、長谷川選手は、それほど徳山戦に興味を持っていないように見える。(抜粋:長谷川選手「徳山さんと、やるやらんということより、海外でやりたい気持ちが強い」)

徳山陣営からの挑戦状を叩きつけられた形だったが、当の本人は乗り気ではない。金沢会長、千里馬会長、そして徳山選手自身は、この試合の実現を目指しているようにも見えるのだが、長谷川選手自身が、この試合に価値を見出せないのであれば、やる必要はないのだろうか?

今までの長谷川選手の発言から、強い選手との試合を望んでいることは伝わってきていたので、裏事情を知らない私には、当然、強い選手である、徳山選手の挑戦もすんなり受け入れるものと思っていた。なにより、日本ボクシング史に残るであろう、黄金カードであることは間違いないし、純粋に「どちらが強いか?」を楽しめる試合であると思う。そういう意味でも、今回の長谷川選手の発言は、意外だった。

もし、単に徳山選手との相性的に、戦いたくない相手だから、という理由であれば、残念に思う。チャンピオンは、どのような選手とも戦う義務があるはずだから。(勝てる相手、稼げる相手を吟味し、細かな契約条項を作り、試合を行っていた、キャリア後半のレナードは、個人的には全く好きではない。)長谷川選手の本音は、実際のところ、どうなのだろうか?内幕を知らないで、無責任なことを言うかもしれないが、やはり一ファンとして、この試合は必ず実現して欲しいと思う。幻の黄金カード「辰吉-鬼塚」にも勝るとも劣らない魅力が、このカードにはある。



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2006年11月16日

こども対決!デラホーヤ対メイウェザー

20061116-00.jpg

遂に夢の対決、スーパーファイト、「デラホーヤ対メイウェザー」戦が実現します。ここまで大物対決は久しぶりのように思う。いつ以来だろうか?中量級では、ハグラーレナード戦以来か?デラホーヤは既にピークを過ぎた選手と見る向きもあるが、やる気と調整次第では、まだまだ全盛に近い動きを見せると思う。逆に、試合数を減らしたことで、肉体的にはリフレッシュされているかもしれない。一方のメイウェザーだが、Sウェルターでの対応が未知数な点がマイナスに作用するかもしれない。また、デラホーヤを相手に、スピードで圧倒できるかどうかも疑問だ。衰えたとはいえ、デラホーヤもスピードのある選手。またディフェンススキルもメイウェザーに負けないものを持っている。ガッティやバルドミール戦で見せたような、一方的な展開にはなりそうにもない。今から、試合展開を想像するだけで、興奮してくる。

今日のトップページに、99年当時の二人の写真を載せたが、まさかこの二人の対決が実現するとは思っても見なかった。両者ともSフェザー上がりとはいえ、骨格的にメイウェザーがこの階級まで通用するとは、その当時想像すらできなかった。いまだに無敗を続けるメイウェザーだが、その実力に比肩する人気は獲得できていない。普段のふてぶてしい態度のためか、安全運転志向の試合内容のためだろうか?この試合で引退すると宣言しているメイウェザー。最後に、今までの集大成的なボクシングを見せてくれるに違いない。そこで初めて、彼のボクシングを理解し、歴史的な評価が可能になると思う。伝説になるのか、それとも素晴らしいセンスとスピードを持った好選手だったと記憶されることになるのだろうか?



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2006年11月14日

長谷川、イーグル、ダブルV3成功!

長谷川、イーグルとも、決して試合前に予想されたほど楽なものではなく、激闘の12ラウンドを勝ち抜いた、という印象が強かった。

長谷川選手、いまや7人の世界チャンピオンのなかでも、日本のエースとして認められているだけあって、その実力は歴代のチャンピオン達と比較しても、かなり上位に入るものを持っている。過去2回の防衛戦も、見事なKOでしたし、昨日もタイミングが良かったとはいえ、2回のダウンを奪うなど、ただテクニックとスピードで判定勝ちを狙うのではなく、常に倒すことを意識した試合振りにも好感が持てる。

昨日の試合、確かにちょっと泥臭い内容に見えるかもしれないがが、相手のガルシアの力量を考えると、それも仕方が無いかなと思う。ガルシアの勝ちたいという気持ちとボディーフックを中心とした執拗な攻撃力を12ラウンドにわたってかわし、カウンターを何発も打ち込み、そして時には自ら打撃戦に付き合うこともあった。メキシコの一流、世界一位を堂々と打ち破ったことは、それだけでも十分に評価が出来ると思う。しかも、長谷川選手自身、自分の弱点、欠点を素直に分析できるのだろう、常に進化を求める姿勢がある限り、きっとまだまだ名勝負を見せてくれそうだ。

徳山との試合が実現しそうな気配がありますが、これはまさにドリーム・マッチ。日本の生んだ超一流の世界王者同士の対決。若さと、勢い、スピードに勝る長谷川か?距離の魔術師、徳山か?徳山の力がそれほど衰えていなければ、やや徳山有利かと予想するが、やはり勢いの差は歴然としているかもしれない。いづれにせよ、試合結果は予想がつかないが、名勝負になることだけは分かっている試合だ。トップ同士の戦い、これが、ボクシングの醍醐味。

さて、イーグルの試合だが、超ハイライト編集で、詳細は分からなかった。しかし、そのハイライトを見ただけでも、激戦だったことは分かった。特に6回、あの深刻な2度のダウンから、よく盛り返せたなと、正直イーグルの精神力、負けん気の強さには、感心する。マヨール戦と違い、相手をなめていた部分がどこかにあったのかもしれない。しかし、悪いなりに、勝ちに持っていけるあたり、さすがに実力派と呼べる王者だと思う。このミニマム級は、新井田、高山と世界王者がいる。彼らとのハイレベルな試合も、やはり見てみたい。

最後に、オープン・スコア方式だが、どうなんでしょうね?昔からボクシングを見ているものにとっては、採点結果を知らずに、両コーナーがどのように戦略を立ててくるかを見るのも楽しみの一つだった。しかし、公式採点が試合中に分かるとなると、やはりその一種の駆け引きというものは無くなるだろう。イーグルにとっては、この方式により、恩恵を受けたのかもしれない。必死の攻めが功を奏し、なんとか勝つことが出来た。長谷川の場合、得点差を意識した動きが、12回に見られましたね。もし、採点が公表されていなかったなら、長谷川も流すことは出来なかったに違いない。一般視聴者にとっては、非常に分かりやすい方式だと思うが、私には、ボクシングの面白さが若干失われるように思えた。



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2006年11月10日

世界チャンピオン7人、ボクシング黄金時代?

日本に世界チャンピオンが7名も居るなんて、80年代後半の暗黒の時代からボクシングにはまった私にすれば、ちょっと信じられないくらいの大事件だ。7名の世界チャンピオン達は、それぞれ個性的で、勿論確かな実力も持っている。しかし、悲しいくらいに、ボクシング人気は低迷し続けている。世界チャンピオンが激増しても、それが全く人気に繫がらないのは何故だ??亀田が視聴率42%を叩き出したものの、その他の世界チャンピオンに対して、テレビ各局の対応は非常に冷めている。やはり、どんなに素晴らしいコンテンツも、世間に知られない限り、山に埋もれてしまうだけ。何故、ここまで、ボクシング人気は落ち込んでしまったのか?

何度もブログでも書いてきたので、ここには書かないが、ボクシングを愛する人間として、ボクシングの素晴らしさが世間に浸透しないことが、悔しい。しかも、新興の総合格闘技系が人気を保っていることから、ボクシングを好きになってくれそうな人間は潜在的にあるはずなのに、と思う。私が小学生の頃、具志堅が全盛期だった。今見ると、具志堅のボクシングは、非常にエキサイティングでどの試合も面白いのだが、小学生だった当時は、具志堅よりもアントニオ猪木のほうが何倍も強くて、超人だと思っていた。単純に、体が大きくて、技が豊富で、序盤は苦戦するものの、最後は逆転で勝利する、といった判りやすさが、小学生の私にはよかったのだろう。

現在の総合格闘技は、プロレスとは同じ扱いに出来ないが、やはりボクシングに比べて重量級の試合が多く、KOで試合が決まることも多いので、より分かりやすいのだと思う。ボクシングの魅力は、よほどボクシングの試合を見ていないと、伝わらないのだろう。一発のパンチの重さ(一発で試合が変わる、一発でそのボクサー人生が変わる)を理解できていないと、ボクシングの魅力の90%は伝わらないのではないか。他の競技のように、何度負けても、表舞台に上がり続けられるという、甘い世界ではない。元横綱の曙のようなことはボクシング界ではあり得ない。

来週の長谷川のV3戦にどの程度の注目が集まるだろうか?長谷川、イーグルと実力派の2人なら、一般人の度肝を抜くような試合を見せてくれそうな気がする。そして、特に、長谷川が勝った場合、V4戦として徳山との試合が組まれるかもしれない。純粋に、ボクシング・ファンなら誰もが見たい、ビッグ・マッチ。ボクシング・ファンでなくとも、名チャンピオン同士の対戦となれば、見逃せないだろう。亀田のようなキャラクター先行の売り込み方ではなく、ボクシングの試合でファンを増やせていければ、時間はかかるかもしれないが、必ずボクシングの素晴らしさは伝わるはず。TV、新聞などのマスコミを通じた宣伝活動も必要ではあるが、やはりその前にコンテンツの充実度を上げることが先だろう。国内戦でのライバル対決、夢の対決も、どんどん実現して欲しい。実現があまりないから、人気がここまで落ち込んだことを忘れてはならない。ジムの会長さんの気持ちも分かるが、長期的に、そしてボクシング界全体を考えれば、いい試合の提供が必要不可欠です。お願いします。



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2006年11月07日

高山、完勝!

高山選手、完璧な試合で勝利したようですね。観戦する環境が無いため、この試合を見ていないのですが、各ホームページのレポートによると、一回からペースを握り、終盤には対戦相手をメロメロにするほど圧倒し、KOまでは時間の問題かと思われたほどだったようです。最後は、偶然(故意?)のバッティングにより、負傷判定となってしまいましたが、9回までの採点ではフルマークで高山の勝利を支持。日本人が出場した世界戦で、これほどまでに大差の判定というのは、あまり記憶にありません。

高山選手、フィジカルトレーニングによる、パワーアップ、スタミナアップが功を奏したようで、素晴らしいコンディションでリングに上がれたのでしょう。自信満々で自分のボクシングを披露できた。ボクシングは、フィジカル面だけではありませんが、肉体的なコンディションが最高であれば、精神面も当然ですが充実するのでしょう。(精神面のコンディションが良ければ、フィジカル面のコンディションも良い、とはいきませんが。)

それにしても、暫定王座とはいえ、WBCに続きWBAも制したのは、快挙といえるでしょう。今後は、正規王者、新井田とのビッグマッチは大きな話題になるでしょう。日本人同士の世界タイトル統一戦は、薬師寺-辰吉以来。これに加え、WBCのイーグルとの統一戦なども実現すれば最高ですね。2007年の日本のリングは、戦国のミニマム、長谷川、徳山らのバンタムと楽しみの多い年になりそうですね。



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